JP5740789B2 - 空気圧縮機 - Google Patents

空気圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP5740789B2
JP5740789B2 JP2011078511A JP2011078511A JP5740789B2 JP 5740789 B2 JP5740789 B2 JP 5740789B2 JP 2011078511 A JP2011078511 A JP 2011078511A JP 2011078511 A JP2011078511 A JP 2011078511A JP 5740789 B2 JP5740789 B2 JP 5740789B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
tanks
air
control circuit
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011078511A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012211567A (ja
Inventor
政広 三浦
政広 三浦
古田土 誠一
誠一 古田土
宏樹 北川
宏樹 北川
横田 伴義
伴義 横田
松永 健一
健一 松永
佳見 高橋
佳見 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2011078511A priority Critical patent/JP5740789B2/ja
Priority to US13/407,390 priority patent/US8974191B2/en
Priority to EP12157539.3A priority patent/EP2505839B1/en
Publication of JP2012211567A publication Critical patent/JP2012211567A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5740789B2 publication Critical patent/JP5740789B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B41/00Pumping installations or systems specially adapted for elastic fluids
    • F04B41/02Pumping installations or systems specially adapted for elastic fluids having reservoirs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B35/00Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for
    • F04B35/06Mobile combinations
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/06Cooling; Heating; Prevention of freezing
    • F04B39/066Cooling by ventilation

Description

本発明は、圧縮空気を動力源とする工具等に圧縮空気を供給するための空気圧縮機に関する。
圧縮空気を動力源とするエア式の釘打ち機等に圧縮空気を供給するための空気圧縮機が知られている。空気圧縮機は、2つのタンクと、モータと、圧縮機構とを備えており、また、ハウジングがモータ及び圧縮機構を覆っている。圧縮機構は、クランク軸とシリンダとピストンとシリンダヘッドとを有している。
空気圧縮機においては、モータの回転を、クランク軸を介してシリンダ内のピストンの往復運動に変換し、ピストンの往復運動によって、シリンダとシリンダヘッドの間に設けられた弁座の吸気口から空気を吸入し、シリンダ内で当該空気を圧縮する。圧縮空気は弁座の排気口からパイプを通してタンク内に貯留される。
2つのタンクは、その軸方向が平行な位置関係で配置されており、2つのタンク間にモータの駆動を制御するための制御回路が配置されている。またモータは、2つのタンクの上方に配置されており、その出力軸がタンクの軸方向に平行な位置関係をなしている。また、モータの出力軸と同軸的且つ一体的に回転するようにファンが設けられており、ファンは、タンクの軸方向における一端近傍であって、2つのタンクの略上方に配置されている。ファンが回転することにより、2つのタンク間に空気が流れ、モータの駆動により発熱する制御回路を冷却することができるように構成されている。このような空気圧縮機は、例えば、特開2006−188954号公報(特許文献1)に記載されている。
