JP2003345724A - 情報管理方法、情報管理システム、サーバ、端末及び情報管理プログラム - Google Patents

情報管理方法、情報管理システム、サーバ、端末及び情報管理プログラム

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JP2003345724A
JP2003345724A JP2002148221A JP2002148221A JP2003345724A JP 2003345724 A JP2003345724 A JP 2003345724A JP 2002148221 A JP2002148221 A JP 2002148221A JP 2002148221 A JP2002148221 A JP 2002148221A JP 2003345724 A JP2003345724 A JP 2003345724A
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JP2002148221A
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Toshiyuki Nakamura
俊之 中村
Naoya Yasugi
直也 矢杉
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービス享受者にサービスを提供する際に、
サービス享受者のプライバシを出来る限り保護すると共
に、サービス享受者側の事情の変化に的確に対応可能な
情報管理方法、情報管理システム、サーバ、端末及び情
報管理プログラムを提供する。 【解決手段】 事業者サーバ402から送信される質問
情報に基づいて、利用者端末403が、サービス享受者
404の個人情報に配慮しつつ回答を行い、この回答を
受信した事業者サーバ402がサービス享受者404の
分類を行い、この分類に基づいてサーヒス情報の提供を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報管理方法、情
報管理システム、サーバ、端末及び情報管理プログラム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】事業者が、そのサービスを享受する者
(以下、サービス享受者とする)の動向を調査する際、
サービス享受者の個人情報を活用することが効果的であ
ることが、近年注目されている。
【0003】従来のネットワークにおける個人情報のや
りとりについて図38を参照して説明する。図38は、
従来のネットワークにおいて個人情報のやりとりを示す
概念図である。
【0004】図38に示されるように、インターネット
などのネットワークを使ったビジネス環境においては、
サービス享受者3801〜3804の個人情報をもと
に、的確にサービス享受者の需要を捉え、迅速に個別対
応することが容易となっているため、個人情報のやりと
りは多くの事業者において用いられている。
【0005】サービス享受者3801〜3804は、事
業者3805からサービスを受けるために、プロフィー
ルや趣味、嗜好などといった自分自身に関する情報(個
人情報)を自らの意思によって、あるいはシステムによ
って自動的に提供するものである。
【0006】具体的には、アンケートへの回答やオンラ
イン購入などにおいて、サービス享受者が情報を提供し
ている。個人情報の中身は、住所や年齢、性別、家族構
成、物品購入の動機などがあげられる。
【0007】また、システムによって、自動的に個人情
報を提供している例としては、インターネット上のオン
ラインショップでの購買履歴や、ウェブサイトの閲覧履
歴などがあげられる。
【0008】事業者3805は、個々のサービス享受者
から集められた個人情報を蓄積、分析し、サービス享受
者の需要に合致するものを推測するなどして、新たな需
要を掘り起こして、次の購買行動へとつなぐといったマ
ーケティング活動に利用する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】個人情報による動向調
査は、個々のサービス享受者を特定することによって、
サービス享受者の需要に合ったサービスを提供している
が、それが逆に情報収集を行う上での問題となってい
る。この従来の個人情報のやりとりにおける問題点につ
いて図39〜図42を参照して説明する。図39、図4
0、図41及び図42は、従来の個人情報のやりとりに
おける問題点を示す概念図である。
【0010】まず、図39に示されるように、悪質な事
業者3905は、提供された個人情報を本来の趣旨とは
異なる目的で利用したり、他事業者へ漏洩したりする場
合がある。
【0011】個人情報は効率的な販促活動に大変有効で
あるが、事業に活用できるだけの個人情報を収集するた
めには相当数必要であり、多額のコストがかかるからで
ある。
【0012】個人情報の売買によって、売却(漏洩)す
る事業者は労せずして収入を得ることができるし、購入
する事業者は、個人情報を安価で手に入れることができ
るため、個人情報の漏洩は起こりやすいといえる。
【0013】また、ネットワーク上に個人情報を流す
と、ハッカーなどによって盗聴される危険が発生する。
SSL(Secure Socket Layer)な
どの暗号化技術などによって対策がとられているが、十
分であるとはいえない状態である。
【0014】情報を提供するサービス享受者3901〜
3904は、個人情報の漏洩によって、情報提供の対象
としていなかった第三者に監視されているように感じた
り、その情報を悪用されることによって、自分が不利益
を被るなどの不安を感じるため、個人情報の提供をため
らったり、購買行動をためらったりすることにつなが
る。
【0015】その結果、図40に示されるように、個人
情報を必要とする事業者4005は、悪質でない事業者
でさえも、サービス享受者4001から十分な個人情報
を収集できなくなるため、顧客の動向をつかみにくくな
り、提供するサービスの質、量が低下してしまう。
【0016】またそれによって、サービス享受者は、魅
力的なサービスを享受する機会が減少し、さらに個人情
報を提供することが少なくなり、悪循環を招くことにな
る。
【0017】また、図41に示されるように、事業者4
105の中には、ダイレクトメールなどのような手法に
よって、多数の広告情報受信者4101に情報を配信す
る者もいる。無作為に受信者を選び、電子メールなどに
よって、広告などの情報を一方的に送るものである。
【0018】このような手法は、事業者にとって効率が
悪いだけでなく、多くのサービス享受者にとっては不要
なメールを多数受け取ることになり、不愉快な思いをさ
せることになる。
【0019】一般的に迷惑メールと言われているものが
その例で、近年、社会的な問題となっている。
【0020】また、ダイレクトメールが増加することに
よって、受信者にとっては情報過多を生み、1通のメー
ルの価値を相対的に下げることとなる。このような情報
の有効性を下げるといった現象は、情報を提供する事業
者、情報を利用する受信者双方にとって不利益である。
【0021】また、サービス享受者の個人情報はいった
ん登録されると、変更されることは少ない。
【0022】しかし、個人の状況などは、動的に変化す
るものも多い。サービス享受者がサービスに対して高い
興味を持っていれば、自らがわざわざ登録されている情
報を更新するが、実際はそのようなことは少ない。ま
た、情報が頻繁に更新される場合には、ほとんど更新す
ることはないと言える。
【0023】そのため、図42に示されるように、事業
者4205は、サービス享受者4201の状況の変化を
自動的に検知することはできないため、サービス享受者
4201の状況が変わったとしても、サービス享受者4
201が事業者4205に通知しなければ、その個人情
報は更新されない。
【0024】すると、古い状態のままの個人情報をもと
にサービスが提供されることになり、新しい状態のサー
ビス享受者の需要に一致せず、無駄なサービスを提供す
ることになる。
【0025】ここでいうサービス享受者の状況とは、住
所や家族構成などといったあまり変わらないものだけで
なく、現在地や行動などといったしばしば変わるものも
含み、頻繁に変更されるような個人情報に対するサービ
スは、事実上できないと言える。
【0026】また、サービス享受者の意図しない個人情
報のネットワーク上への流出を防止するために、P3P
(Platform for Privacy Pre
ferences)という技術がある。しかし、この技
術は静的な情報の流出を防止することはできるが、動的
な情報に対応することはできない。
【0027】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
サービス享受者にサービスを提供する際に、サービス享
受者のプライバシを出来る限り保護すると共に、サービ
ス享受者側の事情の変化に的確に対応可能な情報管理方
法、情報管理システム、サーバ、端末及び情報管理プロ
グラムを提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る情報管理方法は、サーバが、質問を端
末に送信する質問送信工程と、前記端末から受信した回
答に基づいてサービス享受者を分類する分類工程と、該
分類工程により分類された前記サービス享受者に対して
サービスを送信するサービス送信工程と、前記サーバと
ネットワークにより接続された端末が、個人情報を個人
情報格納手段に格納する個人情報格納工程と、前記個人
情報格納手段に格納された前記個人情報に基づいて前記
質問に対する回答を生成する回答生成工程と、該回答生
成工程により生成された回答を所定の場合に前記サーバ
に送信する回答送信工程とを備えることを特徴とする。
【0029】また、本発明に係る情報管理方法は、前記
サーバから端末に送信される質問が、複数の回答の中か
ら少なくとも1以上の回答を選択する形式の質問により
構成されていることを特徴とする。
【0030】また、本発明に係る情報管理方法は、前記
回答に、回答無しの情報が含まれることを特徴とする。
【0031】また、本発明に係る情報管理方法は、前記
サーバが、巡回プログラムを用いて前記質問に対する回
答を収集する回答収集工程を備えることを特徴とする。
【0032】また、本発明に係る情報管理方法は、前記
端末が、プライバシ保護に関する定義をプライバシ保護
定義格納手段に格納するプライバシ保護定義格納工程を
備え、前記回答生成工程は、前記プライバシ保護定義格
納手段に格納されたプライバシ保護に関する定義と前記
個人情報格納手段に格納された前記個人情報とに基づい
て前記質問に対する回答を生成することを特徴とする。
【0033】また、本発明に係る情報管理方法は、前記
サーバが、前記質問に対する回答に対応したサービスを
示すサービスリストを前記端末に送信するサービスリス
ト送信工程を備え、前記端末が、前記質問に対する回答
に基づいて該サービスリストに示されているサービスを
前記サーバから取得するサービス取得工程を備えること
を特徴とする。
【0034】また、本発明に係る情報管理方法は、前記
サービス送信工程は少なくとも1以上のサービスを前記
端末に送信し、前記端末が、前記質問に対する回答に基
づいて、前記サーバから受信したサービスの中から必要
なサービスを選択するサービス選択工程を備えることを
特徴とする。
【0035】また、本発明に係る情報管理方法は、前記
サーバが、前記質問に有効期限を設定する有効期限設定
工程を備えることを特徴とする。
【0036】また、本発明に係る情報管理方法は、前記
サーバが、少なくとも1以上の質問に対する演算を行う
質問演算工程を備え、前記質問送信工程は、前記演算さ
れた質問を前記端末に送信し、前記回答生成工程は、前
記質問演算工程により演算された質問に対する回答を生
成し、前記回答送信工程は、前記生成された回答を前記
サーバに送信することを特徴とする。
【0037】また、本発明に係る情報管理方法は、前記
端末が、前記質問に対する回答を回答格納手段に格納す
る回答格納工程と、前記回答に基づく分類情報を分類情
報格納手段に格納する分類情報格納工程とを備えること
を特徴とする。
【0038】また、本発明に係る情報管理方法は、前記
端末が、他の端末に質問を送信する端末質問送信工程を
備えることを特徴とする。
【0039】また、本発明に係る情報管理方法は、前記
端末が、前記個人情報格納手段に格納された個人情報を
更新する更新工程を備え、前記回答生成工程は、前記更
新工程により更新された個人情報に基づいて質問に対す
る回答を生成することを特徴とする。
【0040】また、本発明に係る情報管理方法は、前記
端末が、前記質問を質問保持手段に保持する質問保持工
程を備えることを特徴とする。
【0041】さらに、本発明に係る情報管理システム
は、質問を端末に送信する質問送信手段と、前記端末か
ら受信した回答に基づいてサービス享受者を分類する分
類手段と、該分類手段により分類された前記サービス享
受者に対してサービスを送信するサービス送信手段とを
備えたサーバと、該サーバとネットワークにより接続さ
れた、個人情報が格納された個人情報格納手段と、前記
個人情報格納手段に格納された前記個人情報に基づいて
前記質問に対する回答を生成する回答生成手段と、該回
答生成手段により生成された回答を前記サーバに送信す
