JP5758273B2 - 打ち込み工具 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、圧縮エアを駆動源とする釘打ち機等の打ち込み工具に関する。
この種の打ち込み工具は、圧縮エアを駆動源として往復動するピストンを内装した工具本体部と、工具本体部の作動により打ち込み具を打ち出す打ち込み部と、工具本体部の側部から側方へ突き出す状態に設けられたハンドル部を備えている。この打ち込み工具は、ハンドル部の基部に設けたスイッチレバーを引き操作することにより工具本体部のピストン上室に圧縮エアを供給し、供給された圧縮エアの推力によりピストンに設けた打ち込み具打撃用のドライバを瞬時に下動させ、打ち込み部に供給した1本の打ち込み具を下動するドライバで打撃して打ち込み部の先端(射出口)から打ち出す構成を備えている。
打ち込み後、スイッチレバーの引き操作を解除すると、ピストン上室への圧縮エアの供給が遮断されて大気開放されることにより、ピストンが予めピストン下室に供給された圧縮エア(リターンエア)により上動端位置に戻されて一連の打ち込み動作が完了する。
工具本体部の本体ケースの後部にはトップキャップが結合され、このトップキャップに消音フィルタ付きの排気カバーが設けられている。この排気カバーを経てピストン上室内の圧縮エアが大気に開放される。この排気カバーはトップキャップに対して回転可能に取り付けられており、排気方向を任意に変更できるようになっている。
係る打ち込み工具に関する従来の技術が例えば下記の特許文献に開示されている。この特許文献に開示された技術によれば、排気カバーに設けた弾性復元性を有するリップ部をトップキャップの上面に弾性押圧させて、当該排気カバーをトップキャップの上面を覆う状態に取り付けることにより、ピストン上室の圧縮エアが排気カバーの排気口以外でエア洩れを生ずることなく排気されるようになっている。
実用新案登録第2576552号公報
しかしながら、上記従来の構成では、圧縮エアのエア圧が常圧(約8kg/cm2)程度であれば問題ないのであるが、近年普及してきている高圧(約23kg/cm2)である場合には、樹脂製の排気カバーの全体が高圧で変形等して単にリップ部を弾性押圧させただけでは十分なシール性(気密性)が確保されないため、消音フィルタ付きの排気口以外でのエア洩れが発生するおそれがあり、その結果当該エア洩れによる騒音の発生が問題になるおそれがあった。
本発明は、高圧の圧縮エアを駆動源とする場合であっても、消音フィルタ付きの排気カバーについて高いシール性が確保され、これにより排気が確実に消音フィルタを経て大気開放されるようにすることを目的とする。
上記の課題は、下記の発明によって解決される。
第1の発明は、圧縮エアを駆動源としてシリンダ内を往復動するピストンを内装した打ち込み工具であって、ピストンの上室を区画するトップキャップと、トップキャップの後面に沿って取り付けられて、両者間に形成される排気室内の圧縮エアを大気に排気する排気口を有する排気カバーを備えており、排気カバーは、排気口を有するカバー本体部と、このカバー本体部の周縁に沿って設けられて、少なくとも排気時に圧縮エアの圧力でトップキャップに当接して気密にシールするシール部を備えており、このシール部はカバー本体部よりも軟質材料を素材とする打ち込み工具である。
第1の発明によれば、カバー本体部とシール部が硬度について異なる材料を素材として形成されており、シール部については高いシール性を確保するため軟質材料を素材とする一方、カバー本体部については高圧の圧縮エアに対して高い剛性を確保するためより硬質な材料を素材とすることにより、トップキャップに対する排気カバーの高いシール性を確保して排気口以外でのエア洩れを防止することができる。
このように、常圧のみならず高圧駆動の打ち込み工具であっても、排気エアの排気口以外でのエア洩れを確実に防止してその静音化を図ることができる。
第2の発明は、第1の発明において、シール部がトップキャップに常時当接してカバー本体部のトップキャップに対する位置決め手段として機能する構成とした打ち込み工具である。
第2の発明によれば、トップキャップに対する排気カバーの位置が保持される。特に、排気方向を任意に変更可能とするため、排気カバーがトップキャップに対して回転可能に設けられた構成の場合に、シール部の位置決め機能により排気カバーが不用意に回転してその排気方向がずれてしまうことを防止することができる。
