JP2021010645A - 医用情報処理装置及びx線ct装置 - Google Patents

医用情報処理装置及びx線ct装置 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影プランの作成、編集、又は選択に係るワークフローを改善した医用情報処理装置を提供する。【解決手段】医用情報処理装置は、取得機能451と、決定機能452と、記憶制御機能453とを備える。取得機能451は、撮影プランの作成画面又は編集画面において入力された設定条件を取得する。決定機能452は、取得機能452によって取得された設定条件に基づいて、撮影プランを利用して行われる検査及び手技のうち少なくともいずれかの内容を特定するための識別情報を決定する。記憶制御機能453は、撮影プランと識別情報を対応付けて記憶部に保存し、識別情報に基づいて、撮影プランを記憶部から読み出す。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、医用情報処理装置及びX線CT装置に関する。
被検体の体内組織が画像化された医用画像データを生成する医用診断装置が存在する。医用診断装置としては、CT(Computed Tomography)画像データを生成するX線CT装置や、MRI(Magnetic Resonance Imaging)画像データを生成するMRI装置、超音波診断装置、核医学診断装置、X線診断装置等が挙げられる。
例えばX線CT装置は、架台装置(「スキャナ装置」とも呼ばれる)と寝台装置の他に、コンソール装置を備える。コンソール装置は、架台装置と寝台装置とを制御して画像データの基となるデータを生成させ、架台装置から当該データを受け取り、画像再構成処理等を行う。
コンソール装置には、検査の実施の際に、RIS(Radiology Information Systems)等から検査情報を取得する役割もある。ユーザは、この検査情報を参照して、撮影プランを作成する。撮影プランには、その撮影プランを利用して行われる検査手技を表す識別情報(Radlex playbook ID、JJ1017コード等)を対応付けることができる。
しかし、撮影プランと識別情報の対応付けは、ユーザが数ある候補の中から選択することで行われており、検査を遅滞させる一因となっていた。また、ユーザが識別情報の対応付けを誤る可能性もあった。
特開2004−337198号公報
本発明が解決しようとする課題は、撮影プランの作成、編集、又は選択に係るワークフローを改善することである。
実施形態に係る医用情報処理装置は、取得部と、決定部と、記憶制御部とを備える。取得部は、撮影プランの作成画面又は編集画面において入力された設定条件を取得する。決定部は、取得部によって取得された設定条件に基づいて、撮影プランを利用して行われる検査及び手技のうち少なくともいずれかの内容を特定するための識別情報を決定する。記憶制御部は、撮影プランと識別情報を対応付けて記憶部に保存し、識別情報に基づいて、撮影プランを記憶部から読み出す。
図1は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置を備えたX線CT装置の構成を示す概略図。 図2は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置の構成及び機能を示すブロック図。 図3は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置の前半の動作をフローチャートとして示す図。 図4は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置の後半の動作をフローチャートとして示す図。 図5は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置において、設定条件の入力画面の一例を示す図。 図6は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置において、キーワードの追加意思を要求するメッセージ画面(メッセージウィンドウ)の一例を示す図。 図7は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置において、設定条件の入力により特定された識別情報と撮影プラン名が同一又は類似の識別情報に対応する撮影プランが既に登録されている旨を示すメッセージ画面の一例を示す図。 図8は、第2の実施形態に係る医用情報処理装置を備えた医用情報システムの構成及び機能を示す概略図。
以下、図面を参照しながら、医用情報処理装置の実施形態について詳細に説明する。
実施形態に係る医用情報処理装置は、医用診断装置としてのX線CT装置の一部として設けられる場合がある。又は、実施形態に係る医用情報処理装置は、医用診断装置とネットワークで接続されたRIS等の検査依頼装置として設けられる場合がある。前者について第1の実施形態で後述する一方、後者について第2の実施形態で後述する。
1.第1の実施形態
第1の実施形態に係る医用情報処理装置は、医用診断装置としてのX線CT装置の一部として設けられる場合である。以下、第1の実施形態に係る医用情報処理装置が、X線CT装置の一部のコンソール装置として設けられる場合について説明するが、その場合に限定されるものではない。
なお、X線CT装置によるデータ収集方式には、X線源とX線検出器とが1体として被検体の周囲を回転する回転/回転(R−R:Rotate/Rotate)方式や、リング状に多数の検出素子がアレイされ、X線管のみが被検体の周囲を回転する固定/回転(S−R:Stationary/Rotate)方式等の様々な方式がある。いずれの方式でも本発明を適用可能である。以下、実施形態に係るX線CT装置では、現在、主流を占めている第3世代の回転/回転方式を採用する場合を例にとって説明する。
図1は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置を備えたX線CT装置の構成を示す概略図である。
