JP5728279B2 - 基板対基板コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、基板対基板コネクタに関するものである。
従来、一対の平行な回路基板同士を電気的に接続するために、基板対基板コネクタが使用されている。このような基板対基板コネクタは、一対の回路基板における相互に対向する面の各々に取付けられ、互いに嵌(かん)合して導通するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
図18は従来の基板対基板コネクタを示す断面図である。
図において、811は第1回路基板891に実装された第1コネクタのハウジングとしての第1ハウジングであり、911は第2回路基板991に実装された第2コネクタのハウジングとしての第2ハウジングである。第1コネクタと第2コネクタとが嵌合することによって第1回路基板891と第2回路基板991とが電気的に接続される。
前記第1ハウジング811は、凹溝部812を備え、該凹溝部812内に第1端子861が装填(てん)されている。各第1端子861は、第1回路基板891の接続パッドにはんだ付されるテール部862と、第2コネクタの第2端子961と接触する接触部865とを備える。
また、前記第2ハウジング911には、第2端子961が装填されている。各第2端子961は、第2回路基板991の接続パッドにはんだ付されるテール部962と、第1コネクタの第1端子861と接触する接触部965とを備える。
そして、第1コネクタと第2コネクタとを嵌合させると、第1端子861の接触部865と第2端子961の接触部965とが互いに接触し、第1端子861と第2端子961とが互いに係合する。これにより、第1端子861と第2端子961とが電気的に接続される。また、第1端子861と第2端子961とが係合する際に、クリック感を発生するので、オペレータは第1コネクタと第2コネクタとの嵌合が完了したことを認識することができる。さらに、第1端子861と第2端子961とがロックされた状態となり、第1コネクタと第2コネクタとの嵌合が確実になる。
特開2009−199823号公報
しかしながら、前記従来の基板対基板コネクタにおいては、第1ハウジング811の凹溝部812内に第2ハウジング911が嵌(はま)り込むようになっているので、第1コネクタ全体の高さ方向の寸法及び第2コネクタ全体の高さ方向の寸法が大きくなってしまう。また、第1端子861と第2端子961とが係合する際に、クリック感を発生するが、クリック感が弱く、オペレータが知覚することができないことがある。
本発明は、前記従来の基板対基板コネクタの問題点を解決して、第1コネクタが突出する雄端子を備え、第2コネクタが、板状金属から形成され、前記雄端子を弾性的に挟持する雌端子を備えるようにして、高さ方向の寸法を小さくすることができるとともに、雄端子と雌端子との位置決めが確実で接触を安定的に維持することができ、適切なクリック感を発生し、製造が容易で、構成が簡素でコストが低く、小型でありながら、信頼性の高い基板対基板コネクタを提供することを目的とする。
そのために、本発明の基板対基板コネクタにおいては、第1基板の表面に実装される第1コネクタと、第2基板の表面に実装され、前記第1コネクタと嵌合する第2コネクタとから成る基板対基板コネクタであって、前記第1コネクタは、平板状の本体部、該本体部の嵌合面に配設された第1導体、及び、該第1導体の表面から突出する雄端子を含み、前記第2コネクタは、板状金属から形成され、前記雄端子を弾性的に挟持する雌端子を含む平板状の部材であり、前記雌端子は、板状金属から成る第2導体をパターニングすることによって形成された第1端子部材、第2端子部材及び第3端子部材を含み、前記第1端子部材及び第2端子部材は、前記第2導体における雌端子の周囲の部分に接続されている基部と、弾性的に変位する接触部と、該接触部と前記基部とを連結するビーム部とを含み、前記第1端子部材及び第2端子部材の接触部と第3端子部材との間隔は、前記雄端子の断面の径又は幅寸法より小さく、前記雌端子が雄端子と係合すると、前記第1端子部材及び第2端子部材の接触部と第3端子部材とが前記雄端子の側面部を弾性的に挟持し、前記第1コネクタ及び第2コネクタを、相互の嵌合面同士を対向させた後、該嵌合面と平行な方向にスライドさせることによって、前記第1コネクタ及び第2コネクタの嵌合が完了するとともに、前記雌端子の第1端子部材及び第2端子部材の接触部と第3端子部材とが前記雄端子の側面部を弾性的に挟持して前記雄端子が前記雌端子によって挟持されることにより前記雄端子と前記雌端子との位置決めが行われる。
本発明の更に他の基板対基板コネクタにおいては、さらに、前記第2コネクタは、前記雄端子が前記雌端子によって挟持される際に発生するクリック感を補完するクリック感補完用部材を更に含み、該クリック感補完用部材は、板状金属から形成され、互いに対向する一対の第1腕部、第2腕部、並びに、前記第1腕部及び第2腕部の先端を接続する凸部を含み、前記第1腕部同士の間に進入した前記雄端子が、前記凸部同士の間を通過して前記第2腕部同士の間に移動するときにクリック感が発生する。
本発明の更に他の基板対基板コネクタにおいては、さらに、前記第1コネクタの本体部は、その長手方向両端から外方に延出する庇(ひさし)部を含み、前記第2コネクタは、前記第1コネクタの本体部を収容する接続凹部と、該接続凹部の周囲を確定する枠体とを含み、該枠体は、その長手方向両端に位置する縦枠部の内側端縁から内方に延出する庇部を含み、前記第1コネクタの本体部が前記第2コネクタの接続凹部に収容されると、前記本体部の庇部と前記枠体の庇部とが係合する。
本発明の更に他の基板対基板コネクタにおいては、さらに、前記第1コネクタの本体部は、その長手方向両端から外方に延出する庇部を含み、前記第2コネクタは、前記第1コネクタの本体部を収容する接続凹部と、該接続凹部の周囲を確定する枠体とを含み、該枠体は、その長手方向両端に位置する縦枠部に形成されたばね部を含み、前記第1コネクタの本体部が前記第2コネクタの接続凹部に収容されると、前記本体部の庇部と前記枠体のばね部とが係合する。
本発明によれば、基板対基板コネクタは、第1コネクタが突出する雄端子を備え、第2コネクタが、板状金属から形成され、前記雄端子を弾性的に挟持する雌端子を備える。これにより、第1コネクタ及び第2コネクタの高さ方向の寸法を小さくすることができるとともに、雄端子と雌端子との位置決めが確実で接触を安定的に維持することができる。また、適切なクリック感を発生するので、嵌合完了を容易に知覚することができる。さらに、製造が容易で、構成が簡素でコストが低く、小型でありながら、信頼性を高めることができる。