特開2006−188954号公報
しかし、上述した従来の空気圧縮機では、制御回路の一部であってファンに近い部分については冷却を十分に行うことができるが、ファンから遠ざかるにつれて冷却を十分に行うことができなかった。
そこで、本発明は、制御回路の冷却を十分に行うことができ、且つコンパクト化及び軽量化が図られた空気圧縮機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ハウジングと、ロータを有し該ハウジング内に配置されたモータと、該ハウジング内に配置され、該モータにより駆動されて空気を圧縮する圧縮機構と、略筒状をなし、軸方向が平行な位置関係で複数並べられ、該圧縮機構によって生成された圧縮空気を貯留するためのタンクと、該ロータと一体回転可能な回転軸と、該ハウジング内に配置され、該回転軸と一体回転可能に該回転軸に設けられた軸流ファンと、該モータの駆動を制御可能であり、該並べられた複数のタンクの列の一端の該タンクに対して所定の隙間で離間して近接配置されると共に該一端の該タンクに関して該一端のタンクに隣接する該タンクとは反対の側に配置され、該軸流ファンの外周に近接対向配置された制御回路と、を備える空気圧縮機を提供している。
並べられた複数のタンクの列の一端のタンクに対して所定の隙間で離間して近接配置されると共に一端のタンクに関して一端のタンクに隣接するタンクとは反対の側に配置され、軸流ファンの外周に近接対向配置された制御回路を備えるため、制御回路が軸流ファンの軸方向において軸流ファンに対向する位置に配置されていないにもかかわらず、軸流ファンの回転による空気の巻き込みにより制御回路に空気を流すことができ、制御回路を効果的に冷却することができる。
また、複数のタンクの間に制御回路を配置させずに済むため、設計の自由度が高まり、空気圧縮機のコンパクト化及び軽量化を図ることを容易とすることができる。
ここで、該回転軸は、該複数のタンクが並べられた列の方向に指向して配置され、該軸流ファンは、該複数のタンクが並べられた列の方向において、該一端の該タンクに関して該一端のタンクに隣接する該タンクとは反対の側に配置されていることが好ましい。
回転軸は、複数のタンクが並べられた列の方向に指向して配置され、軸流ファンは、複数のタンクが並べられた列の方向において、一端のタンクに関して一端のタンクに隣接するタンクとは反対の側に配置されているため、軸流ファンと制御回路とを複数のタンクが並べられた列の方向において複数のタンクの上方から外れた位置に配置することができ、空気圧縮機の設計の自由度を高めることができる。このため、空気圧縮機のコンパクト化及び軽量化を図ることを容易とすることができる。
また、該タンクは2本設けられていることが好ましい。タンクは2本設けられているため、複数のタンク全体の重量を軽くすることができ、また、複数のタンク全体の容積を小さく且つ1本のタンクよりも容積を大きくすることができる。
また、該タンクは、該圧縮機構に接続され該圧縮機構から圧縮空気が直接流入する上流側タンクと、該上流側タンクに接続され該上流側タンク内に流入した圧縮空気の一部が流入する下流側タンクとを有し、該一端のタンクは該下流側タンクからなることが好ましい。
タンクは、圧縮機構に接続され圧縮機構から圧縮空気が直接流入する上流側タンクと、上流側タンクに接続され上流側タンク内に流入した圧縮空気の一部が流入する下流側タンクとを有し、一端のタンクは下流側タンクからなるため、下流側タンク内の圧縮空気の温度を上流側タンク内の圧縮空気の温度よりも低くすることができ、下流側タンクに近接配置された制御回路の冷却をより効果的とすることができる。
また、該ハウジングはハンドル部を1つ有し、該ハンドル部は、該2本のタンクが並べられた列の方向において、該2本のタンクの軸心間の中間位置よりも該制御回路寄りに配置されていることが好ましい。
ハウジングはハンドル部を1つ有し、ハンドル部は、2本のタンクが並べられた列の方向において、2本のタンクの軸心間の中間位置よりも制御回路寄りに配置されているため、ハンドル部を空気圧縮機の重心の上方に配置された構成とすることができ、空気圧縮機の持ち運びを片手で容易に行うことができる。
また、該圧縮機構には、空気を流入させる空気流入口が形成され、該空気流入口は、該軸流ファンにより流れてきた空気が直接衝突しない位置に配置されていることが好ましい。
