JP5741556B2 - 固定子および回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、固定子コアと複数相の巻線とを有する固定子と、当該固定子を有する回転電機とに関する。
従来では、製造設備の大幅な変更によるコスト上昇を抑えることができ、信頼性を高めることができるとともに出力特性の設計自由度を大きくできる回転電機に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献1を参照)。この回転電機は、一の相巻線の一方端を他の相巻線の両端以外の中途点に接続する結線を、複数の相巻線のそれぞれにおいて巡回的に行うことにより構成される。
特開2002−281706号公報
しかし、特許文献1に記載の技術は、細かくY(スター)結線とΔ(デルタ)結線とを変更してバリエーションを増やす方法を提唱しており、実用的である。ところが、逆に細かく変えすぎるとモータの系(360度)のうち、180度がΔ結線、180度がY結線などの状況になる。このような状況になると、音の問題が発生したり、更に循環電流が発生したりする。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、音の発生を抑制し、かつ、循環電流の発生を抑制できる固定子および回転電機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、周方向に複数のスロット(12b)を有する固定子コア(12a)と、前記スロットごとに収容される導体(16,16x,16y)が電気的に接続されて成形される複数相の巻線(161,162)とを有する固定子(12)において、前記スロットは、径方向の一方側から他方側に向かって層状に前記導体を収容するように成形され、Y−Δ混成結線に成形される各相の前記巻線は、隣り合う第1の前記スロットおよび第2の前記スロットに収容される前記導体を、前記スロットごとに昇順でn層(nは正の整数)とn+1層とを電気的に接続されることを特徴とする。
この構成によれば、第1のスロットおよび第2のスロットのうち、一方のスロットでY結線が形成され、他方のスロットでΔ結線が形成される。Y結線とΔ結線とでそれぞれに360度の系が完結しているものを直列でつなぐことができる。このときそれぞれのスロット内では循環電流が流れないため、音の発生を抑制することができる。また、固定子全体としてみたときに循環電流が流れるのを抑制することができ、当該循環電流に伴う損失の発生を防ぐことができる。
第2の発明は、前記巻線の端部(16t)に設けられる複数の第1ターミナル(T1,T4)と、1層から最終層までの間で、前記最終層を除く2m層(mは正の整数)ごとに前記巻線の端部に設けられる複数の第2ターミナル(T2,T3)とを有することを特徴とする。この構成によれば、同じスロットでも径方向の一方側(例えば内径側)と他方側(例えば外径側)とで結線(Y結線またはΔ結線)を分けることができる。よって、結線のバリエーションを多様化することができる。
第3の発明は、回転電機において、固定子(12)と、前記固定子と対面して回転可能な回転子(13;ロータ)とを有することを特徴とする。この構成によれば、音の発生を抑制し、かつ、循環電流の発生を抑制できる回転電機を提供することができる。
なお「巻線」は、所定形状(例えばU字状等)に成形された複数の導体を電気的に接続して成形される巻線でもよく、これと同等の長さを有する一本状の巻線でもよい。「異形線」は、相巻線を電気的に接続可能な導体であれば、材質や形状等を問わない。「回転電機」は、回転する部位(例えば軸やシャフト等)を有する機器であれば任意である。例えば、発電機,電動機,電動発電機等が該当する。
回転電機の構成例を模式的に示す断面図である。 固定子の構成例を示す平面図である。 固定子の一部分を詳細に示す平面図である。 導体の構成例を示す斜視図である。 導体の構成例を示す断面図である。 異形線の構成例を示す平面図である。 2層にわたって巻き回される巻線の一例を示す模式図である。 巻線の波巻構成(部分)を示す模式図である。 巻線の巻き回し例を部分的に示す斜視図である。 ティース,スロット,導体の相互関係を説明する平面図である。 図9に示すXI−XI線にかかる導体の断面図である。 2並列接続の第1接続例を模式的に示す回路図である。 2倍スロットにおける層間接続の一例を示す平面図である。 直列回路部とスロット内導体との関係を模式的に示す平面図である。 巻線の第1結線構造(Y結線)を示す模式図である。 巻線の第2結線構造(Δ結線)を示す模式図である。 巻線の第3結線構造(Y−Δ混成結線)を示す模式図である。 結線部の構成例を模式的に示す平面図である。 結線の切り替えを行うための第1構成例を示す模式図である。 2並列接続の第2接続例を模式的に示す回路図である。 直列回路部とスロット内導体との関係を模式的に示す平面図である。 巻線の第4結線構造(Y結線)を示す模式図である。 2並列接続の第3接続例を模式的に示す回路図である。 直列回路部とスロット内導体との関係を模式的に示す平面図である。 巻線の第5結線構造(Y結線)を示す模式図である。 4並列接続の接続例を模式的に示す回路図である。 直列回路部とスロット内導体との関係を模式的に示す平面図である。 巻線の第6結線構造(Y結線)を示す模式図である。 2並列接続の第4接続例を模式的に示す回路図である。 直列回路部とスロット内導体との関係を模式的に示す平面図である。 巻線の第7結線構造(Y−Δ混成結線)を示す模式図である。 結線の切り替えを行うための第2構成例を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、特に明示しない限り、「接続する」という場合には電気的に接続することを意味する。各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示しているとは限らない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。