JP2015084890A - 画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】医用画像に付帯されている関心値ルックアップテーブルを有効に活用し、読影効率の向上を図る。【解決手段】複数の画面を切り替えて表示する画像表示装置において、複数の画面毎に、画面内に表示される医用画像の種類、医用画像の配置、及び、医用画像に用いる関心値ルックアップテーブル(VOI LUT)の種類を含む画面設定情報と、表示順序と、が対応付けられた表示手順情報を設定しておく。読影時に、表示手順情報の表示順序に従って、各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる医用画像の種類に対応する医用画像に対して、当該医用画像に付帯されている複数のVOI LUTのうち、各表示順序に対応する画面設定情報に含まれるVOI LUTの種類に対応するVOI LUTを用いて階調処理を行い、階調処理後の医用画像を、各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる配置に基づいて表示させる。【選択図】図15

Description

本発明は、画像表示装置及び画像表示方法に関する。
従来、PACS(Picture Archiving and Communication System:医療用画像保管・転送システム)の普及により、CR(Computed Radiography)、CT(Computed Tomography)、MR(Magnetic Resonance)、MG(Mammography)等のモダリティーで撮影された医用画像は、デジタル画像として画像サーバーに保存されている。
医用画像を表示する際には、モダリティーで生成された画像データに対して、モダリティーLUT(Look Up Table)、VOI LUT(Value Of Interest LUT:関心値ルックアップテーブル)といったLUTにより各種階調処理を実施し、最終的な画像を表示している。
モダリティーLUTは、モダリティーに依存した画素値をモダリティーに依存しない画素値に変換するためのものであり、医用画像に付帯されてモダリティーから送信されるLUTである。モダリティーLUTは、ビューアー側で勝手に変更することは許されていない。
一方、VOI LUTは、表示やプリント等の際に、意味がある画素値に変換するためのものである。VOI LUTを用いた変換は、モダリティーLUTの後に適用される。一般的に、マンモグラフィー装置では、VOI LUTの初期値として、ウィンドウ幅(WW:Window Width)及びウィンドウ中心(WC:Window Center)が記述された線形LUTが医用画像に付帯される場合が多い。医師は、ビューアーを操作して、詳細に観察したい病変部(石灰等)に応じて、医用画像に施す階調処理(VOI LUT)を変更する。
近年、医用画像の見え方に対する要望が強く、見え方に対する差別化を図る動きがある。例えば、画像データに基づいて、観察対象に合ったウィンドウ幅及びウィンドウ中心を算出する技術が開示されている(特許文献1参照)。また、VOI LUTとして、ウィンドウ幅及びウィンドウ中心を指定した上で、SIGMOID関数を適用するという方法も存在する。
また、マンモグラフィー装置により生成された医用画像に対して、画像から検出すべき病変部(石灰や腫瘤)によって、予め複数用意されているVOI LUTを変えるという方法が広まりつつある。具体的には、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格の画像ファイルのヘッダーに、通常のLUT、石灰に特化したLUT、腫瘤に特化したLUT等が格納される。
また、検査部位に応じて、予め定められた順序で画面のレイアウトを切り替えて表示する技術が開発されている。マンモグラフィー装置により撮影された乳房画像の読影では、図16に示すように、1番目に左右それぞれの乳房を頭尾方向(CC)及び内外斜位方向(MLO)で撮影した右CC画像、左CC画像、右MLO画像及び左MLO画像を並べて表示させ、2番目に右CC画像及び左CC画像を並べて表示させ、3番目に右MLO画像及び左MLO画像を並べて表示させる3ステップリーディングと呼ばれる読影方法が用いられている。
特開2010−227394号公報
しかしながら、初期表示の際に医用画像に適用されるVOI LUTは、医用画像の付帯情報として1番目に格納されているVOI LUTであるため、上記のように複数の画面を切り替えて表示する場合にも、各画面に含まれる医用画像に適用されるVOI LUTは自動的に決まってしまっていた。初期表示の後、画面内の医用画像に施す階調処理を変更するには、ユーザーによる操作が必要であり、煩雑な作業を強いられていた。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、医用画像に付帯されている関心値ルックアップテーブルを有効に活用し、読影効率の向上を図ることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の画面を切り替えて表示する画像表示装置であって、前記複数の画面毎に、当該画面内に表示される医用画像の種類、当該医用画像の配置、及び、当該医用画像に用いる関心値ルックアップテーブルの種類を含む画面設定情報と、当該画面の表示順序と、が対応付けられた表示手順情報を取得する取得手段と、前記取得された表示手順情報の表示順序に従って、各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる医用画像の種類に対応する医用画像に対して、当該医用画像に付帯されている複数の関心値ルックアップテーブルのうち、前記各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる関心値ルックアップテーブルの種類に対応する関心値ルックアップテーブルを用いて階調処理を行う階調処理手段と、前記取得された表示手順情報の表示順序に従って、前記各表示順序に対応する前記階調処理後の医用画像を、前記各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる配置に基づいて表示させる表示制御手段と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像表示装置において、前記複数の画面の切り替えを指示するための操作手段を備え、前記表示制御手段は、前記操作手段からの切り替え指示に応じて、前記複数の画面を切り替える。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像表示装置において、前記表示手順情報を設定する設定手段を備える。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像表示装置において、前記複数の画面には、前記画面設定情報に含まれる医用画像の種類及び当該医用画像の配置が同一で、当該医用画像に用いる関心値ルックアップテーブルの種類が異なる複数の画面が含まれる。
