JP5756779B2 - 光情報記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、光情報記録媒体に関する。
近年では、光情報記録媒体の大容量化の技術として、1枚の記録媒体中に多層に情報を記録する3次元記録が検討されている。3次元記録をするための光情報記録媒体では、記録層間のクロストークを防止するため、複数の記録層の間に適宜な厚さの中間層を設けるのが一般的である。
そして、特許文献1には、3次元記録をするための光情報記録媒体の多数の記録層を簡易に形成するため、記録層を持つ感圧接着性シート(単位構造シート)を貼り合わせる光情報記録媒体の製造方法が開示されている。
特開2005−209328号公報
ところで、特許文献1のような単位構造シートを製造する場合、記録層や粘着層などの材料を一方向に塗布するウェブ塗布方式で形成するのが望ましい。しかし、ウェブ塗布方式で塗布すると、塗布方向に直交する断面で見たときに、塗布装置の特性に基づく層の厚さのムラが生じる。そして、複数の単位構造シートを、各層の塗布方向を揃えて互いに貼り合わせると、このムラが累積されて、厚さの均一性が悪化するという問題がある。
そこで、本発明は、単位構造シートを積層させてなる光情報記録媒体において、厚さの均一性を向上することを目的とする。
前記した課題を解決するための本発明は、中間層としての粘着層と、少なくとも1層の記録層とを有する単位構造シートを積層してなる光情報記録媒体である。この単位構造シートは、記録層および粘着層が、一定の塗布方向に材料を塗布することによりなる。そして、1つの光情報記録媒体中の単位構造シートは、塗布方向の向きが互いに180°異なる組に分類可能である。そして、前記した光情報記録媒体において、1つの光情報記録媒体における単位構造シートに含まれるすべての粘着層は、材料の塗布方向が、光情報記録媒体の中心を基準として、180°未満の等角度間隔の向きで、かつ、各向きにつき同じ層数で、1つの光情報記録媒体中に分布している。
このような構成によれば、各単位構造シートに、ウェブ塗布方式による塗布の際にできた厚さのムラがあっても、塗布方向の向きが180°異なる単位構造シートの組があるため、この組となる単位構造シート同士で厚さのムラが互いに打ち消される。そのため、単位構造シートが多数積層されていても、この厚さのムラが累積されず、光情報記録媒体全体としても、厚さの均一性が高くなる。なお、一定の塗布方向に材料を塗布するとは、一方向に真っ直ぐに材料を塗布することを意味する。
また、粘着層は、層内で縮もうとする引っ張り力を僅かに有しているため、光情報記録媒体を反らせようとする。しかし、この構成のように、1つの光情報記録媒体において、粘着層の材料の塗布方向が、光情報記録媒体の中心を基準として等角度間隔の向きで、かつ、各向きについて同じ層数であると、各粘着層の反らせる力が、中心の周りで均一になるので、光情報記録媒体の反りを小さくすることができる。
なお、本発明において、光情報媒体中のすべての中間層が粘着層である必要はなく、少なくとも一部の複数の中間層が粘着層で形成されていればよい。すなわち、単位構造シートは、中間層として粘着層とは別の第2中間層を含み、この第2中間層は、記録層および粘着層と同じ一定の塗布方向に材料を塗布してなっていてもよい。
この場合にも、組となる単位構造シート同士で厚さのムラが互いに打ち消されるので、ウェブ塗布方式の塗布による厚さのムラが累積されず、厚さの均一性が高くなる。
また、一方の面に一定の塗布方向に材料を塗布することにより形成された保護層が付着していたカバー層も、このような反らせる力を持っていることがある。光情報記録媒体がこのようなカバー層を有する場合、1つの光情報記録媒体における単位構造シートに含まれる、すべての粘着層の材料の塗布方向と、カバー層に付着していた保護層の材料の塗布方向とは、光情報記録媒体の中心を基準として、180°未満の等角度間隔の向きで、かつ、各向きにつき同じ層数で、1つの光情報記録媒体中に分布していることが望ましい。
これによれば、粘着層とカバー層の、光情報記録媒体を反らせようとする力が、中心の周りで均一になるので、光情報記録媒体の反りを小さくすることができる。
前記した各光情報記録媒体において、前記単位構造シートは、基板の両面に積層されている構成とすることができる。
