JP2005209328A - 感圧接着性シート、光記録媒体用多層構造体及びそれを有する多層光記録媒体 - Google Patents

感圧接着性シート、光記録媒体用多層構造体及びそれを有する多層光記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】厚み精度が高い多層光記録媒体を、材料が制限されることなく、簡便に、かつ大面積化が可能に作製し得る感圧接着性シート、光記録媒体用多層構造体及び多層光記録媒体を提供する。
【解決手段】感光材料を含む光記録層と感圧接着剤層とが積層されてなる感圧接着性シート、この感圧接着性シートを用いて形成され、かつ光記録層と感圧接着剤層とが交互に積層されてなる光記録媒体用多層構造体、及び該多層構造体を有する多層光記録媒体である。
【選択図】図1

Description

本発明は、感圧接着性シート、光記録媒体用多層構造体及びそれを有する多層光記録媒体に関する。さらに詳しくは、本発明は、各層及び層全体の厚み精度が高い多層光記録媒体を、材料に制限されることなく、簡便にかつ大面積化が可能となる、光記録層をもつ感圧接着性シート、該感圧接着性シートを用いて形成された光記録媒体用多層構造体、及びこの多層構造体を有する各層及び層全体の厚み精度の高い多層光記録媒体に関するものである。
近年、光記録媒体は、大量の記録データを記録可能な点が注目され、様々な用途で使用されている。最近では、さらなる記録密度の向上を目指して、三次元的にデータを記録する方法(以下、「多層光記録法」ともいう。)が提案されている。例えば、Y.Kawataらは光重合反応性の光反応性成分を有するフォトポリマー材料に多層光記録を行う技術を報告している(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、このような多層光記録法を行うための多層光記録媒体においては、従来より、多層記録・再生時に層間でデータのクロストークが発生するという問題があった。このようなクロストーク対策としては、各光記録層の層間距離を大きくすることが考えられるが、この場合、記録密度の低下が避けられない上、記録の読み書きに用いる光が途中で吸収されるために、光記録層の数が制限されるのを免れないという問題が生じる。
そこで、前記クロストークを低減させるために、例えば、2層以上の記録層を備えた光記録媒体であって、前記2層以上の記録層の層間の一部あるいは全てには、記録光によって光情報が記録されない材料からなる非記録層が介在してなる光記録媒体(例えば、特許文献1参照)、あるいは光記録機能を有する高分子層と、スペーサ高分子層とが交互に積層されてなる高分子積層体(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。
しかしながら、このような積層構造のものは、通常各層をスピンコート法によって形成し、積層する方法が用いられている。しかしながら、スピンコート法による積層方法では、たがいの層が溶媒に侵されないようにする必要があり、したがって、感光材料、マトリクス材料及び中間に介在させる非記録層に用いる材料の選定に大きな制約があった。
また、スピンコート法による光記録媒体の作製においては、大面積化が困難であり、生産性も低い上、各層及び層全体の厚み精度が低いなどの問題があった。
特開平11−250496号公報 特開2000−67464号公報 Appl.Opt.,35(1996)2466
本発明は、このような事情のもとで、各層及び層全体の厚み精度が高い多層光記録媒体を、材料に制限されることなく、簡便にかつ大面積化が可能に作製し得る、光記録層をもつ感圧接着性シート、該感圧接着性シートを用いて形成された光記録媒体用多層構造体、及びこの多層構造体を有する各層及び層全体の厚み精度の高い多層光記録媒体を提供することを目的としてなされたものである。
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、光記録層と感圧接着剤層とが積層されてなる感圧接着性シートにより、その目的を達成し得ることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)感光材料を含む光記録層と感圧接着剤層とが積層されてなる感圧接着性シート、
(2)光記録層と感圧接着剤層とが積層され、かつ前記光記録層と感圧接着剤層のそれぞれの外側表面に、剥離フィルムが積層されてなる上記(1)記載の感圧接着性シート、
(3)感圧接着剤層が、アクリル系感圧接着剤により構成されてなる上記(1)又は(2)記載の感圧接着性シート、
