JP2008133633A - シートシャッターのガイドレール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】
離脱したシャッターカーテン端部をガイドレール内に自動復帰できる手段を備えたシートシャッターにおいて、自動復帰の信頼性を向上させる。
【解決手段】
シャッターカーテン4に所定以上の負荷が作用すると、ガイドブロック40がガイドレール5から離脱するシートシャッターにおいて、各ガイドレール5には、シャッターカーテン4の上昇で、ガイドレール5から離脱したガイドブロック40をガイドレール内に導く下側開口状のガイド部9と、シャッターカーテン4の下降で、ガイドレール5から離脱したガイドブロック40をガイドレール内に導く上側開口状のガイド部8と、が設けてある。
【選択図】 図7

Description

本発明は所定以上の負荷がシートに作用した場合に、シート端部がガイドレールから外れるようにしたシートシャッターのガイドレール構造に係り、詳しくは、ガイドレールから離脱したシャッターカーテン端部をガイドレール内に自動復帰させる機能を備えたガイドレール構造に関するものである。
シートシャッターはシート状のシャッターカーテンによって建物開口部を開閉するものである。シート状のシャッターカーテンは鋼製シャッターカーテン等に比べて強度が弱く、シャッターカーテンに耐風圧以上の力が加わると、シート、あるいは、時にはガイドレール、が破損してしまう惧れがあった。そこで、シャッターカーテンに所定以上の負荷が作用した場合にはシャッターカーテンの端部がガイドレールから抜け出るようなシートシャッターが提案されている。
このようなシートシャッターでは、ガイドレールから抜け出したシャッターカーテン端部をガイドレール内に復帰させる手段が必要である。ガイドレールから離脱したシャッターカーテン端部の自動復帰手段(ガイド)が特許文献1(段落番号0015、図3)に記載されている。同様の構成を図8に示す。ガイドレール5の上端の上部ガイド50の上方に位置してガイドGが設けてあり、ガイドレール5からガイドブロック40が抜け出した時には、当該ガイドGが、シャッターカーテンの開放動作(上昇)に伴いガイドブロック40をガイドG内に誘導し、次のシャッターカーテンの閉鎖作動時に、ガイドブロック40をガイドレール5内に案内させて元の状態に復帰するようにしている。
しかしながら、極めて強い突風が吹いたり、フォークリフトが激しくシャッターカーテンに当って、シャッターカーテンが前記ガイドの上まで外れてしまった時には、シャッターカーテンの開放動作によって離脱したシャッターカーテン端部が前記ガイドに誘導されないため、上昇させて開放したシャッターカーテンを下降させても、シャッターカーテン端部が外れたまま下降してしまい自動復帰しない。上述の例に限らず、従来の自動復帰機構においては、専らシャッターカーテン上昇時にのみ離脱したシャッターカーテン端部をガイドに案内するようにしているため、ガイドレール端部が外れた時の状態によっては、シャッターカーテンの上昇(開放)・下降(閉鎖)という一連の動作で、必ずしも確実に離脱したシャッターカーテン端部が自動復帰するとは限らないものであった。
特開2006−9450
本発明は、シャッターカーテンに所定以上の負荷が作用してシャッターカーテンの端部がガイドレールから抜け出た場合に、離脱したシャッターカーテン端部をガイドレール内に自動復帰できる手段を備えたシートシャッターにおいて、自動復帰の信頼性を向上させることを目的とするものである。
かかる課題を達成するために本発明が採用した技術手段は、建物開口部に立設した一対のガイドレールと、シート状のシャッターカーテンと、シャッターカーテンの幅方向両端部に上下方向に間隔を存して設けられた複数のガイドブロックと、を有し、シャッターカーテンに所定以上の負荷が作用すると、ガイドブロックがガイドレールから離脱するシートシャッターにおいて、各ガイドレールには、シャッターカーテンの上昇で、ガイドレールから離脱したガイドブロックをガイドレール内に導く下側開口状のガイド部と、シャッターカーテンの下降で、ガイドレールから離脱したガイドブロックをガイドレール内に導く上側開口状のガイド部と、が設けてある、シートシャッターのガイドレール構造、である。好ましくは、上側開口状のガイド部の内部空間は上方に向かって拡開状に形成されており、下側開口状ガイド部の内部空間は下方に向かって拡開状に形成されている。1つの態様では、上側開口状のガイド部の内部空間は、上方に向かって開口部の幅方向(開口部に突出する方向)及び開口部の前後方向に拡開しており、下側開口状のガイド部の内部空間は、下方に向かって開口部の幅方向(開口部に突出する方向)及び開口部の前後方向に拡開している。