第3の発明は、第2の発明において、シール部の外周面をトップキャップに当接させてシールする構成とした打ち込み工具である。
第3の発明によれば、カバー本体部の周縁に沿って設けられたシール部を圧縮エアの圧力により膨径方向(径方向に大きくなる拡径方向)に弾性変形させてトップキャップに押圧することにより、当該排気カバーとトップキャップとの間が高い気密性でシールされる。
第4の発明は、第3の発明において、シール部はカバー本体部に対してインサート成形により接合された打ち込み工具である。
第4の発明によれば、硬質材料を素材とするカバー本体部の周縁部に対して、軟質材料をインサート成形してシール部が一体に成形される。カバー本体部とシール部を1つの 部材として取り扱うことができるので、当該排気カバーひいては打ち込み工具の組み付け性及びメンテナンス性を高めることができる。
第5の発明は、第4の発明において、カバー本体部の外面に、シール部と同じ軟質材料を素材とするプロテクト部を設けた打ち込み工具である。
第5の発明によれば、カバー本体部の外面に軟質弾性材料を素材とするプロテクト部が設けられている。このプロテクト部を緩衝材として機能させることにより、例えば当該打ち込み工具を床上に落下させた場合等における衝撃を吸収して当該排気カバーひいては打ち込み工具の損傷を低減若しくは防止することができる。
本実施形態に係る打ち込み工具全体の縦断面図である。 本実施形態に係る打ち込み工具を図1中矢印(II)方向から見た上面図である。 ヘッドバルブ周辺の内部拡大図である。 図3の(IV)部拡大図であって、排気カバーのシール部の拡大図である。 シール部についてその他の形態を示す図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1には、本実施形態に係る打ち込み工具1が示されている。この打ち込み工具1は、圧縮エアを駆動源とする釘打ち機で、本体部2と打ち込み部3とハンドル部4とマガジン5を備えている。
本体部2には、円筒形のシリンダ11とこのシリンダ11内を圧縮エアにより往復動するピストン12が内装されている。シリンダ11は、円筒形の本体ハウジング10内と、本体ハウジング10の上部に結合したマグネシウム製のトップキャップ16内とに跨って内装されている。ピストン12の下面中心に打ち込み具打撃用のドライバ13が取り付けられている。ドライバ13は、シリンダ11内を下方へ延びてその先端側は打ち込み部3内に至っている。
図3に示すようにシリンダ11の上部側周囲であってトップキャップ16の内周側には、円筒形のヘッドバルブ20が上下方向に変位可能に内装されている。このヘッドバルブ20は、ピストン12の上方(シリンダ上室23)を蓄圧室8に対して開閉する開閉弁としての機能を有している。トップキャップ16とヘッドバルブ20の上部との間には複数の圧縮ばね17〜17が介装されている。この圧縮ばね17〜17によってヘッドバルブ20はシリンダ上室23を蓄圧室8に対して閉じる方向に付勢されている。
ヘッドバルブ20の外周面には、蓄圧室8のエア圧を上動方向(開き方向)に受けるためのフランジ部20aが張り出し状に設けられている。ヘッドバルブ20の内周面には、シール凸部20bが内周側全周にわたって設けられている。このシール凸部20bの上側において、ヘッドバルブ20の周囲には、その上部とフランジ部20aとの間において、複数の排気孔20c〜20cが設けられている。
シリンダ上室23であってトップキャップ16の上部内面には、当該ピストン12の上死点を規制し、またピストン12の上動端における衝撃を吸収するための上死点ダンパ15が取り付けられている。この上死点ダンパ15の周囲には、シール片15aが全周にわたって側方へ張り出す状態に設けられている。
本体部2の側部からハンドル部4が側方へ延びる状態に設けられている。ハンドル部4の先端に圧縮エア供給用のエアホース(図示省略)を接続するためのホースジョイント4aが設けられている。ハンドル部4の内部に、エアホースを経て供給された圧縮エアを蓄圧するための蓄圧室8が設けられている。
ハンドル部4の基部付近に使用者が指先で引き操作するためのトリガ形式のスイッチレバー6が設けられている。このスイッチレバー6の上方であってハンドル部4の基部にトリガバルブ7が設けられている。スイッチレバー6の引き操作により、トリガバルブ7のバルブステム7aが上方へ押し込まれるとトリガバルブ7がオンする。スイッチレバー6の引き操作を解除してバルブステム7aが下方へ戻されるとトリガバルブ7がオフする。