請求項5に記載の発明は、複数の画面を切り替えて表示する画像表示方法であって、前記複数の画面毎に、当該画面内に表示される医用画像の種類、当該医用画像の配置、及び、当該医用画像に用いる関心値ルックアップテーブルの種類を含む画面設定情報と、当該画面の表示順序と、が対応付けられた表示手順情報を取得する取得工程と、前記取得された表示手順情報の表示順序に従って、各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる医用画像の種類に対応する医用画像に対して、当該医用画像に付帯されている複数の関心値ルックアップテーブルのうち、前記各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる関心値ルックアップテーブルの種類に対応する関心値ルックアップテーブルを用いて階調処理を行う階調処理工程と、前記取得された表示手順情報の表示順序に従って、前記各表示順序に対応する前記階調処理後の医用画像を、前記各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる配置に基づいて表示させる表示制御工程と、を含む。
本発明によれば、医用画像に付帯されている関心値ルックアップテーブルを有効に活用し、読影効率を向上させることができる。
医用画像表示システムのシステム構成図である。 画像サーバーの機能的構成を示すブロック図である。 クライアント端末の機能的構成を示すブロック図である。 クライアント端末において実行される表示手順情報生成処理を示すフローチャートである。 表示手順情報設定画面の例である。 表示手順情報設定画面の例である。 配置条件設定画面の例である。 表示手順情報設定画面の例である。 表示手順情報設定画面の例である。 表示手順情報設定画面の例である。 表示手順情報設定画面の例である。 表示手順情報設定画面の例である。 クライアント端末において実行される医用画像表示処理を示すフローチャートである。 クライアント端末において実行される医用画像表示処理を示すフローチャートである。 読影画面の切り替え例を示す図である。 従来の3ステップリーディングを説明するための図である。
以下、本発明の一実施の形態について説明する。
図1に、医用画像表示システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、医用画像表示システム100は、画像サーバー10と、画像表示装置としてのクライアント端末20と、モダリティー30とが、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されて構成されている。通信ネットワークNは、DICOM規格が適用されている。
画像サーバー10は、PACSにより構成され、各種モダリティー30により生成された医用画像の画像データのファイル(以下、画像ファイルという。)等を保存し、クライアント端末20等の外部機器からの要求に応じて画像ファイル等を提供する。画像ファイルは、DICOM規格に則った形式で生成されており、医用画像の画像データとヘッダーとから構成される。ヘッダーには、医用画像に関する付帯情報が格納されている。
図2に、画像サーバー10の機能的構成を示す。図2に示すように、画像サーバー10は、CPU(Central Processing Unit)11、操作部12、表示部13、通信部14、ROM(Read Only Memory)15、RAM(Random Access Memory)16、記憶部17を備えて構成され、各部はバス18により接続されている。
CPU11は、画像サーバー10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPU11は、操作部12から入力される操作信号又は通信部14により受信される指示信号に応じて、ROM15に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM16内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部12は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号をCPU11に出力する。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、CPU11から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
通信部14は、クライアント端末20等の外部機器との間でデータの送受信を行うインターフェースである。
ROM15は、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。
RAM16は、CPU11により実行制御される各種処理において、ROM15から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部17は、ハードディスク等により構成され、各種データを記憶する。具体的に、記憶部17には、画像DB(Data Base)171が記憶されている。画像DB171には、複数の医用画像の画像ファイルが格納されている。画像ファイルは、各種モダリティー30から送信されたものである。画像ファイルとして、例えば、乳房をX線撮影して得られた乳房画像の画像ファイル等が挙げられる。
また、記憶部17には、ユーザーID毎に、表示手順情報(ハンギングプロトコル)が記憶されている。表示手順情報は、読影時に表示される複数の画面について、画面毎に、画面設定情報と、画面の表示順序と、が対応付けられた情報である。画面設定情報には、画面内に表示される医用画像の種類、当該医用画像の配置、及び、当該医用画像に用いる関心値ルックアップテーブル(以下、VOI LUTという。)の種類が含まれる。画面内に複数の医用画像が表示される場合には、画面設定情報に、各医用画像について、医用画像の種類、配置、及び、VOI LUTの種類が含まれる。
医用画像の種類とは、検査部位、撮影方向(CC、MLO等)、画像側性(左右)等、表示対象となる医用画像の種類を示す情報である。また、対象患者を撮影した最も新しい医用画像(現在画像)と、過去に撮影された医用画像(過去画像)と、を同一画面上に表示する際には、医用画像の種類に、「現在検査」、「過去検査」等の検査日時を区別する情報が含まれる。
医用画像の配置とは、医用画像が画面内のどの領域に配置されるかを示す情報であり、例えば、画面内において、医用画像が配置される矩形領域の左上の座標・右下の座標等で指定される。
