JP7118584B2 - 医用画像診断装置、医用画像撮像装置および医用画像表示装置 - Google Patents

医用画像診断装置、医用画像撮像装置および医用画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、医用画像診断装置、医用画像撮像装置および医用画像表示装置に関する。
一般に、医用画像撮像装置では、被検体に対する医用検査が実行され、被検体に関する医用画像が取得される。また、医用画像表示装置では、上記医用画像撮像装置において取得された医用画像に対する画像処理および閲覧等が行われる。医用画像撮像装置と医用画像表示装置とは、基本的に独立して処理を実行している。このため、医用画像撮像装置と医用画像表示装置との間において、情報の共有は十分に行われていない。
例えば、医用画像撮像装置において、被検体に対する医用検査を実行する手順を示す撮像プロトコルが作成される。医用画像撮像装置は、当該撮像プロトコルに従って被検体に対する医用検査を実行する。しかしながら、上記医用画像撮像装置と医用画像表示装置とは独立して処理を実行しているため、医用画像撮像装置における撮像プロトコルの作成処理が医用画像表示装置における処理に影響を与えることは皆無である。
一方、医用画像表示装置において、上記医用画像を表示するための表示画面における当該医用画像のレイアウトが設定される。医用画像表示装置は、設定した医用画像のレイアウトに従って医用画像を表示する。しかしながら、上記医用画像撮像装置と医用画像表示装置とは独立して処理を実行しているため、医用画像表示装置における医用画像のレイアウトに関する設定処理が医用画像撮像装置における処理に影響を与えることは皆無である。
特開2015-19784号公報
本実施形態の目的は、撮像から医用画像閲覧までのワークフローを改善することができる医用画像診断装置、医用画像撮像装置および医用画像表示装置を提供することにある。
実施形態によれば、医用画像診断装置は、未実施の医用検査により取得される予定の医用画像に関する閲覧画面の設定画面を表示する表示部と、前記閲覧画面における前記医用画像のレイアウトに関する操作者からの設定操作が入力される入力部と、前記入力された前記医用画像のレイアウトに関する設定操作に基づいて、前記医用画像に関するレイアウトパラメータを決定するレイアウトパラメータ決定部と、前記決定されたレイアウトパラメータに基づいて、前記医用検査に関する撮像プロトコルを決定する撮像プロトコル決定部と、を具備する。
図1は、本実施形態に係る医用画像診断装置を示すブロック図である。 図2は、図1に示す医用画像診断装置において共有される情報を示す図である。 図3は、図1に示す医用画像表示装置の構成を示すブロック図である。 図4は、図1に示す医用画像撮像装置の構成を示すブロック図である。 図5は、本実施形態に係る医用画像診断装置の動作の流れを示すシーケンスである。 図6は、閲覧画面のレイアウト設定時において表示回路に表示されるGUIの一例を示す図である。 図7は、図6に示すA処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、図6に示すB処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、図4に示す記憶回路に記憶される、複数のレイアウトパラメータと複数の撮像パラメータとの関連性の一例を示す図である。 図10は、図4に示す処理回路において決定された撮像プロトコルを示す図である。 図11は、図4に示す表示回路に表示される撮像プロトコル提示画面の一例を示す図である。 図12は、変形例1における医用画像診断装置の動作の流れを示すフローチャートである。 図13は、変形例2に係る医用画像診断装置において、医用画像表示装置の表示回路に表示される模擬人体画像の一例を示す図である。 図14は、変形例3に係る医用画像撮像装置の表示回路の表示画面の一例を示す図である。 図15は、変形例4に係る医用画像撮像装置の表示回路の表示画面の一例を示す図である。
以下、本実施形態に係る医用画像診断装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る医用画像診断装置1を示すブロック図である。図1に示す医用画像診断装置1は、病院や診療所等の医療機関における医用検査、当該医用検査により取得された医用画像に対する画像処理および閲覧等を実行するための装置を有する。例えば、図1に示す医用画像診断装置1は、医用画像表示装置2と、医用画像撮像装置3とを備える。医用画像表示装置2は、医用画像撮像装置3により撮像された医用画像を閲覧するためのコンピュータ(ビューワ)である。医用画像撮像装置3は、被検体に対する撮像を実行するための撮像装置である。本実施形態では、医用画像撮像装置3の一例として、X線コンピュータ断層撮影(CT:Computed Tomography)装置の構成を示す。なお、本実施形態において、医用画像撮像装置3の一例として、X線CT装置の構成を示すが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、医用画像撮像装置3は、磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)診断装置、X線診断装置、核医学診断装置、および超音波診断装置等、他のモダリティであってもよい。
ここで、従来の医用画像診断装置において、例えば、医用画像を撮像するための撮像プロトコルは、医用画像撮像装置等において作成および管理される。また、医用画像に関する表示画面は、医用画像表示装置等において作成および管理される。それぞれの装置間での最終的な目的は同じ臨床診断であるものの、各々が独立した情報を保持している。そのため、各々で必要とされる医用画像の種類および取扱い方法等を把握しておく必要がある。
図2は、図1に示す医用画像診断装置1において共有される情報を示す図である。本実施形態に係る医用画像診断装置1は、各装置間で独立して作成および管理されていた情報を互いに共有している。例えば、図2に示すように、医用画像表示装置2と医用画像撮像装置3とは、医用画像に関する閲覧画面と、当該閲覧画面における医用画像に関するレイアウトパラメータと、医用検査を実行するための撮像パラメータと、当該撮像パラメータを有する撮像プロトコルとを共有している。
ここで、医用画像に関する閲覧画面とは、医用画像表示装置2における医用画像の閲覧時、あるいは医用画像の操作時に使用する画面のことである。
レイアウトパラメータとは、上記閲覧画面作成時において設定される、閲覧画面における医用画像のレイアウトに関するパラメータである。例えば、本実施形態におけるレイアウトパラメータは、医用画像における関心領域(ROI:Region of Interest)の拡大率、表示される医用画像のコントラスト(ウィンドウ幅(WW:Window Width)およびウィンドウレベル(WL:Window Level))、表示サイズ(例えば、画像解像度)および画質に関するパラメータである。
撮像パラメータとは、医用検査において実行される撮像に関するパラメータである。本実施形態における撮像パラメータは、例えば、撮像条件(管電流、管電圧、収集スライス厚、回転速度、ビュー数、撮像タイミング、SD(Standard Deviation)値、エネルギー強度(管電流時間積)等)、再構成条件(再構成関数、再構成FOV(Field of View)等)、撮像部位に関するパラメータである。フォトンカウンティングCTであれば、撮像パラメータとして、弁別すべきエネルギー帯に関するパラメータも含まれる。
