JP5743481B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線CT装置に関する。
現行のX線CT(Computed Tomography)装置は、架台回転部のX線検出器で取得した投影データ(生データ)を静電結合データ通信で架台固定部へ転送し、架台固定部から広帯域伝送線路を通じて再構成用コンピュータまで送り、再構成用コンピュータにて診断用画像データの再構成を行っている。
X線検出器から再構成用コンピュータまでのデータは下り25Gbps、上り6Gbpsと非常に広帯域である。架台回転部内では、X線検出器の出力信号をデータ収集装置でアナログ-デジタル変換後、パラレル-シリアル変換して光ファイバ伝送し、架台固定部と架台固定部間では、再び光信号を電気信号に変換して静電容量による伝送を行う。さらに架台固定部内では、電気信号を再度光信号に変換して光ファイバ伝送し、再度シリアル-パラレル変換を行い、再構成コンピュータへ伝送するような複雑な伝送手段が必要とされる。このように高速電子部品や光部品を多用した通信機構は非常に高価であり、シリアルパラレル変換などをはじめとする信号処理による伝送遅れも無視できないという問題が生じる。
図6は、従来のX線CT装置を示している。このX線CT装置は、被検体P(患者)をX線でスキャンするための架台(ガントリ)61と、被検体Pを架台61内に移動する寝台62を制御する寝台駆動部63と、高電圧を生成して架台61に供給するための電源装置64と、架台61の動作を制御すると共に架台61から得られた投影データを処理するコンピュータとしてのコンソール65とを有する。
架台61は、相対的に運動する2つの系である回転部66とそれ以外の固定部67とから構成される。回転部66には、X線管661、高電圧発生装置662、X線検出器663、データ収集装置(DAS:Data Acquisition System)664、回転駆動部665、X線管661を冷却するためのオイルクーラ666、回転部の回転モーメントのバランスをとるためのバランサ667が設けられる。
架台61の回転部66と固定部67の間には、リング状の電極とブラシとから構成されたスリップリング68、撮影データを非接触で広帯域伝送する非接触データ伝送装置69が設けられる。
電源装置64から供給された電力は、架台61の固定部67に入力され、この固定部67からスリップリング68を通して回転部66の高電圧発生装置662に入力される。この高電圧発生装置662は、供給された電力をX線発生に適した高電圧に昇圧してX線管661に供給する。このX線管661とX線検出器663とは、架台61の略中央に形成された空洞を挟んで対向して配置されており、互いの位置関係を保ちながら相対的に回転するようになっている。
X線管661は、供給された高電圧によりX線を発生させ、被検体Pに照射する。X線検出器663は、被検体Pを透過したX線を検出し電気信号として取出すことができるようになっている。データ収集装置664は、X線検出器663からの電気信号をアナログ-デジタル変換して投影データとして収集する。この投影データは、非常に大容量のデータであり診断画像の高精細化、高機能化のため年々増加の傾向がある。
回転部66で取得された投影データを非接触で伝送する非接触データ伝送装置69は、一般的には、静電結合方式による通信を行う。この非接触データ伝送装置69は上述のように非常に複雑な伝送手段である、高速電子部品や光部品を多用した通信機構は非常に高価であり、信号処理による伝送遅れも無視できないという問題が生じる。
コンソール65は、機能的には、システムを制御する部分65aと架台61から取得した投影データを再構成する部分65bに大きく分けられ、特に再構成には計算能力の高いプロセッサが求められることから、システム制御用のコンソールコンピュータと再構成コンピュータとを分離し2つのコンピュータで構成されるのが一般的である。
コンソール65は、システムを統合的に制御するシステム制御部651、画像やシステムメニューを表示するための表示部652、表示装置としてのモニタ653、マウスや操作卓のスイッチなどのユーザーインターフェースを制御する操作部654、非接触データ伝送装置69から投影データ(生データ)を受信するデータ受信部655、受信した投影データを再構成して所望の診断用画像データを生成する再構成部656、これら投影データや再構成された画像データを保存するデータ保存部657から構成される。
また、非接触データ伝送装置69を使用する従来のX線CT装置では、撮影した大容量の投影データを一旦コンソール65に取り込んだ後、再構成画像の生成を指示し、診断画像を取得する必要があった。そのため医師らによる読影が可能になるまでに時間がかかり迅速な診断ができないという問題がある。
特開2007−175206号公報
