JP5726211B2

JP5726211B2 - 分配容器

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Publication number: JP5726211B2
Application number: JP2012554981A
Authority: JP
Inventors: ジエラルデイ，ジヨン・エイ; ベイリー，ライアン・エイ
Original assignee: アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー
Priority date: 2010-02-23
Filing date: 2010-08-11
Publication date: 2015-05-27
Anticipated expiration: 2030-08-11
Also published as: CN102933469B; CN102933469A; US8397945B2; US20130146610A1; JP2013527084A; US20110204074A1; US9010570B2; WO2011106031A1

Description

本発明は、容器およびその使用方法に関する。より具体的には、本発明は、格納された製品の分配および投与を提供する容器に関する。

固形物、具体的には、人が摂取するために提供される個形製品、を分配するための容器のさまざまなタイプは、技術的に知られている。そのような容器は、簡単に格納して運ぶことができる手持ちサイズを特徴とすることが多い。そのような容器にしばしば梱包される例示的な消耗品は、医薬組成物、経口のタバコ製品、スナック菓子、ミント、ブレスストリップ、キャンディなどを含む。

医薬品などの特定の消耗品は、チャイルドレジスタンス機能の特定のレベルを有する容器を必要とする。従来、錠剤は、キャップをひねる間、下方に圧力をかけることによってのみ取り出すことができるキャップを有するボトルに梱包されている。しかしながら、このタイプのチャイルドレジスタンス機能は、特定のデメリットを有する。例えば、子供がボトルを開けようとする場合、即時の接触は、そのボトルの中身全体に提供される。さらに、大人の使用者が適切に保護された位置にキャップを置き損ねた場合、子供による接触を防止する二次的機構は存在しない。

容器のチャイルドレジスタンス機能を高めるためのロック機構を提供する例示的容器は、例えば、例えば、Ｇｅｌａｒｄｉの米国特許第６，８６３，１７５号明細書、Ｇｅｌａｒｄｉらの米国特許第６，９１３，１４９号明細書、Ｉｎｔｉｎｉの米国特許第６，９７６，５７６号明細書、Ｇｅｌａｒｄｉの米国特許出願公開第２００９／０２２３９８９号明細書およびＧｅｌａｒｄｉらの米国特許出願公開第２００９／０２６６８３７号、およびＢａｉｌｅｙらの米国特許出願公開第１２／４１２，８０９号明細書、Ｂａｉｌｅｙらの第１２／４２５，１８０号、およびＢａｉｌｅｙらの米国特許出願公開第１２／６８５，８１９号明細書にみられ、これらの全体が、参照により本明細書に組み込まれる。

チャイルドレジスタンス機能に加えて、特定の容器に対する別の望ましい特徴は、計量された量の製品を分配する能力である。言い換えれば、一単位のみのような、定義された数の格納された製品単位のみが容器が開かれる度に分配されるような分配を制御する容器に対して非常に望ましい。製品の計量された分配は、容器の中身全体への無制限の接触を防止するために、より高度なチャイルドレジスタンス機能として、および、そのような容器が、望ましい一単位を取り出すために、容器内の多くの単位を触る必要が無くなるため、公衆衛生を向上させるための手段として、有利となりうる。

さらに、特定の容器の別の望ましい特徴は、環境の影響、具体的には、容器に格納された製品を劣化させうるそれらの影響からの製品の保護である。例えば、湿気の多い環境において、湿気は、製品を収納する収納スペースに入り込み、製品を損傷するかまたはそうでなければ、製品を使用できない状態にする可能性がある。

米国特許第６，８６３，１７５号明細書米国特許第６，９１３，１４９号明細書米国特許第６，９７６，５７６号明細書米国特許出願公開第２００９／０２２３９８９号明細書米国特許出願公開第２００９／０２６６８３７号明細書

当該技術において、チャイルドレジスタンス機能、湿気保護、計量された分配、および使いやすいサイズなどのさまざまな有利な特徴を組み合わせることができる、製品を格納し分配する容器に対するニーズが未だ存在する。

本発明は、特定の実施形態において、チャイルドレジスタンス機能と湿気防止とを組み合わせ、持ち運びに便利なサイズで提供することができる容器を提供する。

一実施形態において、本発明の容器は、その中に空洞を有する外側ケーシング本体を含む。外側ケーシング本体は、外側ケーシング本体が閉ロック位置と分配位置との間で移動可能であるように共同して構成される第１および第２部を含む。分配トレイは、外側ケーシング本体の空洞内に配置され、外周辺部を有する。分配トレイは、製品の複数の単位が分配されるような格納のために適合される内部格納部分を含む。分配トレイは、製品の格納単位が、外側ケーシング本体が分配位置にある場合、接触可能である少なくとも一つの分配開口部を画定するカバー部を含む。シール部材は、外側ケーシング本体および分配トレイの一方と操作可能に結合される。シール部材は、外側ケーシング本体が閉ロック位置にある場合、分配トレイの外周辺部の周りにシールを形成するために外側ケーシング本体と分配トレイの他方と相互作用するように構成される。外側ケーシング本体と操作可能に係合されるロック機構は、閉ロック位置において外側ケーシング本体を開放可能なようにロックするように構成される。

別の態様において、本発明は、容器から製品の少なくとも一つの単位を分配する方法を提供し、その方法は、
閉ロック位置において容器を提供するステップであって、前記容器は、
その中に空洞を有する外側ケーシング本体であって、外側ケーシング本体は、外側ケーシング本体が閉ロック位置と分配位置との間で移動可能であるように共同して構成される第１および第２部を有する、外側ケーシング本体と、
外側ケーシング本体の空洞内に配置され、外周辺部を有する分配トレイであって、分配トレイは、製品の複数の単位が分配されるような格納のために適合される内部格納部分を含み、分配トレイは、製品の格納単位が、外側ケーシング本体が分配位置にある場合、接触可能である少なくとも一つの分配開口部を画定するカバー部を有する、分配トレイと、
外側ケーシング本体および分配トレイの一つと操作可能に結合されるシール部材であって、シール部材は、外側ケーシング本体が閉ロック位置にある場合、分配トレイの外周辺部の周りにシールを形成するために外側ケーシング本体と分配トレイの他と相互作用するように構成される、シール部材と、
外側ケーシング本体と操作可能に係合され、閉ロック位置において外側ケーシング本体を開放可能なようにロックするように構成される、ロック機構と、
を含む、容器を提供するステップと、
分配位置まで外側ケーシング本体の第１および第２部の分離を達成するようにロック機構を開放するステップと、
内部格納部分から製品の少なくとも一つの単位を取り出すステップと、
を含む。

