JP4986269B2 - 自動車 - Google Patents

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Description

本発明は、車室内に配置された座席を具備し、該座席はシートバックとシートクッションを有している自動車に関する。
自動車は、一般に車室内に配置されたシートバックとシートクッションを有する座席を具備している。かかるシートバックとシートクッションを、車室上部の非使用位置に格納して、その下方に荷物収納空間を確保することのできる自動車も従来より公知である(特許文献1参照)。従来のこの種の自動車においては、シートクッションとシートバックを、上下に重ねた状態で、車室上部の非使用位置に格納するように構成されている。ところが、この形式の自動車においては、シートクッションとシートバックを車室上部の非使用位置に格納したとき、そのシートクッションとシートバックが上下に重なっているため、これらの全体の厚さがかなり大きなものとなり、その分、その下方の荷物収納空間の高さが低くなって、車室内の乗員に圧迫感を与えるおそれがある。
特開2001−130303号公報
本発明の目的は、シートバックとシートクッションを非使用位置に格納したときも、車室内の乗員に圧迫感を与えることのない自動車を提供することにある。
本発明は、車室内に配置された座席を具備し、該座席はシートバックとシートクッションを有している自動車であって、前記シートクッションは、車幅方向に配列された2つのクッション部材を有し、各クッション部材は、着座者の尻部を支えることのできる使用位置と、車室の各側部に沿って立ち上がった非使用位置との間を回動可能に車体に支持され、前記シートバックは、着座者の背部を支えることのできる使用位置と、車室上部に持ち上げられてほぼ水平となった非使用位置との間を回動可能に車体に支持されていて、前記2つのクッション部材をそれぞれ非使用位置にもたらした状態で、前記シートバックを、その使用位置と非使用位置との間で回動させることができるように構成され、着座者の背部を支えるシートバック支え面と反対側のシートバック背面の側に把手アームが設けられ、該把手アームは、シートバック背面に沿って位置する閉位置と、該把手アームの自由端がシートバック背面から離間して位置する開位置との間を回動できるように、前記シートバックが使用位置にあるときに下部となる把手アームの基端部が、シートバックに回動可能に連結され、前記シートバックには、車体に固定されたストライカに係合して、該シートバックを車体に対してロックするロック部材が回動可能に支持されていて、前記把手アームを前記閉位置から開位置に回動させると、前記ロック部材が、前記ストライカから外れて、車体に対するシートバックのロックが解除されるように、該ロック部材と前記把手アームとが連動手段を介して連結されている自動車を提案する。
また、本発明は、車室内に配置された座席を具備し、該座席はシートバックとシートクッションを有している自動車であって、前記シートクッションは、車幅方向に配列された2つのクッション部材を有し、各クッション部材は、着座者の尻部を支えることのできる使用位置と、車室の各側部に沿って立ち上がった非使用位置との間を回動可能に車体に支持され、前記シートバックは、着座者の背部を支えることのできる使用位置と、車室上部に持ち上げられてほぼ水平となった非使用位置との間を回動可能に車体に支持されていて、前記2つのクッション部材をそれぞれ非使用位置にもたらした状態で、前記シートバックを、その使用位置と非使用位置との間で回動させることができるように構成され、着座者の背部を支えるシートバック支え面と反対側のシートバック背面の側に把手アームが設けられ、該把手アームは、シートバック背面に沿って位置する閉位置と、該把手アームの自由端がシートバック背面から離間して位置する開位置との間を回動できるように、前記シートバックが使用位置にあるときに下部となる把手アームの基端部が、シートバックに回動可能に連結され、前記シートバックには、該シートバックが前記使用位置にあるとき、車体に固定されたストライカに係合して、該シートバックを車体に対してロックするロック部材が回動可能に支持されていて、前記把手アームを前記閉位置から開位置に回動させると、前記ロック部材が、前記ストライカから外れて、車体に対するシートバックのロックが解除されるように、該ロック部材と前記把手アームとが連動手段を介して連結されている自動車を提案する