この構成によれば、基板の両側に記録層を設けることができるので、一枚あたりの記録容量を増大させることができる。
本発明によれば、厚さの均一性が高い光情報記録媒体を提供することができる。
光情報記録媒体の断面図である。 光情報記録媒体における粘着層の材料の塗布方向を説明する図(a),(b)である。 一例の単位構造シートの製造工程を説明する図(a)〜(e)である。 光情報記録媒体の製造工程の一例を説明する図(a)〜(c)である。 実験の結果をまとめた表である。
次に、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る光情報記録媒体10は、基板11と、複数の記録層12と、中間層としての粘着層13A,13Bおよび硬質中間層14と、カバー層15と、反射層16とを備えてなる。
基板11は、記録層12などを支持するための支持体であり、一例としてポリカーボネートの円板などからなる。基板11の表面には、凹凸によりトラッキング制御やフォーカス制御のためのサーボ信号層11Aが形成されている。また、サーボ信号層11Aの表面には、反射層16が形成されている。なお、サーボ信号層11Aおよび反射層16の有無は任意である。
記録層12は、情報が光学的に記録される感光材料からなる層であり、一例として、高分子バインダーと、当該高分子バインダーに分散された色素とを有してなる。または、記録層12は、高分子バインダーと、当該高分子バインダーに分散された色素に代えて、色素が結合された高分子バインダーを用いてもよい。これらの高分子バインダーを含む場合の記録層12は、記録の前後において屈折率が変化しないことが望ましい。記録層12は、記録光を照射すると、色素が記録光を吸収して発生する熱により高分子バインダーが変形し、中間層と記録層12の間の界面が変形して、中間層に向かう凸形状が形成されることで記録スポット(ピットによる情報)が記録される。より詳しくは、この記録スポットは、中央が記録層12から中間層に向かうように凸形状となり、この凸形状の周囲に、中間層から記録層12に向かうようにリング状の凹形状(記録層12を基準に見て)が形成される。
なお、本願において、記録層12の構成は、光学的に記録可能なものであれば特に限定されない。例えば、光の照射により屈折率が変化する記録材料や、光の吸収率が変化する材料を記録層12に採用しても構わない。
記録層12を、上記の高分子バインダーを含む記録材料で構成する場合、一層の記録層12の厚さは、50nm〜5μm、望ましくは100nm〜3μm、より望ましくは200nm〜2μmで形成されている。厚さが50nmより小さい場合には、記録層12と中間層の界面に凸形状が形成されにくいからである。記録層12の厚さの上限は特に限定されないが、記録層12の層数をできるだけ多くするため、記録層12の厚さは5μm以下であるのが望ましい。一例として、記録層12の厚さは1μmである。
なお、記録層12と中間層の界面の変形を利用せず、屈折率の変化や光の吸収率の変化などを利用して記録を行う構成の場合には、記録層12の厚さは、上述したよりも薄い方が望ましい。
記録層12は、例えば、2〜100層程度設けられる。光情報記録媒体10の記憶容量を大きくするため、記録層12は多い方が望ましく、例えば10層以上であるのが望ましい。
記録層12は、材料を一方向に塗布するウェブ塗布方式を用いて形成するのが望ましい。ここで塗布する材料は、色素材料と高分子バインダーを溶媒に溶解させた液を用いることができる。このときの溶媒としては、ジクロロメタン、クロロホルム、メチルエチルケトン(MEK)、アセトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)、トルエン、ヘキサンなどを用いることができる。また、本明細書でいうウェブ塗布方式にはバーコート法、ブレードコート法、ロールコート法、スロットコート法、カーテンコート法、スライドコート法、ナイフコート法、グラビアコート法などが含まれる。
記録層12に用いる高分子バインダーとしては、ポリ酢酸ビニル(PVAc)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリベンジルメタクリレート、ポリイソブチルメタクリレート、ポリシクロヘキシルメタクリレート、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ安息香酸ビニル、ポリピバル酸ビニル、ポリエチルアクリレート、ポリブチルアクリレートなどを用いることができる。
