JP5727815B2 - 塵芥収集車のコンテナ傾倒装置 - Google Patents

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Description

本発明は、塵芥用コンテナを傾倒させて塵芥用コンテナ内の塵芥を塵芥投入口から塵芥投入箱に投入するための塵芥収集車のコンテナ傾倒装置に関するものである。
従来、この種の塵芥収集車のコンテナ傾倒装置としては、塵芥投入箱の塵芥投入口の近傍に設けられたブラケットと、ブラケットに上端側が回転自在に支持されたスイングアームと、を備え、スイングアームを回転させることによって、スイングアームに保持された塵芥用コンテナを傾倒させて塵芥用コンテナ内の塵芥を塵芥投入口から塵芥投入箱に投入するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−10201号公報
前記コンテナ傾倒装置では、下方に開口された溝形状の係合部が設けられた塵芥用コンテナを保持するために、係合部に係合して塵芥用コンテナを係止する係合フックが設けられている。前記コンテナ係合装置では、塵芥用コンテナを傾倒させたときに係合フックから係合部が外れて塵芥用コンテナが脱落することを防止するために、係合フックの下方に位置する下係合フックを設けるとともに、塵芥用コンテナの係合部の下方に下係合フックが係合可能な下係合部を設けている。このため、前記コンテナ傾倒装置では、対応可能な塵芥用コンテナの種類が係合部および下係合部が形成された塵芥用コンテナのみである。したがって、前記コンテナ傾倒装置に対応不能な塵芥用コンテナが多く、また、対応可能な塵芥用コンテナであっても、塵芥用コンテナの側面形状が複雑となるため、塵芥用コンテナの製造コストが高くなる。
本発明の目的とするところは、多種類の塵芥用コンテナが適用可能となるとともに、塵芥コンテナの構造を簡素化することのできる塵芥収集車のコンテナ傾倒装置を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、塵芥投入箱の塵芥投入口の近傍に設けられたブラケットと、ブラケットに回転自在に支持されたスイングアームと、を備え、スイングアームを回転させることによって、スイングアームに保持した塵芥用コンテナを傾倒させて塵芥用コンテナ内の塵芥を塵芥投入口から塵芥投入箱に投入する塵芥収集車のコンテナ傾倒装置において、スイングアームは、側面部に下方に開口する溝形状の係合部が設けられた係合溝付きの塵芥用コンテナを保持する溝付きコンテナ保持部を有し、溝付きコンテナ保持部は、保持部本体と、この保持部本体に形成され、係合溝付きの塵芥用コンテナの係合部に係合する係合フックと、係合フックを上下方向に移動させる移動機構と、移動機構によって係合フックが上記保持部本体と共に上方に移動すると係合フックの上方に位置するように構成され、係合フックに係止された係合溝付きの塵芥用コンテナの上端側に位置することで、塵芥用コンテナが係合フックから脱落することを規制する脱落規制部材と、を有し、上記移動機構は、一端が上記保持部本体に回動可能に連結され他端が上記スイングアームに回動可能に連結された本体部用リンク部材と、該本体部用リンク部材を回動させて上記保持部本体を上下動させる本体部用シリンダとを有し、上記脱落規制部材は、上記本体部用シリンダが縮小して上記保持部本体が上昇したときに上記本体部用リンク部材に連動して回動して上記塵芥用コンテナの上端を押さえて上記塵芥用コンテナが上記係合フックから脱落することを規制するように構成されている。
これにより、係合溝付きの塵芥用コンテナが傾倒された場合に、塵芥用コンテナの上端が脱落規制部材によって支持されることから、脱落規制用の係合フックおよび塵芥用コンテナ側に脱落規制用の係合部を必要とすることなく、塵芥用コンテナの係合部と係合フックとの係合が維持される。