図1は、X線CT装置1を示す。X線CT装置1は、架台装置10と、寝台装置30と、第1の実施形態に係る医用情報処理装置の一例としてのコンソール装置40とを備える。架台装置10と、寝台装置30とは、検査室に設置される。コンソール装置40は、検査室に隣接する操作室に設置される。架台装置10は、寝台装置30に載置された被検体(例えば、患者)Pに関するX線の検出データ(「純生データ」とも呼ばれる)を取得する。コンソール装置40は、複数ビュー分の検出データに対して前処理を施すことで生データを生成し、生データに対して再構成処理を施すことでCT画像データを再構成して表示する。
なお、図1において、説明の便宜上、架台装置10を左側の上下に複数描画しているが、実際の構成としては、架台装置10は1つである。
架台装置10は、X線源(例えば、X線管)11と、X線検出器12と、回転部(例えば、回転フレーム)13と、X線高電圧装置14と、制御装置15と、ウェッジ16と、コリメータ17と、データ収集回路(DAS:Data Acquisition System)18とを備える。なお、架台装置10は、架台部の一例である。
X線管11は、回転フレーム13に備えられる。X線管11は、X線高電圧装置14からの高電圧の印加により、陰極(フィラメント)から陽極(ターゲット)に向けて熱電子を照射することでX線を発生する真空管である。例えば、X線管11には、回転する陽極に熱電子を照射することでX線を発生させる回転陽極型のX線管がある。
なお、実施形態においては、一管球型のX線CT装置にも、X線管とX線検出器との複数のペアを回転リングに搭載したいわゆる多管球型のX線CT装置にも適用可能である。また、X線を発生させるX線源は、X線管11に限定されるものではない。例えば、X線管11に替えて、電子銃から発生した電子ビームを収束させるフォーカスコイル、電磁偏向させる偏向コイル、患者Pの半周を囲い偏向した電子ビームが衝突することによってX線を発生させるターゲットリングを含む第5世代方式によりX線を発生させてもよい。なお、X線管11は、X線照射部の一例である。
X線検出器12は、X線管11に対向するように回転フレーム13に備えられる。X線検出器12は、X線管11から照射されたX線を検出し、当該X線量に対応した検出データを電気信号としてDAS18に出力する。X線検出器12は、例えば、X線管の焦点を中心として1つの円弧に沿ってチャネル方向に複数のX線検出素子が配列された複数のX線検出素子列を有する。X線検出器12は、例えば、チャネル方向に複数のX線検出素子が配列されたX線検出素子列がスライス方向(列方向、row方向)に複数配列された構造を有する。
また、X線検出器12は、例えば、グリッドと、シンチレータアレイと、光センサアレイとを有する間接変換型の検出器である。シンチレータアレイは、複数のシンチレータを有し、シンチレータは入射X線量に応じた光子量の光を出力するシンチレータ結晶を有する。グリッドは、シンチレータアレイのX線入射側の面に配置され、散乱X線を吸収する機能を有するX線遮蔽板を有する。なお、グリッドはコリメータ(1次元コリメータ又は2次元コリメータ)と呼ばれる場合もある。光センサアレイは、シンチレータからの光を、光量に応じた電気信号に変換する機能を有し、例えば、光電子増倍管(フォトマルチプライヤー:PMT)等の光センサを有する。
なお、X線検出器12は、入射したX線を電気信号に変換する半導体素子を有する直接変換型の検出器であっても構わない。また、X線検出器12は、X線検出部の一例である。
回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12とを対向支持する。回転フレーム13は、後述する制御装置15による制御の下、X線管11及びX線検出器12を一体として回転させる円環状のフレームである。なお、回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12とに加えて、X線高電圧装置14やDAS18を更に備えて支持する場合もある。また、回転フレーム13は、回転部の一例である。
このように、X線CT装置1は、X線管11とX線検出器12とを対向させて支持する回転フレーム13を患者Pの周りに回転させることで、複数ビュー、即ち、患者Pの360°分の検出データを収集する。なお、CT画像データの再構成方式は、360°分の検出データを用いるフルスキャン再構成方式には限定されない。例えば、X線CT装置1は、半周(180°)+ファン角度分の検出データに基づいてCT画像データを再構成するハーフ再構成方式を採ってもよい。
X線高電圧装置14は、回転フレーム13、又は、回転フレーム13を回転可能に支持する非回転部分(例えば図示しない固定フレーム)に備えられる。X線高電圧装置14は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路を有する。X線高電圧装置14は、後述する制御装置15による制御の下、X線管11に印加する高電圧を発生する機能を有する高電圧発生装置(図示省略)と、後述する制御装置15による制御の下、X線管11が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置(図示省略)を有する。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であっても構わない。なお、図1において、説明の便宜上、X線高電圧装置14が、X線管11に対してx軸の正方向の位置に配置されているが、X線管11に対してx軸の負方向の位置に配置されてもよい。
制御装置15は、コンソール装置40に備えられるものの他に処理回路及びメモリ(図示省略)を有し、また、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構を有する。制御装置15の処理回路及びメモリの構成については、後述するコンソール装置40の処理回路45及びメモリ41と同等であるので説明を省略する。
制御装置15は、コンソール装置40に取り付けられた、後述する入力インターフェース43、又は、架台装置10に取り付けられた操作パネル(図示省略)からの入力信号を受けて、架台装置10と寝台装置30との動作制御を行う機能を有する。例えば、制御装置15は、入力信号を受けて回転フレーム13を回転させる制御や、架台装置10をチルトさせる制御や、寝台装置30と天板33とを動作させる制御を行う。なお、架台装置10をチルトさせる制御は、架台装置10に取り付けられた入力インターフェースによって入力される傾斜角度(チルト角度)情報により、制御装置15がX軸方向に平行な軸を中心に回転フレーム13を回転させることによって実現される。なお、制御装置15は、架台装置10に設けられてもよいし、コンソール装置40に設けられてもよい。なお、制御装置15は、制御部の一例である。