本発明の第1の実施の形態における第1コネクタの層構造を示す分解図である。 本発明の第1の実施の形態における第1コネクタの三面図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第1の実施の形態における第1コネクタの平面図であって嵌合面を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における第2コネクタの層構造を示す分解図である。 本発明の第1の実施の形態における第2コネクタの三面図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第1の実施の形態における第2コネクタの平面図であって実装面を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における第2コネクタの要部拡大図であって図5(a)のA部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合工程を示す図であって、(a)〜(c)は各工程を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合が完了した状態の三面図であって、(a)は第2コネクタの嵌合面側から観た平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合が完了した状態の二面図であって、(a)は図9(a)におけるD−D矢視断面図、(b)は第2コネクタの実装面側から観た平面図である。 本発明の第2の実施の形態における第1コネクタの三面図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第2の実施の形態における第2コネクタの三面図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第2の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合工程での二面図であって、(a)は第2コネクタの嵌合面側から観た平面図、(b)は(a)におけるE−E矢視断面図である。 本発明の第2の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合工程での要部拡大図であって、(a)は図13(b)におけるF部拡大図、(b)は(a)に対応する斜視図、(c)は第1コネクタの本体部が第2コネクタの接続凹部に収容された状態の(a)に対応する図である。 本発明の第3の実施の形態における第2コネクタの三面図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第3の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合工程での二面図であって、(a)は第2コネクタの嵌合面側から観た平面図、(b)は(a)におけるG−G矢視断面図である。 本発明の第3の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合工程での要部拡大図であって、(a)は図16(b)におけるH部拡大図、(b)は(a)に対応する斜視図、(c)は第1コネクタの本体部が第2コネクタの接続凹部に収容された状態の(a)に対応する図である。 従来の基板対基板コネクタを示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における第1コネクタの層構造を示す分解図、図2は本発明の第1の実施の形態における第1コネクタの三面図、図3は本発明の第1の実施の形態における第1コネクタの平面図であって嵌合面を示す図である。なお、図2において、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
図において、1は本実施の形態における基板対基板コネクタの一方である第1コネクタとしての雄コネクタであって、実装部材としての後述される第1基板91の表面に実装される表面実装型のコネクタであり、後述される相手方コネクタである第2コネクタとしての雌コネクタ101と電気的に接続される。該雌コネクタ101は、実装部材としての後述される第2基板191の表面に実装される表面実装型のコネクタである。
すなわち、本実施の形態における基板対基板コネクタは、前記雄コネクタ1及び雌コネクタ101を含み、第1基板91及び第2基板191を電気的に接続する。なお、前記第1基板91及び第2基板191は、例えば、電子機器等に使用されるプリント回路基板、フレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)等であるが、いかなる種類の基板であってもよい。
本実施の形態において、雄コネクタ1、雌コネクタ101及びその他の部材に含まれる各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、雄コネクタ1、雌コネクタ101及びその他の部材に含まれる各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、雄コネクタ1、雌コネクタ101及びその他の部材に含まれる各部の姿勢が変化した場合には、姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
そして、前記雄コネクタ1は、平面形状が矩(く)形の平板状の本体部11を有する。該本体部11の長手方向(図2(a)における横方向)両端は、幅方向(図2(a)における縦方向)に延在する本体端部11cとして機能し、該本体端部11cには、切欠部11dが含まれる。また、前記本体部11は、実装面側(図1における上側)から平坦(たん)な薄板部材である補強板部としての補強層16、細長い帯状の形状を備える絶縁性の薄板部材である第1基板部である雄基板部としてのベースフィルム15、及び、該ベースフィルム15の一面(図1における下面)に並列に配設された複数本の導電線として機能する第1導体である雄導体としての導体パターン51を有する。なお、前記本体部11は、厚さ方向の寸法が約0.3〜0.5〔mm〕程度であるが、その寸法は適宜変更することができる。
前記ベースフィルム15は、例えば、ポリイミド等の樹脂から成るが、絶縁性を備えるものであれば、いかなる種類の材質であってもよい。また、前記ベースフィルム15の他面(図1における上面)には、平坦な薄板部材である補強板部としての補強層16が配設されている。該補強層16は、例えば、ステンレス鋼等の金属から成るが、その材質は、樹脂であってもよいし、ガラス繊維、炭素繊維等を含む複合材であってもよいし、いかなる種類のものであってもよい。また、前記ベースフィルム15の長手方向(図2(a)における横方向)両端は、幅方向(図2(a)における縦方向)に延在するベースフィルム端部15cとして機能し、該ベースフィルム端部15cには、切欠部15dが含まれる。同様に、補強層16の長手方向両端は、幅方向に延在する補強層端部16cとして機能し、該補強層端部16cには、切欠部16dが含まれる。前記本体部11の切欠部11dは、ベースフィルム15の切欠部15d及び補強層16の切欠部16dから成る。
そして、前記導体パターン51は、例えば、あらかじめベースフィルム15の一面に貼(てん)付された厚さが数〔μm〕〜数10〔μm〕の銅箔(はく)にエッチング加工等を施してパターニングすることによって形成されたものであって、雄コネクタ1の前後方向(図3における上下方向)に延在し、かつ、互いに平行に並んで配設され、隣接する導体パターン51同士は、パターン分離空間52によって分離されている。
各導体パターン51は、本体部11の嵌合面に露出するとともに、雄端子としての突出端子53を1本ずつ備える。なお、図に示される例において、導体パターン51及び突出端子53は、雄コネクタ1の幅方向に延在する列を2本形成するように、所定のピッチ、例えば、0.4〔mm〕程度で、多数本が互いに平行に並んで配設されているが、導体パターン51及び突出端子53の数、ピッチその他配列の態様は、図に示される例に限定されるものではなく、任意に変更することができる。
前記突出端子53の各々は、導体パターン51の表面から突出する部材であり、例えば、フォトリソグラフィ技術を利用したエッチング等の方法によって、導体パターン51と一体的に形成されている。なお、前記突出端子53の高さ方向の寸法は、例えば、0.1〜0.3〔mm〕程度であるが、適宜変更することができる。
図2に示されるように、前記突出端子53は、円柱状の形状を備えるが、例えば、横断面が四角形、五角形、六角形等の角柱状の形状であってもよいし、横断面が円形や楕(だ)円形の柱状の形状であってもよいし、任意に変更することができる。さらに、突出端子53は、その先端部の径が他の部分より大きくなるように形成されてもよい。