本発明が解決しようとする課題は、診断画像の生成が早く、しかも安価で高性能なX線CT装置を提供することである。
上記課題を達成するために、実施形態のX線CT装置は、装置全体を制御するシステム制御部と、X線を発生するX線管およびこのX管と対向して取り付けられたX線検出器が回転可能に取り付けられた回転部と、この回転部内に、前記X線検出器の出力データを収集するデータ収集装置と、このデータ収集装置で収集された投影データから所望の診断を行うための画像データを再構成して生成する再構成部と、この再構成された画像データを無線により回転部外に送信する無線通信部と、前記投影データを保存するデータ保存部と、を有し、前記システム制御部は、前記回転部の回転制御、あるいは前記X線管またはX線検出器の温度制御を含む所定のシステム制御を実行する間に、前記画像データの再構成を行うこと、並びに前記画像データを回転部外に送信を行うことを実行する。
第1の実施形態におけるX線CT装置のブロック構成図。 同実施形態におけるX線CT装置の動作を示すフローチャート図。 第2の実施形態におけるX線CT装置のブロック構成図。 第3の実施形態におけるX線CT装置のバランサを説明する構成図。 第4の実施形態におけるX線CT装置の冷却方法を説明する構成図。 従来のX線CT装置のブロック構成図。
以下、発明を実施するための実施形態について図1から図5に示す図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態におけるX線CT装置を示している。本実施形態は、従来架台61外に配置していた再構成部656、データ保存部657等から構成される再構成用コンピュータを架台61内に配置し、しかも非常に高速で高価な非接触データ装置69を不要にすることを目的としている。
第1の実施形態のX線CT装置は、被検体P(患者)をX線でスキャンするための架台(ガントリ)11と、被検体Pを架台11に移動する寝台12を制御する寝台駆動部13と、高電圧を生成して架台11に供給するための電源装置14と、本X線CT装置を操作・制御するコンソール15とを有する。
架台11は、回転部16とそれ以外の固定部17とから構成される。回転部16には、X線を発生するX線管161、このX線管に印加する高電圧を発生する高電圧発生装置162、被検体を透過したX線を検出するX線検出器163、X線検出器の出力を収集するデータ収集装置(DAS:Data Acquisition System)164、回転部16を駆動する回転駆動部165、さらに、データ収集装置164の大容量投影データから直接画像データを再構成する再構成部166、投影データおよび画像データを保存するデータ保存部167、投影データおよび画像データを回転部16外に送信する無線通信部168を有する。
架台11の回転部16と固定部17の間には、図示しないリング状の電極とブラシとから構成されたスリップリング18が設けられる。
電源装置14から供給された電力は、架台11の固定部17に入力され、この固定部17からスリップリング18を通して回転部16の高電圧発生装置162に入力される。この高電圧発生装置162は、供給された電力をX線発生に適した高電圧に昇圧してX線管161に供給する。このX線管161とX線検出器163とは、架台11の略中央に形成された空洞を挟んで対向して配置されており、互いの位置関係を保ちながら相対的に回転するようになっている。この回転部16の回転制御は、後述のシステム制御部から、スキャン条件等に基づき回転駆動部165によって制御される。
X線管161は、供給された高電圧によりX線を発生させ、被検体Pに照射する。X線検出器163は、被検体Pを透過したX線を検出し電気信号として取出すことができるようになっている。データ収集装置164は、X線検出器163からの電気信号をアナログ-デジタル変換して投影データとして収集する。
コンソール15は、システムを統合的に制御するシステム制御部151、画像データやシステムメニューを表示するための表示部152、表示装置としてのモニタ153、マウスや操作卓のスイッチなどのユーザーインターフェースを制御する操作部154、無線通信部168から診断用画像データを受信する無線通信部155、さらに病院内のネットワークに接続するためのネットワーク部156を有する。システム制御部151は、操作部154から入力される指示やスキャン条件などに応じて高電圧発生装置162、回転駆動部165、寝台駆動部13などを矢印で示すように制御する。
再構成部166は、X線検出器163のデータを収集しアナログ-デジタル変換を行うデータ収集装置164のバスに直接接続され、データ保存部167に一旦保存された投影データを元に診断用画像データの再構成を行うことができる。また、データ保存部167に投影データを保存することなく、ダイレクトに画像データの再構成を行うこともできる。この場合は、投影データを一時的に格納できる比較的大容量のRAM(Random Access Memory)が必要である。再構成部166には、演算能力の高いプロセッサと演算結果を一時的に格納する高速のRAMが要求される。