撮像プロトコルは、一単位としてまとめて実行される複数のスキャンと、各スキャンの撮像パラメータとにより構成される。本実施形態に係るスキャンとしては、例えば、参照画像収集スキャン、モニタリングスキャン(プレップスキャン)、ノンヘリカルスキャン(例えば、非造影ボリュームスキャンおよび造影ボリュームスキャン)およびヘリカルスキャン(例えば、非造影ヘリカルスキャンおよび造影ヘリカルスキャン)等の既存の如何なるスキャンであってもよい。
本実施形態に係る医用画像診断装置1は、医用画像表示装置2において決定された閲覧画面のレイアウトに基づいて、当該レイアウトに最適な撮影プロトコルを作成可能としている。また、医用画像診断装置1は、医用画像撮像装置3において決定された撮像プロトコルに基づいて、当該撮像プロトコルに最適な閲覧画面を作成可能としている。本実施形態では、特に医用画像表示装置2において決定された閲覧画面のレイアウトに基づいて、当該レイアウトに最適な撮影プロトコルを作成する場合について記載する。
ここで、図1に示す医用画像表示装置2と、医用画像撮像装置3との構成について詳しく説明する。
図3は、図1に示す医用画像表示装置2の構成を示すブロック図である。例えば、医用画像表示装置2は、入力インターフェース(IF)回路21と、通信インターフェース(IF)回路22と、表示回路23と、記憶回路24と、表示装置制御回路25と、処理回路26とを有する。入力IF回路21と、通信IF回路22と、表示回路23と、記憶回路24と、表示装置制御回路25と、処理回路26とは、装置内に設けられたバスBUSを介して相互に接続される。
入力IF回路21は、トラックボール、スクロールホイール、スイッチボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、および表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチパネルディスプレイ等によって実現される。入力IF回路21は、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換し表示装置制御回路25へ出力する。なお、本実施形態において、入力IF回路21は、トラックボール、スクロールホイール、スイッチボタン、マウス、キーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を表示装置制御回路25へ出力する電気信号の処理回路も入力IF回路21の例に含まれる。
通信IF回路22は、有線あるいは無線にて外部装置と通信するための通信機器である。外部装置は、例えば、放射線部門情報管理システム(RIS:Radiological Information System)、病院情報システム(HIS:Hospital Information System)およびPACS(Picture Archiving and Communication System)等のシステムに含まれるサーバ、あるいは他のワークステーションである。本実施形態において、通信IF回路22は、図1に示す医用画像撮像装置3と通信する。
表示回路23は、表示装置制御回路25による制御に従い、種々のデータおよび上記医用画像等を表示する。表示回路23は、表示インターフェース回路と表示機器とを有する。表示インターフェース回路は、表示対象を表すデータをビデオ信号に変換する。表示信号は、表示機器に供給される。表示機器は、表示対象を表すビデオ信号を表示する。表示機器としては、例えば、CRTディスプレイ(Cathode Ray Tube Display)、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro Luminescence Display)、プラズマディスプレイまたは当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。
記憶回路24は、データを記憶可能なHDD(Hard Disk Drive)およびSSD(Solid State Drive)等である。記憶回路24は、HDD等の磁気ディスク以外にも、光磁気ディスクやCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクを利用してもよい。また、記憶回路24の保存領域は、医用画像表示装置2内にあってもよいし、ネットワークNWで接続された外部記憶装置内にあってもよい。
表示装置制御回路25は、ハードウェア資源として、CPU(Central Processing Unit)およびMPU(Micro Processing Unit)等の所定のプロセッサと、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等の所定のメモリとにより実現される。表示装置制御回路25のメモリは、制御プログラムを記憶する。表示装置制御回路25のプロセッサは、メモリに記憶された制御プログラムを読み出す。表示装置制御回路25のプロセッサは、読み出した制御プログラムを実行することで、医用画像表示装置2における各構成の動作および処理等を統括的に制御する。
処理回路26は、ハードウェア資源として、CPUおよびMPU等の所定のプロセッサと、ROMおよびRAM等の所定のメモリとにより実現される。処理回路26のメモリは、レイアウトパラメータ決定プログラムを記憶する。処理回路26のプロセッサは、メモリに記憶されたレイアウトパラメータ決定プログラムを読み出す。処理回路26のプロセッサは、読み出したレイアウトパラメータ決定プログラムを実行することで、レイアウトパラメータ決定機能261を実現する。レイアウトパラメータ決定機能261の実現により、処理回路26は、入力IF回路21を介して入力された医用画像のレイアウトに関する操作者からの設定操作に基づいて、閲覧画面における医用画像に関するレイアウトパラメータを決定する。
処理回路26のメモリは、レイアウトパラメータ転送プログラムを記憶する。処理回路26のプロセッサは、メモリに記憶されたレイアウトパラメータ転送プログラムを読み出す。処理回路26のプロセッサは、読み出したレイアウトパラメータ転送プログラムを実行することで、レイアウトパラメータ転送機能262を実現する。レイアウトパラメータ転送機能262の実現により、処理回路26は、決定したレイアウトパラメータを医用画像撮像装置3へ転送する。
処理回路26のメモリは、ビューワプログラムを記憶する。処理回路26のプロセッサは、メモリに記憶されたビューワプログラムを読み出す。処理回路26のプロセッサは、読み出したビューワプログラムを実行することで、ビューワ機能263を実現する。ビューワ機能263の実現により、処理回路26は、医用画像を閲覧可能にするためのアプリケーションを実行する。
図4は、図1に示すX線CT装置3の構成を示すブロック図である。図4に示すX線CT装置3は、例えば、架台4と、CTコンソール5と、CT用寝台6とを備える。架台4は、CT用寝台6に載置された、臥位状態の被検体Sに対してCTスキャンを実行する装置である。例えば、架台4は、CTコンソール5において決定された撮像プロトコルに応じたCTスキャンを実行する。架台4は、回転フレーム47と、回転フレーム47の開口の中心軸を回転軸として、回転自在に回転フレーム47を支持するメインフレーム(固定フレーム)と、回転フレーム47を回転駆動させる回転駆動装置(例えば、電動機)48と、高電圧発生器41と、X線源42と、X線検出器43と、データ収集回路(DAS:Data Acquisition System)44と、非接触データ伝送回路45と、架台制御回路46と、操作パネル49とを有する。