(4)上記(1)、(2)又は(3)記載の感圧接着性シートを用いて形成され、かつ光記録層と感圧接着剤層とが交互に積層されていることを特徴とする光記録媒体用多層構造体、及び
(5)上記(4)記載の多層構造体を有することを特徴とする多層光記録媒体、
を提供するものである。
本発明によれば、各層及び層全体の厚み精度が高い多層光記録媒体を、材料に制限されることなく、簡便にかつ大面積化が可能に作製し得る、光記録層をもつ感圧接着性シート、該感圧接着性シートを用いて形成された光記録媒体用多層構造体、及びこの多層構造体を有する各層及び層全体の厚み精度の高い多層光記録媒体を提供することができる。
本発明の感圧接着性シートは、感光材料を含む光記録層と感圧接着剤層とが積層されてなる構造を有し、後述の光記録媒体用多層構造体を作製するための材料として、好適に用いられる。
当該感圧接着性シートの構成については、光記録層と感圧接着剤層とが積層されてなる構造を有するものであればよく、特に制限はないが、光記録媒体用多層構造体の材料として用いる場合には、該多層構造体における各光記録層及び各感圧接着剤層の厚み精度、並びに取扱い性などの点から、光記録層と感圧接着剤層とがそれぞれ1層ずつ積層され、かつ前記光記録層と感圧接着剤層のそれぞれの外側表面に、剥離フィルムが積層されてなる構造のものが好ましい。
図1は、本発明の感圧接着性シートの1例の構成を示す断面図であって、感圧接着性シート10は、光記録層1と感圧接着剤層2とが積層されており、そして光記録層1及び感圧接着剤層2のそれぞれの外側表面に剥離フィルムI3及び剥離フィルムII4が積層されている。
本発明の感圧接着性シートにおける光記録層を構成する材料については、感光材料(光反応性成分)を含むものであればよく、特に制限されず、従来光記録媒体における光記録層の構成材料として知られている材料の中から任意のものを適宜選択して用いることができる。このような材料としては、例えば感光材料を単独で製膜したものやマトリクスを構成する材料に感光材料を含ませたものを挙げることができる。
前記マトリクスを構成する材料は、無機材料であっても有機材料であってもよいが、当該感圧接着性シートの製造の簡便さや、材料の選択肢の多さなどの点から、有機系の高分子材料が好ましい。この高分子材料はホモポリマーであってもコポリマーであってもよく、そのモノマーの種類、分子量、重合形態などについては特に制限はない。
前記高分子材料の具体例としては、各種ポリエチレン、エチレン/1−ブテン共重合体、エチレン/4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン/1−ヘキセン共重合体、ポリプロピレン、エチレン/プロピレン共重合体、プロピレン/1−ブテン共重合体、ポリ1−ブテン、1−ブテン/4−メチル−1−ペンテン共重合体、ポリ4−メチル−1−ペンテン、ポリ3−メチル−1−ブテン、エチレン/環状オレフィン共重合体、環状オレフィン系樹脂などのポリオレフィン類、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/アクリル酸共重合体またはその金属塩、ポリメタクリル酸メチル、脂環式アクリル樹脂などのポリ(メタ)アクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリパーフルオロエチレン、パーフルオロアルケニルビニルエーテル重合体などのフッ素系樹脂、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリフェニレンオキシド、オレフィン/N−置換マレイミド共重合体、アリルカーボネート樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ウレタンアクリレート樹脂などが挙げられる。これらの高分子材料は1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
一方、感光材料は、前記のマトリクスに対して、主鎖あるいは側鎖成分として化学結合したものであってもよいし、単にマトリクス中に分散あるいは溶解していてもよい。この感光材料としては特に制限はなく、例えばアゾ基やC=C基、C=N基含有化合物のように、光によって異性化反応を起こす材料、(メタ)アクリレート化合物のように、光によって重合反応を起こす材料、スピロピラン類、スピロオキサジン類、フルギド類、ジアリールエテン類、ジイソインドリルエテン類などの有機フォトクロミック材料、あるいは、フタロシアニン色素、スクワリック酸色素、アゾ色素、ペリレン色素、チアピリリウム色素、キナクリドン色素、アズレニウム色素、アントラキノン色素、フラーレン誘導体、カルバゾール誘導体、ジハロアンスレンジオン、エピインドリジオン、トリハロピラスレンジオン、テトラハロチオインジゴ、ベンゾチアゾール誘導体、オキサゾール誘導体、ヒドラゾン誘導体、キノリン誘導体、フルオレノン誘導体等の光導電性有機化合物からなる有機フォトリフラクティブ材料などを用いることができる。