データ保存部167は、スキャン中に得られる投影データの保存を行う。また再構成された画像データの保存も行うことができる。データ保存部167と再構成部166の接続には、高速性の要求からSerial−ATA(Serial Advanced Technology Attachment)規格やSAS(Serial Attached SCSI)規格などで接続される。データ保存部167内は、SSD(Solid State Drive)等の半導体不揮発性メモリを用いた半導体ストレージで構成されており、複数の半導体ストレージを配置して冗長性を持たせてある。これによりデータ消失のリスクを抑えている。SSD等の半導体不揮発性メモリを用いた半導体ストレージは、近年小型化、低価格化、特にアクセススピードの高性能化が進んでおり、半導体ストレージの使用は、装置全体としての低価格化、高性能化に貢献する。
また、従来のX線CT装置では、X線検出器からの大容量の投影データを架台外の再構成コンピュータまで伝送してから診断用画像データを生成していた。本実施形態においては、再構成部166がデータ収集装置164のバスに直接接続され、データ保存部167に一旦投影データを保存、もしくは保存せずに回転部16内で再構成を行うことができる。その結果、診断に必要な画像データが得られれば、その後投影データを保存する必要がないため、投影データを削除することで、データ保存部167の保存領域を削減できる。ただし、操作者が投影データの保存を指示した場合は、データ保存部167に所望の期間保存できる。
無線通信部168は、例えば、54Mbpsの通信速度を有するIEEE802.11a/gなどの無線LAN(Local Area Network)規格を使用する。さらに、高速の通信規格のものを用いても構わない。また、本実施形態では、システム制御部151からの信号線を無線送信部168、155で通信される通信線とは別の矢印で示したが、この無線通信部168、155の通信データ内に本X線CT装置の制御情報、また医師ら操作者がコンソール15から入力するスキャン情報・各種パラメータなどのデータを重畳してもよい。
このように、再構成された診断用画像データを架台外のコンソール15に送信して診断画像を表示することにより、従来のようなギガビット級の伝送容量は不要になり、汎用の無線通信にて診断用画像の表示がコンソール15で可能になる。低価格な汎用部品を使用できるため、装置の低価格化に大きく貢献する。さらに伝送容量を削減して画像が表示されるまでの時間を短縮するには、画像データを圧縮するか、あるいは前に送信した画像データとの差分データとすることで伝送容量を小さくする。
この実施形態のX線CT装置の動作を示すフローチャートを、図2に示す。ステップST201では、被検体Pを架台11内に移動し、撮影条件をコンソール15から入力する。そして、X線CT装置のスキャンを開始し撮影を行う(ステップST202)。ステップST203では、データ収集装置164で収集された投影データについて直接再構成部166で診断用画像データの生成を行い、無線通信部168を介してコンソール15に診断用画像データを送信する。したがって、医師らは、すぐに被検体Pの患部の読影を開始することが可能である(ステップST204)。しかし、従来のX線CT装置では、ステップST202とステップST203の間において、大容量の投影データを、非接触データ装置69を介して送り、受信が完了してから医師らの操作者の指示によって所望の診断画像を再構成して得ていたため、読影開始までにかなりの時間を要していた。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、データ収集装置に直接バス接続された再構成部が回転部内に配置されており、大容量の投影データを架台外に送信することなくダイレクトに再構成を行うことができる。また、投影データの保存を行わなければ、データの保存領域を削減することもできる。
また、回転部内で再構成がなされるので、大容量の投影データを架台外に送信する必要がなく、従来のような非常に高価格で、ギガビット級の広帯域な伝送容量を持つ非接触データ伝送装置は不要になり、汎用の無線通信にて診断用画像の表示が可能になる。このように低価格な汎用部品を使用できるため、装置の低価格化に大きく貢献する。
さらに、回転部内にてスキャン終了後に再構成が行われるので、医師らは、すぐに被検体の読影を開始することが可能である
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態のX線CT装置を示す。第1の実施形態との違いは、さらにシステム制御部を回転部内に配置したことである。