また、制御装置15は、コンソール装置40に取り付けられた、後述する入力インターフェース43、又は、架台装置10に取り付けられた操作パネルから入力された撮像条件に基づいて、X線管11の回転角度や、後述するウェッジ16及びコリメータ17の動作を制御する。
ウェッジ16は、X線管11のX線出射側に配置されるように回転フレーム13に備えられる。ウェッジ16は、制御装置15による制御の下、X線管11から照射されたX線量を調節するためのフィルタである。具体的には、ウェッジ16は、X線管11から患者Pに照射されるX線が予め定められた分布になるように、X線管11から照射されたX線を透過して減衰させるフィルタである。例えば、ウェッジ16(ウェッジフィルタ(Wedge Filter)、又は、ボウタイフィルタ(bow−tie filter))は、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウムを加工したフィルタである。
コリメータ17は、X線絞り又はスリットとも呼ばれ、X線管11のX線出射側に配置されるように回転フレーム13に備えられる。コリメータ17は、制御装置15による制御の下、ウェッジ16を透過したX線の照射範囲を絞り込むための鉛板等であり、複数の鉛板等の組合せによってX線の照射開口を形成する。
DAS18は、回転フレーム13に備えられる。DAS18は、制御装置15による制御の下、X線検出器12の各X線検出素子から出力される電気信号に対して増幅処理を行う増幅器と、制御装置15による制御の下、電気信号をデジタル信号に変換するA/D(Analog to Digital)変換器とを有し、増幅及びデジタル変換後の検出データを生成する。DAS18によって生成された、複数ビュー分の検出データは、コンソール装置40に転送される。
ここで、DAS18によって生成された検出データは、回転フレーム13に設けられた発光ダイオード(LED)を有する送信機から光通信によって架台装置10の固定フレームに設けられたフォトダイオードを有する受信機に送信され、コンソール装置40に転送される。なお、回転フレーム13から架台装置10の固定フレームへの検出データの送信方法は、前述の光通信に限らず、非接触型のデータ伝送であれば如何なる方式を採用しても構わない。また、回転フレーム13は、回転部の一例である。
寝台装置30は、基台31と、寝台駆動装置32と、天板33と、支持フレーム34とを備える。寝台装置30は、撮影対象の患者Pを載置し、制御装置15による制御の下、患者Pを移動させる装置である。
基台31は、支持フレーム34を鉛直方向(y軸方向)に移動可能に支持する筐体である。寝台駆動装置32は、患者Pが載置された天板33を天板33の長軸方向(z軸方向)に移動するモータ又はアクチュエータである。支持フレーム34の上面に設けられた天板33は、患者Pを載置可能な形状を有する板である。
なお、寝台駆動装置32は、天板33に加え、支持フレーム34を天板33の長軸方向(z軸方向)に移動させてもよい。また、寝台駆動装置32は、寝台装置30の基台31ごと移動させてもよい。本発明を立位CTに応用する場合、天板33に相当する患者移動機構を移動する方式であってもよい。また、ヘリカルスキャンや位置決め等のためのスキャノ撮像等、架台装置10の撮像系と天板33の位置関係の相対的な変更を伴う撮像を実行する場合は、当該位置関係の相対的な変更は天板33の駆動によって行われてもよいし、架台装置10の固定部の走行によって行われてもよく、またそれらの複合によって行われてもよい。
なお、実施形態では、非チルト状態での回転フレーム13の回転軸又は寝台装置30の天板33の長手方向をz軸方向、z軸方向に直交し、床面に対し水平である軸方向をx軸方向、z軸方向に直交し、床面に対し垂直である軸方向をy軸方向とそれぞれ定義するものとする。
コンソール装置40は、メモリ41と、ディスプレイ42と、入力インターフェース43と、ネットワークインターフェース44と、処理回路45とを備える。コンソール装置40は、コンソール装置とも呼ばれる。なお、コンソール装置40は、架台装置10とは別体として説明するが、架台装置10にコンソール装置40の各構成要素の一部が含まれてもよい。また、以下の説明では、コンソール装置40が単一のコンソールで全ての機能を実行するものとするが、これらの機能は、複数のコンソールが実行してもよい。
メモリ41は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等によって構成される。メモリ41は、USB(Universal Serial Bus)メモリ及びDVD(Digital Video Disk)等の可搬型メディアによって構成されてもよい。メモリ41は、処理回路45において用いられる各種処理プログラム(アプリケーションプログラムの他、OS(Operating System)等も含まれる)や、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。また、OSに、ユーザに対するディスプレイ42への情報の表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作を入力インターフェース43によって行うことができるGUI(Graphic User Interface)を含めることもできる。メモリ41は記憶部の一例である。
メモリ41は、例えば、前処理前の検出データや、前処理後かつ再構成前の生データや、生データに基づく再構成後のCT画像データを記憶する。前処理は、検出データに対する、対数変換処理、オフセット補正処理、チャンネル間の感度補正処理、ビームハードニング処理等のうち少なくとも1つを意味する。また、インターネット等の通信ネットワークを介してX線CT装置1と接続可能なクラウドサーバがX線CT装置1からの保存要求を受けて検出データ、生データ、又はCT画像データを記憶するように構成されてもよい。
