JP5732763B2 - Esd保護素子を備える半導体装置およびesd保護素子を備える半導体装置の製造方法 - Google Patents

Esd保護素子を備える半導体装置およびesd保護素子を備える半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ESD(ELECTRO STATIC DISCHARGE)保護素子を備える半導体装置に関する。特に、ESD保護素子を備える半導体加速度センサ装置などに関する。
半導体装置の基板に配置されている内部回路は、静電気やサージ電流によるダメージを受けやすい。例えば、ピエゾ抵抗を用いた加速度センサ装置においては、内部回路としてピエゾ抵抗を用いてホイートストンブリッジ回路が形成される。このような加速度センサ装置の内部回路の構成は簡単であるかもしれないが、静電気やサージ電流によってピエゾ抵抗がダメージを受ける場合がある。したがって、パッケージングなどにおいては取り扱いには注意を要する。
そこで、静電気やサージ電流によるダメージを受けにくくするために、半導体装置にESD保護素子が備えられる場合が多い。例えば、ピエゾ抵抗を用いた加速度センサ装置に、ESD保護素子としてツェナーダイオードを形成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−134185号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば、ツェナーダイオードを半導体装置の基板に形成する必要があり、基板の面積が使用されるために、基板に他の素子や配線を配置することが困難となったり、センサの小型化が困難となったりする場合がある。また、特許文献1に開示された技術によれば、ESD保護素子を半導体装置に配置するための工程が増加することとなり、製造コストが増加するという課題がある。
本発明の一実施形態として、P型またはN型の基板と、前記基板に配置されている回路と、前記回路の入力用または出力用の第1の電極パッドおよび第2の電極パッドと、前記基板内の前記基板と異なる導電型の不純物拡散領域と、前記第1の電極パッドを、前記不純物拡散領域に接続する第1の配線と、前記第2の電極パッドを、前記不純物拡散領域を除く前記基板の領域に接続する第2の配線と、少なくとも前記不純物拡散領域の縁の上に配置された第3の配線と、前記第3の配線に印加される電圧を、前記回路に印加される電圧に対して所定の割合とするクランプ回路と、を備える半導体装置を提供する。
本発明の一実施形態として、P型またはN型の基板と、前記基板に配置されている回路と、前記回路の入力または出力用の第1の電極パッドおよび第2の電極パッドと、前記基板内の前記基板と異なる導電型の第1の不純物拡散領域と、前記第1の不純物拡散領域内の不純物拡散領域であって、前記第1の不純物拡散領域よりも高濃度の前記基板と異なる導電型の第2の不純物拡散領域と、前記第1の不純物拡散領域内の前記第2の不純物拡散領域と分離された不純物拡散領域であって、前記第1の不純物拡散領域よりも高濃度の前記基板と同じ導電型の第3の不純物拡散領域と、前記第1の電極パッドを前記第2の不純物拡散領域に接続する第1の配線と、前記第2の電極パッドを前記第3の不純物拡散領域
に接続する第2の配線と、少なくとも前記第2の不純物領域の縁の上に配置された第3の配線と、前記第3の配線に印加される電圧を、前記回路に印加される電圧に対して所定の割合とするクランプ回路と、を備える半導体装置を提供する。
本発明の一実施形態として、P型またはN型の基板に、前記基板と異なる導電型の第1の不純物拡散領域および第2の不純物拡散領域を形成し、入力用または出力用の第1の電極パッドおよび第2の電極パッドに接続される回路を、前記第1の不純物拡散領域をピエゾ抵抗として用いて形成し、前記第2の不純物拡散領域に第1の配線を接続して前記第1の電極パッドと接続し、前記第2の不純物拡散領域を除く前記基板領域に第2の配線を前記第2の電極パッドと接続し、少なくとも前記第2の不純物拡散領域の縁の上に第3の配線を配置し、前記第3の配線に印加される電圧を、前記回路に印加される電圧に対して所定の割合とするクランプ回路を形成することを含む半導体装置の製造方法を提供する。