る回答送信手段とを備える端末とを備えることを特徴と
する。
【0042】さらに、本発明に係るサーバは、質問を端
末に送信する質問送信手段と、前記端末から受信した回
答に基づいてサービス享受者を分類する分類手段と、該
分類手段により分類された前記サービス享受者に対して
サービスを送信するサービス送信手段とを備えたサーバ
であって、個人情報が格納された個人情報格納手段と、
前記個人情報格納手段に格納された前記個人情報に基づ
いて前記質問に対する回答を生成する回答生成手段と、
該回答生成手段により生成された回答を前記サーバに送
信する回答送信手段とを備える端末とネットワークによ
り接続されていることを特徴とする。
【0043】さらに、本発明に係る端末は、質問を端末
に送信する質問送信手段と、前記端末から受信した回答
に基づいてサービス享受者を分類する分類手段と、該分
類手段により分類された前記サービス享受者に対してサ
ービスを送信するサービス送信手段とを備えたサーバと
ネットワークにより接続された、個人情報が格納された
個人情報格納手段と、前記個人情報格納手段に格納され
た前記個人情報に基づいて前記質問に対する回答を生成
する回答生成手段と、該回答生成手段により生成された
回答を前記サーバに送信する回答送信手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0044】さらに、本発明に係る情報管理プログラム
は、サーバを、質問を端末に送信する質問送信手段、前
記端末から受信した回答に基づいてサービス享受者を分
類する分類手段、及び、該分類手段により分類された前
記サービス享受者に対してサービスを送信するサービス
送信手段として機能させる情報管理プログラムであっ
て、前記サーバは、個人情報が格納された個人情報格納
手段と、前記個人情報格納手段に格納された前記個人情
報に基づいて前記質問に対する回答を生成する回答生成
手段と、該回答生成手段により生成された回答を前記サ
ーバに送信する回答送信手段とを備える端末とネットワ
ークにより接続されていることを特徴とする。
【0045】また、本発明に係る情報管理プログラム
は、質問を端末に送信する質問送信手段と、前記端末か
ら受信した回答に基づいてサービス享受者を分類する分
類手段と、該分類手段により分類された前記サービス享
受者に対してサービスを送信するサービス送信手段とを
備えたサーバとネットワークにより接続された端末を、
個人情報が格納された個人情報格納手段、前記個人情報
格納手段に格納された前記個人情報に基づいて前記質問
に対する回答を生成する回答生成手段、及び、該回答生
成手段により生成された回答を前記サーバに送信する回
答送信手段として機能させることを特徴とする。
【0046】このように、本発明によれば、個人情報そ
のものをサーバに送らなくても個人情報にマッチしたサ
ービスの提供ができる。
【0047】なお、回答生成工程により生成された回答
を所定の場合にサーバに送信する回答送信工程における
所定の場合とは、端末がサーバに対して回答を送信しな
い場合以外の場合をいう。端末がサーバに回答を送信し
ない場合とは、例えば、端末が質問に対する回答を行
い、この回答に基づいて、サーバにサービスを取得しに
いく場合や、端末が受信した幾つかのサービスから、端
末が回答に基づいてサービスを選択する場合等が考えら
れる。
【0048】また、例えば質問に対する回答をYes/
Noで答えるというように、サーバから端末に送信され
る質問が、複数の回答の中から少なくとも1以上の回答
(Yes/Noでの回答の場合は1つの回答)をする形
式の質問により構成されていることから、個人情報の隠
蔽を行うことができる。
【0049】また、回答に、回答無しの情報(No A
nswer)の情報が含まれているため、答えたくない
質問に対しても全体の回答数の把握を行うことができ
る。
【0050】また、サーバが、巡回プログラムを用いて
質問に対する回答を収集することから、個人情報の隠蔽
がさらに強化される。
【0051】また、端末が、プライバシ保護に関する定
義をプライバシ保護定義格納手段に格納するプライバシ
保護定義格納工程を備え、回答生成工程は、プライバシ
保護定義格納手段に格納されたプライバシ保護に関する
定義と個人情報格納手段に格納された個人情報とに基づ
いて質問に対する回答を生成することから、個人情報の
隠蔽がさらに強化される。
【0052】また、サービスを端末がサーバに取得しに
行く場合には、サービスを事業者が提供しなくても良
く、アプリレベルではネットワークが隠蔽できることと
なる。
【0053】また、端末が、質問とサービスをセットで
サーバに取得しに行くため、サーバに回答せずにサービ
スが受けられ、サービスを事業者が提供しなくても良
い。
【0054】また、質問に有効期限を設定する場合、メ
モリ削減の効果を得ることができる。
【0055】また、サーバが、少なくとも1以上の質問
に対する演算を行う質問演算工程を備えるため、過去の
質問に対する結果を生かすことができる。
【0056】また、端末が、質問に対する回答を回答格
納手段に格納し、回答に基づく分類情報を分類情報格納
手段に格納することで、端末上に、質問、分類情報を保
持することとなり、個人情報が端末以外に流れないこと
となり、より情報の隠蔽性を向上させることができる。
【0057】また、端末が、他の端末に質問を送信する
端末質問送信工程を備えることから、ユーザ間での情報
交換ができ、コミュニティでのインセンティブを向上さ
せることができる。
【0058】また、端末が、個人情報格納手段に格納さ
れた個人情報を更新する更新工程を備え、回答生成工程
は、更新工程により更新された個人情報に基づいて質問
に対する回答を生成することにより、動的な分類機能を
実現でき、タイムリーの分類ができ、端末の位置情報、
時間情報などに対応することができ、サービス性が向上
する。
【0059】また、端末が、質問を質問保持手段に保持
する質問保持工程を備えることから、卵的な質問を保持
することとなり、後から分類グループに入退室すること
ができることとなり、コミュニティのインセンティブが
向上する。ここで、卵的な質問とは、端末に保持されて
いる質問情報であり、条件が合致した後、質問として動
作を実行する(卵がかえる)ものである。
【0060】ここで、質問演算工程における質問に対す
る演算とは、過去にした質問に基づいて、質問同士を組
み合わせる(演算する)ことで、別のグループを構成す
るための機能である。これは図2において説明されてい
る。
【0061】また、質問は、必ずしも複数というわけで
はなく、単一の質問Aに対しての否定(NOT)なども
考えられる。
【0062】この質問演算工程における質問に対する演
算によって、過去の質問結果を生かせ、複数の質問が容
易にでき、データマイニングができる。
【0063】また、質問演算工程における質問に対する
演算は、機能使用上は、仮想空間内で行う。
【0064】ただし、実装上は、質問演算工程における
質問に対する演算はサーバで行い、例えば情報仲介サー
バを使うケースでは、この情報仲介サーバですべて実施
する。
【0065】また、端末を使用するケースは、実装上は
サーバで質問を作成し、端末に質問を新しい質問として
発行することになる。
【0066】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限
りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のも
のではない。
【0067】また、以下の図面において、既述の図面に
記載された部品と同様の部品には同じ番号を付す。ま
た、以下に説明する本発明に係る情報管理システムの各
実施形態の説明は、本発明に係る情報管理方法、サー
バ、端末及び情報管理プログラムの各実施形態の説明を
兼ねる。
【0068】(情報管理システムの概念図)まず、本発
明に係る情報管理システムの概念について図1、図2及
び図3を参照して説明する。図1、図2及び図3は、本
発明に係る情報管理システムの概念図である。
【0069】本発明に係る情報管理システムは、事業者
102に対してはサービス享受者101の匿名性を確保
したままで、動的に変化するサービス享受者101の状
況に合わせて、効果的にサービスを提供するためのシス
テムである。
【0070】このシステムにおいて、各サービス享受者
は、プロフィールなどの情報をもとに、オンライン上の
仮想ユーザ分類空間103における仮想グループに分類
される。
【0071】そして、事業者102は高い需要が見込ま
れるグループに対してサービスを提供することで、その
グループに参加している不特定の人がサービスを享受で
きるようにする。
【0072】事業者102は、分類グループについての
み知っていれば効果的なサービスを提供することができ
るので、各サービス享受者の個人情報については一切知
る必要もなく、サービス享受者101の匿名性は確保さ
れる。
【0073】事業者102はそのグループに関する必要
最低限の情報(グループに参加している人の数やその属
性情報など)のみを取得すれば、動向を知ることができ
る。
【0074】事業者102が効率よく顧客の動向をつか
めるのであれば同時に、不特定多数に広告配信を行う必
要が減るため、サービス享受者は無差別に送られてくる
不要なサービスが減少し、不愉快な思いをせずにすむ。
【0075】また、図2に示されるように、各々のサー
ビス享受者201,202,203は複数の属性を持っ
ているため、各属性に基づいた観点から分類される。
【0076】事業者205は、サービス享受者の参加し
ている分類グループを集合と見立て、AND、OR、E
XCLUSIVE ORなどの論理演算によって、より
細かな絞込みを行うことができる。
【0077】例えば、仮想ユーザ分類空間204におい
て、事業者205は、分類グループAと分類グループB
の参加者から、両方のグループに参加している人を選
び、複数の属性情報に基づいて絞り込まれたサービス享
受者に最適なサービスを提供するなどといったことがで
きる。
【0078】ここで、図2において、概念的な仮想空間
内と実装においては少し変わるが、質問=グループの演
算となる。
【0079】実装上は各個人が情報仲介サーバ内で特定
できるので、仮想ユーザ分類空間はサーバ内にあるとい
える。
【0080】しかし、情報仲介サーバを用いないケース
では、仮想空間内に分類グループが存在し、分類に属し
ているかどうかは、各端末しか知りえないので、質問の
演算=グループの演算であるが、毎度質問を端末に向か
って投げる事にはなる。
【0081】情報仲介サーバを用いる場合は、「サーバ
内の情報」=「仮想空間の情報」となる。
【0082】情報仲介サーバを用いない場合は、端末+
コンテンツ提供者のサーバで仮想空間を実現する。
【0083】また、図3に示されるように、各々のサー
ビス享受者301,302は、状況変化によって、動的
にグループに新たに参加したり、すでに参加しているグ
ループから脱退したり、別のグループに移ることができ
る。
【0084】個人情報が変更されると、自動的に状態が
変化したと認識し、仮想ユーザ分類空間303において
ユーザの分類の変更を行うため、位置情報や時間情報な
ど、サービス享受者301,302の状態が頻繁に変化
する場合でも、追随して適宜サービスを享受することが
できる。
【0085】(情報管理システムの第1の実施形態)次
に、本発明に係る情報管理システムの第1の実施形態に
ついて以下図面を参照して説明する。まず、図4に、本
発明に係る情報管理システムの第1の実施形態の構成図
を示す。
【0086】図4に示される情報管理システムでは、事
業者401と、事業者401に使用される事業者サーバ
402と、サービス享受者404に使用される利用者端
末403とが構成要素となる。
【0087】事業者サーバ402と利用者端末403と
は互いにネットワークにより接続されている。
【0088】事業者401は、サービス享受者404に
対して、主に情報などによってサービスを提供する者で
あり、広告配信業者などがこれにあたる。
【0089】サービス享受者404は、利用者端末40
3を用いて事業者401と情報交換を行い、サービスを
受けるものである。
【0090】利用者端末403は、サービス享受者40
4の個人情報を保持し、事業者401と通信する機能な
どを有している必要がある。利用者端末403の例とし
て、携帯電話、PDA、PCなどがあげられる。
【0091】ここでいう質問情報とは、事業者401が
サービス享受者404から情報を取得するための質問で
ある。
【0092】回答情報とは、質問情報に対してサービス
享受者自身の個人情報を参照して得られた情報であり、
個人情報の一部を加工したものということができる。
【0093】本発明においては、サービス享受者404
が事業者401に直接個人情報を提供するのではなく、
事業者401から提供される質問情報に対して回答情報
を送ることで、情報を提供する。
【0094】これによって、事業者401に必要以上の
サービス享受者の個人情報を教えること、個人情報その
ものがネットワーク上を流れることを防止する。
【0095】事業者401がサービス享受者から得られ
る情報は、質問に対する回答のみであり、事業者401
はそれに基づいてのみサービス享受者404をグループ
に分け、適宜サービスを提供する。
【0096】次に、図4に示される情報管理システムの
