JP5741559B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、互いに接触する2つのローラの間を通過する用紙などの記録シートを加熱して定着させる定着装置、およびそのような定着装置を備えた画像形成装置に関する。本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、およびこれらの複合機など種々の画像形成装置に利用される。
従来において、プリンタや複写機などの画像形成装置、および、複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)と呼称される多機能の画像形成装置が用いられている。画像形成装置には、電子写真方式によって用紙などの記録シート上に形成された未定着のトナーを加熱して定着するための定着装置が備えられる。
定着装置は、軸方向に沿って内部にヒータが装着された加熱ローラ、および加熱ローラと接触して回転するように配置された加圧ローラが用いられ、これら2つのローラの接触部に形成されるニップ部を用紙などが通過するように構成される。
加熱ローラを加熱するためのヒータ(熱源)として、長さ方向の発熱量の分布が互いに異なる2つのヒータを設け、これら2つのヒータを選択して用いることが提案されている(特許文献1)。
つまり、特許文献1の装置では、メインヒータとサブヒータの2つのヒータを設け、これら2つのヒータの駆動のための切替温度を記憶しておき、その切替温度と定着ローラの温度とを比較し、その大小関係に応じてそれら2つのヒータのいずれかを選択して駆動する。また、ローラの回転の有無に応じてヒータの切替方法を変えることで、最大消費電力を抑えて、温度を所定範囲内に収める。
特開2011−118261号公報
ところで、加熱ローラの内側にヒータを1本のみ備えた定着装置では、通紙をしない待機モード時においても加熱ローラの軸方向の端部から熱が逃げるため、特に待機モード時において端部の温度が低下する傾向にある。そのため、待機モードから印字モードに切り替わって通紙が開始された直後において、端部の温度が低いため定着不良が発生するおそれがある。これに対処するためには、例えばヒータの端部の配光(発熱量)を高く設定し、端部の温度が低くならないようにする必要がある。
しかし、印字モードにおいて連続通紙を行った場合に、通紙幅に対応する部分においてはニップ部を通過する用紙に熱が移動して加熱ローラの温度が低下する。そのため、ヒータの点灯時間(オン時間)を長くして加熱ローラの温度が下がらないような制御(ヒータ制御)が行われる。このとき、通紙幅よりも外側の端部の付近は、用紙への熱の移動がなくしかも中央部からの熱の移動があるために温度が低下せず、さらにヒータの点灯時間が長くなることによって高温となる。
このような問題は、ヒータを1本のみ備えた定着装置に限らず、特許文献1に開示された定着装置のように用紙のサイズに対応して複数のヒータを備えた定着装置でも同様に起こりうる。
つまり、従来の定着装置においては、印字モードにおいて連続通紙を行った場合にローラの端部においては温度上昇が大きくなってかなりの高温となる。定着装置にシリコンゴムを使用している場合には、定着装置が高温になったときにUFP(100nm以下の超微粒子)が発生し易くなるが、UFPの発生量をできるだけ抑制することが望まれている。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、通紙の開始時における端部の温度低下を抑制しつつ、連続通紙を行っているときの端部の温度上昇を抑えることのできる定着装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る定着装置は、互いに接触する2つのローラの間を通過する記録シートを加熱して定着させる定着装置であって、いずれか1つの前記ローラの内部に備えられ、当該ローラを加熱するために前記記録シートの最大幅サイズに対応した発熱長さの発熱領域をそれぞれ持ち当該ローラの軸方向に沿って装着された第1の熱源および第2の熱源を有し、前記第1の熱源は、当該発熱領域での発熱量の分布において中央部よりも端部の方が高く、前記第2の熱源は、全発熱量の最大値が前記第1の熱源よりも小さく、当該発熱領域での発熱量の分布において中央部よりも端部の方が発熱量が高くかつ中央部における単位長さ当たりの発熱量を100パーセントとした場合の端部における単位長さ当たりの発熱量の大きさを示す割合が前記第1の熱源よりも大きい
好ましくは、、前記第1の熱源および前記第2の熱源に対し電力を供給する電力供給部と、ウオームアップモード時においては前記第1の熱源および前記第2の熱源の両方を選択して電力を供給し、待機モード時においては前記第2の熱源のみを選択して電力を供給し、印字モード時においては前記第1の熱源または前記第2の熱源のいずれかを選択して電力を供給するように制御する、第1の制御部と、を有する。
