JP2015196073A - X線撮影装置及びその動作方法、並びにプログラム - Google Patents

X線撮影装置及びその動作方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク環境にかかわらず操作者が被検者の撮影画像を確認しながらX線撮影を行うことを可能にするX線撮影装置を提供する。【解決手段】被検者及びX線画像の撮影条件を特定する1以上の撮影指示を取得する。被検者を撮影して得られた画像と、画像の被検者及び撮影条件を示す撮影情報と、を取得し、取得された画像及び撮影情報を格納する。1以上の撮影指示の中から1つを選択する。撮影指示を選択する前に格納されている被検者の画像から、選択された撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応する画像を選択してユーザに提示する。【選択図】図1

Description

本発明は、X線撮影装置及びその動作方法、並びにプログラムに関し、特に、撮影の参考とするために被検者について撮影されている画像を呼び出す技術に関する。
医療用のX線撮影装置として、特許文献1に記載されているように、固体撮像装置を用いてディジタル画像を撮影するものが開発されている。このようにして取得したディジタル画像を用いることにより、ファイリングの効率化、遠隔診断の実用化、及び診療技術・効率の改善がなされている。また、特許文献2に記載されているように、固体撮像装置が搭載された可搬型のX線撮影装置も開発されている。このような固体撮像装置を用いると、足が悪く動けない被検者のベッドサイドまで移動して、撮影を行うことが可能である。
特開平9−098970号公報 特開2011−41812号公報
X線撮影を行う場合、特に可搬型のX線撮影装置を用いる場合には、ポジショニング及び撮影条件を揃えて撮影することが重要である。特に整形外科の領域においては、骨折した骨を固定するためのプレートの位置を前回の撮影と揃えることが、読影上重要である。
しかしながら、特に可搬型のX線撮影装置を用いてネットワークと接続されない状態で回診する場合には、過去の撮影画像をサーバから取得できないため、過去の撮影時におけるポジショニングを確認するために過去の撮影画像を表示することができなかった。例えば、ネットワークケーブルを介して通信を行うX線撮影装置を用いて病室で撮影を行う場合、病室にネットワーク環境がなければ通信を行うことができない。また、X線撮影装置が無線通信可能であったとしても、無線が届かない場所や無線が使えない場所では、通信を行うことができない。さらには、ネットワークに常時接続可能なX線撮影装置であっても、サーバからネットワーク経由で画像取得するのに時間がかかることがあり、検査中に過去画像を取得しようとすると迅速に検査できず被検者を待たせてしまうことにつながっていた。
本発明は、ネットワーク環境にかかわらず操作者が被検者の撮影画像を確認しながらX線撮影を行うことを可能にすることを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明のX線撮影装置は以下の構成を備える。すなわち、
被検者のX線画像を撮影するX線撮影装置であって、
被検者及び前記X線画像の撮影条件を特定する1以上の撮影指示を取得する指示取得手段と、
前記被検者を撮影して得られた画像と、当該画像の被検者及び撮影条件を示す撮影情報と、を外部装置から取得し、当該取得された画像及び撮影情報を格納手段に格納する画像取得手段と、
前記1以上の撮影指示の中から1つを選択する指示選択手段と、
前記撮影指示を選択する前に前記格納手段に格納されている前記被検者の画像から、前記選択された前記撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応する画像を選択してユーザに提示する提示手段と、
を備えることを特徴とする。
ネットワーク環境にかかわらず操作者が被検者の撮影画像を確認しながらX線撮影を行うことを可能とする。
実施形態1に係るX線撮影装置を示す図。 実施形態1に係るX線撮影装置の機能ブロック図。 撮影オーダを表示する選択画面の一例を示す図。 撮影可能状態で表示される撮影画面の一例を示す図。 撮影オーダの一例を示す図。 実施形態1に係る処理のフローチャート。 実施形態2に係るX線撮影装置の機能ブロック図。 実施形態1に係る処理のフローチャート。 実施形態3に係るX線撮影装置を示す図。 一実施形態に係る回診車の構成例を示す図。 一実施形態に係る回診車の支柱部の構成例を示す図。 一実施形態に係る第一支柱と第二支柱との共通部分の構成例を示す図。 別の実施形態に係る第一支柱と第二支柱との共通部分の構成例を示す図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るX線撮影装置100と、X線撮影装置100が接続される院内のネットワーク110とを示す。X線撮影装置100は、被検者の透過画像、具体的にはX線画像を撮影することができる。X線撮影装置100は可搬型であり、移動させることが可能である。X線撮影装置100はネットワーク接続部80を有しており、ネットワーク接続部80を介してネットワーク110に接続することができる。本実施形態においては、ネットワークケーブルをネットワーク接続部80に差し込むことにより、ネットワークケーブルを介してネットワーク110とX線撮影装置100とが接続される。
X線撮影装置100は、後述するように、X線発生ユニット、操作・表示ユニット、X線検出ユニット、及び制御ユニットを含んでいる。また、X線撮影装置100は、後述するように、撮影画像記憶部70と参照画像記憶部72とを有している。
ネットワーク110には、HIS(病院内情報システム)/RIS(放射線科情報システム)120、PACS(画像保存通信システム)130と接続している。HIS/RIS120は情報処理システムであって、医師が撮影オーダをHIS/RIS120に入力すると、X線撮影装置100はHIS/RIS120から撮影オーダを取得することができる。PACS130は、画像を管理するシステムであって、X線撮影装置100の外部に位置し、画像を格納するサーバ、診断画像処理用ワークステーション、及び高精細モニタ等で構成されている。X線撮影装置100は、撮影した撮影画像をPACS130に送信することにより、PACS130に撮影画像を格納することができる。また、X線撮影装置100は、PACS130から過去に撮影された撮影画像を取得することができる。
図2は、X線撮影装置100の構成を示すブロック図である。操作・表示ユニットは、操作・表示部62を有する。操作・表示部62は、撮影した画像、X線撮影装置100の操作のためのユーザインタフェース、X線撮影装置100の状態等の各種情報を表示することができる。また、操作・表示部62は、X線撮影装置100の操作卓として働き、X線撮影装置100のユーザである操作者からの入力を受け付けることができる。操作・表示部62は、例えばタッチセンサを備える液晶パネルでありうる。
X線発生ユニットは、X線を発生するX線管球171を有する。X線管球171は、制御ユニットに含まれるX線発生装置制御部61により制御される。具体的には、X線発生装置制御部61は、設定された管電流や管電圧、照射時間等の撮影条件に応じて、X線管球171に高電圧をかけてX線を発生させる。このような撮影条件は、操作・表示部62を介して操作者が設定することができる。
X線検出ユニットは、X線検出装置172を有する。X線検出装置172は、X線管球171から放射され被検者109を透過したX線を検出する。X線検出装置172は、X線検出器173、露出制御装置(AEC装置)、グリッド、及びA/D変換器を備えている。
