JP5756895B2 - シート脚部の車両床面への固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、壁面位置まで跳ね上げ可能なシートを備える車両において、シートの脚部を車両床面へ固定するための構造に関する。
従来、車室内に車椅子等の荷物を積載する空間を確保するために、壁面位置まで跳ね上げて収納可能としたシートを備える車両が知られている。シートの使用時には、シート脚部側に設けられたロック装置を、床面側に設けられたストライカに係合させることにより、脚部を床面に固定させるものが一般的である。このような技術については例えば下記特許文献1及び2に開示されている。
特開2011−183821号公報 特開2007−302043号公報
しかしながら、上述の技術では床面からストライカが突出しているため、荷物の積載時の邪魔になるという問題があった。特に、車椅子を積載する場合には車輪の進行の邪魔となる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シートを跳ね上げた際に床面に設けられたストライカを邪魔にならないようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るシート脚部の車両床面への固定構造は次の手段をとる。
本発明の第1の発明に係るシート脚部の車両床面への固定構造は、壁面位置まで跳ね上げ可能なシートを備える車両におけるシート脚部の車両床面への固定構造であって、前記車両床面にはシート脚部と係合可能な2つのストライカが起倒可能に設けられており、該2つのストライカの間にはこれらの起倒を同期させる連動機構が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、ストライカを車両床面に倒すことにより高さを低くすることができるため、シートを跳ね上げた際にストライカが邪魔にならない。さらに、連動機構が2つのストライカの起倒を同期させるため、操作の手数が減ると共に、一方のストライカの係合をし忘れるといったシート脚部の固定不良を防止できる。
本発明の第2の発明に係るシート脚部の車両床面への固定構造は、第1の発明に係るシート脚部の車両床面への固定構造であって、前記起倒可能に設けられる2つのストライカは互いに離間する方向に倒されることを特徴とする。
この構成によれば、2つのストライカは互いに離間する方向に倒されるため、これらの間に設けられる前記の連動機構と重ならず、高さ方向に関してコンパクトに構成できる。
第1の発明によれば、シートを跳ね上げた際にストライカが邪魔にならない。
第2の発明によれば、高さ方向に関してコンパクトに構成できる。
(第1実施形態)車椅子の乗り込み空間を示す背面図である。 車椅子の乗り込み空間の床面を示す平面図である。 シートとストライカとの固定状態を示す側面図である。 ストライカ組立体を斜め前方から見た斜視図である。 図3のストライカ組立体のリンク機構を示す斜視図である。 ストライカ組立体を斜め後方から見た斜視図である。 リンク機構の動作を示す平面図である。 後側の回動部材を起立状態に係止するストッパ部材を示す側面図である。 前側のリンクとストライカの動作を示す断面図である。 後側のリンクとストライカの動作を示す断面図である。 (第2実施形態)ストライカの格納動作を示す図である。 (第3実施形態)ストライカ組立体を示す斜視図である。 図11のストライカの格納動作を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、自動車の車室内を後方から見た概略的な図であり、最後列の左右のシート80が示されている。以下の説明においては、単にシート80と言えばこの最後列のシート80を指すものとする。
本実施形態に係る自動車は、車室内に車椅子を積載可能とした福祉用途の車両であり、車室の後部に車椅子を積載する空間を確保するため、シート80は車室左右の壁面位置まで跳ね上げて収納可能とされている。同図において、右側には車室床面に固定されて使用可能とされた通常の状態のシート80が、左側には上記のように壁面位置まで跳ね上げられて収納された状態のシート80が示されている。通常の状態のシート80の設置位置は後輪を収容するホイールハウス92の間とされている。壁面を構成するサイドパネル90は、同図に示されるようにこのホイールハウス92の上側において外側に窪んでおり、跳ね上げられたシート80の収納位置はこの窪んだ壁面位置とされている。