圧縮機構には、空気を流入させる空気流入口が形成され、空気流入口は、軸流ファンにより流れてきた空気が直接衝突しない位置に配置されているため、空気圧縮機の設計の自由度を高めることができる。このため、空気圧縮機のコンパクト化及び軽量化を図ることを容易とすることができる。
以上より本発明は、制御回路の冷却を十分に行うことができ、且つコンパクト化及び軽量化が図られた空気圧縮機を提供することができる。
本発明の実施の形態による空気圧縮機を示す平面図。 本発明の実施の形態による空気圧縮機を示す側面図。 本発明の実施の形態による空気圧縮機におけるファンからの空気の流れを示す側面図。
本発明の実施の形態による空気圧縮機について図1乃至図3に基づき説明する。空気圧縮機1は、エア式の釘打ち機等の工具へ圧縮空気を供給するハンディタイプの空気圧縮機であり、全体の重量は12.9kg程度であり、最高圧力4.5MPaの圧縮空気を110リットル/分程度で供給可能である。図1に示すように空気圧縮機1は、ハウジング10と、モータ20と、圧縮機構30と、2つのタンク51、52と、制御回路70とを備えている。以下の説明においては、図1における左側を空気圧縮機1の左側、図1の右側を空気圧縮機1の右側と定義する。また、図1における上側を空気圧縮機1の後側、下側を空気圧縮機1の前側と定義する。また、図1における紙面の裏側から表側へ向かう方向を空気圧縮機1の上方向、紙面の表側から裏側へ向かう方向を空気圧縮機1の下方向と定義して説明する。また、図1〜図3においては、説明の便宜上、ハウジング10を透明として図示しているが、ハウジング10は実際には透明ではなく、黒い色の樹脂により構成されている。
2つのタンク51、52は、両端部が閉塞された略円筒形状をなしており、その軸心が左右方向に指向し互いに平行な位置関係となるように、且つ、タンク51、52の軸方向においてタンク51、52の一端及び他端が互いに一致した位置関係となるように配置されている。2つのタンク51、52はフレーム53によって互いに固定されており、タンク51とタンク52とは、連通管54(図2)によりこれらの内部が連通している。タンク51は下流側タンクに相当し、タンク52は上流側タンクに相当する。タンク51とタンク52とフレーム53とを合わせた重量は3.3kg程度であり、タンク51、タンク52の合計容積は8リットル程度である。
図2に示すようにハウジング10は、上部ハウジング部11と制御回路ハウジング部12とを有しており、上部ハウジング部11と制御回路ハウジング部12とを合わせた重量は0.6〜0.7kg程度である。上部ハウジング部11は、タンク52の上部の大部分と、タンク51の上部の大部分及び後部の大部分とを覆っている。制御回路ハウジング部12は、上部ハウジング部11の後端部の下端部に接続されており、タンク51の後側の下部に対向する位置に配置され、タンク51の後側の下部及び制御回路70を覆っている。
上部ハウジング部11はハンドル部11Aを1つのみ有している。ハンドル部11Aは、タンク51の軸方向における中央部の上方であって後述のクランクケース31の上方に相当する上部ハウジング部11の外面から突出しており、左右方向へ延出している。上部ハウジング部11が設けられているこの位置は、空気圧縮機1の重心位置の真上であり、図2に示すように、前後方向において、2本のタンク51、52の軸心間の中間位置よりも後述の制御回路70寄りの位置である。
上部ハウジング部11の前端であって後述のクランクケース31に対向する部分には、上部ハウジング部11内部と上部ハウジング部11外部とを連通する図示せぬ貫通孔が形成されている。また、上部ハウジング部11の後端であって後述のファンに対向する部分には、上部ハウジング部11内部と上部ハウジング部11外部とを連通する図示せぬ貫通孔が形成されている。また、制御回路ハウジング部12の下端部とタンク51の後側の下部との間は、制御回路ハウジング部12内部と制御回路ハウジング部12外部とを連通する隙間が形成されており、この間の隙間は上部ハウジング部11内部と上部ハウジング部11外部とを連通する空気の連通路をなしている。また、タンク51とタンク52との間はフレーム53による固定により所定の間隔で離間しており、この間の隙間は上部ハウジング部11内部と上部ハウジング部11外部とを連通する空気の連通路をなしている。
また、上部ハウジング部11の上面には、図示せぬ主電源スイッチを有する図示せぬ操作パネル部が設けられている。図示せぬ主電源スイッチは、空気圧縮機1に供給される商用三相交流電源のオン/オフの切替えを行う。当該図示せぬ主電源スイッチの切替えにより、制御回路70およびモータ20等への駆動電力の供給のオン/オフを切替える。図示せぬ操作パネル部は、タンク51、タンク52内の圧力値や、過負荷等の警告を表示可能である。