第2の実施形態のX線CT装置は、第1の実施形態と同じく被検体P(患者)をX線でスキャンするための架台(ガントリ)11と、被検体Pを架台11に移動する寝台12を制御する寝台駆動部13と、高電圧を生成して架台11に供給するための電源装置14と、本X線CT装置を操作・制御するコンソール15とを有し、架台(ガントリ)11の回転部16には、システムを統合的に制御するシステム制御部169が配置される。システム制御部169は、操作部154からの指示やスキャン条件などに応じて高電圧発生装置162、回転駆動部165、寝台駆動部13などを矢印で示すように制御する。この制御信号は、無線通信部168で伝送されるデータの中に含まれている。
コンソール15は、画像データやシステムメニューを表示するための表示部152、表示装置としてのモニタ153、マウスや操作卓のスイッチなどのユーザーインターフェースを制御する操作部154、無線通信部168から診断用画像データを受信する無線通信部155、さらに病院内のネットワークに接続するためのネットワーク部156を有する。
システム制御部169が回転部16内に配置されているため、コンソール15は、無線通信部168を介してシステム制御部169にログインすることにより各種制御を行うことができる。これにより、コンソール15には、特別なアプリケーションやハードウエアを搭載することなく、ネットワーク接続可能な汎用のコンピュータ、例えば、パーソナルコンピュータなども使用することができる。このことから低価格化に貢献し、利便性も向上する。
また、本実施形態では、無線通信部155,168の通信データ内に本X線CT装置の制御情報、また医師ら操作者のコンソール15から入力するスキャン情報・各種パラメータなどのデータが重畳される。さらに画像データを圧縮するか、あるいは前に送信した画像データとの差分データとすることで伝送容量を小さくし、画像が表示されるまでの時間を短縮する。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、システム制御部が回転部内に配置されており、無線通信部経由によりネットワークに接続された他の汎用コンピュータから本X線CT装置を制御することが可能である。また、コンソールコンピュータはネットワーク接続できるものであれば、汎用のコンピュータを使用できるという効果を奏する。
(第3の実施形態)
X線CT装置は、回転部が1秒間に2回転程度の高速回転行うことが可能である。回転の安定化に必要な回転モーメントの調整のため、図6に示すようにX線管661とほぼ対向する位置にカウンタウエイトとしてバランサ667を配置する必要がある。図4は、第3の実施形態におけるX線CT装置のバランサを説明する構成図である。説明に不必要な部分については省略しているが、実際の構成は図3に準じる。
第1の実施形態、および第2の実施形態で述べたように、再構成部166は、データ収集装置164の近傍に直接バス接続される。この配置は、X線管161にほぼ対向する位置にあたるためバランサとしての機能を合わせ持つ。一点鎖線の四角41で示すように、さらにデータ保存部167、システム制御部168などの重量配分から最適な回転モーメントになるように配置を行う。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、再構成部、データ保存部、システム制御部などの重量を加味し、これらを最適な回転モーメントになるように配置を行うため、従来のカウンタウエイトの重量を軽減することが可能となる。
(第4の実施形態)
図5は、第4の実施形態におけるX線CT装置の冷却方法を説明する構成図である。
再構成部の演算プロセッサは、高速で再構成をする必要があることから、演算能力に優れた高速のプロセッサと、計算結果の一時的な格納のための高速のDRAMが必要となる。再構成演算時は、プロセッサ使用率がほぼ100%となるので100Wから150W程度の熱量を放出する。このため冷却機構が必要となる。
X線CT装置は、X線管161の発熱が非常に大きく、一般的にはオイルクーラ666が接続されている。従って冷却方法の第1の方法は、たとえばヒートパイプなどの高い熱伝導度を持つ部材51aにてオイルクーラ666と接続することにより再構成部166の冷却を行う方法である。
また、X線CT装置は、X線検出器162の恒温化を図るためヒータを備えるものがある。X線検出器162を恒温化することによって投影データのアーチファクトを低減している。従って冷却方法の第2の方法は、たとえばヒートパイプなどの高い熱伝導度を持つ部材51bにてX線検出器162のヒータ部分と接続することにより再構成部166の冷却を行う方法である。