さらに別の態様において、本発明は、容器において製品をシールする方法を提供し、その方法は、
分配位置において容器を提供するステップであって、前記容器は、
その中に空洞を有する外側ケーシング本体であって、外側ケーシング本体は、外側ケーシング本体が閉ロック位置と分配位置との間で移動可能であるように共同して構成される第１および第２部を有する、外側ケーシング本体と、
外側ケーシング本体の空洞内に配置され、外周辺部を有する分配トレイであって、分配トレイは、製品の複数の単位が分配されるような格納のために適合される内部格納部分を含み、分配トレイは、製品の格納単位が、外側ケーシング本体が分配位置にある場合、接触可能である少なくとも一つの分配開口部を画定するカバー部を有する、分配トレイと、
外側ケーシング本体および分配トレイの一つと操作可能に結合されるシール部材であって、シール部材は、外側ケーシング本体が閉ロック位置にある場合、分配トレイの外周辺部の周りにシールを形成するために外側ケーシング本体と分配トレイの他と相互作用するように構成される、シール部材と、
外側ケーシング本体と操作可能に係合され、閉ロック位置において外側ケーシング本体を開放可能なようにロックするように構成される、ロック機構と、
を含む、容器を提供するステップと、
外側ケーシング本体の第１および第２部が分配トレイを囲い、シール部材が外側ケーシング本体および分配トレイの他をシールするようにかみ合わせるようにロック機構をかみ合わせるステップと、
を含む。

本発明のこれらおよび他の特徴、態様、および利点は、以下に簡単に説明される、添付図と一緒に以下の詳細な説明を読むことでから明らかだろう。

従って、一般用語で本発明を説明したが、必ずしも縮尺で描かれていない添付の図面を参照する。

ロック閉状態の本発明の容器の実施形態の正面斜視図である。図１Ａの容器の実施形態の背面斜視図である。開いた位置における本発明の容器の実施形態の外側ケーシング本体の上面斜視図である。図２Ａの外側ケーシング本体の底面斜視図である。外側ケーシング本体に提供されるシール部材のある不透明カバー部を有する、開いた位置における本発明の容器の一実施形態の斜視図である。分配トレイに提供されるシール部材を有する図３Ａの容器の実施形態の斜視図である。図３Ａの容器の実施形態の分解図である。非不透明カバー部を有する図３Ａの容器の実施形態の斜視図である。その中に格納されている複数の製品を有する図３Ａの容器の実施形態の分配トレイの部分斜視図である。開いた位置において不透明カバー部を有する本発明の別の容器の実施形態の斜視図である。図７の容器の実施形態の分解図である。非不透明カバー部を有する図７の容器の実施形態の斜視図である。その中に格納されている複数の製品を有する図７の容器の実施形態の分配トレイの部分斜視図である。開いた位置において不透明カバー部を有する本発明のさらなる容器の実施形態の斜視図である。図１１の容器の実施形態の分解正面図である。図１１の容器の実施形態の分解背面図である。非不透明カバー部を有する図１１の容器の実施形態の斜視図である。その中に格納されている複数の製品を有する図１１の容器の実施形態の分配トレイの部分斜視図である。シールを形成する外側ケーシング本体および分配トレイの相互作用を示す。本発明の容器の実施形態の部分断面図である。本発明の一実施形態のロック機構を有する容器の斜視図である。図１７Ａの容器の分解図である。本発明の別の実施形態のロック機構を有する容器の斜視図である。本発明のさらに別の実施形態のロック機構を有する容器の斜視図である。図１９Ａの容器の分解図である。本発明のさらに別の実施形態のロック機構を有する容器であって、ロックされて閉じた位置で示される容器の斜視図である。図２０Ａの容器の分解図である。開いた位置で示される容器を有する図２０Ａの容器の斜視図である。本発明の更に別の実施形態のロックロック機構を有する容器の斜視図である。

本発明を特定の好ましい実施形態を参照しながら詳しく説明する。これらの実施形態は、この開示が詳細に完全であるように、および当業者へ本発明の範囲を十分に伝えるように提供される。実際、本発明は、多くの異なる形式で具体化されてもよく、実施例に限定されるとして解釈されるべきでなく、むしろ、これらの実施形態は、法的要件を適用可能に満たすように提供される。明細書、および添付の特許請求の範囲における使用で、単数形「ａ」、「ａｎ」、「ｔｈｅ」は、コンテキストが他に明確に定められていない限り、複数の指示対象を含む。

本出願に記載の容器の実施形態は、任意の弧形製品を格納および分配するために使用されうるが、特に、経口摂取のために設計された製品によく適している。例示的な消耗品は、錠剤およびタブレットなどの医薬品、タバコなどの喫煙製品、無煙タバコ製品、キャンディ、ミント、ガムなどの菓子製品、スナックを含む。

例示的なタバコ製品は、ペレット化されたタバコ製品（例えば、コイン、シリンダー、豆、ペレット、球形、球体、長楕円体、立方体、ビーズなどの一般的な形状に形成されるような、粉末または加工されたタバコから生成された圧縮または成形されたペレット）、押出しまたは鋳造されるタバコ片（例えば、所望の形状に形成された複数のフィルムを含む、ストリップ、フィルムまたはシート）、（例えば、基質部材が食用の粒子から食用でないセルローススのスティックに及ぶ）固体基質によって担持されるタバコ収容製品、押し出しまたは形成されたタバコ収容のロッドまたはスティック、外殻領域または内核領域を有するタバコ収容のカプセル状部材、わら状の（例えば、空洞が形成された）タバコ収容の形状、タバコ収容の小袋または小包（例えば、スヌース状製品）、タバコ収容のガムなどを含む。