X線検出器173は、ディジタル画像を得るためにX線を検出する。本実施形態において、X線検出器173は、X線を光に変換するシンチレーターと、光の強さに応じた電気信号を発生する固体撮像素子と、により構成されている。X線検出装置172は、立位架台や寝台架台に据え付けられる場合もあるが、本実施形態においては、X線検出装置172はカセッテ型の装置であり、被検者のベットサイドに持ち込めるものとする。
AEC装置は、人体への被曝を極力小さくしながらも撮影に必要な量の放射線を適切に照射するために、照射された放射線を検出する。具体的には、AEC装置はグリッドとX線検出器173の間に配置され、被検者109及びグリッドを透過した放射線の一部を検出して、検出により得られたAEC信号をX線発生装置制御部61へと転送する。X線発生装置制御部61は、転送されてきたAEC信号の積算値が閾値を超過すると、X線管球171からの放射線の発生を停止させる。このようにして、AEC装置は放射線量を適切に制御する。グリッドは、散乱線を除去するためのものである。
X線管球171よりX線検出装置172にX線が入射すると、まず被検者109で発生した散乱X線がグリッドで除去される。グリッドを透過したX線はシンチレーターで光に変換され、固体撮像素子で光の強さに応じた電気信号が発生する。発生した電気信号は、A/D変換器によりディジタル信号へと変換され、こうしてディジタルX線画像が得られる。
制御ユニットは、撮影オーダ受信部50、過去画像取得部51、過去画像受信部52、過去画像管理部53、過去画像呼出部54、画像取込制御部55、画像処理部56、X線撮影装置制御部57、及び画像転送部58を備える。制御ユニットはさらに、撮影画像記憶部70及び過去画像記憶部71を備える。これらの各部の詳細については、図6のフローチャートを参照しながら詳しく説明する。
X線撮影装置制御部57による制御に従って、X線検出装置172から得られたディジタル画像信号の読み取り、所定の画像処理、並びに画像表示又は画像出力等が行われる。このような制御ユニットは、プロセッサ及びメモリを備える汎用のコンピュータを用いて実現することができる。すなわち、前述の及び後述する処理を実行させる命令を含むコンピュータプログラムを格納した記憶媒体から、このプログラムをメモリへとロードする。そして、プロセッサがメモリにロードされたプログラムに従って動作することにより、制御ユニットの動作を実現することができる。
図3及び図4は、操作・表示部62に表示される画面の例である。図3は、操作者が撮影条件を選択するための選択画面である。選択画面には、メッセージ・状態表示領域30、撮影条件ボタン31、撮影条件表示領域32、被検者情報表示領域34、被検者リスト20、リスト更新ボタン21、及び撮影開始ボタン22が含まれる。選択画面の表示は、HIS/RIS120よりネットワーク110を介して送られてきた撮影オーダに応じて行われる。
被検者リスト20には、HIS/RIS120よりネットワーク110を介して送られてきた撮影オーダに基づく被検者情報が表示される。撮影オーダとは、医師によるX線撮影指示であり、被検者と、撮影条件とが特定されている。
被検者リスト20の中から所望の被検者を選択すると、その被検者についての撮影オーダに含まれる撮影条件に対応する撮影条件ボタン31が、撮影条件表示領域32に表示される。図3の場合、上腕骨A−P撮影及び上腕骨L−R撮影のそれぞれに対応する撮影条件ボタン31が表示されている。メッセージ・状態表示領域30には、X線撮影装置100からのメッセージ又はX線撮影装置100の状態等が表示される。被検者情報表示領域34には、被検者リスト20から選択された被検者についての被検者情報が表示されている。リスト更新ボタン21は、HIS/RIS120から最新の撮影オーダを受信し、選択画面を更新するためのボタンである。
図3において、被検者を選択して撮影開始ボタン22を押下すると、図4の撮影画面に遷移するとともに、X線撮影装置100は撮影可能状態に入る。本実施形態においては、操作者が撮影条件ボタン31を押すことにより、撮影条件を選択することができる。また、それぞれの撮影条件毎に(撮影部位及び撮影手技毎に)、各種撮影パラメータがプリセットされている。このため、撮影条件を選択することにより、自動的に撮影パラメータが決定される。撮影画面が表示されている状態で、X線撮影装置100が備えるX線照射ボタン(不図示)を押下すると、X線が照射されるとともに撮影が行われる。
図4の撮影画面には、選択画面と同様に、メッセージ・状態表示領域30、撮影条件ボタン31、撮影条件表示領域32、及び被検者情報表示領域34が含まれる。撮影画面にはさらに、画像表示領域33、撮影条件表示領域35、撮影条件変更ボタン36、撮影終了ボタン39、過去画像呼び出しボタン40、及び過去撮影条件表示領域41が含まれる。
撮影画面には、被検者について過去に撮影された撮影画像を表示することができる。本実施形態においては、過去画像呼び出しボタン40を押すと、画像表示領域33に、被検者について、今回用いる撮影条件に従って撮影された過去の撮影画像が表示される。図4の画像表示領域33には、図3において選択された、被検者ID:00100、患者名:鈴木花子、撮影部位:上腕骨に対応する、過去の撮影画像が表示されている。図4においては、過去に撮影した上腕骨A−P撮影の撮影画像が表示されている。過去撮影条件表示領域41には、画像表示領域33に表示されている撮影画像を撮影した際に用いられた撮影条件が表示されている。
撮影条件表示領域35には、初期値として、プリセットされている上腕骨A−P撮影についてのデフォルトの撮影条件(管電圧54kV、管電流100mA、照射時間80msec、SOD90cm)が表示される。ここで、SODとはSource To Object Distanceの略であり、X線発生源と被検者間との距離のことである。SODが異なることは画像の拡大率が異なることを意味し、SODが短いほど拡大率が大きい。この撮影条件は、撮影条件変更ボタン36を押すことにより変更可能である。全ての撮影を完了し、撮影可能状態から出るためには、撮影終了ボタン39を押下する。
図5は、HIS/RIS120からX線撮影装置100へと転送されてくる撮影オーダの一例を示す。図5に示す撮影オーダは、被検者情報と検査情報と撮影情報とを含んでおり、1つの被検者情報に対する複数の検査情報、及び1つの検査情報に対する複数の撮影情報を含むことが可能である。撮影情報は具体的には撮影条件を示している。1つの撮影情報と、対応する検査情報及び被検者情報との組み合わせは、医師による1つの撮影指示に対応し、1回の撮影における被検者と撮影条件との組み合わせを示している。図5の例においては、1つの撮影オーダにおいて、上腕骨A−P撮影及び上腕骨L−R撮影を含む検査と、KUB A−P撮影を含む検査と、がオーダされている。なお、KUB撮影とは、Kidney(腎臓)、Ureter(尿管)、Bladder(膀胱)の略であり、腹部撮影に分類される撮影条件である。
被検者情報は、患者ID、患者名、性別、及び生年月日で構成されている。検査情報は、検査日時で構成されている。撮影情報は、プロトコルID、プロトコル名、モダリティ種別、撮影種別、及び詳細条件で構成されている。プロトコルIDは9桁のコードであり、検査部位コード、姿勢コード、及び照射方向コードの組み合わせにより構成されている。検査部位コード、姿勢コード、及び照射方向コードのそれぞれは、定義ファイルにより定義されている。プロトコル名は撮影プロトコルを示し、撮影部位名、撮影手技名、撮影方向等を組み合わせた名称が使用される。モダリティ種別は、撮影を行うために用いる装置の種別を表す。具体的には、DICOMにおいてCR(Computed Radiography)、DX(Digital Radiography)、RF(Radiography Fuluoroscopy)、及びCT(Computed Tomography)等が定義されている。撮影種別は、立位での撮影か、臥位での撮影か、又はカセッテでの撮影か、を示している。