動作の概要について説明する。 (1)事業者401は利用者端末403に、質問情報を
送信する。利用者端末403は、端末上に保持している
個人情報を参照し、質問に対する回答を作成する。
【0097】(2)利用者端末403は、質問に対する
回答を事業者401へ送信する。回答を受け取った事業
者401は、回答に合致したサービス情報を検索し、見
つかれば利用者端末403へ送信する。
【0098】(3)利用者端末403は、事業者401
から送られるサービス情報を受信し、サービスを享受す
ることができる。
【0099】また、(1´)サービス享受者404が個
人情報を更新したり、利用者端末内外のシステムによっ
て自動的に変更された場合には、個人情報の変更を検知
した後、(2)以降の動作のみが実施される。
【0100】次に、本発明に係る情報管理システムの第
1の実施形態における利用者端末の内部構成について図
5を参照して説明する。図5は、図4に示される利用者
端末の内部構成のブロック図である。
【0101】図5に示されるように、本実施形態の利用
者端末502は、サーバ501と通信可能となってい
る。このサーバ501は、例えば図4に示される事業者
サーバ402であるが、後述する実施形態のように情報
仲介サーバが該当する場合もある。
【0102】また、利用者端末502は、サーバ501
から、グループ情報、質問情報、サービス情報を受信
し、回答情報を送信する通信手段503と、入出力部5
04と、演算部505と、メモリ部506とを備える。
【0103】また、図5に示されるように、本実施形態
の利用者端末502は、情報DB管理部507に管理さ
れる、質問情報DB508、回答情報DB509、個人
情報DB510、プログラム/データ511を備える。
【0104】図5に示される通信手段503とは、利用
者端末502がサーバなど外部と情報をやりとりするた
めの手段であり、例えば、サーバとの間で質問情報や回
答情報やサービス情報などといった情報を送受信するも
のである。
【0105】また、利用者端末502は、通信手段50
3を介してその他の機器などと通信することも可能であ
る。具体的には、インターネットによる通信や、近距離
無線通信、携帯電話による通信など、情報が正確に伝達
されるものであれば、その手段は問わない。
【0106】入出力部504とは、利用者端末502が
取得した情報や設定情報などを利用者にわかる形式で示
したり、利用者からの入力を受け付ける部位である。
【0107】利用者と情報の伝達ができるのであれば、
情報の形式は問わない。出力部の具体例としては、文字
や画像情報を表示する液晶ディスプレイや、機器の状況
を示すLED、音声出力を行うスピーカなどがあげられ
る。
【0108】入力部の具体例としては、タッチパネルや
キーボード、マウス、音量調節のつまみなどが挙げられ
る。
【0109】演算部505とは、各機能を(プログラム
を実行することによって)駆動、処理するための演算機
能をもつ部位である。一般にCPU(中央演算処理装
置)で構成される。
【0110】この演算部505では、個人情報更新検知
機能や回答情報作成機能などが実行される。
【0111】メモリ部506とは、演算部505がプロ
グラムを実行する実行エリア(RAM・ROMなどの記
憶素子)の部位である。利用者端末502の設定情報
や、通信によって取得された情報が格納される。
【0112】情報DB管理部507とは、さまざまなデ
ータ構成とデータ実体を管理する機能を持つ部位であ
る。
【0113】質問情報DB508とは、サーバ501か
ら送られた質問を保持しておく部位である。
【0114】個人情報が更新され、回答を再作成する際
に、回答済みの質問を再度参照するため、保持しておく
必要がある。
【0115】回答情報DB509とは、質問への回答と
して作成した回答情報を保持しておく部位である。
【0116】個人情報が更新され、回答を再作成した際
に、回答に差異がないかどうかを確認するため、保持し
ておく必要がある。
【0117】個人情報DB510とは、サービス享受者
が質問に回答するための情報を保持しておく部位であ
る。また、この個人情報DB510に例えば、サービス
享受者の分類情報が格納されるとしても良い。
【0118】サービス享受者は、公開してもよい情報と
そうでないものを定義する。また、サービス享受者本人
がその定義を随時更新することができる。
【0119】プログラム/データ511とは、本ハード
ウェアが機能するためのプログラムとデータ群を記憶す
る記憶部のことであり、OS(オペレーティングシステ
ム)や設定情報だけでなく、アプリケーションソフトや
それらに付随するデータもここに記憶される。
【0120】また、このプログラム/データ511に記
憶されるデータとして音声や画像情報も蓄積することが
できる。
【0121】次に、図4に示される事業者サーバの内部
構成について図6を参照して説明する。図6は、図4に
示される事業者サーバの内部構成のブロック図である。
ただし、図6に示される事業者サーバの内部構成は、後
述する情報仲介サーバの内部構成と略同様であり、後述
する情報仲介サーバの内部構成についても同様の説明が
成立する。
【0122】図6に示されるように、本実施形態の事業
者サーバ602は事業者601と通信可能となってい
る。
【0123】また、事業者サーバ602は、事業者60
1から、グループ情報を受信しグループ状況情報を送信
すると共に、利用者端末603に質問情報、サービス情
報を送信し、回答情報を受信する通信手段604と、入
出力部605と、演算部606と、メモリ部607とを
備える。
【0124】また、図6に示されるように、本実施形態
の事業者サーバ602は、情報DB管理部608に管理
される、グループ構築情報DB609、回答情報DB6
10、個人情報DB611、グループ状況情報DB61
2、プログラム/データ613を備える。
【0125】通信手段604とは、事業者サーバ602
が事業者601や利用者端末603など外部と情報をや
りとりするための手段であり、ここでは、事業者601
との間でグループ構築情報やグループ状況情報などとい
った情報を送受信したり、利用者端末603との間で質
問情報や回答情報を送受信するものである。
【0126】また、事業者サーバ602は、通信手段6
04によりその他の機器などと通信することも可能であ
る。具体的には、インターネットによる通信や、近距離
無線通信、携帯電話による通信など、情報が正確に伝達
されるものであれば、その手段は問わない。
【0127】入出力部605とは、本装置が取得した情
報や設定情報などを操作する者(以下、操作者とする)
にわかる形式で示したり、操作者からの入力を受け付け
る部位である。
【0128】操作者と情報の伝達ができるのであれば、
情報の形式は問わない。出力部の具体例としては、文字
や画像情報を表示する液晶ディスプレイや、機器の状況
を示すLED、音声出力を行うスピーカなどがあげられ
る。
【0129】入力部の具体例としては、キーボードやマ
ウス、CD−ROMドライブ、音量調節のつまみなどが
挙げられる。
【0130】演算部606とは、各機能を(プログラム
を実行することによって)駆動、処理するための演算機
能をもつ部位である。一般にCPU(中央演算処理装
置)で構成される。
【0131】メモリ部607とは、演算部606がプロ
グラムを実行する実行エリア(RAM・ROMなどの記
憶素子)の部位である。事業者サーバ602の設定情報
や、通信によって取得された情報が格納される。
【0132】情報DB管理部608とは、さまざまなデ
ータ構成とデータ実体を管理する機能を持つ部位であ
る。
【0133】グループ構築情報DB609とは、事業者
601から送られるグループ構築情報を蓄積しておくた
めの部位である。
【0134】回答情報DB610とは、サービス享受者
から質問に対する回答情報として送られてきた情報を蓄
積する部位である。
【0135】利用者情報DB611とは、サービス享受
者への情報の配信先など、サービス享受者に関する必要
最低限の個人情報を蓄積する部位である。
【0136】ただし、利用者情報DB611の機能は、
情報仲介サーバの場合に機能し、事業者サーバは、サー
ビス享受者のプライバシ保護のため、この機能は実装し
ない。
【0137】グループ状況情報DB612とは、回答情
報などをもとに、演算部606で生成されたグループ状
況情報を保持する部位である。
【0138】プログラム/データ613とは、本ハード
ウェアが機能するためのプログラムとデータ群を記憶す
る記憶部のことであり、OS(オペレーティングシステ
ム)や設定情報だけでなく、アプリケーションソフトや
それらに付随するデータもここに記憶される。また、デ
ータとして音声や画像情報も蓄積することができる。
【0139】次に、図4に示される利用者端末の機能に
ついて図7を参照して説明する。図7は、図4に示され
る利用者端末の機能ブロック図である。図7に示される
各機能は、例えば図5に示される演算部505が、プロ
グラム/データ511に格納されているプログラムなど
と協働することにより実現される。
【0140】図7において、まず、事業者サーバ701
は、質問情報を利用者端末702へ送信する。
【0141】質問情報受信機能703により質問情報を
取得した利用者端末702は、質問情報蓄積機能704
により質問情報を端末内に保存する。
【0142】また、回答作成機能705は、受信した質
問や質問情報蓄積機能704に格納されている質問に基
づいて回答を作成するが、事業者サーバ701において
演算された質問を用いて回答を作成するとしても良い。
【0143】次に、利用者端末702は、端末内に保持
している個人情報やプライバシ保護定義を参照し、質問
に対する回答を作成することが可能であれば、回答作成
機能710により回答情報作成し、回答蓄積機能710
に蓄積する。そして、利用者端末702は、回答送信機
能711により、作成した回答情報を事業者サーバ70
1へ送信する。なお、利用者端末702は、回答情報を
蓄積する際に、サービス享受者の分類情報も蓄積すると
しても良い。
【0144】事業者サーバ701が回答情報を受信する
と、その回答を保存する。その回答をもとに、サービス
享受者が分類されるグループを選び、グループに参加し
たことを情報として保存する。
【0145】そして、サービス享受者713が必要な情
報を選択し、サービス情報を取得し、サービス享受者7
13の利用者端末702へ送信する。
【0146】利用者端末702は、事業者サーバ701
から送られるサービス情報を受信し、サービス享受者7
13にサービスを提供することができる。
【0147】また、利用者端末702に保持されている
個人情報がサービス享受者713の入力によって更新さ
れたり、システムによって自動的に変更された場合は、
更新された個人情報を保存し、自動的にそれに関連する
サービスを提供する。
【0148】具体的な流れとしては、まず、利用者端末
702は、その情報が回答となる質問を抽出し、該当す
るものが存在すれば、回答を作成しなおして、回答情報
を事業者に送信する(サービス情報を受信する際の動作
は質問が送られてきたときと同じである)。変更された
個人情報が回答となる質問がなければ、特に回答の送信
は行わない。
【0149】なお、図7に示される事業者サーバ701
の機能は、例えば図35に示される後述の情報仲介サー
バ3502の機能と同様であり、後述の情報仲介サーバ
3502の機能の説明をもって事業者サーバ701の機
能の説明とる。
【0150】次に、図4に示される利用者端末において
回答を生成する方法について図8、図9を参照して説明
する。図8は、図4に示される利用者端末において回答
を生成する方法の第1例の概略図、図9は、図4に示さ
れる利用者端末において回答を生成する方法の第2例の
概略図である。
【0151】図8において、事業者801からの質問に
対して、利用者端末803で回答情報を生成する方法に
ついて説明する。
【0152】本実施形態においては、サービス享受者8
04から事業者801へ提供する情報を必要最小限にと
どめるために、質問情報(期限付き)802はYes/
Noのいずれかで回答できるものとし、回答情報805
は基本的に、YesかNoのうちいずれかの値を持つも
のとする。
【0153】なお、質問情報802の期限はサーバによ
り付与されるが、この有効期限の付与については後述す
る。
【0154】また、質問情報は、Yes/Noのいずれ
かで回答できる場合に限定されるものではなく、複数の
回答の中から1つ(場合によっては複数)の回答を選択
する形式の質問であって良い。
【0155】ただし、プライバシ保護定義807や個人
情報808を参照の結果、回答することができない質問
も想定できるため、No Answer(無回答)とい
う値を追加し、3つのうち1つの値を事業者801に返
すものとし、事業者801は必ず何らかの回答を得られ
るようにする。これによって、事業者801が質問を受
けた人の総数を把握できるようにする。
【0156】次に、利用者端末803において、質問情
報802に含まれる質問に対する回答を作成する方法に
ついて述べる。
【0157】まず、質問が利用者端末803に送られて
くると、利用者端末803は、プライバシ保護定義80
7を参照し、送られてきた質問が回答可能なものである
かどうかを判定する。
【0158】利用者端末803は、プライバシ保護定義