なお、前記ベースフィルム15において、長手方向に延在し、対外に対向する前側縁部及び後側縁部には、複数の凹部15aが形成され、隣接する凹部15a同士の間の部分が櫛(くし)歯のような凸部15bとなっている。図1に示される例においては、右上側(図3における上側)が前側であり、左下側(図3における下側)が後側である。そして、各凹部15aの位置は、対応する導体パターン51の位置に適合する。これにより、図2(a)に示されるように、本体部11の実装面には、各導体パターン51の裏面の一部分が露出する。該露出した部分は、導体パターン51において凹部15aに対応する部分であり、テール部58として機能し、図示されない第1基板91の表面に形成された接続パッドにはんだ付等によって接続される。これにより、雄コネクタ1は第1基板91に取付けられ、かつ、導体パターン51及び突出端子53は第1基板91の接続パッドと電気的に接続された状態となる。
また、前記導体パターン51の側方には、係合凸部として機能する補助金具56が配設されている。該補助金具56は、前記導体パターン51とともに、あらかじめベースフィルム15の一面に貼付された厚さが数〔μm〕〜数10〔μm〕の銅箔にエッチング加工等を施してパターニングすることによって形成されたものであって、本体部11の前後方向に延在し、導体パターン51から分離して本体部11の長手方向両端に配設されている。
本体部11の実装面においては、切欠部11dから前記補助金具56の裏面の一部分が露出し、該露出した部分は、第1基板91の表面に形成された固定用パッドにはんだ付等によって接続される。これにより、雄コネクタ1は第1基板91により強固に取付けられる。また、前記補助金具56は、後述される雌コネクタ101の係合凹部156a内に進入し、雄コネクタ1と雌コネクタ101との位置決めを行う。
次に、雌コネクタ101の構成について説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態における第2コネクタの層構造を示す分解図、図5は本発明の第1の実施の形態における第2コネクタの三面図、図6は本発明の第1の実施の形態における第2コネクタの平面図であって実装面を示す図、図7は本発明の第1の実施の形態における第2コネクタの要部拡大図であって図5(a)のA部拡大図である。なお、図5において、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
本実施の形態において、雌コネクタ101は、基板対基板コネクタの他方としての第2コネクタであって、矩形の平面形状を備え、前記第1コネクタとしての雄コネクタ1と電気的に接続されるとともに、プリント回路基板、フレキシブル回路基板等の後述される第2基板191の表面に実装される。この場合、前記雌コネクタ101は、平板状であり、その裏面が第2基板191の表面と対向するように実装され、第2基板191の導電トレースと電気的に接続される。
前記雌コネクタ101は、表面形状が略ロ字状の平板状の枠体111を有する。そして、該枠体111は、雌コネクタ101の長手方向(図5(a)における横方向)に延在する横枠部111a、及び、該横枠部111aの両端を連結する縦枠部111bを備える。なお、該縦枠部111bの中間部分には、雄コネクタ1の補助金具56を含む本体端部11cと係合する係合凹部156aが形成されている。
また、前記雌コネクタ101は、例えば、枠体111の幅方向の寸法が約11〜16〔mm〕、枠体111の前後方向(図5(a)における上下方向)の寸法が約5〜7〔mm〕、枠体111の厚さ方向の寸法が約0.3〜0.5〔mm〕程度の寸法の平板状の部材であるが、その寸法は適宜変更することができる。
そして、前記枠体111によって周囲を画定された矩形の平面形状を備える扁(へん)平な凹部は、雄コネクタ1の本体部11を収容する接続凹部114である。なお、本実施の形態においては、前記本体部11の本体端部11cを除く部分が前記接続凹部114に収容される。該接続凹部114の底部114aは、実装面側(図4における下側)から補強層118、ベースフィルム115及び導体パターン150の順に積層された層構造を備える平板状の部材である。前記ベースフィルム115は、例えば、ポリイミド等の樹脂から成るが、絶縁性を備えるものであれば、いかなる種類の材質であってもよい。また、前記補強層118は、例えば、ステンレス鋼等の金属から成るが、その材質は、樹脂であってもよいし、ガラス繊維、炭素繊維等を含む複合材であってもよいし、いかなる種類のものであってもよい。
前記導体パターン150は、複数本の導電線として機能する第2導体としての雌導体151を含み、例えば、厚さが数〔μm〕〜数10〔μm〕のばね性を備える銅箔にエッチング加工等を施してパターニングすることによって形成されたものである。また、前記導体パターン150は、嵌合保持部材として機能する補助導体152をも含んでいる。該補助導体152は、前記雌導体151と同様に、ばね性を備える銅箔にエッチング加工等を施してパターニングすることによって形成されたものである。
図に示される例において、導体パターン150は、雌コネクタ101の前後方向(図5(a)における上下方向)に延在し、かつ、互いに平行に並んで配設され、隣接する導体パターン150同士は、パターン分離空間150aによって分離されている。なお、図に示される例において、導体パターン150は、雌コネクタ101の幅方向に延在する列を2本形成するように、所定のピッチ、例えば、0.4〔mm〕程度で、多数本が互いに平行に並んで配設されているが、導体パターン150の数、ピッチその他配列の態様は、図に示される例に限定されるものではなく、任意に変更することができる。
また、図に示される例において、前記補助導体152は、長手方向の両端及び中央部近傍に、合計4つ配設されている。なお、補助導体152の配設されている位置には雌導体151が存在しない。つまり、図に示される例においては、4つの雌導体151が補助導体152によって置換えられている。
なお、前記ベースフィルム115において、長手方向に延在し、対外に対向する前側縁部及び後側縁部には、複数の凹部115aが形成され、隣接する凹部115a同士の間の部分が櫛歯のような凸部115bとなっている。図4に示される例においては、左下側(図6における下側)が前側であり、右上側(図6における上側)が後側である。そして、各凹部115aの位置は、対応する雌導体151の位置に適合する。これにより、図6に示されるように、雌コネクタ101の実装面には、各雌導体151の裏面の一部分が露出する。該露出した部分は、雌導体151において凹部115aに対応する部分であり、テール部158として機能し、図示されない第2基板191の表面に形成された接続パッドにはんだ付等によって接続される。これにより、雌コネクタ101は第2基板191に取付けられ、かつ、雌導体151は第2基板191の接続パッドと電気的に接続された状態となる。なお、補助導体152に対応する位置には、凹部115aが形成されておらず、前記凸部115bより幅広の幅広凸部115eが形成されている。そのため、補助導体152の裏面には、前記テール部158に該当する部分が存在しない。
また、前記導体パターン150の側方には、係合凹部156aの底部として機能する補助金具156が配設されている。該補助金具156は、前記導体パターン150とともに、ばね性を備える銅箔にエッチング加工等を施してパターニングすることによって形成されたものであって、雌コネクタ101の前後方向に延在し、導体パターン150から分離して雌コネクタ101の長手方向両端に配設されている。雌コネクタ101の実装面には、前記補助金具156の裏面の一部分が露出し、該露出した部分は、図示されない第2基板191の表面に形成された固定用パッドにはんだ付等によって接続される。これにより、雌コネクタ101は第2基板191により強固に取付けられる。