ディスプレイ42は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ42は、処理回路45によって生成されたCT画像データや、ユーザからの各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を出力する。例えば、ディスプレイ42は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等である。また、ディスプレイ42は、架台装置10に設けられてもよい。また、ディスプレイ42は、デスクトップ型でもよいし、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしてもよい。なお、ディスプレイ42は、表示部の一例である。
入力インターフェース43は、技師等のユーザによって操作が可能な入力デバイスと、入力デバイスからの信号を入力する入力回路とを含む。入力デバイスは、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、操作面に触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、音声入力回路等によって実現される。入力デバイスがユーザから入力操作を受け付けると、入力回路は当該入力操作に応じた電気信号を生成して処理回路45に出力する。また、入力インターフェース43は、架台装置10に設けられてもよい。また、入力インターフェース43は、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されてもよい。なお、入力インターフェース43は、入力部の一例である。
ネットワークインターフェース44は、パラレル接続仕様やシリアル接続仕様に合わせたコネクタによって構成される。X線CT装置1が医用画像システム上に設けられる場合、ネットワークインターフェース44は、ネットワーク上の外部装置と情報の送受信を行なう。例えば、ネットワークインターフェース44は、処理回路45の制御の下、外部装置からCT検査に係る検査オーダを受信し、また、X線CT装置1によって取得された検出データや、生成された生データ又はCT画像データを外部装置に送信する。
処理回路45は、X線CT装置1の全体の動作を制御する。処理回路45は、専用又は汎用のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、又はGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサの他、ASIC、及び、プログラマブル論理デバイス等を意味する。プログラマブル論理デバイスとしては、例えば、単純プログラマブル論理デバイス(SPLD:Simple Programmable Logic Device)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、及び、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。
また、処理回路45は、単一の回路によって構成されてもよいし、複数の独立した処理回路要素の組み合わせによって構成されてもよい。後者の場合、メモリは処理回路要素ごとに個別に設けられてもよいし、単一のメモリが複数の処理回路要素の機能に対応するプログラムを記憶するものであってもよい。
図2は、コンソール装置40の構成及び機能を示すブロック図である。
処理回路45は、メモリ41に記憶されたプログラムを実行することで、図2に示すように、取得機能451と、決定機能452と、記憶制御機能453と、出力制御機能454と、撮影制御機能455と、画像生成機能456とを実現する。なお、機能451〜456の全部又は一部は、コンソール装置40のプログラムの実行により実現される場合に限定されるものではなく、コンソール装置40にASIC等の回路として備えられる場合であってもよい。また、機能451〜456の全部又は一部は、コンソール装置40のみならず、制御装置15によって実現される場合もある。
取得機能451は、撮影プランの作成画面又は編集画面において入力された設定条件を取得する機能を含む。より具体的には、取得機能451は、入力インターフェース43を介したユーザによる入力により、撮影プランの作成画面又は編集画面において入力されたCT撮影からCT画像表示に亘って設定されるべき設定条件を取得する機能を含む。CT撮影からCT画像表示に亘って設定されるべき設定条件は、撮影範囲と、撮影条件と、再構成条件と、後処理条件とのうち少なくとも1つを含む。なお、取得機能451は、取得部の一例である。
設定条件は、撮影範囲と、撮影条件と、再構成条件と、後処理条件とのうち少なくとも1つに関するパラメータを含み得る。撮影範囲は、例えば胸部等の撮影部位の情報、又は、人体モデル上の位置情報を含む。撮影条件は、例えばFOV(Field Of View)と、管電圧と、管電流と、造影剤の有無と、時相条件(又は撮影回数)と、患者Pの体位とのうち少なくとも1つを含む。撮影条件としてのFOV(撮影FOV)は、X線の照射範囲を表す。再構成条件は、例えば再構成アルゴリズム、再構成関数と、再構成範囲と、スライス厚と、FOVとのうち少なくとも1つを含む。再構成条件としてのFOV(再構成FOV)は、X線の照射範囲のうち再構成を行う範囲を表す。後処理条件は、3D処理の種類と、サブトラクション処理の有無と、表示配列等の表示処理の設定と、臨床アプリケーションの種類のうち少なくとも1つを含む。3D処理は、MPR(Multi Planar Reconstruction)処理、MIP(Maximum Intensity Projection)処理、ボリュームレンダリング処理、又はGI(Global Illumination)処理を含みうる。
決定機能452は、取得機能451によって取得された設定条件に基づいて、撮影プランに対応する検査手技を表す識別情報(以下、単に「識別情報」という)を決定する機能を含む。識別情報は、撮影プランを利用して行われる検査及び手技のうち少なくともいずれかの内容を特定するための情報であり、例えばRadlex playbook ID、JJ1017コード等がそれに該当する。例えば、決定機能452は、撮影プランの作成画面又は編集画面に表示された模擬人体に対する操作に従った設定条件としての撮影範囲(後述する図5(B)に図示)に基づいて、識別情報を決定する。なお、決定機能452は、決定部の一例である。