図6は、実施形態1における処理手順を示すフローチャートである。図6の処理を開始する前に、撮影依頼者である医師は、HIS/RIS120の端末上で撮影オーダを入力する。具体的には、医師は、撮影の対象となる被検者を決定し、撮影部位及び撮影条件等を決定する。また、医師は、撮影に用いるモダリティの種類や、検査実施日、検査実施時刻等も入力しておく。こうして、図5に示される撮影オーダ情報が作成され、HIS/RIS120に記録される。図5の撮影オーダ情報には、上腕骨A−P撮影、上腕骨L−R撮影、及びKUB A−P撮影がこの順で行われることが示されている。
ステップS100において、撮影オーダ受信部50は、HIS/RIS120から撮影オーダ情報を取得する。この撮影オーダ情報は、図5を参照しながら説明したように、被検者を特定する情報と撮影条件を特定する情報とを含む、1以上の撮影指示を含んでおり、こうして撮影指示取得が行われる。このステップにおいて、X線撮影装置100の操作者である放射線技師又は医師等は、回診に行く前にX線撮影装置100のネットワーク接続部80に院内ネットワークケーブルを接続する。X線撮影装置100は、ネットワークケーブルを介してHIS/RIS120と通信することができる。この状態で、図3に示す選択画面においてリスト更新ボタン21が押されると、撮影オーダ受信部50は、ネットワーク110を介して、撮影オーダ取得イベントをHIS/RIS120へと通知する。
この撮影オーダ取得イベントは、HIS/RIS120が撮影オーダ情報を撮影オーダ受信部50へと送信するためのトリガとして働く。撮影オーダ取得イベントは、取得したい撮影オーダを絞り込むための絞り込みキーを伴って通知されてもよい。例えば、検査日、検査開始時刻、又はモダリティ種別等を絞り込みキーと用いることができる。HIS/RIS120は、撮影オーダ取得イベントに応じて、HIS/RIS120に登録されている撮影オーダのうち、絞り込みキーに対応する情報を有する撮影オーダのリストを、X線撮影装置100へ転送する。
ステップS101において、撮影オーダ受信部50は、HIS/RIS120から送られてきた撮影オーダのリストを全て受信したか否かを判定する。受信が完了していれば、処理はステップS102に進む。受信が完了していなければ、受信が完了するまでステップS101における判定が繰り返される。
ステップS102において、過去画像取得部51は、被検者を撮影して得られた画像を取得するイベントを、PACS130に対して発行する。ステップS103において、過去画像受信部52は、被検者を撮影して得られた画像(過去画像)をPACS130から受信する。こうして、過去画像受信部52は、X線撮影装置100が受信している撮影条件のうち1以上に対応する、過去に撮影されたX線画像(過去画像)を、PACS130から取得する。本実施形態において、過去画像の取得は、撮影オーダが受信された直後に行われる。また、本実施形態において、過去画像の取得は、撮影オーダが受信された後に、操作者等の外部からの指示を受けることなく行われる。本実施形態において、過去画像受信部52は、過去に被検者を撮影して得られたX線画像を取得するものとするが、取得する画像はX線撮影の参考になる画像であれば特に限定されない。
本実施形態においては、過去画像受信部52は、ステップS101で取得した撮影オーダに含まれる撮影条件に対応する過去画像を、PACS130から取得する。具体的には、過去画像受信部52は、ステップS100で受信された撮影オーダに含まれる撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応するX線画像を、選択的にPACS130から取得する。しかしながら、過去画像受信部52は、過去にX線撮影装置100が受信した撮影オーダに含まれる撮影条件に対応する過去画像を取得してもよい。
具体的には、過去画像取得部51は、過去画像及び撮影情報を取得するイベントを、PACS130に対して送る。例えば、図3に示すように、鈴木花子、山田太郎、田中次郎の3人についての撮影オーダをステップS100において取得した場合を考える。この場合、過去画像取得部51は、それぞれの被検者について、オーダされている撮影条件に従って撮影された過去画像及びその撮影情報を取得するイベントを発行する。PACS130はイベントの内容を解釈して、依頼されている過去画像及びその撮影情報を画像サーバから見つけ出し、過去画像受信部52へと転送する。
過去画像受信部52は、ステップS101で取得した撮影オーダに示される被検者について、ステップS101で取得した撮影オーダに示される撮影条件を用いて過去に撮影されたX線画像を、PACS130から取得する。過去画像受信部52はさらに、過去画像についての被検者及び撮影条件を示す撮影情報を、PACS130から取得する。もっとも、過去画像の撮影条件が、撮影オーダに示される撮影条件と完全に一致していることは必須ではない。例えば、過去画像受信部52は、撮影条件の一致度がより高い過去画像をPACS130から取得してもよい。図5の例を参照すると、患者名、プロトコル名、モダリティ種別、及び撮影種別については、過去画像の撮影条件と撮影オーダの撮影条件とが一致することが通常要求される。一方で、詳細条件は完全に一致する必要はない。また、検査日時については一致する必要はない。本実施形態においては、少なくとも患者名と撮影部位とが一致する過去画像が、撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応するX線画像として取得される。しかしながら、別の実施形態においては、別の基準に基づいてX線画像が取得されてもよい。
なお、医療画像の通信において使用されるDICOM規格では、被検者情報及び撮影情報がタグとして付加された画像ファイルが扱われる。このため、DICOM規格下では、過去画像を取得すれば、同時に被検者情報及び撮影情報も得られる。以下では、過去画像に被検者情報及び撮影情報が付加されているものとする。
ここで、立位撮影、臥位撮影、及びカセッテを用いた撮影では、SODの値が異なるため、それぞれの撮影で得られた撮影画像の拡大率は異なる。そこで、過去画像受信部52は、今回の撮影条件により近いSODで撮影された過去画像を取得してもよい。具体的には、過去画像受信部52が過去画像を取得するイベントに希望するSODの値を追記することにより、追記した値により近いSODが撮影情報として記録されている過去画像がPACS130から送信される。
ステップS103において、過去画像管理部53は、PACS130から取得した過去画像及び撮影情報を過去画像記憶部71に格納する。過去画像管理部53は、過去画像記憶部71に格納されている過去画像を、参照用画像として撮影時に呼び出すことができる。ステップS102で取得した過去画像が既に撮影画像記憶部70に記憶されている場合は、過去画像管理部53は、画像を二重に記憶しないために、取得した過去画像を過去画像記憶部71に格納しなくてもよい。画像が同一であるか否かの判断は、例えば過去画像に付加された被検者情報及び撮影情報等を参照して行うことができる。また、過去画像管理部53は、メモリ使用量を減らすため、過去画像に対して圧縮処理を施したり、過去画像の画素数を間引いて保存したりしてもよい。