本発明の容器に包装される例示的な無煙タバコの組成物は、例えば、Ｓｃｈｗａｒｔｚの米国特許第１，３７６，５８６号明細書、Ｓｐｅｅｒの米国特許第３，３６８，５６７号明細書、Ｐｉｔｔｍａｎらの米国特許第４，５１３，７５６号明細書、Ｄｕｓｅｋらの米国特許第４，６０６，３５７号明細書、Ｔｏｆｔらの米国特許第４，８２１，７４９号明細書、Ｋｊｅｒｓｔａｄの米国特許第５，１６７，２４４号明細書、Ｗｈｉｔｅの米国特許第５，３８７，４１６号明細書、Ｗｉｌｌｉａｍｓの米国特許第６，６６８，８３９号明細書、Ｓｔｒｉｃｋｌａｎｄらの米国特許出願公開第２００５／０２４４５２１号明細書、Ｓｔｒｉｃｋｌａｎｄらの米国特許出願公開第２００６／０１９１５４８号明細書、Ｓｔｒｉｃｋｌａｎｄらの米国特許出願公開第２００７／０１８６９４２号、Ｄｕｂｅらの米国特許出願公開第２００８／００２９１１０号明細書、およびＲｏｂｉｎｓｏｎらの米国特許出願公開第２００８／００２９１１６号明細書に記述される。タバコ含有ガムの例は、Ｓｔｏｒｙらの米国特許第４，６２４，２６９号明細書、Ｋｅｈｏｅの米国特許第４，９７５，２７０号明細書、およびＯｇｒｅｎの米国特許第４，８０２，４９８号明細書に記述される。様々な無煙タバコ製品の包装形式または方法は、Ａｒｎａｒｐらの米国特許出願公開第２００４／０２１７０２４号明細書および米国特許出願公開第２００６／０１１８５８９号明細書、Ｂｊｏｒｋｈｏｌｍの国際公開第２００５／０１６０３６号、Ｂｕｄｄの国際公開第２００６／０３４４５０号、Ｋｕｔｓｃｈらの国際公開第２００７／０１７７６１号、およびＳｈｅｖｅｌｅｙらの国際公開第２００７／０６７９５３号に記載される。上記引用した文献の全ては、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。

本発明のように収容された製品として利用される無煙タバコの組成物は、タバコ（一般に粒子状に）、甘味料、結合剤、着色料、ｐＨ調整剤、充填剤、香料添加剤、粉末化助剤、酸化防止剤、口腔ケア添加剤、および防腐剤などの材料をしばしば含むだろう。これについては、例えば、Ｈｏｌｔｏｎらの米国特許出願公開第２００７／０１８６９４１号明細書のその全体が参照により本明細書に組み込まれる。

格納および分配される製品の大きさや形状は、変化しうる。例示的な製品形状は、錠剤、タブレット、球形、球体、ストリップ、フィルム、シート、コイン、立方体、ビーズ、卵形、長楕円体、シリンダー、豆形状、棒状、および竿状を含む。製品の断面形状は、変化し、例示的な断面形状は、円形、正方形、楕円形、長方形などを含む。製品の寸法は、その形状によりしばしば変化するだろう。一実施形態において、製品は、ペレットまたは豆形状であり、約３ｍｍ〜約２０ｍｍ、より一般的には、約５ｍｍ〜約１２ｍｍの範囲の長さと幅を有する。別の実施形態において、製品は、約５０〜約１００ｍｍ（より一般的には、約６０〜８０ｍｍ）の範囲の長さおよび約２ｍｍ〜約８ｍｍ（より一般的には、約３ｍｍ〜約６ｍｍ）の直径を有する竿形状である。

一実施形態において、製品は、扁平シートまたはフィルムの形式である。シート状またはフィルム材は、一般的な（任意で曲線の角または辺を有する）長方形、楕円形、三角形、または菱形形状として記載されうる形状を一般的に有する。一般的な長方形シートまたはフィルム製品は、約２０〜約４０ｍｍ、より多くの場合約２５〜約３５ｍｍ、および場合によっては、約３０〜約３５ｍｍ（例えば、約３３ｍｍ）の範囲の長さを一般に有するだろう。一般的な長方形シートまたはフィルム製品の幅は、一般に、約１２〜約２８ｍｍ、より多くの場合約１５〜約２５ｍｍ、および場合によっては、約１８〜約２２ｍｍ（例えば、約２０ｍｍ）の範囲だろう。長方形シートまたはフィルム製品の厚さは、一般に、約０．０５〜０．７５ｍｍ、より多くの場合約０．１〜約０．５ｍｍ、および場合によっては、約０．１５〜０．２５ｍｍの範囲内である。シート形状製品は、一般に、本発明の容器の格納部分内に並べられた構成で配置される。

製品が無煙タバコ組成物である場合、シートまたはフィルム製品は、従来技術で知られるタバコ再構成技術の使用で形成されるフィルムまたはシートを含む、様々な形式を取りうる。一方、シートまたはフィルム製品は、いわゆるタバコ成分を組み込む「可食フィルム」または「経口溶解ストリップ」の形式でありうる。例示的なシートまたはフィルム材は、Ｃｈｅｒｕｋｕｒｉらの米国特許第５，５８７，１７２号明細書、Ｍｙｅｒｓらの米国特許第５，７３３，５７７号明細書、Ｍｉｓｒａらの米国特許第５，８６９，０９８号明細書、Ｍｙｅｒｓらの米国特許第５，８７１，７８１号明細書、Ｆｕｉｓｚらの米国特許第６，３３７，０８２号明細書、Ｌｅｕｎｇらの米国特許第６，５９６，２９８号明細書、Ｂｅｓｓらの米国特許第７，０６７，１１５号明細書、およびＬｅｕｎｇらの米国特許第７，０２５，９８３号明細書、Ｆｕｉｓｚらの米国特許出願公開第２００４／０２４１２４２号明細書、Ｓｔｒｉｃｋｌａｎｄらの米国特許出願公開第２００５／０２４４５２１号明細書、Ｌｅｕｎｇらの米国特許出願公開第２００６／００３９９５３号明細書、Ｃｈａｎらの米国特許出願公開第２００６／０１９８８７３号明細書、Ｂｅｓｓらの米国特許出願公開第２００６／０２０４５５９号、Ｙａｎｇらの米国特許出願公開第２００７／００６９４１６号明細書、Ｄｕｂｅらの米国特許出願公開第２００８／００２９１１０号明細書、Ｍｕａらの米国特許出願第１１／７８１，６４１号（２００７）、およびＲｏｂｉｎｓｏｎらの米国特許出願第１２／０１４，５２５号（２００８）に記述され、これらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。