記録層12に用いる、記録光を吸収する色素としては、例えば、ヒートモード型記録材料として従来用いられていた色素(1光子吸収色素)を用いることができる。例えば、フタロシアニン系化合物、アゾ化合物、アゾ金属錯体化合物、メチン色素(シアニン系化合物、オキソノール系化合物、スチリル色素、メロシアニン色素)を用いることができる。また、多層の記録層12を有する光情報記録媒体10において記録再生時における隣接する記録層12への影響を最小限にするためには、前記記録光を吸収する色素として、多光子吸収色素を含むことが望ましく、多光子吸収色素は、例えば、読出光の波長に線形吸収帯を持たない2光子吸収化合物であることが好ましい。これら色素は記録層12中に1〜80重量%含まれることが望ましい。より好ましくは5〜60質量%、さらに好ましくは10〜40質量%が望ましい。
中間層は、複数の記録層12の間で層間クロストークが生じないように、記録層12同士の間隔を所定量空けるために設けられている。本実施形態においては、中間層は、粘着層13A,13Bと、第2中間層の一例としての硬質中間層14とからなる。中間層の厚さは、2μm以上、望ましくは5μm以上であり、一例として、本実施形態では10μmである。中間層は、層間クロストークが生じない限り薄い方がよく、例えば、20μm以下が望ましい。
中間層は、記録時および再生時のレーザ光の照射により変化しない材料が用いられる。また、中間層は、記録再生光(記録光や読出光、再生光(読出光の照射により発生する再生信号を含む光))の損失を最小限にするため、記録光や読出光、再生光に対し、透明な樹脂からなることが望ましい。ここでの透明とは、吸収率が1%以下であることをいう。
粘着層13A,13Bは、他の面への貼り付けを可能にする粘着性を有し、記録層12および硬質中間層14よりも軟らかいものである。粘着層13A,13Bは、一方向に材料を塗布するウェブ塗布方式により形成される。
粘着層13Aは、基板11と他の層を接着する層であり、粘着層13Bは、後述する単位構造シート30と他の層を接着するために設けられる層である。粘着層13Aとしては、例えばMRI−6(リンテック株式会社製)を使用し、粘着層13Bとしては、例えばPSA14(リンテック株式会社製)を使用することができる。本実施形態では、粘着層13Aと粘着層13Bは、異なる種類の粘着剤を用いているが、これらは同じ粘着剤を用いてもよい。
粘着層13A,13Bとしては、上記の他にも、パナクリーン(パナック株式会社製)、ヒタレックス(日立化成株式会社製)などであってもよい。
なお、基板11と最下層の記録層12の間の粘着層13Aと、最上層の記録層12とカバー層15の間の粘着層13Bとは、記録層12の間隔を保持する機能は無いので、厳密な意味では中間層ではないが、本明細書においては、便宜上、これらの最上層および最下層の粘着層13A,13Bを中間層に含めて説明している。
硬質中間層14は、粘着層13A,13Bより硬い中間層であり、一例として、光硬化性樹脂からなる。中間層と記録層12の界面の変形により記録スポットを形成する場合、この変形は、比較的軟らかい粘着層13A,13Bと記録層12の界面において起こり、硬質中間層14と記録層12の間の界面では起こりにくい。硬質中間層14は、一方向に材料を塗布するウェブ塗布方式により形成される。
硬質中間層14は、光硬化性樹脂以外の、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などであってもよい。
硬質中間層14と粘着層13A,13Bとは、互いの間に記録層12を挟んで交互に配置されている。このため、変形が起こる界面である、記録層12と粘着層13A,13Bのピッチは、一定ではなくなる。例えば、中間層(粘着層13A,13Bおよび硬質中間層14)の厚さが10μmで、記録層12の厚さが1μmである場合、記録スポットが形成される界面のピッチは、10μm,12μm,10μm,12μm,・・・となる。これにより、記録スポットを読み取る際に、厚さ方向に隣接する記録スポットの影響を受けにくくなる。
