JP5737866B2 - シートシャッターの避難構造 - Google Patents

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本発明は、シートシャッターの避難構造に係り、詳しくは、停電時等の非常時に全閉状態にあるシャッターカーテンに開口部を形成して脱出するための構造に関するものである。
電動で開口部を開閉するシートシャッターにおいて、停電時等の非常時における避難手段を確保しておくことは重要である。
従来、シートシャッターに設ける避難手段の開発は、主として防火・防煙用のシートシャッターとの関連において検討されており、その多くは、シャッターカーテン自体に避難用開口部を形成するものである。例えば、シート状のシャッターカーテンに下端より上方に向かって切り込み部を形成し、切り込み部の左右のシートを重なり合わせることで該切り込み部を閉塞し、左右のうち一方のシートをめくることで避難用開口部を形成して避難するようにしている。
また、特許文献1には、シャッターカーテン全閉状態での停電等による非常時に、短時間で脱出することができるシートシャッターの非常脱出構造が開示されている。この非常脱出構造は、カーテンに設けたカーテン抜け止め用の係合子とガイド溝との係合を解除するための係合解除操作部を備えており、係合解除操作部を引っ張ることで、カーテンの端部をガイド溝から引き出すようにしている。
このように従来のシートシャッターにおける避難用の開口部の形成には、通常のシャッター装置として要求される機能に加えて、避難時脱出のための特別な構成(切り込みや係合解除操作部)を付加するものであった。
また、停電等の非常時には、シートシャッターによって閉鎖された空間に取り残された避難者をいかに避難開口部へ誘導するかも重要である。
特開2006−348485
本発明は、シャッター装置の基本構成に対してシンプルな構成を付加するのみで、避難者を避難開口部へ誘導し、避難用の開口部の形成を可能とすることを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
シート状のシャッターカーテンと、当該シャッターカーテンの幅方向両端部に上下方向に間隔を存して設けられた複数のガイドブロックと、建物開口部の幅方向両端部に立設され、前記複数のガイドブロックを受け入れて上下方向に案内するガイドレールと、を有するシートシャッターにおいて、
前記ガイドレールは、シャッターカーテンに所定以上の負荷が作用するとガイドブロックを介して弾性変形して拡開することで当該ガイドブロックがガイドレールから外れるように構成されており、
前記シャッターカーテンの面部には、当該シャッターカーテンが全閉位置にある時に、少なくとも一方のガイドレールに接近した部位で少なくとも1つのガイドブロックの高さに対応する高さ部位に当該部位が非常開放のための押圧部位であることを視認できる標識を少なくとも1つ設け、
開口部全閉時において、前記標識を介してシャッターカーテンを局所的に押圧することで当該標識に対応する高さの前記少なくとも1つのガイドブロックをガイドレールから離脱させると共に、残りの複数のガイドブロックの少なくとも一部を離脱させて避難用開口を形成するように構成されている、シートシャッターの避難構造、である。
後述する実施形態では、前記標識は、シャッターカーテンの表裏の面部の夫々の左右に位置して合計4つ設けてある。
1つの態様では、前記ガイドレールに接近した部位は、前記標識の中心が前記ガイドレールの前壁から水平方向に100mm〜300mmの範囲にあるような部位である。
かかる範囲に中心が位置するように標識を設け、当該標識を手で押すことで、より少ない力で効率的に当該標識に対応する高さに位置するガイドブロックを介してガイドレールを局所的に拡開させて当該ガイドブロックを外すことができる。
1つの態様では、前記避難用開口は、前記シャッターカーテンを前記標識の押圧方向に開放して形成され、前記押圧方向は避難方向と一致している。