本発明の一実施形態として、P型またはN型の基板に、前記基板と異なる導電型の第1の不純物拡散領域を形成し、前記第1の不純物拡散領域よりも高濃度の、前記基板と異なる導電型の第2の不純物拡散領域と第3の不純物拡散領域とを前記第1の不純物拡散領域内と外とに形成し、前記第1の不純物拡散領域よりも高濃度の、前記基板と同じ導電型の第4の不純物拡散領域を、前記第1の領域内に前記第2の領域と分離して形成し、入出力用の第1の電極パッドおよび第2の電極パッドに接続される回路を、前記第3の不純物拡散領域をピエゾ抵抗として用いて形成し、前記第2の不純物拡散領域に第1の配線を接続して前記第1の電極パッドと接続し、前記第4の不純物拡散領域に第2の配線を接続して前記第2の電極パッドと接続し、少なくとも前記第2の不純物拡散領域の縁の上に第3の配線を配置し、前記第3の配線に印加される電圧を、前記回路に印加される電圧に対して所定の割合とするクランプ回路を形成することを含む半導体装置の製造方法を提供する。
本願発明においては、半導体装置の製造において、ESD保護素子を形成する工程において、他の素子を形成することが可能となり、製造コストの増加を防止することができる。特に、ピエゾ抵抗を用いた加速度センサ装置に本願発明を適用すると、ESD保護素子を形成する工程において、ピエゾ抵抗も形成することが可能となる。このため、ESD保護素子を形成することによる工程数の増加を防ぐことができる。
半導体装置の一例としての加速度センサの全体斜視図 半導体装置の一例としての加速度センサの平面図及び断面図 半導体装置の一例としての加速度センサの上面に形成される電極パッドと配線との一例図 ピエゾ抵抗素子、コンタクトおよび配線、また、アノード極、コンタクトおよび配線の断面図および等価回路図 半導体装置の等価回路の一例図 ピエゾ抵抗素子とアノード極との製造工程を示す図 実施形態2に係るダイオードの断面図と上面図 実施形態2に係るダイオードの電圧−電流特性図 実施形態3に係るダイオードの断面図 実施形態3に係るダイオードの電圧−電流特性図 実施形態3に係るダイオードを用いて形成される回路の等価回路図
以下、本発明を実施するための形態を、いくつかの実施形態として説明する。なお本発明は、以下に説明する実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。例えば、以下の説明において、ピエゾ抵抗を用いる加速度センサを例として主に説明を行なうが、本発明はピエゾ抵抗を用いる加速度センサに限定されることはなく、また、加速度センサに限定されることもなく、一般の半導体回路が配置された半導体装置に適用可能である。
(実施形態1)
(半導体装置の一例としての加速度センサの構成)
図1は、半導体装置の一例としての加速度センサの全体斜視図である。図1に示されるように、加速度センサ10は、略直方体である。加速度センサ10は、半導体基板からなるセンサ本体20と、ガラスなどからなる支持基板30により構成されている。図1では加速度センサの面内に直交する2軸(X軸とY軸)を設定し、この2軸に垂直な方向をZ軸と定めている。センサ本体20は、半導体基板の一例としてのSOI基板110を用いて構成されている。センサ本体20は、半導体膜120、シリコン酸化膜130、シリコン基板140が順に積層して構成されている。半導体膜120としては、P型またはN型のシリコン膜を用いることができる。半導体膜120に半導体装置の内部回路(単に「回路」という場合がある)が形成される。また、半導体基板がP型であるかN型であるかは、回路が形成される半導体膜120がP型であるかN型であるかで決定される。
加速度センサの場合には、開口を有するフレーム(フレーム部121およびフレーム部141)内に重錘体(錘部142)が配置され、この重錘体をフレームに対して可撓性を有する梁(可撓部123)によって支持して構成されている。支持基板30はセンサ本体20を支持する台座としての機能と、重錘体の下方(Z軸負方向)への過剰な変位を規制するストッパ基板としての機能を併せもっている。センサ本体20をパッケージ基板などへ直接実装する場合には、支持基板30は必要ではないことがある。
図2は、図1に全体斜視図を示した加速度センサの平面図及び断面図である。図2(A)は加速度センサ本体の上面図であり、4本の可撓部123上には3軸(XYZ)方向の加速度を検出するためのピエゾ抵抗Rx〜RzおよびESD保護素子となるダイオードのアノード極D1〜D9が形成されている。ピエゾ抵抗Rx〜Rzにより、内部回路を形成することができる。半導体装置の内部回路に、図2に示すようにピエゾ抵抗Rx〜Rzが用いられる場合には、ピエゾ抵抗Rx〜Rzとアノード極D1〜D9とは、同じ不純物を半導体膜120に拡散することにより形成することができる。半導体膜がN型シリコンであれば、拡散する不純物は導電型がP型のものを用いる。また、半導体膜の導電型がP型シリコンであれば、拡散する不純物は導電型がN型のものを用いる。