さらに、本発明は、車室内に配置された座席を具備し、該座席はシートバックとシートクッションを有している自動車であって、前記シートクッションは、車幅方向に配列された2つのクッション部材を有し、各クッション部材は、着座者の尻部を支えることのできる使用位置と、車室の各側部に沿って立ち上がった非使用位置との間を回動可能に車体に支持され、前記シートバックは、着座者の背部を支えることのできる使用位置と、車室上部に持ち上げられてほぼ水平となった非使用位置との間を回動可能に車体に支持されていて、前記2つのクッション部材をそれぞれ非使用位置にもたらした状態で、前記シートバックを、その使用位置と非使用位置との間で回動させることができるように構成され、着座者の背部を支えるシートバック支え面と反対側のシートバック背面の側に把手アームが設けられ、該把手アームは、シートバック背面に沿って位置する閉位置と、該把手アームの自由端がシートバック背面から離間して位置する開位置との間を回動できるように、前記シートバックが使用位置にあるときに下部となる把手アームの基端部が、シートバックに回動可能に連結され、前記シートバックには、該シートバックが前記使用位置にあるとき、車体に固定された第1のストライカに係合して、該シートバックを車体に対してロックする第1のロック部材と、シートバックが前記非使用位置にあるとき、車体に固定された第2のストライカに係合して、該シートバックを車体に対してロックする第2のロック部材とがそれぞれ回動可能に支持されていて、前記把手アームを前記閉位置から開位置に回動させると、前記第1のロック部材又は前記第2のロック部材が、前記第1のストライカ又は前記第2のストライカから外れて、車体に対するシートバックのロックが解除されるように、該第1及び第2のロック部材と前記把手アームとが連動手段を介して連結されていると共に、前記シートバックをその非使用位置にもたらして、前記把手アームを開位置から閉位置に回動させると、前記第2のロック部材が前記第2のストライカに係合して、該シートバックが車体に対してロックされるように、前記第2のロック部材が前記連動手段を介して前記把手アームに連結されている自動車を提案する。
本発明によれば、シートクッションを車室上部の非使用位置に格納するのではなく、シートクッションを構成する各クッション部材を車室の各側部に立ち上がった状態に格納するので、シートクッションとシートバックを非使用位置に格納したとき、シートバックの下方に従来よりも高さの高い荷物収納空間を確保できる。このため車室内の乗員に圧迫感を与える不具合を阻止することができる。
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
図1乃至図3は、車室内の様子を明らかにした自動車の概略断面図である。これらの図及び図4、図5における矢印Frは、自動車の前進方向を示し、この前進方向Frに直交する、図1乃至図3の紙面に対して垂直な方向が車幅方向である。図4及び図5にはこの車幅方向を矢印Wで示してある。また、本明細書における「前」及び「後」なる文言は、自動車の前進方向Frを基準とした前後を意味する。
図1に示した自動車の車体1、すなわちそのメインボデーは、それ自体周知のように、車体1の上部を構成するルーフパネル2と、車室Rの床面を構成するフロアパネル3と、車室Rの車幅方向各側部を構成するサイドパネルなどの各種のパネルから構成されていて、ルーフパネル2の車室内側の面は天井材6によって覆われ、各サイドパネルの車室内側の面も、内装材7によって覆われている。また、車体1の後部開口にはバックドア5が配置され、このバックドア5は図1に矢印A,Bで示す方向に回動開閉可能に車体1に支持されている。
図1に示すように、車室R内には、フロントシートより成る座席8と、このフロントシートよりも後方に配置されたリヤシートより成る座席11が配置され、この座席11は、図1に示すように、他の座席8と同じく、着座者の背部を支えるシートバック12と、着座者の尻部を支えるシートクッション13とを有している。図1には座席11に着座した着座者Pを二点鎖線で簡略化して示してある。
図1は、シートクッション13とシートバック12が、共に着座者Pが着座できる使用位置を占めた状態を示しており、このときシートクッション13はほぼ水平な姿勢を保ち、シートバック12はシートクッション13に対してほぼ垂直に立ち上がった姿勢を占めている。図2は、シートクッション13が非使用位置を占めたときの様子を示し、図3は、シートバック12とシートクッション13が共に非使用位置を占めたときの様子を示している。以下にこれに関連する構成を明らかにする。