前記雌導体151における接続凹部114の底部114aに対応する部分には、雌端子としての受容端子153が配設されている。同様に、前記補助導体152における接続凹部114の底部114aに対応する部分には、クリック感補完用部材としての挟持部157が配設されている。前記受容端子153及び挟持部157は雄コネクタ1の突出端子53と嵌合する部材であるから、その配列は前記突出端子53の配列と同様である。そして、突出端子53の配列の態様が変更された場合には、それに適合するように、受容端子153の配列の態様も変更される。さらに、導体パターン150も、その配列は雄コネクタ1の導体パターン51の配列と同様であり、雄コネクタ1の導体パターン51の配列の態様が変更された場合には、それに適合するように、導体パターン150の配列の態様も変更される。
前記受容端子153の各々は、導体パターン150を厚さ方向に貫通する略矩形の端子収容開口154内に収容された部材であり、例えば、フォトリソグラフィ技術を利用したエッチング等の方法によって、導体パターン150をパターニングすることにより形成されている。典型的には、導体パターン150をパターニングすることによって形成されて残存したパターンが受容端子153であり、該受容端子153の周囲の材料が除去された部分が端子収容開口154である。したがって、受容端子153の厚さ寸法は、導体パターン150の厚さ寸法と同等である。
また、前記挟持部157も、導体パターン150を厚さ方向に貫通する略矩形の挟持部収容開口159内に収容された部材であり、受容端子153と同様に、例えば、フォトリソグラフィ技術を利用したエッチング等の方法によって、導体パターン150をパターニングすることにより形成されている。典型的には、導体パターン150をパターニングすることによって形成されて残存したパターンが挟持部157であり、該挟持部157の周囲の材料が除去された部分が挟持部収容開口159である。したがって、挟持部157の厚さ寸法は、導体パターン150の厚さ寸法と同等である。
そして、各受容端子153は、第1端子部材としての主腕部153a、第2端子部材としての補助腕部153b、及び、第3端子部材としての突出部153cを備える。
前記主腕部153aは、主たるばねとして機能する部材であって、端子収容開口154の周縁に接続された基部153a1、該基部153a1に接続されたビーム部153a2、及び、該ビーム部153a2の先端に接続された接触部153a3を備える。前記ビーム部153a2は、ばねとして機能する略L字状の部材であり、前記接触部153a3は、ビーム部153a2のばね性によって、雌コネクタ101の幅方向、すなわち、端子収容開口154の幅方向に弾性的に変位する。
また、前記補助腕部153bは、突出端子53の行過ぎを吸収する補助的なばねとして機能する部材であって、端子収容開口154の周縁に接続された基部153b1、該基部153b1に接続されたビーム部153b2、及び、該ビーム部153b2の先端に接続された接触部153b3を備える。前記ビーム部153b2は、ばねとして機能する略L字状の部材であるが、前記主腕部153aのビーム部153a2よりは短く形成されている。そして、前記接触部153b3は、ビーム部153b2のばね性によって、雌コネクタ101の前後方向、すなわち、端子収容開口154の縦方向に弾性的に変位する。
さらに、前記突出部153cは、端子収容開口154の縦方向に延在する周縁の一方から対向する周縁の方向に突出するように形成され、突出端子53の位置決めを行う機能を発揮する部材である。前記端子収容開口154の縦方向に関する突出部153cの位置は、主腕部153aの接触部153a3と補助腕部153bの接触部153b3との間の位置に概略対応する。
また、前記端子収容開口154は、受容端子153の外側の外側開口154b、並びに、受容端子153の内側であって主腕部153aの内側に形成された開口としての主内側開口154a、補助腕部153bの内側に形成された開口としての補助内側開口154d、及び、主腕部153aの接触部153a3と補助腕部153bの接触部153b3と突出部153cとが周囲に位置する位置決め開口154cを含んでいる。前記主内側開口154aは、受容端子153が雄コネクタ1の突出端子53と嵌合する際に、該突出端子53が進入して収容される部分であり、前記補助内側開口154dは、前記補助腕部153bのビーム部153b2及び接触部153b3の変位を許容する部分であり、前記位置決め開口154cは、嵌合完了時に突出端子53が位置する部分である。
なお、前記主内側開口154aは、大きな面積を備え、典型的には、その幅寸法が突出端子53の先端部の幅寸法より大きく、また、その上下方向の寸法も突出端子53の先端部の上下方向の寸法より大きい。そのため、突出端子53は、主内側開口154a内にスムーズに進入することができる。一方、位置決め開口154cは、狭い空間であり、典型的には、主腕部153aの接触部153a3と補助腕部153bの接触部153b3と突出部153cとの間の寸法が突出端子53の断面の径又は幅寸法より小さい。そのため、主内側開口154a内に収容された突出端子53が位置決め開口154cに相対的に移動すると、主腕部153aの接触部153a3と補助腕部153bの接触部153b3と突出部153cとが突出端子53の側面部に当接してそれらの間隔が押広げられるので、主腕部153a及び補助腕部153bのばね性によって、主腕部153aの接触部153a3と補助腕部153bの接触部153b3と突出部153cとは、突出端子53の側面部に押圧された状態になる。つまり、主腕部153aの接触部153a3と補助腕部153bの接触部153b3と突出部153cとが突出端子53の側面部を弾性的に挟持する。
なお、主内側開口154aの形状は、位置決め開口154cに近付くと、幅寸法が漸減するような形状である。すなわち、主腕部153aのビーム部153a2の先端から接触部153a3に亘(わた)る範囲の内側縁は、傾斜したテーパ形状を備える。そのため、突出端子53は、位置決め開口154cにスムーズに進入することができる。
また、瓢箪(ひょうたん)のような形状の挟持部157は、挟持部収容開口159の上下の周縁に接続された基部157aを含み、左右対称な平面形状を備える左側部分と右側部分とに分かれる。そして、左側部分及び右側部分の各々は、上下の各基部157aに接続された第1腕部157b及び第2腕部157d、並びに、第1腕部157b及び第2腕部157dの先端を接続する凸部157cを備える。
さらに、挟持部収容開口159は、左側部分と右側部分との間の内側開口159a、並びに、左側部分及び右側部分の外側の外側開口159bを含んでいる。また、前記内側開口159aは、左右の第1腕部157bの間の第1内側開口159a1と、左右の第2腕部157dの間の第2内側開口159a2とを含んでいる。前記第1内側開口159a1は、挟持部157が雄コネクタ1の突出端子53と嵌合する際に、該突出端子53が進入して収容される部分であり、前記第2内側開口159a2は、嵌合完了時に突出端子53が位置する部分である。
そして、前記第1内側開口159a1及び第2内側開口159a2は、略円形の平面形状を備え、前記第1内側開口159a1の内径は突出端子53の先端部の外径よりも大きく、第2内側開口159a2の内径は突出端子53の先端部の外径よりも小さいことが望ましい。この場合、突出端子53は第1内側開口159a1内にスムーズに進入することができるとともに、嵌合完了時には第2内側開口159a2から抜出ることがない。なお、記第1内側開口159a1と第2内側開口159a2との境界に対応する左右の凸部157cの間の部分の寸法は、突出端子53の断面の径又は幅寸法より小さい。そのため、第1内側開口159a1内に収容された突出端子53が第2内側開口159a2に相対的に移動する際に、左右の凸部157cの間隔は突出端子53の側面部に当接して押広げられる。