また、請求項2に記載の発明は、係合溝付きの塵芥用コンテナが、側面上端に外周側に延出する縁部の下面に係合部が設けられ、溝付きコンテナ保持部は、係合フックが係合部に係合する動作を行うとともに、係合部が位置する縁部の上面側に脱落規制部材が張り出すことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、スイングアームが、側面部を幅方向に延びる棒状の係合部を有する係合バー付きの塵芥用コンテナを保持するバー付きコンテナ保持部を有していることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、バー付きコンテナ保持部が、棒状の係合部を所定の範囲で上下動自在に、且つ、係脱自在に保持する保持機構と、保持機構と棒状の係合部との係合を解除可能な係合解除手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、脱落規制用の係合フックおよび塵芥用コンテナ側に脱落規制用の係合部を必要とすることなく、脱落規制部材によって塵芥用コンテナの係合部と係合フックとの係合を維持することができるので、多種類の塵芥用コンテナが適用可能となるとともに、塵芥用コンテナの構造を簡素化することが可能となる。
本発明の一実施形態を示す塵芥収集車の側面図である。 コンテナ傾倒装置によって保持可能な塵芥用コンテナの側面図である。 コンテナ傾倒装置を後側から見た図である。 図3におけるA−A´断面図である。 図3におけるB−B´断面図である。 第2保持部の平面図である。 コンテナ傾倒装置の傾倒動作の説明図である。 コンテナ傾倒装置の傾倒動作の説明図である。 コンテナ傾倒装置の傾倒動作の説明図である。 コンテナ傾倒装置の傾倒動作の説明図である。 コンテナ傾倒装置の傾倒動作の説明図である。
図1乃至図11は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明のコンテナ傾倒装置を適用した塵芥収集車1は、図1に示すように、走行するための車両10と、塵芥を収集する作業を行うための塵芥収集装置20と、を備えている。
車両10は、図1に示すように、シャシー11と、シャシー11の前部に設けられたキャブ12と、を備えている。シャシー11には、前部および後部のそれぞれに左右一対の車輪11aが設けられている。キャブ12の内部には運転席および助手席が設けられている。
塵芥収集装置20は、図1に示すように、塵芥を収容するための塵芥収容箱21と、塵芥収容箱21の後方に設けられ、塵芥を塵芥収容箱21に積み込むための塵芥投入箱22と、を備えている。塵芥投入箱22の後面の下部には矩形状の塵芥投入口22aが設けられ、塵芥投入口22aは扉22bによって開閉される。また、塵芥投入箱22の内部には、塵芥投入口22aから投入された塵芥を圧縮して塵芥収容箱21に向かって押し込むための圧縮積込機構(図示せず)が設けられている。さらに、塵芥投入箱22には、圧縮積込機構を作動させるための操作スイッチ22cが塵芥投入口22aに隣接して設けられている。
塵芥収集車1の塵芥投入口22aの下方には、図1に示すように、塵芥用コンテナA,B,C,Dを保持するとともに、保持した塵芥用コンテナA,B,C,Dを傾倒させて塵芥投入口22aから塵芥投入箱22に塵芥を投入するためのコンテナ傾倒装置30が設けられている。
また、このコンテナ傾倒装置30に対応可能な塵芥用コンテナの側面図を、図2に示す。
図2(a),(b),(c)の塵芥用コンテナA,B,Cは、上端が全周に亘って幅方向外側に延出する縁部Aa,Ba,Caが設けられており、縁部Aa,Ba,Caにコンテナ傾倒装置30が係合する係合部Ab,Bb,Cbが設けられている。この係合部Ab,Bb,Cbは、縁部Aa,Ba,Caの下面に下方に開口する溝形状に形成されている。塵芥用コンテナA,B,Cは、互いに高さ寸法が異なり、係合部Ab,Bb,Cbの高さ位置も異なっている。また、塵芥用コンテナAは、塵芥用コンテナB,Cと幅方向寸法が異なり、塵芥用コンテナB,Cの幅方向寸法の2倍以上の幅方向寸法を有している。
図2(d)の塵芥用コンテナDは、側面部の上下方向中央部のやや上側の幅方向両側にブラケットDaが設けられ、ブラケットDaにコンテナ傾倒装置30が係合する係合部Dbが設けられている。この係合部Dbは、ブラケットDaから幅方向外側に延びる棒状に形成されている。