記録層12と中間層の界面の変形を利用して情報を記録する一実施形態においては、粘着層13A,13Bは、記録層12の屈折率と異なる屈折率を有している。これにより、記録層12と粘着層13A,13Bの界面においては、屈折率の急変による読出光の反射が可能となっている。粘着層13A,13Bは、記録層12と屈折率の差が適度に設けられているのがよい。具体的には、記録層12の屈折率をn1、粘着層13A,13Bの屈折率をn2として、
0.001<((n2−n1)/(n2+n1))<0.04
を満たすのが望ましい。
((n2−n1)/(n2+n1))、つまり、反射率が0.001より大きいことで、界面での反射光量を大きくして、情報の再生時に、S/N比を大きくすることができる。また、反射率が0.04より小さいことで、界面での反射光量を適度な大きさに抑えて、記録時および再生時において記録再生光が大きな減衰を受けることなく深い記録層12に到達するのを可能にする。これにより、記録層12を多数設けて高容量化を図ることが可能となる。
一方で、本実施形態においては、記録層12と硬質中間層14との間では界面の変形は起こりにくく、この界面で情報は記録しないので、記録層12と硬質中間層14は、屈折率が同じであるのが望ましい。これにより、記録層12と硬質中間層14との間で光の反射が起こらないので、記録光および読出光を深い層まで届かせることができる。なお、ここでの屈折率が同じであるとは、実質的に同じであることをいい、記録層12の屈折率をn1、硬質中間層14の屈折率をn3として、
((n3−n1)/(n3+n1))≦0.001
を満たす程度、つまり、界面での反射率が0.001(0.1%)以下である程度に、同等の屈折率を有することをいう。
記録層12および中間層の屈折率を調整するには、記録層12および中間層に用いる材料の配合を調整するとよい。
具体的には、記録層12の材料には、2光子吸収化合物などの色素が高分子バインダー中に混入されているので、色素または高分子バインダーの屈折率を適切に選択し、それぞれの配合比率を変更することによって屈折率を任意に調整することができる。また、高分子バインダーは、類似の基本構造を有していても重合度が異なると屈折率も変化するため、重合度が異なる高分子バインダーを用いたり、高分子バインダーの重合度を調整したりすることでも屈折率の調整が可能である。さらに、複数の高分子バインダーを配合することで調整することも可能である。また、屈折率調整剤(無機微粒子等)を添加して屈折率を調整することも可能である。
硬質中間層14の屈折率を調整する場合、硬質中間層14として使用可能な材料を任意に配合して屈折率を調整したり、屈折率調整剤(無機微粒子等)を添加して調整したりすることが可能である。
カバー層15は、記録層12および中間層を保護するために設けられる層であり、記録再生光が透過可能な材料からなる。カバー層15は、数十μm〜数mmの適宜な厚さで設けられる。
後述する製造方法の説明によりよく分かるように、光情報記録媒体10は、粘着層13B、記録層12、硬質中間層14および記録層12の4層をひとまとまりとする単位構造シート30を積層させて構成されている。各単位構造シート30内の各層は、材料の塗布方向が同じである。そして、本実施形態において、光情報記録媒体10中の単位構造シート30は、各層の形成時に材料を塗布した塗布方向の向きが所定の条件を満たしている。この条件とは、すべての単位構造シート30は、塗布方向の向きが互いに180°異なる組に分類可能である、という条件である。
図2は、この粘着層13A,13Bを塗布した方向を説明する図である。ここでは、説明を簡単にするため、粘着層13A,13Bが合計4層のみある場合で説明する。図において、矢印P1〜P4は、各粘着層13A,13Bの粘着剤を塗布した方向、例えば、ドクターブレードで粘着剤を引き延ばした方向を示している。
図2(a)に示すように、一例の光情報記録媒体10は、ディスク形状であり、各粘着層13A,13Bは、矢印P1で示した左から右への塗布方向の向きを0°として、0°,180°,60°,240°の各向きで分布している。このような塗布方向の向きの分布であると、4つの塗布方向の向きを0°と180°、60°と240°の、互いに180°異なる2つの組に分類することができる。このように、いずれの塗布方向の粘着層13A,13Bについても、180°塗布方向の向きが異なる粘着層13A,13Bがあることで、粘着層13A,13Bの1つに塗布方向に直交する方向に厚さのムラがあったとしても、このムラが180°異なる向きで塗布された粘着層13A,13Bのムラで打ち消される。そのため、厚さのムラが累積されず、光情報記録媒体10全体としての厚さの均一性が高くなっている。
