JP5752653B2 - 車両用シート周辺構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シート周辺構造に係り、例えば自動二輪車のシートに適用される。
自動二輪車において、車体中央に上方開口の収納ボックスを設け、収納ボックスの上方に運転者が着座するシートを収納ボックスに対して回動可能に支持し、シートで収納ボックスを開閉するようにしたシート配設構造が公知となっている。このようなシート配設構造において、一端が車体フレームに連結され、他端がシートに連結されたピストンダンパーを設け、シートの回動に応じてピストンダンパーが伸縮するようにしたものがある(例えば、特許文献1)。このようなシート配設構造は、シートの回動がピストンダンパーによって緩衝されるため、収納ボックス及びシート間への物品の挟み込みが回避し易くなると共に、製品に高級感を付与することができる。
特許第4318798号
しかしながら、特許文献1に係るシート配設構造は、シートの開動作及び閉動作のいずれにもピストンダンパーの抵抗力が作用するため、シートを開く際に必要な力が大きくなり、使用者に煩わしさを与える虞がある。
本発明は、以上の背景を鑑みてなされたものであって、車両用シート周辺構造において、シートの回動方向に応じてダンパー作用の有無を切り換えることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車体(2)に取り付けられた収納ボックス(41)と、前記収納ボックスの前端にヒンジ(66、73)を介して回動可能に取り付けられ、前記収納ボックスを開閉するシート(42)と、前記収納ボックス及び前記シートの間に介装されたダンパー装置(83)とを有する車両用シート周辺構造(4)であって、前記ダンパー装置は、シリンダ(84)と、前記シリンダ内に摺動可能に受容されたピストン(85)と、前記ピストンに一端が連結され、他端が前記シリンダから突出したピストンロッド(86)と、前記ピストンロッドが前記シリンダから突出する方向に付勢する付勢部材(89)とを有し、前記シリンダ及び前記ピストンロッドの一方が、前記収納ボックス及び前記シートの一方に所定のダンパー回転軸線を中心として回動可能に軸支され、前記シリンダ及び前記ピストンロッドの他方が、自由端(93)を構成し、前記収納ボックス及び前記シートの他方に設けられた荷重受部(55)に摺接可能になっていることを特徴とする。
この構成によれば、収納ボックスに対してシートを開く際には、ダンパー装置の抵抗力がシートに加わらないようになる。ダンパー装置は、一端が自由端となっているため、シートが開かれる際にシート及び収納ボックスに引っ張られることはなく、シートに抵抗力を作用させることはない。
上記の発明において、前記荷重受部が、前記ダンパー装置の自由端が遊嵌する受容凹部(61)を有することが好ましい。
この構成によれば、ダンパー装置の自由端が受容凹部の壁部に当接することによって移動範囲が規制されるため、ダンパー装置の作動が安定する。
上記の発明において、前記自由端は、前記シートの前記収納ボックスに対する角度が所定の角度範囲にあるときに、前記荷重受部に摺接可能になっていてもよい。
この構成によれば、前記シートの前記収納ボックスに対する角度が所定の角度範囲にあるときに、ダンパー装置が緩衝作用を与えることができる。
上記の発明において、前記自由端は、略半球形状に形成されていてもよい。
この構成によれば、自由端と荷重受部との摺接が円滑になる。
上記の発明において、前記シリンダを受容すると共に、前記シリンダに結合された雄側ケース(87)と、前記ピストンロッドの他端に連結されると共に、前記雄側ケースを進退可能に受容する雌側ケース(88)とを有し、前記シリンダ及び前記ピストンロッドの一方は、結合された前記雄側ケース又は前記雌側ケースを介して前記収納ボックス及び前記シートの一方に回動可能に軸支され、前記自由端は、前記シリンダ及び前記ピストンロッドの他方に結合された前記雄側ケース又は前記雌側ケースに形成されていてもよい。
この構成によれば、雄側ケース及び雌側ケースによってシリンダ及びピストンロッドが外部から隠蔽される。また、シリンダとピストンロッドとの隙間への異物の噛み込みが防止される。
上記の発明において、前記収納ボックスは、底壁(44)と、前記底壁の周囲に立設された側壁(45)とを有して上方に開口した箱形をなし、前記荷重受部は、前記収納ボックスの前側に配置された前記側壁(46)に設けられた凹部(61)であってもよい。