さらに、回転部16は高速回転しており、6m/s程度の風速を得ることが可能である。従って冷却方法の第3の方法は、熱の放出量の多い演算プロセッサに対して強制的に風量を起こすファンは必要なく、回転部16の回転によって発生する風向に対して放熱面積が大きくなるような放熱フィンを演算プロセッサに対して搭載する方法である。
以上述べた3つの冷却方法のいずれかまたは、複数を組み合わせて有効な冷却方法を選択することが可能である。
以上説明したように、第4の実施形態によれば、再構成部の冷却方法は、現行のX線CT装置にあらかじめ備えられたオイルクーラやヒータ、もしくは回転による風速を効果的に利用しているため、安価な冷却方法が達成される。
本発明は、上記実施態様に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上記実施形態では、X線CT装置に特化して説明したが、回転部を有する装置であれば適用可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…架台(ガントリ)
12…寝台
13…寝台駆動部
14…電源装置
15…コンソール
16…回転部
161…X線管
162…高電圧発生装置
163…X線検出器
164…データ収集装置
165…回転駆動部
166…再構成部
167…データ保存部
168…無線通信部
169…システム制御部
17…固定部
18…スリップリング

Claims (11)

  1. 装置全体を制御するシステム制御部と、
    X線を発生するX線管およびこのX管と対向して取り付けられたX線検出器が回転可能に取り付けられた回転部と、
    この回転部内に、
    前記X線検出器の出力データを収集するデータ収集装置と、
    このデータ収集装置で収集された投影データから所望の診断を行うための画像データを再構成して生成する再構成部と、
    この再構成された画像データを無線により回転部外に送信する無線通信部と、
    前記投影データを保存するデータ保存部と、を有し、
    前記システム制御部は、前記回転部の回転制御、あるいは前記X線管またはX線検出器の温度制御を含む所定のシステム制御を実行する間に、前記画像データの再構成を行うこと、並びに前記画像データを回転部外に送信を行うことを実行するX線CT装置。
  2. X線を発生するX線管およびこのX管と対向して取り付けられたX線検出器が回転可能に取り付けられた回転部と、
    この回転部内に、
    前記X線検出器の出力データを収集するデータ収集装置と、
    このデータ収集装置で収集された投影データから所望の診断を行うための画像データを再構成して生成する再構成部と、
    この再構成された画像データを無線により回転部外に送信する無線通信部と、
    前記投影データを保存するデータ保存部と、
    装置全体を制御するシステム制御部と、を有し、
    前記システム制御部は、前記回転部の回転制御、あるいは前記X線管またはX線検出器の温度制御を含む所定のシステム制御を実行する間に、前記画像データの再構成を行うこと、並びに前記画像データを回転部外に送信を行うことを実行するX線CT装置。
  3. ネットワーク接続可能な任意のコンソールから前記無線通信部を介してシステム制御部にログインし、このコンソールからの指示によって、少なくとも前記システム制御および前記画像データの再構成を同時に行う請求項1または2記載のX線CT装置。
  4. 前記無線通信部で送受信される通信データは、前記画像データの他に前記システム制御を行う装置制御情報、スキャン情報、あるいは各種パラメータが重畳された構成を有する請求項1から3のいずれか1項記載のX線CT装置。
  5. 前記データ保存部は、半導体不揮発性メモリを使用する半導体ストレージで構成される請求項1または請求項2記載のX線CT装置。
  6. 前記再構成された画像データを、前記データ保存部に保存可能とする請求項1または請求項2記載のX線CT装置。
  7. 前記再構成部は、前記データ収集装置と直接、バス接続されている請求項6記載のX線CT装置。
  8. 前記再構成部は、前記回転部の回転風量を利用した冷却手段、前記X線管の冷却に使用するオイルクーラに熱伝導部材で接続する冷却手段、または前記X線検出器のヒータに熱伝導部材で接続する冷却手段のいずれか1つまたは複数の手段を有する請求項1または2記載のX線CT装置。
  9. 前記再構成部およびデータ保存部は、前記X管と対向する位置に配置される請求項6記載のX線CT装置。
  10. 前記無線通信部で送受信されるデータは、画像データの他にシステム制御データを含む請求項1または2記載のX線CT装置。
  11. 前記無線通信部で送受信されるデータは、圧縮データまたは前に送信した画像データとの差分データとする請求項1または2記載のX線CT装置。
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