回転フレーム47は、X線源42とX線検出器43とを撮影領域を形成する開口を挟んで保持する。回転フレーム47には、高電圧発生器41と、X線源42と、X線検出器43と、DAS44と、非接触データ伝送回路45の一部とが搭載される。回転フレーム47は、回転駆動装置48からの動力を受けて開口の中心軸回りに一定の角速度で回転する。回転フレーム47の開口には、被検体Sを載置可能な天板61が挿入される。回転フレーム47の開口内には、撮像FOV(field of view)が設定される。
回転駆動装置48は、架台制御回路46からの制御に従い、回転フレーム47を回転させるための動力を発生する。回転駆動装置48は、架台制御回路46からの駆動信号のデューティ比等に応じた回転速度で駆動することにより動力を発生する。回転駆動装置48は、例えば、ダイレクトドライブモータやサーボモータ等のモータにより実現される。回転駆動装置48は、例えば、メインフレームに収容する。
高電圧発生器41は、架台制御回路46を介したCTコンソール5による制御に従い、スリップリング(slip ring)を介して架台4の電源装置(例えば、商用電源)から供給された電力から、X線源42に印加する管電圧と、X線源42に供給する管電流(フィラメント電流(Filament current))とを発生する。
X線源42は、高電圧発生器41からの管電圧の印加および管電流の供給を受け、X線の焦点から天板61に載置された被検体Sへ照射するX線を発生する。例えば、X線源42として、陽極と陰極が収納されるX線管が用いられる。
X線検出器43は、回転軸を挟んでX線源42に対峙する位置および角度で、回転フレーム47に取り付けられる。X線検出器43は、X線源42から発生され被検体Sを透過したX線を検出する。
DAS44は、被検体Sにより減弱されたX線の強度を示すディジタルデータを1ビューごとに収集する。DAS44は、例えば、複数のX線検出素子の各々について設けられた積分器とアンプとA/D変換器とが並列して実装された半導体集積回路により実現される。DAS44は、架台4内においてX線検出器43に接続されている。積分器は、X線検出素子からの電気信号を所定のビュー期間に亘り積分し、積分信号を生成する。アンプは、積分器から出力された積分信号を増幅する。A/D変換器は、増幅された積分信号をA/D変換し、当該積分信号の波高値に対応するデータ値を有するディジタルデータを生成する。変換後のディジタルデータは、生データと呼ばれている。生データは、生成元のX線検出素子のチャンネル番号、列番号、および収集されたビューを示すビュー番号により識別されたX線強度のディジタル値のセットである。DAS44は、例えば、生データを非接触データ伝送回路45へ伝送する。
非接触データ伝送回路45は、磁気送受信手法、無線送受信手法、または光送受信手段を用いる伝送装置により実現される。非接触データ伝送回路45は、DAS44で収集された生データをCTコンソール5へ伝送する。
ここで、上記架台4は、X線源42と、X線検出器43と、DAS44とを設置する回転フレーム47、高電圧発生器41、高電圧発生器41に電力を供給する電源装置等だけでなく、CTスキャンに必要なその他の種々の装置を収容してもよい。例えば、回転フレーム47にはX線源42を冷却する冷却装置が取り付けられてもよい。また、空調のためのファンが架台4に取り付けられてもよい。
架台制御回路46は、ハードウェア資源として、CPUおよびMPU等の所定のプロセッサと、ROMおよびRAM等の所定のメモリとを有する。架台制御回路46のプロセッサは、CTコンソール5から出力される制御信号に応じて、架台4内に設けられる各構成の動作を統括的に制御する。
操作パネル49は、スイッチボタン、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、および表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチパネルディスプレイ等により実現される。操作パネル49は、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換し、架台制御回路46へ出力する。
CTコンソール5は、CTスキャンを実行する架台4、およびCTスキャンの対象である被検体Sを載置するCT用寝台6を制御するためのコンピュータ、またはワークステーションである。本実施形態に係るCTコンソール5は、例えば、画像再構成回路51と、入力IF回路52と、通信IF回路53と、表示回路54と、記憶回路55と、コンソール制御回路56と、処理回路57とを有する。
画像再構成回路51は、ハードウェア資源として、CPUおよびGPU(Graphical Processing Unit)等の所定のプロセッサと、ROMおよびRAM等の所定のメモリとにより実現される。画像再構成回路51のメモリは、前処理プログラムを記憶する。画像再構成回路51のプロセッサは、メモリに記憶された前処理プログラムを読み出す。画像再構成回路51のプロセッサは、読み出した前処理プログラムを実行することで、前処理機能511を実現する。前処理機能511の実現により、画像再構成回路51は、非接触データ伝送回路45から出力された生データに対して前処理を施す。前処理を施された生データは、投影データと呼ばれる。前処理には、例えば、生データに対する対数変換処理、チャンネル間の感度不均一補正処理、X線強吸収体、主に金属部による極端な信号強度の低下または、信号脱落を補正する処理等が含まれる。
また、画像再構成回路51のメモリは、再構成プログラムを記憶する。画像再構成回路51のプロセッサは、メモリに記憶された再構成プログラムを読み出す。画像再構成回路51のプロセッサは、読み出した再構成プログラムを実行することで、再構成機能512を実現する。再構成機能512の実現により、画像再構成回路51は、上記投影データのセットに基づいて、CT画像を再構成する。画像再構成回路51は、再構成されたCT画像を記憶回路55へ送信する。
入力IF回路52は、トラックボール、スクロールホイール、スイッチボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、および表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチパネルディスプレイ等の入力機器によって実現される。入力IF回路52は、例えば、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換し、コンソール制御回路56へ出力する。なお、本実施形態において、入力IF回路52は、トラックボール、スクロールホイール、スイッチボタン、マウス、キーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号をコンソール制御回路56へ出力する電気信号の処理回路も入力IF回路52の例に含まれる。
通信IF回路53は、有線あるいは無線にて外部装置と通信するための回路である。外部装置は、例えば、モダリティ、RIS、HISおよびPACS等のシステムに含まれるサーバ、あるいは他のワークステーション等である。本実施形態において、通信IF回路53は、架台4と接続される。
表示回路54は、コンソール制御回路56による制御に従い、種々のデータおよび上記医用画像等を表示する。表示回路54は、表示インターフェース回路と表示機器とを有する。表示インターフェース回路は、表示対象を表すデータをビデオ信号に変換する。表示信号は、表示機器に供給される。表示機器は、表示対象を表すビデオ信号を表示する。表示機器としては、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイまたは当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。