807を参照した結果、回答不可能と判断された質問に
対しては、No Answerを返す。
【0159】利用者端末803は、回答可能であると判
断されたものに対しては、個人情報808を参照し、Y
es/No/No Answerいずれかひとつの回答
を作成する。その回答情報をもとに、サービス享受者8
04はグループに分類される。
【0160】個人情報808は、事業者801の質問情
報802に対する回答情報805を作成する際に参照さ
れるものであり、直接ネットワーク上を流れて、事業者
801に提供されるものではない。
【0161】サービス享受者804があらかじめ入力し
たり、システムによって自動的に設定されるものであ
る。サービス享受者804の住所や年齢、勤務先、趣味
などの情報がこれにあたる。
【0162】プライバシ保護定義807とは、サービス
享受者804によって設定されるものであり、個人情報
808のうち公開可能な相手、項目などを定義したもの
である。このプライバシ保護定義807については後述
する。
【0163】このプライバシ保護定義807において、
公開されないと定義された個人情報に対する質問には、
No Answerの回答を作成する。
【0164】次に、図4に示される利用者端末におい
て、回答を生成する第2例について図9を参照して説明
する。図9に示される方法は、利用者端末において、動
的に回答情報を生成する方法である。
【0165】質問情報は、利用者端末903において受
信されると、利用者端末上のデータベースに蓄積され質
問情報905となる。
【0166】そして、サービス享受者904が個人情報
を更新したり、システム設定が自動的に更新されるなど
して、個人情報907の記述内容が変更された場合、利
用者端末903は、すでに保存されている質問情報90
5から、関連性のあるものを探し出し、自動的に回答情
報901を生成、送信する。
【0167】これにより、サービス享受者904の状況
変化に動的に対応することができる。サービス享受者9
04が個人情報907を更新したときや、位置情報や時
間情報などをシステムが自動的に更新したときに、その
状況に応じた回答情報901を送信することで、動的に
サービス享受者をグループに分類することができる。
【0168】ただし、個人情報907が更新されても、
質問に対する回答が変わらない場合は、なにも送信しな
い。
【0169】また、各々の質問情報905には、有効期
限が定められている。利用者端末903に質問情報90
5が蓄積されることから、その情報の容量が大きくな
り、他の情報の記憶部を圧迫するような場合に、不要な
質問情報を削除する判断を支援するためである。
【0170】この有効期限の設定は、ポーリングで処理
する場合が考えられる。ポーリングでの処理は、有効期
限に基づいて、過去の質問を端末において消去していく
手段の一つである。
【0171】そして、ポーリングによる定期的なチェッ
クに基づいて、特に複数のアプリケーションで記憶領域
を共有している場合に、使用されない領域を確保できる
効果がある。
【0172】また、有効期限の設定には、質問の判断と
同時に処理する場合が考えられる。この処理は、後述す
る図15において示しているフローチャートの、ステッ
プ1505の「質問情報が有効期限内のものか」の処理
に当たる。
【0173】ポーリングは、定期的に端末のCPUリソ
ースを消費するのに対して、質問の判断と同時に処理す
る場合は、本発明で使用するアプリが占有する記憶領域
を持っている場合に、CPUリソースを必要以上に消費
しないようにするためのものである。
【0174】事業者が回答の必要な時期を決めておき、
これにより、古くて回答しても意味のない質問情報に対
する回答がなされないようにもする。これにより、有効
期限の切れた質問情報は削除し、記憶部の確保と、情報
の鮮度を保つことができる。
【0175】(個人スキーマ定義の具体例)次に、個人
情報スキーマ定義の具体例について図10を参照して説
明する。図10は、本発明に係る情報管理システムの第
1の実施形態における個人情報スキーマ定義の具体例の
概念図である。
【0176】個人情報スキーマ定義とは、個人情報のデ
ータ構造を示したものであり、データ構造は階層構造に
なっている。
【0177】深い階層にある項目は、上位項目に関し
て、さらに詳しい情報を記述する項目に用いる。利用者
端末が保持している個人情報は、これにしたがって情報
を定義する。
【0178】スキーマの定義には、XMLのデータ構造
を用いることができ。この定義は、事業者のサーバや、
中立サーバ上に保持されており、サービス享受者をグル
ープに分類するための質問を生成するときに参照する。
【0179】個人情報の属性には、名前や住所など、普
段なかなか変更されないものと現在地の緯度、経度など
のように頻繁に更新されるものがある。現在地などは、
システムによって自動的に更新され、動的なサービス提
供などに利用される。
【0180】(個人情報の具体例)次に、例えば図8な
どに示される個人情報の具体例について図11を参照し
て説明する。図11は、本発明に係る情報管理システム
の第1の実施形態における個人情報の具体例の概念図で
ある。
【0181】個人情報は、利用者に関する情報を記述し
たものであり、利用者の携帯電話に保持されている。デ
ータ構造は、前記「個人情報スキーマ定義」に基づいて
いる。
【0182】ひとつの項目には、一つ以上の属性値を設
定することができる。性別や不動産種別など、複数の選
択肢から1つの値を設定できる項目と、年齢や不動産築
年数など、数値のみを設定するもの、趣味やエンターテ
イメントなどといった複数の値を設定できるものがあ
る。
【0183】一般に、利用者端末などに保存され、利用
者が適宜更新することが可能である。質問情報が利用者
端末に送られてくると、この個人情報を参照して、質問
に対する回答を作成する。
【0184】(プライバシ保護定義の具体例)次に、例
えば図8などに示されるプライバシ保護定義の内容につ
いて、図12を参照して説明する。図12は、本発明に
係る情報管理システムの第1の実施形態におけるプライ
バシ保護定義の具体例の概念図である。
【0185】図12に示されるように、利用者は、個人
情報を公開する相手(情報提供者)と、そのアクション
(受領するか拒否するか)、その個人情報の項目(タグ
名)を選択する。この3つの変数を一つのセットにした
ものを「ルールセット」という。
【0186】ひとつのルールセットに、アクションは1
つしか定義できないが、情報提供者とタグ名について
は、複数定義することができる。
【0187】ひとりの個人は、複数の「ルールセット」
を定義することができ、公開相手によって、公開する情
報を変更することができる。
【0188】この例では、3つのルールセットを定義し
ており、1つ目のルールセットでは、「広告会社A」に
対して、個人情報の「名前」と「住所」を公開すること
を示している。
【0189】2つ目のルールでは、「広告会社B」と
「居酒屋A」に対して、「仕事」、「性別」、「都道府
県」を公開することを示している。また、3つ目の例
は、それら以外のすべての人に対しては、個人情報をま
ったく公開しないことを示している。
【0190】個人情報をもとに、利用者端末において質
問情報に対する回答を作成する際、この保護定義を参照
し、回答不可能な項目に対しては回答を作成しないよう
にすることができる。これにより、不意に個人情報を提
供することを未然に防止する。
【0191】(質問データベースエントリの具体例)次
に、本発明に係る情報管理システムの第1の実施形態に
おける質問情報の具体例について図13を参照して説明
する。図13は、本発明に係る情報管理システムの第1
の実施形態における質問データベースエントリの具体例
の概念図である。
【0192】図13に示される例は、事業者サーバや、
情報仲介サーバなどの質問データベースに置く質問情報
の例である。
【0193】図13に示されるように、質問情報は、質
問のID、質問のタイトル、質問の内容、サービス、有
効期限(開始)、有効期限(終了)、Yesと回答した
サービス享受者の数、Noと回答したサービス享受者の
数などといったエントリからなる。
【0194】質問のIDとは、各質問に一意に定める値
である。質問のタイトルとは、質問の一覧を作成する際
に、表示する索引のための情報である。
【0195】質問の内容とは、サービス享受者をグルー
ピングするための限定情報である。ここでは、「京都駅
近くに滞在する」、「18時から20時ごろ」そして
「サラリーマン」の3つの情報の積集合を探している。
【0196】サービスとは、サービス享受者に提供する
サービスのことである。ここでは、居酒屋Aのビールを
半額にするサービスを定義している。
【0197】有効期限は、サービスを利用することので
きる期間を指定する。ここでは、3月1日から31日を
指している。
【0198】回答者の数は、サービス享受者へ質問をし
た結果を集計したものである。広告配信業者が広告情報
の配信状況を見ることなどに使用する。
【0199】次に、本発明に係る情報管理システムの第
1の実施形態において作成する回答情報について図14
を参照して説明する。図14は、本発明に係る情報管理
システムの第1の実施形態において作成する回答情報の
概略図である。
【0200】利用者端末1402から事業者1401に
送られる回答情報はYes/No/No Answer
のいずれかの値のみであるため、事業者側でその総数と
サービス享受者の状態遷移を認識するかが問題となる。
【0201】ここでは、その回答を作成する方法と事業
者がサービス享受者の回答を管理する方法について説明
する。
【0202】利用者端末1402からの回答の方法は、
常に必ず前回の回答と今回の回答をセットにして送るの
だが、初めて回答情報を作成する場合と、2回目以降の
場合とで、その中身が少し異なる。
【0203】利用者端末質問情報が送られてきて、利用
者端末1402がその質問に対して初めて回答情報を作
成する場合と、個人情報の更新などによって、2回目以
降に作成する場合に分けて説明する。
【0204】初めて回答情報を作成する場合は、前回の
回答がないため、「回答なし」であることを記述し、今
回の回答(Yes/No/No Answer)をセッ
トにして送る。
【0205】その情報を受け取った事業者1401は、
前回の回答がないことから、初めて回答したものと認識
することができるので、総数とその回答をした者の数を
追加する。
【0206】2回目以降の回答を作成する場合は、前回
に作成した回答と、今回の回答を送る。
【0207】事業者1401は、前回の回答があること
から、初めて回答したものではないと認識することがで
きるので、総数は更新せず、その中での回答者数のみを
更新する。
【0208】次に、本発明に係る情報管理システムの第
1の実施形態における利用者端末の動作について図15
を参照して説明する。図15は、本発明に係る情報管理
システムの第1の実施形態における利用者端末の動作の
フローチャートである。
【0209】また、図15に示されるフローチャート
は、利用者端末が、質問情報を受信してから回答を事業
者に送信するまでのフローチャートである。なお、図1
5及び後述する図16、図17に示される利用者端末フ
ローチャートは、例えば事業者サーバを情報仲介サーバ
と置き換えるなどすれば以下に説明する第2の実施形態
以降の各実施形態において共通である。
【0210】まず、S1501において、利用者端末
は、事業者サーバから質問が送られてきたか否かを判断
する。
【0211】質問が送られてきていないのであれば、S
1510に移行し、その他の処理を行い、その後、S1
501に移行する。
【0212】利用者端末は、事業者サーバから質問情報
が送られてきていれば、S1502に移行し、質問情報
を受信し、その後、S1503に移行する。
【0213】S1503では、利用者端末は、同じ内容
の質問情報が端末にないか否かを判断し、なければ、S
1504に移行し、あれば、動作を終える。
【0214】S1504において、利用者端末は、質問
情報が回答可能なものであるか否かを判断し、回答可能
でなければ動作を終え、回答可能であればS1505に
移行する。
【0215】S1505において、利用者端末は、質問
情報が有効期限内のものか否かを判断し、有効期限内の
ものでない場合はS1511に移行し、有効期限内のも
のである場合はS1506に移行する。S1511にお
いて、利用者端末は、質問を削除した後、動作を終え
る。
【0216】また、利用者端末は、S1506におい
て、保持している個人情報を参照し、S1507におい
て、質問情報に対する回答を作成する。
【0217】そして、利用者端末は、S1508におい
て、回答情報を保存し、S1509において回答情報を
保存し、動作を終える。
【0218】次に、本発明に係る情報管理システムの第
1の実施形態における利用者端末の動作について図16
を参照して説明する。図16は、本発明に係る情報管理
システムの第1の実施形態における利用者端末の動作の
フローチャートである。
【0219】図16に示されるフローチャートは、利用
者端末がサービス情報を受信する際のフローチャートで
ある。
【0220】まず、利用者端末は、S1601におい
て、事業者サーバからサービス情報が送られてきたか否
かを判断する。
【0221】サービス情報が送られてきていればS16