なお、前記ベースフィルム115において、各受容端子153及び各挟持部157に対応する部位には、ベースフィルム115を厚さ方向に貫通する端子対応開口115c及び挟持部対応開口115dが、それぞれ、形成されている。典型的には、前記端子対応開口115c及び挟持部対応開口115dは、端子収容開口154及び挟持部収容開口159に対応する大きさの前後方向(図6における上下方向)に長い矩形の形状を備える。
また、前記枠体111は、導体パターン150の上に、カバーフィルム117及び枠補強層116の順に積層された層構造を備える平板状の部材である。前記カバーフィルム117は、略コ字状の表面形状を備える一対の絶縁性の薄板部材であり、例えば、ポリイミド等の樹脂から成るが、絶縁性を備えるものであれば、いかなる種類の材質であってもよい。また、前記枠補強層116は、略コ字状の表面形状を備える一対の薄板部材を備え、例えば、ステンレス鋼等の金属、ポリイミド等の樹脂から成るが、いかなる種類の材質であってもよく、導電性の材質であっても、絶縁性の材質であってもよい。
なお、前記枠補強層116は、図4に示されるように、第1枠補強層116aと第2枠補強層116bとを積層して構成された部材であってもよいし、一体的に構成された単一の部材であってもよい。そして、縦枠部111bの係合凹部156aに対応する部位には、カバーフィルム117及び枠補強層116が存在しない。つまり、前記係合凹部156aの底部においては、補助金具156が、カバーフィルム117及び枠補強層116に覆われることなく、露出している。
次に、前記構成の雄コネクタ1と雌コネクタ101とを嵌合する動作について説明する。
図8は本発明の第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合工程を示す図、図9は本発明の第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合が完了した状態の三面図、図10は本発明の第1の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合が完了した状態の二面図である。なお、図8において、(a)〜(c)は各工程を示す図であり、図9において、(a)は第2コネクタの嵌合面側から観た平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であり、図10において、(a)は図9(a)におけるD−D矢視断面図、(b)は第2コネクタの実装面側から観た平面図である。
ここで、雄コネクタ1は、導体パターン51のテール部58が第1基板91の表面(図8(a)における下側の面)に形成された図示されない接続パッドにはんだ付等によって接続されるとともに、補助金具56の裏面の一部が第1基板91の表面に形成された図示されない固定用パッドにはんだ付等によって接続されることにより、あらかじめ第1基板91に表面実装されているものとする。また、雌コネクタ101は、雌導体151のテール部158が第2基板191の表面(図8(a)における上側の面)に形成された図示されない接続パッドにはんだ付等によって接続されるとともに、補助金具156の裏面の一部が第2基板191の表面に形成された図示されない固定用パッドにはんだ付等によって接続されることにより、あらかじめ第2基板191に表面実装されているものとする。
なお、通常、第1基板91及び第2基板191は、雄コネクタ1及び雌コネクタ101よりもかなり大きいものであるが、図8においては、説明の都合上、雄コネクタ1及び雌コネクタ101よりわずかに大きい程度に描かれている。また、図9及び10において、第1基板91及び第2基板191は、説明の都合上、図示が省略されている。
オペレータは、雄コネクタ1の嵌合面と雌コネクタ101の嵌合面とを対向させた状態として、図8(a)において矢印Bで示されるように、雄コネクタ1を雌コネクタ101に対して相対的に下降させ、すなわち、嵌合方向に移動させ、雄コネクタ1の本体部11における本体端部11cを除く部分が雌コネクタ101の接続凹部114内に収容されるようにして、雄コネクタ1の嵌合面である表面と雌コネクタ101の嵌合面である表面とを対向させ、当接又は近接させる。
これにより、図8(b)に示される状態になる。この場合、雄コネクタ1の左右の補助金具56を含む本体端部11cが雌コネクタ101の左右の係合凹部156a内に進入し、雄コネクタ1と雌コネクタ101との左右方向の位置決めが行われる。また、突出端子53の各々が、対応する受容端子153の内側であって主腕部153aの内側の主内側開口154a内、及び、挟持部157の内側であって第1腕部157bの間の第1内側開口159a1内に進入する。
続いて、オペレータは、図8(b)において矢印Cで示されるように、雄コネクタ1を雌コネクタ101に対して相対的にロック方向にスライドさせる。すなわち、雄コネクタ1の表面と雌コネクタ101の表面とを当接又は近接させた状態で雄コネクタ1を雌コネクタ101に対して前方に相対的に前進させる。この場合、各突出端子53が対応する受容端子153の内側の主内側開口154a及び挟持部157の内側の内側開口159a内に進入しているとともに、左右の補助金具56が左右の係合凹部156a内に進入した状態でスライドしてガイドするので、雌コネクタ101に対する雄コネクタ1の姿勢が乱れることがない。
そして、図8(c)、9及び10に示されるように、雄コネクタ1と雌コネクタ101との嵌合が完了すると、各突出端子53が対応する受容端子153の内側の位置決め開口154c及び挟持部157の内側の第2内側開口159a2内に進入する。
これにより、受容端子153においては、主腕部153aの接触部153a3と補助腕部153bの接触部153b3と突出部153cとの間隔が突出端子53の側面部に当接して押広げられる。そして、主腕部153a及び補助腕部153bのばね性によって、主腕部153aの接触部153a3と補助腕部153bの接触部153b3と突出部153cとは、突出端子53の側面部に押圧された状態になる。つまり、主腕部153aの接触部153a3と補助腕部153bの接触部153b3と突出部153cとが突出端子53の側面部を弾性的に挟持する。これにより、突出端子53と対応する受容端子153とが確実に接触して導通する。
なお、突出端子53は、位置決め開口154c内に進入する際に、その側面部が突出部153cを乗越えることとなるので、反力を受ける。そして、該反力がクリック感としてオペレータの手指に伝達される。つまり、突出端子53の側面部が突出部153cを乗越えることによってクリック感が発生する。
また、突出端子53は、補助腕部153bのばね性によって、接触部153b3を介して、雌コネクタ101の前後方向、すなわち、端子収容開口154の縦方向に付勢され、突出部153c及び主腕部153aの接触部153a3に押圧される。これにより、突出端子53の雌コネクタ101の前後方向、すなわち、端子収容開口154の縦方向に対する位置決めが行われる。
さらに、突出端子53は、主腕部153aのビーム部153a2のばね性によって、接触部153a3を介して、雌コネクタ101の幅方向、すなわち、端子収容開口154の幅方向に付勢され、突出部153c及びビーム部153a2と対向する端子収容開口154の周縁に押圧される。これにより、突出端子53の雌コネクタ101の幅方向、すなわち、端子収容開口154の幅方向に対する位置決めが行われる。