内径と内周は同意義であり、以下では内径を用いる。同様に、外周と同意義の外径を用いる。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は図1〜図19を参照しながら説明する。図1に示す回転電機10は、インナロータ型電動発電機の一例であって、固定子(ステータ)12、回転子(ロータ)13、回転軸20などをケース部材11内に有する。回転電機10のケース部材11と、後述する電力変換装置30のケース部材とは、個別成形されて固定手段で固定されるか、一体成形される。前者の固定手段は、例えばボルト・ナット、雄ネジ・雌ネジ、貫通穴・割ピン、溶接等の接合、端片のかしめなどが該当する。これらのうちで二以上の手段を適宜に選択して組み合わせて固定してもよい。
回転軸20は、軸受け15(ベアリング)を介してケース部材11に回転自在に支持される。回転軸20は回転子13の中心部に上記固定手段によって固定されるか、あるいは一体成形される。いずれの構成にせよ、回転軸20と回転子13は協働して回転する。
円筒形状に成形される固定子12は、回転子13の外径側に配置される。この固定子12は、後述する複数のスロット12b(図2,図3を参照)が円周方向に並べて成形され、上記固定手段によってケース部材11に固定される。スロット12bの配置間隔は任意であるが、磁束の流れを均一化してトルクを増加させる点で等間隔に配置するのがよい。ティース12c相互間には、スロット12bが形成される。
図2に示すスロット12bは、スロット倍数S(Sは正の整数)を2とし、磁極数Mn(Mnは正の整数)を8極とし、相数p(pは正の整数)を三相とする成形例を示す。この成形例におけるスロット12bの数(スロット数Sn)は、Sn=S×Mn×p=2×8×3=48になる。
スロット12bには、巻線を構成する導体16が収容される。例えば図3に示すように、一つのスロット12bに複数本(本形態では4本)の導体16を径方向に整列して収容する。本形態では、内径側から外径側に向かって、1層,2層,3層,4層,…と呼ぶことにする。また、スロット12bに収容される導体16の部位(部分)を、以下では「被収容部19」と呼ぶことにする(図8をも参照)。これに対して、スロット12bからはみ出す導体16の部位は「ターン部14」と呼ぶ(図8をも参照)。ターン部14の全体をコイルエンド部とも呼ぶ。ターン部14の一部はリード線として、図1に示すように電力変換装置30に向かって延びて接続される。
上述した導体16の構成例について、図4と図5を参照しながら説明する。図4に示すように、一の導体16はU字状に成形され、ターン部14、被収容部19、端部16tなどを有する。ターン部14は、複数段の階段形状からなる階段状部位14sが成形される。階段状部位14sの1段の高さHは、「階段状に成形される部位の高さ」に相当し、任意に設定してよい。当該高さHは導体16の高さ(すなわち厚みTh)とほぼ等しくすると、軸方向に導体16どうしを積み重ね易くなる。階段状部位14sの段数は任意に設定してよく、例えば被収容部19相互間の幅に応じた段数を設定してよい。
階段状部位14sの中央部には、導体16を径方向にずらすためにクランク状に曲げられるクランク部位14cが成形される。クランク部位14cは、固定子コア12aの端面からの突出高さが最も高くなる。径方向にずらす量は任意に設定してよい。導体16の幅Wdとほぼ等しくすると、径方向に複数の導体16をずらし易くなる。
一部の端部16t(すなわち後述する図7に示す巻線161,162の端部)には、二点鎖線で示すようなターミナルTが備えられる。端部16tの相互間や、端部16tとターミナルTとの間における接続は、例えばハンダ付けや溶接等を行う接合が該当する。溶接には、融接(例えばガス溶接,アーク溶接,エレクトロスラグ溶接,電子ビーム溶接,レーザービーム溶接等)、圧接(抵抗溶接や鍛接等)を含む。
図5には、図4に示すV−V線の断面を示す。導体16のうちでターン部14と被収容部19は、絶縁を確保するため、図5に示すように導電性の金属部材16m(例えば銅線等)に絶縁皮膜16r(例えば樹脂等)が被覆されている。これに対して、導体16の端部16tは接続を行うために金属部材16mが露出し、絶縁皮膜16rで被覆されない。
図6には、異形線に相当する異形状導体16dの一例を平面図で示す。異形状導体16dは、図面左側の2n層(例えば巻線161)から、図面右側の2n+1層(例えば巻線162)に移行するべくクランク状に成形される。言い換えれば、異形状導体16dは層間の接続を行う部材である。異形状導体16dは図面手前側に位置し、他の導体16は図面奥側に位置する。異形状導体16dは、他の導体16の中央部に成形される水平領域Hrに位置するので、他の導体16と干渉しない(後述する図9〜図11をも参照)。
図7には、ある相(例えばU相)の巻線について、複数の導体16を用いて接続する例を模式的に示す。1層から2層にかけて複数の導体16を1本状に接続して成形される巻線161は、一端側に第1ターミナルT1が備えられ、他端側に第2ターミナルT2が備えられる。3層から4層にかけて複数の導体16を1本状に接続して成形される巻線162は、一端側に第2ターミナルT3が備えられ、他端側に第1ターミナルT4が備えられる。第2ターミナルT2,T3は、1層から最終層までの間で最終層を除く2m層ごとに巻線161,162の端部16tに設けるとよい。これらの第1ターミナルT1,T4および第2ターミナルT2,T3は、それぞれ図4に示すターミナルTに相当する。このように、一の巻線161,162は径方向に隣り合う2層に収容される導体16を接続して成形される。本形態の巻線161,162は、三相(例えばU相,V相,W相)の各相ごとに成形される。なお、ターミナルTは必ず備える必要はなく、適宜に備えてよい。