一つの態様では、上側開口状のガイド部が、下側開口状のガイド部よりも上に位置している。他の態様では、上側開口状のガイド部が、下側開口状のガイド部よりも下に位置している。一つの好ましい態様では、前記上側開口状のガイド部は、ガイドレールの上端に連結されており、前記下側開口状のガイド部は、前記上側開口状のガイド部の下方に位置して設けてある。すなわち、下側開口状のガイド部は、ガイドレールの中途部位に設けてある。上側開口状のガイド部と下側開口状のガイド部との離間距離は特には限定されないが、後述する実施態様では、下側開口状のガイド部は、ガイドレールの上方部位に位置して設けてあり、上側開口状のガイド部と下側開口状のガイド部との離間距離は比較的小さいものとなっている。
一つの態様では、各ガイドレールには、前記下側開口状のガイド部の直下に上側開口状の補助ガイド部が設けてある。前記補助ガイド部の開口面積は前記下側開口状のガイド部の開口面積よりも小さく、シャッターカーテン上昇時に、補助ガイド部の外面と下側開口状のガイド部の開口との間から離脱したシャッターカーテン端部を下側開口状のガイド部の内部空間に誘導案内できるようになっている。
一つの態様では、前記ガイドレールは開口部の前後方向に揺動可能であり、前ガイド部(上側開口状のガイド部、下側開口状のガイド部、上側開口状の補助ガイド部)は該ガイドレールと一体として開口部の前後方向に揺動可能である。
本発明では、シャッターカーテン端部のガイドブロックがガイドレールから離脱した時には、シャッターカーテンの上昇・下降のいずれの動作でも、離脱したガイドブロックを、上側開口状のガイド部あるいは下側開口状のガイド部に誘導案内して、ガイドレール内に自動的に復帰させることができるので、シャッターカーテンの上昇・下降のいずれか一方の動作で離脱したシャッターカーテン端部がガイドレール内に復帰しなくても、続く逆方向の動作で離脱したシャッターカーテン端部をガイドレール内に自動復帰させることができ、離脱したシャッターカーテン端部の自動復帰の信頼性が向上する。
上側開口状のガイド部をガイドレールの上端に連結し、下側開口状のガイド部を前記上側開口状のガイド部の下方に位置して設けたものでは、シャッターカーテンを上昇させることで、離脱したシャッターカーテン端部が下側開口状のガイド部からガイドレール内に誘導案内され、シャッターカーテン上昇時にガイドレール内に復帰しないシャッターカーテン端部があったとしても、開口部全開状態からシャッターカーテンを下降させることで、復帰していないガイドレール端部が上側開口状のガイド部からガイドレール内に誘導案内されてガイドレール内に復帰する。
各ガイドレールに、下側開口状のガイド部の直下に上側開口状の補助ガイド部を設けたものでは、シャッターカーテンの下降時に、シャッターカーテン端部を下側開口状のガイド部の内部空間から良好にガイドレールに案内することができる。また、シャッターカーテンの上昇で下側開口状のガイド部から離脱したガイドレール端部をガイドレール内に案内する際に、補助ガイド部の外面がシャッターカーテン端部を案内するガイド面として機能し得る。
ガイドレールとガイド部とが、一体として開口部の前後方向に揺動可能としたものでは、ガイドレールから外れたガイドブロックがガイド部に引っかかることなく、ガイド部の内部空間にスムーズに誘導案内される。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はシートシャッターの全体概略正面図(全開状態を示している)、図2は図1を側方から見た図であり、図3は同シートシャッターの要部を示した正面図及び横断面図、図4は図3の正面図を側方から見た図である。シートシャッターは、建物開口部左右両側に立設したガイドレール組立体1と、開口部上端部に設けたシャッターケース2と、シャッターケース2内に開口幅方向に延設された巻取シャフト3と、巻取シャフト3に連結されたシャッターカーテン4とを有している。