02に移行し、送られてきていなければS1604に移
行する。
【0222】S1604では、利用者端末は、その他の
処理を行った後、S1601に移行する。
【0223】利用者端末は、S1602において、サー
ビス情報を受信し、S1603においてサービス情報を
保存し、動作を終える。
【0224】次に、本発明に係る情報管理システムの第
1の実施形態における利用者端末の動作について図17
を参照して説明する。図17は、本発明に係る情報管理
システムの第1の実施形態における利用者端末の動作の
フローチャートである。図17に示されるフローチャー
トは、個人情報が更新されてから回答を事業者サーバに
送信するまでの利用者端末の動作のフローチャートであ
る。
【0225】まず、利用者端末は、S1701におい
て、個人情報の入力、更新があったか否かを判断する。
【0226】個人情報の入力があったと判断されなかっ
た場合、S1710に移行し、利用者端末はその他の処
理を行った後、S1710に移行する。
【0227】個人情報の入力があったと判断された場
合、S1702に移行し、利用者端末は、入力された個
人情報がすでにあったものと違うか否かを判断する。
【0228】入力された個人情報がすでにあったものと
違うと判断されなかった場合、動作を終え、入力された
個人情報がすでにあったものと違うと判断された場合
は、S1703に移行する。
【0229】S1703では、利用者端末は、入力され
た個人情報に関連する質問があるか否かを判断し、入力
された個人情報に関連する質問があると判断されなかっ
た場合は動作を終える。
【0230】一方、入力された個人情報に関連する質問
があると判断された場合は、S1704に移行し、利用
者端末は、質問が有効期限のものであるか否かを判断
し、有効期限のものであると判断されなかった場合はS
1711において質問を削除し、動作を終える。
【0231】また、S1704の判断において、質問が
有効期限のものであると判断された場合はS1705に
移行する。
【0232】S1705において、利用者端末は、質問
が回答可能なものであるか否かを判断し、回答可能なも
のでない場合は動作を終える。
【0233】一方、利用者端末は、S1705の判断に
おいて、質問が回答可能なものである場合は、S170
6において質問情報に対する回答を作成し、S1707
において作成された回答が端末に保持されたものと同じ
か否かを判断する。
【0234】S1707の判断において、作成された回
答が端末に保持されたものと同じと判断された場合、利
用者端末は動作を終える。
【0235】一方、S1707の判断において、作成さ
れた回答が端末に保持されたものと同じと判断されなか
った場合、利用者端末は回答情報を保持し(S170
8)、回答情報を送信し(S1709)、その後、動作
を終える。
【0236】(サービス享受者を巡回して情報収集する
ことの説明)次に、本発明に係る情報管理システムの第
1の実施形態におけるサービス享受者を巡回して情報収
集する動作について図18を参照して説明する。図18
は、従来の技術と対比した、本発明に係る情報管理シス
テムの第1の実施形態におけるサービス享受者を巡回し
て情報収集する動作の概念図である。
【0237】図18の(a)に示される従来の方法で
は、事業者1801とサービス享受者1820との間で
は、一対一で情報交換を行っている。これでは、事業者
1801は個々のサービス享受者1802と情報を交換
するため、手間がかかる。
【0238】一方、図18の(b)に示されるように、
本実施形態においては、サービス享受者1804をグル
ープに分類する際、エージェント技術などを利用し、巡
回プログラム1805をグループ内のサービス享受者1
804の間を巡回させ、質問に対する回答情報を取得す
る。
【0239】一度サービス享受者へ巡回プログラムを送
信すると、自動的に対象となるサービス享受者1804
の情報を収集して事業者のもとへ結果を返すので、情報
収集の作業が削減される。
【0240】巡回プログラム1805は、それぞれのサ
ービス享受者1804の端末において、YesかNoで
回答可能な質問を行い、それぞれの回答結果の総数のみ
を蓄積し、最終的に巡回先で得られた回答の総数のみを
事業者1803に返すものである。
【0241】さらに、サービス享受者1804の動的な
状況変化に対応するために、巡回プログラム1805は
各端末において、質問IDと次の巡回先を保存させる。
サービス享受者の個人情報が更新されたら、そこから巡
回を開始し、事業者1803に回答情報を提供する。
【0242】この場合、事業者1803には回答者の総
数と、YesやNoの回答をした数などのようにグルー
プに所属するサービス享受者の数のみを送信するため、
サービス享受者個人の情報が直接漏れることはない。
【0243】また、巡回プログラム1805は収集した
情報を持ちながらサービス享受者1804の間を移動す
るため、N番目に巡回をされるサービス享受者1804
は、N−1番目までに巡回を終えたサービス享受者の情
報を持っていることになる。つまり、巡回中に得られた
他者の情報をサービス享受者が覗くことができるのであ
る。
【0244】しかし、ここで収集する情報は、質問項目
に対するYes/Noの回答のみであるため、N番目の
情報享受者は、N−1番目までのサービス享受者の回答
の総数のみを知るのみで、個別のサービス享受者の回答
内容を知ることはできないため、プライバシの問題には
ならない。
【0245】ただし、巡回が2番目にあたりサービス享
受者だけは、他のサービス享受者の情報を知ることがで
きるという問題がある。
【0246】つまり、1番目のサービス享受者の結果だ
けを巡回プログラムが保持しているからである。
【0247】すべてのサービス享受者の回答が同じだっ
た場合も同様のことがすべてのサービス享受者にいえ
る。
【0248】そのような問題を回避するために、巡回プ
ログラムを発信する事業者1803において、ダミーの
結果値(例えば、「Yesが2人、Noが1人」など)
をあらかじめ巡回プログラム1805に保持させてから
巡回させる。これによって、サービス享受者1804が
巡回プログラム1805の保持している回答結果値をも
とにプライバシを侵害するのを回避する。
【0249】(サービス享受者間での情報交換)次に、
本発明に係る情報管理システムの第1の実施形態におけ
るサービス享受者間における情報交換について図19を
参照して説明する。図19は、従来の技術と対比した、
本発明に係る情報管理システムの第1の実施形態におけ
るサービス享受者間における情報交換の動作の概略図で
ある。
【0250】本実施形態では、巡回者を利用すること
で、グループに分類されたサービス享受者で情報交換、
連携させることができる。
【0251】例えば、図19の(a)に示される従来の
システムにおいては、個々のサービス享受者1902が
つながっているのは事業者1901のみであり、孤立し
た存在であった。サービス享受者どうしで直接情報交換
を行うことはできなかった。
【0252】しかし、本発明においては、図19の
(b)に示されるように、サービス享受者が質問を行
い、巡回者に回答を収集させることで、分類グループ1
905、1906により構成される仮想ユーザ分類空間
1904を構築し、各分類グループと事業者1903が
情報交換を行い、グループに分類されたサービス享受者
どうしで自由に情報交換を行うことができる。
【0253】上記巡回者は、例えば図18の(b)に示
される方法により情報を収集するとしても良い。
【0254】すなわち、仮想ユーザ分類空間1904中
の各分類グループ1905、1906の利用者端末が他
の利用者端末に質問を送信することとなる。
【0255】例えば、各サービス享受者からの回答を蓄
積、解析し、後から利用する別のサービス享受者へその
結果を提供することで、判断支援を行うことができる。
匿名性が確保されているため、他のサービス享受者に情
報が提供されてもプライバシの問題は発生しない。
【0256】上述のサービス享受者間での情報交換につ
いてさらに説明を加える。
【0257】事業者は、一般に社会通念によって分類グ
ループに属する各サービス享受者に対して個人情報を提
供することができない。
【0258】事業者が、情報提供する場合、分類グルー
プに対して情報提供を行うため、実際の配信は、仮想ユ
ーザ分類空間が行うため、事業者はサービス享受者を特
定できない効果がある。
【0259】同様に、サービス享受者間が情報提供する
場合も同様で自分が所属する分類グループに対して情報
提供を行うため、分類グループ内に所属するサービス享
受者を特定することができない。
【0260】サービス享受者はあらかじめサービス享受
者の趣味嗜好など個人情報を用いて分類グループ内に分
類されている。
【0261】そのため、情報交換する内容についてはサ
ービス享受者の分類によってフィルタをかけているとい
える。
【0262】例えば、一般に世の中にある趣味サークル
などがオンライン上にあるものと考えられ、そのサーク
ルが一つの分類グループと想定することもできる。
【0263】つまり、あらかじめグループを分類するこ
とによって与え合う情報がよりニーズにマッチしたもの
にできるため、サービス享受者にとって必要のない情報
が提供されるという無駄を省くことになる。
【0264】さらに、サービス享受者自身が同様の趣味
嗜好に対する意識が高いため、分類グループに対して提
供できる情報を多く持ち合わせている確率が高くなる。
結果として、分類グループ内の情報交換ほ加速させる結
果にもつながる。
【0265】提供する情報として、情報そのものを提供
するだけでなく、WEBのリンクを提供することによつ
て、掲示板やチャットをはじめとするWEB内のアプリ
ケーションなどを用いて、さらに情報交換をできる効果
をあげることができる。
【0266】(本発明に係る情報管理システムの第1の
実施形態の動作の具体例)次に、本発明に係る情報管理
システムの実施例において、サービス享受者が回答を送
信する場合の動作について図20を参照して説明する。
図20は、本発明に係る情報管理システムの第1の実施
形態において、サービス享受者が回答を送信する場合の
動作の概略図である。
【0267】図20に示される例では、事業者として広
告配信事業者を想定する。事業者がサービス享受者に回
答を送信する場合においては、サービス享受者2003
が広告配信業者のサーバ(事業者サーバに該当する。)
2001に、自分の興味を示す情報を回答として送信す
る。
【0268】ここでは、「映画に興味がある」旨の情報
を、サービス享受者の携帯電話2002から広告配信業
者に送信することにより、「映画に興味がある」ことを
広告配信業者のサーバ2001に知らせる(S200
1)。
【0269】広告配信業者のサーバ2001は回答情報
を受信すると(S2002)、それに従ったサービス情
報を生成する(S2003)。
【0270】ここでは、サービス享受者2003が映画
に興味があるので、映画に関する詳しい情報(上映時
間、映画館、あらすじなど)を生成し、回答情報を発信
した利用者の携帯電話に送信する(S2004)。
【0271】このように、サービス享受者2003は、
個人情報を直接公開することなく、所望のサービスを享
受することができる(S2005)。
【0272】次に、本発明に係る情報管理システムの第
1の実施形態の動作について図21から図25を参照し
てさらに詳細に説明する。
【0273】図21は、本発明に係る情報管理システム
の第1の実施形態の概要を示す概略図である。図21で
は、事業者サーバを広告配信業者のサーバ2101、利
用者端末を利用者の携帯電話2102とする。
【0274】広告配信業者のサーバ2101は、質問デ
ータベース2103中の受信した情報の中から質問エー
ジェント2104を抽出して、これをサービス享受者の
もつ利用者の携帯電話2102へ送信する(S210
1)。
【0275】広告配信業者のサーバ2101から送られ
た質問エージェントはサービス享受者の利用者の携帯電
話2102へ送られる(S2102)。
【0276】利用者の携帯電話2102は質問エージェ
ントを受信すると、それに対する個人情報を参照して、
回答情報を生成する(S2103)。
【0277】回答がYesの場合のみ、利用者の携帯電
話2102は、その結果を広告配信業者2101へ返
す。
【0278】広告配信業者のサーバ2101へ回答する
ことは、分類グループに参加し、サービスエージェント
を要求することを意味する(S2104)。
【0279】広告配信業者のサーバ2101が質問に対
する回答を受信すると、回答をもとに利用者をグループ
に分類し、質問データベース2103から、適切なアク
ションエージェントを検索する(S2105)。
【0280】選択されたアクションエージェント210
5は、利用者の携帯電話2102に送信される(S21
06)。
【0281】利用者の携帯電話2102がアクションエ
ージェントを受信する(S2107)。
【0282】そして、利用者の携帯電話2103は、そ
のアクションエージェントに定義された動作を行う(S
2108)。
【0283】次に、図21に示される広告配信業者21
01が質問エージェントを発行する際の処理について図
22を参照して説明する。図22は、図21に示される
広告配信業者のサーバ2101が質問エージェントを発
行する際の処理の概略図である。