上述した巻線161,162を用いて、三相で接続する一例を図8に示す。巻線161をU相に設定するとU相巻線16Uになる。巻線161をV相に設定するとV相巻線16Vになる。巻線161をW相に設定するとW相巻線16Wになる。巻線162についても同様である。各相で用いる巻線161,162の本数は任意である。
図8に示す構成例の固定子12は、上述したU相巻線16U,V相巻線16V,W相巻線16Wを備える。本形態では、2つのスロット12bごとに一相を構成する。図8に示す導体16の番号は、U相,V相,W相の3巻線にかかる導体収容部番号(1〜48の奇数番号)の一部を示す。当該導体収容部番号は、説明の便宜上、スロット12bごとに割り当てる固有の番号である。例えば導体収容部番号の「1」を付した導体16は、1番目のスロット12bに収容されることを意味する。
U相巻線16Uは、導体収容部番号が「1」、「7」、「13」、「19」、「25」、「31」、「37」、「43」等のスロット12bに収容される導体16を接続して構成される。図示しないが、波巻を構成する他のU相巻線16Uは、導体収容部番号が「2」、「8」、「14」、「20」、「26」、「32」、「38」、「44」等のスロット12bに収容される導体16を接続して構成される。これらのU相巻線16Uは接続部Unで接続される。V相巻線16VとW相巻線16Wについても同様である。V相巻線14Vは、導体収容部番号が「9」、「15」、「21」、「27」、「33」、「39」、「45」等のスロット12bに収容される導体16を接続して構成される。他のV相巻線16Vとは接続部Vnで接続される。W相巻線16Wは、導体収容部番号が「5」、「11」、「17」、「23」、「29」、「35」、「41」、「47」等のスロット12bに収容される導体16を接続して構成される。他のW相巻線16Wとは接続部Wnで接続される。接続部Un,Vn,Wnの一部には、図4に示すターミナルT(第1ターミナルT1,T4や第2ターミナルT2,T3)を備える。
上述したように導体16をスロット12bに巻き回すと、U相巻線16U,V相巻線16VおよびW相巻線16Wが成形される。成形された巻線の一部分(特にターン部14)について図9〜図11を参照しながら説明する。図9〜図11には、2n層の導体16xと、2n+1層の導体16yと、2n層から2n+1層に移行する異形状導体16dとを示す。図10に示す異形状導体16dは、導体16x,16yの中央部に成形される水平領域Hr内で曲がるように配置される。そのために図11で示すように、異形状導体16dと導体16x,16yとの間は、隙間Gが確保される。よって、異形状導体16dと導体16x,16yとは干渉しない。
次に、上述した巻線161,162(U相巻線16U,V相巻線16V,W相巻線16W)を用いて行う結線例について、図12〜図17を参照しながら説明する。これらの図12〜図17に示す結線例は、各相について直列回路部を2つ並列に接続する「2並列接続」の一例である。並列させる直列回路部の数を以下では単に「並列数」と呼ぶ。本形態の並列数は2である。
まず図12の上段には、1周巻線A1,a2,B3,b4,B1,b2,A3,a4による接続例を示す。1周巻線A1は、2倍スロットにおけるA側・1層に巻き回される巻線である(図13を参照)。1周巻線a2は、2倍スロットにおけるa側・2層に巻き回される巻線である(図13を参照)。1周巻線B1は、2倍スロットにおけるB側・1層に巻き回される巻線である(図13を参照)。1周巻線b2は、2倍スロットにおけるb側・2層に巻き回される巻線である(図13を参照)。他の1周巻線B3,b4,A3,a4などについても同様である。
図7に示す巻線161,162は、それぞれ2つの上記1周巻線を層間接続して固定子12を2周する巻線である。2周巻線A1−a2は、1周巻線A1と1周巻線a2とを接続導体A1a2で接続する巻線である。2周巻線B3−b4は、1周巻線B3と1周巻線b4とを接続導体B3b4で接続する巻線である。2周巻線B1−b2は、1周巻線B1と1周巻線b2とを接続導体b2A3で接続する巻線である。2周巻線A3−a4は、1周巻線A3と1周巻線a4とを接続導体A3a4で接続する巻線である。そこで、図12の上段に示す接続例を簡略化して、図12の下段に示す。以下では、2周巻線を用いて接続例を説明する。
図13には、一相(例えばU相)について、層が異なる1周巻線の相互間を接続する接続導体の接続例を示す。2倍スロット(スロット倍数Sが2)の構成では、一相について2つのスロット12bが隣り合うように設定される。2つのスロット12bごとにU相,V相,W相が割り当てられ、6つのスロット12bごとに三相(U相,V相,W相)が繰り返し割り当てられる。説明の都合上、2倍スロットの一方側(図面左側)スロットをA側とし、他方側(図面右側)スロットをB側とする。同相でも他相をまたぐ場合は、a側・b側、α側・β側、…とする。A側・a側・α側等はいずれも一方側に相当し、B側・b側・β側等はいずれも他方側に相当する。すなわち、A側=a側=α側=…であり、B側=b側=β側=…である。なお、本来の固定子12(固定子コア12a)は円弧状(円形状)になるが、説明の便宜上直線的に図示する。
図13に示す接続導体A1a2は、A側・1層の巻線(1周巻線A1)と、a側・2層の巻線(1周巻線a2)とを接続する導体である。接続導体B1b2は、B側・1層の巻線(1周巻線B1)と、b側・2層の巻線(1周巻線b2)とを接続する導体である。接続導体A2b3は、A側・2層の巻線(1周巻線A2)と、b側・3層の巻線(1周巻線b3)とを接続する導体である。接続導体B2a3は、B側・2層の巻線(1周巻線B2)と、a側・3層の巻線(1周巻線a3)とを接続する導体である。接続導体A3a4は、A側・3層の巻線(1周巻線A3)と、a側・4層の巻線(1周巻線a4)とを接続する導体である。接続導体B3b4は、B側・3層の巻線(1周巻線B3)と、b側・4層の巻線(1周巻線b4)とを接続する導体である。