車椅子を積載するには、車両後部から車室内に乗り込ませる。このとき、車室床面の後端に回動可能に連結されたスロープ(図示しない)を車両後方の地面に下ろして使用することで、車椅子を押して乗り込ませることができる。さらに、床面を構成するフロアパネル10の後部は後方に下がる傾斜面10bとされて、上記のスロープの傾斜面を車室内まで延長するものとなっており、車椅子の乗り込みをよりスムーズにすることができる。床面の傾斜面10bの開始位置(水平面10aとの境界)は、ほぼシート80の前端位置されている。
シート80は、図1に示されるように、乗員が着座するシートクッション82と、着座者の背凭れとなるシートバック84とを備えており、シートバック84はシートクッション82の後部に回動可能に連結されている。さらにシートクッション82は、車室壁面を成すサイドパネル90に対して連結されている。このシートクッション82の連結は、前後方向に軸を有する跳ね上げリンク81を介して、上下方向に回動可能になされている(同図の矢印参照)。シート80を収納するには、シートバック84を回動させてシートクッション82上に重ねた状態とした上で、シートバック84を跳ね上げリンク81により上方に回動させて壁面位置まで跳ね上げる。
シート80はまた、車室床面に対してシートクッション82を支持する脚部86を、シートクッション82下部に備える。脚部86は、図2に示される平面図で見て車両幅方向よりも前後方向に長い部材であり、図1及び図2に示されるようにシートクッション82のうち壁面から遠い側の部分に連結されている。シート80は、この脚部86の下端部と床面とに設けられる後述の構造によって、脚部86を床面に固定した状態で使用する。脚部86のシートクッション82への連結は、図1に矢印で示されるように車両前後方向を軸として回動可能に成されている。シートクッション82内には脚部86の収納部が設けられており、シート80を跳ね上げる際には脚部86の床面に対する固定を解除した上で、脚部86を回動させて収納部内に収納する。
次に、シート80の脚部86を床面に対して固定するための構造について、図3を参照しながら説明する。
脚部86の床面への固定は、脚部86側に設けられるロック装置と床面側に設けられるストライカ32,42とを係合させることにより行う。ロック装置とストライカ32,42との係合は、左右の各シート80につき前後の2箇所にてなされる(図2も参照)。床面に設けられるストライカ32,42は一般的なものであり、すなわち図4に良く示されるように門型に曲げ加工された棒状部材であって、左右方向に延びる上辺部分(係合辺)と、左右の側辺部分とを有する。一方、脚部86に設けられるロック装置70は、ストライカの受容部72と係止フック74とを備える。ストライカの受容部72は、脚部86の下端部において側面から見て逆U字状に形成された凹部であり、ストライカ32,42の上辺部分を受け入れ可能とされている。係止フック74は、左右方向を軸として脚部86に対して回動可能に取り付けられており、回動することにより受容部72の凹部の開口を閉鎖及び開放する。ストライカ32,42が受容部72に受け入れられた状態で係止フック74が受容部72を閉鎖すると、ストライカ32,42は受容部72から脱離できない状態となり、以って脚部86は床面に対して固定される。ロック装置70は、上記の他に、ストライカ32,42を受容部72に入れる動作に連動して自動的に係止フックを回動させてロックする手段や、係止フックを回動させてロックを解除するために操作する解除レバーを備えて構成される。このような構成に関しては、例えば前記特許文献2に開示されているような公知の技術を適用することができるため、詳細な説明を省略する。
次に、上記の前後のストライカ32,42を車室床面に対して起倒可能とする構造について、主に図4、図6、図9、図10を参照しながら説明する。
前後のストライカ32,42は、後述のように、図4に示されるストライカ組立体20の一部として一体的に組み付けられた状態とされている。この一体的とされたストライカ組立体20を設置するため、フロアパネル10の傾斜面10bには、図1及び図3に示されるように下方に窪んだ掘り込み部12が形成されている。傾斜面10bにおける掘り込み部12の形成位置は、ストライカ32,42の係合相手であるシート80の脚部86の位置(図2参照)と対応する位置に設定されている。