コンテナ傾倒装置30は、図3乃至図6に示すように、塵芥投入箱22の塵芥投入口22aの下部の近傍の幅方向両側に設けられた一対のブラケット40と、各ブラケット40に一端側が回転自在に支持された一対のスイングアーム50と、一対のスイングアーム50の間に設けられ、塵芥用コンテナA,B,Cを保持するための溝付きコンテナ保持部としての第1保持部60と、塵芥用コンテナDを保持するためのバー付きコンテナ保持部としての第2保持部70が設けられている。
各ブラケット40は、図4に示すように、塵芥投入箱22の下部の幅方向両側を前後方向に延びるものであり、後端側にスイングアーム50の一端側が支軸41を介して回転自在に連結されている。また、ブラケット40には、スイングアーム50を揺動させるための第1油圧シリンダ42が設けられている。第1油圧シリンダ42は、一端側が支軸43を介してブラケット40に連結され、他端側が支軸44を介してスイングアーム50に連結されている。
各スイングアーム50は、図4に示すように、一端側が支軸41を介して回転自在に連結され、塵芥用コンテナA,B,C,Dの傾倒動作を行っていない状態で他端側が支軸41の下方に位置している。各スイングアーム50は、他端側の間がリフトチューブ51によって連結されている。リフトチューブ51には、ブラケット52を介してリフトローラ53が回転自在に設けられ、塵芥用コンテナDの傾倒動作の際に塵芥用コンテナDの側面部がリフトローラ53によって支持される。各スイングアーム50の一端側および他端側の間には、それぞれ両端部が各スイングアーム50に回転自在に支持された第1回転シャフト54および第2回転シャフト55が設けられている。各スイングアーム50には、第2回転シャフト55を回転させて第1保持部60を上下方向に移動させるための第2油圧シリンダ56が設けられている。第2油圧シリンダ56は、一端側が支軸57を介してスイングアーム50に回転自在に連結され、他端側が支軸58を介して第2回転シャフト55に設けられたブラケット59に回転自在に連結されている。第2回転シャフト55は、第2油圧シリンダ56の伸縮動作によって回転するように構成されている。
第1保持部60は、図3に示すように、各スイングアーム50の間に互いに間隔をおいて設けられた幅方向一対の保持部本体61と、保持部本体61の上部に設けられた脱落規制機構62とを有している。
各保持部本体61は、図5に示すように、塵芥用コンテナA,B,Cの係合部Ab,Bb,Cbに係合する係合フック61aが後面側の上部に設けられ、係合フック61aに係止された状態の塵芥用コンテナA,B,Cの側面が当接する当接部61bが後面側の下部に設けられている。各保持部本体61は、前面側の上部側が第1リンク部材61cを介して第1回転シャフト54に連結され、前面側の下部側が第2リンク部材61dを介して第2回転シャフト55に連結されている。第1リンク部材61cおよび第2リンク部材61dのそれぞれの他端側は、保持部本体61に支軸61e,61fを介して回転自在に連結されている。保持部本体61は、第2回転シャフト55が第2油圧シリンダ56の駆動によって回転すると、第2回転シャフト55の回転に応じて上下方向に移動する。
脱落規制機構62は、図5に示すように、保持部本体61が上方に移動した時に、係合フック61aの上方に張り出す脱落規制部材62aを有している。脱落規制部材62aは、2つの保持部本体61の上方に亘って幅方向に延びる部材である。脱落規制部材62aは、前端側が保持部本体61に支軸62bを介して回転自在に支持されている。また、脱落規制部材62aは、後端側に支軸62cを介して第3リンク部材62dの一端側が回転自在に連結されている。第3リンク部材62dの他端側は、第1リンク部材61cの他端側に固定されたブラケット62eに支軸62fを介して回転自在に連結されている。第1リンク部材61cが一端側を上方に移動させる方向(図中反時計回り)に回転すると、第3リンク部材62dは前側の斜め下方に引っ張られ、脱落規制部材62aは係合フック61aの上方に張り出した状態となる。また、脱落規制部材62aは、前後方向一端側と保持部本体61とを引張ばね62gによって連結することによって、前後方向他端側が係合フック61aの上方に張り出す方向と逆方向(図中反時計回り)に付勢されている。