【0284】広告配信業者のサーバ2101において、
質問情報を送信する際の処理を詳しく述べる。
【0285】広告配信業者のサーバ2101は、質問エ
ージェント2104を質問データベース2103に保存
した後、質問エージェント2104に記述されている質
問と個人情報スキーマ定義2201を参照し、質問とし
て送信可能な項目を抽出する(S2201)。
【0286】そして、広告配信業者2101は、質問エ
ージェント2104を利用者端末に送信する(S220
2)。
【0287】(利用者端末において、質問に対する回答
を生成し、通知する際の処理)次に、図21に示される
利用者の携帯電話において、質問に対する回答を生成
し、通知する際の処理について図23を参照して説明す
る。図23は、図21に示される利用者の携帯電話にお
いて、質問に対する回答を生成し、通知する際の処理の
概略図である。
【0288】利用者の携帯電話2102は、質問エージ
ェントを受信すると(S2301)、その質問エージェ
ントをまず質問データベース2301に保持し、個人情
報プロファイル2302中の個人情報を参照し、質問に
該当する項目を抽出する(S2302:関連個人情報抽
出)。
【0289】さらに、利用者の携帯電話2102は、プ
ライバシ保護定義2303によって、回答可能なもので
あるかどうかを参照し(S2303:回答可能情報抽
出)、回答可能なものについてのみ、回答を生成する
(S2304:回答生成)。
【0290】利用者の携帯電話2102は、回答データ
ベース2304に回答の内容を保存し、回答がYesの
場合についてのみ、解答そのものを広告配信業者のサー
バ2101に送信する(S2306:アクションエージ
ェント要求)。
【0291】(サーバにおいて回答を処理する際の処
理)次に、図21に示される情報管理システムにおい
て、サーバにおいて回答を処理する際の動作について図
24を参照して説明する。図24は、図21に示される
広告配信業者のサーバにおいて回答を処理する際の動作
の概略図である。
【0292】広告配信業者のサーバ2401は、利用者
の携帯電話からアクションエージェント要求が来ると
(S2401)、サーバ上でその質問に対する回答をし
た人数をカウントし(S2402)、広告配信業者へ状
態を通知する。
【0293】広告配信業者のサーバ2401は、質問デ
ータベース2402から、その質問に対するアクション
エージェント2404を選択し(S2403)、送信先
の利用者の携帯電話へ送る(S2404)。
【0294】(利用者端末において、個人情報を更新す
る際の処理)次に、図25を参照して、本発明に係る情
報管理システムの第1の実施形態において、利用者端末
としての利用者の携帯電話において個人情報を更新した
際の動作について説明する。図25は、図21に示され
る利用者端末としての利用者の携帯電話において個人情
報を更新した際の動作の概略図である。
【0295】以下、利用者端末である利用者の携帯電話
2501において、個人情報が更新されたときに、関連
する質問に対する回答を送信するときの処理を説明す
る。
【0296】サービス享受者が、個人情報を更新すると
(S2501)、個人情報プロファイル2502の情報
が書き換えられる。
【0297】次に、利用の携帯電話2501は、更新さ
れた個人情報の項目に関連する質問を抽出する(S25
02)。
【0298】次に、携帯電話2501は、プライバシ保
護定義2504から回答情報を抽出し(S2503)、
携帯電話2501は、関連する質問がなければ、なにも
処理を行わないが、あれば、更新された個人情報をもと
に、回答を作成する(S2506)。
【0299】次に、携帯電話2501は、回答DB25
05に格納されている回答と生成した回答とを比較し、
更新処理を行ない(S2505)、アクションエージェ
ント要求を送信する(S2504)。
【0300】(情報管理システムの第1の実施形態を工
場の部品調達に利用する場合の説明)次に、本発明に係
る情報管理システムの第1の実施形態を工場の部品調達
に適用した実施形態について図26を参照して説明す
る。図26は、本発明に係る情報管理システムの第1の
実施形態を工場の部品調達に適用した場合の概略図であ
る。
【0301】図26に示され例では、機器メーカ260
1、A社内工場2602及びこのA社工場2602に使
用される機器情報2503と、B社内工場2604及び
このB社工場2604に使用される機器情報2605
と、C社内工場2606及びこのC社工場2606に使
用される機器情報2607とを備えている。
【0302】図26に示されるシステムでは、本発明で
いうところの個人情報を個人ではなく、企業内の機密情
報として扱っている。
【0303】すなわち、企業が他者に知られてはならな
い内部情報を公開することなく、迅速なサービスを受け
るために利用することができる。
【0304】たとえば、工場内にある生産機器の稼働率
によって生産原価を推定することが可能である。
【0305】そのため、機器稼働率は機密情報として取
り扱われる。一方、機器の消耗度などを計測する場合、
稼働率などの機密情報が必要となる。そこで、工場の稼
働率、負荷状況などの機器情報ごとに工場を動的ユーザ
分類空間2608においてグループ分類する。
【0306】工場の部品交換が必要なグループ2609
の数を機器メーカ2601に知らせることで、部品消耗
の状況を正確に把握し(S2601)、機器メーカ26
01は必要な数量だけの部品を生産し(S2602)、
工場に部品を供給する。これは、工場にとって迅速な対
応が期待できるだけでなく、機器メーカにとっても、効
率のよい在庫管理を行うことができる(S2603)。
【0307】このように、本発明の利用によって、従来
のCRM(Customer Relationshi
p Management)では実現することのできな
かった分野で展開することもできるようになる。
【0308】以上のように、本発明に係る情報管理シス
テムの第1の実施形態によれば、事業者から質問が発せ
られても、利用者端末は個人情報として秘匿しておくべ
き事項については秘匿し、さらに、質問に回答するとい
う形で情報を送信しているため、サービス享受者のプラ
イバシの保護を効果的に行うことができる。
【0309】また、サービス享受者に関する事項、その
他の事項に変更があったとしても、質問に対する回答に
この変更を反映させることにより、種々の事項の変更に
動的に対応したサービスの提供が可能となる。
【0310】また、サービス享受者の個人情報の変更を
検知することは、動的な変更に追随できるだけでなく、
個人情報が変更された瞬間を検知することも可能とす
る。サービス享受者の個人情報が変更された瞬間は、状
況が変わったことを意味し、新しい需要が発生する可能
性が高くなるといえる。
【0311】そのため、状況が変わった瞬間に(サービ
ス享受者の意識が高いときに)情報を提供することで、
従来に比べて、はるかに高い効果を見込むことができ
る。
【0312】(情報管理システムの第2の実施形態)次
に、本発明に係る情報管理システムの第2の実施形態に
ついて図27を参照して説明する。図27は、本発明に
係る情報管理システムの第2の実施形態の概略図であ
る。
【0313】図27に示されるように、本発明に係る情
報管理システムの第2の実施形態は、事業者2701に
使用される事業者サーバ2702と、サービス享受者2
705に使用される利用者端末2704とを構成要素と
する。
【0314】この実施形態においては、利用者端末27
04から事業者2701へ回答情報を送信するのではな
く、事業者側にあるサービスを利用者端末2704が自
発的に取得するものである。これにより、回答情報すら
事業者に公開することなしに、サービスを享受すること
ができる。
【0315】次に、図27に示される情報管理システム
の動作について図28を参照して説明する。図28は、
図27に示される情報管理システムの動作の概略図であ
る。
【0316】まず、事業者2801は、質問情報とサー
ビスのリストをセットしたリスト2802を不特定のサ
ービス享受者2804に送信する。
【0317】利用者端末2803は、その質問情報と個
人情報を照らし合わせ、サービスのリストの中から、サ
ービス享受者2804に必要と思われるサービスのみを
抽出し、事業者側へ取得しに行く。
【0318】質問情報を受信した利用者端末2803
は、個人情報の参照を行い、回答を作成する。
【0319】このように、利用者端末2803は、質問
情報と一緒に送られてくるサービスのリストの中から、
サービス享受者2804に必要な思われるもののみを抽
出し、必要なサービスを取得しに行くことで適切なサー
ビスを受ける。
【0320】次に、本発明に係る情報管理システムの第
2の実施形態の利用者端末の動作のについて図29を参
照して説明する。図29は、本発明に係る情報管理シス
テムの第2の実施形態における利用者端末の動作のフロ
ーチャートである。
【0321】まず、利用者端末は、S2901におい
て、質問情報とサービスのリストが送られてきたか否か
を判断する。
【0322】そして、質問情報とサービスのリストが送
られてきていなかった場合S2909に移行し、利用者
端末はその他の処理を行い、その後S2901に戻る。
【0323】S2901の判断において、質問情報とサ
ービスのリストが送られてきた場合、利用者端末は、S
2902において、質問情報とサービスのリストを受信
し、S2903において、個人情報を参照し、必要なサ
ービスを抽出する。
【0324】利用者端末は、S2904において、必要
なサービスがあるか否かを判断し、必要なサービスがな
ければS2905に移行し、必要なサービスがあればS
2906に移行する。
【0325】S2905において、利用者端末はサービ
スのリストを削除し、その後、動作を終える。
【0326】S2906において、利用者端末は事業者
のサーバと通信し、S2907において、必要なサービ
スを取得し、S2908において、取得したサービスを
保存して、動作を終える。
【0327】以上から、本発明に係る情報管理システム
の第2の実施形態では、本発明に係る情報管理システム
の第1の実施形態と同様の効果を得ることができると共
に、利用者端末2803から事業者2801に対しては
情報を提供するのではなく、サービスを取りに行くのみ
で、通信のログが残るのみとなる。これによって、前述
の第1の実施形態よりもさらにプライバシ保護の度合い
は高めることができる。
【0328】この場合も、例えば図28に示されるよう
にサービス享受者2804が利用者端末2803に受信
したすべてのサービス情報のリストを保存しておけば、
個人情報を更新したときに、第1の実施形態のときと同
様に、自動的に別のサービスを享受することができる。
【0329】なお、本発明に係る情報管理システムの第
2の実施形態の機能は、前述の情報管理システムの第1
の実施形態の機能ブロックの一部を用いて実現すること
ができる。
【0330】(情報管理システムの第3の実施形態)次
に、本発明に係る情報管理システムの第3の実施形態に
つい図30を参照して説明する。図30は、本発明に係
る情報管理システムの第3の実施形態の概略図である。
【0331】図30に示されるように、本発明に係る情
報管理システムの第3の実施形態は、事業者3001に
使用される事業者サーバ3002と、サービス享受者3
005に使用される利用者端末3004とを構成要素と
する。
【0332】この実施形態においては、利用者端末30
02から事業者3001へ情報を送信したり、アクセス
することも行わない。
【0333】事業者3001から送られてくる質問情報
とそれに応じたサービス3003を受信し、質問に答え
ることで、その中から必要なサービスのみを抽出して、
取得するというものである。
【0334】図30に示される情報管理システムの動作
について図31を参照して説明する。図31は、図30
に示される情報管理システムの動作の概略図である。
【0335】この実施形態で送信されるサービスとは、
さまざまなサービス享受者のニーズに応えるサービス情
報を含んでいる。
【0336】つまり、そのサービスには、サービス享受
者によっては、不要なものも含まれている。
【0337】事業者3101からサービス情報を受信し
た利用者端末3103は、個人情報3105の参照を行
い、提供されたサービスのなかからサービス享受者31
04に必要な思われるもののみを選択することが可能で
ある。
【0338】このように、この方法では利用者端末31
03から事業者3101に対しての通信は行わず、質問
や回答のやりとりも行わないことで、個人情報3105
を完全に隠蔽する。
【0339】この場合も、サービス享受者3104が利
用者端末3103に受信したすべてのサービス情報を保
存しておけば、個人情報3105を更新したとき、自動
的に別のサービスを享受することができる。
【0340】この機能は、前述の第1の実施形態の機能
ブロックの一部を用いて実現することができる。
【0341】次に、図30に示される情報管理システム
の動作について図32を参照して説明する。図32は、
図30に示される情報管理システムの利用者端末の動作
のフローチャートである。図32に示されるフローチャ
ートは、情報が一方通行の場合における利用者端末の動
作のフローチャートである。
【0342】まず、利用者端末は、S3201におい
て、質問情報とサービスが送られてきたか否かを判断す