本実施形態においては、ステップS100においてHIS/RIS120から撮影オーダのリストを受信したタイミングで、過去画像と撮影情報とを取得した。しかしながら、別のタイミングで過去画像と撮影情報とを取得してもよい。例えば、操作者の指示に従って過去画像と撮影情報とを取得してもよい。一例として、図3に示す選択画面で、操作者は、1以上の撮影条件又は被検者情報を選択し、不図示の過去画像取得ボタンを押すことができる。この場合に、選択された撮影条件、又は選択された被検者について行うことが指示されている撮影条件に対応する、過去画像と撮影情報とが取得されてもよい。この場合、行おうとする撮影において必要な過去画像のみを取得することができるので、過去画像を取得するのに要する時間を短縮することができ、またメモリの効率的な使用が可能になる。
また、過去画像管理部53は、条件に合致する撮影情報を有する過去画像のみを、過去画像記憶部71に記憶してもよい。本実施形態において、X線撮影装置100はカセッテ型の装置を用いたX線撮影を行うことができる。一方で、本実施形態におけるX線撮影装置100は、立位撮影には用いられない。したがって、撮影情報において撮影種別が立位であることが示されている過去画像を、X線撮影装置100で参照する必要はないことが考えられる。そこで、過去画像管理部53は、撮影種別がカセッテであることが示されている過去画像のみを、過去画像記憶部71に記憶することができる。
過去画像管理部53は、過去画像を過去画像記憶部71に記憶するか否かを、撮影オーダを参照して行ってもよい。具体的には、過去画像管理部53は、撮影条件が所定の条件に合致するX線画像のみを、過去画像記憶部71に記憶してもよい。例えば、図5に示す撮影オーダには、3番目の撮影条件としてKUB A−P撮影が含まれているが、撮影種別は立位でありカセッテではない。そこで、過去画像管理部53は、3番目の撮影条件に対応して取得された過去画像を、過去画像記憶部71に記憶しないことを決定してもよい。一方で、過去画像管理部53は、撮影種別がカセッテであることが示されている1番目及び2番目の撮影条件に対応して取得された過去画像を、過去画像記憶部71に記憶することができる。
別の実施形態において、過去画像受信部52は、撮影条件が所定の条件に合致する撮影指示を抽出し、抽出された撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応するX線画像を、選択的に取得するイベントを発行してもよい。具体的には、過去画像取得部51は、撮影種別がカセッテであることが示されている1番目及び2番目の撮影条件に対応する過去画像のみを送信することを依頼してもよい。このように、撮影オーダ又は撮影情報を参照して、撮影時に用いられる過去画像を取得及び保存することにより、効率よくメモリを使用でき、かつ撮影時に適切な過去画像を参照することが可能となる。
ステップS104において、検査が開始される。ステップS103までに必要な撮影オーダ及び対応する過去画像の取得が完了すると、ネットワークケーブルがネットワーク接続部80から抜かれる。そして、X線撮影装置100は、撮影対象の被検者が待機している部屋、例えば病室へと運ばれる。操作者は、病室で被検者を確認しながら、図3の被検者リスト20から撮影する被検者を選択する。
操作者が撮影開始ボタン22を押すと、X線撮影装置100は撮影可能状態に移行する。すると、操作・表示部62には、図4で示される画面が表示される。操作者は、撮影条件ボタン31を押すことにより、撮影条件を選択する。図5に示したように撮影条件には被検者情報が結びつけられており、撮影条件と被検者情報との組み合わせは撮影指示に対応するから、撮影条件を選択することは、撮影指示を選択する指示選択を行うことに対応する。操作・表示部62は、撮影条件についての操作者による選択に従って、撮影オーダに含まれる撮影指示から1つを選択する。撮影条件表示領域35には、選択された撮影条件である上腕骨A−Pの撮影条件が表示される。
ステップS105において、過去画像呼出部54は、選択された撮影条件に対応する過去画像及びその撮影情報を、過去画像記憶部71又は撮影画像記憶部70から取得する。本実施形態において、過去画像の取得は、操作者が過去画像呼び出しボタン40を押すことに応じて開始される。過去画像呼出部54は、ステップS102と同様に、選択されている被検者について、選択された撮影条件に従って撮影された過去画像及びその撮影情報を取得する。すなわち、同一の被検者について、同一の部位について、同一の方法で撮影された過去画像を選択することができる。ここで、選択されている被検者及び選択された撮影条件は、選択された撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に相当する。ステップS105における、選択された撮影条件に対応する過去画像の選択は、過去画像についての撮影情報を参照して、ステップS102と同様に行うことができる。上述したように、過去画像は、ステップS104において撮影指示が選択される前に、既に過去画像記憶部71又は撮影画像記憶部70に格納されている。
もっとも、過去画像管理部53は、過去画像受信部52が受信した、撮影条件に対応する過去画像を、撮影条件に関連づけて過去画像記憶部71に格納することもできる。この場合、過去画像呼出部54は、選択された撮影条件に対応づけられた過去画像を過去画像記憶部71から取得することができる。
過去画像呼出部54は、操作・表示制御部60に対して、取得した過去画像を画像表示領域33に表示させることにより、取得した過去画像を操作者に提示する。また、過去画像呼出部54は、操作・表示制御部60に対して、取得した撮影情報を過去撮影条件表示領域41に表示させることにより、取得した撮影情報を操作者に提示する。
過去画像記憶部71と撮影画像記憶部70との双方に選択された撮影条件に対応する過去画像がある場合や、又は過去画像記憶部71若しくは撮影画像記憶部70に選択された撮影条件に対応する2以上の過去画像がある場合も考えられる。このような場合には、過去画像呼出部54は最新の過去画像を選択することができる。また、過去画像呼出部54は、操作・表示制御部60に、操作・表示部62上に選択ダイアログを表示させ、表示する過去画像を操作者に選択させてもよい。
操作者は、過去画像を参考にして、過去の撮影の際と同じ位置になるように、被検者109をX線検出装置172に対してポジショニングする。上腕骨A−P撮影では、比較読影しやすいように、骨折部分をサポートする金属プレートの方向が同じになるように被検者109の位置を合わせる。また、過去撮影条件表示領域41に表示された過去の撮影条件を参考にして、操作者は、今回の撮影条件が適正であるかを確認することができる。また、操作者は、X線管球171を移動させることによって被検者と管球との位置関係を適正にすること、及び対象部位以外にX線が照射されないように照射野絞りを調整することができる。
一方で、X線撮影装置100が撮影可能状態に移行すると、画像取込制御部55は、固体撮像素子に対して制御信号を送り、電圧を印加する。こうして、画像取込制御部55は、入射したX線を検知できる状態となるように固体撮像素子を制御し、メッセージ・状態表示領域30に、撮影準備が完了したことを示す表示「Ready」を表示させる。
また、選択画面で選択された撮影条件に対応する各種パラメータ、又は撮影条件変更ボタン36を用いて変更された撮影条件に対応する各種パラメータに従って、X線撮影装置制御部57は、X線撮影装置100の各部を制御する。こうして、X線発生ユニット及びX線検出ユニットは、指定されたパラメータに従う撮影が可能な状態で待機するように制御される。ここで、各種パラメータには、撮影パラメータ、画像処理パラメータ、補正処理パラメータ、ジェネレータ設定パラメータ等が含まれる。