本発明の容器の外表面の形状は、変化しうる。図面に示す容器の実施形態は、特定の外形を有するが、他の外面設計を有する容器も使用されうる。例えば、本発明の側面または縁は、平ら、曲線、または傾斜でありえ、容器外面の様々な表面または縁は、凹凸でありうる。さらに、容器の対抗する側面、端部、または縁は、容器が一つ以上の寸法でより狭くなるように平行または非平行でありうる。

本明細書中に記載の容器の寸法は、本発明から逸脱することなく変更しうる。しかしながら、望ましい実施形態において、本発明の容器は、持ち運びの操作または作業に適した大きさを有するとして記載されうる。持ち運びの実施形態に対する例示的な寸法は、約２５ｍｍ〜約２００ｍｍ、より一般的には約５０ｍｍ〜約１５０ｍｍ、およびほとんどの場合は約８０ｍｍ〜約１２０ｍｍの範囲の長さを含む。例示的な幅は、約１０ｍｍ〜約１００ｍｍ、より一般的には約２０ｍｍ〜約８０ｍｍ、ほとんどの場合は約３０ｍｍ〜約６０ｍｍの範囲を含む。本明細書で使用されるように、長さおよび幅は、容器の主要な面を画定する容器の主要な寸法を指す。本発明の持ち運びの容器の実施形態のための例示的な深さは、約５ｍｍ〜約５０ｍｍ、より一般的には約８ｍｍ〜約３０ｍｍ、ほとんどの場合は約１０ｍｍ〜約２０ｍｍの範囲である。

本発明の容器に格納される固形製品単位の数も、容器の大きさおよび製品単位の大きさにより変化しうる。一般に、格納された製品単位の数は、約５〜約１００、より一般的には約１０〜約５０、ほとんどの場合は約１５〜約３０で変化する。

容器の構成の材料も変化しうる。例示的な材料は、金属、木材、および合成プラスチック材を含む。所望の形状に押し出しおよび／または成形されうるポリマー材料は、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミドなどに一般的に利用される。

特定の実施形態において、チャイルドレジスタンス機能、湿気防止、および製品の計測分配などの、本発明の容器は、いくつかの有利な特徴を組み合わせる。特に、本発明の容器の特定の実施形態は、閉ロック位置において容器の分配室を開放可能にロックするチャイルドレジスタンス機能のロック機構を含む。ロック機構は、開放され、分配された製品は、例えば、ロックするボタンまたは蓋を分配することおよび製品が分配されるように容器の一部分を分離することを含む一連の操作を使用する。本発明の容器は、容器内の水分を制限するためにシール部材を提供することによって製品の湿気防止を提供しうる。本発明の容器は、また、特定の実施形態において、製品の一単位の通過する大きさの分配経路を提供することによって製品の計量された分配を提供し、製品の一単位のみが一度に分配開口部に入る。

本発明の特定の望ましい実施形態は、例えば、無煙タバコ製品の単一の消耗品、菓子またはスナック製品の単一の消耗品、または医薬品の単一の用量でありうる、製品の一単位の計測分配を参照として本明細書中に記載されている。しかしながら、本発明は、複数の単位など、製品がより大きな量に分配される実施形態を包括する。例えば、本明細書中に記載の分配開口部または分配室は、必要に応じて、製品の複数の単位のための空間を提供する大きさでありうる。

図１〜２１は、本発明による様々な容器の実施形態１０を示す。容器１０は、それによって画定される空洞１０２を有する外側ケーシング本体１００を含みうる。場合によっては、外側ケーシング本体１００は、空洞１０２を画定するように共同して筐体を形成する、第１および第２部１０４、１０６から形成されてもよい。すなわち、第１および第２部１０４、１０６は、閉じた位置（図１Ａおよび１Ｂ）と開いた位置（図２Ａおよび２Ｂ）との間で二枚貝のような形態で動作しうる。その際、外側ケーシング本体１００は、一体に形成される第１および第２部１０４、１０６を有する単一品であってもよい。

いくつかの実施形態において、外側ケーシング本体１００は、外側ケーシング本体１００が閉じた位置と開いた位置との間で動くように第１および第２部１０４、１０６をヒンジ式に結合するヒンジ部１０８を含んでもよい。ヒンジ部１０８は、外側ケーシング本体が一単位として形成されるように第１および第２部１０４、１０６と一体に形成されてもよい。他の場合において、第１及び第２部１０４、１０６は、離散ヒンジ部材（図示せず）によってヒンジされる離散（分離）部分であってもよい。別の実施形態において、第１および第２部１０４、１０６は、ヒンジされないが、第１および第２部１０４、１０６の分離を可能にする離散部分であってもよい。すなわち、第１部１０４は、それによって画定される空洞１０２への接触を可能にするように第２部に対して全体を取り外し可能であってよい。

外側ケーシング外側ケーシング本体１００は、図１Ａおよび１Ｂに示すように、閉ロック位置において外側ケーシング本体１００を保持するために、チャイルドレジスタンス機能またはロック機構（全体を符号５００で参照する）を含んでもよい。ロック機構５００を開放することによって、外側ケーシング本体１００の第１および第２部０４、１０６は、外側ケーシング本体１００内に格納される中身が開いたおよび分配位置において接触されてもよいように分離されうる。示される実施形態において、第１および第２部１０４，１０６は、第１部１０４が、ロック機構が開放された後に第２部に対して回転されるようにヒンジ式に結合される。ロック機構５００の様々な実施形態は、図目を通して示され、各々は、以下にさらに詳細に説明されるだろう。

容器１０は、分配される製品を格納するために分配トレイ２００をさらに含む。分配トレイ２００は、外側ケーシング本体１００の空洞１０２内に受けてもよい。一実施形態において、分配トレイ２００は、外側ケーシング本体１００の第２部１０６内に受けてもよい。分配トレイ２００は、永久にまたは一時的に第２部１０６へ結合されてもよい。例えば、分配トレイ２００は、締まりばめを介してまたは接着留め具を有して、またはその他任意の適した締まりまたは結合機構によって、第２部１０６へ安全に結合されてもよい。他の場合において、分配トレイ２００は、単一品単位として外側ケーシング本体１００と一体に形成されてもよい。他の場合において、分配トレイ２００および外側ケーシング本体１００は、分離した異なる品ではない。分配トレイ２００と外側ケーシング本体１００の両方は、当業者に既知の任意の手段を使用して互いに取り付けられる複数の部品で構成されうる。他の場合において、分配トレイ２００と外側ケーシング本体１００の両方は、単一の単体構造として形成されうる。一つ以上の開閉スロット１１２は、分配トレイ２００の取り外しを容易にするために外側ケーシング本体１００によって画定されてもよい。

