JP6455860B2 - 雌コネクタ - Google Patents

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Description

この発明は雌コネクタに関する。
従来、雄コネクタと雌コネクタとで構成されるシートコネクタが知られている(下記特許文献1参照)。
雌コネクタは、図26に示すように、ベースフィルム9115、導体パターン9151、カバーフィルム9117及び枠補強層9116を有する。導体パターン9151は一対の幅広パターン9151Aと多数の幅狭パターン9151Bとからなる。幅広パターン9151Aと幅狭パターン9151Bとはそれぞれ平板状端子である雌端子としての受容端子9153を有する。
受容端子9153は図示しない雄コネクタの突起状の突出端子と嵌合して導通する部材である。幅狭パターン9151Bは左右方向LRに沿って配列されている。幅狭パターン9151Bの列の両側に幅広パターン9151Aが配置されている。
受容端子9153は、図27に示すように、上端部9153E1と、上端部9153E1に接続された一対の上側基部9153A1、一対の上側基部9153A1に接続された一対の上側腕部9153D1、一対の上側腕部9153D1に接続された一対の接触部9153Cと、一対の接触部9153Cに接続された一対の下側腕部9153D2と、一対の下側腕部9153D2に接続された下側基部9153A2と、下側基部9153A2に接続された下端部9153E2とを備える。一対の上側腕部9153D1の間には、雄コネクタの突出端子を受け容れる内側開口9154Aが形成されている。
次に、雄コネクタと雌コネクタとを嵌合する手順を説明する。
まず、雄コネクタと雌コネクタとを対向させ、次に、雄コネクタを雌コネクタ上に載せる。このとき、雄コネクタの突出端子を受容端子9153の内側開口9154Aに挿入する。
その後、雄コネクタを雌コネクタに対して相対的に前後方向FRに沿ってスライドさせる。その結果、雄コネクタの突出端子は受容端子9153の一対の接触部9153C間に移動する。このとき、受容端子9153の一対の上側腕部9153D1の復帰力によって雄コネクタの突出端子が受容端子9153の一対の接触部9153Cに挟みつけられる。
以上のようにして雄コネクタと雌コネクタとが嵌合し、両コネクタは電気的に接続される。
特開2012−89244号公報(段落0020、0033、0036、0037、0052、0093、0094、0099、0100、0105、0106、図4、図5、図6、図17、図20等)
従来のシートコネクタでは、雄コネクタと雌コネクタとを嵌合するとき、一対の上側腕部9153D1間に形成された大きな空間(内側開口9154A)に雄コネクタの突出端子を挿入し、一対の接触部9153C間まで移動させる構造が採用されている。雄コネクタの突出端子の先端部は突出端子の中間部より太く、突出端子の先端面は五角形の大きな平面である(特許文献1の図1、図4〜図6参照)。受容端子9153の内側開口9154Aは、突出端子の先端部を円滑に受け容れることができるとともに、突出端子が移動できる大きな開口面積をもつ(図27参照)。
上述のように幅狭パターン9151Bの受容端子9153が大きいため、雌コネクタが大型化するという問題があった。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は、雌側コンタクトを小さくして雌コネクタを小型にすることである。
上述の課題を解決するため請求項1記載の発明は、第1の基板に実装され、第2の基板に実装される雄コネクタに対し相対的にスライドさせることにより接続を行なう雌コネクタにおいて、雌側絶縁フィルムと、前記雌側絶縁フィルムに設けられた複数の雌側コンタクトとを備え、前記雌側コンタクトは、前記雌側絶縁フィルムの一方の面に配置されている基部と、前記雌側絶縁フィルムの一方の面に配置されているとともに前記基部に連結され、前記雄コネクタの雄側接触部に接触する雌側接触部と、前記雌側絶縁フィルムの他方の面に配置されているとともに前記基部に連結され、前記第1の基板に接続される雌側端子部とを有し、前記雌側接触部は第1接続部と第2接続部とを有し、前記第1接続部は、前記雄側接触部に接触させる第1接点部と、前記第1接点部を支持する第1支持部とを有し、前記第2接続部は、前記雄側接触部に接触させる第2接点部と、前記第2接点部を支持する第2支持部とを有し、前記第1支持部と前記第2支持部とをそれぞれ、前記第1接点部と前記第2接点部とが互いに接近するよう前記雌側接触部の内側に曲げて、前記第1接続部と前記第2接続部との間に形成される接触部内側領域を狭くするとともに前記雄側接触部を受け容れる接触部外側領域を形成し、前記基部及び前記第1接続部と前記第2接続部とを含んでなる前記雌側接触部の全体は、前記雌側絶縁フィルムの一方の面から一定の高さを有し、前記雄側接触部が、コネクタスライド方向に沿って前記雌側接触部の外側から前記第1接点部と前記第2接点部との間まで移動したとき、前記雄側接触部が前記第1接点部と前記第2接点部とによって前記コネクタスライド方向と前記雌側絶縁フィルムの厚さ方向とに交差する交差方向で挟まれるようになっていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の雌コネクタにおいて、前記雄側接触部が前記第1接点部と前記第2接点部とによって挟まれたとき、前記雄側接触部、前記第1接点部、前記第2接点部及び前記基部が前記交差方向に沿って並ぶことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の雌コネクタにおいて、前記第1接続部は、前記基部から前記交差方向に沿って延びるアーム部と、前記アーム部の一端に連結され、前記アーム部から離れる方向へ延びた後、前記アーム部の中央部に向かって延びるように折り返される第1支持部とを有し、前記第1支持部は前記第1接点部を有し、前記第2接続部は、前記アーム部の他端に連結され、前記アーム部から離れる方向へ延びた後、前記アーム部の中央部に向かって延びるように折り返される第2支持部を有し、前記第2支持部は前記第2接点部を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2に記載の雌コネクタにおいて、前記第1接続部は、前記基部の前記コネクタスライド方向における一端から前記交差方向に沿って延びるアーム部と、前記アーム部の一端に連結され、前記アーム部から離れる方向へ延びる第1支持部とを有し、前記第1支持部は前記第1接点部を有し、前記第2接続部は、前記基部の前記コネクタスライド方向における他端から前記アーム部に向かって延びる第2支持部を有し、前記第2支持部は前記第2接点部を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の雌コネクタにおいて、前記第1支持部は、前記雄側接触部が前記コネクタスライド方向に沿って前記雌側接触部の外側から前記第1接点部と前記第2接点部との間まで移動するとき、前記雄側接触部を前記第1接点部と前記第2接点部との間に誘い込む誘い部を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の雌コネクタにおいて、前記雌側絶縁フィルムは、前記雄側接触部を受け容れる貫通孔を有し、前記雄側接触部が前記貫通孔に挿入されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の雌コネクタにおいて、前記雄側接触部が前記第1接点部と前記第2接点部とによって挟まれたとき、前記雌側接触部が、前記雄側接触部の太くなっている先端部と前記雄コネクタの雄側絶縁フィルムとによって前記雌側絶縁フィルムの厚さ方向で挟まれることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7に記載の雌コネクタにおいて、前記雌側接触部は、前記雄側接触部が前記第1接点部と前記第2接点部とによって挟まれたとき、前記雄側接触部の先端部の逃げ部となる傾斜面を有することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項6に記載の雌コネクタの製造方法において、前記雌側絶縁フィルムの一方の面に金属薄膜を設ける薄膜処理工程と、前記薄膜処理工程後、前記雌側絶縁フィルムの一方の面上の前記金属薄膜をエッチングして複数の前記雌側接触部及び複数の前記基部を形成するパターニング工程と、前記パターニング工程後、エッチング加工により前記雌側絶縁フィルムに前記基部に達する切欠きを形成するとともに、前記貫通孔を形成する切欠き及び貫通孔形成工程と、前記切欠き及び貫通孔形成工程後、前記雌側絶縁フィルムの他方の面において、前記切欠きの位置に複数の前記雌側端子部を形成する端子部形成工程とを含むことを特徴とする。
この発明によれば、コンタクトを小さくしてコネクタを小型化できる。
この発明の第1実施形態に係る雌コネクタと雄コネクタとで構成される基板対基板用コネクタの嵌合前の状態を示す斜視図である。 図1に示す基板対基板用コネクタを別の角度から見た斜視図である。 図1に示す雄コネクタを図1のIII−III線で切断した状態を示す斜視図である。 図2に示す雌コネクタを図2のIV−IV線で切断した状態を示す斜視図である。 図1に示す雌コネクタをその嵌合面側から見た部分平面図である。 薄膜処理工程後の雄側絶縁フィルムの斜視図である。 図6に示す雄側絶縁フィルムの他方の面に形成された金属薄膜を示す斜視図である。 パターニング工程後の雄側絶縁フィルムの斜視図である。 図8に示す雄側絶縁フィルムの他方の面に形成された雄側端子部と雄側補強部材本体とを示す斜視図である。 貫通孔形成工程後の雄側絶縁フィルムの一方の面を示す斜視図である。 製造途中の雄コネクタを図10のXI−XI線で切断した状態を示す斜視図である。 接触部形成工程後の雄側絶縁フィルムの一方の面に形成された雄側接触部と突起部とを示す斜視図である。 