なお、「アノード極」と書いたが、これは、本実施形態では、半導体膜120の材料の導電型がN型シリコンであり、不純物としてボロンなどの導電型がP型の不純物を用いた場合を主に想定しているからである。半導体膜120の材料の導電型がP型シリコンであり、不純物としてリンなどの導電型がN型の不純物が用いられる場合には、「カソード極」と呼ぶのが適切である。
図2において、ピエゾ抵抗Rx〜Rzは、可撓部123がフレーム部121および錘接合部122と接続する領域に配置されている。図面ではX軸に沿った方向に配置した1対の可撓部に、X方向およびZ方向の加速度を検出するためにピエゾ抵抗Rx1〜Rx4およびRz1〜Rz4が配置される。一方、Y軸に沿った方向に配置した1対の可撓部にY方向の加速度を検出するためのピエゾ抵抗Ry1〜Ry4が配置されている。なお、Y軸に沿った方向に配置した1対の可撓部にピエゾ抵抗Rz1〜Rz4を配置してもよい。
図2において、アノード極D1〜D9は、フレーム部121に配置されている。これは、ピエゾ抵抗素子の抵抗値の変化を検出するための電極パッドがフレーム部121に配置されるので、アノード極を用いるESD保護素子を電極パッドの近くに配置し、ESD保護素子をより効果的に機能させるためである。ESD保護素子をより効果的に機能させるためであれば、アノード極の配置は任意の位置でもよい。このためには、電極パッドをESD保護素子に接続する配線は、電極パッドを内部回路に接続する配線の長さよりも短くなるのが好ましい。なお、図2において、アノード極はD1〜D9として9つが設置されているが、必要に応じて任意の個数設置することが可能である。例えば、ピエゾ抵抗Rx1〜Rx4のみを用いてX軸方向の加速度のみを検出するのであれば、アノード極は3つあれば足りるので、アノード極を最低3つ設置すればよい。
なお、図2(B)はセンサ本体のX−X断面に沿う断面図であり、錘部142の下面はフレーム部141の下端から離れており、ガラス基板との間にギャップが形成される。これにより、ガラス基板3との間にギャップによりZ軸の方向に一定量の変位が可能なように設定されている。図2(C)はセンサ本体のY−Y断面に沿う断面図であり、可撓部123は可撓性をもった自立薄膜である。
図3は、図2(A)に示す加速度センサ本体の上面の半導体膜上に形成される配線および電極パッドの配置を示す。ピエゾ抵抗素子およびアノード極が形成された半導体膜120上に、絶縁膜が形成される。また、絶縁膜には、各ピエゾ抵抗素子、各アノード極および半導体膜120へのコンタクトが形成される。半導体膜120へのコンタクトを基板へのコンタクトという場合がある。絶縁膜上には、電極パッドとしてVx、Gx、X1、X2、Vy、Gy、Y1、Y2、Vz、Gz、Z1、Z2が形成される。これらの電極パッドは、X軸、Y軸およびZ軸方向の加速度を検出するための内部回路の入力用または出力用の電極パッドである。これらの電極パッドと各ピエゾ抵抗、各アノード極および半導体膜120へのコンタクトとを接続する配線が半導体膜120上に、絶縁膜を介して形成される。
図3に示されるように、電極パッドX1は、アノード極D1と、ピエゾ抵抗Rx1の一端と、ピエゾ抵抗Rx3の一端と、配線およびコンタクトによって接続される。電極パッドX2は、アノード極D3と、ピエゾ抵抗Rx2の一端と、ピエゾ抵抗Rx4の一端と、配線およびコンタクトによって接続される。電極パッドVxは、半導体膜120と、ピエゾ抵抗Rx1の他端と、ピエゾ抵抗Rx2の一端と、配線およびコンタクトによって接続される。特に、Vxは、半導体膜120に達するコンタクトおよび配線311により半導体膜120に接続される。電極パッドGxは、アノード極D2と、ピエゾ抵抗Rx3の他端と、ピエゾ抵抗Rx4の他端と、配線およびコンタクトによって接続される。
図3においては、電極パッドVxは半導体膜120と1つのコンタクトと配線311とによって接続されているが、2つまたは3つ以上の任意の数の配線と半導体膜120へのコンタクトによって接続されていてもよい。この点は、電極パッドVy、Vzについても指摘することができる。
電極パッドY1は、アノード極D4と、ピエゾ抵抗Ry1の一端と、ピエゾ抵抗Ry4の一端と、配線およびコンタクトによって接続される。電極パッドVyは、半導体膜120と、ピエゾ抵抗Ry1の他端と、ピエゾ抵抗Ry2の一端と、配線およびコンタクトによって接続される。
電極パッドGyは、アノード極D5と、ピエゾ抵抗Ry3の一端と、ピエゾ抵抗Ry4の一端と、配線およびコンタクトによって接続される。電極パッドY2は、アノード極D6と、ピエゾ抵抗Ry2の他端と、ピエゾ抵抗Ry3の他端と、配線およびコンタクトによって接続される。