本発明の感圧接着性シートにおいては、前記光記録層の厚さについては特に制限はないが、通常0.1〜50μm程度、好ましくは0.5〜10μmである。
本発明の感圧接着性シートにおける感圧接着剤層を構成する感圧接着剤としては、光記録媒体用多層構造体を作製する際の貼り合わせ温度において感圧接着性を有しており、かつ光記録層に対して接着性を有するものが用いられる。このような感圧接着剤としては、光学用途の面からアクリル系感圧接着剤が好ましい。
このアクリル系感圧接着剤としては、例えば(メタ)アクリル酸エステル共重合体及び架橋剤を含むものを用いることができる。
上記(メタ)アクリル酸エステル系共重合体としては、エステル部分のアルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸エステルと、活性水素をもつ官能基を有するモノマーと、所望により用いられる他のモノマーとの共重合体を好ましく挙げることができる。
ここで、エステル部分のアルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸エステルの例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ミリスチル、(メタ)アクリル酸パルミチル、(メタ)アクリル酸ステアリルなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
一方活性水素をもつ官能基を有するモノマーの例としては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチルなどの(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドなどのアクリルアミド類;(メタ)アクリル酸モノメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸モノエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸モノメチルアミノプロピル、(メタ)アクリル酸モノエチルアミノプロピルなどの(メタ)アクリル酸モノアルキルアミノアルキル;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸などのエチレン性不飽和カルボン酸などが挙げられる。これらのモノマーは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、所望により用いられる他のモノマーの例としては酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル類;エチレン、プロピレン、イソブチレンなどのオレフィン類;塩化ビニル、ビニリデンクロリドなどのハロゲン化オレフィン類;スチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン系モノマー;ブタジエン、イソプレン、クロロプレンなどのジエン系モノマー;アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどのニトリル系モノマー;N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミドなどのN,N−ジアルキル置換アクリルアミド類などが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
該アクリル系感圧接着剤において、樹脂成分として用いられる(メタ)アクリル酸エステル系共重合体は、その共重合形態については特に制限はなく、ランダム、ブロック、グラフト共重合体のいずれであってもよい。また、分子量は、重量平均分子量で50万〜200万の範囲が好ましい。
なお、上記重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により測定したポリスチレン換算の値である。