シャッターカーテン4の左右両端部はガイドレール組立体1のガイドレール5のガイド溝内に受け入れられており、開閉機による開閉駆動によって、シャッターカーテン4は、その左右両端部が該ガイド溝に案内されながら上昇・下降して、巻取シャフト3に巻き取られ、あるいは巻取シャフト3より繰り出されるように構成されている。
シャッターカーテン4の幅方向端部には、上下方向に間隔を存して複数のガイドブロック40が設けてある。シャッターカーテン4の下端には、シート下端を折り返し溶着することで、シャッターカーテン4の下端部位には袋状部41が形成されている。図5に示すように、袋状部41の幅方向両端部にはボトムウエイト42が設けてある。袋状部41には、左右のボトムウエイト42間に位置させて、ウレタンパイプ43が設けてある。ガイドブロック40の形状や構成は図示のものに限定されるものではなく、例えば、ガイドローラからガイドブロックを構成してもよい。
ガイドレール組立体1の構造について説明する。図6に示すように、ガイドレール組立体1は、ガイドレール5と、ガイドレール固定部材6と、ガイドレール支持部材7とを備えている。ガイドレール5の底側は、ガイドレール固定部材6に装着されており、ガイドレール固定部材6の底側はガイドレール支持部材7に装着されている。ガイドレール支持部材7の見込壁70には、断面視略コ字状の枠が形成されており、枠にはシール材71が設けてある。ガイドレール5は弾性を有しており所定以上の力が加わると溝部が拡開可能である。ガイドレール支持部材7の見込壁70には、上下方向に間隔を存して受孔が穿設されており、ガイドレール5の底側に固定されたガイドレール固定部材6は、上下方向に間隔を存して突設した複数のロッド(後述するボルト100)を介して遊びを持った状態で該受孔に支持されており、ガイドレール5(ガイドレール固定部材6)は開口幅方向(図6のX方向)に移動自在であると共に開口部の前後方向(図6のY方向)に揺動自在であり、シャッターカーテン4の動きに追従して可動である。ここで、ガイドレール5が開口幅方向に移動自在であり、かつ、開口部の前後方向に揺動自在であるとは、一例を挙げて説明すると、シャッターカーテン4に物がぶつかったり、風圧が作用してシャッターカーテン4が膨らむと、ガイドブロック40を介してシャッターカーテン4が膨らんだ方向にガイドレール5が引っ張られ、ボルト100がガイドレール支持部材7の見込壁70の受孔を介して、図6の状態から斜め方向(矢印A)へ突出し、ガイドレール5に作用する力が解除されると、突出したボルト100がスプリング103のスプリング力で図6の状態に復帰することをいう。以下にガイドレール組立体1の各構成部材について詳述する。
ガイドレール5は上下方向に延出する長尺材であって、図6に示すように、対向状の側壁5a,5bと、側壁5a,5bの一端側を対向して延出してなり、上下に延出する溝部5cを有する前壁5dと、側壁5a,5bの他端側を連結してなる後壁5eと、後壁5eに突成した係合突条5fとから構成されている。ガイドレール5において、各壁5a,5b,5d,5eの内面で囲繞される内部空間は断面視において略長方形状となっており、当該内部空間によってガイドブロック40が上下方向に案内される。ガイドレール5は弾性を有する部材、例えば樹脂から形成されており、所定以上の力が加わることで、ガイドレール5が変形し、溝部5cが拡開して、シャッターカーテン4の端部のガイドブロック40がガイドレール5から抜け出るようになっている。
図3、図4に示すように、ガイドレール5の上端には、離脱したシャッターカーテン端部の自動復帰用の上側開口状の第1ガイド部8が設けてある。第1ガイド部8の内部空間の下端の断面形状・寸法は、ガイドレール5の内部空間の断面形状・寸法と一致しており、第1ガイド8の内部空間は、ガイドレール5(上側ガイドレール51)の内部空間と連通している。