電極パッドZ1は、アノード極D7と、ピエゾ抵抗Rz1の一端と、ピエゾ抵抗Rz4の一端と、配線およびコンタクトによって接続される。電極パッドZ2は、アノード極D9と、ピエゾ抵抗Rz2の一端と、ピエゾ抵抗Rz3の一端と、配線およびコンタクトによって接続される。電極パッドVzは、半導体膜120と、ピエゾ抵抗Rz1の他端と、ピエゾ抵抗Rz2の一端と、配線およびコンタクトによって接続される。特に、Vzは、半導体膜120とに達するコンタクトおよび配線313により半導体膜120に接続される。電極パッドGzは、アノード極D8と、ピエゾ抵抗Rz3の他端と、ピエゾ抵抗Rz4の他端と、配線およびコンタクトによって接続される。
このように、本実施形態においては、電極パッドVx、Vy、Vzを半導体膜120に接続することにより、カソード極を共有させ、アノード極D1〜9により形成されるダイオードの配置の効率化を達成することができる。
図4は、半導体膜120に形成されたピエゾ抵抗素子、コンタクトおよび配線、また、アノード極、コンタクトおよび配線の断面図を示す。
図4(A)には、(A−1)として、ピエゾ抵抗素子、コンタクトおよび配線の断面図を示し、(A−2)としてピエゾ抵抗、コンタクトおよび配線の上面図を示す。半導体膜120上に形成される絶縁膜の図示は省略している。図4(A)に示すように、半導体膜401に不純物が拡散された領域402が存在する。領域402がピエゾ抵抗素子を形成する。領域402への不純物の拡散は、例えば、イオン打ち込みの後に熱拡散をする方法や不純物を曝して熱拡散をする方法などを用いることができる。
半導体膜120の導電型がN型であれば、導電型がP型の不純物を半導体膜120に拡散することで、空乏領域403が形成される。同様に、半導体膜120の導電型がP型であれば、導電型がN型の不純物を半導体膜120に拡散することで、空乏領域403が形成される。
なお、領域402と、次に述べるコンタクト404、405とが接触する領域における接触抵抗を小さくするために、領域402に不純物を拡散した後、コンタクト404、405が接触することになる領域402−1、402−2にさらに高濃度に不純物を拡散してもよい。
領域402の端部またはその近傍にはコンタクト404、405が形成され、配線406、407がコンタクト404、405と接続され、領域402が形成するピエゾ抵抗素子の抵抗値を読み取ることができるようになっている。図4(B)は、図4(A)に示す構造の等価回路図を例示する。
図4(C)には、(C−1)として、アノード極、コンタクトおよび配線の断面図を示し、(C−2)として、アノード極、コンタクトおよび配線の上面図を示す、図4(A)と同じく、半導体膜120上に形成される絶縁膜の図示は省略している。図4(C)に示すように、半導体膜401に不純物が拡散された領域408が存在する。半導体膜401がN型シリコンの膜である場合には、領域408がアノード極を形成する。領域408へ拡散される不純物、不純物の拡散法は、領域402へ拡散される不純物、不純物の拡散法と同じにすることができる。すなわち、領域408は、領域402と同時に形成することができる。また、後述するコンタクト408に充填される導電性材料との接触抵抗を小さくするために、領域408−2にさらに高濃度に不純物を拡散してもよい。領域408−2への不純物の拡散は、領域402−1、402−2への不純物の拡散と同時に行なうことができる。
図4(A)と同じく、空乏領域409が、半導体膜401の領域408の周囲に形成される。領域408には、コンタクト411が形成され、配線414がコンタクト411と接続される。また、カソード極として、半導体膜401を用いることができる。そこで、コンタクト412が半導体膜401と接続するように形成され、コンタクト412が配線415と接続される。コンタクト412は、図4(C−2)に示すように、空乏領域409の外部に形成し、半導体膜401の空乏領域409外に接続することもできる。
図4(D)は、図4(C)に示す構造の等価回路図を例示する。図4(D)に示すように、領域408がダイオードのアノード極となり、半導体膜401のコンタクト411の周囲がカソード極となる。
なお、符号413は、領域408の縁の上に配置される導電性物質(例えば、配線414、415と同一の物質)である。後述するように、領域408の縁の上に導電性物質413を配置することにより、導電性物質413の下方に形成される空乏領域の形状を制御することができる。すなわち、図4(C)の(C−1)に示されるように、導電性物質413の下方に形成される空乏領域の幅を、他の部分よりも小さくすることができる。これにより、降伏電圧をピエゾ抵抗素子に電流が流れ始める電圧よりも小さくすることができ、ピエゾ抵抗素子を静電気やサージ電流などから保護できる。なお、降伏電圧とは、アノードの電位よりもカソードの電位を高くする電圧がダイオードに印加した場合における、ダイオードに電流が流れ始める電圧をいう。