トリガバルブ7がオンすると、本体部2に設けたエア供給路14が蓄圧室8から遮断されるとともに大気開放される。エア供給路14は、ヘッドバルブ20の上面(ヘッドバルブ上室21)に連通されている。従って、トリガバルブ7がオンすると、ヘッドバルブ上室21が大気開放される。逆に、トリガバルブ7がオフになると、エア供給路14が蓄圧室8に連通されてエア供給路14内に圧縮エアが供給され、従ってヘッドバルブ上室21に圧縮エアが供給される。
このように、スイッチレバー6の操作によるトリガバルブ7のオンオフ操作により、ヘッドバルブ20の上面に圧縮エアが作用する状態と、大気開放された状態との切り換えが行われる。一方、ヘッドバルブ20のフランジ部20aの下面には、蓄圧室8内の圧縮エアが常時作用している。
このため、トリガバルブ7のオフ状態では、エア供給路14及びヘッドバルブ上室21内に蓄圧室8から圧縮エアが供給されてヘッドバルブ20の上面にエア圧が作用した状態となる。ヘッドバルブ20の上面にエア圧が作用する状態では、ヘッドバルブ20は圧縮ばね17〜17の付勢力によって閉じられた状態となる。
これに対して、トリガバルブ7がオンしてエア供給路14及びヘッドバルブ上室21内が大気開放されると、ヘッドバルブ20は、その上面側に作用する圧縮ばね17〜17の合計付勢力よりもそのフランジ部20aの下面側に作用する蓄圧室8のエア圧が勝って上方へ変位する。ヘッドバルブ20が上方へ変位して開かれると、その下端部側及びその内周側を経てシリンダ上室23内に蓄圧室8から圧縮エアが供給される。シリンダ上室23内に圧縮エアが供給されると、ピストン12が圧縮エアの推力により下動する。ピストン12の下動によりドライバ13が一体で下動して、その先端部(下端部)により1本の打ち込み具(図示省略)が打撃される。マガジン5から打ち込み部3内に供給された1本の打ち込み具はドライバ13で打撃されることにより、打ち込み部3の先端(射出口)から打ち出されて打ち込み材Wに打ち込まれる。
ピストン12の下死点は、シリンダ11の下部に設けた下死点ダンパ18により規制され、またその下動端の衝撃が吸収される。
シリンダ11の中途には逆止弁19〜19が設けられている。ピストン12が下動途中においてこの逆止弁19〜19を通過すると、シリンダ上室23内の圧縮エアの一部がこの逆止弁19〜19を経てシリンダ11の外周側に設けたリターンエア室22内に流入する。リターンエア室22内に流入した圧縮エアは、リターン孔22a〜22aを経てピストン12の下方(シリンダ下室24)に流入する。
ピストン12が下死点に至って打ち込み具の打ち込みが完了した後、スイッチレバー6の引き操作を解除してトリガバルブ7がオフになると、上記したようにエア供給路14及びヘッドバルブ上室21内に圧縮エアが供給されてヘッドバルブ20が閉じられ、またシリンダ上室23が大気開放される。シリンダ上室23が大気開放されることにより、ピストン12がシリンダ下室24内に流入した圧縮エア(リターンエア)に上動し、これによりピストン12が上死点に戻される。
ここで、ヘッドバルブ20が上動して開かれた状態では、その内周側に設けたシール凸部20bが上死点ダンパ15に設けたシール片15aに押し当てられた状態となって、ヘッドバルブ20に設けた排気孔20c〜20c及びその外周側に設けた第1排気室25がシリンダ上室23から気密に遮断された状態となる。これに対して、図3に示すようにヘッドバルブ20が下動して閉じられると、そのシール凸部20bが上死点ダンパ15のシール片15aから離間した状態となって、ヘッドバルブ20の排気孔20c〜20cを経てシリンダ上室23が第1排気室25に連通された状態となる。
第1排気室25は、トップキャップ16に設けた排気通路16a〜16aを経てトップキャップ16の外部に連通されている。トップキャップ16の上面には、排気カバー30が取り付けられている。トップキャップ16と排気カバー30との間に第2排気室26が設けられている。第2排気室26は、排気通路16a〜16aを経て常時第1排気室25に連通されている。この第2排気室26には、排気通路27を経て前記トリガバルブ7側からも圧縮エアが排気される。