第1ガイド部8の外形及び内部空間は上方に向かって漸次拡開状に延出している。図7に示すように、第1ガイド部8は、シート端部を挿通させる溝部が形成された前壁80、開口部前後方向に対向する側壁81,82を備えている。第1ガイド部8の内部空間は、前壁80、側壁81,82の内面によって画定される。対向状の側壁81,82の内面は上方に向かって漸次拡開状に延出している。前壁80の内面は上方に向かって開口部に突出する方向に漸次傾斜状に延出している。すなわち、第1ガイド部8の内部空間は、上方に向かって、開口部の幅方向(開口部に突出する方向)及び開口部の前後方向に拡開しており、ガイドレール5から離脱したシャッターカーテン端部のガイドブロック40を上端の開口から受け入るようになっている。ガイドレール5から離脱したシャッターカーテン端部のガイドブロック40は、シャッターカーテン4の下降によって、第1ガイド部8の内部空間に誘導案内され、上側ガイドレール51に復帰する。図3は、開口部全開状態を示しており、この実施形態では、第1ガイド8の高さ位置は、開口部全開時には、シャッターカーテン端部の最下位の二つのガイドブロック40が、第1ガイド部8内にあり、それより上方のガイドブロック40は、第1ガイド部8の上端の開口よりも上方にあるような位置に設けてある。また、シャッターカーテン端部の最下位の二つのガイドブロック40がガイドレール5から離脱した場合には、これら二つのガイドブロック40が後述する第2ガイド部9より下方に来るようにシャッターカーテン4を下降させ、シャッターカーテン4を上昇させることで、離脱した二つのガイドブロック40が第2ガイド部9を介してガイドレール5内に自動復帰する。
ガイドレール5には、第1ガイド8の下方に位置して、シャッターカーテン端部の自動復帰用の下側開口状の第2ガイド部9が設けてある。したがって、第2ガイド部9は、ガイドレール5の高さ方向の中途部位に形成されている。より具体的には、図7に示すように、ガイドレール5は、上側ガイドレール51、下側ガイドレール52の2つの部分を有しており、図示の態様では、ガイドレール5の高さ方向の上方部位において、ガイドレール5が上側ガイドレール51、下側ガイドレール52に分割されている。上側ガイドレール51の上端には第1ガイド8が設けてあり、上側ガイドレール51の下端には第2ガイド部9が設けてある。第2ガイド部9の内部空間の上端の断面形状・寸法は、ガイドレール5(上側ガイドレール51)の内部空間の断面形状・寸法と一致しており、第2ガイド9の内部空間は、ガイドレール5(上側ガイドレール51)の内部空間と連通している。
第2ガイド部9の外形及び内部空間は下方に向かって漸次拡開状に延出している。第2ガイド部9は、シート端部を挿通させる溝部が形成された前壁90、開口部前後方向に対向する側壁91,92を備えている。第2ガイド部9の内部空間は、前壁90、側壁91,92の内面によって画定される。対向状の側壁91,92の内面は下方に向かって漸次拡開状に延出している。前壁90の内面は下方に向かって開口部に突出する方向に漸次傾斜状に延出している。前壁90の下方部位は三角形状に切り欠かれており、溝部の下方部位に開口90Aが形成されている。すなわち、第2ガイド部9の内部空間は、下方に向かって、開口部の幅方向(開口部に突出する方向)及び開口部の前後方向に拡開しており、ガイドレール5から離脱したシャッターカーテン端部のガイドブロック40を下端の開口から受け入れるようになっている。ガイドレール5から離脱したシャッターカーテン端部のガイドブロック40は、シャッターカーテン4の上昇によって、第2ガイド部9の内部空間に誘導案内され、上側ガイドレール51に復帰する。
第2ガイド部9の直下に位置して上側開口状の第3ガイド部10が設けてある。第3ガイド部10は、離脱したシャッターカーテン端部のガイドブロック40を直接復帰させるものでなはなく、いわば補助ガイド部である。第3ガイド部10は、下側ガイドレール52の上端に設けてある。第3ガイド部10の内部空間の下端の断面形状・寸法は、ガイドレール5(下側ガイドレール52)の内部空間の断面形状・寸法と一致しており、第3ガイド10の内部空間は、ガイドレール5(下側ガイドレール52)の内部空間と連通している。