図12に示す雄コネクタを図12のXIII−XIII線で切断した状態を示す斜視図である。 図1のXIV−XIV線に沿う断面図である。但し、雄側コンタクトの先端形状は簡略化してある。 雄コネクタを雌コネクタに嵌合し、雄コネクタが突起部挿入完了位置にある状態を示す斜視図である。 図15のXVI−XVI線に沿う断面図である。但し、雄側コンタクトの先端形状は簡略化してある。 図15に示す基板対基板用コネクタを雌コネクタの実装面側から見た図である。 図17に示す雌コネクタから雌側絶縁フィルムを外して基板対基板用コネクタを雌コネクタの実装面側から見た部分平面図である。 図17に示す基板対基板用コネクタを雌側コネクタの雌側端子部と雌側絶縁フィルムとの境界面で切断した状態を雌コネクタの実装面側から見た断面図である。 雄コネクタを突起部挿入完了位置からスライド完了位置までスライドさせた状態を示す斜視図である。 図20のXXI−XXI線に沿う断面図である。但し、雄側コンタクトの先端形状は簡略化してある。 図20に示す基板対基板用コネクタを雌コネクタの実装面側から見た図である。 図20に示す基板対基板用コネクタを図20のXXIII−XXIII線で切断した状態を示す斜視図である。 この発明の第1実施形態に係る雌コネクタの雌側コンタクトとは別の雌側コンタクトの平面図であって、この雌側コンタクトの雌側接触部が雄側接触部に接触する前の状態を示す図である。 図24に示す雌側コンタクトの雌側接触部が雄側接触部に接触している状態を示す図である。 従来の雌コネクタの分解斜視図である。 図26に示す雌コネクタの幅狭パターンの受容端子を示す平面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、この発明の第1実施形態に係る雌コネクタ501は、図示しない第2の回路基板(第2の基板)に実装される雄コネクタ301と組み合わされて基板対基板用コネクタ101を構成する。雌コネクタ501は、図示しない第1の回路基板(第1の基板)に実装される。基板対基板用コネクタ101は、対向配置される第1の回路基板と第2の回路基板とを電気的に接続するものである。
雌コネクタ501を説明する前に、まず、雄コネクタ301について説明する。雄コネクタ301は、雌コネクタ501の雌側絶縁フィルム510の厚さ方向T2に沿って雌コネクタ501に対して相対的に嵌合及び離脱可能である。
図1、図2、図3に示すように、雄コネクタ301は、雄側絶縁フィルム310と、雄側絶縁フィルム310に設けられた複数の雄側コンタクト330と、雄側絶縁フィルム310に設けられた雄側補強部材350とを有する。
雄側絶縁フィルム310は帯状である。雄側絶縁フィルム310の材料としては例えばポリイミド等の樹脂がある。
雄側コンタクト330は、第2の回路基板のパッド(図示せず)にはんだ付けされる雄側端子部331と、雄側端子部331に連結され、雄側絶縁フィルム310の一方の面310Aから突出する四角柱状(ピン状)の雄側接触部332とを有する。雄側接触部332は、雌コネクタ501の雌側コンタクト530の雌側接触部532に接触する。雄側端子部331、雄側接触部332の材料としては例えば銅や銅合金等がある。
雄側接触部332の先端部は太くなっている(図3参照)。複数の雄側接触部332は、雄側絶縁フィルム310の一方の面310Aに2列に配列されている。複数の雄側接触部332の配列方向は雄側絶縁フィルム310の長手方向L1と平行である。複数の雄側端子部331は、雄側絶縁フィルム310の他方の面310Bに2列に配列されている。雄側端子部331の配列方向は雄側絶縁フィルム310の長手方向L1と平行である。
雄側補強部材350は、平面形状がH字形である雄側補強部材本体351と、突起部352とを有する。雄側補強部材本体351は、雄側補強部材本体部351Aと、雄側補強部材本体部351Aの両端に連なる固定部351Bとを有し、突起部352は、固定部351Bに連結される。雄側補強部材本体部351Aは複数の雄側端子部331に沿って配置されている(図2参照)。固定部351Bは雄側絶縁フィルム310の他方の面310Bの両端部に配置されている。突起部352は雄側絶縁フィルム310の一方の面310Aの両端部に配置されている。雄側補強部材本体部351Aは帯状であり、雄側端子部331の2つの列の間に配置されている。雄側補強部材本体351の材料は雄側端子部331の材料と同じであり、雄側補強部材本体351は後述するように雄側端子部331と同時に形成される。突起部352は、直方体状の突起部本体352Aと、突起部本体352Aの先端に連なる押え部352Bとを有する。突起部352の縦断面形状は鉤形である。突起部352の材料は雄側接触部332の材料と同じであり、雄側接触部332と同時に形成される。
次に、この発明の第1実施形態に係る雌コネクタ501について説明する。