図12に示す接続例と図13に示す接続例とを考慮して、1つのA側スロットと1つのB側スロットのみで接続形態を示すと図14のように表せる。図12の下段に一点鎖線で囲む直列回路部C11は、図14において1周巻線A1→接続導体A1a2→1周巻線a2→接続導体A2b3→1周巻線B3→接続導体B3b4→1周巻線b4の順番で接続される。同じく図12の下段に一点鎖線で囲む直列回路部C12は、図14において1周巻線B1→接続導体B1b2→1周巻線b2→接続導体b2A3→1周巻線A3→接続導体A3a4→1周巻線a4の順番で接続される。直列回路部C11,C12の接続は、いずれもn層(本形態では4層)の昇順で導体16(巻線161,162)を接続する。
上述した接続例によれば、直列回路部C11,C12は、A側スロットとB側スロットとで同数の導体を収容する。直列回路部C11に含まれる接続導体A2b3と、直列回路部C12に含まれる接続導体B2a3とは、それぞれ異なるスロットへの移転を行う「千鳥接続」になる。よって各巻線の長さが等しくなり、結線間の電位差が少なくなる。巻線どうしは任意に電気的な接続を行えるので、結線バリエーションを多様化することができる。
図12〜図14に示した一相分の接続例について、三相に適用すると図15〜図17に示す結線を成形することができる。実際には、図15〜図17に示す各結線がそれぞれ複数並列接続(「パラレル接続」とも呼ぶ。以下、同じである。)される。同一の接続例には同一符号を付す。図15には、U相巻線16U、V相巻線16V、W相巻線16Wを用いるY結線の一例を示す。図16には、U相巻線16U、V相巻線16V、W相巻線16Wを用いるΔ結線の一例を示す。図17には、図15に示すY結線と、図16に示すΔ結線とを混成させるY−Δ混成結線の一例を示す。図15〜図17に示す端子Tu,Tv,Twは、巻線161,162の端部でもよく、ターミナルT(T1,T2,T3,T4)でもよく、図1に示す入出力線17でもよい。
上述した巻線161,162の端部、ターミナルTを含む端子Tu,Tv,Tw、入出力線17は、固定子12において集中させるほうが接続を行い易い。そこで図18に示すように、固定子12の一部に結線部1Aを設ける。この結線部1Aは、固定子12の角度θ(0°<θ<360°)を占める。結線部1Aを端子台で実現してもよい。
図15〜図17には、接合によって結線する構成例を示した。これとは別に、Y結線、Δ結線、Y−Δ混成結線をいつでも切り替えられる構成としてもよい。図19に示す構成例では、電力変換装置30から電力変換信号Esとは別個に伝達される切替信号SWに基づいて、結線を切り替える切替部1Bを設ける。切替部1Bは、例えばリレー(半導体リレーを含む)などで構成する。切替部1Bには、U相巻線回路U1,U2、V相巻線回路V1,V2、W相巻線回路W1,W2をそれぞれ接続する。具体的には、各相巻線回路の第1ターミナルT1,T4をそれぞれ接続する。
図19の例では12本の接続部を接続しているが、これは図13に示すA側スロットおよびB側スロットからなる三相の接続部である。図示するように、第1ターミナルT1,T4だけで24本の接続部を接続することになる。切替部1Bは、切替信号SWに基づいて、Y結線、Δ結線、Y−Δ混成結線のいずれかに切り替える。この構成例によれば、大きなトルクが必要な低速時や、小さなトルクで十分な高速時などのように、目的に応じた結線に切り替えることができる。
上述のように構成された回転電機10は次のように作動する。図1において、電力変換装置30から伝達される電力変換信号Esに基づいて固定子12を励磁させると、当該励磁作用によって回転トルク(動力となる場合を含む)が発生して回転子13が回転する。この場合、回転電機10は電動機として作動する。発生した回転トルクは、回転子13を介して回転体(例えば車輪やプロペラ等)に出力できる。回転子13と回転体との間に動力伝達機構を介在させてもよい。当該動力伝達機構には、例えばシャフト,カム,ラック&ピニオン,歯車(ギア)などのうちで一以上を含む。
電力変換装置30が電力変換信号Esを出力せず、かつ、回転体が回転力(動力を含む)を発生する場合には、回転体の回転力を受けて回転子13も回転するので、固定子12(具体的には巻線161,162)に逆起電力が発生する。発生した逆起電力(回生電力)は、電力変換装置30を介してバッテリに充電することができる。この場合、回転電機10は発電機として作動する。
なお、回転体が回転力を発生する場合であっても、電力変換装置30から電力変換信号Esが伝達されると回転トルクが発生するので、回転体の回転をアシストすることができる。この場合、回転電機10は電動機として作動する。
〔実施の形態2〕
実施の形態2は図20〜図22を参照しながら説明する。なお、回転電機10の構成等は実施の形態1と同様であり、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態2が実施の形態1と相違するのは、直列回路部C21,C22を構成する巻線の数である。図20は図12に代わる接続例を示し、図21は図14に代わる接続例を示し、図22は図15に代わるY結線の一例を示す。
図20に示す直列回路部C21は、2周巻線A1−a2,B3−b4,B1−b2,A3−a4を直列に接続する。これらの2周巻線の相互間は、接続導体A2b3,b4B1,b2A3を用いて接続する。また直列回路部C22は、a1−α2,b3−β4,b1−β2,a3−α4を直列に接続する。これらの2周巻線の相互間は、接続導体α2b3,β4b1,β2a3を用いて接続する。
図13に示すように、接続導体a1α2,b1β2,a2β3,b2α3,b3β4,a3α4は、それぞれ接続導体A1a2,B1b2,A2b3,B2a3,A3a4,B3b4と6スロットずれるだけである。また接続導体α2b3,β4b1,β2a3は、接続導体A2b3,b4B1,b2A3と6スロットずれるだけである。