記憶回路55は、比較的大容量のデータを記憶可能なHDD(Hard Disk Drive)およびSSD(Solid State Drive)等である。例えば、記憶回路55は、画像再構成回路51において再構成されたCT画像を記憶する。記憶回路55は、医用画像表示装置2から転送された医用画像に関するレイアウトパラメータを記憶する。記憶回路55は、後述する処理回路57において決定された撮像パラメータと、撮像プロトコルとを記憶する。記憶回路55は、レイアウトパラメータと撮像パラメータとの関連性を記憶する。関連性は、例えば、LUT(Look up Table)やデータベース等により規定される。以降、関連性はLUTにより規定されているとし、当該LUTを関連性テーブルと呼ぶことにする。関連性テーブルは、医用画像表示装置2において決定されるレイアウトパラメータと医用画像撮像装置3において決定される撮像パラメータとの関連性を規定している。関連性テーブルは、レイアウトパラメータ毎に設けられている。関連性テーブルの内容は、操作者により入力IF回路52を介して任意に設定および変更可能である。記憶回路55は、HDD等の磁気ディスク以外にも、光磁気ディスクと、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクとを利用してもよい。また、記憶回路55の保存領域は、X線CT装置1内にあってもよいし、ネットワークで接続された外部記憶装置内にあってもよい。
コンソール制御回路56は、ハードウェア資源として、CPUおよびMPU等の所定のプロセッサと、ROMおよびRAM等の所定のメモリとにより実現される。表示装置制御回路25のメモリは、制御プログラムを記憶する。表示装置制御回路25のプロセッサは、メモリに記憶された制御プログラムを読み出す。表示装置制御回路25のプロセッサは、読み出した制御プログラムを実行することで、CTコンソール5における各構成の動作および処理等を統括的に制御する。具体的には、コンソール制御回路56は、所定のスキャンシーケンスに従って撮影を行うよう、スリップリングを介した高電圧発生器41への電力供給を制御する。また、コンソール制御回路56は、架台制御回路46を介して回転駆動装置48を制御することで、回転フレーム47を回転させる。コンソール制御回路56は、寝台駆動装置62を制御することで天板61を移動させる。天板61の移動により天板61に載置された被検体Sが回転軸に沿って移動される。
処理回路57は、ハードウェア資源として、CPUおよびGPU等の所定のプロセッサと、ROMおよびRAM等の所定のメモリとにより実現される。処理回路57のメモリは、撮像パラメータ決定プログラムを記憶する。処理回路57のプロセッサは、メモリに記憶された撮像パラメータ決定プログラムを読み出す。処理回路57のプロセッサは、読み出した撮像パラメータ決定プログラムを実行することで、撮像パラメータ決定機能571を実現する。撮像パラメータ決定機能571の実現により、処理回路57は、記憶回路55に記憶されたレイアウトパラメータに基づいて、医用検査を実行するための撮像パラメータを決定する。
処理回路57のメモリは、撮像プロトコル決定プログラムを記憶する。処理回路57のプロセッサは、メモリに記憶された撮像プロトコル決定プログラムを読み出す。処理回路57のプロセッサは、読み出した撮像プロトコル決定プログラムを実行することで、撮像プロトコル決定機能572を実現する。撮像プロトコル決定機能572の実現により、処理回路57は、決定された撮像パラメータを有する撮像プロトコルを決定する。
CT用寝台6は、被検体Sを載置する天板61と、寝台駆動装置62とを有する。天板61は、回転フレーム47の中心軸に沿って移動可能にCT用寝台6に支持される。ここで、天板61に載置された被検体Sの体軸が回転フレーム47の中心軸に一致するように、天板61が位置決めされる。
寝台駆動装置62は、架台制御回路46を介したCTコンソール5による制御、または架台制御回路46による制御に従い、天板61を移動する。例えば、寝台駆動装置62は、天板61に載置された被検体Sの体軸が回転フレーム47の開口の中心軸に一致するよう、天板61を被検体Sに対して直交方向に移動する。また、寝台駆動装置62は、架台4を用いて実行されるCTスキャンに応じて、天板61を被検体Sの体軸方向に沿って移動する。
ここで、本実施形態に係る医用画像診断装置1の動作について、詳しく説明する。
図5は、本実施形態に係る医用画像診断装置1の動作の流れを示すシーケンスである。図5は、撮像開始前に医用画像に関する閲覧画面を設定し、当該設定した閲覧画面に医用画像を表示するまでの医用画像表示装置2と医用画像撮像装置3とにおける処理の流れを示している。
ステップSF1において、医用画像表示装置2の表示回路23は、撮像開始前に、医用画像に関する閲覧画面の設定画面を表示する。例えば、表示回路23は、当該医用画像に関する閲覧画面の設定画面として、医用画像のレイアウトに関する設定操作を実行可能なグラフィックユーザインターフェース(Graphical User Interface、以降、GUIと記載する。)を表示する。
図6は、閲覧画面のレイアウト設定時において表示回路23に表示されるGUIの一例を示す図である。表示回路23の表示画面D1には、医用画像に関する閲覧画面の設定画面が表示される。設定画面は、表示させる医用画像の種類を設定するためのアイコン等を表示する表示領域AGと、閲覧画面のレイアウトを設定するためのレイアウト領域ALとを有する。ここで、閲覧画面に表示可能な医用画像の種類は、医用装置で取得可能な医用画像全般である。医用画像の種類を設定することで、医用画像撮像装置3で決定される撮像プロトコルを構成するスキャンを特定することができる。
また、表示回路23の表示画面D1には、ポインタPおよびボタンSWが表示される。操作者は、入力IF回路21を介してポインタPを操作することで、直感的に閲覧画面に関する設定操作を入力する。例えば、操作者は、入力IF回路21を介してポインタPを操作し、表示領域AGに表示されたアイコンをレイアウト領域ALにドラックアンドドロップする。これにより、レイアウト領域ALに医用画像を表示するための表示領域を設定する。具体的には、レイアウト領域ALに、被検体Sの「頭部」を撮像した「スライス厚:5.0mm」の「二次元非造影アキシャル断面画像」を「ウィンドウ幅:80」および「ウィンドウレベル:35」で表示するための表示領域AL1を設定する。また、レイアウト領域ALに、被検体Sの「頭部」を撮像した「スライス厚:5.0mm」の「二次元造影アキシャル断面画像」を「ウィンドウ幅:80」および「ウィンドウレベル:35」で表示するための表示領域AL2を設定する。
また、操作者は、入力IF回路21を介して、医用画像におけるROIの拡大率、表示される医用画像のコントラスト、表示サイズ、および画質等、医用画像のレイアウトに関する設定操作を入力する。また、操作者は、ポインタPを操作してボタンSWを押下することで、上記閲覧画面のレイアウトを確定する。これにより、操作者は、入力IF回路21を介して、直感的に医用画像のレイアウトに関する設定操作を入力し、設定された閲覧画面を確定することができる。
ここで、表示画面D1には、上記以外に、設定された表示領域に関する情報を表示してもよい。例えば、撮像する部位(頭部)、表示する医用画像の種類(非造影画像および造影画像)、医用画像の表示条件(ウィンドウ幅およびウィンドウレベル)、表示する医用画像の断面(アキシャル断面)、スライス厚、臨床アプリケーションに関する後処理等に関する情報を表示してもよい。