第3ガイド部10の外形及び内部空間は上方に向かって漸次拡開状に延出している。図7に示すように、第3ガイド部10は、シート端部を挿通させる溝部が形成された前壁100、開口部前後方向に対向する側壁101,102を備えている。第3ガイド部10の外形・内部空間は、前壁100、側壁101,102の外面・内面によって画定される。対向状の側壁101,102の外面・内面は上方に向かって漸次拡開状に延出している。前壁100の外面・内面は上方に向かって開口部に突出する方向に漸次傾斜状に延出している。すなわち、第3ガイド部100の外形及び内部空間は、上方に向かって、開口部の幅方向(開口部に突出する方向)及び開口部の前後方向に拡開している。また、第3ガイド部10の上端の開口面積は、第2ガイド部9の下端の開口面積よりも小さく設定されている。具体的には、第3ガイド部10の側壁101,102の拡開角度は、第2ガイド部9の側壁91,92の拡開角度よりも小さく、第3ガイド部10の側壁101,102の上端間の距離は、第2ガイド部9の側壁91,92の下端間の距離よりも小さい。第3ガイド部10の前壁100の上端の開口部への突出量は、第2ガイド部9の前壁90の上端の開口部への突出量よりも小さい。第3ガイド部10の上端の開口の高さ位置は、第2ガイド部9の下端の開口の高さ位置と略一致しており、図示の態様では、第3ガイド部10の上端は、第2ガイド部9の下端の開口内に僅かに突出している。
第3ガイド部10は、シャッターカーテン4の下降時には、第2ガイド部9の内部空間を通って下方に案内されるガイドブロック40を良好に下側ガイドレール52内に誘導案内するようになっている。シャッターカーテン4の上昇時には、ガイドレール5から離脱したシャッターカーテン端部のガイドブロック40が、第2ガイド部9の下端の開口から第2ガイド部9の内部空間に誘導案内されるが、その時に、第3ガイド部10の側壁101,102の外面がガイド面として機能する。
ガイドレール固定部材6は上下方向に延出する長尺材であって、一端側にガイドレール5の底側の係合突条5fを受け入れ、他端側にスプリング組立体10を構成するボルト100の一端側の頭部を受け入れている。
ガイドレール支持部材7は、上下方向に延出する長尺材であり、ガイドレール支持部材7の見込壁70には、スプリング組立体10のボルト100を挿通させる受孔が形成されており、受孔、スプリング組立体10を介して、ガイドレール5の底側が装着されたガイドレール固定部材6と、ガイドレール支持部材7とが連結されている。
スプリング組立体10は、ボルト100と、ボルト100の一端側に設けた頭部101と、ボルト100の他端側に設けたナット102と、ボルト100に外装したスプリング103とから構成されている。見込壁70を貫通したボルト100の頭部101はガイドレール固定部材6の受孔に受け入れられている。ボルト100は見込壁70の受孔に対して遊びを持って挿通されている。受孔の径はボルト100の外径よりも大きく多少の余裕があり、かつスプリング103の外径よりも小さく設定されている。図示の態様では、コイルスプリングが図示されているが、ゴム等の弾性部材を用いてもよい。
開口幅方向に移動自在かつ開口部の前後方向に揺動自在であるガイドレール5の構成は図示の構成のものに限定されるものではない。また、図示のものでは、ガイドレール5は、ガイドレール支持部材7の見込壁70の受孔を支点Pとして揺動するものであるが、ガイドレールが底側を支点として揺動するものであれば、他の構成を用いてガイドレールを揺動させるものでもよい。また、開口部の前後方向に揺動自在であるとは、水平方向の揺動に限定されるものではなく、斜め上方あるいは斜め下方への揺動を含んでいても良い。例えば、ボルトを挿通させる受孔に上下方向の遊びを持たせることで、当該遊びの範囲内で、ガイドレールを斜め上方あるいは斜め下方へ揺動させることができる。
このように構成されたシートシャッターにおいて、シャッターの開閉時には、シャッターカーテン4の左右両端部に設けたガイドブロック40がガイドレール5の溝部に案内されることで、シャッターカーテン4は上下方向に移動する。開口部全閉時に、シャッターカーテン4に面圧が作用すると、シャッターカーテン4の左右両端に設けたガイドブロック40がガイドレール5の前壁5dに当接することで、面圧に対抗するようになっている。