また、図2(b)に示すように、粘着層13A,13Bは、その塗布方向が、光情報記録媒体10の中心を基準として、180°未満の等角度間隔の向きで、かつ、各向きにつき同じ層数で、1つの光情報記録媒体10中に分布していることが望ましい。図2(b)の例では、塗布方向の向きは、0°,180°,90°,270°の4つであり、これらは、0°と180°、90°と270°の、互いに180°異なる2つの組に分類することができるだけなく、ディスク形状の光情報記録媒体10の中心を基準として、すべて90°間隔で分布している。また、この図2(b)の例では、各向きについて、1層ずつの粘着層13A,13Bが分布している。
粘着層13A,13Bは、層内で引っ張りの応力を有しているため、光情報記録媒体10を反らせようとする力が働くが、この図2(b)のように粘着層13A,13Bの塗布方向を、等角度間隔かつ、各向きにつき同じ層数で分布させれば、その反ろうとする力が打ち消し合って、光情報記録媒体10全体としては、反りが小さくなる。
また、図1に示したように、カバー層15を有する場合、カバー層15によっては、光情報記録媒体10を反らせようとする力が働くことがある。例えば、カバー層15の表面(図1の上側の面)を光情報記録媒体10の製造段階において保護するため、その表面に、ポリエチレンなどの保護層(図示せず)が、一定の塗布方向に材料を塗布することにより形成されていることがある。この場合には、完成した光情報記録媒体10から保護層を剥がしたあとにも、カバー層15に反ろうとする力が若干残る。そのため、粘着層13A,13Bの材料の塗布方向の向きに加えて、カバー層15に付着していた保護層の材料の塗布方向の向きも含め、ディスク形状の光情報記録媒体10の中心を基準として、等角度間隔かつ同じ層数で分布させるのが望ましい。
なお、本実施形態においては、中間層を、粘着層13A,13Bと硬質中間層14により構成したが、すべての中間層を粘着層により形成しても構わない。この場合には、通常、1つの粘着層と1つの記録層のまとまりが単位構造シートとなる(図示せず)。
以上のような光情報記録媒体10に、情報を記録・再生する方法について説明する。
情報を記録するとき、記録層12と粘着層13Aまたは記録層12と粘着層13Bの間の界面に隣接する領域に焦点を合わせて記録すべき情報に応じて出力が変調されたレーザ光(記録光)を照射する。記録層12が、多光子吸収化合物を記録色素として有する場合、このレーザ光には、ピークパワーを大きくできるパルスレーザ光を用いるとよい。
記録光を光情報記録媒体10に照射すると、記録光を照射した箇所の中心が記録層12から粘着層13A,13Bに向けて凸形状となる記録スポット(ピット)が形成される。
光情報記録媒体10から情報を読み取る場合、読出光を、記録層12と粘着層13A,13Bの界面に焦点を合わせて照射する。これにより、記録スポットが有る箇所と無い箇所とで、読出光の反射率が変わるので、帰ってきた再生光の強度変化から情報を再生することができる。
次に、光情報記録媒体10の製造方法について説明する。
まず、図3を参照して、光情報記録媒体10の多層構造の単位構造シート30を製造する工程を説明する。図3(a)に示すように、剥離フィルム21の上に、ウェブ塗布方式、例えば、バーコート法により、光硬化性樹脂を塗布し、紫外線を照射して硬化させて硬質中間層14を形成する。そして、図3(b)に示すように、バーコート法により硬質中間層14の上に記録材料を塗布して記録層12を形成して第1のシート31を製造する。
一方、図3(c)に示すように、別途用意した剥離フィルム22に粘着層13Bの材料をバーコート法により塗布して第2のシート32を製造する。
そして、図3(d)に示すように、第1のシート31の記録層12の表面に、第2のシート32の粘着層13Bを貼り合わせる。そして、剥離フィルム21を剥がす。次に、図3(e)に示すように、剥離フィルム21を剥がすことにより露出した硬質中間層14の表面に、バーコート法により、記録材料を塗布して記録層12を形成する。これにより、剥離フィルム22の上に、粘着層13B、記録層12、硬質中間層14および記録層12が順に積層された単位構造シート30(剥離フィルム22を含まない部分)ができあがる。