ステップSF2において、医用画像表示装置2の処理回路26は、A処理を実行する。本実施形態におけるA処理において、処理回路26は、レイアウトパラメータを決定する。図7は、図6に示すA処理の流れを示すフローチャートである。
ステップSa1において、処理回路26には、上記医用画像のレイアウトに関する操作者からの設定操作が入力される。ステップSa2において、処理回路26は、レイアウトパラメータ決定機能261として、入力された医用画像のレイアウトに関する設定操作に基づいて、表示画面における医用画像に関するレイアウトパラメータを決定する。
具体的には、医用画像におけるROIの拡大率に関する設定操作が入力された場合、処理回路26は、設定操作された医用画像におけるROIの拡大率に関するレイアウトパラメータを決定する。また、表示される医用画像のコントラストに関する設定操作が入力された場合、処理回路26は、設定操作された医用画像のコントラストに関するレイアウトパラメータを決定する。また、医用画像の表示サイズに関する設定操作が入力された場合、処理回路26は、設定操作された医用画像の表示サイズに関するレイアウトパラメータを決定する。また、医用画像の画質に関する設定操作が入力された場合、処理回路26は、設定操作された医用画像の画質に関するレイアウトパラメータを決定する。
上記設定操作に基づいてレイアウトパラメータを決定する処理を、操作者による閲覧画面の確定操作が入力されるまで繰り返す(ステップSF3およびSF4)。上記処理を繰り返すことで、医用画像表示装置2において、医用画像に関する閲覧画面を作成する。また、作成した閲覧画面における医用画像に関するレイアウトパラメータを決定する。当該閲覧画面とレイアウトパラメータとは、記憶回路24に記憶される。
操作者による閲覧画面の確定操作が入力された後、ステップSF5において、処理回路26は、レイアウトパラメータ転送機能262として、記憶回路24に記憶された閲覧画面とレイアウトパラメータとを医用画像撮像装置3へ転送する。転送された表示画面とレイアウトパラメータとは、記憶回路55に記憶される。
ステップSF6において、医用画像撮像装置3の処理回路57は、B処理を実行する。本実施形態におけるB処理において、処理回路57は、撮像パラメータと撮像プロトコルとを決定する。図8は、図6に示すB処理の流れを示すフローチャートである。
ステップSb1において、処理回路57は、記憶回路55に記憶されたレイアウトパラメータを読み出す。ステップSb2において、処理回路57は、撮像パラメータ決定機能571として、読み出されたレイアウトパラメータに基づいて、医用検査を実行するための撮像パラメータを決定する。
図9は、図4に示す記憶回路55に記憶される、複数のレイアウトパラメータと複数の撮像パラメータとの関連性の一例を示す図である。図9に示すように、レイアウトパラメータは、医用画像の解像度および画質に関する1または複数の撮像パラメータとの関連性を有している。具体的には、医用画像の表示サイズは、再構成FOVおよびビュー数等と関連性がある。医用画像のコントラストは、SD値、X線線量および再構成関数等と関連性がある。医用画像の画質は、X線線量、再構成関数およびビュー数等と関連性がある。医用画像におけるROIの拡大率は、X線線量、再構成関数、ビュー数および収集スライス厚等と関連性がある。
具体的には、処理回路57は、医用画像におけるROIの拡大率に関するレイアウトパラメータを記憶回路55から読み出す。処理回路57は、読み出した医用画像におけるROIの拡大率に関するレイアウトパラメータと上記LUTとを利用して、医用画像におけるROIの拡大率に関するレイアウトパラメータに関連する撮像パラメータを決定する。
また、処理回路57は、医用画像のコントラストに関するレイアウトパラメータを記憶回路55から読み出す。処理回路57は、読み出した医用画像のコントラストに関するレイアウトパラメータと上記LUTとを利用して、医用画像のコントラストに関するレイアウトパラメータに関連する撮像パラメータを決定する。
また、処理回路57は、医用画像の表示サイズに関するレイアウトパラメータを記憶回路55から読み出す。処理回路57は、読み出した医用画像の表示サイズに関するレイアウトパラメータと上記LUTとを利用して、医用画像の表示サイズに関するレイアウトパラメータに関連する撮像パラメータを決定する。
また、処理回路57は、医用画像の画質に関するレイアウトパラメータを記憶回路55から読み出す。処理回路57は、読み出した医用画像の画質に関するレイアウトパラメータと上記LUTとを利用して、医用画像の画質に関するレイアウトパラメータに関連する撮像パラメータを決定する。
ここで、レイアウトパラメータと撮像パラメータとは、任意の対応関係を有する。例えば、レイアウトパラメータが変更された場合、撮像パラメータは、線形または非線形関数で変更する。
ステップSb3において、処理回路57は、決定された撮像パラメータを有する撮像プロトコルを決定する。図10は、図4に示す処理回路57において決定された撮像プロトコルを示す図である。撮像プロトコルは、医用画像表示装置2において設定された医用画像の種類によって定まるスキャンおよび当該スキャンごとの造影剤の有無と、複数の撮像パラメータとにより構成される。図10に示すように、本実施形態では、撮像プロトコル(1)として、参照画像収集スキャン、非造影ボリュームスキャン、モニタリングスキャンおよび造影ボリュームスキャンが実行される。さらに、処理回路57において決定された撮像パラメータがスキャンごとに設定される。
ステップSF7において、医用画像撮像装置3は、決定した撮像プロトコルを確定するか否かを判定する。図11は、図4に示す表示回路54に表示される撮像プロトコル提示画面の一例を示す図である。図11に示すように、表示回路54の表示画面D2には、撮像プロトコル提示画面が表示される。撮像プロトコル提示画面は、記憶回路55から読み出された閲覧画面を表示するための表示領域AIと、決定された撮像プロトコルを表示するための表示領域APとを有する。表示領域AIのうちの表示領域AS1は、上記表示領域AL1に対応する。また、表示領域AIのうちの表示領域AS2は、上記表示領域AL2に対応する。
操作者は、図11に示す撮像プロトコル提示画面を参照して、撮像プロトコルを確定するか否かを判定する。例えば、入力IF回路52を介してポインタPを操作し、表示された撮像プロトコルの表示領域APをクリックする。ステップSF8において、医用画像撮像装置3は、表示領域APのクリックを契機として撮像プロトコルを確定する。撮像プロトコルの確定後、当該撮像パラメータと撮像プロトコルとは、記憶回路55に記憶される。
ステップSF9において、医用画像撮像装置3は、確定した撮像プロトコルに対応する撮像を実行する。例えば、図11に示す撮像プロトコルに沿って撮像を実行する場合、まず、参照画像収集スキャンが実行される。参照画像収集スキャンは、モニタリングスキャンのためのROIの設定に用いられる参照画像を収集するためのスキャンである。参照画像収集スキャンを実行することで、医用画像撮像装置3は、参照画像を取得する。取得した参照画像は、記憶回路55に記憶される。
次に、非造影ボリュームスキャンが実行される。非造影ボリュームスキャンは、被検体Sの撮像部位が造影剤により造影される前に実行される当該撮像部位を対象とするボリュームスキャンである。非造影ボリュームスキャンを実行することで、医用画像撮像装置3は、非造影CT画像を取得する。取得した非造影CT画像は、記憶回路55に記憶される。