図4は座席11を斜め前方から見た状態を示す斜視図である。この図に示すように、シートクッション13は、車幅方向Wに隣り合って配列された2つのクッション部材13A,13Bを有していて、着座者はそのいずれのクッション部材13A,13Bにも着座することができる。
一方、車室内の車幅方向各側部には、支持ブラケット9A,9Bがそれぞれ配置され、その各支持ブラケット9A,9Bの下部がフロアパネル3に図示していないボルトとナットによって固定されている。各支持ブラケット9A,9Bの上部には、ヒンジピン10A,10Bを介して、各クッション部材13A,13Bの車幅方向外側の端部20A,20Bが回動可能に連結されている。これにより、各クッション部材13A,13Bは、各ヒンジピン10A,10Bのまわりに、矢印C,Dで示すように回動することができる。
また、各クッション部材13A,13Bの車幅方向内側の各端部23A,23Bの下面には、矢印E方向に折り畳むことのできる脚部材14A,14Bが枢着されていて、シートクッション13を構成するクッション部材13A,13Bが図1及び図4に示した使用位置を占めているとき、その各クッション部材13A,13Bは、各支持ブラケット9A,9Bと、各脚部材14A,14Bを介して、車体1のフロアパネル3にほぼ水平な姿勢に支持される。これにより、着座者は支障なく各クッション部材13A,13Bに腰を下ろすことができる。
図1乃至図4に示すように、シートバック12の車幅方向各側部の上部には、シートアーム17の一端部がそれぞれ固定され、その各シートアーム17の他端部は、枢ピン18を介して車体1の各サイドパネルにそれぞれ回動可能に連結されている。シートバック12が図1及び図4に示した使用位置にあるとき、このシートバック12の車幅方向各側部に設けられた第1のロック部材26が車体1に固定された第1のストライカ27に図1に示したように係合し、これによってシートバック12が車体1に対してロックされる。第1のロック部材26は、シートバック12に回動可能に支持されていて、その第1のロック部材26の係合凹部が第1のストライカ27に着脱可能に係合する。第1のストライカ27は、ほぼU字形に形成され、その各端部が車体1に固着されている。かかるロック部材26とストライカ27は、例えば、バックドアやラゲージドアを車体に対してロックするロック装置として従来より周知である。
また、図1乃至図4に示すように、シートバック12には把手アーム16が設けられている。図1に示したように、着座者Pが座席11に着座したとき、その着座者Pの背部を支えるシートバック12の面をシートバック支え面12Aと称し、これとは反対側の面をシートバック背面12Bと称することにすると、把手アーム16は、このシートバック背面12Bの側に設けられている。しかも、シートバック12が図1に示した使用位置にあるときに下部となる把手アーム16の基端部が、ピン15を介して、シートバック12に回動可能に連結されている。また、図4に示すように、把手アーム16の自由端21の側には、孔22が形成され、この孔22によって把手アーム16用の把手部が構成されている。座席11に着座者Pが着座して、その座席11を使用しているとき、把手アーム16は、通常、図1に破線で示したようにシートバック背面12Bに沿って位置する閉位置に収められてロックされている。
後述するように、操作者が把手アーム16の孔22に手を掛けて、その把手アーム16を後方に引くことにより、該把手アーム16を図2に示した開位置に回動させることができる。このとき、把手アーム16の孔22が形成された側の自由端21が、シートバック背面12Bから離間して位置する。再び、この把手アーム16を図1に示した閉位置に戻すことができる。このように、把手アーム16は、シートバック背面12Bに沿って位置する閉位置と、該把手アーム16の自由端21がシートバック背面12Bから離間して位置する開位置との間を回動できるように、シートバック12が使用位置にあるときに下部となる把手アーム16の基端部が、シートバック12に回動可能に連結されている。
シートバック12とシートクッション13を非使用位置に格納するときは、先ず各クッション部材13A,13Bの下面に設けられた各脚部材14A,14Bを、図4に矢印Eで示した方向に回動させて、これらの脚部材14A,14Bを閉位置に折り畳む。次いで、各クッション部材13A,13Bを、ヒンジピン10A,10Bのまわりに図4に矢印Cで示した方向に回動させて、図2に示したように、車室Rの各側部に沿って立ち上がった非使用位置にもたらす。各クッション部材13A,13Bの車幅方向内側の端部23A,23Bを車幅方向外側に向けて持ち上げて、各クッション部材13A,13Bを、車室Rの車幅方向各側部を区画する内装材7に沿って立ち上がった非使用位置にもたらすのである。