記憶制御機能453は、作成又は編集が完了した撮影プランと、決定機能452により決定した識別情報とを対応付けてメモリ41に保存する機能を含む。また、記憶制御機能453は、識別情報に基づいて、撮影プランをメモリ41から読み出す機能を含む。より具体的には、記憶制御機能453は、例えば入力インターフェース43又はネットワークインターフェース44を介して指定された識別情報に基づいて、撮影プランをメモリ41から読み出す。なお、撮影プランを読み出すための情報は、識別情報に限定されず、例えば撮影プランの名前(撮影プラン名)、上述の設定条件、又は撮影プランに対応付けられた別の情報(部位、年齢、又は体格に関する情報)に基づいて、読み出されても良い。なお、記憶制御機能453は、記憶制御部の一例である。
出力制御機能454は、設定条件の入力により特定された識別情報(後述する第1の識別情報)と撮影プラン名が同一又は類似の識別情報(後述する第2の識別情報)が対応付けられた撮影プラン(後述する第2の撮影プラン)がメモリ41に保存されている場合、作成又は編集が完了した第1の撮影プランをメモリ41に保存する前に、メッセージ画面をディスプレイ42に表示させる機能を含む。より具体的には、出力制御機能454は、第2の撮影プランがメモリ41に保存されている場合、作成又は編集が完了した第1の撮影プランをメモリ41に保存する前に、第1の撮影プランの作成画面又は編集画面をディスプレイ42に表示させる機能と、作成又は編集が完了した第1の撮影プランに対応する第1の識別情報と撮影プラン名とをディスプレイ42に表示させる機能とを含む。また、出力制御機能454は、ネットワークインターフェース44を介して、作成又は編集が完了した第1の撮影プランに対応する第1の識別情報と撮影プラン名とを外部装置に送信する機能を含んでも良い。
撮影制御機能455は、設定条件に含まれる撮影条件に従って制御装置15を介して架台装置10及び寝台装置30等を制御することで、X線の照射及び検出を含むCT撮影を実行させ、制御装置15から複数ビュー分の検出データを収集する機能を含む。なお、撮影制御機能455は、撮影制御部の一例である。
画像生成機能456は、撮影制御機能455によるCT撮影により収集された複数ビュー分の検出データに対して前処理を施すことで、複数ビュー分の生データを収集する機能と、前処理後の複数ビュー分の生データに対して、決定機能452によって決定された再構成条件に従って再構成処理を行い、CT画像データを生成する機能とを含む。また、画像生成機能456は、各CT画像データをメモリ41に記憶させる機能を含む。なお、画像生成機能456は、画像生成部の一例である。
出力制御機能454は、画像生成機能456によって生成された各CT画像データを、決定機能452によって決定された後処理条件に従って後処理して、CT画像データをCT画像としてディスプレイ42に表示させる機能と、ネットワークインターフェース44を介して各CT画像データを外部装置に送信する機能とを含む。なお、出力制御機能454は、出力制御部の一例である。
機能451〜456の動作について、図3〜図7を用いて後述する。
図3及び図4は、医用情報処理装置40の動作をフローチャートとして示す図である。図3及び図4において、「ST」に数字を付した符号フローチャートの各ステップを示す。
出力制御機能454は、設定条件の入力画面、つまり撮影プランの作成画面又は編集画面をディスプレイ42に表示させる(ステップST1)。より具体的には、出力制御機能454は、撮影プランの作成中又は編集中に、撮影プラン名、識別情報、又は識別情報の説明情報をディスプレイ42に表示させる。
図5は、設定条件の入力画面の一例を示す図である。
図5(A)は、設定条件の入力画面の初期表示を示す。図5(A)に示すように、入力画面は、決定された撮影プラン名を表示するための撮影プラン名の表示エリアと、設定条件としての撮影範囲を設定するために設けられる撮影範囲の表示エリアと、撮影条件、再構成条件、後処理条件を設定するために設けられる撮影条件の表示エリアと、参考画像を表示するための参考画像の表示エリアとを含む。撮影範囲の表示エリアには、模擬人体が示される。
図3の説明に戻って、処理回路45は、ステップST2〜ST13において、撮影プラン名に、設定条件の少なくとも一部を表すキーワードを追加する。まず、取得機能451は、入力インターフェース43を介したユーザによる入力画面への入力により、設定条件の1つとしての撮影範囲(例えば、撮影部位)を取得する(ステップST2)。決定機能452は、ステップST2による撮影範囲により、識別情報の候補を絞り込み、絞り込まれた候補に対応する第1のキーワードを決定する(ステップST3)。
取得機能451は、入力インターフェース43を介したユーザによる入力画面への入力により、設定条件の1つとしての撮影条件を取得する(ステップST4)。決定機能452は、ステップST4による撮影条件により、ステップST3で絞り込まれた候補の中から更に識別情報の候補を絞り込み、撮影条件に対応する第2のキーワードを決定する(ステップST5)。
取得機能451は、入力インターフェース43を介したユーザによる入力画面への入力により、設定条件の1つとしての再構成条件を取得する(ステップST6)。決定機能452は、ステップST6による再構成条件により、ステップST5で絞り込まれた候補の中から更に識別情報の候補を絞り込み、再構成条件に対応する第3のキーワードを決定する(ステップST7)。
取得機能451は、入力インターフェース43を介したユーザによる入力画面への入力により、設定条件の1つとしての後処理条件を取得する(ステップST8)。決定機能452は、ステップST8による後処理条件により、ステップST7で絞り込まれた候補の中から更に識別情報の候補を絞り込み、後処理条件に対応する第4のキーワードを決定する(ステップST9)。なお、この時点で複数の候補が残っている場合、ステップST9は、出力制御機能454により入力画面にそれらを表示し、入力インターフェース43を介したユーザからの入力により、1つに絞りこむことを含んでも良い。
決定機能452は、ステップST3,ST5,ST7,ST9における絞り込みの結果から、当該撮影プランに係る識別情報を決定する(ステップST10)。
図5(B)は、設定条件が入力された後の入力画面の表示を示す。図5(A)に示すように、入力画面の撮影範囲の表示エリアには、模擬人体に対してステップST2によって入力された撮影範囲(破線)が表示され、撮影条件、再構成条件、後処理条件の表示エリアには、ステップST4,ST6,ST8によって入力された設定条件が表示され、参考画像の表示エリアには過去に取得されたCT画像が表示される。