次に、モニタリングスキャンが実行される。モニタリングスキャンは、被検体Sの撮像部位が造影剤により適切に強調されたタイミングで造影ボリュームスキャンを行うために、当該タイミングを検出するために実行されるスキャンである。モニタリングスキャンを実行することで、医用画像撮像装置3は、モニタリング画像を取得する。取得したモニタリング画像は、記憶回路55に記憶される。
次に、造影ボリュームスキャンを実行する。造影ボリュームスキャンは、被検体Sの撮像部位が造影剤により適切に造影されている最中に実行される当該撮像部位を対象とするボリュームスキャンである。造影ボリュームスキャンを実行することで、医用画像撮像装置3は、造影CT画像を取得する。取得した造影CT画像は、記憶回路55に記憶される。これにより、医用画像表示装置2の上記閲覧画面に表示する医用画像を取得する。
ステップSF10において、医用画像撮像装置3は、撮像した医用画像を医用画像表示装置2へ転送する。このとき、医用画像撮像装置3は、医用画像と共に、当該医用画像に対応する撮像パラメータを転送する。ステップSF11において、医用画像表示装置2は、設定された閲覧画面に転送された医用画像を表示する。
上記構成によれば、本実施形態に係る医用画像診断装置1において、レイアウトパラメータと撮像パラメータとの間に関連性がある。当該関連性を利用して、医用画像診断装置1は、閲覧画面における医用画像に関するレイアウトパラメータから撮像パラメータを決定し、当該決定された撮像パラメータを有する撮像プロトコルを決定する。これにより、検査目的ベースでの撮影プロトコルの設定ができるようになり、効率的な閲覧環境を提供することができる。さらに、検査目的に応じて診断機器ごとに最適な撮像条件および再構成条件を提示することが可能になるため、操作者の経験に依存しない操作性を実現することができる。また、閲覧時に寄与しない撮像条件および再構成条件の最適化も容易に行うことができるため、患者に対する過剰な被曝、エネルギー照射の抑制、再構成画像の増大の抑制等の効果が得られる。したがって、本実施形態に係る医用画像診断装置1は、撮像プロトコルの設定から閲覧までのトータルとしての検査効率を向上することができる。
なお、閲覧画面のレイアウト作成時、読影する内容に応じて、撮像もしくは再構成時に必要なエネルギーを算出してもよい。例えば、フォトンカウンティングCTの場合、弁別すべきエネルギー帯を計算し、必要となる物質が特定できるように撮像もしくは再構成条件を調整した撮像プロトコルを作成してもよい。
また、閲覧画面のレイアウト作成時、閲覧画面における特定の位置に配置された医用画像を小さく表示するようにレイアウトが設定された場合、医用画像診断装置1は、上記特定の位置に配置された医用画像を参照用画像と判断し、被検体に対する被曝線量もしくはエネルギー照射を抑えた撮像を実行するよう、撮像プロトコルを作成してもよい。
また、閲覧画面のレイアウト作成時、臨床アプリケーション等の後処理の情報が追加された場合、医用画像診断装置1は、当該後処理で必要になる画像群から必要となる撮像を計算し、撮影プロトコルに設定してもよい。
また、撮影済みの生データ群に対して、閲覧画面のレイアウトを選択すると、選択された閲覧画面のレイアウトに最適となる再構成条件を生成し、当該生成した再構成条件に従って医用画像の作成を行う。作成された医用画像は選択された閲覧画面のレイアウトに基づいて自動的に表示される。閲覧画面のレイアウトの選択に関しては、手動でもよいし、検査内容に応じて決定されてもよい。
(変形例1)
上記実施形態に係る医用画像診断装置1は、医用画像表示装置2において閲覧画面を作成および確定した後、医用画像撮像装置3において撮像プロトコルを作成および確定しているが、本実施形態はこれに限定されない。変形例1における医用画像診断装置1は、閲覧画面における医用画像のレイアウトの変更に応じて、撮影プロトコルをリアルタイムに変更および表示することが可能である。図12は、変形例1における医用画像診断装置1の動作の流れを示すフローチャートである。ここで、説明の便宜上、一方の装置において、医用画像に関する閲覧画面の設定画面の表示から閲覧画面および撮像プロトコルの確定までを行うこととする。例えば、変形例1では、医用画像撮像装置3において医用画像に関する閲覧画面の設定画面の表示から閲覧画面および撮像プロトコルの確定までを行うこととする。なお、上記実施形態と重複する記載については、詳細な記載を省略し、必要に応じて適宜記載する。
ステップSS1において、医用画像撮像装置3の表示回路54は、撮像開始前に、医用画像に関する閲覧画面の設定画面を表示する。ステップSS2において、医用画像撮像装置3は、A処理を実行する。上記実施形態ではA処理完了後に閲覧画面を確定している。変形例1では、A処理完了後に閲覧画面を確定せず、次のステップへ移行する。ステップSS3において、医用画像撮像装置3は、B処理を実行する。すなわち、変形例1における医用画像診断装置1は、閲覧画面における医用画像のレイアウト変更に合わせてリアルタイムに撮影プロトコルの生成および修正を行う。
ステップSS4~ステップSS6を経て、医用画像撮像装置3は、閲覧画面と撮像プロトコルとを確定する。
上記構成によれば、変形例1に係る医用画像診断装置1によって、操作者は、リアルタイムに生成される撮像プロトコルを同一ウィンドウ内もしくは別ウィンドウ内にて確認することができる。
ここで、生成された撮影プロトコルは手動での設定操作にも対応することが可能である。また、閲覧画面確定後、自動生成もしくは手動修正した撮影プロトコルに対してレイアウト情報を付加する。表示レイアウトの再編集時にはこのレイアウトと紐づけられた撮影プロトコルに対しても再度最適な撮像パラメータを更新してもよい。
(変形例2)
上記実施形態に係る医用画像診断装置1において、医用画像表示装置2は、表示回路23に当該医用画像に関する閲覧画面の設定画面として、医用画像のレイアウトに関する設定操作を実行可能なGUIを表示し、医用画像のレイアウトに関する設定操作の入力を促しているが、本実施形態はこれに限定されない。変形例2に係る医用画像診断装置1において、表示回路23は、上記設定画面に模擬人体画像を表示してもよい。図13は、変形例2に係る医用画像診断装置1において、表示回路23に表示される模擬人体画像IMGの一例を示す図である。本実施形態における模擬人体画像IMGは、上記医用画像のレイアウトに関する設定操作をポインタP等を用いて直接入力することが可能な画像であり、上記医用画像のレイアウトに関する設定操作をグラフィカルに表現することが可能である。
具体的には、医用画像におけるROIの拡大率に関する設定操作を入力する場合、図13に示す模擬人体画像にROIを設定し、設定したROIを拡大する。医用画像のコントラストに関する設定操作を入力する場合、図13に示す模擬人体画像のコントラストを調整する。医用画像の表示サイズに関する設定操作を入力する場合、図13に示す模擬人体画像の表示サイズを変更する。医用画像の画質に関する設定操作を入力する場合、図13に示す模擬人体画像の解像度等を変更する。
処理回路26は、レイアウトパラメータ決定機能261として、操作者により入力IF回路21を介して行われた模擬人体画像に対する設定操作に基づいて、レイアウトパラメータを決定してもよい。
なお、図13に示す模擬人体画像は、二次元断面画像であるが、変形例2はこれに限定されない。例えば、図13に示す二次元断面画像に限らず、医用装置で取得可能な医用画像に対応する模擬人体画像であってもよい。また、二次元画像に限らず、三次元画像、あるいは四次元画像であってもよい。
(変形例3)