こうすることで、避難用開口部を形成する時の動作方向を脱出方向と一致させることで、同じ方向の動作で迅速に脱出できる。上記従来技術において、「シートをめくって開口部を形成して脱出する」、あるいは、「係合解除操作部を引っ張って開口部を形成して脱出する」ことは、脱出方向と異なる方向の動作が必要となる。
1つの態様では、前記標識は、蓄光材料から形成されている。
こうすることで、停電時であっても避難口の位置を容易に認識することができ、かつ、当該標識を押すことで、避難用開口を形成して脱出することができる。
本発明に係るシートシャッターの避難構造では、シャッターカーテンにおける押圧部位に目印として当該部位が非常開放のための押圧部位であることを視認できる標識を設けることで、標識によって押圧部位を容易に認識することができ、避難誘導を良好に行うことができる。
標識を押すことで、結果として局所的な力をシャッターカーテンに作用させることができ、より小さい力で効率的に少なくとも1つのガイドブロックをガイドレールから離脱させると共に、残りの複数のガイドブロックの少なくとも一部を離脱させて避難用開口を形成することができる。
シートシャッターの全体概略正面図(全閉状態)である。 シートシャッターのガイドレール内部を示す一部省略正面図(全閉状態)である。 シートシャッターの一部省略側面図(全開状態)である。 シートシャッターの標識部分を示す部分拡大正面図である。 シートシャッターの端部の部分平面図であり、(A)は通常の全閉状態、(B)は標識部分を押した状態、(C)はシャッターカーテン端部のガイドブロックがガイドレールから離脱した状態、をそれぞれ示す。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図3に示すように、シートシャッターは、建物開口部左右両側に立設したガイドレール組立体1と、開口部上端部に設けたシャッターケース2と、シャッターケース2内に開口幅方向に延設された巻取シャフト3と、巻取シャフト3に連結されたシート状のシャッターカーテン4とを有している。
シャッターカーテン4の左右両端部はガイドレール組立体1のガイドレール5のガイド溝内に受け入れられており、開閉機(図示せず)による開閉駆動によって、シャッターカーテン4は、その左右両端部が該ガイド溝に案内されながら上昇・下降して、巻取シャフト3に巻き取られ、あるいは巻取シャフト3より繰り出されるように構成されている。
図2に示すように、シャッターカーテン4の幅方向両端部には、上下方向に間隔を存して複数のガイドブロック40が設けてある。図示の態様では、最下位のガイドブロック40を除き、ガイドブロック40は110mm間隔で配置されている。シャッターカーテン4の下端部位には袋状部41が形成されており、袋状部41の幅方向両端部にはボトムウエイト42が設けてあり、左右のボトムウエイト42間に位置させて、ウレタンパイプ43が設けてある(図3参照)。シャッターカーテン下端のこれらの構成は本発明の実施に直接関係するものではないため、正面図では省略してある。
図5に示すように、ガイドレール組立体1は、ガイドレール5と、ガイドレール固定部材6と、ガイドレール支持部材7とを備えている。ガイドレール5の底側は、ガイドレール固定部材6に装着されており、ガイドレール固定部材6の底側はガイドレール支持部材7に装着されている。
ガイドレール5は上下方向に延出する長尺材であって、ガイドレール5の側壁、前壁の内面で囲繞される内部空間は断面視において略長方形状となっており、当該内部空間によってガイドブロック40が上下方向に案内される。シャッター開閉時には、シャッターカーテン4の左右両端部に設けたガイドブロック40がガイドレール5の溝部に案内されることで、シャッターカーテン4は上下方向に移動する。開口部全閉時に、シャッターカーテン4に面圧が作用すると、シャッターカーテン4の左右両端に設けた複数のガイドブロック40がガイドレール5の内壁に当接することで、面圧に対抗するようになっている。