る。
【0343】質問情報とサービスが送られていない場
合、利用者端末は、S3206においてその他の処理を
行なった後、S3201に戻る。
【0344】質問情報とサービスが送られてきていた場
合、利用者端末は、S3202において、質問情報とサ
ービスを受信し、S3203において、個人情報を参照
し、必要なサービスを抽出し、S3204において、必
要なサービスがあるか否かを判断する。
【0345】利用者端末は、S3204において、必要
なサービスがあるか否かを判断し、必要なサービスがな
い場合はS3207において受信したサービスを削除
し、その後、動作を終え、必要なサービスがある場合は
S3205において取得したサービスを保存し、その
後、動作を終える。
【0346】次に、図30に示される情報管理システム
の動作について図33を参照してさらに詳細に説明す
る。図33は、図30に示される情報管理システムの動
作の具体例を示す概略図である。
【0347】図33に示される動作は、デジタル放送な
どの手段を使って放送者によって提供されるサービス情
報を利用者の携帯電話で受信し、サービス享受者にとっ
て有効なものだけを取得するものである。
【0348】事業者が放送者3301の放送手段を用い
て、不特定多数の人に対して、サービス情報を提供す
る。
【0349】サービス享受者の携帯電話3302はデジ
タル放送の電波を受信すると(S3301)、個人情報
を参照し(S3302)、そのサービス情報の中から、
必要なサービスのみを抽出する(S3303)。
【0350】例えば、一般的な地域情報に掲載されるよ
うなグルメ、映画、ショッピングなどの情報(サービス
情報)が放送によって提供され、サービス享受者330
3の興味が映画の場合、映画に関する情報のみをサービ
ス享受者の携帯電話3302の画面に表示する。
【0351】この場合も、サービス情報に有効期限など
を設けることで、情報の鮮度を保つことができ、終わっ
てしまったバーゲンセールの情報などが送られないよう
にすることができる。また、動的に変化する時間情報を
利用したサービス情報の例としては、ランチタイム限定
のグルメ情報などが有効である。
【0352】以上から、本発明に係る情報管理システム
の第3の実施形態においても、前述の本発明に係る情報
管理システムの第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができると共に、前述の第1の実施形態と比べて、情報
が事業者からサービス享受者へと一方通行であるため、
さらに情報の秘匿性を向上させることができる。
【0353】(情報管理システムの第4の実施形態)次
に、本発明に係る情報管理システムの第4の実施形態に
ついて図34を参照して説明する。図34は、本発明に
係る情報管理システムの第4の実施形態の構成図であ
る。
【0354】図34に示されるように、本実施形態で
は、前述の第1の実施形態の構成に加えて、事業者34
01に使用される事業者サーバ3402と、サービス享
受者3405に使用される利用者端末3404との間
に、情報仲介サーバ3402が設置されている。
【0355】情報仲介サーバ3402は、個々のサービ
ス享受者(利用者端末を持つ)3404に関する情報を
隠蔽しつつ、より高度な情報交換を行うために置かれた
もので、事業者3401とサービス享受者3405の間
の情報交換はすべて情報仲介サーバ3403を介して行
う。
【0356】本実施形態において使用されるグループ構
築情報とは、情報仲介サーバ3403において、サービ
ス享受者3405が参加するグループを構築するための
情報であり、質問情報とサービス情報を含んでいる。
【0357】本実施形態の動作について以下に説明す
る。 (1)まず、事業者サーバ3402は情報仲介サーバ3
403に、サービス享受者3405のグループ構築情報
を送信する。
【0358】(2)情報仲介サーバ3403は利用者端
末3404に質問情報を送信する。
【0359】(3)サービス享受者3405がその質問
に回答することで、利用者端末3404は個人の情報を
一部のみ加工して送信する。
【0360】(4)情報仲介サーバ3403において、
サービス享受者3405をグループに分類できたら、そ
のグループに対して用意されたサービス情報をサービス
享受者3405に提供する。
【0361】(5)事業者3401は、情報仲介サーバ
3403から送られてくるグループ状況情報のみから、
サービス享受者3405に関する状況を知ることができ
る。
【0362】グループ状況情報には、グループに所属す
る人の数や、その属性などといった性質的な情報のみを
送るので、事業者3401からはサービス享受者340
5の個人情報を保護することができる。
【0363】ここで、図2で示される質問の演算動作を
図34の構成である情報仲介サーバに行わせると、情報
仲介サーバ内に質問とユーザとの関係が保持されるの
で、ユーザごとの質問の演算が実施でき、ユーザの傾向
を中心にデータマイニングができる。
【0364】次に、本発明に係る情報管理システムの第
4の実施形態の情報仲介サーバ及び利用者端末の構成に
ついて図35を参照して説明する。図35は、本発明に
係る情報管理システムの第4の実施形態の情報仲介サー
バ及び利用者端末の機能ブロック図である。
【0365】情報仲介サーバ3502は、グループ構築
情報受信機能3505により事業者3501の提供する
グループ構築情報を受信し、この情報を、グループ構築
情報蓄積機能3506により保存する。
【0366】情報仲介サーバ3502は、グループ構築
情報の中から個人情報を抽出するための質問情報を取得
し、この取得した質問を質問送信機能3507によりサ
ービス享受者3504の保有する利用者端末3503へ
送信する。なお、情報仲介サーバ3502は、例えば図
2に示されるような質問の演算を行い、この演算された
質問を利用者端末3503に送信するとしても良い。
【0367】質問受信機能3517により質問情報を取
得した利用者端末3503は、まず、質問蓄積機能35
19により質問情報を端末内に保存する。
【0368】そして、利用者端末3503は、端末内に
保持している個人情報を参照し、質問に対する回答を作
成することが可能であれば、回答作成機能3521によ
り作成する。
【0369】また、回答作成機能3521は、受信した
質問や質問情報蓄積機能3519に格納されている質問
に基づいて回答を作成するが、情報仲介サーバ3502
により演算された質問を用いて回答を作成するとしても
良い。
【0370】そして、利用者端末3503は、回答送信
機能3524により個人情報の一部を加工したものであ
る回答情報を情報仲介サーバ3502へ送信する。
【0371】情報仲介サーバ3502は、回答受信機能
3508により回答情報を受信すると、回答蓄積機能3
510によりその回答を保存し、回答分析機能3509
により分析する。
【0372】そして、情報仲介サーバ3502は、グル
ープ分類機能3511により回答したサービス享受者3
504が分類されるグループを選び、グループ状況情報
蓄積機能3513によりその情報を保存する。
【0373】さらに、情報仲介サーバ3502は、あら
かじめ事業者よりグループ構築情報に含めて提供されて
いたそのグループに対するサービス情報を取得し、サー
ビス情報送信機能3514により情報仲介サーバ350
2からサービス享受者3504の利用者端末3503へ
その情報を送信する。
【0374】また、グループ状況情報送信機能3515
は、グループ分類機能3511及びサービス情報送信機
能3514から得られた情報に基づいて、事業者350
1に情報を送信する。
【0375】利用者端末3503は、サービス情報受信
機能3525により情報仲介サーバ3502から送られ
るサービス情報を受信することで、サービス享受者35
04はサービスを受けることができる。
【0376】また、利用者端末3503に保持されてい
る個人情報がサービス享受者3504による個人情報入
力機能3518への入力や個人情報自動更新機能351
6により自動的に変更された場合、利用者端末3503
は、更新された個人情報を、個人情報蓄積機能3520
を用いて保存し、個人情報更新検知機能3522により
変更された情報が回答となる質問を抽出し、該当するも
のが存在すれば、回答作成機能3521により回答を作
成しなおして、回答情報を情報仲介サーバ3503に送
信する。
【0377】そして、サービス享受者3504は別のサ
ービスを享受する。変更された個人情報が回答となる質
問がなければ、利用者端末3503は、特に動作は行わ
ない。
【0378】次に、本発明に係る情報管理システムの第
4の実施形態における情報仲介サーバの動作について図
36及び図37を参照して説明する。
【0379】図36は、本発明に係る情報管理システム
の第4の実施形態における情報仲介サーバの動作のフロ
ーチャートである。また、図36のフローチャートは、
グループ構築情報を受信してからサービス享受者に質問
を送信するまでの動作を示すフローチャートである。
【0380】まず、情報仲介サーバは、S3601にお
いて、グループ構築情報が送られてきたか否かを判断す
る。
【0381】情報仲介サーバは、グループ構築情報が送
られてきていない場合は、S3609に移行し、情報仲
介サーバはその他の処理を行ない、その後、S3601
に戻る。
【0382】グループ構築情報が送られてきた場合、情
報仲介サーバは、S3602において、グループ構築情
報を受信し、S3603においてグループ構築情報を保
存し、S3604において送られてきたグループが存在
しないか否かを判断する。
【0383】情報仲介サーバは、送られてきたグループ
が存在しないと判断した場合、S3605において新た
にグループを構築し、その後、S3606に移行し、送
られてきたグループが存在しないと判断しなかった場合
は、S3610において、既存のグループ構築情報を更
新し、その後、S3606に移行する。
【0384】S3606では、情報仲介サーバは、情報
配信対象となるサービス享受者はいるかを判断し、情報
配信対象となるサービス享受者はいないと判断した場
合、動作を終える。
【0385】情報仲介サーバは、情報配信対象となるサ
ービス享受者はいると判断した場合、S3607におい
て、グループ構築情報から質問情報を抽出し、S360
8において、対象となるサービス享受者の利用者端末に
質問情報を送信し、動作を終える。
【0386】次に、本発明に係る情報管理システムの第
4の実施形態における情報仲介サーバの動作について図
37を参照して説明する。図37は、本発明に係る情報
管理システムの第4の実施形態における情報仲介サーバ
の動作のフローチャートである。また、図37のフロー
チャートは、グループ構築情報を受信してからサービス
享受者にサービス情報を送信するまでの動作を示すフロ
ーチャートである。
【0387】まず、情報仲介サーバは、S3701にお
いて、利用者端末から回答情報が送られてきたか否かを
判断する。
【0388】回答情報が送られてきていない場合は、S
3709に移行し、情報仲介サーバはその他の処理を行
ない、その後、S3701に戻る。
【0389】グループ構築情報が送られてきた場合、情
報仲介サーバは、S3702において、回答情報を受信
し、S3703において回答情報を分析し、S3704
において、分析結果をもとにサービス享受者を分類し、
S3705において、分類情報を保存し、S3706に
おいて、分類されたグループに対応するサービスはある
か否かを判断する。
【0390】情報仲介サーバは、分類されたグループに
対応するサービスはあると判断した場合、S3707に
おいてグループ構築情報からサービス情報を抽出し、S
3708において、対象となるサービス享受者の利用者
端末にサービス情報を送信する。
【0391】また、S3706の判断において、情報仲
介サーバは、分類されたグループに対応するサービスは
ないと判断した場合、動作を終える。
【0392】以上から、本発明に係る情報管理システム
の第4の実施形態によれば、前述の本発明に係る情報管
理システムの第1の実施形態と同様の効果を得ることが
できると共に、情報仲介サーバを設置することにより、
事業者に対する個人情報の秘匿性をさらに向上させるこ
とができ、さらに高度なサーヒスの提供も実現すること
ができる。
【0393】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、事業者
から質問をサービス享受者へ送信し、サービス享受者
は、個人情報を秘匿しつつ回答を行い、事業者はこの質
問に対する回答によってサービスを提供するとしている
ため、サービス享受者の個人情報を有効に保護すること
ができる。
【0394】また、サービス享受者などに関する事情の
変化を質問に対する回答に反映するため、事情の変化に
動的に対応したサービスの提供を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報管理システムの概念図であ
る。
【図2】本発明に係る情報管理システムの概念図であ
る。
【図3】本発明に係る情報管理システムの概念図であ
る。
【図4】本発明に係る情報管理システムの第1の実施形
態の構成図を示す。
【図5】図4に示される利用者端末の内部構成のブロッ
ク図である。
【図6】図4に示される事業者サーバの内部構成のブロ
ック図である。