次に、図4を参照して、単位構造シート30を利用して光情報記録媒体10を製造する工程を説明する。
図4(a)に示すように、剥離フィルム23に、バーコート法により材料を塗布して粘着層13Aを形成する。一方、スタンパを用いてサーボ信号層11Aが形成された基板11を製造する。サーボ信号層11Aの上には、反射層16を形成する。そして、サーボ信号層11Aに粘着層13Aを貼り合わせ、剥離フィルム23を剥がす(図4(b)参照)。
次に、図4(c)に示すように、記録層12を、基板11上の粘着層13Aに合わせるようにして単位構造シート30を粘着層13Aに貼り合わせる。これにより、2層の記録層12と、2層の中間層(硬質中間層14および粘着層13B)が形成される。この貼り合わせの際に、粘着層13Aの塗布方向の向きに対し、単位構造シート30の各層の塗布方向が90°異なるようにして貼り合わせる。
そして、最上層の剥離フィルム22を剥がすと、最上層に粘着層13Bが露出する。この後、最上層に露出した粘着層13Bに、記録層12を合わせるようにして単位構造シート30を貼り合わせると、さらに2層の記録層12および2層の中間層が形成される。このとき、下の単位構造シート30を粘着層13Aに貼り合わせたときの向きに対して、所定の角度、例えば、180°ずれた向きで単位構造シート30を貼り合わせる。
光情報記録媒体10の記録層12の層数に応じて、この剥離フィルム22を剥がす工程と、所定の向きで単位構造シート30を貼り合わせる工程を繰り返すと、多くの記録層12および中間層を形成することができる。単位構造シート30を貼る場合には、所定の向き、例えば、下の単位構造シート30に対し、各層の塗布方向の向きが90°または180°ずれた向きで貼り合わせる。
図1の光情報記録媒体10を製造する場合、単位構造シート30の貼り合わせを10回繰り返すことで、20層の記録層と20層の中間層を形成する。
そして、剥離フィルム22を剥がした後、露出した粘着層13Bに、保護層が付着したカバー層15を貼り合わせ、保護層を剥がせば、図1の光情報記録媒体10を製造することができる。このカバー層15を貼り合わせる際には、保護層を形成したときの材料の塗布方向(剥離フィルム22の長手方向に対応する)が、最上層の粘着層13Bの材料の塗布方向に対して90°ずれた向きで貼り合わせる。
各単位構造シート30を貼り合わせるときには、完成した光情報記録媒体10において、すべての単位構造シート30の各層の塗布方向が互いに180°異なる組に分類可能であるような向きになるようにして貼るようにする。例えば、10の単位構造シート30を、粘着層13Aに対し、90°,270°,180°,0°,90°,270°,180°,0°,90°,270°のように異なる角度で分布させる。このようにした場合には、単位構造シート30は、90°と270°の組が3組、0°と180°の組が2組存在することになり、すべての粘着層13A,13Bは、0°と180°、または、90°と270°の組に分類することができる。
また、各粘着層13A,13Bの材料の塗布方向と、カバー層15の保護層の材料の塗布方向は、90°間隔であり、各向きについて3層ずつの粘着層13A,13Bまたはカバー層15が存在することになるので、光情報記録媒体10の反りも小さくすることができる。
このように、本実施形態の光情報記録媒体10の製造方法によれば、簡易な大量生産に向いた工程で、均一な厚みの光情報記録媒体10を製造することができ、光情報記録媒体10の反りも小さくすることができる。
以上に本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されること無く適宜変形して実施することが可能である。
例えば、記録層および中間層の数は、上記の例には限られず、粘着層の向きも、90°間隔に限らず、本発明の条件を満たす限り、任意の向きにすることができる。
また、光情報記録媒体の形状は、ディスク形状に限らず、4角形など、他の形状であってもよい。
また、単位構造シート30の層数は、上述した4層や2層に限らず、6層や8層など、他の層数であってもよい。