この構成によれば、自由端の移動範囲を規制する荷重受部を容易に形成することができる。
上記の発明において、前記凹部は、前記側壁(46)の車幅方向における中央、かつ前記ヒンジの近傍に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、ダンパー装置を軸線方向において短くすることができ、コンパクト化が図れる。
上記の発明において、前記車体は、それぞれ前後に延在し、前記収納ボックスが間に配置された左右一対の車体フレーム(14)と、前記一対の車体フレームの互いに対向する内側面の少なくとも一方に上部が取り付けられた、後輪を懸架するサスペンションユニット(25)とを有するスクータ型自動二輪車であってもよい。
以上の構成によれば、車両用シート周辺構造において、シートの回動方向に応じてダンパー作用の有無を切り換えることができる。
実施形態に係る車両用シート周辺構造を適用した自動二輪車を示す概略側面図 自動二輪車のフレーム構造を示す平面図 実施形態に係る車両用シート周辺構造を示す側面図 実施形態に係る車両用シート周辺構造の開状態を示す斜視図 実施形態に係る車両用シート周辺構造の要部の開状態を示す斜視図 実施形態に係る車両用シート周辺構造のダンパー装置を示す斜視図 実施形態に係る車両用シート周辺構造のダンパー装置を示す断面図 実施形態に係る車両用シート周辺構造の要部の閉状態を示す断面図 実施形態に係る車両用シート周辺構造の要部の開状態を示す断面図
以下、図面を参照して、本発明を自動二輪車に適用した実施形態について詳細に説明する。以下の説明では、自動二輪車の前進方向を前方として各方位を定める(図1及び図2参照)。
図1に示すように、自動二輪車1は、ユニットスイング式のスクータ型車両であり、車体フレーム2と、車体フレーム2に上下に揺動可能に支持されたパワーユニット3と、車体フレーム2に支持されたシート装置4とを有する。
図1及び図2に示すように、車体フレーム2は、車両の前端部において上下に延設されたヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11の上下方向における中間部から傾斜しつつ後方かつ下方に延設されたメインフレーム12と、メインフレーム12の上下方向における下部から左方又は右方に突出した後、それぞれ屈曲して後方へと延設された左右一対のロアフレーム13と、各ロアフレーム13の後端部から上方へと突出し、その後傾斜して後方かつ上方に車両の後部まで延設された左右一対のリヤフレーム14と、メインフレーム12の下端部から左方及び右方に延設され、左端及び右端において左右のロアフレーム13に連結された第1クロスフレーム16と、左右のロアフレーム13の後端部間に掛け渡された第2クロスフレーム17と、左右のリヤフレーム14の中間部間に掛け渡され、長手方向における中間部が前方に突出するように湾曲した第3クロスフレーム18と、メインフレーム12の上部から後方へと延設され、後端において第3クロスフレーム18の車幅方向における中央部に連結されたセンタパイプ19とを有する。
左右のリヤフレーム14の各後端部は、連結部材20によって互いに連結されている。左右のリヤフレーム14のそれぞれは、後部に上方へと突設された第1ブラケット21と、前部に車幅方向内側へと突設された第2ブラケット22とを有している。これらの第1ブラケット21及び第2ブラケット22には、シート装置4が載置され、締結される。また、左右のリヤフレーム14の第1ブラケット21よりも後方に位置する部分であって、互いに対向する部分(車幅方向において内側部分)には、サスペンション支持部23がそれぞれ設けられている。サスペンション支持部23には、ボルト等によってリアサスペンションユニット25の上端部が締結される。リアサスペンションユニット25は、伸縮可能なショックアブソーバと、ショックアブソーバを伸張する方向に付勢するばねとを有している。また、各リヤフレーム14には、パワーユニット3を支持するピボットブラケット26が設けられている。
ヘッドパイプ11には、操舵軸31が回転可能に受容されている。操舵軸31の上端部には操舵ハンドル32が設けられ、下端部には前輪33を回動可能に支持するフロントフォーク34が設けられている。
パワーユニット3は、エンジン35と、エンジン35のクランク軸に連結された変速機36と、変速機36の駆動軸に連結された後輪37とを有している。パワーユニット3は、ピボットブラケット26に回動可能に支持され、上端部がリヤフレーム14に連結されたリアサスペンションユニット25の下端部が連結されている。すなわち、パワーユニット3はリヤフレーム14に連結されたリアサスペンションユニット25に懸架されている。