また、入力画面の撮影プラン名の表示エリアには、ステップST3,ST5,ST7,ST9による第1〜第4のキーワードから決定された文字情報が表示される。この文字情報は、例えば撮影プラン名に対応する。決定機能452は、ステップST3の撮影範囲に由来する第1のキーワード「胸部」と、ステップST5の撮影条件に由来する第2のキーワード「造影_3相」と、ステップST7の再構成条件に由来する第3のキーワード「Hybrid−IR」と、ステップST9の後処理条件に由来する第4のキーワード「サブトラ_3D」とから、撮影プラン名を、「胸部_造影_3相_Hybrid−IR_サブトラ_3D」として決定する。文字情報は、設定条件としての撮影範囲、撮影条件、再構成条件、後処理条件のパラメータを示す数値を含む情報であっても良い。
撮影プランの作成中又は編集中であるステップST1〜ST10の間、つまり識別情報の絞り込みを行っている間、決定された各キーワードを入力画面に表示し、設定条件の入力・更新に応じて、表示されるキーワードがリアルタイムに追加・変更されても良い。また、出力制御機能454は、撮影プランの作成中又は編集中、設定条件の更新に応じて、撮影プラン名、識別情報、又は識別情報の説明情報を更新して表示することもできる。具体的には、出力制御機能454は、撮影プランの作成中又は編集中、絞り込まれた各識別情報の候補又はそれらの共通部分を入力画面に表示し、設定条件の入力・更新に応じて、表示される候補をリアルタイムに追加・変更しても良い。識別情報の候補に加えて(或いは代えて)、識別情報の説明情報(識別情報によって表される検査手技の名称)を表示させても良い。なお、識別情報や識別情報の説明情報の表示は、設定条件の入力・更新に応じてリアルタイムに追加・変更されなくとも良い。
これにより、入力画面においてユーザが誤った入力をしてしまった場合でも、ユーザは、入力途中や入力後すぐに入力ミスに気づくことができる。例えば、後処理条件で3D処理を行いたい場合には、スライス厚がある程度薄いことが条件となるが、表示された識別条件に厚いスライス厚を示すキーワードが表示されれば、ユーザは、スライス厚が適切でないことを視認することができる。
図4の説明に移って、撮影プラン名と設定条件に基づいて、撮影プラン名に、撮影プランの特徴を示す情報が不足しているか否か判断する(ステップST11)。ステップST11に判断にてYES、つまり、撮影プラン名に、撮影プランの特徴を示す情報が不足していると判断される場合、決定機能452は、第1〜4のキーワードとは異なり、撮影プランの特徴を示す情報(不足情報)を第5のキーワードとして撮影プラン名に追加するか否かを判断する(ステップST12)。
図6は、キーワードの追加意思を要求するメッセージ画面(メッセージウィンドウ)の一例を示す図である。
低線量で撮影を行う撮影プランである一方で、撮影プランに「低線量」が含まれていない場合、出力制御機能454は、撮影プランの特徴を示す「低線量」という文字情報を含むメッセージ画面をディスプレイ42に表示させる。低線量で撮影を行う撮影プランかどうかは、例えば設定条件に含まれる被ばく線量に係るパラメータ(管電流又は管電圧)又はそれに基づく被ばく線量を閾値と比較することで決定される。メッセージ画面は、撮影プラン名に不足情報を追加しないで撮影プランを登録する(メモリ41に保存する)ように指示するボタンB1と、撮影プラン名に不足情報を追加して撮影プランを登録するように指示するボタンB2とのインターフェースを含む。ユーザは、入力インターフェース43を介してボタンB1,B2のいずれかを押下することで、いずれかを選択することができる。
この選択により、ユーザは、より撮影プラン(設定条件)の特徴を表した撮影プラン名を決定することができる。たとえ追加が選択されなくても、出力制御機能454は、例えば撮影プラン選択時に注釈の形で不足情報を表示しても良い。なお、不足情報の追加は、作成又は編集中の撮影プランの撮影プラン名と同一又は類似する撮影プラン名の撮影プランが既にメモリ41に登録されている場合に行われるのが好ましい。それにより、メモリ41に登録される撮影プランの名前の重複を防ぐことができ、ユーザによる撮影プランの選択ミスを防止できる。
図4の説明に戻って、ステップST12で撮影プラン名に不足情報を追加すると判断された場合、つまりボタンB2が選択された場合、決定機能452は、例えば「低線量」を第5のキーワードとして識別情報(撮影プラン名)に追加する(ステップST13)。
決定機能452は、ステップST11で不足情報がない(NO)と判断された場合、ステップST12で不足情報を追加しない(NO)と判断された場合、又はステップST13で不足情報が追加された場合、ステップST10で絞り込まれた識別情報と撮影プラン名が同一又は類似の撮影プラン(第2の撮影プラン)がメモリ41に登録されているか否かを判断する(ステップST14)。例えば、類似の判断は、撮影プラン名同士の一致度が閾値を超えたか否かで判断すればよい。ステップST14の判断にてYES、つまり、識別情報と撮影プラン名が同一又は類似の第2の撮影プランがメモリ41に登録されていると判断された場合、出力制御機能454は、作成又は編集した識別情報に対応する撮影プランをメモリ41に保存する前に、その旨を示すメッセージ画面をディスプレイ42に表示させ、作成又は編集した撮影プランをそのまま登録するか否かを判断する(ステップST15)。
図7は、設定条件の入力により特定された識別情報と撮影プラン名が同一又は類似の識別情報に対応する撮影プランが既に登録されている旨を示すメッセージ画面の一例を示す図である。