このように、各突出端子53は、対応する受容端子153によって、雌コネクタ101の縦方向及び幅方向に、確実に位置決めされる。
また、挟持部157の内側においては、第1内側開口159a1よりも小さい第2内側開口159a2内に突出端子53が収容される。そして、該突出端子53は、前記第1内側開口159a1から第2内側開口159a2に移動する際に、その側面部が左右の凸部157cに当接して該凸部157cを押広げるので、反力を受ける。そして、該反力がクリック感としてオペレータの手指に伝達される。つまり、突出端子53の側面部が凸部157cを押広げることによってクリック感が発生する。なお、突出端子53が他の部分よりも径の大きな先端部を備え、かつ、第2内側開口159a2の径が突出端子53の先端部の径よりも小さい場合には、嵌合が完了すると、突出端子53が第2内側開口159a2から抜出ることが不能となる。これにより、雄コネクタ1が雌コネクタ101に対して反嵌合方向(矢印Bと反対方向)に変位することが防止される。
なお、本実施の形態においては、挟持部157が雌コネクタ101の長手方向の両端及び中央部付近に合計4つ配設されている例について説明したが、挟持部157の数及び配置の態様については、適宜変更することができ、また、必要に応じて挟持部157を省略することもできる。
また、雄コネクタ1と雌コネクタ101との嵌合を解除する動作については、雄コネクタ1と雌コネクタ101とを嵌合させるための動作と逆の動作にすぎないので、説明を省略する。
このように、本実施の形態において、基板対基板コネクタは、第1基板91の表面に実装される雄コネクタ1と、第2基板191の表面に実装され、雄コネクタ1と嵌合する雌コネクタ101とから成り、雄コネクタ1は、平板状の本体部11、本体部11の嵌合面に配設された導体パターン51、及び、導体パターン51の表面から突出する突出端子53を含み、雌コネクタ101は、板状金属から形成され、突出端子53を弾性的に挟持する受容端子153を含む平板状の部材であり、突出端子53が受容端子153によって挟持されることにより突出端子53と受容端子153との位置決めが行われる。
これにより、雄コネクタ1及び雌コネクタ101の高さ方向の寸法を小さくすることができるとともに、突出端子53と受容端子153との位置決めが確実で接触を安定的に維持することができる。また、適切なクリック感を発生するので、雄コネクタ1と雌コネクタ101との嵌合完了を容易に知覚することができる。さらに、製造が容易で、構成が簡素でコストが低く、小型でありながら、信頼性を高めることができる。
そして、雄コネクタ1及び雌コネクタ101は、相互の嵌合側面同士を対向させた後、スライドさせることによって嵌合する。これにより、第1基板91と第2基板191とを容易に、かつ、確実に接続することができる。
また、受容端子153は、板状金属から成る雌導体151をパターニングすることによって形成された主腕部153a、補助腕部153b及び突出部153cを含み、主腕部153a及び補助腕部153bは、雌導体151における受容端子153の周囲の部分に接続されている基部153a1及び153b1と、弾性的に変位する接触部153a3及び153b3と、接触部153a3及び153b3と基部153a1及び153b1とを連結するビーム部153a2及び153b2とを含み、主腕部153a及び補助腕部153bの接触部153a3及び153b3と突出部153cとの間隔は、突出端子53の断面より小さく、受容端子153が突出端子53と係合すると、主腕部153a及び補助腕部153bの接触部153a3及び153b3と突出部153cとが突出端子53の側面部を弾性的に挟持する。これにより、突出端子53と受容端子153との接触状態が確実に維持され、突出端子53と受容端子153との導通状態が安定する。また、突出端子53の、雌コネクタ101の前後方向及び幅方向への、受容端子153に対する位置決めが確実に行われるとともに、クリック感が発生する。
さらに、主腕部153aの内側に形成された主内側開口154aは、突出端子53の断面より大きく、突出端子53は、主内側開口154a内に進入した後、主腕部153a及び補助腕部153bの接触部153a3及び153b3と突出部153cとの間に移動して挟持される。これにより、突出端子53が主内側開口154a内に容易に進入することができ、雄コネクタ1と雌コネクタ101との嵌合作業を容易に行うことができる。
さらに、雌コネクタ101は、突出端子53が受容端子153によって挟持される際に発生するクリック感を補完する挟持部157を更に含み、挟持部157は、板状金属から形成され、互いに対向する一対の第1腕部157b、第2腕部157d、並びに、第1腕部157b及び第2腕部157dの先端を接続する凸部157cを含み、第1腕部157b同士の間に進入した突出端子53が、凸部157c同士の間を通過して第2腕部157d同士の間に移動するときにクリック感が発生する。これにより、クリック感が補完されるので、オペレータは、突出端子53と受容端子153とが接触したことをより確実に知覚することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図11は本発明の第2の実施の形態における第1コネクタの三面図、図12は本発明の第2の実施の形態における第2コネクタの三面図、図13は本発明の第2の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合工程での二面図、図14は本発明の第2の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合工程での要部拡大図である。なお、図11及び12において、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図であり、図13において、(a)は第2コネクタの嵌合面側から観た平面図、(b)は(a)におけるE−E矢視断面図であり、図14において、(a)は図13(b)におけるF部拡大図、(b)は(a)に対応する斜視図、(c)は第1コネクタの本体部が第2コネクタの接続凹部に収容された状態の(a)に対応する図である。
本実施の形態における雄コネクタ1では、図11に示されるように、本体部11の本体端部11cは、切欠部11dを含んでおらず、図14に示されるように、雄嵌合ロック部としての庇部11eを含んでいる。該庇部11eは、本体端部11cの外側端縁から外方に延出する部分であって、具体的には、補助金具56の外側端縁を、ベースフィルム端部15c及び補強層端部16cの外側端縁よりも外方に突出させることによって形成されている。なお、前記庇部11eの嵌合面側における外側端縁には、図14に示されるように、テーパ面又は曲面が形成されることが望ましい。
なお、前記雄コネクタ1のその他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
また、本実施の形態における雌コネクタ101では、図12に示されるように、枠体111の縦枠部111bは、係合凹部156aを含んでおらず、図14に示されるように、雌嵌合ロック部としての庇部111eを含んでいる。該庇部111eは、縦枠部111bの内側端縁から内方に延出する部分であって、具体的には、枠補強層116の嵌合面側における内側端縁を、内方に突出させることによって形成されている。なお、前記庇部111eの実装面側における内側端縁には、図14に示されるように、テーパ面又は曲面が形成されることが望ましい。