ステップS106において、X線照射及びX線画像取得が行われる。本実施形態において、操作者は、操作・表示部62の近傍に据え付けられているX線照射ボタン(不図示)を押す。このX線照射ボタンはX線管球171によりX線を発生させるトリガとなるものであり、操作者がX線照射ボタンを押下することで照射信号が発生する。発生した照射射信号は、まず画像取込制御部55へと供給される。照射信号を受けた画像取込制御部55は、固体撮像素子がX線管球171からのX線を検知できる状態となっているか否かを、固体撮像素子からの駆動通知信号を参照して確認する。その後、画像取込制御部55は照射許可信号を照射スイッチに対して送る。この照射許可信号により、照射許可スイッチがオンになり、すると照射ボタンで発生した照射信号がX線発生装置制御部61へと供給される。本実施形態においては、X線照射ボタンは2つのスイッチを有し、X線照射ボタンの第2のスイッチを押した際に照射信号が発生する。
X線発生装置制御部61は、照射信号を受けると、X線管球171に対して照射信号を送る。こうして、X線管球171からX線が発生する。この時、X線発生装置制御部61は、指定されたパラメータに従ってX線を照射するように、X線管球171を制御する。X線発生装置制御部61は、パラメータにより規定された時間だけ、X線を照射するようにX線管球171を制御することができる。一方で、選択された領域においてAEC装置によって検出されたX線信号の総和が、予め設定された一定量になった時には、X線発生装置制御部61は、X線管球171からのX線発生を遮断する。
X線管球171からのX線は、照射野絞り(不図示)により絞られて、被検者109、グリッド(不図示)を透過してシンチレーター(不図示)へと入射する。そして、X線に由来してシンチレーターから生じた光によって表される被検者109の透過像が、固体撮像素子に結像する。そして、固体撮像素子での光電変換により画像信号が得られる。この画像信号は、A/D変換器にてディジタル化され、ディジタル画像信号として画像取込制御部55により取り込まれる。このようにして、過去画像を操作者に提示した後に、撮影指示(被検者情報及び撮影条件)によって指定されたパラメータ、操作者によって指定されたパラメータ、及びユーザの制御に従い、X線発生ユニット及びX線検出ユニットはX線画像を撮影する。
画像処理部56は、取り込まれた画像に対して、各種の画像処理を行う。画像処理には、センサを構成する光電変換素子間のばらつきを補償する処理、センサ素子感度の経時的変化を補償する処理、散乱線補正処理、及びグリッド補正処理等が含まれる。また、こうして得られた画像に対して、着目部位を抽出する処理、照射野を抽出する処理、及びX線の素抜け部分(被写体に当たらなかったX線に対応する画像部分)を抽出する処理、等も行われる。さらには、抽出された照射野領域に基づいて画像を所望の大きさに切り出す処理、及び所望の濃度特性曲線を用いて階調補正を行うことにより所望の階調の画像を生成する処理等が行われる。画像処理部56により作成された撮影画像は、操作・表示部62に表示される。例えば、画像表示領域33に撮影画像を表示することができる。もっとも、既に表示されている過去画像と、画像処理部56により作成された撮影画像とを、比較のために同時に表示してもよい。また、画像処理部56は、作成された撮影画像を、撮影情報とともに撮影画像記憶部70に格納する。画像処理部56は、さらに、ポジショニング合わせの参考にするために、切り出し処理を行う前の撮影画像を撮影画像記憶部70に格納してもよい。
ステップS107において、操作者は、撮影画像を確認することにより、適正な撮影画像が得られたか否かを判断する。例えば、撮影画像を参照することで、被写体がぶれていないか、粒状性は適正なレベルにあるか、被検者の姿勢が正しいか、コントラストは適正か、濃度は適正か、等を確認することができる。撮影画像が適正ではない場合には、操作者は、再度X線撮影をやりなおしたり、画像処理部56が用いる画像処理パラメータを調整したりすることができる。再度X線撮影が必要であると判定された場合、操作者は、操作・表示部62を介して、再度X線撮影を行うことをX線撮影装置100に指示する。この場合、処理はステップS105に戻る。操作者が適正な撮影画像が得られたと判断した場合には、処理はステップS108に進む。X線撮影装置100は、操作者から再度X線撮影を行う指示が行われない場合には適正な撮影画像が得られたと判断してもよいし、操作者に対して適正な撮影画像が得られたか否かを示す入力を行うように要求してもよい。
ステップS108において、選択された被検者について全ての撮影が終了しているか否かを判定する。図4の例においては、上腕骨A−P撮影と上腕骨L−R撮影との双方が完了していると判定した場合、操作者は撮影終了ボタン39を押す。すると、X線撮影装置100は、全ての撮影が終了していると判定し、処理はステップS109に進む。こうして、選択された被検者についての撮影が終了する。全ての撮影が終了していない場合、操作者はまだ撮影されていない撮影条件に対応する撮影条件ボタン31を押す。すると、X線撮影装置100は、全ての撮影が終了していないと判定し、処理はステップS105に戻る。
操作者は、ステップS104〜108を繰り返すことにより、各病室の患者について撮影を行うことができる。撮影が終了した後、ステップS109において、操作者はネットワークが接続できる場所までX線撮影装置100を移動する。そして、操作者は、ネットワークケーブルをネットワーク接続部80に接続することにより、X線撮影装置100をネットワーク110に接続する。ネットワーク接続をすると、画像転送部58は、撮影された撮影画像及びその撮影情報を撮影画像記憶部70から読み出し、PACS130へと送信する。こうして、撮影画像はPACS130に格納され、再度撮影する際に過去画像として参照のために用いることができる。画像転送部58はまた、読み出した撮影画像をプリンタ140へと出力してもよい。
ステップS110において、過去画像管理部53は、過去画像記憶部71に格納されている過去画像を削除することができる。例えば、過去画像管理部53は、画像を撮影する際に参照された過去画像を削除することができる。具体的には、撮影指示に従ってX線画像が撮影された後に、過去画像管理部53は、撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応する過去画像を、過去画像記憶部71から削除することができる。別の実施形態において、過去画像管理部53は、撮影オーダ受信部50が受信した撮影オーダのうち、まだ撮影が行われていない撮影条件に対応する過去画像を除き、過去画像記憶部71に格納されている過去画像を削除することができる。過去画像のファイルサイズは大きいことが多く、不要な過去画像を保存したままにするとメモリを圧迫するが、必要の無い過去画像を削除することにより、メモリを効率よく使用することが可能になる。
以上では、X線撮影装置100として、ネットワークと常時接続できない可搬型のX線撮影装置を用いる場合について説明した。しかしながら、無線LANによりネットワークと接続可能なX線撮影装置においても、本実施形態の方法は有効に利用できる。例えば、無線LANを搭載した装置を無線が届かない場所で利用する場合又は無線が使えない部屋で使用する場合でも、撮影オーダ受信時に対応する過去画像を取得することにより、過去画像を参照しながら撮影を行うことができる。