上記実施形態に係る医用画像診断装置1では、図11に示すように、X線CT装置に関する1つの撮像プロトコルが提示されているが、本実施形態はこれに限定されない。図14は、変形例3に係る表示回路54の表示画面の一例を示す図である。図14に示すように、変形例3に係る医用画像診断装置1は、例えば、撮影プロトコルを複数提示してもよい。また、閲覧画面のレイアウトに合致する医用画像が得られる適応度の高い撮像プロトコルに絞って提示してもよい。また、閲覧画面のレイアウト作成時、撮像する装置に合わせた撮像プロトコルの作成を行い、異なる機種間での撮影プロトコルの提示を行ってもよい。例えば、X線CT装置の場合、装置間での検出器列数の違いを用いて、それぞれの装置向けの撮影プロトコルを作成してもよい。
(変形例4)
図15は、変形例4に係る表示回路54の表示画面の一例を示す図である。図15に示すように、変形例4に係る医用画像診断装置1は、例えば、異なるモダリティでの撮影プロトコルの提示を行ってもよい。また、X線CT装置の他に、MRI装置、X線診断装置、核医学診断装置、および超音波診断装置等、異なるモダリティで撮像する場合の撮像プロトコルを作成してもよい。ここで、複数のプロトコルの作成は自動的、もしくは操作者の手動選択によって行われる。閲覧画面のレイアウトの設定によっては、フュージョン画像のように複数モダリティに亘る撮像プロトコルの作成を行ってもよい。
(総括)
上記の説明の通り、本実施形態に係る医用画像診断装置は、表示回路と、入力IF回路と、処理回路とを有する。表示回路は、未実施の医用検査により取得される予定の医用画像に関する閲覧画面の設定画面を表示する。入力IF回路は、医用画像のレイアウトに関する操作者からの設定操作が入力される。処理回路は、レイアウトパラメータ決定機能として、入力された医用画像のレイアウトに関する設定操作に基づいて、医用画像に関するレイアウトパラメータを決定する。また、処理回路は、撮像プロトコル決定機能として、決定されたレイアウトパラメータに基づいて、医用検査に関する撮像プロトコルを決定する。
上記の構成により、本実施形態に係る医用画像診断装置は、閲覧画面における医用画像に関するレイアウトパラメータに基づいて、撮像プロトコルを決定する。これにより、検査目的ベースでの撮影プロトコルの設定ができるようになり、効率的な閲覧環境を提供することができる。
かくして、本実施形態に係る医用画像診断装置は、撮像から医用画像閲覧までのワークフローを改善することができる。
なお、上記に示す通り、本実施形態におけるレイアウトパラメータと撮像パラメータとの間に関連性がある。すなわち、当該関連性を利用して、撮像プロトコルからレイアウトパラメータを決定してもよい。例えば、表示回路は、未実施の医用検査において実施される予定の撮像プロトコルの設定画面を表示する。入力IF回路には、設定画面における医用画像の撮像プロトコルに関する操作者からの設定操作が入力される。処理回路は、入力された医用画像の撮像プロトコルに関する設定操作に基づいて、未実施の医用検査により取得される予定の医用画像に関するレイアウトパラメータを決定する。
また、上記実施形態に係る医用画像診断装置1は、医用画像表示装置2の表示回路23に表示された閲覧画面に関するレイアウトパラメータに基づいて、撮像プロトコルを決定しているが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、CTコンソール5の表示回路54における表示画面に関するレイアウトパラメータに基づいて、撮像プロトコルを決定してもよい。
また、上記説明において用いた「所定のプロセッサ」という文言は、例えば、専用又は汎用のprocessor、circuit(circuitry)、processing circuit(circuitry)、operation circuit(circuitry)、arithmetic circuit(circuitry)、あるいは、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(SPLD:Simple Programmable Logic Device)、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)等を意味する。また、本実施形態の各構成要素(各処理部)は、単一のプロセッサに限らず、複数のプロセッサによって実現するようにしてもよい。さらに、複数の構成要素(複数の処理部)を、単一のプロセッサによって実現するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…医用画像診断装置、2…医用画像表示装置、3…医用画像撮像装置、4…架台、5…CTコンソール、6…CT用寝台、21…入力インターフェース(IF)回路、22…通信インターフェース(IF)回路、23…表示回路、24…記憶回路、25…表示装置制御回路、26…処理回路、41…高電圧発生器、42…X線源、43…X線検出器、44…データ収集回路(DAS)、45…非接触データ伝送回路、46…架台制御回路、47…回転フレーム、48…回転駆動装置、49…操作パネル、51…画像再構成回路、52…入力インターフェース(IF)回路、53…通信インターフェース(IF)回路、54…表示回路、55…記憶回路、56…コンソール制御回路、57…処理回路、61…天板、62…寝台駆動装置。

Claims (16)

  1. 未実施の医用検査により取得される予定の医用画像を表示する閲覧画面であって、前記閲覧画面における前記医用画像の配置及び表示条件である前記医用画像のレイアウトを設定するための設定画面を表示部に表示させる表示制御部と、
    前記閲覧画面における前記医用画像のレイアウトに関する操作者からの設定操作の入力を受け付ける受付部と、
    前記入力された設定操作に基づいて、前記医用画像の表示条件であるレイアウトパラメータを決定するレイアウトパラメータ決定部と、
    前記決定されたレイアウトパラメータに基づいて、前記医用検査を実行するための撮像パラメータを決定する撮像パラメータ決定部と、
    前記決定されたレイアウトパラメータに基づいて、前記レイアウトパラメータでの前記医用画像を表示する前記医用検査に関する撮像プロトコルを決定する撮像プロトコル決定部と、
    前記レイアウトパラメータと前記撮像パラメータとを関連付けたテーブルを記憶する記憶部と、
    を具備し、
    前記撮像パラメータ決定部は、前記決定されたレイアウトパラメータと前記テーブルとを利用して前記撮像パラメータを決定し、
    前記撮像プロトコル決定部は、前記決定された撮像パラメータを有する前記医用検査に関する撮像プロトコルを決定し、
    前記決定された撮像プロトコルで得られる複数の医用画像は、前記設定画面で設定されたレイアウトの閲覧画面で表示される、医用画像診断装置。
  2. 前記設定操作は、前記閲覧画面に表示する前記医用画像の種類を設定するための操作を含む、請求項1記載の医用画像診断装置。
  3. 前記表示制御部は、前記医用画像のレイアウトに関する設定操作を実行可能なグラフィックユーザインターフェースを前記設定画面に表示し、
    前記受付部は、前記表示されたグラフィックユーザインターフェースに対する前記設定操作を受け付ける、請求項記載の医用画像診断装置。
  4. 前記撮像プロトコル決定部は、前記決定された撮像パラメータに基づいて、少なくとも一つの前記撮像プロトコルを決定する、請求項記載の医用画像診断装置。
  5. 前記レイアウトパラメータ決定部は、前記設定操作として前記医用画像における関心領域の拡大に関する設定操作が入力された場合、前記設定操作された医用画像における関心領域の拡大に関するレイアウトパラメータを決定し、