図1、図2、図4に示すように、雌コネクタ501は、帯状の雌側絶縁フィルム510と、雌側絶縁フィルム510に設けられた複数の雌側コンタクト530と、雌側絶縁フィルム510の一方の面510Aに形成された第1雌側補強部材550と、雄コネクタ301の突起部352を第2の回路基板側へ誘い込む突起部受容孔571を有する突起部支持部材570と、雌側絶縁フィルム510の他方の面510Bに取り付けられた第2雌側補強部材580と、雌側絶縁フィルム510の他方の面510Bに形成されたホールドダウン590とを有する。
雌側絶縁フィルム510は複数の切欠き511と複数の貫通する穴である貫通孔512と一対の貫通孔513とを有する。複数の切欠き511は雌側絶縁フィルム510の長手方向L3(コネクタスライド方向)に沿って2列に配置されている(図4参照)。複数の貫通孔512は長手方向L3に沿って2列に形成されている。貫通孔512の2つの列は切欠き511の2つの列によって雌側絶縁フィルム510の幅方向(交差方向)L4で挟まれている。貫通孔512は雄側接触部332の少なくとも先端部分を受け入れ、コネクタ同士の接続を解除する際に、雄側接触部332の長手方向L3への移動を規制する孔である。一対の貫通孔513は長手方向L3における雌側絶縁フィルム510の両端部に形成されている。貫通孔513と後述する固定部582の貫通孔582Aとは対向する。
雌側コンタクト530は、雌側絶縁フィルム510の一方の面510Aに配置される基部531と、雌側絶縁フィルム510の一方の面510Aに配置されるとともに基部531に連結され、雄側接触部332に接触可能な雌側接触部532と、雌側絶縁フィルム510の他方の面510Bに配置されるとともに基部531に連結され、第2の回路基板のパッド(図示せず)にはんだ付けされる雌側端子部533とを有する。雌側絶縁フィルム510の材料は雄側絶縁フィルム310の材料と同じである。基部531、雌側接触部532及び雌側端子部533の材料は例えば銅や銅合金等である。
複数の雌側接触部532は、雌側絶縁フィルム510の一方の面510Aに2列に配列されている。複数の雌側接触部532の配列方向は長手方向L3と平行である。複数の雌側端子部533は、雌側絶縁フィルム510の他方の面510Bに2列に配列されている。複数の雌側端子部533の配列方向は長手方向L3と平行である。複数の基部531は、雌側絶縁フィルム510の一方の面510Aに2列に配列されている。複数の基部531の配列方向は長手方向L3と平行である。
第1雌側補強部材550は細長い形状であり、雌側接触部532の2つの列の間に位置している。第1雌側補強部材550は2つの突起部支持部材570を連結する。
突起部支持部材570は雌側絶縁フィルム510の一方の面510Aの両端部に配置されている。
第2雌側補強部材580は金属板(例えばステンレス製の金属板)であり、その平面形状はH字形である。第2雌側補強部材580は1つの第2雌側補強部材本体581と2つの固定部582とを有する。第2雌側補強部材本体581は2つの固定部582を連結している。固定部582は雌側絶縁フィルム510の他方の面510Bの両端部に配置されている。2つの固定部582はそれぞれ1つの貫通孔582Aと2つの貫通孔582Bとを有する。貫通孔582Aは雄コネクタ301を雌コネクタ501に嵌合するときに押え部352Bを受け容れる。貫通孔582Bにはホールドダウン590が形成されている。ホールドダウン590の先端面と固定部582の表面とはほぼ同一平面に位置する。
雌側絶縁フィルム510の幅方向L4における突起部受容孔571(図4参照)及び貫通孔582A(図23参照)の長さは、雄側絶縁フィルム310の幅方向L2における突起部352(図3参照)の長さよりも若干大きい。長手方向L3における突起部受容孔571の長さは、長手方向L1における押え部352B(図3参照)の長さよりも若干大きい。また、長手方向L3における貫通孔513(図4参照)の長さは、長手方向L3における貫通孔582Aの長さにほぼ等しい(図14参照)。長手方向L3における貫通孔582Aの長さと突起部受容孔571の長さとの差は、長手方向L1における押え部352Bの長さと突起部本体352A(図3参照)の長さの差にほぼ等しい。上述のような寸法関係により、雄コネクタ301が厚さ方向T2で雌コネクタ501に対して相対的に嵌合及び離脱可能になるとともに、突起部352を突起部受容孔571に挿入し終えた突起部挿入完了位置(図15〜図19参照)から、雄側接触部332と雌側接触部532との間に所定の接触力が生じるスライド完了位置(図20〜図23参照)まで、雄コネクタ301が長手方向L3へ雌コネクタ501に対して相対的にスライド可能になる。更に、雄コネクタ301が突起部挿入完了位置からスライド完了位置までスライドしたとき、突起部352の押え部352Bが突起部支持部材570に引っ掛かることによって雄コネクタ301が厚さ方向T2でロックされることになる。