例えば、設定条件の入力により特定された識別情報(第1の識別情報)と撮影プラン名が同一又は類似の識別情報(第2の識別情報)に対応する撮影プランが既にメモリ41に登録されている場合、出力制御機能454は、作成又は編集した、第1の識別情報に対応する撮影プラン(第1の撮影プラン)をメモリ41に保存する前に、その旨を示すメッセージと、第1の識別情報、及び第2の識別情報を含むメッセージ画面をディスプレイ42に表示させる。メッセージ画面には、作成又は編集した、第1の識別情報に対応する第1の撮影プランの名前(第1の撮影プラン名)と、第2の識別情報に対応する撮影プラン(第2の撮影プラン)の名前(第2の撮影プラン名)が、識別情報に加えて(或いは代えて)、含まれても良い。また、メッセージ画面は、第1の撮影プランを第2の撮影プランとは別に保存することの可否を問うメッセージを含むボタンB3と、第1の撮影プランと第2の撮影プランを統合する(第1の撮影プランを破棄して第2の撮影プランを保持する、又は第2の撮影プランを破棄して第1の撮影プランを保存する)ことの可否を問うメッセージを含むボタンB4のインターフェースを含む。ユーザは、入力インターフェース43を介してボタンB3、B4のいずれかを押下することで、いずれかを選択することができる。なお、第1の撮影プランを登録しないことの可否を問うメッセージを含むボタンが表示されても良い。当該ボタンが選択された場合は、第1の撮影プランはメモリ41に保存されない。また、統合の可否を問うボタンは、第1の撮影プランを破棄するものと、第2の撮影プランを破棄するものとで分かれていても良い。
この選択により、ユーザは、撮影プラン名が同一又は類似の撮影プランを不必要に増やすことを防ぐことができる。
図4の説明に戻って、ステップST14で識別情報が同一又は類似の第2の撮影プランが登録されていない(NO)と判断された場合、又は、ステップST15で撮影プランをそのまま登録する(YES)と判断された場合、記憶制御機能453は、作成又は編集した第1の撮影プランをそのままメモリ41に登録する(ステップST16)。
一方、ステップST15で撮影プランをそのまま登録しない(NO)と判断される場合、記憶制御機能453は、既に登録されている第2の撮影プランをメモリ41から読み出し、出力制御機能454は、作成又は編集した第1の撮影プランを既に登録されている第2の撮影プランと統合する(ステップST17)。
医用情報処理装置の一例としてのコンソール装置40によれば、撮影プランを利用して行われる検査手技を表す識別情報の決定を効率化することができる。それにより、RIS等の検査依頼装置からの検査情報に対応する撮影プランの提案をスムーズに行うことができる。この識別情報の決定において、ユーザの手間を省くことができ、また、検査手技を表すキーワードを含む撮影プラン名等を視認すれば設定条件の設定ミスを防ぐこともできる。
また、登録する撮影プランの重複を避けることで管理対象のプロトコルを減らし、適切な撮影プランメンテナンスや線量管理をサポートすることが可能となる。さらに、検査手技を表すキーワードを含む撮影プラン名等により、撮影プランの検査目的をユーザに明確に提供でき、同一の意味を持った撮影プランの整理も可能である。結果的に、検査依頼装置で発行される検査情報連動の検査におけるワークフローの改善を図ることができる。
2.第2の実施形態
第2の実施形態に係る医用情報処理装置は、X線CT装置等の医用診断装置とネットワークで接続されたRIS等の検査依頼装置として設けられる。それにより、図2に示す機能451〜456が、医用情報システム上の複数の装置で分散して実現される。第2の実施形態に係る医用情報処理装置では、撮影プランの識別情報の決定を検査依頼装置で行うものとし、検査依頼装置で検査オーダを発行する際に、模擬人体を使って識別情報を生成し、外部のX線CT装置等の医用診断装置に対して検査オーダを送信することができる。
図8は、第2の実施形態に係る医用情報処理装置を備えた医用情報システムの構成及び機能を示す概略図である。
図8は、医用情報システムSを示す。医用情報システムSは、医用診断装置、例えば、X線CT装置1Aと、実施形態に係る医用情報処理装置(例えば、検査依頼装置)50とを示す。検査依頼装置50は、メモリ51と、ディスプレイ52と、入力インターフェース53と、ネットワークインターフェース54と、処理回路55とを備える。
メモリ51は、図1に示すメモリ41と同一構成であるので説明を省略する。ディスプレイ52は、図1に示すディスプレイ42と同一構成であるので説明を省略する。入力インターフェース53は、図1に示す入力インターフェース43と同一構成であるので説明を省略する。ネットワークインターフェース54は、図1に示すネットワークインターフェース44と同一構成であるので説明を省略する。処理回路55は、図1に示す処理回路45と同一構成であるので説明を省略する。
処理回路55は、メモリ51に記憶された、又は、処理回路55内に直接組み込まれたプログラムを読み出して実行することで、取得機能551と、決定機能552と、記憶制御機能453と、出力制御機能554とを実現する。以下、機能551〜554がソフトウェア的に機能する場合を例に挙げて説明するが、機能551〜554の全部又は一部は、検査依頼装置50にASIC等の回路等として設けられるものであってもよい。
取得機能551は、図2に示す取得機能451と同様に、入力インターフェース53を介したユーザによる入力により、CT撮影からCT画像表示に亘って設定されるべき設定条件を取得する機能を含む。なお、取得機能551は、取得部の一例である。
決定機能552は、図2に示す決定機能452と同様に、取得機能551によって取得された設定条件に基づいて、撮影プランに対応する識別情報を決定する機能を含む。なお、決定機能552は、決定部の一例である。
記憶制御機能553は、図2に示す記憶制御機能453と同様に、作成又は編集が完了した撮影プランと、決定機能552により決定した識別情報とを対応付けてメモリ51に保存する機能を含む。また、記憶制御機能553は、識別情報に基づいて、撮影プランをメモリ51から読み出す機能を含む。なお、記憶制御機能553は、記憶制御部の一例である。
出力制御機能554は、図2に示す出力制御機能454と同様に、設定条件の入力画面と、決定機能552によって決定された識別情報とを出力する機能を含む。例えば、出力制御機能554は、入力画面や識別情報をディスプレイ52に表示させる機能と、ネットワークインターフェース54を介して識別情報を検査オーダとともに外部装置に送信する機能とのうち少なくとも一方を含む。
検査依頼装置50の外部機器であるX線CT装置1Aは、図2に示すX線CT装置1の取得機能451と、出力制御機能454と、撮影制御機能455と、画像生成機能456とを実現する。一方、図2に示すX線CT装置1の決定機能452は、決定機能552として検査依頼装置50により実現される。X線CT装置1Aは、ネットワークを介してデータ送受信可能に検査依頼装置50等の機器に接続される。
なお、図8において、図1及び図2に示す部材と同一部材については同一符号を付して説明を省略する。