ガイドレール5(第1ガイド8、第2ガイド9、第3ガイド10)は、スプリング組立体10を介して、開口幅方向に移動可能であると共に、開口部の前後方向に揺動可能である。したがって、シャッターカーテン4が風等を受けて撓んだ場合には、ガイドレール5がシャッターカーテン4の動きに追従して可動となっている。結果として、シャッターカーテン4が撓んだ場合であっても、ガイドブロック40がガイドレール5の前壁5dと全体で当接することで均一な力で抜け止めできる。
シャッターカーテン4に強風が作用したり、物がぶつかったりした場合等には、ガイドレール5が弾性を有する樹脂から形成されているため、溝部5cが拡開して、シャッターカーテン4の端部のガイドブロック40が溝部5cから抜け出るようになっている。したがって、シャッターカーテン4あるいはガイドレール5を壊すことがないようになっている。
シャッターカーテン4の両端部のガイドブロック40がガイドレール5から離脱した場合には、開閉機によるシャッターカーテン4の上昇で、離脱したガイドブロック40は、
第2ガイド部9の下側の開口から第2ガイド部9の内部空間に誘導案内され、ガイドブロック40が第2ガイド9の内部空間を通って上昇して、ガイドレール5(上側ガイドレール51)内に自動復帰する。シャッターカーテン4の上昇時に、離脱したシャッターカーテン端部のガイドブロック40の一部がガイドレール5内に復帰できなかったとしても、開口部全開状態からシャッターカーテン4を下降させることで、依然として離脱しているガイドブロック40は、第1ガイド部8の上側の開口から第1ガイド部8の内部空間に誘導案内され、ガイドブロック40が第1ガイド8の内部空間を通って下降して、ガイドレール5(上側ガイドレール51)内に自動復帰する。
本発明は、シートシャッターに用いることができる。
シートシャッターの全体概略正面図(全開状態を示している)である。 図1を側方から見た図である。 同シートシャッターの要部を示した正面図及び横断面図である。 図3の正面図を側方から見た図である。 (a)はシャッターカーテンの部分平面図、(b)は同部分正面図である。 ガイドレール組立体の断面図である。 本発明に係るガイド体の作用説明図である。 従来のガイド体の作用説明図である。
符号の説明
1 ガイドレール組立体
5 ガイドレール
6 ガイドレール固定部材
7 ガイドレール支持部材
8 第1ガイド
9 第2ガイド
10 第3ガイド
4 シャッターカーテン
40 ガイドブロック

Claims (4)

  1. 建物開口部に立設した一対のガイドレールと、シート状のシャッターカーテンと、シャッターカーテンの幅方向両端部に上下方向に間隔を存して設けられた複数のガイドブロックと、を有し、シャッターカーテンに所定以上の負荷が作用すると、ガイドブロックがガイドレールから離脱するシートシャッターにおいて、
    各ガイドレールには、
    シャッターカーテンの上昇で、ガイドレールから離脱したガイドブロックをガイドレール内に導く下側開口状のガイド部と、
    シャッターカーテンの下降で、ガイドレールから離脱したガイドブロックをガイドレール内に導く上側開口状のガイド部と、
    が設けてある、シートシャッターのガイドレール構造。
  2. 前記上側開口状のガイド部は、ガイドレールの上端に設けてあり、前記下側開口状のガイド部は、前記上側開口状のガイド部の下方に位置して設けてある、請求項1に記載のガイドレール構造。
  3. 各ガイドレールには、前記下側開口状のガイド部の直下に上側開口状の補助ガイド部が設けてあり、前記補助ガイド部の開口面積は前記下側開口状のガイド部の開口面積よりも小さい、請求項1,2いずれかに記載のガイドレール構造。
  4. 前記ガイドレールは開口部の前後方向に揺動可能であり、前記ガイド部は該ガイドレールと一体として開口部の前後方向に揺動可能である、請求項1乃至3いずれかに記載のガイドレール構造。
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