雌側接触部532は第1接続部532Aと第2接続部532Bとを有する(図15、図17参照)。第1接続部532Aは、図4、図5に示すように、基部531から幅方向L4に沿って延びるアーム部532A1と、アーム部532A1の一端に連結され、アーム部532A1から離れる方向へ延びた後、アーム部532A1の中央部に向かって延びるように折り返される第1支持部532A2とを有する。第1支持部532A2は第1接点部532A3を有する。第2接続部532Bは、アーム部532A1の他端に連結され、アーム部532A1から離れる方向へ延びた後、アーム部532A1の中央部に向かって延びるように折り返される第2支持部532B2を有する。第2支持部532B2は第2接点部532B3を有する。上述のような雌側接触部532の構造を採用したので、第1、第2接続部532A,532B間に形成されるスペース(接触部内側領域)を狭くすることができる。また、第1接点部532A3と第2接点部532B3とはスライド完了位置にある雄コネクタ301の雄側接触部332を幅方向L4で挟む。雌側端子部533は雌側絶縁フィルム510の切欠き511を通じて基部531に連結されている(図23参照)。第1支持部532A2の第1接点部532A3の雌側絶縁フィルム510側の面には傾斜面532A4が形成され、第2支持部532B2の第2接点部532B3の雌側絶縁フィルム510側の面には傾斜面532B4が形成されている(図23参照)。図23に示すスライド完了位置において、傾斜面532A4,532B4が雄側接触部332の先端部の逃げ部となるので、傾斜面532A4,532B4の無い第1支持部及び第2支持部(図示せず)に比べ、基板対基板コネクタ101の嵌合方向(雄側絶縁フィルム310の厚さ方向T1と平行な方向)の寸法を大きくせずに、雄コネクタ301と雌コネクタ501とのロック状態を維持することができる。なお、傾斜面532A4,532B4はスライド完了位置にある雄コネクタ301の雄側接触部332の先端部と干渉しないように形成したが、接触するように構成してもよい。
次に、雄コネクタ301の製造方法の一例を図6〜図13に基づいて説明する。
まず、図6、図7に示すように、雄側絶縁フィルム310の他方の面310Bに金属薄膜33を形成する(薄膜処理工程)。薄膜形成方法としては例えばスパッタリング、蒸着、メッキ等がある。これ以外の方法としては、予め形成した金属薄膜33を雄側絶縁フィルム310の他方の面310Bに貼り付ける方法もある。
薄膜処理工程後、図8、図9に示すように、金属薄膜33をエッチングして複数の雄側端子部331と雄側補強部材本体部351Aと固定部351Bとを形成する(パターニング工程)。
パターニング工程後、図10、図11に示すように、エッチング加工により雄側絶縁フィルム310に雄側端子部331に達する矩形の貫通孔311を形成する(貫通孔形成工程)。このとき、固定部351Bに達する矩形の貫通孔312を同時に形成する。
貫通孔形成工程後、図12、図13に示すように、雄側絶縁フィルム310の一方の面310Aにおいて、貫通孔311の位置に四角柱状の雄側接触部332を形成するとともに、貫通孔312の位置に突起部352を形成する。雄側接触部332及び突起部352の形成方法としては、複数のメッキ層を重ねることによって所定形状の物体を形成するメッキ法がある。
以上の工程を経て雄コネクタ301が製造される。
次に、雌コネクタ501の製造方法の一例を図1〜図4を用いて説明する。
まず、雌側絶縁フィルム510の一方の面510Aに金属薄膜を形成する(薄膜処理工程)。
薄膜処理工程後、雌側絶縁フィルム510の一方の面510A上の金属薄膜をエッチングして複数の雌側接触部532と複数の基部531と突起部支持部材570と第1雌側補強部材550とを形成する(パターニング工程)。
パターニング工程後、エッチング加工により雌側絶縁フィルム510に、切欠き511と貫通孔512と貫通孔513とホールドダウン用貫通孔(図示せず)とを形成する(切欠き及び貫通孔形成工程)。切欠き511は基部531に達し、貫通孔512は雌側接触部532に達する。
切欠き及び貫通孔形成工程後、雌側絶縁フィルム510の他方の面510Bにおいて、切欠き511の位置に雌側端子部533を形成するとともに、ホールドダウン用貫通孔の位置にホールドダウン590を形成する(端子部形成工程)。
端子部形成工程後、貫通孔582Aと貫通孔582Bとを有する第2雌側補強部材580を雌側絶縁フィルム510の他方の面510Bに貼り付ける(貼付工程)。このとき、貫通孔582Bにホールドダウン590が収容されるようにする。
貼付工程後、プレス加工により第1支持部532A2の第1接点部532A3の雌側絶縁フィルム510側部分と第2支持部532B2の第2接点部532B3の雌側絶縁フィルム510側部分とをつぶして傾斜面532A4,532B4を形成する(傾斜面形成工程)。
以上の工程を経て雌コネクタ501が製造される。
次に、雌コネクタ501と雄コネクタ301との嵌合作業を図1、図14〜図23に基づいて説明する。