VOI LUTの種類とは、医用画像に付帯されているVOI LUTのうち、いずれのVOI LUTを用いるかを示す情報である。本実施の形態では、VOI LUTの種類として、医用画像に付帯されている複数の非線形VOI LUTのうち、何番目に格納されている非線形VOI LUTを用いるか、という情報を使用する。
なお、VOI LUTの種類として、どのような用途に特化したVOI LUTを用いるかを示す情報を使用することとしてもよい。例えば、医用画像に付帯されている付帯情報(DICOM規格に則ったDICOM画像ファイルのヘッダー部分)に含まれるVOI LUT Sequence(0028,3010)のLUTデータの説明を示すタグ(0028,3003)に記述されている、通常、石灰、腫瘤等の情報が指定されていてもよい。
表示手順情報には、画面設定情報に含まれる医用画像の種類及び当該医用画像の配置が同一で、当該医用画像に用いるVOI LUTの種類が異なる複数の画面に関する情報が含まれていてもよい。
なお、表示手順情報は、検査部位、読影目的(現在読影、比較読影等)に応じて、一つのユーザーIDに対して複数登録されていてもよい。現在読影は、対象患者の現在画像を読影することをいう。比較読影は、同一患者の現在画像と過去画像とを比較しながら読影することをいう。
CPU11は、クライアント端末20から医用画像の画像データ又は医用画像の付帯情報の取得要求があった場合に、要求された医用画像の画像データ又は医用画像の付帯情報を記憶部17の画像DB171から読み出し、クライアント端末20に送信する。
クライアント端末20は、画像サーバー10から取得した医用画像の画像データに基づいて医用画像を表示させ、当該医用画像の読影を行うための装置であって、PC(Personal Computer)等から構成される。
図3に、クライアント端末20の機能的構成を示す。図3に示すように、クライアント端末20は、CPU21、操作部22、表示部23、通信部24、ROM25、RAM26、記憶部27を備え、各部はバス28により接続されている。
CPU21は、クライアント端末20の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPU21は、操作部22から入力される操作信号又は通信部24により受信される指示信号に応じて、ROM25に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM26内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部22は、ユーザーによる操作指示を受け付ける機能部である。操作部22は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号をCPU21に出力する。例えば、操作部22は、表示手順情報を生成する際、読影時に表示部23に表示される複数の画面の切り替えを指示する際に用いられる。
表示部23は、LCDにより構成される高精細モニター装置であり、CPU21から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。例えば、表示部23は、読影対象となる医用画像を表示する。
通信部24は、画像サーバー10等の外部機器との間でデータの送受信を行うインターフェースである。
ROM25は、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。
RAM26は、CPU21により実行制御される各種処理において、ROM25から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部27は、ハードディスク等により構成され、各種データを記憶する。
CPU21は、通信部24を介して、画像サーバー10に対して、記憶部17に記憶されている医用画像の画像データ又は医用画像の付帯情報の取得要求を送信し、画像サーバー10から医用画像の画像データ又は医用画像の付帯情報を取得する。
CPU21は、操作部22からの操作に基づいて、複数の画面毎に、当該画面内に表示される医用画像の種類、当該医用画像の配置、及び、当該医用画像に用いるVOI LUTの種類を含む画面設定情報と、当該画面の表示順序と、を対応付けて表示手順情報を設定する。すなわち、CPU21は、設定手段として機能する。
CPU21は、設定された表示手順情報を、通信部24を介して画像サーバー10に送信する。
CPU21は、医用画像の読影時に、画像サーバー10からログインユーザーのユーザーIDに対応する表示手順情報を取得する。すなわち、CPU21は、取得手段として機能する。
CPU21は、取得された表示手順情報の表示順序に従って、各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる医用画像の種類に対応する医用画像に対して、当該医用画像に付帯されている複数のVOI LUTのうち、各表示順序に対応する画面設定情報に含まれるVOI LUTの種類に対応するVOI LUTを用いて階調処理を行う。すなわち、CPU21は、階調処理手段として機能する。
CPU21は、取得された表示手順情報の表示順序に従って、各表示順序に対応する階調処理後の医用画像を、各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる配置に基づいて表示させる。CPU21は、操作部22からの切り替え指示に応じて、複数の画面を切り替えて表示させる。すなわち、CPU21は、表示制御手段として機能する。
モダリティー30は、患者の診断対象部位を被写体として撮影を行い、撮影した画像をデジタル変換して医用画像を生成する。モダリティー30は、例えば、CR(Computed Radiography)、FPD(Flat Panel Detector)、CT(Computed Tomography)、MR(Magnetic Resonance)等によって構成される。モダリティー30は、DICOM規格に則って、患者情報(患者ID、患者名、性別、生年月日、年齢等)、画像属性情報(UID、撮影日時、検査ID、検査部位、モダリティーLUT、VOI LUT等)等の付帯情報を医用画像の画像ファイルのヘッダーに書き込むことにより、医用画像に付帯情報を付帯させる。
本実施の形態では、モダリティー30としてマンモグラフィー装置を用い、乳房画像を撮影する場合を例にして説明する。
次に、動作について説明する。