図20に示す接続例と図13に示す接続例とを考慮して、A側スロットおよびB側スロットと、a側スロットおよびb側スロットとで接続形態を示すと図21のように表せる。図20の直列回路部C21は、図21において1周巻線A1→接続導体A1a2→1周巻線a2→接続導体A2b3→1周巻線B3→接続導体B3b4→1周巻線b4→接続導体b4b1→1周巻線B1→接続導体B1b2→1周巻線b2→接続導体b2A3→1周巻線A3→接続導体A3a4→1周巻線a4の順番で接続される。直列回路部C22は、a側スロットおよびb側スロットを用いて直列回路部C21と同様の経路で接続される。
上述した接続例によれば、直列回路部C21,C22は、A側スロットおよびB側スロットと、a側スロットおよびb側スロットとで同数の導体を収容する。直列回路部C21に含まれる接続導体a2B3,b2A3と、直列回路部C22に含まれる接続導体α2b3,β2a3とは、それぞれ異なるスロットへの移転を行う「千鳥接続」になる。よって各巻線の長さが等しくなり、結線間の電位差が少なくなる。巻線どうしは任意に電気的な接続を行えるので、結線バリエーションを多様化することができる。
図20,図21に示した一相分の接続例について、三相に適用すると図22に示すY結線を成形することができる。実施の形態1と同様に、図20,図21に示す各結線がそれぞれ複数並列接続される。Δ結線とY−Δ混成結線の図示は省略する。図15に基づいて図16に示すΔ結線と図17に示すY−Δ混成結線とが行えると同様にして、図22に基づいてΔ結線とY−Δ混成結線を行えばよい。
〔実施の形態3〕
実施の形態3は図23〜図25を参照しながら説明する。なお、回転電機10の構成等は実施の形態1と同様であり、図示および説明を簡単にするために実施の形態3では実施の形態1,2と異なる点について説明する。よって実施の形態1,2で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態3が実施の形態2と異なるのは、直列回路部C31,C32を構成する巻線の接続経路である。実施の形態2では直列回路部C31,C32ごとに2つのスロットで巻線の接続を行うのに対し、実施の形態2では4つのスロットをまたいで巻線の接続を行う点が相違する。図23は図12,図20に代わる接続例を示し、図24は図14,図21に代わる接続例を示し、図25は図15,図22に代わるY結線の一例を示す。
図23に示す直列回路部C31は、2周巻線A1−a2,B3−b4,b1−β2,a3−α4を直列に接続する。これらの2周巻線の相互間は、接続導体a2B3,b4b1,β2a3を用いて接続する。また直列回路部C32は、a1−α2,b3−β4,B1−b2,A3−a4を直列に接続する。これらの2周巻線の相互間は、接続導体α2b3,β4b1,b2A3を用いて接続する。
図23に示す接続例と図13に示す接続例とを考慮して、A側スロットおよびB側スロットと、a側スロットおよびb側スロットとで接続形態を示すと図24のように表せる。図23の直列回路部C31は、図24において1周巻線A1→接続導体A1a2→1周巻線a2→接続導体A2b3→1周巻線B3→接続導体B3b4→1周巻線b4→接続導体b4b1→1周巻線b1→接続導体b1β2→1周巻線β2→接続導体β2a3→1周巻線a3→接続導体a3a4→1周巻線a4の順番で接続される。
直列回路部C32は、1周巻線a1→接続導体a1α2→1周巻線α2→接続導体α2b3→1周巻線b3→接続導体b3β4→1周巻線β4→接続導体β4B1→1周巻線B1→接続導体B1b2→1周巻線b2→接続導体b2A3→1周巻線A3→接続導体A3a4→1周巻線a4の順番で接続される。
上述した接続例によれば、直列回路部C31,C32は、A側スロット、a側スロット、B側スロット、b側スロットのそれぞれで同数の導体を収容する。直列回路部C31に含まれる接続導体a2B3,β2a3と、直列回路部C32に含まれる接続導体α2b3,b2A3とは、それぞれ異なるスロットへの移転を行う「千鳥接続」になる。よって各巻線の長さが等しくなり、結線間の電位差が少なくなる。巻線どうしは任意に電気的な接続を行えるので、結線バリエーションを多様化することができる。
図23,図24に示した一相分の接続例について、三相に適用すると図25に示すY結線を成形することができる。実施の形態1と同様に、図23,図24に示す各結線がそれぞれ複数並列接続される。Δ結線とY−Δ混成結線の図示は省略する。図15に基づいて図16に示すΔ結線と図17に示すY−Δ混成結線とが行えると同様にして、図25に基づいてΔ結線とY−Δ混成結線を行えばよい。
〔実施の形態4〕
実施の形態4は図26〜図28を参照しながら説明する。なお、回転電機10の構成等は実施の形態1と同様であり、図示および説明を簡単にするために実施の形態4では実施の形態1と異なる点について説明する。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態4が実施の形態1と相違するのは、並列数である。実施の形態1では並列数が2であるのに対して、実施の形態4は並列数が4である(「4並列接続」とも呼ぶ。)。図26は図12に代わる接続例を示し、図27は図14に代わる接続例を示し、図28は図15に代わるY結線の一例を示す。
図26に示す直列回路部C41は、2周巻線A1−a2,B3−b4を直列に接続し、2周巻線の相互間は接続導体a2B3を用いて接続する。直列回路部C42は、2周巻線B1−b2,A3−a4を直列に接続し、2周巻線の相互間は接続導体b2A3を用いて接続する。直列回路部C43は、2周巻線a1−α2,b3−β4を直列に接続し、2周巻線の相互間は接続導体α2b3を用いて接続する。直列回路部C44は、2周巻線b1−β2,a3−α4を直列に接続し、2周巻線の相互間は接続導体β2a3を用いて接続する。
