JP5742476B2 - 画像読取装置および読取画像データの補正方法 - Google Patents
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Description
本発明は、非定形原稿の傾き補正を簡素化する技術を提供するものである。
次に本発明の一実施形態について図1から図12を参照して説明する。
図1は、本発明に係る画像読取装置3を含む複合機1の外観を示す斜視図であり、図2は画像読取装置3の概略的な断面図である。複合機1は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備えた多機能周辺装置である。
図3は、複合機1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。複合機1は、図3に示すように、CPU20(エッジ座標検出部、算出部、エッジ決定部および画像データ補正部の一例)、ROM21、RAM22、NVRAM(不揮発性メモリ)23、ネットワークインターフェイス24、およびファクシミリインターフェイス25を備え、これらに画像形成部27、読取部30、操作部11、および表示部12などが接続されている。なお、エッジ座標検出部、算出部、エッジ決定部および画像データ補正部は、CPU20によって構成されることに限られず、例えば、ASIC(特定用途向けIC)あるいは個別の回路によって構成されてもよい。
次に図4〜図12を参照して、画像読取装置3による「読取画像データの補正処理」を説明する。「読取画像データの補正処理」は、例えば、ユーザから複合機1に対して原稿5の読取指令が行われた場合に、ROM21等に格納された所定の制御プログラムにしたがってCPU20によって実行される。
以下、各ルーチンを説明する。
図6は、「座標検出ルーチン」の各処理を示すフローチャートである。「座標検出ルーチン」において、CPU(エッジ座標検出部)20は、まずエッジ座標検出(ステップS110)を行う。詳細には、図7に示されるように、CPU20は、読取画像データの中から、原稿5の連続する3辺に対応する3つのエッジEG1〜EG3に係る各座標データのうち、少なくとも2点の座標データをそれぞれ検出する。本実施形態においては、エッジEG1においては、点P1および点P2の2点、エッジEG2においては、点P3および点P4の2点、エッジEG3においては、点P5および点P6の2点の座標データをそれぞれ検出する。
なお、読取画像データの中から、各エッジEG1〜EG3において2点の座標データを検出する方法は、周知の方法によって行われる。例えば、各走査方向ラインあるいは各副走査方向ラインに対応した読取画像データの変化点を利用して、2点の座標データが検出される。
図8は、「角度算出ルーチン」の各処理を示すフローチャートであり、図9は角度算出の説明図である。「座標検出ルーチン」において、CPU(算出部)20は、原稿5の連続する3辺によって囲まれる2つの角(B、C)に対応する角度(第1角度または第2角度に相当)αおよび角度β(第2角度または第1角度に相当)をそれぞれ算出する。ここで、原稿5の連続する3辺は、読取部30によってその全体が最初に読取られる第1辺と、第1辺とによって第1角度αを形成する第2辺と、第1辺とによって角度βを形成する第3辺とである。
CA2=AB2+BC2−2AB*BCcosα
から角Bの角度αを算出する(ステップS220)。同様に余弦定理を用いて、CPU20は、線分BC、CD、およびDBの長さから、角Cの角度βを算出する(ステップS230)。
図10から図12は、「エッジ選択ルーチン」および「傾き補正ルーチン」の各処理を示すフローチャートである。「エッジ選択ルーチン」において、CPU(エッジ決定部)20は、算出された角度αおよび角度βに基づいて、3辺に対応する3つのエッジEG1〜EG3の中から原稿5の傾きΔθを補正するための補正用エッジを決定する。
「傾き補正ルーチン」では、CPU20は、決定された補正用エッジに基づいて、原稿5の傾きが補正された補正画像データを生成する。すなわち、例えば、図10のステップS315、図11のステップS335、および図12のステップS365のように、副走査前エッジEG1が補正用エッジに決定された場合、CPU20は、副走査前エッジEG1に基づいて、周知の方法によって、原稿5の傾きΔθが補正された補正画像データをそれぞれ生成する(ステップS317、S337、S367)。