図4は、クライアント端末20において実行される表示手順情報生成処理を示すフローチャートである。この処理は、CPU21とROM25に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、ユーザー(読影医)による操作部22からの操作により、医用画像表示システム100へのログインが行われる(ステップS1)。具体的には、ウェブブラウザーが起動され、操作部22からログインのための所定のURL(Uniform Resource Locator)が入力されると、CPU21により、ログイン画面が表示部23に表示される。ログイン画面には、ユーザーID入力欄、パスワード入力欄が含まれる。ログイン画面において、操作部22からの操作により、ユーザーID入力欄、パスワード入力欄にそれぞれユーザーID、パスワードが入力されると、CPU21により、通信部24を介してユーザーID及びパスワードが画像サーバー10に送信される。
画像サーバー10では、通信部14により、ユーザーID及びパスワードが受信され、CPU11により、受信されたユーザーIDとパスワードの組み合わせが、予め登録されているユーザーIDとパスワードの組み合わせと合致するか否かが判断される。受信されたユーザーIDとパスワードの組み合わせが、予め登録されているユーザーIDとパスワードの組み合わせと合致した場合には、CPU11により、クライアント端末20のユーザーに対してログインが許可される。
クライアント端末20において、操作部22からの操作により、表示手順情報の生成(登録)が指示され、読影時に表示される複数の画面のうち、設定対象となるいずれか一の画面(対象画面)が選択されると、CPU21により、対象画面が設定される(ステップS2)。
図5に、表示手順情報設定画面231の例を示す。
表示手順情報設定画面231には、画面順序設定領域A1、編集領域A2、OKボタンB1、キャンセルボタンB2が含まれる。
画面順序設定領域A1は、読影時に表示される複数の画面の表示順序を設定するための領域である。ここでは、乳房画像の現在画像を読影する際の複数の画面の表示順序が設定される。画面順序設定領域A1には、画面リスト表示領域41、上へボタンB3、下へボタンB4、削除ボタンB5が含まれる。画面リスト表示領域41には、読影時に表示される複数の画面に対応する画面の名称のリストが表示される。画面リスト表示領域41における画面の名称の順序は、各画面の表示順序に対応している。
編集領域A2には、名称表示領域42、画面分割設定領域43,44、画面レイアウト表示領域45、追加ボタンB6が含まれる。名称表示領域42は、新規に追加する画面の名称が入力される領域、編集領域A2において編集対象となっている画面の名称が表示される領域である。画面分割設定領域43,44は、画面を分割することで生成される領域の縦方向の数、横方向の数を設定するための領域である。画面レイアウト表示領域45には、画面分割設定領域43,44により設定された画面の分割に応じて、一又は複数の領域の配置が表示される。
OKボタンB1は、表示手順情報設定画面231において設定された内容の登録を指示するためのボタンである。
キャンセルボタンB2は、表示手順情報設定画面231において設定された内容のキャンセルを指示するためのボタンである。
画面リスト表示領域41に、新たな画面の名称を追加する場合には、名称表示領域42に画面の名称を入力し、追加ボタンB6を押下することで、入力された画面の名称が画面リスト表示領域41に追加される。例えば、図6に示す表示手順情報設定画面232において、名称表示領域42に「現在4面1(CC/MLO)」と入力され、追加ボタンB6が押下されると、「現在4面1(CC/MLO)」という画面の名称41aが画面リスト表示領域41に追加される。
画面リスト表示領域41に表示される画面の名称のうち、いずれかの画面の名称を削除する場合には、画面リスト表示領域41から削除対象となる画面の名称を選択し、削除ボタンB5を押下することで、削除対象となる画面の名称がリストから削除される。
画面リスト表示領域41内で、各画面の順序を変更する場合には、画面リスト表示領域41から変更対象となる画面の名称を選択し、上へボタンB3又は下へボタンB4を押下することで、変更対象となる画面の名称とリストの前後に位置する画面の名称の順序が入れ替えられる。
操作部22からの操作により、画面リスト表示領域41において、いずれか一の画面の名称が選択されると(例えば、画面の名称の一つにマウスポインターを合わせた状態でダブルクリックする等)、CPU21により、選択された画面の名称に対応する画面が対象画面として設定され、編集領域A2における編集の対象となる。
次に、操作部22からの操作により、編集領域A2の画面分割設定領域43,44において、画面内に配置される縦方向に並ぶ画像の数及び横方向に並ぶ画像の数が指定されると、CPU21により、対象画面内の画像配置が設定される(ステップS3)。このようにして、対象画面内に含まれる一又は複数の医用画像が配置される一又は複数の領域が決まる。例えば、図6に示す表示手順情報設定画面232において、画面分割設定領域43で「1」が指定され、画面分割設定領域44で「4」が指定されると、画面レイアウト表示領域45に、横方向に4分割された領域45a,45b,45c,45dが表示される。
次に、操作部22からの操作により、画像配置の設定により決定された、一又は複数の領域のうち、いずれか一の領域(以下、対象領域という。)が選択されると(ステップS4)、CPU21により、操作部22からの操作に基づいて、対象領域に表示される医用画像の種類と、当該医用画像に対して用いる非線形VOI LUTの種類と、が設定される(ステップS5,S6)。設定された内容は、CPU21により、RAM26に格納される。
例えば、図6に示す表示手順情報設定画面232の「現在4面1(CC/MLO)」の画面レイアウト表示領域45において、領域45aが選択されると(例えば、領域45aにマウスポインターを合わせた状態でダブルクリックする等)、図7に示すように、配置条件設定画面50が表示される。配置条件設定画面50は、選択された領域45aに配置される医用画像の種類や、当該医用画像に対する階調処理等の画像処理条件を設定するための領域である。
配置条件設定画面50には、検査日時選択領域51、撮影方向選択領域52、画像側性選択領域53、撮影時刻選択領域54、拡大倍率選択領域55、階調処理設定領域56、白黒反転設定領域57、OKボタンB7、キャンセルボタンB8が含まれる。
検査日時選択領域51は、対象領域に表示される医用画像の検査日時を選択するための領域である。ここでは、検査日時として、現在検査(最も新しい検査)が選択されている。
撮影方向選択領域52は、対象領域に表示される医用画像の撮影方向を選択するための領域である。例えば、撮影方向として、頭尾方向(CC)、内外斜位方向(MLO)等が選択される。
画像側性選択領域53は、対象領域に表示される医用画像の画像側性(左右)を選択するための領域である。
撮影時刻選択領域54は、対象領域に表示される医用画像について、検査日時選択領域51、撮影方向選択領域52、画像側性選択領域53の条件を満たす医用画像が複数存在する場合に、いずれの医用画像を表示させるかを選択するための領域である。