また、据え置きタイプのX線撮影装置のような、常時ネットワークに接続されているX線撮影装置においても、本実施形態の方法は有効に利用できる。例えば、撮影開始ボタン22を押下した後に過去画像を取得しようとしても、ネットワークのトラフィック又は画像サーバの性能等の影響によりレスポンスが遅いことがあり、これは被検者を待たせてしまうことにつながる。一方で、撮影オーダ受信時に対応する過去画像を取得することにより、検査に要する時間が長くなることを防止できる。
本実施形態においては、X線撮影装置100は静止画を撮影する装置であるものとして説明した。しかしながら、X線撮影装置100が透視を行うための装置又は動画を撮影する装置であっても、同様の効果が得られる。
以上説明した本実施形態によれば、回診前に撮影オーダを読み込む際に、過去に撮影された撮影画像を取得及び格納することができる。したがって、撮影時のネットワーク環境にかかわらず、過去の撮影画像を確認することができるため、適切な撮影が容易となる。また、撮影の後に過去画像が削除されるので、画像を保持するメモリを効率よく使用できる。
[実施形態2]
図7は、実施形態2に係るX線撮影装置100と、X線撮影装置100が接続される院内のネットワーク110とを示す。図1に示す、実施形態1に係るX線撮影装置100と同様の構成については、同じ参照符号が付されている。以下では、実施形態1と同様の構成については、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係るX線撮影装置100は、参照画像記憶部72を有している。参照画像記憶部72は、それぞれの撮影条件により撮影されるX線画像の例を示す参照画像を記憶している。参照画像は、例えば、撮影部位及び撮影手技に対応したお手本となるX線画像でありうる。初診の場合など、被検者に対して初めてのX線撮影を行う場合、対応する過去画像が存在しないため、過去画像を参照することができます。本実施形態では、このような場合には過去画像の代わりに参照画像を表示することにより、最適な被検者のポジショニング、管球位置の設定、及び撮影条件の設定が容易となり、読影しやすい画像を容易に撮影することが可能となる。
図8は、本実施形態における処理のフローチャートを示す。ステップS200及びS201以外の処理は実施形態1と同様であり、同じ参照符号が付されている。これらの処理については、詳細な説明を省略する。
ステップS200の処理は、操作者が過去画像呼び出しボタン40を押すことに応じて開始される。過去画像呼出部54は、選択されている被検者について、選択された撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応するX線画像が、過去画像記憶部71に格納されているか否かを判定する。例えば、過去画像呼出部54は、選択された撮影条件に従って撮影された過去画像が、過去画像記憶部71に格納されているか否かを判定することができる。ここで、選択されている被検者について、選択された撮影条件に従って撮影された過去画像とは、実施形態1において過去画像呼出部54により過去画像記憶部71から取得される過去画像のことを指す。このような過去画像が格納されている場合には、処理はステップS105に進み、過去画像呼出部54は、実施形態1と同様に過去画像記憶部71から過去画像を取得する。このような過去画像が格納されていない場合、処理はステップS201に進む。
ステップS201において、過去画像呼出部54は、選択された撮影条件に対応する参照画像を、参照画像記憶部72から読み出す。参照画像記憶部72には、予め、撮影条件に対応づけて、複数の参照画像が格納されている。
本実施形態によれば、被検者の過去画像がない場合でも、撮影時の参考になる参照画像が表示されるため、適切な撮影を行うことができる。また、経験の浅い技師が慣れない撮影技法で撮影を行う場合にも、本実施形態の方法は有効である。さらなる実施形態においては、過去画像が存在する場合であっても、過去画像と参照画像とを同時に表示してもよいし、過去画像が適切でない場合に操作者の指示に従って参照画像を呼び出してもよい。
本実施形態は、複数の参照画像が予め参照画像記憶部72に記憶されていることを前提にして説明された。また、本実施形態は、被検者及び撮影条件に対応する撮影画像がPACS130から取得できない場合には、過去画像受信部52は撮影画像を取得しないことを前提にして説明された。しかしながら、過去画像受信部52は、過去画像の代わりに、又は過去画像に加えて、被検者及び撮影条件に対応する参照画像をPACS130等の外部装置から取得してもよい。
例えば、過去画像受信部52は、被検者及び撮影条件に対応する撮影画像がPACS130から取得できない場合には、過去画像の代わりに、撮影条件に対応する参照画像をPACS130から取得し、参照画像記憶部72に格納することができる。すなわち、過去画像受信部52は、撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応するX線画像がPACS130に存在しない場合に、撮影指示により特定された撮影条件に対応する参照画像をPACS130から取得できる。この場合、撮影を行う際に、取得できなかった過去画像の代わりに参照画像を表示することができる。また、過去画像受信部52は、常に、過去画像に加えて、撮影条件に対応する参照画像をPACS130から取得し、参照画像記憶部72に格納することができる。この場合、過去画像が適切でない場合に代わりに参照画像を表示すること、及び過去画像と参照画像とを同時に表示することが可能となる。
この場合、過去画像管理部53は、ステップS110において、過去画像と同様にして、参照画像を削除することができる。このような構成によれば、撮影の際に参照される参照画像のみがメモリに格納されるため、メモリを効率的に使用することが可能となる。
[実施形態3]
図9は、実施形態3に係るX線撮影装置を示す。実施形態1,2においては、X線撮影装置100は、ネットワーク110を介して過去画像を取得した。本実施形態においては、複数のX線撮影装置100のそれぞれが、互いに撮影された画像を転送しあい、転送された画像を撮影画像記憶部70に記憶する。このような構成によれば、他のX線撮影装置100から転送され、撮影画像記憶部70に記憶された画像を、過去画像として撮影時に参照のために用いることができる。
図9の例においては、X線撮影装置100を搭載する回診車150は、撮影した画像を、X線撮影装置100を搭載する回診車160へと送信する。本実施形態に係るX線撮影装置100は、新規撮影画像転送部81及び画像受信部82を有することを除いては、実施形態1に係るX線撮影装置100と同様であり、詳細な説明は省略する。回診車150のネットワーク接続部80と回診車160のネットワーク接続部80とをネットワークケーブルで接続することにより、回診車150と回診車160とは通信を行うことができる。
回診車150の新規撮影画像転送部81は、転送先に対してまだ転送していない撮影画像を、ネットワーク接続部80を介して転送先へと転送する。図9の例においては、新規撮影画像転送部81は、回診車160に対して転送済みであることを示すフラグが付されていない画像を、撮影画像記憶部70から抽出し、回診車160へと転送する。
回診車160の画像受信部82は、回診車150から転送された撮影画像を受信し、撮影画像記憶部70に保存する。
このような本実施形態の構成によれば、互いに接続される複数のX線撮影装置、例えば回診車150及び回診車160は、自身が撮影した撮影画像と、他の装置が撮影した撮影画像と、の双方を持つことができる。このため、他のX線撮影装置で撮影された過去画像を撮影の際に表示することが可能となり、適切な撮影を行うことが容易となる。