モータ20及び圧縮機構30は、上部ハウジング部11内のタンク51の上方であってタンク51の軸方向における中央位置に配置されており、モータ20と圧縮機構30とを合わせた重量は5.7〜5.9kg程度である。モータ20は三相交流ブラシレスモータにより構成されており、ステータ21と、ロータ22と、ロータ22と一体回転する出力軸23とを備えている。モータ20は、その出力軸23がタンク51の軸方向に直交する方向に指向するように配置されており、上部ハウジング部11内であって出力軸23の後端部には、ファン回転軸24が出力軸23に対して同軸的に固定されて設けられている。ファン回転軸24には軸流ファン25がファン回転軸24に対して同軸的に一体回転可能に固定されて設けられている。軸流ファン25は、図1に示すように、上部ハウジング部11内であって前後方向においてタンク51よりも後方に配置されている。また、出力軸23の前側の部分は、後述のクランクケース31を貫通している。
圧縮機構30はモータ20の前方に接続されて設けられており、図示せぬクランク軸と図示せぬシリンダと図示せぬピストンと図示せぬシリンダヘッドとを有している。図示せぬクランク軸はクランクケース31内に配置されており、図示せぬシリンダヘッド、図示せぬシリンダ、及び図示せぬピストンは、第1圧縮機32、第2圧縮機33内にそれぞれ配置されている。図示せぬクランク軸は、モータ20の出力軸23と一体回転するように構成されると共に図示せぬピストンと駆動連結されており、モータ20の回転を、クランク軸を介してシリンダ内に配置されたピストンの往復運動に変換する。図示せぬシリンダヘッドと図示せぬシリンダとの間には図示せぬ弁座が設けられており、図示せぬ弁座には図示せぬ吸気口及び図示せぬ排気口が形成されている。第1圧縮機32の図示せぬ弁座の図示せぬ排気口は管部材55を介して第2圧縮機33の図示せぬ弁座の図示せぬ吸気口に接続されており、第2圧縮機33の図示せぬ弁座の図示せぬ排気口は管部材56を介してタンク52に接続されている。
クランクケース31の前端面には、クランクケース31の内部と外部とを連通する空気流入口31aが形成されている。この位置は、モータ20及びクランクケース31に関して軸流ファン25の反対側に位置しており、軸流ファン25に対向していない位置である。従って、軸流ファン25により流れてきた空気は、空気流入口31aを画成しているクランクケース31の部分には直接衝突しない。
図2に示すように、タンク51の右端部上方には、ドレン排出装置57が設けられている。ドレン排出装置57には、ドレンコック57Aが設けられ、また、ドレン排出口57aが形成されている。ドレンコックの手動操作によってコックが開閉され、連通管54およびドレン排出装置57内部の流路を経由して、二つのタンク51、52内のドレン、圧縮空気を同時に外部へ排出させることができるように構成されている。
図1に示すように、タンク52上方の右端部寄りの部分、左端部寄りの部分には、それぞれ減圧弁58A、58Bと、取り出す圧縮空気の圧力を調整するための圧力調整用ハンドル61A、61Bと、圧縮空気取出し口(カプラ)60A、60Bとが設けられている。減圧弁58A、58Bにはソケットホルダ62A、62Bが螺合により接続されており、ソケットホルダ62A、62Bの上端には圧力計59A、59Bが螺合により接続されている。また、ソケットホルダ62A、62Bに圧縮空気取り出し口(カプラ))60A、60Bが螺合されて接続されている。
これらの構成により、圧力計59A、59Bによって圧縮空気取出し口(カプラ)60A、60Bの近傍の圧力をモニタ可能である。また、タンク51、52へ流入する圧縮空気の圧力の大きさにかかわらず、圧縮空気取出し口(カプラ)60A、60B側の圧力を、最高圧力値以下の圧力値であって圧力調整用ハンドルで調整された圧力値に一定に抑えることができ、圧縮空気取出し口(カプラ)60A、60Bから、タンク51、52内の圧力にかかわらず、最高圧力値以下の圧力を有する圧縮空気を得ることができる。カプラ60A、60Bの各々には、ホースを介して釘打機等の空気工具が接続され、当該空気工具に圧縮空気を供給可能である。
制御回路70は、モータ20の起動・停止(オン・オフ)を制御可能に構成されており、上部ハウジング部11の後部内及び制御回路ハウジング部12内に配置されている。制御回路70は、タンク51の後部から4mm程度の距離で離間して近接配置されていると共に、軸流ファン25の外周から15mm程度の距離で離間して近接対向配置されている。制御回路70の重量は0.9kg程度である。