拡大倍率選択領域55は、対象領域に表示される医用画像の拡大倍率を選択するための領域である。
階調処理設定領域56は、対象領域に表示される医用画像に対する階調処理(VOI LUT)を設定するための領域である。階調処理設定領域56には、チェックボックスC1,C2、ラジオボタンR1,R2、WW入力領域58、WC入力領域59、非線形VOI LUT選択領域60が含まれる。
チェックボックスC1は、医用画像に対する階調処理を設定するか否かを選択するためのものである。チェックボックスC1がオンの場合には、線形指定を選択するラジオボタンR1、非線形指定を選択するラジオボタンR2のいずれかがオンに設定される。チェックボックスC1がオフの場合には、医用画像に付帯されている1番目のVOI LUTが用いられる。
ラジオボタンR1は、線形VOI LUTを指定するためのものである。
WW入力領域58、WC入力領域59は、線形VOI LUTのウィンドウ幅及びウィンドウ中心を入力するための領域である。チェックボックスC1がオンであって、ラジオボタンR1がオンの場合には、WW入力領域58に入力されたウィンドウ幅、WC入力領域59に入力されたウィンドウ中心で指定される線形VOI LUTが用いられる。
チェックボックスC2は、ラジオボタンR1がオンの場合に、SIGMOID関数を利用するか否かを選択するためのものである。チェックボックスC2がオンの場合には、線形VOI LUTに対し、SIGMOID関数が利用される。
ラジオボタンR2は、非線形VOI LUTを指定するためのものである。
非線形VOI LUT選択領域60は、医用画像に付帯されている複数の非線形VOI LUTのうち、いずれの非線形VOI LUTを用いるか(非線形VOI LUTの種類)を選択するための領域である。具体的には、医用画像に付帯されている複数の非線形VOI LUTのうち、何番目の非線形VOI LUTを用いるかが選択される。「LUT処理1」が選択された場合には、1番目の非線形VOI LUTが用いられ、「LUT処理2」が選択された場合には、2番目の非線形VOI LUTが用いられ、「LUT処理3」が選択された場合には、3番目の非線形VOI LUTが用いられる。チェックボックスC1がオンであって、ラジオボタンR2がオンの場合には、非線形VOI LUT選択領域60において選択された種類の非線形VOI LUTが用いられる。
白黒反転設定領域57は、医用画像を表示する際に、医用画像に対して白黒反転処理を行うか否かを設定するための領域である。
OKボタンB7は、配置条件設定画面50において設定された内容の登録を指示するためのボタンである。
キャンセルボタンB8は、配置条件設定画面50において設定された内容のキャンセルを指示するためのボタンである。
本実施の形態では、対象領域に表示される医用画像に対する階調処理に用いるVOI LUTとして、非線形VOI LUTが選択される場合について説明する。
配置条件設定画面50において、操作部22からの操作により、領域45aに対する配置条件が指定され、OKボタンB7が押下されると、CPU21により、領域45aに対応する医用画像の種類(検査日時、撮影方向、画像側性等)、当該医用画像の配置(領域45aの座標等)、当該医用画像に用いる非線形VOI LUTの種類(何番目の非線形VOI LUTを用いるか等)等が設定される。
次に、CPU21により、対象画面内に未設定の他の領域があるか否かが判断される(ステップS7)。対象画面内に未設定の他の領域がある場合には(ステップS7;YES)、ステップS4に戻り、他の領域を対象領域として、処理が繰り返される。
ステップS7において、対象画面内の全ての領域について処理が終了した場合には(ステップS7;NO)、CPU21により、対象画面の画面設定情報が生成される(ステップS8)。対象画面の画面設定情報には、対象画面内に含まれる一又は複数の医用画像(各領域に対応)について設定された医用画像の種類、配置及び非線形VOI LUTの種類が含まれる。生成された対象画面の画面設定情報は、CPU21により、RAM26に格納される。
図8に、「現在4面1(CC/MLO)」について、画面の設定が終了した状態の表示手順情報設定画面233を示す。画面を横方向に4分割した各領域45a,45b,45c,45dについて、左から順に、「現在検査の右CC画像に対し、当該画像に付帯されている1番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」、「現在検査の左CC画像に対し、当該画像に付帯されている1番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」、「現在検査の右MLO画像に対し、当該画像に付帯されている1番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」、「現在検査の左MLO画像に対し、当該画像に付帯されている1番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」が表示されることが設定されている。
次に、CPU21により、未設定の他の画面があるか否かが判断される(ステップS9)。未設定の他の画面がある場合には(ステップS9;YES)、ステップS2に戻り、他の画面を対象画面として、処理が繰り返される。
図9に、「現在4面2(CC/MLO)」について、画面の設定が終了した状態の表示手順情報設定画面234を示す。画面を横方向に4分割した各領域45e,45f,45g,45hについて、左から順に、「現在検査の右CC画像に対し、当該画像に付帯されている2番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」、「現在検査の左CC画像に対し、当該画像に付帯されている2番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」、「現在検査の右MLO画像に対し、当該画像に付帯されている2番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」、「現在検査の左MLO画像に対し、当該画像に付帯されている2番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」が表示されることが設定されている。