さらに好ましくは、前記ローラのほぼ中央部における温度を検出する第1の温度センサーを備え、前記第1の制御部は、前記ウオームアップモードが開始された後に前記第1の温度センサーにより検出される第1の温度が第1のしきい値th1以上となったときに前記待機モードに切り替え、前記印字モードとするための指令が入力されたことによって前記印字モードに切り替えられた状態において前記第1の温度が目標温度として設定された第2のしきい値th2以上となるように、前記電力供給部を制御して前記第1の熱源または前記第2の熱源に対する電力の供給量を調整する。
本発明によると、通紙の開始時における端部の温度低下を抑制しつつ、連続通紙を行っているときの端部の温度上昇を抑えることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略の内部構成を示す図である。 定着装置に設けられた加熱ローラの内部を示す図である。 加熱ローラに設けられたヒータの温度分布の例を示す図である。 ヒータの構造の例を示す図である。 画像形成装置の制御系統の要部の構成の例を示すブロック図である。 ヒータの選択制御の例を示す図である。 画像形成装置における制御の概略の流れの例を示すフローチャートである。 WU制御の概略の流れの例を示すフローチャートである。 WA制御の概略の流れの例を示すフローチャートである。 PT制御の概略の流れの例を示すフローチャートである。 ヒータの選択制御の概略の流れの例を示すフローチャートである。 ヒータの選択制御の概略の流れの他の例を示すフローチャートである。
図1には、本発明の一実施形態に係る画像形成装置GKSの概略の内部構成が示されている。ここでは、画像形成装置GKSとしてフルカラーのブリンタが例として示されているが、プリンタ以外に、FAX、複写機、またはMFPなど種々の機器であってもよい。
図1において、画像形成装置GKSは、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像を形成するための画像形成ユニット1Bk、1Y、1M、1Cが、矢印M1で示される方向に走行して循環する中間転写ベルト11に沿って、上流から順に配置されている。
各画像形成ユニット1Bk、1Y、1M、1Cは、互いほぼに同じ構成であり、それぞれ、感光体ドラム2、感光体ドラム2を一様に帯電させるための帯電手段3、帯電した感光体ドラム2に画像露光を行うための露光手段9、および、露光によって形成された静電潜像に各色のトナーで現像を行うための現像手段4などが設けられている。
各画像形成ユニット1Bk、1Y、1M、1Cの感光体ドラム2上において現像されたトナー画像は、それぞれ、中間転写ベルト11との接触位置で1次転写手段12によって中間転写ベルト11上に転写される。1次転写後に各感光体ドラム2に残留したトナーは、下流側に配置されたクリーニング手段5によって除去され、クリーニング手段5の下側から回収される。
中間転写ベルト11上に転写されたトナー画像は、各画像形成ユニット1Bk、1Y、1M、1Cのそれぞれを通過するごとに、各色がその上に重ねられ、最終的にフルカラーのトナー画像が中間転写ベルト11上に形成される。
その後、中間転写ベルト11上のトナー画像は、さらに下流側において2次転写手段13によって用紙に一括して転写される。トナー画像が転写された用紙14は、その上方に配置された定着装置30を通過することによって、トナー画像が定着され、排紙トレー16上に排紙される。
定着装置30は、加熱ローラ51、および加熱ローラ51と接触して回転するように配置された加圧ローラ54を備えており、これら加熱ローラ51と加圧ローラ54との接触部に形成されるニップ部NBを用紙14が通過するように構成される。なお、加圧ローラ54に代えて加圧ベルトを用いることも可能である。
用紙14は、最下部の用紙カセット17に収納されており、そこから1枚ずつ転写手段13にまで搬送される。2次転写後に中間転写ベルト11上に残留したトナーは、クリーニングブレード15によって中間転写ベルト11上から除去され、図示しない搬送スクリューで搬送されて廃トナー容器に回収される。
制御装置18は、画像形成装置GKSの全体を制御する。例えば、制御装置18から露光制御装置19に対して、画像に応じた信号が送られる。露光制御装置19は、各色に応じて露光手段9のそれぞれを駆動する。
制御装置18は、また、定着制御装置20を介して定着装置30を制御し、通紙の開始時における加熱ローラの端部の温度低下を抑制し、かつ連続通紙を行っているときの端部の温度上昇を抑える。詳細は後述する。
なお、本実施形態において、記録シートとして用紙14が例に上げられているが、記録シートまたは用紙の材料は紙に限られない。また、寸法形状などについても、トナー画像が形成可能で定着可能なシート状のものであればよい。
図2(A)(B)には、定着装置30に設けられた加熱ローラ51の内部構造の例とヒータの発熱領域の説明のための図が示されている。図3(A)(B)には、各ヒータの軸方向の温度分布の例が示されている。
図2(A)において、加熱ローラ51の内部には、第1のヒータ55aおよび第2のヒータ55bの2つのヒータが、ローラの軸方向に沿って装着されている。以降において、第1のヒータ55aおよび第2のヒータ55bの両方またはいずれか一方を指して、「ヒータ55」と記載することがある。
ヒータ55は、いずれもハロゲンランプヒータであり、その発熱量は供給される電力にほぼ比例する。ただし、いずれのヒータも定格電力が決められており、定格電力を越えて電力の供給を受けることはできない。例えば各ヒータ55に定格電力に等しい電力が供給されたときに、各ヒータ55の全発熱量が最大値となる。
図2(B)に示すように、2つのヒータ55の長さL1は互いに同じであるが、発熱長さLH1,LH2が互いに異なる。すなわち、第1のヒータ55aの発熱長さLH1よりも第2のヒータ55bの発熱長さLH2の方が若干長い。
本実施形態では、第1のヒータ55aの発熱長さLH1は、例えば200mmであり、第2のヒータ55bの発熱長さLH2は例えば210mmである。本実施形態の画像形成装置GKSで印刷可能な用紙の最大サイズはA4縦であり、これらの発熱長さLH1,LH2は、A4サイズの幅寸法である210mmおよびレターサイズの幅寸法である215.9mmに対応して決められている。
つまり、本実施形態では、第2のヒータ55bは、用紙14の最大幅サイズと同等の発熱領域を有し、第1のヒータ55aは、第2のヒータ55bよりも若干狭い発熱領域を有する。しかし、これら2つのヒータ55の発熱長さLH1,LH2を同じ値としてもよい。
なお、本実施形態の画像形成装置GKSでは、用紙14がA4サイズ以下、例えばA5縦であってもよい。用紙14がA5縦であった場合に、ヒータ55の発熱長さLH1,2は用紙14に比べて長いので、ヒータ55を「ロングヒータ」という場合がある。
本実施形態において、これらヒータ55は、いずれも、軸方向(長さ方向)の発熱量の分布が一様ではなく、しかもその分布状態が2つのヒータ55で互いに異なっている。
すなわち、第1のヒータ55aは、軸方向の発熱量の分布において、中央部よりも端部の方が高くなっている。第2のヒータ55bは、全発熱量の最大値(つまり定格電力)が第1のヒータ55aよりも小さく、軸方向の発熱量の分布において中央部よりも端部の方が高く、かつ中央部に対する端部の発熱量の高い割合が第1のヒータ55aよりも大きくなっている。
図3(A)に示すように、第1のヒータ55aは、中央部における単位長さ当たりの発熱量の割合WAを100パーセントとすると、端部における割合WAは、110パーセント、またはそれ以上である。端部における割合WAを、110パーセント以外に、108パーセント、115パーセント、120パーセント、その他の種々の値とすることも可能である。なお、ここに示す例では、発熱量の分布が左右対称的であり、両方の端部の付近において、各端部から20mmの位置から端部に向かうにしたがって割合WAが直線的に上昇するように示されている。
図3(B)に示すように、第2のヒータ55bは、中央部における単位長さ当たりの発熱量の割合WAを100パーセントとすると、端部における割合WAは、125パーセントまたはそれ以上である。端部における割合WAを、125パーセント以外に、122パーセント、128パーセント、130パーセント、その他の種々の値とすることも可能である。なお、ここに示す例では、発熱量の分布が左右対称的であり、両方の端部の付近において、各端部から25mmの位置から端部に向かうにしたがって割合WAが直線的に上昇するように示されている。
なお、発熱量の分布が端部において直線的に上昇するように示されているが、これは一例であり、曲線的または段階的に上昇するものであってもよい。
また、本実施形態において、第1のヒータ55aの定格電力は900W、第2のヒータ55bの定格電力は400Wである。つまり、この場合は、第2のヒータ55bの定格電力は第1のヒータ55aの定格電力の半分以下であるが、これに限らず、半分程度、3分の2程度、4分の3程度、80パーセント程度など、第1のヒータ55aの定格電力よりも小さいものであれば可能である。
なお、本実施形態において、加熱ローラ51の構成および寸法の例を挙げると、外径が26mm、鉄中空芯金の厚さが0.45mm、その表面のゴムの厚さが560μm、コーティングされたPFA(フッ素樹脂)の厚さが40μmである。また、加圧ローラ54については、外径が30mm、PI(ポリイミド樹脂)の厚さが80μm、コーティングされたPFA(フッ素樹脂)の厚さが30μmである。
また、加熱ローラ51のほぼ中央部における温度を検出する第1の温度センサー56a、および端部における温度を検出する第2の温度センサー56bを備えている。第1の温度センサー56aは、加熱ローラ51の軸方向の中央である通紙基準位置TKより10mm離れた位置に配置され、第2の温度センサー56bは、通紙基準位置TKより90mm離れた位置に配置されている。