原稿5の連続する3辺によって囲まれる2つの角に対応する角度αおよび角度βに基づいて、原稿の傾きを補正するための補正用エッジが決定される。そして、補正用エッジに基づいて、原稿5が傾いた状態で読取られた画像データが補正される。そのため、非定形原稿の傾きを補正する際に、原稿の全ての辺を検出する必要がないため、非定形原稿の傾き補正を簡素化することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
Claims (8)
- 原稿を読取って画像データを生成する読取部と、
前記画像データに基づいて、前記原稿の連続する3辺によって囲まれる2つの角に対応する第1角度および第2角度をそれぞれ算出する算出部と、
算出された前記第1角度および前記第2角度に基づいて、前記3辺に対応する3つのエッジの中から前記原稿の傾きを補正するための補正用エッジを決定する、エッジ決定部と、
決定された前記補正用エッジに基づいて、前記原稿の傾きが補正された補正画像データを生成する、画像データ補正部と、を備え、
前記連続する3辺は、前記読取部によってその全体が最初に読取られる第1辺と、前記第1辺とによって前記第1角度を形成する第2辺と、前記第1辺とによって前記第2角度を形成する第3辺とである、画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置において、
前記エッジ決定部は、前記第1角度および前記第2角度のうち少なくとも1つの角度が90度の場合、前記3つのエッジのうち前記第1角度および前記第2角度の形成に寄与するエッジを前記補正用エッジに決定する、画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置において、
前記エッジ決定部は、前記第1角度と前記第2角度との和が180度であり、かつ前記第1角度および前記第2角度が90度でない場合、前記第1辺および前記第2辺のいずれかに対応するエッジを前記補正用エッジに決定する、画像読取装置。 - 請求項3に記載の画像読取装置において、
前記エッジ決定部は、前記読取部の走査方向である主走査方向と垂直方向である副走査方向に対する前記第2辺の成す第3角度が所定値未満の場合、前記第2辺に対応するエッジを前記補正用エッジに決定し、
画像データ補正部は、前記第3角度がゼロ度となるように前記原稿の傾きを補正する、画像読取装置。 - 請求項3に記載の画像読取装置において、
前記エッジ決定部は、前記読取部の走査方向である主走査方向と垂直方向である副走査方向に対する前記第2辺の成す第3角度が所定値以上の場合、前記第1辺に対応するエッジを前記補正用エッジに決定し、
画像データ補正部は、前記主走査方向に対する前記第1辺に対応するエッジの成す角度がゼロ度となるように前記原稿の傾きを補正する、画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置において、
前記エッジ決定部は、前記第1角度と前記第2角度との和が180度に等しくない場合であって、前記原稿が互いに平行な一対の辺を有する場合、前記一対の辺のいずれかの辺に対応するエッジを前記補正用エッジに決定する、画像読取装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像読取装置において、
前記画像データに基づいて、前記原稿の連続する3辺に対応する3つの直線式を算出するための、各辺に対応する少なくとも2点のエッジ座標をそれぞれ検出するエッジ座標検出部をさらに備え、
前記算出部は、検出された前記エッジ座標を用いて前記3つの直線式を算出するとともに、算出された前記3つの直線式を用いて、前記第1角度および前記第2角度をそれぞれ算出する、画像読取装置。 - 画像読取装置において、読取った画像データを原稿の傾きに対して補正する方法であって、
前記読取った画像データに基づいて、前記原稿の連続する3辺によって囲まれる2つの角に対応する第1角度および第2角度をそれぞれ算出する角度算出工程と、
算出された前記第1角度および前記第2角度に基づいて、前記3辺に対応するエッジの中から前記原稿の傾きを補正するための補正用エッジを決定する、エッジ決定工程と、
決定された前記補正用エッジに基づいて、前記原稿の傾きが補正された補正画像データを生成する、画像データ補正工程と、を含み、
前記連続する3辺は、前記読取部によってその全体が最初に読取られる第1辺と、前記第1辺とによって前記第1角度を形成する第2辺と、前記第1辺とによって前記第2角度を形成する第3辺とである、
読取画像データの補正方法。
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