排気カバー30は、硬質樹脂製のカバー本体31と、シール部32を備えている。カバー本体部31は椀形をなし、その中心が固定ねじ33によりトップキャップ16の上面にねじ止めされている。カバー本体部31は、トップキャップ16の上面中心に設けたボス部16bを介して回転自在に取り付けられている。カバー本体31の周壁部31aには、その周方向複数箇所に排気口34〜34が設けられている。図2に示すように排気口34〜34は、カバー本体31の周壁部31aに沿って概ね180°〜200°程度の範囲にわたって設けられている。各排気口34には、消音用のフィルタ34aが取り付けられている。カバー本体部31をボス部16bを中心にして回転させることにより、排気口34〜34を経た排気方向(圧縮エアの吹き出し方向)を変化させることができる。
本実施形態の排気カバー30は、トップキャップ16に対するシール構造について特徴を有している。カバー本体部31の周壁部31aの先端縁に沿ってシール部32が設けられている。このシール部32は、軟質の樹脂材料を素材としてカバー本体部31に対してインサート成形により設けられている。本実施形態では、シール部32の素材としてエラストマ樹脂が用いられている。図4に示すように、シール部32は断面U字形のリング形状を有するもので、周壁部31aの先端面全周にわたって設けたシール壁部31bに覆い被さる状態で一体化されている。
一方、トップキャップ16の上面周縁には、シール凹部16cがボス部16bを中心とする周方向全周にわたって設けられている。このシール凹部16c内にシール部32を弾性的に嵌め込んだ状態で排気カバー30がトップキャップ16の上面に取り付けられている。シール凹部16cに沿って軟質樹脂を素材とするシール部32が嵌め込まれている。このシール部32がシール凹部16c内に弾性的に嵌め込まれていることにより、当該排気カバー30とトップキャップ16の上面との間のエア洩れが防止され、これにより、排気口34〜34以外での第2排気室26の高い気密性が確保されている。
特に、軟質弾性素材のシール部32が第2排気室26内に発生する排気エア圧によりシール凹部16cの主として外周側内壁面と底面に押し付けられることにより当該第2排気室26の排気口34〜34以外でのエア洩れが確実に防止され、ひいては全ての排気が消音用フィルタ34a付きの排気口34を経て排気されて当該打ち込み工具1の静音化を図ることができる。
カバー本体部31の上面には、弾性樹脂材を素材とするプロテクタ35が設けられている。このプロテクタ35によって当該打ち込み工具1を落下させた場合等における衝撃の吸収がなされてその損傷等を低減若しくは防止することができる。本実施形態では、このプロテクタ35はシール部32と同じくエラストマ樹脂を素材としてカバー本体部31の上面に同じくインサート成形されて一体化されている。
以上説明したように本実施形態の打ち込み工具1によれば、ピストン上室23内の圧縮エアが第2排気室26においてエア洩れを生ずることなく排気カバー30の排気口34を経て排気されるため、当該打ち込み工具1の静音化を促進することができる。
また、軟質の弾性樹脂材料を素材とすることから弾性能の高いシール部32により第2排気室26の気密性が高められることから、カバー本体部31については硬質樹脂材料を素材として剛性を高めることができるので、第2排気室26内の排気圧による変形を抑制することができ、この点でも従来のようなエア洩れを抑制若しくはなくすことができる。
また、弾性の高いシール部32がトップキャップ16のシール凹部16c内に嵌め込まれて常時弾性的に当接される構成であるので、当該排気カバー30の回転方向について適度な抵抗を与えることができ、これにより振動等による排気カバー30の不用意な回転(排気方向の位置ずれ)を防止することができることから、当該シール部32に排気カバー30の位置決め機能を併せ持たせることができる。
さらに、例示した排気カバー30の上面(後面)には、弾性樹脂製のプロテクタ35が設けられているので、当該打ち込み工具1を排気カバー30側から床面上に落下させた場合における当該打ち込み工具1及び床面の傷付きや損傷等を低減若しくは防止することができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。例えばシール部32についてカバー本体部31の周壁部31aにシール壁部31bを設けて、このシール壁部31bに覆い被せるように断面U字形のシール部32をインサート成形する構成を例示したが、図5に示すようにシール部を設ける構成としてもよい。