図5は、各クッション部材13A,13Bが非使用位置に回動したときの様子を示す斜視図である。このように、各クッション部材13A,13Bを非使用位置に格納したとき、図5に示すように、各クッション部材13A,13Bに取り付けられたループ状のストラップ24A,24Bを、内装材7(図5には示さず)に固定されたフック25A,25Bに引っ掛けて、各クッション部材13A,13Bをその非使用位置に保持する。図5以外の図には、ストラップ24A,24Bとフック25A,25Bの図示は省略してある。
上述のように、本例の自動車においては、その各クッション部材13A,13Bが、支持ブラケット9A,9Bとヒンジピン10A,10Bを介して、車体1に回動可能に支持されており、各クッション部材13A,13Bを使用位置から非使用位置へと回動させる操作は、例えば操作者が車室内にて行うことができる。後述するように各クッション部材13A,13Bを非使用位置から使用位置に回動させるときも同様である。
一方、図1に示したバックドア5を矢印A方向に回動させて、これを図2に示した開位置にもたらす。次いで、図2に二点鎖線で簡略化して示した操作者OPが、バックドア5を開くことにより開放された車体後部の開口から手を入れ、把手アーム16のロックを解除した上で、把手アーム16の孔22(図4)に指を掛けて、該把手アーム16を、図1及び図2に矢印Fで示したように、その自由端21が後方に移動する向きに回動させ、その把手アーム16を図2に示した開位置に回動させる。このとき、その把手アーム16は、シートバック12に設けられた図示していないストッパに当って、開位置に保持される。
把手アーム16と、第1のロック部材26は、図示していないケーブルを含む連動手段を介して連結されていて、把手アーム16を上述のように開位置に回動させると、これに連動して、第1のロック部材26が回動し、該第1のロック部材26が第1のストライカ27から外れる。これによりシートバック12に対するロックが解除される。
上述のようにシートバック12に対するロックを解除した後、操作者が把手アーム16を前方に向けて軽く押すと、シートバック12と車体1との間に設けられた図示していないガスダンパーステーの作用により、シートバック12は、図2に矢印Gで示したように、枢ピン18のまわりを、前方に向けて回動し、最終的に、車室Rの上部にてほぼ水平となった図3に示した非使用位置にもたらされる。このように、本例のシートバック12は、シートアーム17と枢ピン18を介して車体1に回動可能に支持されている。
次いで、図3に矢印Hで示したように、把手アーム16を閉位置に回動させると、図1に簡単に示したようにシートバック12に回動可能に支持された第2のロック部材28が回動して、ルーフパネル2に固着された第2のストライカ29に係合する。これによって、シートバック12がその非使用位置にロックされる。ここでも、把手アーム16と、第2のロック部材28とが、ワイヤを含む連動手段を介して連結され、把手アーム16を閉位置にもたらすと、これに連動して、第2のロック部材28が回動して、該第2のロック部材28が第2のストライカ29に係合するのである。閉位置にもたらされた把手アーム16は、この位置にロックされる。
上述のように、シートバック12を車室上部の非使用位置に格納すると共に、各クッション部材13A,13Bを車室側部の非使用位置に格納することによって、シートバック12の下方に大きな空間を確保でき、この空間に図示していない荷物を効率よく収納することができる。その際、非使用位置を占めたシートクッション13は、非使用位置を占めたシートバック12に対して上下に重なった状態で位置するのではなく、シートクッション13を構成する各クッション部材13A,13Bが、車室側部に立ち上がった状態に格納されるので、図3に示したように、非使用位置を占めたシートバック12の下方の車室内空間の高さhを従来よりも高くすることができる。このため、車室内の乗員に圧迫感を与えることはない。