図26に示す接続例と図13に示す接続例とを考慮して、A側スロットおよびB側スロットと、a側スロットおよびb側スロットとで接続形態を示すと図27のように表せる。図26の直列回路部C41,C42は、実施の形態1と同様に接続される(図14を参照)。直列回路部C43は、図27において1周巻線a1→接続導体a1α2→1周巻線α2→接続導体α2b3→1周巻線b3→接続導体b3β4→1周巻線β4の順番で接続される。直列回路部C44は、1周巻線b1→接続導体b1β2→1周巻線β2→接続導体β2a3→1周巻線a3→接続導体a3α4→1周巻線α4の順番で接続される。
図26,図27に示した一相分の接続例について、三相に適用すると図28に示すY結線を成形することができる。実施の形態1〜3と同様に、図26,図27に示す各結線がそれぞれ複数並列接続される。Δ結線とY−Δ混成結線の図示は省略する。図15に基づいて図16に示すΔ結線と図17に示すY−Δ混成結線とが行えると同様にして、図28に基づいてΔ結線とY−Δ混成結線を行えばよい。
〔実施の形態5〕
実施の形態5は図29〜図31を参照しながら説明する。なお、回転電機10の構成等は実施の形態1と同様であり、図示および説明を簡単にするために実施の形態5では実施の形態1と異なる点について説明する。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態5が実施の形態1と相違するのは、直列回路部の接続経路である。実施の形態1では直列回路部C11,C12ごとに2つのスロットで巻線の接続を行うのに対し、実施の形態5では直列回路部C51,C52ごとに1つのスロットで巻線の接続を行う点が相違する。図29は図12に代わる接続例を示し、図30は図14に代わる接続例を示し、図31は図17に代わるY−Δ混成結線の一例を示す。
図29に示す直列回路部C51は、2周巻線A1−a2,A3−a4を直列に接続し、2周巻線の相互間は接続導体a2A3を用いて接続する。直列回路部C52は、2周巻線B1−b2,B3−b4を直列に接続し、2周巻線の相互間は接続導体b2B3を用いて接続する。
図26に示す接続例と図13に示す接続例とを考慮して、A側スロットとB側スロットとで接続形態を示すと図30のように表せる。図29の直列回路部C51は、図30において1周巻線A1→接続導体A1a2→1周巻線a2→接続導体a2A3→1周巻線A3→接続導体A3a4→1周巻線a4の順番で接続される。直列回路部C52は、1周巻線B1→接続導体B1b2→1周巻線b2→接続導体b2B3→1周巻線B3→接続導体B3b4→1周巻線b4の順番で接続される。本形態では、一方のスロット12b(A側スロット)に収容される導体16のみを接続した巻線161,162を用いてY結線する。また、他方のスロット12b(B側スロット)に収容される導体16のみを接続した巻線161,162を用いてΔ結線し、A側スロットの巻線とB側スロットの巻線とを直列に接続する。当然のことながら、Y結線とΔ結線とを逆にしてもよい。
図29,図30に示した一相分の接続例について、三相に適用すると図31に示すY−Δ混成結線を成形することができる。実施の形態1〜4と同様に、図29,図30に示す各結線がそれぞれ複数並列接続される。隣接して設定されるA側スロットとB側スロットとに収容される巻線どうしは別の系として完成しているため、それぞれの結線内での電位差はおこらない。A側スロットとB側スロットとに収容される双方の巻線を接続し、Y結線やΔ結線を成形すると位相差が生じる。ところが、一方側スロットの巻線を接続してY結線を成形し、他方側スロットの巻線を接続してΔ結線を成形すると、各結線内で位相差は生じない。一方側スロットの巻線と、他方側スロットの巻線との間には位相差が生じることから、上述した千鳥接続によるY−Δ混成結線よりも位相差分だけ微小に起磁力が変わる。よって、千鳥接続によるY−Δ混成結線よりも位相差分だけ回転電機10の能力に差が生じて、ターミナルTの接続処理だけで能力調整のバリエーションが増加する。
上述した直列回路部C51,C52は、それぞれ2つの2周巻線を直列に接続した。この形態に代えて、2周巻線を並列に接続してもよい。この場合、直列回路部C51は2周巻線A1−a2と2周巻線A3−a4とを並列接続し、直列回路部C52は2周巻線B1−b2と2周巻線B3−b4とを並列接続する。接続導体a2A3,b2B3は不要になり、第2ターミナルT2,T3のいずれかをY結線とΔ結線との間の接続に用いる。また、図20,図23に示すように4つの2周巻線を直列に接続してもよく、図26に示すように並列数を4にして構成してもよい。このように、直列に接続する2周巻線の数や、並列数は任意に設定してよい。
上述した実施の形態1〜5によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(1)固定子コア12aと複数相の巻線161,162とを有する固定子12において、スロット12bは径方向の一方側から他方側に向かって層状に導体16を収容するように成形され(図30を参照)、Y−Δ混成結線に成形される各相の巻線161,162(2周巻線A1−a2,A3−a4、2周巻線B1−b2,B3−b4)は、隣り合う第1のスロット12b(A側・a側・α側等)および第2のスロット12b(B側・b側・β側等)に収容される導体16を、スロットごとに昇順でn層とn+1層とを接続される構成とした(図30,図31を参照)。この構成によれば、Y−Δ混成結線による電位差が生じないので、音の発生を抑制することができる。また、固定子12全体としてみたときに循環電流が流れるのを抑制することができ、当該循環電流に伴う損失の発生を防ぐことができる。
(2)巻線161,162の端部16tに設けられる複数の第1ターミナルT1,T4と、1層から最終層までの間で最終層を除く2m層ごとに巻線161,162の端部16tに設けられる複数の第2ターミナルT2,T3とを有する構成とした(図7,図13,図18,図32を参照)。この構成によれば、径方向一方側(例えば内径側)巻線をY結線とし、径方向他方側(例えば外径側)巻線をΔ結線とすることもできる。ターン数の変更が容易に行えるので、回転電機10における回転数・トルク特性の選択を容易に制御することができる。