図3及び図4に示すように、シート装置4は、収納ボックス41と、収納ボックス41の蓋を兼ね、乗員が着座するためのシート42とを有している。収納ボックス41は、底壁44と、底壁44の周囲に立設された側壁45とを有し、上方に開口した箱形をなす。底壁44は、左右方向長さよりも前後方向長さが長くなるように前後に延在している。底壁44は、前側から後側に進むにつれて上方へと進むように形成されている。側壁45は、底壁44の前縁に沿って左右方向に延設された前側壁46と、前側壁46の左右両端のそれぞれから後方へと底壁44の左右側縁に沿って前後に延設された左側壁47及び右側壁48と、左側壁47及び右側壁48の後端同士を繋ぐように、底壁44の後縁に沿って左右方向に延設された後側壁49とを有している。左側壁47及び右側壁48の上縁は後方に進むにつれて上方へと変位しており、後側壁49の上縁は前側壁46の上縁よりも上下方向において上方に配置されている。
図2〜4に示すように、左側壁47及び右側壁48の上縁には、左右外方へと突出した取付板51が設けられている。収納ボックス41は、左右のリヤフレーム14間に配置され、底壁44の前部が第2ブラケット22上に載置され、左右の取付板51が第1ブラケット21上に載置される。左右の取付板51はボルト及びナットによって第1ブラケット21に締結され、底壁44はねじによって第2ブラケット22に締結される。このようにして、収納ボックス41は車体フレーム2に取り付けられる。車体フレーム2に取り付けられた状態において、収納ボックス41はリアサスペンションユニット25の上方に配置される。
図5に示すように、前側壁46は、上縁の車幅方向における中央部から下方へと略長方形に切除され、前側壁46を前後に貫通する切欠部54を有している。切欠部54には、受部材(荷重受部)55が装着されている。受部材55は、前記切欠部54を前後に通過する本体部56と、本体部56の前端から左右及び下方へと突出し、切欠部54の前側の縁部に引っ掛かるフランジ部57とを有している。本体部56は、面が左右方向を向き、互いに距離をおいて対向した左右一対のガイド壁59と、左右一対のガイド壁59の後縁及び下縁に沿って延在し、左右のガイド壁59を繋ぐ中央壁60とを有している。左右一対のガイド壁59及び中央壁60は、協働して前方かつ上方に開口し、後方かつ下方へと凹んだ受容凹部61を画成している。より詳細には、中央壁60は、受部材55が前側壁46に装着された状態で、前端から、後方かつ下方に延在する第1面63と、第1面63の後縁から後方かつ上方に延在する第2面64と、第2面64の後縁から上方に延在する第3面65とを有している。フランジ部57は、左右一対のガイド壁59及び中央壁60部の前縁に沿って延設されている。
図5に示すように、前側壁46の前面であって切欠部54の周縁には、第1ヒンジブラケット66が取り付けられている。第1ヒンジブラケット66は、切欠部54の左右側方に配置された左右一対の第1支持壁67と、一対の第1支持壁67を連結する連結板68とを有している。第1ヒンジブラケット66は、各第1支持壁67の基端部が前側壁46との間に受部材55のフランジ部57を前後に挟むように配置され、ボルトによって前側壁46に締結されている。このとき、連結板68は、受部材55の左右のガイド壁59及び中央壁60の上縁の上方に配置され、切欠部54の縁部との間に受部材55を上下に挟むように配置される。このように、第1ヒンジブラケット66を前側壁46に締結することによって、受部材55は第1ヒンジブラケット66と前側壁46との間に挟持される。左右一対の第1支持壁67は、それぞれ前方へと突出し、左右方向において互いに距離をおいて対向している。各第1支持壁67の前部には、左右方向に延在する軸線に沿って互いに同軸となるヒンジ孔69が形成されている。