本発明においては、この(メタ)アクリル酸エステル系共重合体は1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
このアクリル系感圧接着剤における架橋剤としては特に制限はなく、従来アクリル系感圧接着剤において架橋剤として慣用されているもの、例えばポリイソシアネート化合物、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ジアルデヒド類、メチロールポリマー、金属キレート化合物、金属アルコキシド、金属塩などの中から、適宜選択することができる。
本発明においては、前記感圧接着剤の厚さについては特に制限はないが、通常1〜100μm程度、好ましくは2〜50μmである。
本発明の感圧接着性シートにおいて、光記録層と感圧接着剤層の外側に積層される剥離フィルムI及びIIとしては、特に制限はないが、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルムなどのポリオレフィンフィルム、及びこれらのポリオレフィンフィルムやポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルフィルム並びにグラシン紙、コート紙、ポリオレフィンラミネート紙などの紙にシリコーン樹脂などの剥離剤を塗布して剥離剤層を設けたものなどが挙げられる。これらの剥離フィルムI、IIは同じものであっても異なっていてもよい。また、これらの剥離フィルムI、IIの厚さについては特に制限はないが、通常20〜150μm程度である。
本発明の感圧接着性シートを製造する方法としては特に制限はないが、例えば図1に示す層構成の感圧接着性シートを製造する場合には、例えば以下に示す方法を用いることができる。
まず、剥離フィルムIの剥離性を有する面上に、光記録層形成材料を適当な濃度で含む塗工液を、公知の塗布手段、例えばナイフコート法、ロールコート法、バーコート法、ブレードコート法、ダイコート法、グラビアコート法などにより、乾燥塗膜の厚さが所定の厚さになるように塗布、乾燥して光記録層を形成させ、光記録層と剥離フィルムIとの積層体を作製する。
一方、剥離フィルムIIの剥離剤層上に、(メタ)アクリル酸エステル共重合体及び架橋剤を含む適当な濃度の塗工液(アクリル系感圧接着剤)を、公知の方法、例えばナイフコート法、ロールコート法、バーコート法、ブレードコート法、ダイコート法、グラビアコート法などにより、乾燥塗膜の厚さが所定の厚さになるように塗布、乾燥して感圧接着剤層を形成させる。
次に、この感圧接着剤層面に、前記で作製した、光記録層と剥離フィルムIとの積層体を、その光記録層が接するように設置し、ゴムロールなどで圧着することにより、図1に示す構成の本発明の感圧接着性シートが得られる。
このようにして得られた本発明の感圧接着性シートは、以下に示す本発明の光記録媒体用多層構造体の製造材料として好適に用いられる。
次に、本発明の光記録媒体用多層構造体は、前記本発明の感圧接着性シートを用いて形成されてなる、光記録層と感圧接着剤層とが交互に積層した構造体であり、該光記録層と感圧接着剤層それぞれの積層数は特に制限はないが、通常2〜1000層程度、好ましくは5〜500層である。1層では十分な記録密度が得られず、1000層を超えると各層での光の吸収や層間での光の反射などによって情報の書き込みや読み込みに不具合を生じる可能性がある。また該光記録層と感圧接着剤層の全積層厚さは、通常10μm〜5mm程度、好ましくは20μm〜2mm、さらに好ましくは50μm〜1.2mmである。
図2は、本発明の光記録媒体用多層構造体の構成の1例を示す断面図であり、光記録媒体用多層構造体20は、感圧接着剤層6が設けられたポリカーボネート樹脂などからなる基板5の該感圧接着剤層6上に、光記録層及び感圧接着剤層が交互に多層積層されて、光記録層1−1、感圧接着剤層2−1、光記録層1−2、感圧接着剤層2−2、光記録層1−3、感圧接着剤層2−3、・・・・・・光記録層1−n、感圧接着剤層2−nが設けられ、さらに最上層に剥離性フィルムII4が設けられた構造を有する。
このような構造の光記録媒体用多層構造体20は、例えば前記図1の感圧接着性シート10から、剥離フィルムI3を剥がし、露出した光記録層1(図2では、光記録層1−1)と、基板5上の感圧接着剤層6が対面するようにして、両者を接合させる。次いで、この積層体から、剥離フィルムII4を剥離して感圧接着剤層2−1を露出させ、この感圧接着剤層2−1と、別の感圧接着性シート10から、剥離フィルムI3を剥がして露出した光記録層1(図2では光記録層1−2)とが対面するようにして両者を接合させる。以下同様の手順で、順次積層を繰り返すことにより、光記録層がn層積層されてなる光記録媒体用多層構造体20が得られる。