図10〜図13を参照しながら、回診車150又はX線撮影装置100の構成を説明する。図10(A)(B)は、本発明を適用したX線撮影装置の一実施形態の構成を示している。このX線撮影装置は、移動型のX線撮影装置である。X線撮影装置は、X線管球1006と、X線管球1006を保持し任意の位置に配置可能な管球アーム1007と、管球アーム1007に接続されたX線管球1006と管球アーム1007とを昇降及び旋回させる支柱部とを有している。この支柱部は、複数の支柱により構成されている。支柱の昇降機構には、直動(直線運動)のガイドとなるスライドレール1022と、直動送りのための送りネジ1027とが含まれる。また、支柱の昇降機構には、電動機として働くアクチュエータ1024、及びアクチュエータ1024からの動力を伝達する接続部材であるアクチュエータギア1025も含まれる。
図10に示す移動型のX線撮影装置は、一般的に回診車と呼ばれている。回診車が備える電源内蔵移動台車1001には、バッテリー等が搭載されており、回診車は任意の場所で使用可能である。回診車は、移動動力を与え及び重量を支える前輪1012及び駆動輪1013を備える。また、回診車は、電源内蔵移動台車1001の上にX線及びシステム制御部1002を備えており、このX線及びシステム制御部1002はX線高電圧発生装置、X線制御装置、及び制御盤を備えている。X線及びシステム制御部1002は、回診車の移動時に、管球アーム1007を保持する機能も備えている。移動型のX線画像撮影装置は、操作者が移動用ハンドル1011を握り、不図示の移動用ハンドルスイッチをONにすることで、移動可能な状態になる。
図11に基づいて支柱部の構成例を説明する。操作者は、回診車を移動させる時に持っていた移動用ハンドル1011を離してから、コリメータハンドル1009を持ち、コリメータハンドル1009を上方に引き上げる軽い力を加える。すると、スライドブロック1023に内蔵された荷重検出センサ1033から得られる測定値が変化する。この情報がX線及びシステム制御部1002に伝えられると、X線及びシステム制御部1002は、操作者はコリメータハンドル1009を上方に持ち上げようとしていると判断する。そして、X線及びシステム制御部1002は、第一支柱1003のアクチュエータ1024と、第二支柱1004のアクチュエータ1024と、の少なくとも一方について、アクチュエータ回転方向1031を決定し、及び作動力を与える。例えば、X線及びシステム制御部1002は、第一支柱1003と第二支柱1004との双方のアクチュエータ1024について、アクチュエータ回転方向1031を決定し、及び作動力を与えることができる。アクチュエータ1024による回転駆動力は、アクチュエータギア1025を介して送りネジ1027に伝わる。送りネジ1027の回転は、送りネジナット1028を上方に移動させ、同時に送りネジナット1028と連結部材1030を介して接続されたスライドブロック1023も上方に移動させる。このスライドブロック1023は、移動抵抗が軽減された状態で、スライドレール1022に沿って昇降するように構成されている。第一支柱1003のスライドブロック1023の上方への移動により、支柱接続部材1043を介してスライドブロック1023に接続された第二支柱1004は上方に移動する。また、第二支柱1004のスライドブロック1023の上方への移動により、X線管支持アーム1005は上方に移動する。
X線管支持アーム1005の移動を停止させる場合、操作者は、コリメータハンドル1009に加えた力を解放する。この場合、スライドブロック1023に内蔵された荷重検出センサ1033に対する操作負荷力はゼロになり、荷重検出センサ1033から得られる測定値は、自重のみを示す。この情報がX線及びシステム制御部1002に伝えられると、X線及びシステム制御部1002は、移動を止めることを決定する。続いて、X線及びシステム制御部1002は、第一支柱1003のアクチュエータ1024と、第二支柱1004のアクチュエータ1024と、の少なくとも一方について、作動力をゼロにさせる。例えば、X線及びシステム制御部1002は、第一支柱1003と第二支柱1004との双方のアクチュエータ1024について、作動力をゼロにさせることができる。アクチュエータ1024の回転停止力は、アクチュエータギア1025を介して送りネジ1027に伝わる。送りネジ1027が回転を停止することに従い、送りネジナット1028も停止し、同時に送りネジナット1028と連結部材1030を介して接続されたスライドブロック1023も停止する。すなわち、第一支柱1003のスライドブロック1023が停止することにより、このスライドブロック1023に支柱接続部材1043を介して接続された第二支柱1004も停止する。また、第二支柱1004のスライドブロック1023が停止することにより、このスライドブロック1023に接続されたX線管支持アーム1005も停止する。
X線管支持アーム1005を下方に引き下げる場合、操作者は、コリメータハンドル1009を下方に引き下げる軽い力を加える。するとスライドブロック1023に内蔵された荷重検出センサ1033から得られる測定値が変化する。この情報がX線及びシステム制御部1002に伝えられると、X線及びシステム制御部1002は、操作者はコリメータハンドル1009を下方に下げようとしていると判断する。そして、X線及びシステム制御部1002は、第一支柱1003のアクチュエータ1024と、第二支柱1004のアクチュエータ1024と、の少なくとも一方について、アクチュエータ回転方向1031を決定し、及び作動力を与える。例えば、X線及びシステム制御部1002は、第一支柱1003と第二支柱1004との双方のアクチュエータ1024について、アクチュエータ回転方向1031を決定し、及び作動力を与えることができる。アクチュエータ1024による回転駆動力は、アクチュエータギア1025を介して送りネジ1027に伝わる。送りネジ1027の回転は、送りネジナット1028を下方に移動させ、同時に送りネジナット1028と連結部材1030を介して接続されたスライドブロック1023も下方に移動させる。第一支柱1003のスライドブロック1023が下方へ移動することにより、支柱接続部材1043を介してスライドブロック1023に接続された第二支柱1004は下方に移動する。また、第二支柱1004のスライドブロック1023が下方へ移動することにより、X線管支持アーム1005は下方に移動する。
また、X線管支持アーム1005の移動速度を変化させるには、操作者は、コリメータハンドル1009に対して上下方向に加える力を変化させる。すると、スライドブロック1023に内蔵された荷重検出センサ1033の測定値が加えた力に応じて変化する。この測定値は、X線及びシステム制御部1002に伝えられる。X線及びシステム制御部1002は、伝えられた測定値に従って、第一支柱1003のアクチュエータ1024と、第二支柱1004のアクチュエータ1024と、の少なくとも一方に対してアクチュエータ回転方向1031と測定値に応じた作動力とを与える。このように、X線管支持アーム1005の移動速度は、コリメータハンドル1009に対して加えられた力により変化する。例えば、より大きい力を加えることにより、移動速度をより大きくすることができる。
第二支柱1004及びX線管支持アーム1005の移動速度は、送りネジ1027に接続されている位置及び速度検出器1053により検出された送りネジ1027の回転位置及び回転速度を参照してクローズド制御される。こうして、適切な移動速度を保ちながら、安全に目的高さまで第二支柱1004及びX線管支持アーム1005を移動させることができる。