シートバック12を再び使用位置にもたらすには、クッション部材13A,13Bを非使用位置に留めたまま、把手アーム16に対するロックを解除した上で、その把手アーム16を図3に矢印Hで示した方向と逆方向に回動させて開位置にもたらす。これにより、第2のロック部材28(図1)が回動してストライカ29から外れる。このように、シートバック12に対するロックを解除した後、操作者が把手アーム16を掴んで、該把手アーム16を後方側に引くことにより、シートバック12を枢ピン18のまわりに図3に矢印Iで示したように下方に向けて回動させることができる。これにより、シートバック12は図2に示した使用位置に回動する。このとき、第1のロック部材26が第1のストライカ27に衝突し、該第1のロック部材26が回動して、第1のストライカ27に係合し、シートバック12が図1に示したように使用位置にロックされる。
次いで、図5に示したストラップ24A,24Bをフック25A,25Bから外すと共に、各脚部材14A,14Bを、図5に矢印Kで示した方向に回動させて、図1に示した状態の開位置にもたらす。引き続き、各クッション部材13A,13Bを、ヒンジピン10A,10Bのまわりに図5に矢印Dで示した方向に回動させ、図1に示した使用位置にもたらす。このようにして、シートバック12とシートクッション13を共に使用位置に戻すことができる。
以上のように、本例の自動車の各クッション部材13A,13Bは、着座者Pの尻部を支えることのできる使用位置と、車室Rの各側部に沿って立ち上がった非使用位置との間を回動可能に車体1に支持され、シートバック12は、着座者Pの背部を支えることのできる使用位置と、車室Rの上部に持ち上げられてほぼ水平となった非使用位置との間を回動可能に車体1に支持されている。その際、2つのクッション部材13A,13Bをそれぞれ非使用位置にもたらした状態で、シートバック12を、その使用位置と非使用位置との間で回動させることができる。しかも、シートバック12には、該シートバック12がその使用位置にあるとき、車体1に固定された第1のストライカ27に係合して、シートバック12を車体1に対してロックする第1のロック部材26と、シートバック12がその非使用位置にあるとき、車体1に固定された第2のストライカ29に係合して、シートバック12を車体1に対してロックする第2のロック部材28とがそれぞれ回動可能に支持されている。さらに、把手アーム16を、その閉位置から開位置に回動させると、第1のロック部材26又は第2のロック部材28が、第1のストライカ27又は第2のストライカ29から外れて、車体1に対するシートバック12のロックが解除されるように、第1及び第2のロック部材26,28と把手アーム16とが連動手段を介して連結されている。さらに、シートバック12をその非使用位置にもたらして、把手アーム16を、その開位置から閉位置に回動させると、第2のロック部材28が第2のストライカ29に係合して、シートバック12が車体1に対してロックされるように、第2のロック部材28が上述の連動手段を介して把手アーム16に連結されている。
自動車の概略断面図であって、シートバックとシートクッションが使用位置にあるときの車室内の様子を示す図である。 シートクッションの各クッション部材を非使用位置に回動させたときの様子を示す、図1と同様な断面図である。 シートバックと、シートクッションの各クッション部材を非使用位置に回動させたときの様子を示す、図1と同様な断面図である。 座席を斜め前方から見た斜視図である。 非使用位置を占めたクッション部材を示す斜視図である。
符号の説明
1 車体
11 座席
12 シートバック
12A シートバック支え面
12B シートバック背面
13 シートクッション
13A,13B クッション部材
16 把手アーム
21 自由端
26 ロック部材,第1のロック部材
27 ストライカ,第1のストライカ
28 ロック部材,第2のロック部材
29 ストライカ,第2のストライカ
P 着座者
R 車室
W 車幅方向

Claims (3)

  1. 車室内に配置された座席を具備し、該座席はシートバックとシートクッションを有している自動車であって、前記シートクッションは、車幅方向に配列された2つのクッション部材を有し、各クッション部材は、着座者の尻部を支えることのできる使用位置と、車室の各側部に沿って立ち上がった非使用位置との間を回動可能に車体に支持され、前記シートバックは、着座者の背部を支えることのできる使用位置と、車室上部に持ち上げられてほぼ水平となった非使用位置との間を回動可能に車体に支持されていて、前記2つのクッション部材をそれぞれ非使用位置にもたらした状態で、前記シートバックを、その使用位置と非使用位置との間で回動させることができるように構成され、着座者の背部を支えるシートバック支え面と反対側のシートバック背面の側に把手アームが設けられ、該把手アームは、シートバック背面に沿って位置する閉位置と、該把手アームの自由端がシートバック背面から離間して位置する開位置との間を回動できるように、前記シートバックが使用位置にあるときに下部となる把手アームの基端部が、シートバックに回動可能に連結され、前記シートバックには、車体に固定されたストライカに係合して、該シートバックを車体に対してロックするロック部材が回動可能に支持されていて、前記把手アームを前記閉位置から開位置に回動させると、前記ロック部材が、前記ストライカから外れて、車体に対するシートバックのロックが解除されるように、該ロック部材と前記把手アームとが連動手段を介して連結されている自動車。
  2. 車室内に配置された座席を具備し、該座席はシートバックとシートクッションを有している自動車であって、前記シートクッションは、車幅方向に配列された2つのクッション部材を有し、各クッション部材は、着座者の尻部を支えることのできる使用位置と、車室の各側部に沿って立ち上がった非使用位置との間を回動可能に車体に支持され、前記シートバックは、着座者の背部を支えることのできる使用位置と、車室上部に持ち上げられてほぼ水平となった非使用位置との間を回動可能に車体に支持されていて、前記2つのクッション部材をそれぞれ非使用位置にもたらした状態で、前記シートバックを、その使用位置と非使用位置との間で回動させることができるように構成され、着座者の背部を支えるシートバック支え面と反対側のシートバック背面の側に把手アームが設けられ、該把手アームは、シートバック背面に沿って位置する閉位置と、該把手アームの自由端がシートバック背面から離間して位置する開位置との間を回動できるように、前記シートバックが使用位置にあるときに下部となる把手アームの基端部が、シートバックに回動可能に連結され、前記シートバックには、該シートバックが前記使用位置にあるとき、車体に固定されたストライカに係合して、該シートバックを車体に対してロックするロック部材が回動可能に支持されていて、前記把手アームを前記閉位置から開位置に回動させると、前記ロック部材が、前記ストライカから外れて、車体に対するシートバックのロックが解除されるように、該ロック部材と前記把手アームとが連動手段を介して連結されている自動車。
  3. 車室内に配置された座席を具備し、該座席はシートバックとシートクッションを有している自動車であって、前記シートクッションは、車幅方向に配列された2つのクッション部材を有し、各クッション部材は、着座者の尻部を支えることのできる使用位置と、車室の各側部に沿って立ち上がった非使用位置との間を回動可能に車体に支持され、前記シートバックは、着座者の背部を支えることのできる使用位置と、車室上部に持ち上げられてほぼ水平となった非使用位置との間を回動可能に車体に支持されていて、前記2つのクッション部材をそれぞれ非使用位置にもたらした状態で、前記シートバックを、その使用位置と非使用位置との間で回動させることができるように構成され、着座者の背部を支えるシートバック支え面と反対側のシートバック背面の側に把手アームが設けられ、該把手アームは、シートバック背面に沿って位置する閉位置と、該把手アームの自由端がシートバック背面から離間して位置する開位置との間を回動できるように、前記シートバックが使用位置にあるときに下部となる把手アームの基端部が、シートバックに回動可能に連結され、前記シートバックには、該シートバックが前記使用位置にあるとき、車体に固定された第1のストライカに係合して、該シートバックを車体に対してロックする第1のロック部材と、シートバックが前記非使用位置にあるとき、車体に固定された第2のストライカに係合して、該シートバックを車体に対してロックする第2のロック部材とがそれぞれ回動可能に支持されていて、前記把手アームを前記閉位置から開位置に回動させると、前記第1のロック部材又は前記第2のロック部材が、前記第1のストライカ又は前記第2のストライカから外れて、車体に対するシートバックのロックが解除されるように、該第1及び第2のロック部材と前記把手アームとが連動手段を介して連結されていると共に、前記シートバックをその非使用位置にもたらして、前記把手アームを開位置から閉位置に回動させると、前記第2のロック部材が前記第2のストライカに係合して、該シートバックが車体に対してロックされるように、前記第2のロック部材が前記連動手段を介して前記把手アームに連結されている自動車。
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