前記実施形態においては、基板11の片側の面に単位構造シート30を積層していたが、基板11の両面に単位構造シート30を積層してもよい。この場合にも、前記したように単位構造シート30の向きを、塗布方向を考慮して分布させることで、光情報記録媒体の厚みのムラおよび反りを抑制することができ、また、基板11の両側に記録層12を設けることができるので、一枚あたりの記録容量を増大させることができる。このような光情報記録媒体は、上述した製造方法を、基板11の一方の面に対して行った後、基板11を裏返して反対側の面にも行うことで製造することができる。また、情報の記録、再生は、光情報記録媒体を裏返すことで行ってもよいし、記録・再生のユニットを光情報記録媒体の両側に配置して、両面から同時に行ってもよい。
次に、本発明の光情報記録媒体の効果を確認した実験について説明する。
[単位構造シートの作製]
単位構造シートの作製方法は、図3を参照して説明した前記実施形態に準じている。
剥離フィルム上に、中間層の材料として紫外線硬化樹脂SD−6920(DIC株式会社製)をバーコート法により塗布し、紫外線を照射して硬化させた。形成された中間層(硬質中間層)は、約10μmであった。
記録層の材料として、下記の化学式で示される記録材料215mgと、ポリメチルメタクリレート193760(シグマアルドリッチ ジャパン株式会社製)を用い、2−ブタノン(和光純薬工業株式会社製)と混合し、1時間撹拌して溶解させ、記録層溶液を作製した。
Figure 0005756779
硬質中間層上に、記録層溶液をバーコート法により塗布し、約1μmの厚さで記録層を形成して積層体を作成した。
別途、剥離フィルム上にウェブ塗布方式により粘着材を塗布して、厚さ約10μmの粘着層を形成した。そして、この粘着層と、上記の積層体の記録層とを合わせるようにして、ゴムローラを用いて積層体と剥離フィルム付の粘着層を貼り合わせた。
硬質中間層と接する剥離フィルムを剥がし、露出した硬質中間層上に、バーコート法により記録層溶液を塗布し、約1μmの厚さで、記録層を形成し、単位構造シートを作製した。
なお、上記の各層を形成するときの材料の塗布方向は、すべて同じ方向に揃えた。
[光情報記録媒体の作製]
基板として、厚さ1mm、直径120mmのポリカーボネート製のディスク形状の基板を用意した。基板には、スパッタリング装置S−500(芝浦メカトロニクス株式会社製)により、銀合金ターゲットGD02(株式会社コベルコ科研製)を用いて、DCスパッタリングで、厚さ5nmの反射層を形成した。
粘着層の材料をウェブ塗布方式により塗布することで剥離フィルムで挟まれた厚さ約10μmの粘着層を用意し、これを基板と同じ形状に打ち抜いた。そして、片側の剥離フィルムを剥がして貼り合わせ装置HAL320(三共株式会社製)を用いて基板上に貼り合わせた。その後、粘着層に接するもう一方の剥離フィルムを剥がした。
一方、単位構造シートを基板と同じ形状に打ち抜き、基板上の粘着層と単位構造シートの記録層とを合わせるようにして、粘着層に単位構造シートを貼り合わせた。単位構造シートの剥離フィルムの剥離と、単位構造シートの貼り合わせを10回繰り返し、一方の面(外側になる面)にポリエチレンラミネートフィルム(保護層)がウェブ塗布方式により形成された、厚さ67μmのポリカーボネートシートD−67(帝人化成株式会社製)を貼り合わせた。最後に、ポリエチレンラミネートフィルムを剥がすことで、図1と同様の、記録層が20層の光情報記録媒体を作製した。
基板に貼り合わせた粘着層の材料の塗布方向の向きに対する、各単位構造シートおよびポリカーボネートシート層(カバー層)の向きの関係は、図5に示した。
[光情報記録媒体の反りの測定]
光ディスク機械特性測定装置Argus(dr. schwab inspection technology GmbH製)を用い、ディスク全面の周方向断面で見たときの反り(Tangential Tilt)を測定した。図5には、この反りの最大値を示した。
[光情報記録媒体の厚さの測定]
干渉式膜厚計SI−TS10(株式会社キーエンス製)を用いて、ディスクの半径23mm、40mm、58mmにおいて、それぞれ36点の厚さ測定を行った。ここでの厚さは、ポリカーボネートシート層の表面から反射層までの距離である。図5には、この厚みの最大値と最小値の差(膜厚変動幅)を示した。