まず、図1、図14に示すように、雌コネクタ501と雄コネクタ301とを対向配置し、その後、厚さ方向T2に沿って雄コネクタ301を相対的に上昇させ、図15、図16、図17に示すように、雄コネクタ301を雌コネクタ501に嵌合させる。このとき、雄コネクタ301の突起部352が雌コネクタ501の突起部受容孔571及び貫通孔582Aに挿入される。また、雄コネクタ301の雄側接触部332は、貫通孔512を通じて、第1支持部532A2の第1接点部532A3側の部分と、第2支持部532B2の第2接点部532B3側の部分と、隣接(図17において左隣)する他の雌側接触部532の第1支持部532A2のアーム部532A1とによって形成される接触部外側領域に挿入される(図18、図19参照)。このとき、第1、第2接続部532A,532Bはほとんど弾性変形していない。なお、この実施形態では、雌側接触部532の第1、第2支持部532A2,532B2をそれぞれアーム部532A1の中央部に向かって延びるように折り返す形状を採用することによって生じた雌側接触部532の外側のスペース(上述の接触部外側領域)を、雄側接触部332を挿入するスペースとして利用した。
次に、雄コネクタ301を図17に示す突起部挿入完了位置からスライド完了位置(図20〜図23参照)まで長手方向L3へ相対的にスライドさせる。このとき、雄側接触部332は、雌側接触部532の外側から雌側接触部532の内側に入り(図22参照)、隣接する他の雌側接触部532のアーム部532A1から離れる。雄側接触部332が第1、第2支持部532A2,532B2の第1、第2接点部532A3,532B3間に入ることにより第1、第2支持部532A2,532B2の復帰力が生じ、雄側接触部332は第1、第2接点部532A3,533B3によって幅方向L4で確実に挟まれる。
図23に示すように、雌側接触部532の第1、第2支持部532A2,532B2が雄側接触部332の先端部と雄側絶縁フィルム310とによって厚さ方向T1で挟まれるので、雌側接触部532と雄側接触部332との接触安定性が高まる。
この実施形態によれば、上述のように雌コネクタ501と雄コネクタ301とを嵌合するとき、まず雄側接触部332は雌側接触部532の外側に挿入され(図15、図17参照)、その後、雄側接触部332は雌側接触部532の外側から内側へ入る構造を採用したので、雌側接触部532の内側に、雄側接触部332を受け入れ、移動させるための大きなスペースは不要になる。したがって、スライド方向の寸法を短くすることができるので、雌側コンタクト530の雌側接触部532を小さくすることができ、雌コネクタ501を小型化することができる。更に、この実施形態によれば、基部531及び第1接続部532Aと第2接続部532Bとを含んでなる雌側接触部532の全体は、雌側絶縁フィルム510の一方の面510Aから一定の高さを有しているので、雌側コンタクト530の構成を簡素化でき、一層、雌側コンタクト530を小さくして雌コネクタ501を小型化することができる。
また、上述のように、雌側接触部532は、図5に示すように、雌側接触部532は、基部531から幅方向L4に沿って延びるアーム部532A1と、アーム部532A1の一端に連結された第1支持部532A2とを有する第1接続部532Aと、アーム部532A1の他端に連結された第2支持部532B2を有する第2接続部532Bとで構成され、第1、第2支持部532B2,532B2はそれぞれアーム部532A1から離れる方向へ延びた後、アーム部532A1の中央部に向かって延びるように折り返されている。このように雌側接触部532の構造は図27に示す従来技術に比べて単純であるので、製造が容易である。
なお、第1実施形態では第1、第2支持部532A2,532B2の形状がそれぞれほぼV字状であるが、第1、第2支持部532A2,532B2の形状はこれに限られない。その形状は雄側接触部332を確実に挟む形状であればよく、例えば円弧状でもよい。更に、アーム部532A1は直線形状であるが、例えば湾曲形状等でもよく、直線である必要はない。また、アーム部532A1は長手方向L3と厚さ方向T2とに直交する幅方向L4に延びているが、アーム部532A1を長手方向L3と厚さ方向T2とに交差する方向、すなわち斜め方向に延ばしてもよい。
次に、この発明の第2実施形態の雌コネクタの雌側コンタクトを図24、図25に基づいて説明する。
第2実施形態の雌コネクタは、雌側コンタクト2530だけが第1実施形態の雌コネクタ501と異なる。第2実施形態の雌コネクタの雌側コンタクト2530以外の構造は第1実施形態の雌コネクタ501と共通するので、その説明を省略する。
また、第2実施形態の雌コネクタと組み合わされる雄コネクタは図1の雄コネクタ301であるが、雄コンタクトのピン状の雄側接触部の形状等の点で若干異なる。
図24、図25に示すように、雄側接触部2332は頭部2332Aと胴部2332Bとを有する。頭部2332Aの平面は胴部2332Bの平面より一回り大きい。胴部2332Bの横断面形状はほぼ三角形である。