分配トレイ２００は、分配される製品の複数の単位３００（図６、１０および１５）を格納するための内部格納部分２０２を含んでもよい。分配トレイ２００の床２０４は、内部格納部分２０２０から一単位３００の取り外しを容易にする一つ以上のへこみ２０６を画定してもよい。分配トレイ２００の周辺部２０８は、分配トレイ２００の少なくとも一部の周囲または外周の周りに延びる。すなわち、周辺部２０８は、分配トレイ２００の外部を画定する一つ以上の側壁の外面によって画定されてもよい。場合によっては、周辺部２０８は、外側ケーシング本体１００と実質的に同等または一致してもよい。しかしながら、周辺部２０８は、外側ケーシング本体１００内に適合するための任意の形状または大きさを有してもよい。

カバープレートまたはカバー部２５０は、内部格納部分２０２内に単位３００を収容するために提供されてもよい。場合によっては、カバー部２５０は、分配トレイ２００からの分離および離散部分として提供されてもよい。分配トレイ２００は、場合によっては、分配トレイ２００およびカバー部２５０が実質的平面の上面２１２を形成するように凹部状でカバー部２５０を受けるために、実質的に平面であってよい、棚２１０を画定してもよい。カバー部２５０は、圧入、スナップ、または締まりばめ（これらの限定されない）を含む、任意の適切な機構によって分配トレイ２００のプレートが固定されてもよい。しかしながら、これらのカバー部２５０および分配トレイ２００を取り付ける他の方法は、提供されてもよい。場合によっては、分配トレイは、カバー部２５０のリップ部２５４を受けるためのチャンネル２２０を含んでもよい（図１６参照）。いくつかの実施形態によれば、カバー部２５０は、カバー部２５０および分配トレイ２００が単一品として提供されるように分配トレイ２００と一体に形成されてもよい。

場合によっては、内部格納部分２０２に残る製品の単位３００の量が決められるように他の場合においてカバー部２５０が非不透明（すなわち、半透明または透明；図５、６、９、１０、１４および１５）だが、カバー部２５０は、不透明であってよい（図３Ａ、３Ｂ、４、７、８および１１〜１３）。カバー部２５０は、製品が分配トレイ２００から取り出すために通過しうる分配開口部２１４を画定してもよい。分配開口部２１４は、任意の形状または大きさであってよく、場合によっては、分配トレイ２００に格納される製品とし実質的に同じ形状および大きさであってもよい。分配開口部２１４は、分配開口部２１４も、より多くの定義された製品単位の数が一度に通過できるように構成されてもよいが、格納された製品の一単位のみが分配開口部２１４を通って通過できるような大きさや構成であってよい。

図３Ａ、３Ｂ、４および５は、具体的には、錠剤またはタブレット形状を有する製品の格納および分配に適した容器の実施形態１０を示す。図４の分解図に示すように、分配トレイ２００は、分配される製品を格納する内部格納部分２０２を画定する内壁２１６を有する。分配トレイ２００は、また、製品が容器１０から分配するための分配開口部２１４に最も近い方向を向くように分配経路を画定する遮断壁２１８を有してもよい。内部格納部分２０２は、内部格納部分２０２を包囲するようにカバー部２５０に向かい合う。カバー部２５０は、また、分配経路を画定する分配トレイの遮断壁２１８と組み合うために一つ以上の壁２５２を含んでもよい。遮断壁２１８および／または壁２５２は、分配経路が、製品が分配開口部２１４に最も近い分配区域へ直線路を移動するのを防ぐ複雑な経路として画定されるように配置されてもよい。さらに、分配経路は、製品の一単位のみが分配経路を画定する遮断壁２１８および／または壁２５２の間を一度に通過できるような寸法であってもよい。すなわち、場合によっては、製品の単位は、一連の配列において分配経路に沿って動く。

図７〜９は、具体的に、ストリップまたはフィルム形状を有する製品の格納および分配に適した容器の実施形態１０を示す。図８の分解図に示すように、分配トレイ２００は、分配される製品を格納する内部格納部分２０２を画定する内壁２１６を有する。図９および１０に示すように、カバー部２５０は、カバー部２５０から内部格納部分２０２に向かって実質的に垂直に延びる複数の突起部２５６を含んでもよい。各突起部の終端は、内部格納部分２０２の外部で製品が滑ることを防ぐために製品へ抵抗または干渉を提供するように傾斜または傾きがあってよい。内部格納部分２０２は、内部格納部分２０２を包囲するためにカバー部２５０と向かい合う。

図１１〜１４は、具体的には、棒状または竿状を有する製品の格納および分配に適した容器の実施形態１０を示す。図１２および１３の分解図に示すように、分配トレイ２００は、分配される製品を格納するための内部格納部分２０２を画定する内壁２１６を有する。図１２および１４に示すように、カバー部２５０は、内部格納部分２０２に向かってカバー部２５０に実質的に垂直に延びる一つ以上のリップ部２５８を含んでもよい。リップ部２５８は、分配が開始されるまで内部格納部分２０２内の製品を保持するのに役立ち、さらにまた、製品の計量を容易にする。この特定の実施形態において、分配トレイ２００は、また、図１１および１３に示すように、容器１０から棒状または竿状製品の取り外しを容易にするように構成される傾斜部材２３０を画定してもよい。

また、本発明の実施形態は、容器１０内に製品をシールし、湿気または他の環境条件による製品の劣化を制限する防湿層を提供するためのシール部材４００を含んでもよい。図２Ａ、３Ａ、４、５、７〜９、１１〜１４、１６、１７Ａ，１７Ｂ，１８、１９Ｂ、２０Ｂ、２０Ｃ、および２１に示すように、シーリング部材４００は、外側ケーシング本体１００と操作可能に係合されてもよい。場合によっては、シール部材は、外側ケーシング本体１００へ固定、結合、締め付け、または結び付けられてもよい。他の場合において、シール部材４００は、単一構造を形成するように外側ケーシング本体１００と一体に形成されてもよい。一実施形態によれば、シール部材４００は、外側ケーシング本体１００の第１部１０４上に提供されてもよい。