この場合、基板5上に設けられる感圧接着剤層6は、感圧接着性シートの感圧接着剤層を構成している感圧接着剤と同じものであっても異なっていてもよい。
図3は、本発明の光記録媒体用多層構造体の構成の別の例を示す断面図であり、光記録媒体用多層構造体30は、ポリカーボネート樹脂などからなる基板5上に、感圧接着剤層と光記録層が交互に多層積層されて、感圧接着剤層2−1、光記録層1−1、感圧接着剤層2−2、光記録層1−2、感圧接着剤層2−3、光記録層1−3、・・・・・・感圧接着剤層2−n、光記録層1−nが設けられ、さらに最上層に剥離フィルムI3が設けられた構造を有する。
このような構造の光記録媒体用多層構造体30は、例えば前記図1の感圧接着性シート10から、剥離フィルムII4を剥がし、露出した感圧接着剤層2(図3では感圧接着剤層2−1)と、基板5が対面するようにして、両者を接合させる。次いで、この積層体から、剥離フィルムI3を剥離して光記録層1−1を露出させ、この光記録層1−1と、別の感圧接着性シート10から、剥離フィルムII4を剥がして露出した感圧接着剤層2(図3では、感圧接着剤層2−2)とが対面するようにして両者を接合させる。以下同様の手順で順次積層を繰り返すことにより、光記録層がn層積層されてなる光記録媒体用多層構造体30が得られる。
このようにして得られた光記録媒体用多層構造体20及び30には、最上層に、それぞれ剥離フィルムII4及び剥離フィルムI3が設けられているが、本発明においては、これらの剥離フィルムI、IIをそれぞれ剥がし、別の光透過性保護フィルムや感圧接着剤層付きの光透過性保護フィルムを貼付することができる。この光透過性保護フィルムについては特に制限はなく、従来、光記録媒体の保護フィルムとして慣用されているものの中から適宜選択して用いることができる。この保護フィルムの厚さについては特に制限はないが、通常20〜600μm程度、好ましくは20〜150μmである。また、前記感圧接着剤層を構成する感圧接着剤としては、アクリル系感圧接着剤が好ましい。この感圧接着剤層の厚さは、通常5〜60μm程度である。
これまで、多層光記録媒体の作製において用いられてきたスピンコート法による積層方法では、たがいの層が溶媒に侵されないようにする必要があり、したがって、感光材料、マトリクス材料及び中間に介在させる非記録層に用いる材料の選定に大きな制約があった。しかし、本発明の感圧接着性シートを用いて、前述のように多層構造体を作製する場合には、このような問題がないため、目的に応じた材料選定が可能である。
また、スピンコート法による光記録媒体の作製においては、大面積化が困難であり、生産性も低いが、本発明の感圧接着性シートを用いることにより、ロール状態での光記録媒体の作製が可能となり、生産性が高く、かつ形状の制限も少ない。
さらに、スピンコート法による層形成と比較して、厚み精度が高く、また、同じ厚みのシートを多層に積層できるため、各層の厚みが実質的に同じであり、積層数の制限も少ない。
本発明はまた、前記の光記録媒体用多層構造体を有する光記録媒体をも提供する。
本発明の光記録媒体における情報の記録・再生方法については特に制限はなく、多層光記録媒体における情報の記録・再生方法として従来公知の方法の中から、適宜選択して用いることができる。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、この例によってなんら限定されるものではない。
実施例1
(1)光記録層の形成
ポリメチルメタクリレート100g、フォトクロミック材料である1,3,3−トリメチルインドリノ−6'−ニトロベンゾピリロスピラン10g、酢酸エチル500g及びトルエン490gを混合し、固形分濃度10重量%の塗工液を調製した。
剥離フィルムIとしての厚さ40μmのポリプロピレンフィルムの片面に、上記塗工液をグラビアコート法にて塗布し、90℃で1分間乾燥させた。得られた塗膜(光記録層)の厚さを測定したところ、測定点数20の平均で、約1.5μmであり、ばらつきは±0.2μmであった。
(2)感圧接着剤層の形成
n−ブチルアクリレート/アクリル酸共重合体(組成重量比99/1)を、固形分濃度で30重量%含む酢酸エチル溶液100重量部に対して、イソシアネート系架橋剤[綜研化学社製、商品名「TD−75」、固形分濃度75重量%]1.0重量部を加えて、均一になるまで撹拌し、塗工液(感圧接着剤)を調製した。