これらの温度センサー56a,bはいずれもサーミスタであり、加熱ローラ51とは非接触の状態で設けられている。
図4にはヒータ55の構造の例が示されている。
図4において、ヒータ55は、両端にキャップ212a,bおよび電極213a,bが設けられたガラス管211の内部に、抵抗線からなる発熱コイル214a,b,c…が直列に接続され、図示しないサポータによって支持されて取り付けられている。両端部の発熱コイル214a,hは、他のコイル214b,c,g…よりも巻き密度が高く、そのため発熱量が他よりも多くなっている。各コイルの長さおよび巻き密度を調整することにより、また1つのコイル自体における巻き密度を調整することにより、図3に示すような発熱量の分布のヒータ55を得ることが可能である。
図5には、本実施形態の画像形成装置GKSの制御系統SKの要部の構成の例が示されている。
図5において、制御系統SKには、上に述べた制御装置18および露光制御装置19の他に、定着制御装置20が設けられている。定着制御装置20は、第1の制御部111、第2の制御部112、およびしきい値th1〜4を記憶する記憶部113を有し、定着装置30におけるヒータ55の温度の制御、加熱ローラ51および加圧ローラ54の回転駆動の制御、その他の制御を行う。
図5において、第1ヒータドライバ121aは、第1のヒータ55aに制御された電力を供給する。第2ヒータドライバ121bは、第2のヒータ55Bに制御された電力を供給する。これら第1ヒータドライバ121aおよび第2ヒータドライバ121bは、定着制御装置20からの指令に基づいて、電源から供給される交流電力を位相制御し、第1のヒータ55aおよび第2のヒータ55bに供給する電力を制御する。つまり、第1ヒータドライバ121aおよび第2ヒータドライバ121bは、本発明における「電力供給部」の一例である。
なお、第1ヒータドライバ121aおよび第2ヒータドライバ121bにおいて、電力の制御する方式として、交流電力をオンオフする位相(タイミング)を制御する位相制御の他に、オン時間またはオフ時間の幅を制御するパルス幅制御、単位時間内にオンする半波の個数を制御する波数制御など、種々の制御方式または制御回路を用いることが可能である。また、発熱源がヒータ55ではなく誘導加熱方式における誘導コイルである場合には、周波数または電圧などを制御することも可能である。
また、第1の温度センサー56aにより検出される第1の温度T1a、および第2の温度センサー56bにより検出される第2の温度T1bは、定着制御装置20に入力される。
制御装置18には画像処理部18aが設けられ、画像処理部18aによって、入力された画像データに対して種々の処理が施される。また、制御装置18には操作パネル18bが設けられ、ユーザの画像形成装置GKSに対する種々の指令や設定の入力、および画像形成装置GKSの状態やメッセージの表示に用いられる。
画像形成装置GKSには、大まかな動作モードとして、ウオームアップモード(WUモード)、待機モード(WAモード)、および印字モード(PTモード)がある。これらの各モードの動作の例を以下に説明する。
ウオームアップモードは、画像形成装置GKSの電源が投入された後で、ヒータ55の加熱、CPUなどの初期化、各部における異常の有無のチェック、画像形成のための各種設定値の取得のための準備処理などを行うモードである。ウオームアップモードでは、加熱ローラ51の温度をできるだけ速やかに上昇させる。加熱ローラ51の温度が、例えば第1のしきい値th1である170℃程度に達し、他の準備処理も完了していれば、ウオームアップモードを終了し、待機モードまたは印字モードに移行する。
待機モードは、ウオームアップが完了した後、印字の指令が入力されるまで待機するモードである。待機モードでは、加熱ローラ51の温度が170〜190℃程度の範囲に維持されるように、ヒータ55の制御が行われる。
印字モードは、ユーザなどからの印字指令が入力されることによって用紙14に印字(画像形成)を行うモードである。印字指令は、例えば、「スタート」キー、「コピー」キーなどをユーザが押したとき、またユーザ端末から通信回線を介して印字データが送信されたときなどに入力される。印字モードでは、加熱ローラ51の温度が190℃程度以上となるように、ヒータ55の制御が行われる。なお、待機モードから印字モードに移行するための初期条件として、例えば、加熱ローラ51の温度が設定された値、例えば180℃程度以上であることを条件とすることも可能である。
なお、ウオームアップモードにおいて、加熱ローラ51の温度の目標値(目標温度)を印字可能(定着可能)な温度である190℃程度とすることも可能である。この場合に、温度が例えば第1のしきい値th1である170℃程度に達したときに、ウオームアップモードを終了するようにしてもよい。また、例えばウオームアップモードにおいて印字指令が入力された場合に、他の準備処理が完了していればウオームアップモードを終了して直接に印字モードに移行することも可能である。