図10に、「現在4面3(CC/MLO)」について、画面の設定が終了した状態の表示手順情報設定画面235を示す。画面を横方向に4分割した各領域45i,45j,45k,45lについて、左から順に、「現在検査の右CC画像に対し、当該画像に付帯されている3番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」、「現在検査の左CC画像に対し、当該画像に付帯されている3番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」、「現在検査の右MLO画像に対し、当該画像に付帯されている3番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」、「現在検査の左MLO画像に対し、当該画像に付帯されている3番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」が表示されることが設定されている。
図8〜図10に示す「現在4面1(CC/MLO)」、「現在4面2(CC/MLO)」、「現在4面3(CC/MLO)」は、画面設定情報に含まれる医用画像の種類及び当該医用画像の配置が同一で、当該医用画像に用いるVOI LUTの種類が異なる複数の画面の例である。
図11に、「現在2面(CC)」について、画面の設定が終了した状態の表示手順情報設定画面236を示す。画面を横方向に2分割した各領域45m,45nについて、左から順に、「現在検査の右CC画像に対し、当該画像に付帯されている1番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」、「現在検査の左CC画像に対し、当該画像に付帯されている1番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」が表示されることが設定されている。
図12に、「現在2面(MLO)」について、画面の設定が終了した状態の表示手順情報設定画面237を示す。画面を横方向に2分割した各領域45o,45pについて、左から順に、「現在検査の右MLO画像に対し、当該画像に付帯されている1番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」、「現在検査の左MLO画像に対し、当該画像に付帯されている1番目の非線形VOI LUTを用いて階調処理を行った画像」が表示されることが設定されている。
ステップS9において、全ての画面について処理が終了した場合には(ステップS9;NO)、CPU21により、各画面に対応する画面設定情報と表示順序に基づいて、画面毎に、画面設定情報と表示順序とが対応付けられた表示手順情報が生成される(ステップS10)。
次に、CPU21により、生成された表示手順情報が通信部24を介して画像サーバー10に送信される(ステップS11)。
以上で、表示手順情報生成処理が終了する。
画像サーバー10では、通信部14により、表示手順情報が受信されると、CPU11により、ログインユーザーのユーザーIDと表示手順情報とが対応付けられて記憶部17に記憶される。
図13及び図14は、クライアント端末20において実行される医用画像表示処理を示すフローチャートである。この処理は、CPU21とROM25に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。なお、医用画像表示処理は、VOI LUTを用いた階調処理のみについて説明したものであり、実際は、VOI LUTを用いた階調処理以外の画像処理についても、適宜行われている。
まず、ユーザー(読影医)による操作部22からの操作により、医用画像表示システム100へのログインが行われる(ステップS21)。ユーザー認証方法については、表示手順情報生成処理の場合と同様であるため、説明を省略する。
次に、操作部22からの操作により、読影対象となる患者が選択されると(ステップS22)、CPU21により、画像サーバー10に対して、選択された患者の検査リストの取得要求が通信部24を介して送信され、取得された検査リストが表示部23に表示される。そして、操作部22からの操作により、検査リストの中から読影対象となる検査が選択される(ステップS23)。
次に、CPU21により、ログインユーザーのユーザーID(以下、ログインIDという。)に対応する表示手順情報が画像サーバー10から取得される(ステップS24)。なお、ログインIDに対応する表示手順情報が検査部位、読影目的に応じて複数登録されている場合には、ログインIDに対応する複数の表示手順情報のうち、検査部位、読影目的に応じた表示手順情報が取得される。
具体的には、CPU21により、画像サーバー10に対して、ログインIDに対応する表示手順情報の取得要求が通信部24を介して送信される。
画像サーバー10では、通信部14により、ログインIDに対応する表示手順情報の取得要求が受信されると、CPU11により、ログインIDに対応する表示手順情報が記憶部17から読み出され、読み出された表示手順情報がクライアント端末20に通信部14を介して送信される。
クライアント端末20では、通信部24により、画像サーバー10から送信された表示手順情報が受信され、CPU21により、受信された表示手順情報がRAM26に格納される。
次に、図14に移り、CPU21により、操作部22からの操作により、画面切り替え指示があったか否かが判断される(ステップS25)。例えば、表示部23に表示される読影画面上の次へボタンが押下された場合に、画面切り替え指示があったと判断される。画面切り替え指示があった場合には(ステップS25;YES)、CPU21により、RAM26に格納されている表示手順情報から、表示順序に従って、表示順序に対応する次の画面(対象画面)の画面設定情報が取得される(ステップS26)。
次に、CPU21により、対象画面の画面設定情報に含まれる医用画像の種類に基づいて、対象画面内に表示される一又は複数の医用画像のうち、いずれか一の医用画像(以下、対象画像という。)が設定される(ステップS27)。具体的には、ステップS23において選択された検査において撮影された複数の医用画像のうち、対象画面の画面設定情報において指定された医用画像の種類(撮影方向、画像側性等)に合致する医用画像が対象画像として設定される。
次に、CPU21により、対象画面の画面設定情報から、対象画像に対応する非線形VOI LUTの種類が取得される(ステップS28)。具体的には、CPU21により、非線形VOI LUTの種類として、対象画像に付帯されている複数の非線形VOI LUTのうち、何番目に格納されている非線形VOI LUTを用いるかを示す情報が取得される。
次に、CPU21により、対象画像の付帯情報から、対象画像に付帯されている非線形VOI LUTのうち、画面設定情報により指定された種類の非線形VOI LUTが、画像サーバー10から取得される(ステップS29)。
具体的には、CPU21により、画像サーバー10に対して、対象画像に付帯されている非線形VOI LUTのうち、画面設定情報により指定された種類の非線形VOI LUTの取得要求が通信部24を介して送信される。