そして、雌コネクタ101の左右の縦枠部111bにおける庇部111eの内側端縁同士の距離は、雄コネクタ1の左右の本体端部11cにおける庇部11eの外側端縁同士の距離よりもわずかに短くなっている。これにより、雄コネクタ1と雌コネクタ101とを嵌合する際には、雌コネクタ101の左右の縦枠部111bにおける庇部111eの内側端縁と、雄コネクタ1の左右の本体端部11cにおける庇部11eの外側端縁とが当接する。
また、前記第1の実施の形態では、雄コネクタ1の本体部11の本体端部11cを除く部分が雌コネクタ101の接続凹部114に収容されるのに対し、本実施の形態では、本体端部11cを含む本体部11のすべてが接続凹部114に収容される。そのため、該接続凹部114は、前記第1の実施の形態よりも大きくなっている。
なお、前記雌コネクタ101のその他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
そして、本実施の形態において、雄コネクタ1と雌コネクタ101とを嵌合する際、オペレータが、雄コネクタ1の嵌合面と雌コネクタ101の嵌合面とを対向させた状態として、雄コネクタ1を雌コネクタ101に対して相対的に下降させると、図13に示されるようになる。つまり、前述のように、雌コネクタ101の左右の縦枠部111bにおける庇部111eの内側端縁と、雄コネクタ1の左右の本体端部11cにおける庇部11eの外側端縁とが、図14(a)及び(b)に示されるように、対向する。
続いて、オペレータが、雄コネクタ1を雌コネクタ101に対して相対的に更に下降させると、図14(c)に示されるように、雄コネクタ1の本体端部11cを含む本体部11が雌コネクタ101の接続凹部114に収容される。
この際に、雄コネクタ1の左右の本体端部11cにおける庇部11eの外側端縁は、雌コネクタ101の左右の縦枠部111bにおける庇部111eの内側端縁と当接し、これによって弾性的に変形させられ、前記庇部111eの内側端縁を乗越えて該庇部111eの内側端縁の下方に移動する。そして、前記庇部11eの外側端縁が前記庇部111eの内側端縁を乗越える際に受ける反力がクリック感としてオペレータの手指に伝達される。つまり、前記庇部11eの外側端縁が前記庇部111eの内側端縁を乗越えることによってクリック感が発生する。また、庇部11eの外側端縁と庇部111eの内側端縁とが係合することによって、雄コネクタ1が雌コネクタ101に対して反嵌合方向(矢印Bと反対方向)に変位することが防止される。
そして、本体部11が接続凹部114に収容されることによって、雄コネクタ1の嵌合面である表面と雌コネクタ101の嵌合面である表面とが当接又は近接し、突出端子53の各々が、対応する受容端子153の内側であって主腕部153aの内側の主内側開口154a内、及び、挟持部157の内側であって第1腕部157bの間の第1内側開口159a1内に進入する。
続いて、オペレータは、雄コネクタ1を雌コネクタ101に対して相対的にロック方向にスライドさせるが、これ以降の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態において、雄コネクタ1の本体部11は、その長手方向両端の本体端部11cから外方に延出する庇部11eを含み、雌コネクタ101は、雄コネクタ1の本体部11を収容する接続凹部114と、接続凹部114の周囲を確定する枠体111とを含み、枠体111は、その長手方向両端に位置する縦枠部111bの内側端縁から内方に延出する庇部111eを含み、雄コネクタ1の本体部11が雌コネクタ101の接続凹部114に収容されると、本体部11の庇部11eと枠体111の庇部111eとが係合する。これにより、雄コネクタ1が雌コネクタ101に対して反嵌合方向に変位することが防止されるので、雄コネクタ1と雌コネクタ101との嵌合状態を確実に維持することができる。また、雄コネクタ1の本体部11が雌コネクタ101の接続凹部114に収容される際にクリック感が発生するので、オペレータは、雄コネクタ1の本体部11が雌コネクタ101の接続凹部114に収容されたことを確実に知覚することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図15は本発明の第3の実施の形態における第2コネクタの三面図、図16は本発明の第3の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合工程での二面図、図17は本発明の第3の実施の形態における第1コネクタと第2コネクタとの嵌合工程での要部拡大図である。なお、図15において、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図であり、図16において、(a)は第2コネクタの嵌合面側から観た平面図、(b)は(a)におけるG−G矢視断面図であり、図17において、(a)は図16(b)におけるH部拡大図、(b)は(a)に対応する斜視図、(c)は第1コネクタの本体部が第2コネクタの接続凹部に収容された状態の(a)に対応する図である。
本実施の形態における雄コネクタ1の構成については、前記第2の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
また、本実施の形態における雌コネクタ101では、図15に示されるように、枠体111の縦枠部111bは、係合凹部156aも庇部111eも含んでおらず、ばね部111fを含んでいる。該ばね部111fは、雌嵌合ロック部として機能する部分であって、具体的には、枠補強層116の実装面側の部分を薄肉とし、2つのS字を連結したような平面形状とすることによって形成されている。なお、本実施の形態における枠補強層116は、金属等の弾性を備える材質から成ることが望ましい。
そして、雌コネクタ101の左右の縦枠部111bにおけるばね部111fの内側端縁同士の距離は、雄コネクタ1の左右の本体端部11cにおける庇部11eの外側端縁同士の距離よりもわずかに短くなっている。これにより、雄コネクタ1と雌コネクタ101とを嵌合する際には、雌コネクタ101の左右の縦枠部111bにおけるばね部111fの内側端縁と、雄コネクタ1の左右の本体端部11cにおける庇部11eの外側端縁とが当接する。
なお、前記雌コネクタ101のその他の点の構成については、前記第2の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
そして、本実施の形態において、雄コネクタ1と雌コネクタ101とを嵌合する際、オペレータが、雄コネクタ1の嵌合面と雌コネクタ101の嵌合面とを対向させた状態として、雄コネクタ1を雌コネクタ101に対して相対的に下降させると、図16に示されるようになる。つまり、前述のように、雌コネクタ101の左右の縦枠部111bにおけるばね部111fの内側端縁と、雄コネクタ1の左右の本体端部11cにおける庇部11eの外側端縁とが、図17(a)及び(b)に示されるように、対向する。
続いて、オペレータが、雄コネクタ1を雌コネクタ101に対して相対的に更に下降させると、図17(c)に示されるように、雄コネクタ1の本体端部11cを含む本体部11が雌コネクタ101の接続凹部114に収容される。
この際に、雌コネクタ101の左右の縦枠部111bにおけるばね部111fの内側端縁が雄コネクタ1の左右の本体端部11cにおける庇部11eの外側端縁と当接し、これにより、前記ばね部111fが弾性的に変形し、その内側端縁は、外方に弾性的に変位する。そのため、前記庇部11eの外側端縁は、前記ばね部111fの内側端縁を乗越えて該ばね部111fの内側端縁の下方に移動することができる。そして、前記庇部11eの外側端縁が前記ばね部111fの内側端縁を乗越える際に受ける反力がクリック感としてオペレータの手指に伝達される。つまり、前記庇部11eの外側端縁が前記ばね部111fの内側端縁を乗越えることによってクリック感が発生する。また、庇部11eの外側端縁とばね部111fの内側端縁とが係合することによって、雄コネクタ1が雌コネクタ101に対して反嵌合方向(矢印Bと反対方向)に変位することが防止される。