それぞれのモードにおいて、上に述べた以外の種々の動作が行われるようにすることも可能である。
なお、これらの各モードにおける制御は、主として第1の温度センサー56aにより検出される第1の温度T1aに基づいて行われるが、第2の温度センサー56bにより検出される第2の温度T1bも、制御のために補助的に用いられる。
第1ヒータドライバ121aおよび第2ヒータドライバ121bは、双方向サイリスタまたはトランジスタなどを用いたスイッチング回路を含んで構成することが可能であり、その回路自体は公知の回路および公知の素子などを用いることができる。
回転駆動部122は、加熱ローラ51を含む種々のローラを回転駆動し、定着制御装置20からの指令に基づいて、それらローラの回転、停止、回転方向、回転速度、回転タイミングなどを制御することができる。回転駆動部122は、例えば、モータ、モータを駆動制御する駆動制御回路、ギヤ、ベルト、およびクラッチなどから構成することが可能である。
第1の制御部111は、ウォームアップモード時においては第1のヒータ55aおよび第2のヒータ55bの両方を選択して電力を供給し、待機モード時においては第2のヒータ55bのみを選択して電力を供給し、印字モード時においては第1のヒータ55aまたは第2のヒータ55bのいずれかを選択して電力を供給するように制御する(本発明の請求項2に対応)。
図6には、そのような第1の制御部111によるヒータの選択制御の例が示されている。
このように、ウォームアップモード時においては第1のヒータ55aおよび第2のヒータ55bの両方を選択して電力を供給するので、ウオームアップに要する時間が短縮される。待機モード時においては、端部における単位長さ当たりの発熱量の割合WAが高い第2のヒータ55bを選択して加熱ローラ51を加熱するので、加熱ローラ51の端部の温度の低下が抑制される。
しかも、印字モードにおいて、第1のヒータ55aまたは第2のヒータ55bのより適当なヒータ55を選択して加熱ローラ51を加熱するので、加熱ローラ51の端部の温度上昇を抑えることができる。
なお、例えば「第1のヒータ55aを選択する」とは、第1のヒータ55aに対して電力の供給を行うことであり、その電力供給量は、そのときのモード、検出された温度T1a,bなどに応じて異なる。本明細書において、「第1のヒータ55aを選択する」ことを、「第1のヒータ55aをオンする」、または「第1のヒータ55aに電力を供給する」などと言うことがある。
したがって、「第1のヒータ55aを選択」したときには、第1のヒータ55aに対して、第1ヒータドライバ121aから電力を供給し、第1ヒータドライバ121aによる位相制御を行ってその電力供給量を制御することになる。この場合に、第1のヒータ55aへの電力供給量は、それぞれのモードに応じた温度が維持されるように、位相制御などによって調整されることとなる。
また、第1の制御部111は、ウォームアップモードが開始された後に第1の温度センサー56aにより検出される第1の温度T1aが第1のしきい値th1以上となったときに待機モードに切り替え、印字モードとするための指令が入力されたことによって印字モードに切り替えられた状態において第1の温度T1aが目標温度として設定された第2のしきい値th2以上となるように、第1ヒータドライバ121aおよび第2ヒータドライバ121bを制御して第1のヒータ55aまたは第2のヒータ55bに対する電力供給量を調整する(本発明の請求項3に対応)。
また、第1の制御部111は、印字モード時において、定常時には第1のヒータ55aを選択し、第2の温度センサー56bにより検出される第2の温度T1bが第3のしきい値th3以下となったとき(T1b≦th3)、または第2の温度T1bが第1の温度T1aよりも低下してその差分SB(=T1a−T1b)が第4のしきい値th4以上となったとき(SB≧th4)に、第2のヒータ55bを選択する(本発明の請求項4に対応)。
すなわち、印字モードにおける定常時には、端部における単位長さ当たりの発熱量の割合WAの低い第1のヒータ55aが選択されるので、連続通紙を行っているときの加熱ローラ51の端部の温度上昇を抑えることができる。これによって、UFPUFPの発生を抑制することができる。
そして、加熱ローラ51の端部の温度が低下したときに、端部における単位長さ当たりの発熱量の割合WAの高い第2のヒータ55bが選択されるので、端部の温度の低下が抑制される。
なお、第3のしきい値th3は、例えば170〜190℃程度の範囲、例えば180℃程度とすることが可能である。また、第4のしきい値th4は、5〜15℃程度の値、例えば10℃程度とすることが可能である。
また、第1の制御部111は、印字モード時において、定常時には第1のヒータ55aを選択し、ローラの間を通過する用紙14の間隔が所定よりも大きくなった場合には第2のヒータ55bを選択するように制御する(本発明の請求項5に対応)。