ストライカ組立体20は、床面を成すフロアパネル10に対して不動に固定される部材として前後の支持部材22,24と蓋部材26とを備える。また、これらに対して可動に設けられる部材として前後の回動部材30,40とリンク機構50とストッパ部材60とを備える。なおストライカ組立体20が備える諸部材はいずれも金属製である。
各支持部材22,24は、図4及び図6に示されるように、底板部とその左右の各縁から立ち上がる支持部たる側板部とを有する、コの字状に曲げられた板状部材である。前後の支持部材22,24は、図3に示されるように、掘り込み部12の前部12Fと後部12Rの内部にそれぞれ設置固定される。掘り込み部12の窪みの深さは、中間部12Mにおいて、前部12F及び後部12Rよりも浅く形成されている。
前後の回動部材30,40は、寸法形状の詳細や向きの違いを除けば概して同様の構成である。前記のストライカ32,42は、この回動部材30,40の一部として構成される。各回動部材30,40はさらにブラケット34,44を備えており、ストライカ32,42は側辺部分がこのブラケット34,44に一体的に接合されている。
前後の回動部材30,40は、それぞれ前後の支持部材22,24に対して左右方向を軸として回動可能に支持されており、これにより、図3において矢印で示されるようにストライカ32,42部分が床面の傾斜面10bに対して起倒可能とされている。この回動可能な支持は、図4及び図6に示されるように支持部材22,24の左右の各側板部を貫通して設けられた支軸31,41を介して、ブラケット34,44の側板部が支持部材22,24の側板部の内側に連結されることによりなされている。
前後の回動部材30,40は、倒されると図3において二点鎖線で示されるように床面に形成された掘り込み部12の前部12Fと後部12Rの内部にそれぞれ完全に入り、床面の傾斜面10bよりも下側に隠れる。
次に、前後の回動部材30,40の起倒を同期させる起倒連動機構について説明する。本実施形態における起倒連動機構は、図5に示されるリンク機構50を主体として構成される。
リンク機構50は、前後の回動部材30,40の間に配設されている。一方で、回動部材30,40の可能な回動の方向は、前側の回動部材30については上方と前方との間、後側の回動部材40については上方と後方との間とされており、すなわち倒すことのできる方向が前後で互いに離間する方向となっている。
また、リンク機構50の上には、蓋部材26が設けられている。蓋部材26は、リンク機構50の上を覆う蓋となる板状部材であり、前後の支持部材22,24を上方において架け渡すように配設されている。これにより、車椅子の乗り込みの際にリンク機構50が車椅子の重量から保護されると共に、リンク機構50が覆い隠されて車室床面の見栄えが良くなる。蓋部材26の支持部材22,24への固定は前記の4箇所の支軸31,41を介してなされ、前後の回動部材30,40が支持部材22,24の側板部の内側に連結されたのに対し、蓋部材26は外側に連結されている。また蓋部材26の上面は平坦面とされており、蓋部材26の配設高さは図3に良く示されるようにこの上面がフロアパネル10の傾斜面10bと共に同一平面を成すように設定されている。これにより、車椅子の乗り込みの際に車輪が掘り込み部12に落ち込むことなくスムーズに乗り込み可能となる。また、回動部材30,40が倒されると、図9及び図10に示されるように前後の各ブラケット34,44の一部がストライカ32,42の上を覆い、蓋部材26の前後の延長位置を占める補助蓋となる。これにより、車椅子の乗り込みがよりスムーズとなる。
リンク機構50は、図5に示される3節のリンク52,54,56を備えており、フロアパネル10の傾斜面10bと平行な面内で動作する。3節のリンク52,54,56は、概してそれぞれ前側、中間、後側に配されており、これらは中間のリンク54の支軸54aに関してほぼ線対称に連結構成されている。特に、前側と後側のリンク52,56は、向きを除いてほぼ同様の構成とされている。
中間のリンク54は、その中間部が上下方向の支軸54aを介して上記の蓋部材26の下側に連結支持されており、両端部が蓋部材26に対して支軸54a周りに回動可能とされている。