場合によっては、シール部材４００は、図１６で具体的に示すように、突起部またはリブ状構造として実質的に構成される。そのような事例において、シール部材４００は、分配トレイに関して少なくとも部分的にシールを提供するために分配トレイ２００の周辺部２０８と接触し相互作用してもよい。その際、シール部材４００および周辺部２０８は、防湿層シールを提供するために干渉状態に相互作用する。図１６は、シーリング部材４００が構成されてもよい突起部の様々な大きさを示す。例えば、シール部材４００ａは、浅い形状を有するリブ構造を表し、シール部材４００ｂは、中間形状を有するリブ構造を表し、シール部材４００ｃは、深い形状を有するリブ構造を表す。より大きいリブ構造は、分配トレイ２００とより多くの干渉を提供する。図１６に示すように、シール部材４００は、その内部に向かって延びる外側ケーシング本体１００の内壁１２０から延びてもよい。この特定の実施形態において、シール部材４００ｂは、シール部材４００ａの形状を超えて約０．００２インチの形状増加を示し、さらにシール部材４００ｃは、シール部材４００ｂの形状を超えて約０．００５インチの形状増加を示す。

他の実施形態において、シール部材４００は、図３Ｂに示すように、分配トレイ２００の周辺部２０８周辺に提供される。すなわち、場合によっては、シール部材４００は、周辺部２０８の周辺の分配トレイ２００へ固定、結合、締め付け、または結び付けられてもよい。他の場合において、シール部材４００は、単一構造を形成するように周辺部２０８周辺で分配トレイ２００と一体に形成されてもよい。

また、図１Ａ、１Ｂ、２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂ、４、５、７〜９、１１〜１４、１７Ａ、１７Ｂ、１８、１９Ａ、１９Ｂ、２０Ａ、２０Ｂ、２０Ｃ、および２１に示される外側ケーシング本体１００は、チャイルドレジスタンス機能またはロック機構５００を含む。操作において、外側ケーシング本体１００は、外側ケーシング本体１００の一部が開いたおよび分配位置へ分離し、分配トレイ２００への接触を提供して製品が格納できるようにその閉じたまたはロックされた位置から外側ケーシング本体１００を開放するためにユーザによって操作される。

図１Ａ、１Ｂ、２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂ、４、５、７〜９、１１〜１４は、本発明の容器１０に従って実施可能なロック機構５００の一実施形態を示す。ロック機構５００は、ロック機構５００を開放するように第２部１０６上に形成され、容器１０の内部に向かって偏向させるまたは曲げるように構成される移動可能な蓋５０２を含んでもよい。一対の突出部５０４は、外側ケーシング本体１００の第２部上に一体に形成され、蓋５０２に隣接して配置されてもよい。突出部５０４は、外側ケーシング本体１００の第１部上に一体に形成される一対のタブ部５０６と相互作用するように構成されてもよく、突出部５０４の一部を受けるための一対のスロット５０８を画定する。すなわち、タブ部５０６のスロット５０８は、外側ケーシング本体１００が閉ロック位置にある場合、突出部５０４をかみ合わせるように位置してもよい。タブ部５０６は、タブ部５０６および突出部５０４が圧入またはスナップを提供するために相互作用するように容器１０の内部の外側を偏向させるまたは曲げるように構成されてもよい。ロック機構５００を開放するために、蓋５０２は、外側ケーシング本体１００の内部に向かって偏向されてもよく、したがって、また、タブ部５０６のスロット５０８にかみ合って突出部５０４を外に偏向させる。そのように、第１および第２部１０４、１０６は、ヒンジ部１０８に対してお互いに関して回転を通して分離されてもよい。

図１７Ａおよび１７Ｂは、本発明の容器１０に従って実施可能なロック機構５００の別の実施形態を示す。外側ケーシング本体１００の第１部１０４は、そこから延びる突出部５１２を有する一対のタブ５１０を含んでもよい。外側ケーシング本体１００の第２部１０６は、外側ケーシング本体１００が閉ロック位置にある場合、タブ５１０および突出５１２を相当して受けるための一対のスロット５１４を画定する。このように、タブ５１０および突出５１２は、ロック閉位置において外側ケーシング本体１００を保持するために圧入またはスナップを提供する。保持部５１６は、ロックおよび閉じた位置と分配位置との間で外側ケーシング本体１００を移動するために保持部を有するユーザを提供するために外側ケーシング本体１００の第１部１０４上に提供される。一対の凹部５１８は、タブ５１０がそれを通してスロット５１４へ延びることを可能にする分配トレイ２００の周辺部２０８に沿って提供されてもよい。

図１８は、本発明の容器１０に従って実施可能なロック機構５００の別の実施形態を示す。ロック機構は、図１Ａ、１Ｂ、２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂ、４、５、７〜９、１１〜１４によって示されるのと同様であって、移動可能な蓋５０２の偏向は、タブ部５０６および突出部５０４の離脱を引き起こす。また、分配トレイ２００は、外側ケーシング本体１００の第２部１０６によって画定される一対のチャンネル５２２内で相応して受けるように構成される一対のアーム部５２０を含んでもよい。アーム部５２０は、分配トレイ２００の周辺部２０８の外側にバイアスされる。操作において、アーム部５２０は、アーム部５２０が干渉またはスナップにおいてチャンネル５２２内に受けてもよいように分配トレイ２００の周辺部２０８に向かって内部で偏向される。この際、一対のポスト部５２０ａは、突出部５０４が偏向するのを防ぐように突出部５０４と一直線であってもよく、その結果、突出部５０４がスロット５０８およびタブ部５０６を離脱させることを防ぐ。第２部１０６は、アーム部５２０のアーム部分５２０ｂに最も近く配置される開口を偏向させてもよい。この際、アーム部分５２０ｂは、アーム部分５２０ｂがポスト部５２０ａを突出部５０４と一直線に取り出すように第２部１０６の外側に延ばすように開口に隣接して敷かれてもよい。そのように、偏向部材５０４は、スロット５０８およびタブ部５０６から離脱するための分配トレイ２００に向かって内部を偏向しうる。