なお、符号413の材料を、配線414、415と同じにすれば、符号413は、配線414、415と同時に形成することができる。
図5は、図3に示すピエゾ抵抗Rx〜Rz、アノード極D1〜D9、電極パッドVx、Gx、X1、X2、Vy、Gy、Y1、Y2、Vz,Gz、Z1、Z2、コンタクトおよび配線により形成される回路の等価回路図を示す。図3、図4を対比すると、例えば、Ry1〜Ry4によりホイートストンブリッジ回路が形成される。すなわち、電極パッドVyと電極パッドGyとの間に電位差を設けることにより、Ry1〜Ry4の抵抗値に応じて電極パッドY1とY2との間に電位差が生ずる。また、アノード極D4により形成されるダイオードが電極パッドY1と電極パッドVyとを接続する。また、アノード極D5により形成されるダイオードが電極パッドGyと電極パッドVyとを接続する。また、アノード極D6により形成されるダイオードが電極パッドY2と電極パッドVyとを接続する。Rx1〜Rx4により形成されるホイートストンブリッジ回路、Rz1〜Rz4によりにより形成されるホイートストンブリッジ回路についても同様である。
Ry1〜Ry4によるホイートストンブリッジ回路の通常の使用においては、電極パッドVyの電位を電極パッドGyの電位よりも大きくすることにより、アノード極D4〜D6により形成されるダイオードには、逆方向の電位差が印加されるので、アノード極D4〜D6により形成されるダイオードは、ホイートストンブリッジ回路の使用に影響を与えない。ただし、静電気やサージ電流が発生し、通常の使用におけるよりも電極パッドVyの電位が電極パッドGyの電位より大きくなると、ダイオードの逆方向の電圧に対する降伏が発生して、静電気やサージ電流がダイオードを逆方向に流れ、ピエゾ抵抗Ry1〜Ry4が保護されることになる。
Rx1〜Rx4、D1〜3、Rz1〜Rz4、D7〜D9により形成される回路についても同様である。
次に、図6に従って、ピエゾ抵抗素子とアノード極との製造工程の説明を行う。
図6(A)は、半導体基板の断面を示す図である。シリコン単結晶基板やSOI基板などの半導体基板610を準備する。この半導体基板610の主面側にマスクを形成する。マスクの材料としては、例えばSiO2、Si4を用いることができる。これらの材料を半導体基板610の主面の側全体にCVD(Chemical Vapor Deposition)法などを用いて均一の厚さに堆積させ、1層あるいは複数層を形成する。その後、その上にフォトレジストを塗布する。そして、パターンの露光を行い、現像処理の後、エッチングを行なってパターンをマスクに転写してパターニングを行う。
図5(B)は、半導体基板610の主面の側のマスクにパターニングが行なわれ、開口部が形成された状態を示す図である。半導体基板610の主面の側からイオン打ち込みを行なったり、半導体基板610の主面の側を不純物に曝したりするなどを行ない、半導体基板610の主面のうち開口部の部分に不純物を拡散させる。
図5(C)は、半導体基板610の主面の側に、不純物が拡散された領域650、660がマスクの開口部に形成され、マスクを除去した状態を示す図である。図5では、領域650がピエゾ抵抗素子を形成し、領域660がアノード極となる。図5(C)に示されるように、領域650、660への不純物の拡散は、同一工程で行なうことができる。
図5(D)は、領域650、660のち、後述するコンタクト671、672、673が形成されることになる領域651、652、661に、高濃度に不純物を拡散する。これにより、コンタクト内の導電材と領域650、660との接触抵抗を小さくすることができる。図5(D)に示されるように、領域651、652、661への高濃度の不純物の拡散も同一工程で行なうことができる。
図5(E)は、次に、半導体基板610の主面の上全体に絶縁層を形成し、領域650の両端またはその近傍、領域670、半導体膜620のうち領域650、670以外に達するコンタクト671、672、673、674を形成した状態を示す。
図5(F)は、コンタクト671、672、673、674に金属材料などの導電材料を埋め込み、また、配線681、682、683、684を絶縁膜上に形成する。これにより、領域650を用いてピエゾ抵抗素子が形成され、領域660と半導体膜620とによりダイオードが形成されることになる。
上述したように、領域650と領域660とは同時に形成することが可能である。また、領域651、652、661も同時に形成することが可能である。このため、ピエゾ抵抗素子とESD保護素子としてのダイオードとを同時に形成することが可能となる。したがって、ESD保護素子を形成することによる工程の増加を防ぐことができる。