ガイドレール固定部材6は上下方向に延出する長尺材であって、一端側には、ガイドレール5の底側の係合突条を受け入れ、他端側には、スプリングが外装されたボルト60の一端側の頭部を受け入れている。ガイドレール支持部材7は、上下方向に延出する長尺材であり、ガイドレール支持部材7の見込壁70には、上下方向に間隔を存して受孔が穿設されており、ガイドレール5の底側に固定されたガイドレール固定部材6は、上下方向に間隔を存して突設した複数のボルト60を介して遊びを持った状態で該受孔に支持されており、ガイドレール5(ガイドレール固定部材6)は開口幅方向に移動自在であると共に開口部の前後方向に揺動自在であり、シャッターカーテン4の動きに追従して可動である。シャッターカーテン4が風等を受けて撓んだ場合には、ガイドレール5がシャッターカーテン4の動きに追従して可動となっている。
ガイドレール5は弾性を有する部材、例えば樹脂から形成されており、通常のシャッター開閉時や全閉時において作用するであろう力を超える所定以上の力が加わることで、ガイドブロック40を介してガイドレール5が変形し、ガイドレール5の対向する側壁が拡開して、側壁間の開口溝が拡がってシャッターカーテン4の端部のガイドブロック40がガイドレール5から抜け出るようになっている。
シャッターカーテン4に物体(例えば、フォークリフト)がぶつかったりした場合等には、ガイドレール5が弾性を有する樹脂から形成されているため、物体が当たった部分に近いガイドブロック40を介してガイドレール5の溝部が部分的(高さ方向において)に拡開して、シャッターカーテン4の端部のガイドブロック40が溝部から抜け出るようになっている。したがって、シャッターカーテン4に大きな力が作用した場合には、力が作用した部分に位置するガイドブロック40がガイドレールから抜け出ることで、シャッターカーテン4あるいはガイドレール5を壊すことがないようになっている。
本願の発明者が検証したところ、全閉状態にあるシャッターカーテン4において、適切な部位を選択し、当該部位を押してシャッターカーテン4に局所的に力を作用させることで、人手で容易に加えることができる150N程度の力で少なくとも1つのガイドブロック40をガイドレール5から離脱できることがわかった。そして、このことに着目することで、停電時等の非常時において、避難誘導を良好に行うことを考えた。
シャッターカーテン4に所定以上の負荷が作用するとガイドブロック40を介して拡開することで当該ガイドブロック40がガイドレール5から外れるように構成されているガイドレールは既知である。このものにおいて、全てのガイドブロック40がガイドレール5に受け入れられている状態では、シャッターカーテン4に作用する力が複数のガイドブロック40で分散して支持されるため、ガイドブロック40を外すためにはより大きい力が必要となる。これに対して、少なくとも1つのガイドブロック40が外れると、全てのガイドブロック40がガイドレール5に受け入れられている状態に比べてシャッターカーテン4を押したり引っ張ったりする方向が自由となり(ガイドレール5に対するシャッターカーテン4の端部が取り得る姿勢の自由度が大きくなる)、特定のガイドブロック40(特に外れたガイドブロックの上下隣位のガイドブロック)に対して、ガイドレールを拡開させる方向に力を局所的に作用させることができるため、残りのガイドブロックはより小さい力で外れる。
すなわち、全てのガイドブロック40がガイドレール4内に納まっている状態から少なくとも1つのガイドブロック40がガイドレール5から外れると、残りのガイドブロック40はより小さい力でガイドレール5から外れるように構成されている。本発明では、効率的に力を作用させることができる部位を予め設定し、当該部位を押してシャッターカーテン4に局所的に力を作用させることで、少なくとも1つのガイドブロック40を外し、次いで残りのガイドブロック40の少なくとも一部を離脱させて避難用開口を形成するようにしている。