前側と後側のリンク52,56は、長手方向を前後方向として配されており、それぞれの一端部が連結軸52b,56bを介して中間のリンク54の各端部に連結されて、それぞれが中間のリンク54に対して相対回動可能とされている。また、前側と後側のリンク52,56は、それぞれの中間部に長手方向に細長いガイド孔52d,56dが、上下方向に貫通して形成されている。さらに、各ガイド孔52d,56dには、蓋部材26の下側に固定されたガイド軸52c,56cが挿通されている。これにより、前側と後側のリンク52,56は図7に矢印で示されるように前後方向には移動可能であるが、左右方向の無用な移動が規制される。
このように構成される3節のリンク52,54,56は、次のように動作する。中間のリンク54は中間部に連結された支軸54a周りに回動可能となっているため、その各端部は前後方向に関して互いに逆方向に動く。このため、その各端部に連結軸52b,56bを介して連結された前側と後側のリンク52,56の動作は、前後方向に関して逆方向の動作として相互伝達される。例えば、後側のリンク56が前方に移動すると前側のリンク52は逆に後方に移動して、リンク機構50は全体として図7において実線で示されるZ字状となる。また、後側のリンク56が後方に移動すると前側のリンク52は逆に前方に移動して、同図に二点鎖線で示される状態となる。
前側と後側のリンク52,56は、それぞれの他端部において図5に示される連結環部52a,56aが設けられている。連結環部52a,56aは、左右方向に貫通する孔を有する環状の部分である。一方で、前後の各回動部材30,40には、連結アーム36,46が設けられている。各連結アーム36,46は、線材を曲げ加工して形成されており、そのうち左右方向の一辺が連結辺として前側と後側の各連結環部52a,56aに挿通されて連結され、他辺が回動部材30,40のブラケット34,44に一体的に接合されている。連結アーム36,46の連結辺は、ストライカ32,42と同じく、回動部材30,40の支軸31,41に対して上側に配されている。
この連結構成により、回動部材30,40の起倒動作が以下のようにしてリンク機構50に伝達される。前側については、図9に示されるように、ストライカ32を上方に起こす動作がリンク52を後方に移動する動作として、ストライカ32を前方に倒す動作がリンク52を前方に移動する動作として、相互伝達される。後側についても同様であり、図10に示されるように、ストライカ42を上方に起こす動作がリンク56を前方に移動する動作として、ストライカ42を後方に倒す動作がリンク56を後方に移動する動作として、相互伝達される。
以上の構成により、前後の回動部材30,40は、リンク機構50を介して、一方を起こす動作が他方を起こす動作として、また一方を倒す動作が他方を倒す動作として伝達され、すなわち起倒の動作が同期する。
また、図3に良く示されるように、リンク機構50全体が支軸31,41に対して上側に配置されると共に、前述のようにフロアパネル10に形成される掘り込み空間の中間部12Mの窪みの深さが、前部12Fや後部12Rよりも浅く設定されている。
次に、前後の回動部材30,40を上方に起こした状態(起立状態)に保持する手段について説明する。この保持手段は、ストッパ部材60を主体として構成される。
ストッパ部材60は、図6に良く示されるように、後側の支持部材24の左側の側板部の内側において、左右方向の支軸62を介して連結されて、支軸62周りに回動可能となっている。支軸62の配設位置は、図4及び図6に示されるように、後側の回動部材40の支軸41の後方位置とされている。
ストッパ部材60は、図8に示されるように、後側の回動部材40を起立状態に係止する係止部66を有する。一方、回動部材40は、この係止部66に当接し得る当接部48を有する。具体的には、係止部66はストッパ部材60の支軸62から外側へ向かう径方向を法線方向とする面を有する部位であり、当接部48は回動部材40を倒す回動方向を法線方向とする面を有する段差状の部位である。回動部材40を起立状態とした上で、ストッパ部材60を回動部材40側に回動させて係止することにより、回動部材40は倒れようとしても当接部48が係止部66に当接するため回動できず起立状態に保持される。なお、前述のように前後の回動部材30,40はその起倒が同期するため、後側の回動部材40の起立状態が保持されることで同時に前側の回動部材30の起立状態も保持される。