次いで、厚さ38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの片面にシリコーン剥離層を設けてなる剥離フィルムIIの該剥離層面に、上記塗工液をナイフコーターにて塗布し、90℃で1分間加熱乾燥して、感圧接着剤層を形成した。この感圧接着剤層の厚さは、測定点数20の平均で、約8.0μmであり、ばらつきは±1.0μmであった。
(3)感圧接着性シートの作製
上記(2)で形成した乾燥後の感圧接着剤層面と、上記(1)で形成した光記録層面とを合わせ、2本のゴムロールで圧着することにより、光記録層と感圧接着剤層とが積層された、図1に示す構成の感圧接着性シートを20枚作製した。
(4)多層構造体の作製
厚さ75μmのポリカーボネートフィルム[帝人化成社製]の片面に、上記(2)の感圧接着剤と同じ組成のものを用いて、厚さ8.0μmの感圧接着剤層を設けた。
上記(3)で得られた感圧接着性シートから、剥離フィルムIであるポリプロピレンフィルムを剥離したシートの光記録層と、上記ポリカーボネートフィルムの感圧接着剤層とを合わせ、2本のゴムロールで圧着した。
次いで、この積層体から、剥離フィルムIIであるポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離し、露出した感圧接着剤層面と、ポリプロピレンフィルムを剥離した別の感圧接着性シートの光記録層面とを合わせ、2本のゴムロールで圧着した。同様の手順で順次積層を繰り返して、光記録層が20層である、図2に示す多層構造体を作製した。
得られた多層構造体の厚さを測定したところ、ポリカーボネートフィルムを含めて、測定点数20の平均で、270μmであり、ばらつきは±3.0μmであった。なお、厚さは、最上層の剥離フィルムIIであるポリエチレンテレフタレートフィルムを剥離して測定した値である。
比較例1
実施例1の(1)光記録層の形成で使用した塗工液に酢酸エチルを加えて固形分濃度7.5重量%の塗工液を調製し、厚さ0.7mmの無アルカリガラス[コーニング社製、品番:#1737、サイズ:12.5cm角]上に、回転数900rpmの条件でスピンコートしたのち、90℃で1分間乾燥させて、光記録層を形成した。得られた塗膜の厚さを測定したところ、測定点数20の平均で約1.5μmであり、ばらつきは±0.2μmであった。
次いで、実施例1の(2)感圧接着剤層の形成で使用した塗工液にトルエンを加えて固形分濃度20重量%の塗工液を調製し、同様の条件でスピンコートしたのち、90℃で1分間乾燥させて感圧接着剤層を形成した。
この積層体の断面を光学顕微鏡で観察したところ、記録層表面が塗工液によって溶解してしまい、記録層と感圧接着剤層の界面に乱れが生じている様子が観察された。
比較例2
比較例1と同様にして光記録層を形成した。次いでポリビニルアルコール[和光純薬製]の10重量%水溶液を同様の条件でスピンコートしたところ、半径約3cmの中心部を除いて塗工部と未塗工部がまだらに生じ、基板全体にわたって均一な積層体を作製することはできなかった。
本発明の感圧接着性シートを用いることにより、各層及び層全体の厚み精度が高い多層光記録媒体を、材料に制限されることなく、簡便にかつ大面積化が可能に作製することができる。
本発明の感圧接着性シートの構成の1例を示す断面図である。 本発明の光記録媒体用多層構造体の構成の1例を示す断面図である。 本発明の光記録媒体用多層構造体の構成の別の例を示す断面図である。
符号の説明
1、1−1、1−2、1−3、1−n 光記録層
2、2−1、2−2、2−3、2−n、6 感圧接着剤層
3 剥離フィルムI
4 剥離フィルムII
5 基板
10 感圧接着性シート
20、30 光記録媒体用多層構造体

Claims (5)

  1. 感光材料を含む光記録層と感圧接着剤層とが積層されてなる感圧接着性シート。
  2. 光記録層と感圧接着剤層とが積層され、かつ前記光記録層と感圧接着剤層のそれぞれの外側表面に、剥離フィルムが積層されてなる請求項1記載の感圧接着性シート。
  3. 感圧接着剤層が、アクリル系感圧接着剤により構成されてなる請求項1又は2記載の感圧接着性シート。
  4. 請求項1、2又は3記載の感圧接着性シートを用いて形成され、かつ光記録層と感圧接着剤層とが交互に積層されていることを特徴とする光記録媒体用多層構造体。
  5. 請求項4記載の多層構造体を有することを特徴とする多層光記録媒体。
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