(3)複数相を三相とし、スロット12bに収容する導体16の数を4とする場合には、複数の第1ターミナルT1,T4を24に設定し、複数の第2ターミナルT2,T3を12に設定する構成とした(図19,図32を参照)。この構成によれば、ターミナル数を少なく抑えながらも、径方向一方側と径方向他方側とで結線を異ならせることができ、各結線内で位相差は生じない。
(4)第1のスロット12b(A側,a側,α側等)および第2のスロット12b(B側,b側,β側等)について、一方のスロット12bに収容される導体16を接続した巻線161,162を用いてY結線し、他方のスロット12bに収容される導体16を接続した巻線161,162を用いてΔ結線する構成とした(図30を参照)。この構成によれば、一方のスロット12bと他方のスロット12bとで結線を異ならせることにより、各結線内で位相差は生じない。一方のスロット12bの巻線と、他方のスロット12bの巻線との間には位相差が生じるので、千鳥接続によるY−Δ混成結線よりも位相差分だけ回転電機10の能力に差が生じる。よって、ターミナルTの接続処理だけで能力調整のバリエーションが増加する。
(5)導体16は、固定子コア12aの端面からの突出高さが中央部(すなわちクランク部位14c)で最も高くなるように階段状に成形される構成とした(図4を参照)。この構成によれば、階段状に成形されるターン部どうしを容易に交差させることができ、一の巻線161,162をn層とn+1層とで2周させることができる。
(6)結線を行う結線部1Aの角度θは、固定子12の1周未満となる構成とした(図18を参照)。この構成によれば、固定子12の一部分に結線部1Aを集中させることで結線を容易に行うことができる。
(7)導体16は、クランク状に成形されるクランク部位14cを有する構成とした(図4を参照)。この構成によれば、径方向に複数の導体16をずらし易くなる。
(8)導体16は、断面が矩形状の金属部材16mと、金属部材16mを被覆した絶縁性の絶縁皮膜16rとを有する構成とした(図5を参照)。この構成によれば、導体16どうしを絶縁部材で絶縁する必要がないので、スロット12bへの収容が容易になる。
(9)回転電機10は、固定子12と、固定子12と対面して回転可能な回転子13とを有する構成とした(図1を参照)。この構成によれば、音の発生を抑制し、かつ、循環電流の発生を抑制できる回転電機10を提供することができる。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について実施の形態1〜5に従って説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態1〜5では、U相巻線回路U1,U2、V相巻線回路V1,V2、W相巻線回路W1,W2からそれぞれ第1ターミナルT1,T4を切替部1Bに接続する構成とした(図19を参照)。この形態に代えて、図32に示すように、U相巻線回路U1,U2、V相巻線回路V1,V2、W相巻線回路W1,W2からそれぞれ第2ターミナルT2,T3の一方を切替部1Bに接続する構成としてもよい。増加分は、各相巻線回路における2周巻線a1−α2と2周巻線b3−β4との接続点と、2周巻線B1−b2と2周巻線A3−a4との接続点である。すなわち2n層と2n+1層との間を接続する接続点を切替部1Bに接続する。この構成によれば、径方向一方側(例えば内径側)巻線をY結線とし、径方向他方側(例えば外径側)巻線をΔ結線とすることもできる。ターン数の変更が容易に行えるので、回転電機10における回転数・トルク特性の選択を容易に制御することができる。
上述した実施の形態1〜5では、Y結線部分とΔ結線部分とを同じ並列数にして、Y−Δ混成結線を成形する構成とした(図17,図30を参照)。この形態に代えて、Y結線部分とΔ結線部分とで異なる並列数にして、Y−Δ混成結線を成形する構成としてもよい。例えば、Y結線部分の並列数を2とし、Δ結線部分との並列数を4とするY−Δ混成結線が該当する。同様に、Y結線部分の並列数を4とし、Δ結線部分との並列数を2とするY−Δ混成結線が該当する。他の並列数も同様に適用してよい。特に図19に示す切替部1Bによって、Y結線部分とΔ結線部分とを同じ並列数になるY−Δ混成結線に切り替えたり、Y結線部分とΔ結線部分とが異なる並列数になるY−Δ混成結線に切り替えたりしてもよい。こうすることで、回転電機10における回転数・トルク特性の選択をきめ細かく制御することができる。
上述した実施の形態1〜5では、スロット倍数Sを2として固定子12にスロット12bを成形する構成とした(図2,図12を参照)。この形態に代えて、3以上のスロット倍数Sで固定子12にスロット12bを成形する構成としてもよい。図13では2つのスロット12bごとにU相,V相,W相が割り当てるのに対し、他のスロット倍数SごとにU相,V相,W相が割り当てる。単にスロット倍数Sが相違するに過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態1〜5では、巻線161は1層から2層にかけて導体16を1本状に接続し、巻線162は3層から4層にかけて導体16を1本状に接続する構成とした(図7を参照)。この形態に代えて、一つのスロット12bに5本以上の導体16を径方向に整列して収容する場合には、nを3以上として、2n−1層から2n層にかけて導体16を1本状に接続する構成としてもよい。すなわち、5層から6層にかけて導体16を1本状に接続したり、7層から8層にかけて導体16を1本状に接続したりするなどが該当する。単に層数(スロット12bへの収容数)が相違するに過ぎず、2周して1本状の導体を成形する点では同じであるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態1〜5では、2層ごとに巻線161,162の端部16tにターミナルT(T1,T2,T3,T4)を設ける構成とした(図12を参照)。