ストッパ部材60はまた操作レバー部64を有し、この操作レバー部64によって回動操作することができる。
以上のように構成される第1の実施形態は、以下のような作用効果を奏する。
この構成によれば、前後の回動部材30,40は、倒されると床面に形成された掘り込み部12の前部12Fと後部12Rの内部にそれぞれ完全に入り、床面の傾斜面10bよりも下側に隠れる。これにより、シート80を跳ね上げて収納してストライカ32,42を使用しないときには、ストライカ32,42を備える前後の回動部材30,40を床面に倒しておけば、車椅子の車室への乗り込みの際にストライカ32,42が車輪の進行の邪魔にならない。
また、この効果はストライカ組立体20に組み付けるストライカ32,42の長さ(高さ)に関係なく奏されるものであるため、ストライカ32の長さを変更するだけで、シート80の脚部側の構成を変更しなくとも多様な床面構成の車両に対応することができる。特に、床面に傾斜面10bが形成されている本実施形態においては、図3に良く示されているように、ストライカ組立体20がこの傾斜面10bに合わせて傾斜した姿勢にて設置されている。そして、回動部材30,40を支持する支軸31,41に関しては、前側の支軸31のほうが後側の支軸41よりも高い位置に配されている。このため、後側のストライカ42は前側のストライカ32よりも必然的に長いものとなっており、上方に起こした状態においては床面からより高く突出する。ストライカ32,42を床面に倒すことができることによる上記の効果は、このようにストライカ32,42を長く(高く)する必要がある場合ほど有効なものとなる。
さらに、前後の回動部材30,40は、一方を起こす動作が他方を起こす動作として、また一方を倒す動作が他方を倒す動作として伝達され、すなわち起倒の動作が同期する。これにより、前後のストライカ32,42の起倒操作が一つの操作で可能となり必要な手数が減ると共に、一方のストライカの係合をし忘れるといったシート80の脚部86の固定不良を防止できシート80の安全性が向上する。
さらに、前後の回動部材30,40は互いに離間する方向に倒されるため、これらの間に配設されるリンク機構50と重ならず、高さ方向に関してコンパクトに構成できる。さらに、図3に良く示されるように、リンク機構50が回動部材30,40の支軸31,41よりも上側に連結配置されている。これらの構成により、前述のようにフロアパネル10に形成される掘り込み空間の中間部12Mの窪みの深さを、前部12Fや後部12Rよりも浅くすることができる。したがって、フロアパネル10下の車両部品の配設に与える影響を低減することができる。特に本実施形態においては、前述のようにシート80の設置位置が後輪を収容するホイールハウスの間とされているため、この位置の下方に配設されるデファレンシャルの取り付け部品(マウント)との干渉を低減することができる。
(第2及び第3の実施形態)
次に、本発明を実施するための第2及び第3の形態を、図11から図13までを参照しながら説明する。
第2及び第3の実施形態は、第1の実施形態においてストライカ32,42を備える回動部材を倒す方向と、これに伴うリンク機構の構成とを主に変更した実施形態である。なおこれらの実施形態のうち、ストライカ32,42等、前記の第1の実施形態から実質的な変更を要しない部分については、第1の実施形態と同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2の実施形態における前後の各回動部材130,140は、図11に示されるように、左右方向の支軸131,141を介して図示しない支持部材と連結され、この支軸131,141周りに回動可能とされている。回動部材130,140は、ストライカ32,42と共にブラケット134,144を有し、ストライカ32,42はこのブラケット134,144と一体的に接合されて、上記の回動可能な連結はこのブラケット134,144部分においてなされている。これにより、各回動部材130,140は第1の実施形態と同様にストライカ32,42部分が床面に対して起倒可能とされている。