医用情報処理装置の一例としてのRIS等の検査依頼装置50によれば、撮影プランの識別情報を自動で決定することにより、撮影プランに対応する、検査手技を表す識別情報の決定作業を効率化することができる。それにより、検査依頼装置50側で検査情報に対応する撮影プランの提案をスムーズに行うことができる。この識別情報の決定において、ユーザの手間を省くことができ、また、キーワードを含む識別情報を視認すれば設定条件の設定ミスを防ぐこともできる。
また、撮影プランの識別情報の重複を避けることで管理対象のプロトコルを減らし、適切な撮影プランメンテナンスや線量管理をサポートすることが可能となる。さらに、キーワードを含む識別情報を視認すれば視覚的に撮影プランの検査目的をユーザに明確に提供でき、同一の意味を持った撮影プランの整理も可能である。結果的に、検査依頼装置50で発行される検査情報連動の検査におけるワークフローの改善を図ることができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、撮影プランの作成、編集、又は選択に係るワークフローを改善することができる。
なお、取得機能451,551は、取得部の一例である。決定機能452,552は、決定部の一例である。記憶制御機能453,553は、記憶制御部の一例である。出力制御機能454,554は、出力制御部の一例である。撮影制御機能455は、撮影制御部の一例である。画像生成機能456は、画像生成部の一例である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 X線CT装置
40 コンソール装置(医用画像処理装置)
45 処理回路
451 取得機能
452 決定機能
453 記憶制御機能
454 出力制御機能
455 撮影制御機能
456 画像生成機能
50 検査依頼装置(医用画像処理装置)
55 処理回路
551 取得機能
552 決定機能
553 記憶制御機能
554 出力制御機能

Claims (11)

  1. 撮影プランの作成画面又は編集画面において入力された設定条件を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記設定条件に基づいて、前記撮影プランを利用して行われる検査及び手技のうち少なくともいずれかの内容を特定するための識別情報を決定する決定部と、
    前記撮影プランと前記識別情報を対応付けて記憶部に保存し、前記識別情報に基づいて、前記撮影プランを前記記憶部から読み出す記憶制御部と、
    を備えた医用情報処理装置。
  2. 前記決定部は、前記作成画面又は前記編集画面に表示された模擬人体に対する操作に基づいて、前記識別情報を決定する、
    請求項1に記載の医用情報処理装置。
  3. 前記識別情報と撮影プラン名が同一又は類似の第2識別情報が対応付けられた第2の撮影プランが前記記憶部に保存されている場合、前記撮影プランを前記記憶部に保存する前に、メッセージ画面を表示部に表示させる出力制御部を更に備え、
    前記メッセージ画面は、前記撮影プランを前記第2の撮影プランとは別に保存することの可否を問うメッセージ、又は前記撮影プランと第2の撮影プランを統合することの可否を問うメッセージを含む、
    請求項1又は2に記載の医用情報処理装置。
  4. 前記決定部は、前記撮影プランの名前に、前記設定条件の少なくとも一部を表すキーワードを追加する、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の医用情報処理装置。
  5. 前記撮影プランの作成中又は編集中に、前記撮影プランの名前、前記識別情報、又は前記識別情報の説明情報を表示部に表示させる出力制御部、
    を更に備え、
    前記決定部は、前記設定条件の更新に応じて、前記撮影プランの名前、前記識別情報、又は前記識別情報の説明情報を更新する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の医用情報処理装置。
  6. 前記医用情報処理装置は、X線CT装置の一部の装置であるか、又は、検査オーダを発行する検査依頼装置である、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の医用情報処理装置。
  7. 前記設定条件は、撮影範囲と、撮影条件と、再構成条件と、後処理条件とのうち少なくとも1つに関するパタメータを含む、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の医用情報処理装置。
  8. 前記設定条件は、前記撮影条件を含み、
    前記撮影条件は、撮影FOV(Field Of View)と、管電圧と、管電流と、造影剤の有無と、時相条件と、体位とのうち少なくとも1つを含む、
    請求項7に記載の医用情報処理装置。
  9. 前記設定条件は、前記再構成条件を含み、
    前記再構成条件は、再構成アルゴリズムと、再構成関数と、再構成範囲と、スライス厚と、再構成FOVとのうち少なくとも1つを含む、
    請求項7に記載の医用情報処理装置。
  10. 前記設定条件は、前記後処理条件を含み、
    前記後処理条件は、3D処理の種類と、サブトラクション処理の有無と、表示配列と、臨床アプリケーションの種類のうち少なくとも1つを含む、
    請求項7に記載の医用情報処理装置。
  11. X線源及びX線検出器を備えた架台装置と、
    前記架台装置の動作を制御する医用情報処理装置と、
    を備え、
    前記医用情報処理装置は、
    前記架台装置を用いて行うX線CT撮影に関する撮影プランの作成画面又は編集画面において入力された設定条件を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記設定条件に基づいて、前記撮影プランを利用して行われる検査及び手技のうち少なくともいずれかの内容を特定するための識別情報を決定する決定部と、
    前記撮影プランと前記識別情報を対応付けて記憶部に保存し、前記識別情報に基づいて、前記撮影プランを前記記憶部から読み出す記憶制御部と、
    を備えたX線CT装置。
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