第一支柱1003の付け根には、支柱旋回軸受け1041が配置されている。支柱旋回軸受け1041上で軸1021を回転させることにより、支柱部全体を旋回させることができる。支柱部全体を旋回させることにより、ベッド上の被検者の上部にある撮影位置までX線管球1006を移動させることができる。そして、被検者とベッドとの間に撮像用のフラットパネルを配置することにより、一連の撮影準備が完了する。
X線撮影は、一般的なX線撮影装置と同様の方法で行うことができる。例えば、操作者は、ディスプレイ1010又は他の入力装置を介して撮影条件を設定することができる。その後、操作者が不図示の照射スイッチを押すことにより、X線管球1006よりX線が照射され、X線管球1006の下部にあるコリメーター9により整形されたX線が、被検者の体を透過し、撮像用のフラットパネルに到達する。そして、フラットパネルにより、画像の撮像が行われる。この撮影された画像は、不図示の無線又は有線を介してX線及びシステム制御部1002に伝送される。伝送された画像は、ディスプレイ1010上で確認することができる。
図12は、第一支柱1003と第二支柱1004との共通部分を図示している。図12に示されるように、第一支柱1003の基本構成と第二支柱1004の基本構成とは共通している。このような構成により、コスト低減やメンテナンス性向上というメリットが得られる。
図13は、別の実施形態における、第一支柱1003及び第二支柱1004の基本構成を示している。図13に示す基本構成は、図12に示す基本構成と類似しているが、送りネジ1027に接続されていた位置及び速度検出器1053の代わりに、アクチュエータ1024の軸上に配置された位置及び速度検出器1054が設けられている。この構成は、オープン制御に適している。また、第二支柱1004及び管球アーム1007の位置保持のために、ブレーキディスク1052がアクチュエータギア1025の平面部に接触するように設けられている。ブレーキディスク1052はブレーキ1051により制御される。このような構成を用いて、デッドマン制御により、第二支柱1004及び管球アーム1007の位置が固定され、保持される。このような構成により、アクチュエータ1024を用いて位置保持を行うために消費される電力をカットすることができ、省エネ化を達成することができる。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
50 撮影オーダー受信部、52 過去画像受信部、54 過去画像呼出部、62 操作・表示部、71 過去画像記憶部、100 X線撮影装置、130 PACS

Claims (14)

  1. 被検者のX線画像を撮影するX線撮影装置であって、
    被検者及び前記X線画像の撮影条件を特定する1以上の撮影指示を取得する指示取得手段と、
    前記被検者を撮影して得られた画像と、当該画像の被検者及び撮影条件を示す撮影情報と、を外部装置から取得し、当該取得された画像及び撮影情報を格納手段に格納する画像取得手段と、
    前記1以上の撮影指示の中から1つを選択する指示選択手段と、
    前記撮影指示を選択する前に前記格納手段に格納されている前記被検者の画像から、前記選択された前記撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応する画像を選択してユーザに提示する提示手段と、
    を備えることを特徴とするX線撮影装置。
  2. 前記画像取得手段は、前記指示取得手段により取得された撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応する画像を、選択的に外部装置から取得することを特徴とする、請求項1に記載のX線撮影装置。
  3. 前記画像取得手段は、前記指示取得手段により取得された撮影指示のうち、撮影条件が所定の条件に合致する撮影指示を抽出し、当該撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応する画像を、選択的に外部装置から取得することを特徴とする、請求項1に記載のX線撮影装置。
  4. 前記画像取得手段は、前記指示取得手段が前記撮影指示を取得した直後に、前記画像を外部装置から取得することを特徴とする、請求項1乃至3の何れか1項に記載のX線撮影装置。
  5. 前記画像取得手段は、前記指示取得手段が前記撮影指示を取得すると、外部からの指示を受けることなく前記画像を外部装置から取得することを特徴とする、請求項1乃至4の何れか1項に記載のX線撮影装置。
  6. 前記画像取得手段は、前記指示取得手段が取得した撮影指示のうち、ユーザによって指定された撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応する画像を、選択的に外部装置から取得することを特徴とする、請求項1に記載のX線撮影装置。
  7. 前記選択された画像をユーザに提示した後に、前記撮影指示及び前記ユーザの指示に従ってX線画像を撮影し、当該撮影されたX線画像を前記格納手段に格納する撮影手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至6の何れか1項に記載のX線撮影装置。
  8. 前記撮影手段により撮影されたX線画像を前記外部装置へと送信する送信手段をさらに備えることを特徴とする、請求項7に記載のX線撮影装置。
  9. 前記外部装置は他のX線撮影装置であることを特徴とする、請求項8に記載のX線撮影装置。
  10. 前記撮影指示及び前記ユーザの指示に従ってX線画像を撮影した後に、当該撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応する画像を前記格納手段から削除する管理手段をさらに備えることを特徴とする、請求項7乃至9の何れか1項に記載のX線撮影装置。
  11. 前記提示手段は、前記選択された前記撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応する画像が前記格納手段に格納されていない場合、当該撮影指示により特定された撮影条件により撮影される画像の例を示す参照画像を前記格納手段から選択してユーザに提示することを特徴とする、請求項1乃至11の何れか1項に記載のX線撮影装置。
  12. 前記画像取得手段は、前記指示取得手段により取得された撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応する画像が外部装置に存在しない場合に、当該撮影指示により特定された撮影条件により撮影される画像の例を示す参照画像を外部装置から取得して前記格納手段に格納することを特徴とする、請求項11に記載のX線撮影装置。
  13. X線撮影装置の動作方法であって、
    被検者及び撮影条件を特定する1以上の撮影指示を取得する指示取得工程と、
    前記被検者を撮影して得られた画像と、当該画像の被検者及び撮影条件を示す撮影情報と、を外部装置から取得し、当該取得された画像及び撮影情報を格納手段に格納する画像取得工程と、
    前記1以上の撮影指示の中から1つを選択する指示選択工程と、
    前記撮影指示を選択する前に前記格納手段に格納されている前記被検者の画像から、前記選択された前記撮影指示により特定された被検者及び撮影条件に対応する画像を選択してユーザに提示する提示工程と、
    を備えることを特徴とする動作方法。
  14. X線撮影装置が有するコンピュータに、請求項13に記載のX線撮影装置の動作方法の各工程を実行させるための、コンピュータプログラム。
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