図5に示すように、参考例1,2および実施例1においては、いずれの単位構造シートも、塗布方向が180°異なる向きの他の単位構造シートがあるために、この組となる単位構造シート同士で厚さのムラが打ち消されて、膜厚変動幅が4μm以内となった。
一方、比較例1,2においては、各粘着層の塗布方向に、180°異なる塗布方向向きの組が無く、粘着層の膜厚のムラが打ち消されず、膜厚変動幅が4μm(目標値)より大きくなった。また、比較例3においても、単位構造シート9,10に厚さのムラを打ち消し合う他の単位構造シートが無く、膜厚変動幅が4μmより大きくなった。
なお、本実施例においては、粘着層は、非常に高精度に形成されていて、塗布方向に直交する断面で見たときの厚さのムラが小さい。そのため、この実施例において、膜厚変動幅に関しては、各粘着層の向きを考慮する必要がない。当然のことであるが、粘着層に塗布方向に直交する断面で見たときの厚みのムラがある場合には、膜厚変動幅に関しても、粘着層の材料の塗布方向の向きを考慮する必要がある。
また、光情報記録媒体の反りについて見ると、実施例および比較例3では、粘着層の材料の塗布方向およびポリカーボネート層に付着していた保護層の材料の塗布方向が90°間隔で、各向きについて3層ずつの層があるので、粘着層およびポリカーボネート層の反り力が光情報記録媒体の中心の周りでバランス良く分布され、反りが0.3°以内に小さくなった。比較例1では、貼り合わせの角度が30°間隔で、各向きについて2層ずつの層があるので、粘着層およびポリカーボネート層の、光情報記録媒体を反らせようとする力が、光情報記録媒体の中心の周りでバランス良く分布され、反りが0.3°以内に小さくなった。なお、光情報記録媒体を反らせようとする力は、塗布方向に関係するが、塗布方向の向きは関係しない。例えば、反らせようとする力は、塗布方向の向きが90°の場合と270°の場合とは、同じである。例えば、90°,90°の2層の粘着層の反らせようとする力と、90°,270°の2層の反らせようとする力は同じである。
一方、参考例1、参考例2および比較例2では、粘着層の材料の塗布方向およびポリカーボネート層に付着していた保護層の材料の塗布方向が等角度間隔ではないので、粘着層およびポリカーボネート層の光情報記録媒体を反らせようとする力の分布が偏り、反りを0.3°以内に小さくすることができなかった。
10 光情報記録媒体
11 基板
12 記録層
13A 粘着層
13B 粘着層
14 硬質中間層
15 カバー層
30 単位構造シート

Claims (4)

  1. 中間層としての粘着層と、少なくとも1層の記録層とを有する単位構造シートを積層してなる光情報記録媒体であって、
    前記単位構造シートは、前記記録層および前記粘着層が、一定の塗布方向に材料を塗布することによりなり、
    1つの光情報記録媒体中の前記単位構造シートは、前記塗布方向の向きが互いに180°異なる組に分類可能であり、
    1つの光情報記録媒体における前記単位構造シートに含まれるすべての粘着層は、材料の塗布方向が、光情報記録媒体の中心を基準として、180°未満の等角度間隔の向きで、かつ、各向きにつき同じ層数で、1つの光情報記録媒体中に分布していることを特徴とする光情報記録媒体。
  2. 前記単位構造シートは、中間層として前記粘着層とは別の第2中間層を含み、当該第2中間層は、前記記録層および前記粘着層と同じ一定の塗布方向に材料を塗布してなることを特徴とする請求項1に記載の光情報記録媒体。
  3. 一方の面に一定の塗布方向に材料を塗布することにより形成された保護層が付着していたカバー層をさらに備え、
    1つの光情報記録媒体における前記単位構造シートに含まれる、すべての粘着層の材料の塗布方向と、前記カバー層に付着していた保護層の材料の塗布方向とは、光情報記録媒体の中心を基準として、180°未満の等角度間隔の向きで、かつ、各向きにつき同じ層数で、1つの光情報記録媒体中に分布していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光情報記録媒体。
  4. 前記単位構造シートは、基板の両面に積層されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の光情報記録媒体。
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