以上の構成の空気圧縮機1で空気を圧縮しているときには、上部ハウジング部11の図示せぬ貫通孔から流入した空気は、第1圧縮機32の図示せぬシリンダ内の図示せぬピストンの往復運動によって、空気流入口31aからクランクケース31内に流入し、第1圧縮機32の弁座の吸気口から第1圧縮機32の図示せぬシリンダ内に流入し、第1圧縮機32の図示せぬシリンダ内で0.7〜0.8MPaの圧力まで圧縮される。圧縮空気は図示せぬ弁座の排気口から管部材55を通して第2圧縮機33の吸気口から第2圧縮機33の図示せぬシリンダに内に流入し、第2圧縮機33の図示せぬシリンダ内で3.0〜4.5MPaの許容最高圧力まで圧縮される。圧縮空気は図示せぬ弁座の排気口から管部材56を通してタンク52に内に流入する。タンク52に流入した圧縮空気の一部は連通管54を通してタンク51に流入し、タンク51及びタンク52内において同一の圧力で圧縮空気が貯留される。
このように空気圧縮機1で空気を圧縮しているときには、図3において矢印で示すように、上部ハウジング部11の後部に形成された図示せぬ貫通孔から上部ハウジング部11内部に流入した空気は、軸流ファン25の回転による空気の巻き込みにより制御回路70の上側を通過してタンク51の後側上部に衝突し、その一部はタンク51の後部に沿って下方へ流れて制御回路70を冷却する。また、軸流ファン25から、軸流ファン25の軸方向へ流れる空気によりモータ20及び圧縮機構30が冷却される。
タンク51に対して所定の隙間で離間して近接配置されると共にタンク51に関してタンク51に隣接するタンク52とは反対の側に配置され、軸流ファン25の外周に近接対向配置された制御回路70を備えるため、制御回路70が軸流ファン25の軸方向において軸流ファン25に対向する位置に配置されていないにもかかわらず、軸流ファン25の回転による空気の巻き込みにより制御回路70に空気を流すことができ、制御回路70を効果的に冷却することができる。
また、2つのタンク51、52の間に制御回路70を配置させずに済むため、設計の自由度が高まり、空気圧縮機1のコンパクト化及び軽量化を図ることを容易とすることができる。
また、ファン回転軸24は、2つのタンク51、52が並べられた列の方向に指向して配置され、軸流ファン25は、2つのタンク51、52が並べられた列の方向において、タンク51に関してタンク51に隣接するタンク52とは反対の側に配置されているため、軸流ファン25と制御回路70とを2つのタンク51、52が並べられた列の方向において2つのタンク51、52の上方から外れた位置に配置することができ、空気圧縮機1の設計の自由度を高めることができる。このため、空気圧縮機1のコンパクト化及び軽量化を図ることを容易とすることができる。
また、タンク51、52は2本であるため、タンクが多数本設けられている場合と比較してタンク51、52全体の重量を軽くすることができ、また、タンク51、52全体の容積を小さく且つ1本のタンクよりも容積を大きい構成とすることができる。
また、タンクは、圧縮機構30に接続され圧縮機構30から圧縮空気が直接流入する上流側タンクたるタンク52と、上流側タンクに接続され上流側タンク内に流入した圧縮空気の一部が流入する下流側タンクたるタンク51とを有し、タンク51は下流側タンクからなるため、下流側タンク内の圧縮空気の温度を上流側タンク内の圧縮空気の温度よりも低くすることができ、下流側タンクに近接配置された制御回路70の冷却をより効果的とすることができる。
また、ハウジング10はハンドル部11Aを1つ有し、ハンドル部11Aは、2本のタンク51、52が並べられた列の方向たる前後方向において、2本のタンク51、52の軸心間の中間位置よりも制御回路70寄りに配置されているため、ハンドル部11Aを空気圧縮機1の重心の上方に配置された構成とすることができ、空気圧縮機1の持ち運びを片手で容易に行うことができる。
また、圧縮機構30には、空気を流入させる空気流入口31aが形成され、空気流入口31aは、軸流ファン25により流れてきた空気が直接衝突しない位置に配置されているため、空気圧縮機1の設計の自由度を高めることができる。このため、空気圧縮機1のコンパクト化及び軽量化を図ることを容易とすることができる。
本発明による空気圧縮機は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば本実施の形態では、モータ20は三相交流ブラシレスモータにより構成されていたが、他の種類のモータが用いられてもよい。
また、タンクの本数は2本であったが、2本に限定されず、複数本であればよい。