図3に示すように、シート42は、収納ボックス41の開口を閉塞可能に形成された板状のシートベース71と、シートベース71の上面に結合された可撓性部材からなるシートクッション72とを有している。シートベース71の下面の前端には、第1ヒンジブラケット66に回動自在に支持される第2ヒンジブラケット73が結合されている。第2ヒンジブラケット73は、シートベース71の下面に締結される締結板74と、締結板74の左右両端から立ち起こされた左右一対の第2支持壁75と、各第2支持壁75のそれぞれに左右方向に延在する軸線に沿って互いに同軸となるように突設されたヒンジ軸76とを有している。第2ヒンジブラケット73は、各第2支持壁75が各第1支持壁67の左右外方に対向するように配置され、各ヒンジ軸76がヒンジ孔69にそれぞれ回転可能に支持されることによって、第1ヒンジブラケット66に回転可能に支持されている。これにより、シート42は、第1ヒンジブラケット66及び第2ヒンジブラケット73から構成されるヒンジを介して収納ボックス41に回動可能に支持されている。シート42は、収納ボックス41に対して、開口を閉塞する閉位置と、開口を開く開位置との間で回動可能となっている。シート42は、開位置において自立可能になるように開位置が調節されている。他の実施形態では、シート42は開位置において自立不能、すなわちシート42の自重によって自動的に閉位置へと移動するようになっていてもよい。シート42は、シートベース71の下面の後端に突設されたストライカ90が、閉位置において車体フレーム2に支持された係止装置(図示しない)に選択的に係止されることによって閉位置に維持される。
第2ヒンジブラケット73の締結板74の左右方向における中央部には、厚み方向に貫通する透孔77が形成され、シートベース71は透孔77に対応する部分に凹部78を有している。締結板74には、両端が開口した略角筒形状のダンパー支持ブラケット79が結合されている。ダンパー支持ブラケット79は、透孔77を通過してシートベース71の凹部78内に突入するように配設され、端部に突設された結合片80においてダンパー支持ブラケット79の透孔77の周縁に結合されている。ダンパー支持ブラケット79の互いに対向する左右側壁には、左右方向に延在する軸線に沿って互いに同軸となる支持孔81がそれぞれ形成されている。両支持孔81にはダンパー装置83が回動可能に支持される。
図6及び図7に示すように、ダンパー装置83は、公知のピストン85ダンパーを利用したものであり、シリンダ84、ピストン85、ピストンロッド86、雄側ケース87、雌側ケース88、及び付勢部材89を有している。シリンダ84は、一端が開口した有底筒形の筒部91と、筒部91の開口を閉塞する封止板92とを有している。ピストン85は、シリンダ84内に摺動可能に受容され、シリンダ84内を2つの部屋に区画する。また、ピストン85は、2つの部屋を連通する細孔(図示しない)を有している。ピストンロッド86は、一端がピストン85に結合され、他端が封止板92を貫通してシリンダ84の外方に突出している。シリンダ84内のピストン85によって区画された空間には、粘性流体や空気等の流体が保持されている。ピストンロッド86が進退し、ピストン85がシリンダ84内を移動すると、流体が細孔を通過し、流体の移動に伴う抵抗がピストン85及びピストンロッド86に作用する。
雄側ケース87は、一端が閉塞され、他端が開口した有底筒形をなし、内部にシリンダ84を受容し、一体に結合されている。他の実施形態では、雄側ケース87はシリンダ84の外面の一部として一体に形成されていてもよい。雄側ケース87の閉塞された側の端部93の外形は、略半球形状に形成されている。雌側ケース88は、一端が底板94に閉塞され、他端が開口した有底筒形をなす。雌側ケース88には、雄側ケース87の開口端側が受容され、雌側ケース88の底板94の内面側に突設された筒形の結合部95にピストンロッド86の突出端が挿入され、結合されている。これにより、雌側ケース88に対して雄側ケース87が進退すると、シリンダ84に対してピストンロッド86が進退するようになっている。他の実施形態では、雌側ケース88はピストンロッド86の一部として一体に形成されていてもよい。シリンダ84の封止板92の外面にはばね受座96が装着され、ばね受座96と雌側ケース88の底板94の内面との間には、ピストンロッド86を囲むように圧縮コイルばねである付勢部材89が介装されている。これにより、雄側ケース87は、雌側ケース88に対して突出する方向に付勢されている。ばね受座96は、封止板92に一体に形成されていてもよい。ダンパー装置83の最大長さは、ピストン85がシリンダ84に当接することによって定められている。雌側ケース88の側面の互いに相反する部分には、互いに同軸となる支持軸97がピストンロッド86と直交する方向に突設されている。
ダンパー装置83は、雌側ケース88の支持軸97がダンパー支持ブラケット79の支持孔81に回転可能に支持されている。これにより、ダンパー装置83は、シート42に対して左右方向に延在する軸線回りに回動可能に支持されている。雌側ケース88の外面には、ストッパ99が突設されており、ストッパ99がダンパー支持ブラケット79に突き当たることによって、ダンパー装置83の支持軸97を中心とした回転範囲が所定の範囲に規制されている。ダンパー装置83の雄側ケース87は、第1ヒンジブラケット66の第1支持壁67間を通過し、端部93が自由端となって受部材55の受容凹部61内に受容される。