画像サーバー10では、通信部14により、非線形VOI LUTの取得要求が受信されると、CPU11により、画像DB171に格納されている対象画像の付帯情報から、画面設定情報により指定された種類の非線形VOI LUTが取得され、クライアント端末20に通信部14を介して送信される。
クライアント端末20では、通信部24により、画像サーバー10から送信された非線形VOI LUTが受信され、CPU21により、受信された非線形VOI LUTがRAM26に格納される。
次に、CPU21により、画像サーバー10から対象画像の画像データを取得済みであるか否かが判断される(ステップS30)。対象画像が、これ以前に表示された画面内に含まれる医用画像と同一である場合には、対象画像の画像データは取得済みである。画像サーバー10から対象画像の画像データを取得済みでない場合には(ステップS30;NO)、CPU21により、画像サーバー10から対象画像の画像データが取得される(ステップS31)。
具体的には、CPU21により、画像サーバー10に対して、ステップS23において選択された検査、画面設定情報に含まれる対象画像の種類(撮影方向、画像側性等)に基づいて、対象画像の画像データの取得要求が通信部24を介して送信される。
画像サーバー10では、通信部14により、対象画像の画像データの取得要求が受信されると、CPU11により、画像DB171から対象画像の画像データが読み出され、通信部14を介してクライアント端末20に送信される。
クライアント端末20では、CPU21により、画像サーバー10から、通信部24を介して対象画像の画像データが取得され、取得された対象画像の画像データがRAM26に格納される。
ステップS31の後、又は、ステップS30において、画像サーバー10から対象画像の画像データを取得済みである場合には(ステップS30;YES)、CPU21により、対象画像(画像データ)に対して、ステップS29において対象画像の付帯情報から取得された非線形VOI LUTを用いて階調処理が行われる(ステップS32)。
次に、CPU21により、画面設定情報に含まれる対象画像の配置に基づいて、階調処理後の対象画像が、表示部23の読影画面内に表示される(ステップS33)。具体的には、対象画像が配置されるべき座標(矩形領域の左上・右下の座標等)に基づいて、読影画面内の当該座標に対応する領域に階調処理後の対象画像が表示される。
次に、CPU21により、画面設定情報に対応する画面内に表示される他の医用画像があるか否かが判断される(ステップS34)。画面設定情報に対応する画面内に表示される他の医用画像がある場合には(ステップS34;YES)、ステップS27に戻り、他の医用画像を対象画像として、処理が繰り返される。画面内に含まれる各医用画像について、ステップS33において表示される階調処理後の医用画像は、表示部23の同一画面上に表示される。
ステップS34において、画面設定情報に対応する画面内に表示される全ての医用画像について表示が完了した場合には(ステップS34;NO)、ステップS25に戻り、次の画面への切り替え指示の待機状態となる。このようにして、ユーザーからの切り替え指示に応じて、表示順序に従って、複数の画面が順次切り替えられる。
ステップS25において、画面切り替え指示がない場合には(ステップS25;NO)、医用画像表示処理が終了する。
図15に、表示部23に表示される読影画面238A〜238Eの例を示す。読影画面238Aは、図8に示す「現在4面1(CC/MLO)」の画面設定情報に対応するものであり、読影画面238Bは、図9に示す「現在4面2(CC/MLO)」の画面設定情報に対応するものであり、読影画面238Cは、図10に示す「現在4面3(CC/MLO)」の画面設定情報に対応するものであり、読影画面238Dは、図11に示す「現在2面(CC)」の画面設定情報に対応するものであり、読影画面238Eは、図12に示す「現在2面(MLO)」の画面設定情報に対応するものである。
ここでは、各医用画像に付帯されている複数の非線形VOI LUTのうち、画像ファイルのヘッダーに1番目に格納されている非線形VOI LUTは、通常のLUT(以下、通常LUTという。)であり、2番目に格納されている非線形VOI LUTは、石灰に特化したLUT(以下、石灰LUTという。)であり、3番目に格納されている非線形VOI LUTは、腫瘤に特化したLUT(以下、腫瘤LUTという。)である。通常LUTは、汎用的な非線形VOI LUTである。石灰LUTは、石灰の検出に適した非線形VOI LUTである。腫瘤LUTは、腫瘤の検出に適した非線形VOI LUTである。
まず、初期の読影画面238Aには、左から順に、現在検査の右CC画像、現在検査の左CC画像、現在検査の右MLO画像、現在検査の左MLO画像に対し、通常LUTを用いて階調処理を行った4枚の画像が表示されている。
読影画面238Aにおいて、画面の切り替えが指示されると(次へボタン押下)、表示部23の表示が2番目の読影画面238Bに切り替わる。読影画面238Bには、左から順に、現在検査の右CC画像、現在検査の左CC画像、現在検査の右MLO画像、現在検査の左MLO画像に対し、石灰LUTを用いて階調処理を行った4枚の画像が表示されている。
読影画面238Bにおいて、画面の切り替えが指示されると(次へボタン押下)、表示部23の表示が3番目の読影画面238Cに切り替わる。読影画面238Cには、左から順に、現在検査の右CC画像、現在検査の左CC画像、現在検査の右MLO画像、現在検査の左MLO画像に対し、腫瘤LUTを用いて階調処理を行った4枚の画像が表示されている。
読影画面238Cにおいて、画面の切り替えが指示されると(次へボタン押下)、表示部23の表示が4番目の読影画面238Dに切り替わる。読影画面238Dには、左から順に、現在検査の右CC画像、現在検査の左CC画像に対し、通常LUTを用いて階調処理を行った2枚の画像が表示されている。
読影画面238Dにおいて、画面の切り替えが指示されると(次へボタン押下)、表示部23の表示が5番目の読影画面238Eに切り替わる。読影画面238Eには、左から順に、現在検査の右MLO画像、現在検査の左MLO画像に対し、通常LUTを用いて階調処理を行った2枚の画像が表示されている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数の画面毎に、画面内に含まれる医用画像に対して、医用画像に付帯されているVOI LUTのうち画面設定情報に応じたVOI LUTを用いて階調処理を行い、画面設定情報に応じた配置で表示させるので、医用画像に付帯されているVOI LUTを有効に活用し、読影効率を向上させることができる。
また、操作部22からの切り替え指示に応じて、複数の画面を切り替えるので、ユーザーに適したタイミングで画面を切り替えて表示することができる。
また、ユーザー毎に表示手順情報を設定可能であるため、操作性を向上させることができる。