また、モータ20の出力軸23の後端部にはファン回転軸24が出力軸23に対して同軸的に固定されて設けられ、ファン回転軸24には軸流ファン25がファン回転軸24に対して同軸的に一体回転可能に固定されて設けられていたが、このような構成に限定されない。例えば、モータ20の出力軸23に軸流ファン25が同軸的に固定され、出力軸23と軸流ファン25とが一体で回転する構成としてもよい。
本発明の空気圧縮機は、圧縮空気を動力源として用いる空気式の工具等に圧縮空気を供給する、持ち運びの容易なハンディタイプの空気圧縮機の分野において特に有用である。
1・・・空気圧縮機 10・・・ハウジング 20・・・モータ 30・・・圧縮機構 51、52・・・タンク 70・・・制御回路 11A・・・ハンドル部 22・・・ロータ 24・・・ファン回転軸 25・・・軸流ファン

Claims (5)

  1. ハウジングと、
    ロータを有し該ハウジング内に配置されたモータと、
    該ハウジング内に配置され、該モータにより駆動されて空気を圧縮する圧縮機構と、
    略筒状をなし、軸方向が平行な位置関係で複数並べられ、該圧縮機構によって生成された圧縮空気を貯留するためのタンクと、
    該複数のタンクが並べられた列の方向に指向して配置され、該ロータと一体回転可能な回転軸と、
    該ハウジング内に配置され、該回転軸と一体回転可能に該回転軸に設けられ、該並べられた複数のタンクの列の一端の該タンクに関して該一端のタンクに隣接する該タンクとは反対の側に位置する軸流ファンと、
    該一端の該タンクに対して所定の隙間で離間して近接配置され、該軸流ファンの外周に近接対向配置された制御回路と、を備え
    該複数のタンクが並べられた列の方向において、該軸流ファン側から、該制御回路、該一端の該タンク、該一端の該タンクに隣接する該タンクの順に並び、
    該軸流ファンによって生じた空気の流れの一部は、該一端の該タンクの周方向に沿って該制御回路に向けて流れることを特徴とする空気圧縮機。
  2. 該タンクは2本設けられていることを特徴とする請求項1記載の空気圧縮機。
  3. 該タンクは、該圧縮機構に接続され該圧縮機構から圧縮空気が直接流入する上流側タンクと、該上流側タンクに接続され該上流側タンク内に流入した圧縮空気の一部が流入する下流側タンクとを有し、
    該一端のタンクは該下流側タンクからなることを特徴とする請求項2記載の空気圧縮機。
  4. 該ハウジングはハンドル部を1つ有し、
    該ハンドル部は、該2本のタンクが並べられた列の方向において、該2本のタンクの軸心間の中間位置よりも該制御回路寄りに配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の空気圧縮機。
  5. 該圧縮機構には、空気を流入させる空気流入口が形成され、
    該空気流入口は、該軸流ファンにより流れてきた空気が直接衝突しない位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の空気圧縮機。
JP2011078511A 2011-03-31 2011-03-31 空気圧縮機 Active JP5740789B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011078511A JP5740789B2 (ja) 2011-03-31 2011-03-31 空気圧縮機
US13/407,390 US8974191B2 (en) 2011-03-31 2012-02-28 Air compressor
EP12157539.3A EP2505839B1 (en) 2011-03-31 2012-02-29 Air Compressor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011078511A JP5740789B2 (ja) 2011-03-31 2011-03-31 空気圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012211567A JP2012211567A (ja) 2012-11-01
JP5740789B2 true JP5740789B2 (ja) 2015-07-01

Family

ID=45808204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011078511A Active JP5740789B2 (ja) 2011-03-31 2011-03-31 空気圧縮機

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8974191B2 (ja)
EP (1) EP2505839B1 (ja)