    前記撮像プロトコル決定部は、前記決定された前記医用画像における関心領域の拡大に関するレイアウトパラメータに基づいて、前記撮像プロトコルを決定する、請求項記載の医用画像診断装置。
  6. 前記レイアウトパラメータ決定部は、前記設定操作として前記医用画像のコントラストに関する設定操作が入力された場合、前記設定操作された医用画像のコントラストに関するレイアウトパラメータを決定し、
    前記撮像プロトコル決定部は、前記決定された前記医用画像のコントラストに関するレイアウトパラメータに基づいて、前記撮像プロトコルを決定する、請求項記載の医用画像診断装置。
  7. 前記レイアウトパラメータ決定部は、前記設定操作として前記医用画像の表示サイズに関する設定操作が入力された場合、前記設定操作された医用画像の表示サイズに関するレイアウトパラメータを決定し、
    前記撮像プロトコル決定部は、前記決定された前記医用画像の表示サイズに関するレイアウトパラメータに基づいて、前記撮像プロトコルを決定する、請求項記載の医用画像診断装置。
  8. 前記レイアウトパラメータ決定部は、前記設定操作として前記医用画像の画質に関する設定操作が入力された場合、前記設定操作された医用画像の画質に関するレイアウトパラメータを決定し、
    前記撮像プロトコル決定部は、前記決定された前記医用画像の画質に関するレイアウトパラメータに基づいて、前記撮像プロトコルを決定する、請求項記載の医用画像診断装置。
  9. 前記表示制御部は、前記設定画面に模擬人体画像を表示し、
    前記レイアウトパラメータ決定部は、前記操作者により前記受付部を介して行われた前記模擬人体画像に対する前記設定操作に基づいて、前記レイアウトパラメータを決定する、請求項1記載の医用画像診断装置。
  10. 前記レイアウトパラメータ決定部は、前記医用画像に関するレイアウトが確定した場合に、前記確定されたレイアウトに対応するレイアウトパラメータを確定し、
    前記撮像プロトコル決定部は、前記レイアウトパラメータ決定部における前記レイアウトパラメータの確定後に、前記撮像プロトコルを決定する、請求項1記載の医用画像診断装置。
  11. 前記レイアウトパラメータ決定部は、前記医用画像に関するレイアウトに関する操作者からの設定操作の入力に応じて、前記レイアウトパラメータをリアルタイムに変更し、
    前記撮像プロトコル決定部は、前記レイアウトパラメータ決定部における前記レイアウトパラメータの変更に応じて、前記撮像プロトコルをリアルタイムに変更する、請求項1記載の医用画像診断装置。
  12. 前記撮像パラメータ決定部は、前記撮像パラメータとして、撮影部位と、画像解像度と、エネルギー帯と、画像のSD値と、管電圧と、管電流と、エネルギー密度と、再構成条件とのうちの少なくとも一つを決定する、請求項記載の医用画像診断装置。
  13. 前記撮像プロトコル決定部は、前記レイアウトパラメータとして、非造影画像と、造影画像と、フォトンカウンティングCT画像とのうちのいずれか一つのレイアウトパラメータを取得した場合、前記非造影画像と、前記造影画像と前記フォトンカウンティングCT画像とを撮像するための前記撮像プロトコルを設定する、請求項1記載の医用画像診断装置。
  14. 未実施の医用検査により取得される予定の医用画像を表示する閲覧画面であって、前記閲覧画面における前記医用画像の配置及び表示条件である前記医用画像のレイアウトを設定するための設定画面における前記医用画像のレイアウトに関する設定操作に基づいて決定された、前記設定画面における前記医用画像の表示条件であるレイアウトパラメータに基づいて、前記医用検査を実行するための撮像パラメータを決定する撮像パラメータ決定部と、
    前記レイアウトパラメータでの前記医用画像を表示する前記医用検査に関する撮像プロトコルを決定する撮像プロトコル決定部と、
    前記決定された撮像プロトコルに従って、被検体を撮像する撮像部と、
    前記レイアウトパラメータと前記撮像パラメータとを関連付けたテーブルを記憶する記憶部と、
    を具備し、
    前記撮像パラメータ決定部は、前記決定されたレイアウトパラメータと前記テーブルとを利用して前記撮像パラメータを決定し、
    前記撮像プロトコル決定部は、前記決定された撮像パラメータを有する前記医用検査に関する撮像プロトコルを決定し、
    前記決定された撮像プロトコルで得られる複数の医用画像は、前記設定画面で設定されたレイアウトの閲覧画面で表示される、医用画像撮像装置。
  15. 未実施の医用検査により取得される予定の医用画像を表示する閲覧画面であって、前記閲覧画面における前記医用画像の配置及び表示条件である前記医用画像のレイアウトを決定するための設定画面を表示部に表示させる表示制御部と、
    前記閲覧画面における前記医用画像のレイアウトに関する操作者からの設定操作の入力を受け付ける受付部と、
    前記入力された設定操作に基づいて、前記医用画像の表示条件であるレイアウトパラメータを決定するレイアウトパラメータ決定部と、
    前記決定されたレイアウトパラメータを医用画像撮像装置へ転送する転送部と、
    を具備し、
    前記医用画像撮像装置は、
    前記転送されたレイアウトパラメータに基づいて、前記医用検査を実行するための撮像パラメータを決定し、
    前記転送されたレイアウトパラメータに基づいて、前記レイアウトパラメータでの前記医用画像を表示する前記医用検査に関する撮像プロトコルを決定し、
    前記レイアウトパラメータと前記撮像パラメータとを関連付けたテーブルを記憶し、
    前記決定されたレイアウトパラメータと前記テーブルとを利用して前記撮像パラメータを決定し、
    前記決定された撮像パラメータを有する前記医用検査に関する撮像プロトコルを決定し、
    前記決定された撮像プロトコルで得られる複数の医用画像は、前記設定画面で設定されたレイアウトの閲覧画面で表示される、医用画像表示装置。
  16. 医用画像表示装置と医用画像撮像装置とを具備する医用画像診断装置であって、
    前記医用画像表示装置は、
    未実施の医用検査により取得される予定の医用画像を表示する閲覧画面であって、前記閲覧画面における前記医用画像の配置及び表示条件である前記医用画像のレイアウトを設定するための設定画面を表示部に表示させる表示制御部と、
    前記閲覧画面における前記医用画像のレイアウトに関する操作者からの設定操作の入力を受け付ける受付部と、
    前記入力された設定操作に基づいて、前記医用画像の表示条件であるレイアウトパラメータを決定するレイアウトパラメータ決定部と、
    を具備し、
    前記医用画像撮像装置は、
    前記決定されたレイアウトパラメータに基づいて、前記医用検査を実行するための撮像パラメータを決定する撮像パラメータ決定部と、
    前記決定されたレイアウトパラメータに基づいて、前記レイアウトパラメータでの前記医用画像を表示する前記医用検査に関する撮像プロトコルを決定する撮像プロトコル決定部と、
    前記レイアウトパラメータと前記撮像パラメータとを関連付けたテーブルを記憶する記憶部と、
    を具備し、
    前記撮像パラメータ決定部は、前記決定されたレイアウトパラメータと前記テーブルとを利用して前記撮像パラメータを決定し、
    前記撮像プロトコル決定部は、前記決定された撮像パラメータを有する前記医用検査に関する撮像プロトコルを決定し、
    前記決定された撮像プロトコルで得られる複数の医用画像は、前記設定画面で設定されたレイアウトの閲覧画面で表示される、医用画像診断装置。
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