これによって、通紙間隔が大きくなることによる端部の温度の低下が抑制される。つまり、通紙間隔が大きくなると、加熱ローラ51から用紙14への熱の移動が少なくなり、ヒータ55への電力供給量が低下するので端部の温度が低下し易くなる。しかし、第2のヒータ55bを選択することによって、端部の発熱量が中央部に比べて多くなり、端部の温度の低下が抑制される。
また、第2の制御部112は、待機モード時に加熱ローラ51などのローラを停止させかつ印字モード時にローラを回転させるとともに、印字モード時においてローラの間を最後の用紙14が通過し終わって印字モードから待機モードに切り替えられた後は所定の時間が経過した後でローラを停止させるように制御する(本発明の請求項7に対応)。
これによって、加熱ローラ51の回転停止による温度の上昇を防ぐことができる。
なお、第1〜第4のしきい値th1〜4は、予め記憶部113に記憶されているが、ユーザまたはサービスマンが設定しまたは変更することが可能である。
次に、定着装置30における動作について、上に述べた制御の例とは別の例も含めて説明する。
画像形成装置GKSの電源が投入されると、ウオームアップモードとなり、ヒータ55の制御が行われて加熱ローラ51の表面が所定の温度となるように加熱される。ウオームアップが完了するまでの時間がウオームアップタイムである。電源が再投入されたとき、ジャム処理からの復帰時、画像形成装置GKSの本体のカバーを閉めたとき、スリープモードからの復帰時などに、ウオームアップが行われる。
ウオームアップモードでは、加熱ローラ51の温度を、印字可能温度(定着可能温度)、例えば190℃まで上昇させるために、第1のヒータ55aおよび第2のヒータ55bの両方のヒータ55を選択して点灯する。ウオームアップモードにおける加熱ローラ51の設定温度、つまり第2のしきい値th2は、例えば190℃であり、第1の温度センサー56aにより検出された第1の温度T1aを入力としてヒータ55を制御する。
また、第2の制御部112により回転駆動部122を制御して加熱ローラ51を回転させ、加圧ローラ54を従動回転させる。これにより、加熱ローラ51の発熱を加圧ローラ54の表面に伝える。このときの加熱ローラ51の回転による用紙14の線速度は、例えば185mm/sである。ヒータ55の点灯(選択)と回転とにより、加熱ローラ51と加圧ローラ54の表面を印字可能温度までに上昇させる。
そして、第1の温度センサー56aにより検出された第1の温度T1aが所定の温度(第2のしきい値th2)になれば、印字可能(プリント可能)であることを示すレディフラグをたてる。この場合の第2のしきい値th2は、例えば190℃であるが、これを例えば170℃とすることも可能である。印字指令があった場合には、印字モードとなり、印字動作(画像形成装動作)を開始する。印字指令がない場合には待機モードとなる。
待機モードでは、加熱ローラ51の回転を停止する。待機モードでは、第2のヒータ55bを選択して制御を行う。待機モードにおける下限の設定温度は、例えば170℃であり、第2ヒータドライバ121bを制御して第2のヒータ55bに電力を供給する。
待機モードにおいて、加熱ローラ51の温まり具合または定着装置30または画像形成装置GKSの内部の温度によって、設定温度を変化させてもよい。加熱ローラ51に熱源があるので、加熱ローラ51の方が加圧ベルト54よりも温度が高くなる。待機モードにおいては、加熱ローラ51が停止しているので加圧ローラ54への熱の移動が抑えられ、ヒータ55への電力供給量は少なくなる。しかし、加熱ローラ51の端部から熱が逃げていくので、加熱ローラ51における端部の中央部に対する温度の差分SBは、ローラの回転時と比較して低くなる。
印字モードにおいては、印字が開始されて用紙14が加熱ローラ51に突入する以前から加熱ローラ51が回転を開始する。これにより、加熱ローラ51の熱を加圧ローラ54の表面に伝導させて温度を上昇させる。加熱ローラ51の回転の開始時には、一時的に加熱ローラ51の温度降下が発生する。用紙14が普通紙である場合に、これにフルカラーで印字を行うとき、定着装置30における用紙14の線速度は、例えば185mm/sであり、設定温度(第2のしきい値th2)は例えば190℃であり、第1ヒータドライバ121aを制御して第1のヒータ55aに電力を供給する。
印字モードにおいて、加熱ローラ51の温まり具合、または定着装置30または画像形成装置GKSの内部の温度によって、設定温度を変化させてもよい。温度が低下した状態から復帰させるための電力供給と、通紙によって用紙14に奪われる熱量を補うための電力供給とがあるので、待機モードよりも電力供給量(ヒータ点灯比率)が高くなる。
待機モードでのローラの回転停止状態と印字モードでのローラの回転状態とでは、加熱ローラ51の端部の温度を同じ温度に維持しようとする場合に、待機モードの場合の方が必要な電力供給量が多くなる。