さらに、前記ばね部111fが弾性的に元の形状に復帰し、その内側端縁は、内方に弾性的に変位し、雄コネクタ1の左右の本体端部11cにおけるベースフィルム15及び補強層16の外側端縁と当接して押圧する。これにより、雄コネクタ1の本体部11が、雌コネクタ101の左右のばね部111fによって両側から弾性的に挟持された状態となるので、雄コネクタ1と雌コネクタ101との長手方向に関する位置決めが行われる。
なお、本実施の形態では、ばね部111fについては2つのS字を連結したような平面形状とすることにより形成したが、弾性を有するものであれば、どのような形状でもよい。
そして、本体部11が接続凹部114に収容されることによって、雄コネクタ1の嵌合面である表面と雌コネクタ101の嵌合面である表面とが当接又は近接し、突出端子53の各々が、対応する受容端子153の内側であって主腕部153aの内側の主内側開口154a内、及び、挟持部157の内側であって第1腕部157bの間の第1内側開口159a1内に進入する。
続いて、オペレータは、雄コネクタ1を雌コネクタ101に対して相対的にロック方向にスライドさせるが、これ以降の動作については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態において、雄コネクタ1の本体部11は、その長手方向両端の本体端部11cから外方に延出する庇部11eを含み、雌コネクタ101は、雄コネクタ1の本体部11を収容する接続凹部114と、接続凹部114の周囲を確定する枠体111とを含み、枠体111は、その長手方向両端に位置する縦枠部111bに形成されたばね部111fを含み、雄コネクタ1の本体部11が雌コネクタ101の接続凹部114に収容されると、本体部11の庇部11eと枠体111のばね部111fとが係合する。これにより、雄コネクタ1が雌コネクタ101に対して反嵌合方向に変位することが防止されるので、雄コネクタ1と雌コネクタ101との嵌合状態を確実に維持することができる。また、雄コネクタ1の本体部11が、雌コネクタ101の左右のばね部111fによって両側から弾性的に挟持された状態となるので、雄コネクタ1と雌コネクタ101との長手方向に関する位置決めが行われる。さらに、雄コネクタ1の本体部11が雌コネクタ101の接続凹部114に収容される際にクリック感が発生するので、オペレータは、雄コネクタ1の本体部11が雌コネクタ101の接続凹部114に収容されたことを確実に知覚することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、基板対基板コネクタに適用することができる。
1 雄コネクタ
11 本体部
11c 本体端部
11d、15d、16d 切欠部
11e、111e 庇部
15、115 ベースフィルム
15a、115a 凹部
15b、115b、157c 凸部
15c ベースフィルム端部
16、118 補強層
16c 補強層端部
51、150 導体パターン
52、150a パターン分離空間
53 突出端子
56、156 補助金具
58、158、862、962 テール部
91 第1基板
101 雌コネクタ
111 枠体
111a 横枠部
111b 縦枠部
111f ばね部
114 接続凹部
114a 底部
115c 端子対応開口
115d 挟持部対応開口
115e 幅広凸部
116 枠補強層
116a 第1枠補強層
116b 第2枠補強層
117 カバーフィルム
151 雌導体
152 補助導体
153 受容端子
153a 主腕部
153a1、153b1、157a 基部
153a2、153b2 ビーム部
153a3、153b3、865、965 接触部
153b 補助腕部
153c 突出部
154 端子収容開口
154a 主内側開口
154b、159b 外側開口
154c 位置決め開口
154d 補助内側開口
156a 係合凹部
157 挟持部
157b 第1腕部
157d 第2腕部
159 挟持部収容開口
159a 内側開口
159a1 第1内側開口
159a2 第2内側開口
191 第2基板
811 第1ハウジング
812 凹溝部
861 第1端子
891 第1回路基板
911 第2ハウジング
961 第2端子
991 第2回路基板

Claims (4)

  1. (a)第1基板の表面に実装される第1コネクタと、第2基板の表面に実装され、前記第1コネクタと嵌合する第2コネクタとから成る基板対基板コネクタであって、
    (b)前記第1コネクタは、平板状の本体部、該本体部の嵌合面に配設された第1導体、及び、該第1導体の表面から突出する雄端子を含み、
    (c)前記第2コネクタは、板状金属から形成され、前記雄端子を弾性的に挟持する雌端子を含む平板状の部材であり、
    (d)前記雌端子は、板状金属から成る第2導体をパターニングすることによって形成された第1端子部材、第2端子部材及び第3端子部材を含み、前記第1端子部材及び第2端子部材は、前記第2導体における雌端子の周囲の部分に接続されている基部と、弾性的に変位する接触部と、該接触部と前記基部とを連結するビーム部とを含み、前記第1端子部材及び第2端子部材の接触部と第3端子部材との間隔は、前記雄端子の断面の径又は幅寸法より小さく、前記雌端子が雄端子と係合すると、前記第1端子部材及び第2端子部材の接触部と第3端子部材とが前記雄端子の側面部を弾性的に挟持し、
    (e)前記第1コネクタ及び第2コネクタを、相互の嵌合面同士を対向させた後、該嵌合面と平行な方向にスライドさせることによって、前記第1コネクタ及び第2コネクタの嵌合が完了するとともに、前記雌端子の第1端子部材及び第2端子部材の接触部と第3端子部材とが前記雄端子の側面部を弾性的に挟持して前記雄端子が前記雌端子によって挟持されることにより前記雄端子と前記雌端子との位置決めが行われることを特徴とする基板対基板コネクタ。
  2. 前記第2コネクタは、前記雄端子が前記雌端子によって挟持される際に発生するクリック感を補完するクリック感補完用部材を更に含み、
    該クリック感補完用部材は、板状金属から形成され、互いに対向する一対の第1腕部、第2腕部、並びに、前記第1腕部及び第2腕部の先端を接続する凸部を含み、
    前記第1腕部同士の間に進入した前記雄端子が、前記凸部同士の間を通過して前記第2腕部同士の間に移動するときにクリック感が発生する請求項に記載の基板対基板コネクタ。
  3. 前記第1コネクタの本体部は、その長手方向両端から外方に延出する庇部を含み、
    前記第2コネクタは、前記第1コネクタの本体部を収容する接続凹部と、該接続凹部の周囲を確定する枠体とを含み、
    該枠体は、その長手方向両端に位置する縦枠部の内側端縁から内方に延出する庇部を含み、
    前記第1コネクタの本体部が前記第2コネクタの接続凹部に収容されると、前記本体部の庇部と前記枠体の庇部とが係合する請求項に記載の基板対基板コネクタ。
  4. 前記第1コネクタの本体部は、その長手方向両端から外方に延出する庇部を含み、
    前記第2コネクタは、前記第1コネクタの本体部を収容する接続凹部と、該接続凹部の周囲を確定する枠体とを含み、
    該枠体は、その長手方向両端に位置する縦枠部に形成されたばね部を含み、
    前記第1コネクタの本体部が前記第2コネクタの接続凹部に収容されると、前記本体部の庇部と前記枠体のばね部とが係合する請求項に記載の基板対基板コネクタ。
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