図7は、アノード極の周りに形成される空乏領域の形状の制御についてより詳細に説明する図である。図4(C)の(C−1)に対応し、図7では、アノード極の不純物拡散領域の縁の上に導電性材料として配線714を配置し、アノード極を形成する不純物拡散領域の周りに形成される空乏領域の形状を制御している。アノード極の不純物拡散領域の縁とは、基板面におけるアノード極の不純物拡散領域とそれ以外の領域との境界(PN接合部)をいう。また、アノード極の不純物拡散領域の縁の上とは、基板面より上方に離れた位置をいう。
図7(C’−1)は、本実施形態に係るダイオードの断面図を示し、図7(C’−2)は、本実施形態に係るダイオードの上面図を示す。
図7に示すように、半導体膜701に不純物が拡散された領域708が形成され、領域708がアノード極となり、アノード極へのコンタクト710と半導体膜701へのコンタクト711とが形成され、コンタクト710、711にそれぞれ接続する配線712、713が形成されている。図7(C’−1)に示されるように、コンタクト710とコンタクト711との間の位置に配線714が配置されている。
図7(C’−2)においては、配線714は、領域708の縁の上に、すなわち領域708と領域708以外との境界を覆うように、「コ」の字形に形成されて配置されている。ただし、本発明では、領域708の縁の上に配置される導電性材料の形状は「コ」の字形に限定はされない。本実施形態において、「コ」の字形になっているのは、領域708を半導体膜701の上面から見た場合の形状が矩形であるので、配線714が、領域708の縁をできるだけ長く覆うようにするためには「コ」の字形が好ましいからである。領域708を半導体膜701の上面から見た場合の形状が例えば円形や楕円形であれば、配線714を「C」字形にしてもよい。また、配線712、713を配線714と異なる層に配置することにより、配線714を領域708の縁上に「ロ」の字形や円形、楕円形に形成することも可能である。
このように配線714を配置することにより、領域708の周りに形成される空乏領域の形状を変化させることができる。図7に示すように、半導体膜701の表面に平行な方向での空乏領域の距離は、配線714に覆われている位置における方が、配線714に覆われていない位置におけるよりも小さくすることができる。これにより、ダイオードの逆方向の電圧に対する降伏が発生するときの電圧を、制御することができる。
配線714に覆われている位置における半導体膜701の表面平行な方向の距離である空乏領域の距離は、配線714の位置、形状によっても制御できるが、配線714と配線712、713との電位の関係によっても制御することができる。例えば、配線714と配線712とを接続して、配線714と配線712とが同電位になるようにしたり、配線714と配線713とを接続して、配線714と配線713とが同電位になるようにしたりすることにより、制御することができる。また、配線714を電極パッドVyまたは電極パッドGyに接続し、電極パッドVyまたは電極パッドGyと同電位となるようにすることにより、制御することができる。さらに、抵抗を用いて、配線714の電位を配線712の電位と配線713の電位との中間の任意の電位にしたり、電極パッドVyの電位と電極パッドGyの電位との中間の任意の電位にしたりすることができる。
このように、配線714の電位を設定するための回路を、クランプ回路という場合がある。クランプ回路は、例えば、上述した接続を行ない、内部回路に印加される電圧に対して所定の割合の電圧を配線714に印加する。
図8は、ピエゾ抵抗素子の両端における電圧−電流特性801、802、および本実施形態に係るダイオードのアノード極と半導体膜の空乏領域を除く部分との間における電圧−電流特性803、804を示す。図8に示すように電圧がダイオードの順方向に印加される場合には、ダイオードを流れる電流の方がピエゾ抵抗素子を流れる電流よりも大きくなる。また、電圧がダイオードの逆方向に印加される場合には、ダイオードに電流が流れ始める電圧(逆方向の電圧に対する降伏電圧)を、ピエゾ抵抗素子に電流が流れ始める電圧よりも大きくすることができる(電圧の絶対値は小さくなる)。したがって、内部回路(例えばピエゾ抵抗素子)とダイオードと電極パッドに対して並列に接続することにより、ピエゾ抵抗素子を保護することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態においては、半導体膜(あるいは半導体基板)をESD保護素子としてのダイオードの一方の極として使用することができるので、ESD保護素子を設けるのに必要な面積を従来よりも小さくすることができる。