しかし回動部材130,140の可能な回動の範囲は、第1の実施形態と異なり、前後の回動部材130,140共に、上方と前方との間とされており、すなわち倒される方向が同一方向となっている。さらに、回動部材130,140の起倒を同期させる手段は、一本のリンク150により構成されている。このリンク150の前後両端部は、連結軸136,146を介して前後の回動部材130,140と連結されている。この回動部材130,140との連結位置は、連結軸136,146の下側、すなわちストライカ32,42とは反対側とされている。これにより、前後の回動部材130,140を前方に倒す動作は、リンク150が後方に移動する動作を介して、また前後の回動部材130,140を上方に起こす動作は、リンク150が前方に移動する動作を介して相互伝達される。すなわち、前後の回動部材130,140は、第1の実施形態と同様に、一方を起こす動作が他方を起こす動作として、また一方を倒す動作が他方を倒す動作として伝達され、すなわち起倒の動作が同期する。なお、後側の回動部材140には、起倒操作を行うための操作レバー149が設けられている。
第3の実施形態における前後の両回動部材230,240は、第1、第2のいずれの実施形態とも異なり、図12に示されるように前後方向の支軸250により一体的に結合されている。この支軸250の前後両端はそれぞれ前後の支持部材222,224に連結支持されており、前後の回動部材230,240はこの前後方向の共通の支軸250周りに回動可能とされている。これにより、各回動部材230,240は第1の実施形態と同様にストライカ32,42部分が床面に対して起倒可能とされているとともに、起倒の動作が同期する。しかし、前後の回動部材230,240の倒される方向は同一の側方(図13の例においては矢印で示されるように右方)とされており、第1、第2のいずれの実施形態とも異なる方向となっている。
なお蓋部材226は、第1の実施形態と異なり、前後の回動部材230,240を架け渡すように配設されて回動部材230,240と起倒を共にする構成とされている。これにより、図13に示されるように、掘り込み空間12を開閉するように蓋部材226を起倒させることにより、回動部材230,240を起倒操作することが可能となっている。
この第2及び第3の実施形態の構成によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。さらに、起倒の方向が前後の回動部材230,240で同一方向とされているため、起倒の動作を同期させる機構を単一のリンク150又は支軸250により簡素に構成することができる。第3の実施形態においては前後の回動部材230,240の回動の支軸250が共通化されており、起倒を同期させる手段を兼ねているため、さらに簡素な構成となっている。
なお、本発明に係るシート脚部の車両床面への固定構造は、上記の第1から第3までの実施形態に限定されるものではなく、その他各種の形態で実施できるものである。
第1の実施形態においては、床面に傾斜面10bが形成されており、ストライカ組立体20はこの傾斜面10bに合わせて傾斜した姿勢にて設置されているものであったが、水平面上に水平な姿勢にて設置しても良い。
10 フロアパネル
12 掘り込み部
20 ストライカ組立体
22 前側の支持部材
24 後側の支持部材
26 蓋部材
30 前側の回動部材
31 支軸
32 前側のストライカ
34 ブラケット
40 後側の回動部材
41 支軸
42 後側のストライカ
44 ブラケット
50 リンク機構
52 前側のリンク
52b 連結軸
54 中間のリンク
54a 支軸
56 後側のリンク
56b 連結軸
60 ストッパ部材
70 ロック装置
72 ストライカの受容部
74 係止フック
80 シート
81 跳ね上げリンク
82 シートクッション
84 シートバック
86 脚部
90 サイドパネル
92 ホイールハウス

Claims (2)

  1. 壁面位置まで跳ね上げ可能なシートを備える車両におけるシート脚部の車両床面への固定構造であって、
    前記車両床面にはシート脚部と係合可能な2つのストライカが起倒可能に設けられており、
    該2つのストライカの間にはこれらの起倒を同期させる連動機構が設けられている
    ことを特徴とするシート脚部の車両床面への固定構造。
  2. 請求項1に記載のシート脚部の車両床面への固定構造であって、
    前記起倒可能に設けられる2つのストライカは互いに離間する方向に倒される
    ことを特徴とするシート脚部の車両床面への固定構造。

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