図1に示すように、全閉状態にあるシャッターカーテン4の幅方向の両端側部位において、ガイドレール5に接近した部位で、かつ、少なくとも1つのガイドブロックの高さに対応する高さ部位に位置させて標識Mが設けてある。一つの態様では、標識Mはシャッターカーテン4の表裏両方の面部に合計4つ設けてある。図示の態様では、標識Mは直径200mmの円形であり、「非常開放」、「手のマーク」、「手のマーク」中の「押」、「Push」とから構成されている。これらの文字は目視で認識できるような大きさを備えており、当該部位が非常開放のための押圧部位であることを容易に視認できる。
標識Mは蓄光材料から製作されており、停電時においても避難口の位置及び押圧部位を認識できるようになっている。例えば、停電時には、シートシャッターによって閉鎖された空間内が暗くなり、シートシャッターの位置や避難用の非常口の場所がわからなくなるおそれがあるが、標識Mを蓄光材料から製作することで、シートシャッターの位置や避難用の非常口の場所(押圧部位)を容易に把握させることができる。一つの態様では、標識Mは、裏面に粘着層や接着層が形成されたシールとして用意され、ガイドブロック40がガイドレール5から離脱可能な既設のシートシャッター装置のシャッターカーテン4の面部に貼着することができる。
標識Mの高さ位置は、立ち姿勢にある避難者が容易に視認でき、かつ、避難時に自然な姿勢でシャッターカーテン4を押しやすく、また、体重をかけやすいような高さから選択される。一つの態様では、標識Mの中心は、床面から1000mm〜1200mmの範囲にある。標識Mの開口幅方向の位置は、標識Mを手で押すことで、より少ない力で効率的に標識Mに対応する高さに位置するガイドブロック40を介してガイドレール5を局所的に弾性変形・拡開させてガイドブロック40を外すことができるような位置から選択される。1つの態様では、標識Mの中心が前記ガイドレールの前壁から水平方向に100mm〜300mmの範囲にある。
図示の態様では、標識Mの中心は、床面からの高さH:1120mm、ガイドレール5の前壁からの水平距離W:250mmの点に位置している。シャッターカーテン4の端部には、標識Mの中心の高さに位置して1つのガイドブロック40が設けてあり、さらに、当該ガイドブロック40の上下のガイドブロック40も標識M全体の高さ範囲に対応する高さに位置している。すなわち、図示の態様では、3つのガイドブロック40の高さに対応する高さ部位に位置させて標識Mが設けてある。全閉姿勢にあるシャッターカーテン4において、標識Mを押すと、先ず、標識Mの高さに対応するこれらの3つのガイドブロック40の1つあるいは複数がガイドレール5から外れ、シャッターカーテン4をさらに押したり、手前に引いたりすることで、外れたガイドブロック40の上下に位置する複数のガイドブロック40がガイドレール5から外れて、脱出するのに十分な避難開口の開口高が確保される。尚、標識Mの高さに対応する位置のガイドブロック40を、他のガイドブロック40に比べてガイドレール5から抜け易い形状としてもよい。
停電時等の非常時には、シートシャッターによって閉鎖された空間に取り残された避難者は、標識Mを目印に、標識Mを介してシャッターカーテン4を局所的に押圧することで標識Mに対応する高さの少なくとも1つのガイドブロック40をガイドレールから離脱させると共に、残りの複数のガイドブロックの少なくとも一部を離脱させて、シャッターカーテン4の端部とガイドレール5との間に避難用開口を形成する(図5参照)。一つの態様では、シャッターカーテン4を押してガイドレール5から離脱させると共に、シャッターカーテン4を押圧方向に開放して避難用開口を形成するように構成されている。このものでは、避難用開口部を形成する時の動作方向を脱出方向と一致させることで、より迅速に避難することができる。あるいは、シャッターカーテン4を押してガイドレール5から離脱させると共に、シャッターカーテン4を手前に引いて避難用開口を形成してもよい。
ガイドレール5から離脱したシャッターカーテン4の通常状態への復帰について説明する。図1、図2、図3に示すように、ガイドレール5の上端には、離脱したシャッターカーテン端部の自動復帰用の上側開口状の第1ガイド部8が設けてある。ガイドレール5から離脱したシャッターカーテン端部のガイドブロック40は、シャッターカーテン4の下降によって、第1ガイド部8の内部空間に誘導案内され、ガイドレール5に復帰する。