また、表示手順情報に、画面設定情報に含まれる医用画像の種類及び当該医用画像の配置が同一で、当該医用画像に用いるVOI LUTの種類が異なる複数の画面に関する情報が含まれる場合には、同一の画像配置に対して、VOI LUTのみを変更した複数の画面を切り替えて表示することができるので、VOI LUTの変更を指示するための操作が不要となる。
例えば、図15に示すように、乳房画像の読影において、右CC画像、左CC画像、右MLO画像、左MLO画像の4枚を同時に表示する際(4面読影時)に、各医用画像に付帯されている複数のVOI LUT(通常LUT、石灰LUT、腫瘤LUT)のそれぞれを用いて階調処理を行った結果を順に表示することで、読影しやすくなり、病変の見落としを防止することができる。
また、右CC画像、左CC画像の2枚を同時に表示する際、右MLO画像、左MLO画像の2枚を同時に表示する際には、通常LUTを用いて階調処理を行った結果を表示するが、ユーザーの操作により、4面読影時に気になった画像に対して、適したVOI LUT(石灰化が疑われる場合には、石灰LUT)を個別に適用してもよい。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る画像表示装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、同一画面内に表示される医用画像毎に、医用画像に用いるVOI LUTの種類が設定されていることとしたが、同一画面内の複数の医用画像に対して、共通のVOI LUTの種類が設定されていることとしてもよい。
また、上記実施の形態では、クライアント端末20が画像サーバー10から医用画像の画像データと付帯情報(非線形VOI LUT)とを別々に取得する場合について説明したが、医用画像に付帯情報が付帯された状態でまとめて取得することとしてもよい。
また、上記実施の形態では、医用画像として乳房画像を用いた場合について説明したが、撮影部位は乳房に限定されず、他の部位であってもよい。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピューター読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリー、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 画像サーバー
11 CPU
14 通信部
15 ROM
17 記憶部
20 クライアント端末
21 CPU
22 操作部
23 表示部
24 通信部
25 ROM
27 記憶部
30 モダリティー
41 画面リスト表示領域
42 名称表示領域
43 画面分割設定領域
44 画面分割設定領域
45 画面レイアウト表示領域
50 配置条件設定画面
51 検査日時選択領域
52 撮影方向選択領域
53 画像側性選択領域
56 階調処理設定領域
60 非線形VOI LUT選択領域
100 医用画像表示システム
231 表示手順情報設定画面
232 表示手順情報設定画面
233 表示手順情報設定画面
234 表示手順情報設定画面
235 表示手順情報設定画面
236 表示手順情報設定画面
237 表示手順情報設定画面
238A 読影画面
238B 読影画面
238C 読影画面
238D 読影画面
238E 読影画面
A1 画面順序設定領域
A2 編集領域
N 通信ネットワーク

Claims (5)

  1. 複数の画面を切り替えて表示する画像表示装置であって、
    前記複数の画面毎に、当該画面内に表示される医用画像の種類、当該医用画像の配置、及び、当該医用画像に用いる関心値ルックアップテーブルの種類を含む画面設定情報と、当該画面の表示順序と、が対応付けられた表示手順情報を取得する取得手段と、
    前記取得された表示手順情報の表示順序に従って、各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる医用画像の種類に対応する医用画像に対して、当該医用画像に付帯されている複数の関心値ルックアップテーブルのうち、前記各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる関心値ルックアップテーブルの種類に対応する関心値ルックアップテーブルを用いて階調処理を行う階調処理手段と、
    前記取得された表示手順情報の表示順序に従って、前記各表示順序に対応する前記階調処理後の医用画像を、前記各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる配置に基づいて表示させる表示制御手段と、
    を備える画像表示装置。
  2. 前記複数の画面の切り替えを指示するための操作手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記操作手段からの切り替え指示に応じて、前記複数の画面を切り替える請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記表示手順情報を設定する設定手段を備える請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記複数の画面には、前記画面設定情報に含まれる医用画像の種類及び当該医用画像の配置が同一で、当該医用画像に用いる関心値ルックアップテーブルの種類が異なる複数の画面が含まれる請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  5. 複数の画面を切り替えて表示する画像表示方法であって、
    前記複数の画面毎に、当該画面内に表示される医用画像の種類、当該医用画像の配置、及び、当該医用画像に用いる関心値ルックアップテーブルの種類を含む画面設定情報と、当該画面の表示順序と、が対応付けられた表示手順情報を取得する取得工程と、
    前記取得された表示手順情報の表示順序に従って、各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる医用画像の種類に対応する医用画像に対して、当該医用画像に付帯されている複数の関心値ルックアップテーブルのうち、前記各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる関心値ルックアップテーブルの種類に対応する関心値ルックアップテーブルを用いて階調処理を行う階調処理工程と、
    前記取得された表示手順情報の表示順序に従って、前記各表示順序に対応する前記階調処理後の医用画像を、前記各表示順序に対応する画面設定情報に含まれる配置に基づいて表示させる表示制御工程と、
    を含む画像表示方法。
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