第2保持部70は、図4に示すように、塵芥用コンテナDの係合部Dbを所定の範囲で上下動自在に、且つ、係脱自在に保持するための幅方向一対の保持部材71と、一対の保持部材71の係合部Dbの保持状態および保持解除状態を操作するためのロック機構72と、を有している。
各保持部材71は、図4に示すように、スイングアーム50と第1保持部60との間に設けられている。保持部材71は、U字状に形成された第1部材71aと、逆U字状に形成された第2部材71bと、を有し、互いの端部を向かい合わせることで、塵芥用コンテナDの係合部Dbを保持する長孔が形成されるものである。第1部材71aは、基板71cに支軸71dを介して回転自在に下部が支持されている。第2部材71bは、基板71cに支軸71eを介して回転自在に上部が支持されている。また、第1部材71aと第2部材71bとは、前側の端部同士が支軸71fを介して回転自在に連結されている。保持部材71は、第1部材71aと第2部材71bとが向かい合う端部が後方に向くようにそれぞれを回転させることにより、係合部Dbを保持する長孔が後方に開放される。保持部材71は、ロック機構72によるロックが解除されると、第1部材71aの自重によって第1部材71aおよび第2部材71bがそれぞれ回転し、長孔が後方に向かって開放された状態となる。
ロック機構72は、図6に示すように、幅方向に移動自在に設けられ、第1部材71aの下端に位置させることで各保持部材71の長孔が形成された状態でロックする一対のロックピン72aと、一対のロックピン72aの幅方向の移動を連動させるための連動機構72bと、ロックピン72aのロック解除操作を行うための操作レバー72cと、連動機構72bに設けられ、各ロックピン72aを、それぞれ保持部材71をロックする方向に付勢するための引張ばね72dと、を有している。
以上のように構成された塵芥収集車のコンテナ傾倒装置において、塵芥用コンテナA,B,Cの傾倒動作を説明する。
まず、第1保持部60の保持部本体61が最下端に位置する状態で、保持部本体61の後方に塵芥用コンテナA,B,Cを設置する。ここで、塵芥用コンテナAは、幅方向寸法が大きいため、幅方向に並ぶ一対の保持部本体61の後方に1つの塵芥用コンテナAを設置する。また、塵芥用コンテナB,Cは、塵芥用コンテナAと比較して約半分の幅寸法であるため、幅方向に並ぶ一対の保持部本体61の一方または両方の後方に塵芥用コンテナB,Cを設置する。
次に、第2油圧シリンダ56を短縮する方向に駆動させ、第2回転シャフト55を回転させる。第2回転シャフト55が回転すると、第2回転シャフト55に固定された第2リンク部材61dの他端側が上方に移動し、第2リンク部材61dの他端側に連結された保持部本体61が上方に移動する。保持部本体61は第1回転シャフト54に固定された第1リンク部材61cに上部が連結されているため、第2回転シャフト55が回転すると保持部本体61は姿勢を変化させることなく上方に移動する。これにより、保持部本体61に設けられた係合フック61aは、半円弧状の軌跡を上昇する途中に塵芥用コンテナA,B,Cの係合部Ab,Bb,Cbに係合し、図7に示すように、塵芥用コンテナA,B,Cは上方に持ち上げられた状態となる。
保持部本体61が上昇する動作の際には、第1リンク部材61cの回転によって第3リンク部材62dが前側の斜め下方に引っ張られ、第3リンク部材62dの一端側に連結された脱落規制部材62aは引張ばね62gの付勢力に抗して係合フック61aの上方に張り出す。このとき、脱落規制部材62aは、図7に示すように、係合部Ab,Bb,Cb上方に位置する縁部Aa,Ba,Caの上面側に位置することから、係合フック61aと係合部Ab,Bb,Cbとの係合状態が保持される。
その後、第1油圧シリンダ42を伸長する方向に駆動させ、スイングアーム50の他端側が上方に移動するように、ブラケット40に対してスイングアーム50を回転させる。これにより、第1保持部60に保持された塵芥用コンテナA,B,Cは、図8に示すように、スイングアーム50と共に回転して傾倒した姿勢となり、塵芥用コンテナA,B,C内の塵芥が塵芥投入口22aから塵芥投入箱22に投入される。傾倒した姿勢の塵芥用コンテナA,B,Cは、脱落規制部材62aによって支持され、係合フック61aと係合部Ab,Bb,Cbとの係合状態が保持される。