図１９Ａおよび１９Ｂは、本発明の容器１０に従って実施可能なロック機構の別の実施形態を示す。外側ケーシング本体１００の第２部１０６は、弾性弓状ボタン５３０を含み、ロック機構５００を開放するために押し下げうる。この際、外側ケーシング本体１００は、締まりばめによってロックされ閉じられ、ボタン５３０を押し下げることは、外側ケーシング本体１００が分配位置へ移動されうるように締まりばめを開放することで開放することを補助する。すなわち、ボタン５３０を押し下げることは、ユーザが分配トレイ２００を接触するために第１および際２部１０４、１０６を分離するための下方面５３２へ軸力を適用するようにリップ部５３４の下方面５３０への接触を許可する。

図２０Ａ、２０Ｂおよび２０Ｃは、本発明の容器１０に従って実施可能なロック機構５００の別の実施形態を示す。図１Ａ、１Ｂ、２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂ、４、５、７〜９、１１〜１４で示す実施形態と同様に、第２部１０６は、ロック閉位置において容器１０を保持するために外側ケーシング本体１００の第１部上に一体に形成されたスロット５０８およびタブ部５０６と相互作用してもよい突出部５０４を含む。また、分配トレイ２００は、外側ケーシング本体１００の第２部１０６によって画定されるチャンネル５４２において受けられるように構成されるアーム部５４０を含みうる。アーム部５４０は、通常、分配トレイ２００の周辺部２０８の外側にバイアスされる。アーム部５４０は、分配トレイ２００と分離または一体に形成されてもよい。アーム部５４０は、タブ部５４４および一つ以上の拡張部５４５を含んでもよい。

アーム部５４０は、アーム部５４０がチャンネル５４２内で受けられてもいいように分配トレイ２００の周辺部２０８に向かって内側に偏向されてもよい。アーム部５４０のタブ部５４４は、外側ケーシング本体１００の第２部１０６によって画定されるスロット５４６を通って延びてもよい。タブ部５４４は、容器１０がロック閉位置と分配位置の間で移動しうるようにロック機構５００を開放するようにスロット５４６内で横方向にスライドできる。すなわち、タブ部５４４をスライドさせることは、アーム部５４０にチャンネル５４２内で横方向に動くように仕向け、その結果、拡張部５４５に突出部５０４に対する隣接部へおよびその外に動くよう仕向ける。

突出部５０４への隣接の場合、拡張部５４５は、図２０Ｃに示すように、突出部５０４が分配トレイ２００に向かって内部に偏向するのを防ぐ。従って、突出部５０４と一直線になる場合、拡張部５４５は、容器１０がロック閉位置において保持されてもいいように第１および第２部１０４、１０６の分離を防ぐのに役立つ。分配または開いた位置へ容器１０を移動するために、タブ部５４４は、突出部５０４がスロット５０８およびタブ部５０６とかみ合う内部およびその外に偏向されうるように拡張部５４５が突出部５０４と一直線上にないように横方向に移動される。さらに、ボタン５３０は、軸力が分配トレイ２００に接触するために第１および第２部１０４、１０６を分離するようにボタン５３０に最も近い第１部１０４へ適用されうるように拡張部５４５および突出部５０４のずれと同時に、押し下げられうる。

図２１は、本発明の容器１０に従って実施可能なロック機構５００の別の実施形態を示す。ロック機構５００は、図１９Ａおよび１９Ｂに示すのと同様であり、外側ケーシング本体１００は、締まりばめによってロックおよび閉じられ、弾性ボタン５３０を押し下げることは、外側ケーシング本体１００が分配位置へ移動されうるように締まりばめを開放することにおいて役立つ。この実施形態において、ボタン５３０は、弓形よりむしろ実質的平面であり、ボタン５３０は、ロック機構５００を開放するために押し下げられてもよい。すなわち、ボタン５３０を押し下げることは、ユーザが分配トレイ２００を接触するために第１および第２部１０４、１０６を分離するために下方縁５３６へ軸力を適用するように第１部１０４の突出部５３８の下方縁５３６へ接触を可能にする。一実施形態によれば、ボタン５３０の側面５３７（すなわち、ユーザによってかみ合わさる部分）は、第２部１０６の前壁５３９に対して実質的に平面に配置されてもよい。他の場合において、ボタン５３０の側面５３７は、前壁５３９に対して内部に凹んでもよい。

最後の包装工程部分として、本発明の分配容器は、所望の製品で満たされると、容器は、フィルム材料で過剰包装または過剰シールされ、またはそのような部材で収縮包装される。本発明に従って役立つ外包装部材は、変かしうる。一般的に、包装部材の選択は、美観、透明性、持ち運びやすさ、（例えば、汚染から酸素または放射線までの保護を提供するような、または紛失から湿気までの保護を提供するような）所望の遮断性などの要因に依存する。包装部材は、望ましくは、積層フィルム（例えば、同時押出し積層フィルム）などのフィルム形状を有する。フィルム部材または積層フィルムの構成要素または層を提供するために使用されうる代表的な部材は、ポリ塩化ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体、延伸ポリプロピレン、鎖状低密度ポリエチレン、ポリ二塩化ビニリデン、テレフタル酸エステルポリエステル、メタクリル酸エチレン共重合体、メタロセン鎖状低密度ポリエチレン、セルロース系材料（例えば、セロファン）などを含む。例示的な包装部材は、プラスチック／金属フィルムであり、プラスチック／金属フィルムは、コート紙、プラスチック積層フィルムなどである。Ｒｏｂｉｎｓｏｎなどの米国特許出願公開第２００８／００２９１１６号明細書は、適切な包装部材の例を開示している。

本明細書中に記述された本発明の多くの改良および他の実施形態は、これらの発明が前述の記載および関連する図面にある教示の利益を有することに関連する当業者が容易に想到する。従って、本発明は開示された特定の実施形態に制限されないということ、および改良および他の実施形態が、添付の特許請求の範囲内に含まれるように意図することが理解される。特定の用語が本明細書中に使用されているが、それらは、一般的および説明的に使用され、限定する目的のためでない。