以上のように構成したシート装置4は、ストライカ90が係止装置に係止されていない状態において、図8に示すように、シート42が閉位置にあるときには、ダンパー装置83は、雄側ケース87の端部93が受部材55の中央壁60に押圧され、雄側ケース87が雌側ケース88内に没入した収縮形態となっている。このとき、付勢部材89は、雄側ケース87が雌側ケース88に対して突出する方向に付勢するが、付勢部材89にシート42の重量に抗してシート42を開方向へと移動させる付勢力はなく、ダンパー装置83は収縮形態に維持される。
この状態から、使用者がシート42を開方向へと移動させると、図9に示すように、ダンパー支持ブラケット79の支持孔81と中央壁60との距離が長くなり、ダンパー装置83は付勢部材89の付勢力によって雄側ケース87が雌側ケース88に対して突出する。雄側ケース87の端部93は、受部材55の左右のガイド壁59によって左右方向への移動が規制され、中央壁60上を前後及び上下に摺動する。このとき、雄側ケース87が自由端を構成し、収納ボックス41と一体になる部材に結合されていないため、ダンパー装置83はシート42の開位置への移動に対して抵抗力(緩衝力)を作用させない。そのため、使用者は、ダンパー装置83による抵抗力を受けることなく、少ない力でシート42を移動させることができる。また、図9に示す状態からシート42を更に開くと、支持孔81と中央壁60との距離がダンパー装置83の最大長さよりも長くなり、ダンパー装置83の端部93が中央壁60から離間する。なお、端部93は、中央壁60から離間しても受容凹部61内にある。
シート42を開位置から閉方向へと移動させると、シート42は自重によって閉位置へと移動する。これにより、支持孔81と中央壁60との距離がダンパー装置83の最大長さよりも短くなり、ダンパー装置83の端部93が中央壁60に当接する。その後、ダンパー装置83の雄側ケース87の端部93は受部材55の中央壁60上を摺動しつつ押圧されて収縮形態へと変化し、ピストン85がシリンダ84内を移動することによって、シート42の移動を緩衝する。これにより、シート42は移動速度が緩慢になる。
本実施形態では、ダンパー装置83の一端である端部93を自由端としたため、シート42を開くときと、シート42を開位置から閉めるときの所定の角度範囲とにおいて、ダンパー装置83がシート42に抵抗力を与えない。また、ダンパー装置83の自由端である端部93を中央壁60に対して摺動させる構成としたため、ダンパー装置83にラジアル荷重が加わり難く、ダンパー装置83が円滑に伸縮することができる。また、受部材55によって受容凹部61を形成し、受容凹部61にダンパー装置83の自由端を受容させるようにしたため、自由端の移動範囲が規制され、ダンパー装置83が円滑に伸縮することができる。
シート装置4は、ダンパー装置83を収納ボックス41の外部に配置したため、ダンパー装置83と収納ボックス41に収容される物品や使用者の手等との緩衝が避けられる。また、収納ボックス41及びシート42のヒンジ部(回転軸)の近傍にダンパー装置83を配置したため、ダンパー装置83の長さを短縮することができる。また、収納ボックス41とシート42との間にダンパー装置83を配置したため、シート装置4を予め組み合わせてユニット化することができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、ダンパー装置83は公知のダンパーを適用することができ、収縮方向と伸張方向とで抵抗力(減衰力)が変化するようにしてもよいし、収縮及び伸張時のピストン85の速度に応じて抵抗力が変化するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ダンパー装置83をシート42に対して回動可能に支持させ、遊端を収納ボックス41側に摺接させる構成としたが、他の実施形態では、ダンパー装置83を収納ボックス41に対して回動可能に支持させ、遊端をシート42側に摺接させる構成としてもよい。この場合には受部材55をシート42に設ければよい。また、本実施形態では、受部材55を収納ボックス41に結合する構成としたが、他の実施形態では受部材55を収納ボックス41の前側壁46に一体に成形してもよい。