【図7】図4に示される利用者端末の機能ブロック図で
ある。
【図8】図4に示される利用者端末において回答を生成
する方法の第1例の概略図である。
【図9】図4に示される利用者端末において回答を生成
する方法の第2例の概略図である。
【図10】本発明に係る情報管理システムの第1の実施
形態における個人情報スキーマ定義の具体例の概念図で
ある。
【図11】本発明に係る情報管理システムの第1の実施
形態における個人情報の具体例の概念図である。
【図12】本発明に係る情報管理システムの第1の実施
形態におけるプライバシ保護定義の具体例の概念図であ
る。
【図13】本発明に係る情報管理システムの第1の実施
形態における質問データベースエントリの具体例の概念
図である。
【図14】本発明に係る情報管理システムの第1の実施
形態において作成する回答情報の概略図である。
【図15】本発明に係る情報管理システムの第1の実施
形態における利用者端末の動作のフローチャートであ
る。
【図16】本発明に係る情報管理システムの第1の実施
形態における利用者端末の動作のフローチャートであ
る。
【図17】本発明に係る情報管理システムの第1の実施
形態における利用者端末の動作のフローチャートであ
る。
【図18】従来の技術と対比した、本発明に係る情報管
理システムの第1の実施形態におけるサービス享受者を
巡回して情報収集する動作の概念図である。
【図19】従来の技術と対比した、本発明に係る情報管
理システムの第1の実施形態におけるサービス享受者間
における情報交換の動作の概略図である。
【図20】本発明に係る情報管理システムの第1の実施
形態において、サービス享受者が回答を送信する場合の
動作の概略図である。
【図21】本発明に係る情報管理システムの第1の実施
形態の概要を示す概略図である。
【図22】図21に示される広告配信業者のサーバ21
01が質問エージェントを発行する際の処理の概略図で
ある。
【図23】図21に示される利用者の携帯電話におい
て、質問に対する回答を生成し、通知する際の処理の概
略図である。
【図24】図21に示される広告配信業者のサーバにお
いて回答を処理する際の動作の概略図である。
【図25】図21に示される利用者端末としての利用者
の携帯電話において個人情報を更新した際の動作の概略
図である。
【図26】本発明に係る情報管理システムの第1の実施
形態を工場の部品調達に適用した場合の概略図である。
【図27】本発明に係る情報管理システムの第2の実施
形態の概略図である。
【図28】図27に示される情報管理システムの動作の
概略図である。
【図29】本発明に係る情報管理システムの第2の実施
形態における利用者端末の動作のフローチャートであ
る。
【図30】本発明に係る情報管理システムの第3の実施
形態の概略図である。
【図31】図30に示される情報管理システムの動作の
概略図である。
【図32】図30に示される情報管理システムの利用者
端末の動作のフローチャートである。
【図33】図30に示される情報管理システムの動作の
具体例を示す概略図である。
【図34】本発明に係る情報管理システムの第4の実施
形態の構成図である。
【図35】本発明に係る情報管理システムの第4の実施
形態の情報仲介サーバ及び利用者端末の機能ブロック図
である。
【図36】本発明に係る情報管理システムの第4の実施
形態における情報仲介サーバの動作のフローチャートで
ある。
【図37】本発明に係る情報管理システムの第4の実施
形態における情報仲介サーバの動作のフローチャートで
ある。
【図38】従来のネットワークにおいて個人情報のやり
とりを示す概念図である。
【図39】従来の個人情報のやりとりにおける問題点を
示す概念図である。
【図40】従来の個人情報のやりとりにおける問題点を
示す概念図である。
【図41】従来の個人情報のやりとりにおける問題点を
示す概念図である。
【図42】従来の個人情報のやりとりにおける問題点を
示す概念図である。
【符号の説明】
101 サービス享受者 102 事業者 103 仮想ユーザ分類空間 401 事業者 402 事業者サーバ 403 利用者端末 404 サービス享受者 1805 巡回プログラム 2701 事業者 2702 事業者サーバ 2703 質問情報とサービスのリスト 2704 利用者端末 2705 サービス享受者 3001 事業者 3002 事業者サーバ 3003 質問とサービス 3004 利用者端末 3005 サービス享受者 3401 事業者 3402 事業者サーバ 3403 情報仲介サーバ 3404 利用者端末 3405 サービス享受者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢杉 直也 京都府京都市下京区木津屋橋通西洞院東塩 小路町606番地 オムロンソフトウェア株 式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバが、 質問を端末に送信する質問送信工程と、 前記端末から受信した回答に基づいてサービス享受者を
    分類する分類工程と、 該分類工程により分類された前記サービス享受者に対し
    てサービスを送信するサービス送信工程と、 前記サーバとネットワークにより接続された端末が、 個人情報を個人情報格納手段に格納する個人情報格納工
    程と、 前記個人情報格納手段に格納された前記個人情報に基づ
    いて前記質問に対する回答を生成する回答生成工程と、 該回答生成工程により生成された回答を所定の場合に前
    記サーバに送信する回答送信工程とを備えることを特徴
    とする情報管理方法。
  2. 【請求項2】 前記サーバから端末に送信される質問
    が、 複数の回答の中から少なくとも1以上の回答を選択する
    形式の質問により構成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の情報管理方法。
  3. 【請求項3】 前記回答に、 回答無しの情報が含まれることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の情報管理方法。
  4. 【請求項4】 前記サーバが、 巡回プログラムを用いて前記質問に対する回答を収集す
    る回答収集工程を備えることを特徴とする請求項1から
    3のいずれか1項に記載の情報管理方法。
  5. 【請求項5】 前記端末が、 プライバシ保護に関する定義をプライバシ保護定義格納
    手段に格納するプライバシ保護定義格納工程を備え、 前記回答生成工程は、 前記プライバシ保護定義格納手段に格納されたプライバ
    シ保護に関する定義と前記個人情報格納手段に格納され
    た前記個人情報とに基づいて前記質問に対する回答を生
    成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項
    に記載の情報管理方法。
  6. 【請求項6】 前記サーバが、 前記質問に対する回答に対応したサービスを示すサービ
    スリストを前記端末に送信するサービスリスト送信工程
    を備え、 前記端末が、 前記質問に対する回答に基づいて該サービスリストに示
    されているサービスを前記サーバから取得するサービス
    取得工程を備えることを特徴とする請求項1から5のい
    ずれか1項に記載の情報管理方法。
  7. 【請求項7】 前記サービス送信工程は少なくとも1以
    上のサービスを前記端末に送信し、 前記端末が、 前記質問に対する回答に基づいて、前記サーバから受信
    したサービスの中から必要なサービスを選択するサービ
    ス選択工程を備えることを特徴とする請求項1から6の
    いずれか1項に記載の情報管理方法。
  8. 【請求項8】 前記サーバが、 前記質問に有効期限を設定する有効期限設定工程を備え
    ることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記
    載の情報管理方法。
  9. 【請求項9】 前記サーバが、 少なくとも1以上の質問に対する演算を行う質問演算工
    程を備え、 前記質問送信工程は、前記演算された質問を前記端末に
    送信し、 前記回答生成工程は、 前記質問演算工程により演算された質問に対する回答を
    生成し、 前記回答送信工程は、 前記生成された回答を前記サーバに送信することを特徴
    とする請求項1から8のいずれか1項に記載の情報管理
    方法。
  10. 【請求項10】 前記端末が、 前記質問に対する回答を回答格納手段に格納する回答格
    納工程と、 前記回答に基づく分類情報を分類情報格納手段に格納す
    る分類情報格納工程とを備えることを特徴とする請求項
    1から9のいずれか1項に記載の情報管理方法。
  11. 【請求項11】 前記端末が、 他の端末に質問を送信する端末質問送信工程を備えるこ
    とを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載
    の情報管理方法。
  12. 【請求項12】 前記端末が、 前記個人情報格納手段に格納された個人情報を更新する
    更新工程を備え、 前記回答生成工程は、 前記更新工程により更新された個人情報に基づいて質問
    に対する回答を生成することを特徴とする請求項1から
    11のいずれか1項に記載の情報管理方法。
  13. 【請求項13】 前記端末が、 前記質問を質問保持手段に保持する質問保持工程を備え
    ることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に
    記載の情報管理方法。
  14. 【請求項14】 質問を端末に送信する質問送信手段
    と、 前記端末から受信した回答に基づいてサービス享受者を
    分類する分類手段と、 該分類手段により分類された前記サービス享受者に対し
    てサービスを送信するサービス送信手段とを備えたサー
    バと、 該サーバとネットワークにより接続された、 個人情報が格納された個人情報格納手段と、 前記個人情報格納手段に格納された前記個人情報に基づ
    いて前記質問に対する回答を生成する回答生成手段と、 該回答生成手段により生成された回答を前記サーバに送
    信する回答送信手段とを備える端末とを備えることを特
    徴とする情報管理システム。
  15. 【請求項15】 質問を端末に送信する質問送信手段
    と、 前記端末から受信した回答に基づいてサービス享受者を
    分類する分類手段と、 該分類手段により分類された前記サービス享受者に対し
    てサービスを送信するサービス送信手段とを備えたサー
    バであって、 個人情報が格納された個人情報格納手段と、 前記個人情報格納手段に格納された前記個人情報に基づ
    いて前記質問に対する回答を生成する回答生成手段と、 該回答生成手段により生成された回答を前記サーバに送
    信する回答送信手段とを備える端末とネットワークによ
    り接続されていることを特徴とするサーバ。
  16. 【請求項16】 質問を端末に送信する質問送信手段
    と、 前記端末から受信した回答に基づいてサービス享受者を
    分類する分類手段と、 該分類手段により分類された前記サービス享受者に対し
    てサービスを送信するサービス送信手段とを備えたサー
    バとネットワークにより接続された、 個人情報が格納された個人情報格納手段と、 前記個人情報格納手段に格納された前記個人情報に基づ
    いて前記質問に対する回答を生成する回答生成手段と、 該回答生成手段により生成された回答を前記サーバに送
    信する回答送信手段とを備えることを特徴とする端末。
  17. 【請求項17】 サーバを、 質問を端末に送信する質問送信手段、 前記端末から受信した回答に基づいてサービス享受者を
    分類する分類手段、及び、該分類手段により分類された
    前記サービス享受者に対してサービスを送信するサービ
    ス送信手段として機能させる情報管理プログラムであっ
    て、 前記サーバは、 個人情報が格納された個人情報格納手段と、 前記個人情報格納手段に格納された前記個人情報に基づ
    いて前記質問に対する回答を生成する回答生成手段と、 該回答生成手段により生成された回答を前記サーバに送
    信する回答送信手段とを備える端末とネットワークによ
    り接続されていることを特徴とする情報管理プログラ
    ム。
  18. 【請求項18】 質問を端末に送信する質問送信手段
    と、 前記端末から受信した回答に基づいてサービス享受者を
    分類する分類手段と、 該分類手段により分類された前記サービス享受者に対し
    てサービスを送信するサービス送信手段とを備えたサー
    バとネットワークにより接続された端末を、 個人情報が格納された個人情報格納手段、 前記個人情報格納手段に格納された前記個人情報に基づ
    いて前記質問に対する回答を生成する回答生成手段、及
    び、 該回答生成手段により生成された回答を前記サーバに送
    信する回答送信手段として機能させることを特徴とする
    情報管理プログラム。
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