なお、定着制御装置20における制御には、第1の温度センサー56aおよび第2の温度センサー56bにより検出された温度T1(T1a,T1b)を用いるが、これに対して、補正された温度(補正後温度)を用いてもよい。
すなわち、温度調整用補正係数をA1とし、次の式(1)、
TA1=A1×T1 ……(1)
で示される補正後温度をTA1(TA1a,TA1b)を用いてもよい。このように補正された温度を用いて制御を行うこともできる。
次に、画像形成装置GKSにおける制御の概略の流れをフローチャートを参照して説明する。
図7において、画像形成装置GKSの電源が投入された後、第1の温度センサー56aにより検出される第1の温度T1aが所定の温度(第1のしきい値th1)に達するまで、ウオームアップモードにおける制御が行われる(#11,12)。
第1の温度T1aが第1のしきい値th1に達すると(#11でイエス)、印字指令が入力されるまでは待機モードにおける制御が行われ(#13でノー、#15)、印字指令が入力されて受付られているときは、印字モードにおける制御が行われる(#13でイエス、#14)。
図8において、ウオームアップモードでは、ローラが適当なタイミングで回転するように回転制御を行い(#21)、第1のヒータ55aおよび第2のヒータ55bの両方を選択し(#22)、加熱ローラ51の温度を迅速に上昇させるように電力制御を行い(#23)、その他の準備処理を行う(#24)。
図9において、待機モードでは、ローラを停止させるように停止制御を行い(#31)、第2のヒータ55bを選択し(#32)、加熱ローラ51の温度が所定の範囲となるように電力制御を行い(#33)、その他の処理を行う(#34)。
図10において、印字モードでは、ローラが適当なタイミングで回転するように回転制御を行い(#41)、第1のヒータ55aまたは第2のヒータ55bを選択し(#42)、加熱ローラ51の温度が目標温度となるように電力制御を行い(#43)、その他の処理を行う(#44)。
図11において、印字モードにおけるヒータの選択制御では、第2の温度T1bが第3のしきい値th3以下となったとき(#51でイエス)、または第2の温度T1bと第1の温度T1aとの差分SB(=T1a−T1b)が第4のしきい値th4以上となったとき(#52でイエス)、第2のヒータ55bを選択する(#54)。それ以外の場合には第1のヒータ55aを選択する(#53)。
図12において、印字モードにおける他のヒータの選択制御では、用紙14の通紙間隔が所定よりも大きくなった場合に(#61でイエス)、第2のヒータ55bを選択する(#62)。それ以外の場合には第1のヒータ55aを選択する(#63)。
なお、図11と図12のフローチャートのいずれかのみを採用してもよいし、いずれかを優先的に行うようにしてもよい。
上に述べたように、本実施形態の画像形成装置GKSにおいては、加熱ローラ51の加熱のために2本のヒータ55a,bが設けられており、第1のヒータ55aは軸方向の発熱量の分布において中央部よりも端部の方が高く、第2のヒータ55bは全発熱量の最大値が第1のヒータ55aよりも小さく、軸方向の発熱量の分布において中央部よりも端部の方が高く、かつ中央部に対する端部の発熱量の高い割合が第1のヒータ55aよりも大きくなっている。
また、ウオームアップモードにおいては第1のヒータ55aおよび第2のヒータ55bの両方を選択して電力を供給し、待機モードにおいては第2のヒータ55bのみを選択して電力を供給し、印字モードにおいては第1のヒータ55aまたは第2のヒータ55bのいずれかを選択して電力を供給するように制御が行われる。
これによって、ウオームアップに要する時間が短縮され、通紙の開始時における端部の温度低下を抑制しつつ、連続通紙を行っているときの端部の温度上昇を抑えることができる。
上に述べた実施形態の画像形成装置GKSの定着装置30において、温度センサーとしてサーモパイルまたは熱電対などを用いてもよい。定着装置30における各種の条件や設定は上に述べた例に限定されることはない。熱源としてヒータに限ることはない。例えば抵抗発熱体を用いてもよく、誘導加熱を行ってもよい。ローラ定着に代えてベルト定着でもよい。ヒータ55の個数を3個以上としてもよい。温度センサー56を3個以上用いてもよい。
その他、加熱ローラ51、加圧ローラ54、第1のヒータ55a、第2のヒータ55b、第1の温度センサー56a、第2の温度センサー56b、第1の制御部111、第2の制御部112、記憶部113、定着制御装置20、または画像形成装置GKSの各部または全体の構成、構造、回路、形状、個数、配置、および、しきい値th1〜4、定格電力、割合WA、長さの値などは、本発明の主旨に沿って適宜変更することができる。
14 用紙(記録シート)
18 制御装置
20 定着制御装置
30 定着装置
51 加熱ローラ(ローラ)
54 加圧ローラ(ローラ)
55a 第1のヒータ(第1の熱源)
55b 第2のヒータ(第2の熱源)
56a 第1の温度センサー
56b 第2の温度センサー