塵芥用コンテナA,B,Cを傾倒させて塵芥を塵芥投入箱22に投入した後、第1油圧シリンダ42を短縮して塵芥用コンテナA,B,Cの傾倒姿勢を元の姿勢に戻し、第2油圧シリンダ56を伸長させて保持部本体61を下方に移動させる。これにより、脱落規制部材62aは、引張ばね62gの付勢力によって縁部の上面側から外れる方向に回転し、係合フック61aと係合部Ab,Bb,Cbとの係合が解除される。
さらに、塵芥用コンテナDの傾倒動作について説明する。
まず、第2油圧シリンダ56を短縮する方向に駆動させ、第1保持部60の保持部本体61を上方に移動させる。
次に、第2保持部70の操作レバー72cを操作して、図9に示すように、保持部材71の長孔を後方に開放した保持解除状態とする。
その後、塵芥用コンテナDを、各保持部材71の後方に各係合部Dbが位置するように設置し、塵芥用コンテナDを前方に移動させて係合部Dbを保持部材71に係合させる。このとき、長孔が開放された状態の保持部材71は、棒状の係合部Dbが長孔内に侵入して押されることにより、長孔の開放部分を閉鎖するように第1部材71aおよび第2部材71bが動作する。保持部材71の長孔の開放部分が完全に閉鎖されると、ロックピン72aが引張ばね72dの付勢力によって第1部材71aの下側に移動し、保持部材71の長孔の開放が規制される。
図10に示すように、保持部材71に塵芥用コンテナDの係合部Dbが係合した状態で、第1油圧シリンダ42を伸長する方向に駆動させ、スイングアーム50の他端側が上方に移動する方向(図中反時計回り)に、スイングアーム50を回転させる。これにより、第2保持部70に保持された塵芥用コンテナDは、図11に示すように、スイングアーム50と共に回転して傾倒した状態となり、塵芥用コンテナD内の塵芥が塵芥投入口22aから塵芥投入箱22内に投入される。
塵芥用コンテナDを傾倒させて塵芥を塵芥投入箱22に投入した後、第1油圧シリンダ42を短縮して塵芥用コンテナDの傾倒状態を元の状態に戻し、操作レバー72cを操作して保持部材71の長孔を後方に開放して保持解除状態とする。
このように、本実施形態の塵芥収集車のコンテナ傾倒装置によれば、第1保持部60は、塵芥用コンテナA,B,Cの係合部Ab,Bb,Cbに係合する係合フック61aが設けられ、上下方向に移動可能な保持部本体61と、保持部本体61が上方に移動すると係合フック61aの上方に位置するように構成され、係合フック61aに係止された塵芥用コンテナA,B,Cの上端側に位置することで、塵芥用コンテナA,B,Cが係合フック61aから脱落することを規制する脱落規制部材62aと、を有している。これにより、脱落規制用の係合フックや塵芥用コンテナに脱落規制用の係合部を必要とすることなく、脱落規制部材62aによって塵芥用コンテナA,B,Cの係合部Ab,Bb,Cbと係合フック61aとの係合を維持することができるので、多種類の塵芥用コンテナが適用可能となるとともに、塵芥用コンテナの構造を簡素化することが可能となる。
また、塵芥用コンテナA,B,Cは、側面上端に外周側に延出する縁部Aa,Ba,Caの下面に係合部Ab,Bb,Cbが設けられ、第1保持部60は、係合フック61aが係合部Ab,Bb,Cbに係合する動作を行うとともに、係合部Ab,Bb,Cbが位置する縁部Aa,Ba,Caの上面側に脱落規制部材62aが張り出すように構成されている。これにより、第1保持部60は、縁部Aa,Ba,Caに係合することで、塵芥用コンテナA,B,Cを保持することが可能となるので、塵芥用コンテナA,B,Cの構造が簡単になり、塵芥用コンテナA,B,Cの製造コストの低減を図ることが可能となる。
また、スイングアームには、側面部を幅方向に延びる棒状の係合部Dbを有する塵芥用コンテナDを保持する第2保持部70を有している。これにより、塵芥用コンテナA,B,C以外の種類の係合部Dbを有する塵芥用コンテナDを保持することができるので、対応可能な塵芥用コンテナの種類を増加させることが可能となる。