雌側コンタクト2530は、雌側絶縁フィルム510の一方の面510Aに配置される基部2531と、雌側絶縁フィルム510の一方の面510Aに配置される雌側接触部2532と、雌側絶縁フィルム510の他方の面510Bに配置される雌側端子部2533とを備える。雌側接触部2532と雌側端子部2533とはそれぞれ矩形の基部2531に連結されている。
雌側接触部2532はほぼL字形の第1接続部2532Aとほぼ円弧状の第2接続部2532Bとを有する。第1接続部2532Aは、基部2531の長手方向L3における一端から幅方向L4に沿って延びるアーム部2532A1と、アーム部2532A1の一端に連結され、アーム部2532A1から離れる方向へ延びる第1支持部2532A2とを有する。第1支持部2532A2は第1接点部2532A3と誘い部2532A5とを有する。誘い部2532A5は第1接点部2532A3に隣接する位置にある。第1接点部2532A3は誘い部2532A5よりアーム部2532A1側に位置する。
誘い部2532A5は、雄側接触部2332の胴部2332Bを第1接点部2532A3と第2接点部2532B3との間に誘い込む。
第2接続部2532Bは、基部2531の長手方向L3における他端からアーム部2532A1に向かって延びる第2支持部2532B2を有する。第2支持部2532B2は第2接点部2532B3を有する。
雄側接触部2332が長手方向L3に沿って雌側接触部2532の外側(図24参照)から第1接点部2532A3と第2接点部2532B3との間(図25参照)まで移動するとき、誘い部2532A5は、雄側接触部2332の胴部2332Bを第1接点部2532A3と第2接点部2532B3との間に誘い込む。
第2実施形態は第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
なお、雄側接触部332,2332の形状は四角柱状や三角柱状に限られず、円柱状等を含むピン状であればよい。
また、上述の実施形態では、雄側接触部332,2332が雌側絶縁フィルム510の幅方向L4で雌側接触部532,2532に挟まれ、雄コネクタ301を雌コネクタ501に対して雌側絶縁フィルム510の長手方向L3へ相対的にスライド可能にしたが、雄コネクタ301のコネクタスライド方向はこれに限られず、例えば、雄コネクタ301を雌コネクタ501に対して雌側絶縁フィルム510の幅方向L4へ相対的にスライド可能にしてもよい。但し、その場合、雌側接触部532,2532が雌側絶縁フィルム510の幅方向L4で雄側接触部332,2332を受け容れ、第1、第2接点部532A3,2532A3,532B3,2532B3が長手方向L3で雄側接触部332,2332を挟むようにする。
101:基板対基板用コネクタ
301:雄コネクタ
310:雄側絶縁フィルム
310A:雄側絶縁フィルム310の一方の面
310B:雄側絶縁フィルム310の他方の面
311:貫通孔
312:貫通孔
33:金属薄膜
330:雄側コンタクト
331:雄側端子部
332,2332:雄側接触部
2332A:頭部
2332B:胴部
350:雄側補強部材
351:雄側補強部材本体
351A:雄側補強部材本体部
351B:固定部
352:突起部
352A:突起部本体
352B:押え部
501:雌コネクタ
510:雌側絶縁フィルム
510A:雌側絶縁フィルム510の一方の面
510B:雌側絶縁フィルム510の他方の面
511:切欠き
512:貫通孔
513:貫通孔
530,2530:雌側コンタクト
531,2531:基部
532,2532:雌側接触部
532A,2532A:第1接続部
532A1,2532A1:アーム部
532A2,2532A2:第1支持部
532A3,2532A3:第1接点部
532A4:傾斜面
2532A5:誘い部
532B,2532B:第2接続部
532B2,2532B2:第2支持部
532B3,2532B3:第2接点部
532B4:傾斜面
533,2533:雌側端子部
550:第1雌側補強部材
570:突起部支持部材
571:突起部受容孔
580:第2雌側補強部材
581:第2雌側補強部材本体
582:固定部
582A:貫通孔
582B:貫通孔
590:ホールドダウン
T1:雄側絶縁フィルム310の厚さ方向
T2:雌側絶縁フィルム510の厚さ方向
L1:雄側絶縁フィルム310の長手方向
L2:雄側絶縁フィルム310の幅方向
L3:雌側絶縁フィルム510の長手方向(コネクタスライド方向)
L4:雌側絶縁フィルム510の幅方向(交差方向)

Claims (9)

  1. 第1の基板に実装され、第2の基板に実装される雄コネクタに対し相対的にスライドさせることにより接続を行なう雌コネクタにおいて、
    雌側絶縁フィルムと、前記雌側絶縁フィルムに設けられた複数の雌側コンタクトとを備え、
    前記雌側コンタクトは、
    前記雌側絶縁フィルムの一方の面に配置されている基部と、
    前記雌側絶縁フィルムの一方の面に配置されているとともに前記基部に連結され、前記雄コネクタの雄側接触部に接触する雌側接触部と、
    前記雌側絶縁フィルムの他方の面に配置されているとともに前記基部に連結され、前記第1の基板に接続される雌側端子部と