ガイドレール5には、第1ガイド8の下方に位置して、シャッターカーテン端部の自動復帰用の下側開口状の第2ガイド部9が設けてある。第2ガイド部9の直下に位置して第3ガイド部10が設けてあり、第2ガイド部9と第3ガイド部10の間でガイドレール5は分割されている。ガイドレール5から離脱したシャッターカーテン端部のガイドブロック40は、シャッターカーテン4の上昇によって、第2ガイド部9の内部空間に誘導案内され(第3ガイド部10の側面がガイド面として機能する)、ガイドレール5に復帰する。
例えば停電時にシャッターカーテン4の端部のガイドブロック40をガイドレール5から離脱させて避難用開口部を形成して脱出した場合において、電力復旧後、開閉機によるシャッターカーテン4の上昇で、離脱したガイドブロック40は、第2ガイド部9の下側の開口から第2ガイド部9の内部空間に誘導案内され、ガイドブロック40が第2ガイド9の内部空間を通って上昇して、ガイドレール5内に自動復帰する。シャッターカーテン4の上昇時に、離脱したシャッターカーテン端部のガイドブロック40の一部がガイドレール5内に復帰できなかったとしても、開口部全開状態からシャッターカーテン4を下降させることで、依然として離脱しているガイドブロック40は、第1ガイド部8の上側の開口から第1ガイド部8の内部空間に誘導案内され、ガイドブロック40が第1ガイド8の内部空間を通って下降して、ガイドレール5内に自動復帰する。
本発明は、シートシャッターにおいて、停電時等の非常時に避難用開口を形成することに利用できる。
4 シャッターカーテン
40 ガイドブロック
5 ガイドレール
M 標識

Claims (3)

  1. シート状のシャッターカーテンと、当該シャッターカーテンの幅方向両端部に上下方向に間隔を存して設けられた複数のガイドブロックと、建物開口部の幅方向両端部に立設され、前記複数のガイドブロックを受け入れて上下方向に案内するガイドレールと、を有するシートシャッターにおいて、
    前記ガイドレールは、通常のシャッター開閉時や開口部全閉時に、シャッターカーテンに所定以上の負荷が作用するとガイドブロックを介して弾性変形して拡開することで当該ガイドブロックがガイドレールから離脱するように構成されており、
    前記ガイドレールの拡開による当該ガイドレールからのガイドブロックの離脱は、全閉位置にあるシャッターカーテンにおいて、ガイドレールに接近した部位で少なくとも1つのガイドブロックの高さに対応する高さ部位の局所的な押圧による当該ガイドレールの高さ方向における部分的な拡開によっても実行可能であり、
    前記シャッターカーテンの面部には、シャッターカーテンが全閉位置にある時に、少なくとも一方のガイドレールに接近した部位で少なくとも1つのガイドブロックの高さに対応する高さ部位に当該部位が非常開放のための押圧部位であることを視認できる標識を少なくとも1つ設け、
    開口部全閉時において、前記標識が設けられた押圧部位においてシャッターカーテンを局所的に押圧して前記少なくとも1つのガイドブロックを介してガイドレールを局所的に弾性変形・拡開させることで当該標識に対応する高さの前記少なくとも1つのガイドブロックをガイドレールから離脱させると共に、前記離脱した少なくとも1つのガイドブロックの上下に位置する残りの複数のガイドブロックの少なくとも一部を離脱させて避難用開口を形成するように構成されている、
    シートシャッターの避難構造。
  2. 前記ガイドレールに接近した部位は、前記標識の中心が前記ガイドレールの前壁から水平方向に100mm〜300mmの範囲にあるような部位である、請求項1に記載のシートシャッターの避難構造。
  3. 前記避難用開口は、前記シャッターカーテンを前記標識の押圧方向に開放して形成され、前記押圧方向は避難方向と一致している、請求項1または2に記載のシートシャッターの避難構造。
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