また、半導体膜に配置される回路にピエゾ抵抗素子が用いられる場合には、ピエゾ抵抗素子の形成とESD保護素子の形成とを同時に行なうことができる。また、電極パッドを半導体膜に配置される回路に接続する配線よりも、電極パッドをESD保護素子に接続する配線よりも短くすることにより、静電気やサージ電流からの回路の保護を効果的に実現することができる。また、空乏領域の形状を制御することにより、アノード極を用いて形成されるダイオードに逆方向の電圧が加わったときに逆方向の電圧に対する降伏が発生するときの電圧を制御することができる。これにより、逆方向の電圧に対する降伏が発生する電圧を小さくすることができ、内部回路を効果的に保護することを実現できる。
(実施形態2)
実施形態1に係るダイオードにおいては、アノード極の拡散領域が形成される半導体膜をカソード極として用いられていたので、複数のダイオードが形成される場合には、カソード極が共有されることになる。そこで、本発明の実施形態2においては、カソード極が共有されない構成としたダイオードについて説明する。
図9(A)は、本実施形態に係るダイオードの断面図を示す。本実施形態においては、半導体膜901に第1の不純物を拡散した不純物拡散領域902が形成される。半導体膜901の導電型がN型であれば、第1の不純物の導電型はP型となる。そして不純物拡散領域902内に、第2の不純物を拡散した不純物拡散領域903と第3の不純物を拡散した不純物拡散領域904とが分離して形成される。不純物拡散領域903には、領域902の第1の不純物の拡散濃度よりも高濃度に第2の不純物が拡散される。なお、第2の不純物は、第1の不純物と同じ型である。また、第1の不純物と第2の不純物は同じ不純物であってもよい。不純物拡散領域904には、不純物拡散領域902の第1の不純物の拡散濃度よりも高濃度に第3の不純物が拡散される。第3の不純物は、半導体膜901と同じ導電型である。
半導体膜901の上には絶縁膜が形成され、不純物拡散領域903、不純物拡散領域904それぞれへのコンタクト905、906が形成され、配線907、配線908が形成される。
なお、実施形態1におけるのと同様に、コンタクト905とコンタクト906とに導電性材料として配線908などを配置して、空乏領域の形状を制御するようになっていてもよい。
図9(A)に示す構造により、図9(B)に等価回路図が示されるダイオードが得られる。本実施形態では、領域902が素子分離の役割を果たすので、複数のダイオードが半導体膜に形成されても、カソード極が共有されない。
図10に、ピエゾ抵抗素子の両端の電圧−電流特性1001、1002、実施形態2に係るダイオードのアノード極と半導体膜との間の電圧−電流特性1003、1004および本実施形態に係るダイオードのアノード極とカソード極との間の電圧−電流特性1005、1006を示す。順方向電圧が印加されると、本実施形態に係るダイオードには、ピエゾ抵抗素子に流れる電流と実施形態2に係るダイオードに流れる電流の中間の電流が流れる。一方、逆方向電圧が印加されると、本実施形態に係るダイオードは、ピエゾ抵抗素子、実施形態2に係るダイオードに電流が流れ始めるよりも大きくなる(電圧の絶対値は小さくなる)。
本実施形態に係るダイオードは、図6(B)の工程の前に、低濃度の不純物拡散領域901を、半導体基板610の主面の側のマスクにパターニングされて得られる開口部を含む範囲に形成する。そして、図6(B)の工程にて、領域660(不純物拡散領域903に相当する)が、不純物拡散領域901が含まれるように、形成する。図6(B)の工程の後に、不純物拡散領域901の内部に領域660と分離するように、不純物拡散領域904を形成する。
本実施形態に係るダイオードは、不純物拡散領域902により素子分離がされるので、カソード極が共有されない。したがって、本実施形態に係るダイオードを用いることにより、図11に示すように全てのピエゾ抵抗素子に並列にダイオードを接続することができる。言い換えれば、全ての電極パッド(Vy、Gy、Y1、Y2)の間にダイオードを配置することができる。また、電極パッドGyと電極パッドY1との間のダイオードD4および電極パッドGyと電極パッドY2の間のダイオードD5として、本実施形態に係るダイオードを用い、他のダイオードを実施形態1、2に係るダイオードを用いることができる。
401 半導体膜(基板)、402,402−1,402−2 不純物拡散領域、403 空乏領域、404,405 コンタクト、406 配線、408,408−2 不純物拡散領域、409 空乏領域、411,412 コンタクト、413,414,415 配線

Claims (6)

  1. P型またはN型の基板と、