Claims

分配容器であって、
その中に空洞を有する外側ケーシング本体であって、前記外側ケーシング本体は、前記外側ケーシング本体が閉ロック位置と分配位置との間で移動可能であるように共同して構成される第１および第２部を有し、前記空洞の内部を向いた内壁を含む、外側ケーシング本体と、
前記外側ケーシング本体の前記空洞内に配置され、外周辺部を有する分配トレイであって、前記分配トレイは、製品の複数の単位が分配されるような格納のために適合される内部格納部分を含み、前記分配トレイは、前記製品の格納単位が、前記外側ケーシング本体が前記分配位置にある場合、アクセス可能である少なくとも一つの分配開口部を画定するカバー部を有する、分配トレイと、
前記外側ケーシング本体および前記分配トレイの一つと操作可能に結合されるシール部材であって、前記シール部材は、前記外側ケーシング本体が前記閉ロック位置にある場合、前記外側ケーシング本体の前記内壁と前記分配トレイの前記外周辺部との間にシールを形成するように構成されるリブ構造を備え、前記外側ケーシング本体の内壁および前記分配トレイの外周辺部が互いに対して実質的に平行に伸び、前記リブ構造が前記閉ロック位置において前記外側ケーシング本体の内壁および前記分配トレイの外周辺部の間を実質的に垂直に伸びる、シール部材と、
前記外側ケーシング本体と操作可能に係合され、前記閉ロック位置において前記外側ケーシング本体を開放可能なようにロックするように構成される、ロック機構と、
を含む分配容器。
前記製品は、医薬品、喫煙製品、無煙タバコ製品、スナック製品、および菓子製品から成る群から選択される、請求項１に記載の分配容器。
前記製品は、医薬品、キャンディ、ミント、およびガムから成る群から選択される、請求項１に記載の分配容器。
前記外側ケーシング本体の前記第１および第２部は、前記閉ロック位置と分配位置との間で移動を容易にするためにヒンジ式に結合される、請求項１に記載の分配容器。
前記分配開口部は、前記製品の一単位の通過する大きさである、請求項１に記載の分配容器。
前記ロック機構は、前記外側ケーシング本体の前記第１部から突出して、前記外側ケーシング本体の前記第１部に形成される移動可能な蓋に隣接して位置する少なくとも一つの突出部と、前記外側ケーシング本体が閉ロック位置にある場合に前記外側ケーシング本体の前記第２部によって画定され、少なくとも一つの突出部をかみ合わせるために操作可能に位置する少なくとも一つの開口部とを含み、前記蓋を押し下げることは、前記少なくとも一つの開口部から前記少なくとも一つの突出部の分離をもたらし、前記外側ケーシング本体の前記第１および第２部の分離を許可するだろう、請求項１〜５のいずれか１項に記載の分配容器。
前記分配トレイは、前記外側ケーシング本体の前記第２部内に敷かれ、前記外側ケーシング本体の第１部は、実質的平面部および実質的に垂直に伸びて内壁面を有する少なくとも一つの壁部を含み、前記少なくとも一つの壁部は、前記シール材を形成するために前記内壁面に対して一体に形成される長手方向に伸びる突起部を有し、前記長手方向に伸びる突起部は、前記外側ケーシング本体がロック閉位置にある場合、前記分配トレイの外周辺部とシール可能に相互作用するように構成される、請求項１〜５のいずれか１項に記載の分配容器。
前記シール部材は、前記外側ケーシング本体が前記ロック閉位置にある場合、前記外側ケーシング本体と前記分配トレイの間に適合する干渉を形成するように構成される、請求項１〜５のいずれか１項に記載の分配容器。
前記分配トレイは、前記製品が前記分配開口部に向くように構成される分配経路を画定する少なくとも一つの壁部を含む、請求項１〜５のいずれか１項に記載の分配容器。
前記分配トレイは、前記少なくとも一つの分配経路と軸方向に一直線になる凹部を画定する、請求項１〜５のいずれか１項に記載の分配容器。
前記シーリング部材は、前記外側ケーシング本体の内壁から前記空洞に向かって伸びるリブ構造を含む、請求項１〜５のいずれか１項に記載の分配容器。
請求項１〜５のいずれか１項に記載の容器から製品を分配する方法であって、
閉ロック位置において前記容器を提供することと、
前記分配位置まで前記外側ケーシング本体の前記第１および第２部の分離を達成するように前記ロック機構を開放することと、
前記内部格納部分から製品の少なくとも一つの単位を取り出すことと、
を含む、方法。
前記ロック機構を開放することは、前記蓋を押し下げることが前記外側ケーシングの前記第１および第２部の分離を許可するために少なくとも一つの開口部から少なくとも一つの突出部の分離をもたらすように、前記外側ケーシング本体の前記第１部において構成される移動可能な蓋を押し下げることを含み、前記少なくとも一つの突出部は、前記外側ケーシング本体の前記第１部から突出して前記外側ケーシング本体の前記第１部において形成される前記移動可能な蓋に隣接して位置し、前記外側ケーシング本体が前記閉ロック位置にある場合、前記少なくとも一つの開口は、前記外側ケーシング本体の前記第２部によって画定されて前記少なくとも一つの突出部にかみ合わせるように操作可能に位置する、請求項１２に記載の方法。
請求項１〜５のいずれか１項に記載の容器において製品をシールする方法であって、
分配位置において前記容器を提供することと、
前記外側ケーシング本体の前記第１および前記第２部が前記分配トレイを囲い、前記シール部材が前記外側ケーシング本体および前記分配トレイの他をシールするようにかみ合わせるようにロック機構をかみ合わせることと、
を含む、方法。
前記外側ケーシング本体が前記ロック閉位置にある場合、前記ロック機構をかみ合わせることは、前記外側ケーシング本体の前記第１部の長手方向に伸びる突起部が前記分配トレイの前記外周辺部とシール可能に相互作用するように構成されるように前記ロック機構をかみ合わせることをさらに含み、前記分配トレイは、前記外側ケーシング本体の前記第２部内に敷かれ、前記外側ケーシング本体の前記第１部は、実質的平面部および実質的に垂直に伸びる内壁面を有する少なくとも一つの壁部を含み、前記少なくとも一つの壁部は、前記シール部材を形成するために前記内壁面に対して一体に形成される前記長手方向に伸びる蓋を有する、請求項１４に記載の方法。