    を有し、
    前記雌側接触部は第1接続部と第2接続部とを有し、
    前記第1接続部は、前記雄側接触部に接触させる第1接点部と、前記第1接点部を支持する第1支持部とを有し、
    前記第2接続部は、前記雄側接触部に接触させる第2接点部と、前記第2接点部を支持する第2支持部とを有し、
    前記第1支持部と前記第2支持部とをそれぞれ、前記第1接点部と前記第2接点部とが互いに接近するよう前記雌側接触部の内側に曲げて、前記第1接続部と前記第2接続部との間に形成される接触部内側領域を狭くするとともに前記雄側接触部を受け容れる接触部外側領域を形成し、
    前記基部及び前記第1接続部と前記第2接続部とを含んでなる前記雌側接触部の全体は、前記雌側絶縁フィルムの一方の面から一定の高さを有し、
    前記雄側接触部が、コネクタスライド方向に沿って前記雌側接触部の外側から前記第1接点部と前記第2接点部との間まで移動したとき、前記雄側接触部が前記第1接点部と前記第2接点部とによって前記コネクタスライド方向と前記雌側絶縁フィルムの厚さ方向とに交差する交差方向で挟まれるようになっている
    ことを特徴とする雌コネクタ。
  2. 前記雄側接触部が前記第1接点部と前記第2接点部とによって挟まれたとき、前記雄側接触部、前記第1接点部、前記第2接点部及び前記基部が前記交差方向に沿って並ぶ
    ことを特徴とする請求項1に記載の雌コネクタ。
  3. 前記第1接続部は、前記基部から前記交差方向に沿って延びるアーム部と、前記アーム部の一端に連結され、前記アーム部から離れる方向へ延びた後、前記アーム部の中央部に向かって延びるように折り返される第1支持部とを有し、
    前記第1支持部は前記第1接点部を有し、
    前記第2接続部は、前記アーム部の他端に連結され、前記アーム部から離れる方向へ延びた後、前記アーム部の中央部に向かって延びるように折り返される第2支持部を有し、
    前記第2支持部は前記第2接点部を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の雌コネクタ。
  4. 前記第1接続部は、前記基部の前記コネクタスライド方向における一端から前記交差方向に沿って延びるアーム部と、前記アーム部の一端に連結され、前記アーム部から離れる方向へ延びる第1支持部とを有し、
    前記第1支持部は前記第1接点部を有し、
    前記第2接続部は、前記基部の前記コネクタスライド方向における他端から前記アーム部に向かって延びる第2支持部を有し、
    前記第2支持部は前記第2接点部を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の雌コネクタ。
  5. 前記第1支持部は、前記雄側接触部が前記コネクタスライド方向に沿って前記雌側接触部の外側から前記第1接点部と前記第2接点部との間まで移動するとき、前記雄側接触部を前記第1接点部と前記第2接点部との間に誘い込む誘い部を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の雌コネクタ。
  6. 前記雌側絶縁フィルムは、前記雄側接触部を受け容れる貫通孔を有し、
    前記雄側接触部が前記貫通孔に挿入される
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の雌コネクタ。
  7. 前記雄側接触部が前記第1接点部と前記第2接点部とによって挟まれたとき、前記雌側接触部が、前記雄側接触部の太くなっている先端部と前記雄コネクタの雄側絶縁フィルムとによって前記雌側絶縁フィルムの厚さ方向で挟まれる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の雌コネクタ。
  8. 前記雌側接触部は、前記雄側接触部が前記第1接点部と前記第2接点部とによって挟まれたとき、前記雄側接触部の先端部の逃げ部となる傾斜面を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の雌コネクタ。
  9. 請求項6に記載の雌コネクタの製造方法において、
    前記雌側絶縁フィルムの一方の面に金属薄膜を設ける薄膜処理工程と、
    前記薄膜処理工程後、前記雌側絶縁フィルムの一方の面上の前記金属薄膜をエッチングして複数の前記雌側接触部及び複数の前記基部を形成するパターニング工程と、
    前記パターニング工程後、エッチング加工により前記雌側絶縁フィルムに前記基部に達する切欠きを形成するとともに、前記貫通孔を形成する切欠き及び貫通孔形成工程と、
    前記切欠き及び貫通孔形成工程後、前記雌側絶縁フィルムの他方の面において、前記切欠きの位置に複数の前記雌側端子部を形成する端子部形成工程と
    を含むことを特徴とする雌コネクタの製造方法。
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