111 第1の制御部
112 第2の制御部
113 記憶部
121a 第1ヒータドライバ
121b 第2ヒータドライバ
122 回転駆動部
th1〜4 第1〜第4のしきい値
WA 割合
GKS 画像形成装置

Claims (12)

  1. 互いに接触する2つのローラの間を通過する記録シートを加熱して定着させる定着装置であって、
    いずれか1つの前記ローラの内部に備えられ、当該ローラを加熱するために前記記録シートの最大幅サイズに対応した発熱長さの発熱領域をそれぞれ持ち当該ローラの軸方向に沿って装着された第1の熱源および第2の熱源を有し、
    前記第1の熱源は、当該発熱領域での発熱量の分布において中央部よりも端部の方が高く、
    前記第2の熱源は、全発熱量の最大値が前記第1の熱源よりも小さく、当該発熱領域での発熱量の分布において中央部よりも端部の方が発熱量が高くかつ中央部における単位長さ当たりの発熱量を100パーセントとした場合の端部における単位長さ当たりの発熱量の大きさを示す割合が前記第1の熱源よりも大きい
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1の熱源および前記第2の熱源に対し電力を供給する電力供給部と、
    ウオームアップモード時においては前記第1の熱源および前記第2の熱源の両方を選択して電力を供給し、待機モード時においては前記第2の熱源のみを選択して電力を供給し、印字モード時においては前記第1の熱源または前記第2の熱源のいずれかを選択して電力を供給するように制御する、第1の制御部と、
    を有する請求項1記載の定着装置。
  3. 前記ローラのほぼ中央部における温度を検出する第1の温度センサーを備え、
    前記第1の制御部は、
    前記ウオームアップモードが開始された後に前記第1の温度センサーにより検出される第1の温度が第1のしきい値th1以上となったときに前記待機モードに切り替え、前記印字モードとするための指令が入力されたことによって前記印字モードに切り替えられた状態において前記第1の温度が目標温度として設定された第2のしきい値th2以上となるように、前記電力供給部を制御して前記第1の熱源または前記第2の熱源に対する電力の供給量を調整する、
    請求項2記載の定着装置。
  4. 前記ローラの端部における温度を検出する第2の温度センサーを備え、
    前記第1の制御部は、前記印字モード時において、定常時には前記第1の熱源を選択し、前記第2の温度センサーにより検出される第2の温度が第3のしきい値th3以下となったときまたは前記第2の温度が前記第1の温度よりも低下してその差分が第4のしきい値th4以上となったときには前記第2の熱源を選択する、
    請求項3記載の定着装置。
  5. 前記第1の制御部は、前記印字モード時において、定常時には前記第1の熱源を選択し、前記ローラの間を通過する記録シートの間隔が所定よりも大きくなった場合には前記第2の熱源を選択する、
    請求項3記載の定着装置。
  6. 記割合が、前記第1の熱源については110パーセント以上であり、前記第2の熱源については125パーセント以上である、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記待機モード時に前記ローラを停止させかつ前記印字モード時に前記ローラを回転させるとともに、前記印字モード時において前記ローラの間を最後の記録シートが通過し終わって前記印字モードから前記待機モードに切り替えられた後は所定の時間が経過した後で前記ローラを停止させるように制御する、第2の制御部を有する、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の定着装置。
  8. 前記第1の温度センサーおよび前記第2の温度センサーは、いずれもサーミスタであり、前記ローラとは非接触の状態で設けられている、
    請求項4記載の定着装置。
  9. 前記第1の熱源および前記第2の熱源に対し電力を供給する電力供給部と、
    前記第1の熱源および前記第2の熱源がそれぞれ単独で当該ローラを加熱するように、前記第1の熱源または前記第2の熱源のいずれか一方を選択して電力を供給するように制御する、制御部と、
    を有する請求項1記載の定着装置。
  10. 前記第2の熱源は、前記記録シートの最大幅サイズと同等の発熱領域を有し、
    前記第1の熱源は、前記第2の熱源よりも若干狭い発熱領域を有する、
    請求項1ないしのいずれかに記載の定着装置。
  11. 前記第1の熱源および前記第2の熱源は、いずれかもハロゲンランプヒータである、
    請求項1ないし10のいずれかに記載の定着装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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