JP (1) JP5740789B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101730087B1 (ko) 2016-07-18 2017-04-26 디에스코리아퍼시픽 주식회사 치과용 에어 콤프레셔
JP6790735B2 (ja) 2016-11-03 2020-11-25 マックス株式会社 エアコンプレッサ
JP6822305B2 (ja) * 2017-04-28 2021-01-27 工機ホールディングス株式会社 気体圧縮機

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1756806A (en) * 1927-10-28 1930-04-29 Howard W Beach Portable air-compressing unit
JP4230601B2 (ja) * 1999-03-26 2009-02-25 株式会社日立製作所 空気圧縮機
JP3699297B2 (ja) * 1999-06-17 2005-09-28 尼寺空圧工業株式会社 可搬型コンプレッサー
JP2001221162A (ja) * 2000-02-10 2001-08-17 Amadera Kuatsu Kogyo Kk 可搬式圧縮装置
JP4687106B2 (ja) 2004-12-28 2011-05-25 マックス株式会社 空気圧縮機の冷却装置
US20080240936A1 (en) * 2007-04-02 2008-10-02 Douglas Kent Ritterling Portable air compressor
JP2009008065A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Hitachi Ltd 圧縮機
US8821131B2 (en) 2008-02-05 2014-09-02 Hitachi Koki Co., Ltd. Air compressor

Also Published As

Publication number Publication date
EP2505839A1 (en) 2012-10-03
US8974191B2 (en) 2015-03-10
EP2505839B1 (en) 2016-09-28
JP2012211567A (ja) 2012-11-01
US20120251346A1 (en) 2012-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5822181B2 (ja) 空気圧縮機
JP5416397B2 (ja) 作業工具
CN105829031B (zh) 电动工具
US8226454B2 (en) Heat dissipating architecture for machine tools
JP5740789B2 (ja) 空気圧縮機
US20070207043A1 (en) Enclosed vertically mounted engine
JP2012219652A (ja) 空気圧縮機
CN102528162A (zh) 切割机
JP5551050B2 (ja) エアコンプレッサ
US8714281B2 (en) Bidirectional cross airflow machine tool
JP2015100887A (ja) 電動工具
JP5212713B2 (ja) 空気圧縮機
JP2014094444A (ja) 打込み工具
JP2005315251A (ja) 往復動圧縮機
EP3329123A1 (en) Air inflating device and tire repair machine comprising same
JP2006200534A (ja) 2ストロークエンジン
JP6790937B2 (ja) 気体圧縮機
JP2014070583A (ja) 空気圧縮機
JP2023157402A (ja) 作業機
JP2012112282A (ja) エアコンプレッサ
US20240149423A1 (en) Power tool having a hammer mechanism
JP3078664U (ja) エアインパクトレンチ
JP2022022618A (ja) 作業機
JP2017099079A (ja) 空気圧縮機
JP2015127509A (ja) 空気圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5740789

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350