1…自動二輪車、2…車体フレーム、3…パワーユニット、4…シート装置、11…ヘッドパイプ、12…メインフレーム、13…ロアフレーム、14…リヤフレーム、21…第1ブラケット、22…第2ブラケット、23…サスペンション支持部、25…リアサスペンションユニット、41…収納ボックス、44…底壁、45…側壁、46…前側壁、42…シート、46…前側壁、51…取付板、54…切欠部、55…受部材、56…本体部、57…フランジ部、59…ガイド壁、60…中央壁、61…受容凹部、63…第1面、64…第2面、65…第3面、66…第1ヒンジブラケット、67…第1支持壁、68…連結板、69…ヒンジ孔、71…シートベース、73…第2ヒンジブラケット、74…締結板、75…第2支持壁、76…ヒンジ軸、77…透孔、78…凹部、79…ダンパー支持ブラケット、81…支持孔、83…ダンパー装置、84…シリンダ、85…ピストン、86…ピストンロッド、87…雄側ケース、88…雌側ケース、89…付勢部材、93…端部(自由端)、97…支持軸

Claims (8)

  1. 車体に取り付けられた収納ボックスと、前記収納ボックスの前端にヒンジを介して回動可能に取り付けられ、前記収納ボックスを開閉するシートと、前記収納ボックス及び前記シートの間に介装されたダンパー装置とを有する車両用シート周辺構造であって、
    前記ダンパー装置は、シリンダと、前記シリンダ内に摺動可能に受容されたピストンと、前記ピストンに一端が連結され、他端が前記シリンダから突出したピストンロッドと、前記ピストンロッドが前記シリンダから突出する方向に付勢する付勢部材とを有し、
    前記シリンダ及び前記ピストンロッドの一方が、前記収納ボックス及び前記シートの一方に所定のダンパー回転軸線を中心として回動可能に軸支され、
    前記シリンダ及び前記ピストンロッドの他方が、自由端を構成し、前記収納ボックス及び前記シートの他方に設けられた荷重受部に摺接可能になっている
    ことを特徴とする車両用シート周辺構造。
  2. 前記荷重受部が、前記ダンパー装置の自由端が遊嵌する受容凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用シート周辺構造。
  3. 前記自由端は、前記シートの前記収納ボックスに対する角度が所定の角度範囲にあるときに、前記荷重受部に摺接可能になっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用シート周辺構造。
  4. 前記自由端は、略半球形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載の車両用シート周辺構造。
  5. 前記シリンダを受容すると共に、前記シリンダに結合された雄側ケースと、
    前記ピストンロッドの他端に連結されると共に、前記雄側ケースを進退可能に受容する雌側ケースと
    を有し、
    前記シリンダ及び前記ピストンロッドの一方は、結合された前記雄側ケース又は前記雌側ケースを介して前記収納ボックス及び前記シートの一方に回動可能に軸支され、
    前記自由端は、前記シリンダ及び前記ピストンロッドの他方に結合された前記雄側ケース又は前記雌側ケースに形成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つの項に記載の車両用シート周辺構造。
  6. 前記収納ボックスは、底壁と、前記底壁の周囲に立設された側壁とを有して上方に開口した箱形をなし、
    前記荷重受部は、前記収納ボックスの前側に配置された前記側壁に設けられた凹部であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つの項に記載の車両用シート周辺構造。
  7. 前記凹部は、前記側壁の車幅方向における中央、かつ前記ヒンジの近傍に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の車両用シート周辺構造。
  8. 前記車体は、それぞれ前後に延在し、前記収納ボックスが間に配置された左右一対の車体フレームと、前記一対の車体フレームの互いに対向する内側面の少なくとも一方に上部が取り付けられた、後輪を懸架するサスペンションユニットとを有するスクータ型自動二輪車であることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つの項に記載の車両用シート周辺構造。
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