図5の上段(A)に示すシール部36は、カバー本体部31の周壁部31aの先端外周側に沿ってインサート成形された構成となっている。この場合、第2排気室26の排気エア圧により図中白抜きの矢印で示すように周壁部31aが広がる方向(拡径方向)に僅かに変位することによりシール部36がトップキャップ16に設けたシール凹部16cの外周側内壁面に弾性押圧されて当該第2排気室26のエア洩れが防止される。
図5の中段(B)に示すシール部37は、カバー本体部31の周壁部31aの先端外周及び端面に跨ってL字形にインサート成形された構成となっている。この場合にも、第2排気室26内の排気エア圧により図中白抜きの矢印で示すように周壁部31aが拡径方向に僅かに変位することによりシール部36がトップキャップ16のシール凹部16cの外周側内壁面及び底面に弾性押圧されてより確実に第2排気室26のエア洩れが防止される。
図5の下段(C)に示すシール部38は、上記シール部37よりもさらに内周側に張り出すL字形にインサート成形した構成となっている。このシール部38によれば、周壁部31aの拡径方向の変位に加えて第2排気室26内の排気エア圧によりその内周側張り出し部分38aがシール凹部16cの底面に弾性押圧されて、第2排気室26のエア洩れが一層確実に防止される。
W…打ち込み材
1…打ち込み工具(圧縮エア式釘打ち機)
2…本体部
3…打ち込み部
4…ハンドル部、4a…ホースジョイント
5…マガジン
6…スイッチレバー
7…トリガバルブ、7a…バルブステム
8…蓄圧室
10…本体ハウジング
11…シリンダ
12…ピストン
13…ドライバ
14…エア供給路
15…上死点ダンパ、15a…シール片
16…トップキャップ
16a…排気通路、16b…ボス部、16c…シール凹部
17…圧縮ばね
18…下死点ダンパ
19…逆止弁
20…ヘッドバブル
20a…フランジ部、20b…シール凸部、20c…排気孔
21…ヘッドバルブ上室
22…リターンエア室、22a…リターン孔
23…シリンダ上室
24…シリンダ下室
25…第1排気室
26…第2排気室
30…排気カバー
31…カバー本体部、31a…周壁部、31b…シール壁部
32…シール部
33…固定ねじ
34…排気口、34a…消音用フィルタ
35…プロテクタ
36〜38…シール部

Claims (6)

  1. 圧縮エアを駆動源としてシリンダ内を往復動するピストンを内装した打ち込み工具であって、前記シリンダの上室を区画するトップキャップと、該トップキャップの後面に沿って取り付けられて、両者間に形成される排気室内の圧縮エアを大気に排気する排気口を有する排気カバーを備えており、
    前記排気カバーは、前記排気口を有するカバー本体部と、該カバー本体部の周縁に沿って設けられて、少なくとも排気時に圧縮エアの圧力で前記トップキャップに当接して気密にシールするシール部を備えており、該シール部は前記カバー本体部よりも軟質材料を素材とし、かつ前記カバー本体部の周縁全周に沿って設けたシール壁部の少なくとも外周面及び下面に跨って設けられた打ち込み工具。
  2. 請求項1記載の打ち込み工具であって、前記シール部は断面U字形のリング形状を有する打ち込み工具。
  3. 請求項1又は2記載の打ち込み工具であって、前記シール部が前記トップキャップに常時当接して前記カバー本体部の前記トップキャップに対する位置決め手段として機能する構成とした打ち込み工具。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載した打ち込み工具であって、前記シール部の外周面を前記トップキャップに当接させてシールする構成とした打ち込み工具。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載した記載の打ち込み工具であって、前記シール部はカバー本体部に対してインサート成形により接合された打ち込み工具。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載した記載の打ち込み工具であって、前記カバー本体部の外面に、前記シール部と同じ軟質材料を素材とするプロテクト部を設けた打ち込み工具。
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