また、第2保持部70は、塵芥用コンテナDの係合部Dbを所定の範囲で上下動自在に、且つ、係脱自在に保持する第1部材71aと第2部材71bとからなる保持部材71と、保持部材71と係合部Dbとの係合を解除可能なロック機構72と、を有している。これにより、塵芥用コンテナDの係合部Dbとの係合および係合の解除の操作が容易となるため、作業性が向上させることが可能となる。
尚、前記実施形態では、第2保持部70として側面部から外側に延びる棒状の係合部Dbが設けられた塵芥用コンテナDを保持するものを示したが、これに限られるものではなく、例えば、側面部に凹部が設けられ、凹部内に幅方向に延びる棒状の係合部が設けられた塵芥用コンテナを保持する保持部であってもよい。
1…塵芥収集車、22…塵芥投入箱、22a…塵芥投入口、30…コンテナ傾倒装置、40…ブラケット、50…スイングアーム、56…第2油圧シリンダ(本体部用シリンダ)、60…第1保持部、61…保持部本体、61a…係合フック、61c…第1リンク部材(本体部用リンク部材)、61d…第2リンク部材、62…脱落規制機構、62a…脱落規制部材、70…第2保持部、71…保持部材、71a…第1部材、71b…第2部材、72…ロック機構、A,B,C,D…塵芥用コンテナ、Aa,Ba,Ca…縁部、Da…ブラケット、Ab,Bb,Cb,Db…係合部。

Claims (4)

  1. 塵芥投入箱の塵芥投入口の近傍に設けられたブラケットと、ブラケットに回転自在に支持されたスイングアームと、を備え、スイングアームを回転させることによって、スイングアームに保持した塵芥用コンテナを傾倒させて塵芥用コンテナ内の塵芥を塵芥投入口から塵芥投入箱に投入する塵芥収集車のコンテナ傾倒装置において、
    スイングアームは、側面部に下方に開口する溝形状の係合部が設けられた係合溝付きの塵芥用コンテナを保持する溝付きコンテナ保持部を有し、
    溝付きコンテナ保持部は、
    保持部本体と、
    上記保持部本体に形成され、係合溝付きの塵芥用コンテナの係合部に係合する係合フックと、
    係合フックを上下方向に移動させる移動機構と、
    移動機構によって係合フックが上記保持部本体と共に上方に移動すると係合フックの上方に位置するように構成され、係合フックに係止された係合溝付きの塵芥用コンテナの上端側に位置することで、塵芥用コンテナが係合フックから脱落することを規制する脱落規制部材と、を有し、
    上記移動機構は、一端が上記保持部本体に回動可能に連結され他端が上記スイングアームに回動可能に連結された本体部用リンク部材と、該本体部用リンク部材を回動させて上記保持部本体を上下動させる本体部用シリンダとを有し、
    上記脱落規制部材は、上記本体部用シリンダが縮小して上記保持部本体が上昇したときに上記本体部用リンク部材に連動して回動して上記塵芥用コンテナの上端を押さえて上記塵芥用コンテナが上記係合フックから脱落することを規制するように構成されている
    ことを特徴とする塵芥収集車のコンテナ傾倒装置。
  2. 係合溝付きの塵芥用コンテナは、側面上端に外周側に延出する縁部の下面に係合部が設けられ、
    溝付きコンテナ保持部は、係合フックが係合部に係合する動作を行うとともに、係合部が位置する縁部の上面側に脱落規制部材を張り出す
    ことを特徴とする請求項1記載の塵芥収集車のコンテナ傾倒装置。
  3. スイングアームは、側面部を幅方向に延びる棒状の係合部を有する係合バー付きの塵芥用コンテナを保持するバー付きコンテナ保持部を有している
    ことを特徴とする請求項1または2記載の塵芥収集車のコンテナ傾倒装置。
  4. バー付きコンテナ保持部は、棒状の係合部を所定の範囲で上下動自在に、且つ、係脱自在に保持する保持機構と、保持機構と棒状の係合部との係合を解除可能な係合解除手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の塵芥収集車のコンテナ傾倒装置。
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