    前記基板に配置されている回路と、
    それぞれが前記回路の入力用または出力用である第1の電極パッドおよび第2の電極パッドと、
    前記基板内の前記基板と異なる導電型の不純物拡散領域と、
    前記第1の電極パッドを、前記不純物拡散領域に接続する第1の配線と、
    前記第2の電極パッドを、前記不純物拡散領域を除く前記基板の領域に接続する第2の配線と、
    少なくとも前記不純物拡散領域の縁の上に配置された第3の配線と、
    前記第3の配線に印加される電圧を、前記回路に印加される電圧に対して所定の割合とするクランプ回路と、
    を備え
    前記回路は、前記不純物拡散領域の不純物と同じ不純物が拡散されているピエゾ抵抗素子を有することを特徴とする半導体装置。
    る半導体装置。
  2. 前記第1の配線は、前記第1の電極パッドを前記回路に接続する配線より短く、かつ、
    前記第2の配線は、前記第2の電極パッドを前記回路に接続する配線より短いことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. P型またはN型の基板と、
    前記基板に配置されている回路と、
    それぞれが前記回路の入力または出力用である第1の電極パッドおよび第2の電極パッドと、
    前記基板内の前記基板と異なる導電型の第1の不純物拡散領域と、
    前記第1の不純物拡散領域内の不純物拡散領域であって、前記第1の不純物拡散領域よりも高濃度の前記基板と異なる導電型の第2の不純物拡散領域と、
    前記第1の不純物拡散領域内の前記第2の不純物拡散領域と分離された不純物拡散領域であって、前記第1の不純物拡散領域よりも高濃度の前記基板と同じ導電型の第3の不純物拡散領域と、
    前記第1の電極パッドを前記第2の不純物拡散領域に接続する第1の配線と、
    前記第2の電極パッドを前記第3の不純物拡散領域に接続する第2の配線と、
    少なくとも前記第2の不純物拡散領域の縁の上に配置された第3の配線と、
    前記第3の配線に印加される電圧を、前記回路に印加される電圧に対して所定の割合とするクランプ回路と、
    を備え
    前記回路は、前記第1の不純物拡散領域または/および前記第2の不純物拡散領域に拡散されている不純物と同じ不純物が拡散されているピエゾ抵抗素子を有することを特徴とする半導体装置。
  4. 前記第1の配線は、前記第1の電極パッドを前記回路に接続する配線より短く、かつ、
    前記第2の配線は、前記第2の電極パッドを前記回路に接続する配線より短いことを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  5. P型またはN型の基板に、前記基板と異なる導電型の第1の不純物拡散領域および第2の不純物拡散領域を形成し、
    それぞれが入力用または出力用である第1の電極パッドおよび第2の電極パッドに接続される回路を前記第1の不純物拡散領域をピエゾ抵抗として用いて形成し、
    前記第2の不純物拡散領域に第1の配線を接続して前記第1の電極パッドと接続し、
    前記第2の不純物拡散領域を除く前記基板領域に第2の配線を前記第2の電極パッドと接続し、
    少なくとも前記第2の不純物拡散領域の縁の上に第3の配線を配置し、
    前記第3の配線に印加される電圧を、前記回路に印加される電圧に対して所定の割合とするクランプ回路を形成することを含む半導体装置の製造方法。
  6. P型またはN型の基板に、前記基板と異なる導電型の第1の不純物拡散領域を形成し、
    前記第1の不純物拡散領域よりも高濃度の、前記基板と異なる導電型の第2の不純物拡散領域と第3の不純物拡散領域とを前記第1の不純物拡散領域内と外とに形成し、
    前記第1の不純物拡散領域よりも高濃度の、前記基板と同じ導電型の第4の不純物拡散領域を、前記第1の領域内に前記第2の領域と分離して形成し、
    それぞれが力用または出力用である第1の電極パッドおよび第2の電極パッドに接続される回路を、前記第3の不純物拡散領域をピエゾ抵抗として用いて形成し、
    前記第2の不純物拡散領域に第1の配線を接続して前記第1の電極パッドと接続し、
    前記第4の不純物拡散領域に第2の配線を接続して前記第2の電極パッドと接続し、
    少なくとも前記第2の不純物拡散領域の縁の上に第3の配線を配置し、
    前記第3の配線に印加される電圧を、前記回路に印加される電圧に対して所定の割合とするクランプ回路を形成することを含む半導体装置の製造方法。
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