この形態に代えて、一つのスロット12bに4本以上の導体16を径方向に整列して収容する場合には、mを2以上として、2m層ごとに巻線161,162の端部16tにターミナルTを設ける構成としてもよい。すなわち、4層ごとに巻線161,162の端部16tにターミナルTを設けたり、6層ごとに巻線161,162の端部16tにターミナルTを設けたりするなどが該当する。単にターミナルTの設定が相違するに過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態1〜5では、三相の巻線161,162、すなわちU相巻線16U,V相巻線16V,W相巻線16Wで固定子12を構成とした(図8〜図16を参照)。この形態に代えて、単相から十数相までの相数範囲であって、三相以外の相数からなる巻線で固定子12を構成してもよい。例えば6相で固定子12を構成する場合には、U相巻線16U,V相巻線16V,W相巻線16Wのほか、X相巻線,Y相巻線,Z相巻線を別途に巻き回して備えればよい。V相巻線16V,W相巻線16Wを用いた結線(以下では「UVW結線」と呼ぶ。)と、X相巻線,Y相巻線,Z相巻線を用いた結線(以下では「XYZ結線」と呼ぶ。)とは、図14〜図16に示す結線のいずれかで行えばよい。UVW結線とXYZ結線とを接続せずに個別に固定子12に備える場合には、対応する結線ごとに電力変換装置30で励磁する必要がある。UVW結線とXYZ結線とをさらに接続して固定子12に備える場合には、一の電力変換装置30で励磁することができる。6相の構成例を示したが、他の相数で構成する場合も同様である。単に相数が相違するに過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態1〜5では、内径側から外径側に向かって1層,2層,3層,4層,…とした(図3,図12を参照)。この形態に代えて、外径側から内径側に向かって1層,2層,3層,4層,…としてもよい。径方向に向かって層の項番が増加する点では同じであるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態1〜5では、回転子13を内径側に配置し、固定子12を外径側に配置するインナロータ型電動発電機としての回転電機10に適用した(図1を参照)。この形態に代えて、インナロータ型電動機としての回転電機10や、インナロータ型発電機としての回転電機10にも適用してよい。固定子12を内径側に配置し、回転子13を外径側に配置するアウタロータ型の回転電機10に適用してもよい。アウタロータ型についても、電動発電機,電動機,発電機のいずれでも適用できる。回転電機10の構成に相違があるに過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
10 回転電機
12 固定子
12a 固定子コア
12b スロット
16(16x,16y) 導体
161,162 巻線
A1−a2,A3−a4,B1−b2,B3−b4,… 2周巻線

Claims (9)

  1. 周方向に複数のスロット(12b)を有する固定子コア(12a)と、前記スロットごとに収容される導体(16,16x,16y)が電気的に接続されて成形される複数相の巻線(161,162)とを有する固定子(12)において、
    前記スロットは、径方向の一方側から他方側に向かって層状に前記導体を収容するように成形され、
    Y−Δ混成結線に成形される各相の前記巻線は、隣り合う第1の前記スロットおよび第2の前記スロットに収容される前記導体を、前記スロットごとに昇順でn層(nは正の整数)とn+1層とを電気的に接続されることを特徴とする固定子。
  2. 前記巻線の端部(16t)に設けられる複数の第1ターミナル(T1,T4)と、
    1層から最終層までの間で、前記最終層を除く2m層(mは正の整数)ごとに前記巻線の端部に設けられる複数の第2ターミナル(T2,T3)と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の固定子。
  3. 前記複数相を三相とし、前記スロットに収容する前記導体の数を4とする場合には、前記複数の第1ターミナルを24に設定し、前記複数の第2ターミナルを12に設定することを特徴とする請求項2に記載の固定子。
  4. 第1の前記スロットおよび第2の前記スロットについて、一方の前記スロットに収容される前記導体を電気的に接続した前記巻線を用いてY結線し、他方の前記スロットに収容される前記導体を電気的に接続した前記巻線を用いてΔ結線することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の固定子。
  5. 前記導体は、前記固定子コアの端面からの突出高さが中央部で最も高くなるように階段状に成形されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の固定子。
  6. 1周未満の角度(θ)で設けられる結線部(1A)を有し、
    前記巻線の端部は、前記結線部に集中させることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の固定子。
  7. 前記導体は、クランク状に成形されるクランク部位(14c)を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の固定子。
  8. 前記導体は、断面が矩形状の金属部材(16m)と、前記金属部材を被覆した絶縁皮膜(16r)とを有することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の固定子。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の固定子と、前記固定子と対面して回転可能な回転子(13)とを有する回転電機(10)。
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