JP5723121B2 - 部品実装システム及びその制御装置並びに部品実装方法 - Google Patents

部品実装システム及びその制御装置並びに部品実装方法 Download PDF

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Description

本発明は、実装ラインに搬送される基板へ部品を実装する部品実装システム及びその制御装置並びに部品実装方法に関するものである。
特許文献1には、品種切り替えを効率よく行え、生産性を向上させることができる電子部品実装装置および電子部品実装方法が開示されている(「要約」の「課題」参照)。具体的には、基板を複数の実装ステージへ順次通過させて所定の実装作業を完了させる電子部品実装方法において、各実装ステージでの1つの品種の基板の生産が終了したならば、当該品種についての生産終了信号および当該実装ステージでの品種切り替え信号を発する。
また、特許文献1では、プログラム記憶部から次回生産予定の他の品種の実装動作のシーケンスプログラムを読み出し、前記品種切り替えが完了したならば前記当該実装ステージにて前記他の品種の基板の実装動作を開始するようにした(「要約」の「解決手段」参照)。
特許文献1に係る発明の前提として、1台の電子部品実装装置の生産対象となる基板の品種は、単一ではない。即ち、電子部品実装装置は、一般に多品種の基板を実装の対象としている。そのため、基板の品種が変わる度に品種切り替え作業、具体的には基板を搬送する搬送系を新しい基板の寸法に合せる作業や、実装動作のシーケンスプログラムの入れ替えなどの作業が行われる(段落番号「0003」参照)。なお、電子部品実装装置は、3台の単位電子部品実装装置を横一列に並設して構成されている(段落番号「0010」及び図1参照)。
特許文献2には、位置ずれ量の検出結果をフィードバックして電子部品の位置ずれを補正すると共に、実装装置などの変更を短時間で行う部品実装システムが開示されている(「要約」の「課題」及び段落番号「0015」参照)。この部品実装システムは、表示パネルに電子部品を実装する2つのパネル実装機と、表示パネルにおける電子部品の位置ずれ量を計測するずれ検出装置などから構成されている。
部品実装システムは、ずれ検出装置で計測された位置ずれ量に基づいて2つのパネル実装機における部品の実装位置を補正する(段落番号「0018」及び図1参照)。即ち、部品実装システムでは、ずれ検出装置での位置ずれ量の検出結果が複数のパネル実装機における実装に反映される(段落番号「0075」及び図11参照)。
また、特許文献2では、複数のパネル実装機に対して同じマスタテーブルを送信し、パネル実装機は各自で必要なデータを抽出する構成がとられる。従って、ライン構成、パネル実装機の機種、表示パルスでの部品のレイアウト又はパネル実装機のNCデータの内容が変わっても、ラインコントローラはこれを考慮すること無くただマスターテーブルを送信するだけでよい。(段落番号「0076」及び図12参照)。なお、パネル実装機は、ACF貼付装置、仮圧着装置及び本圧着装置から構成される(段落番号「0020」及び図2参照)。
特開2000−31694号公報 特開2008−218672号公報
ところで、一般的に品種切り替え(「機種切替」と同義)をする場合には、不良品が量産されるのを回避するため、関連する部品および基板に対するNCデータが正確かを確認する初品チェック(「実装チェック」と同義)が行われる。この初品チェックは、例えば基板に対する電子部品(以下、単に「部品」ともいう)の実装位置または部品の導通などを確認する。
初品チェックの作業は、機種切替(以下、「段取替え」という)の直後において、例えば1枚の基板のみを手作業で単位電子部品実装装置(或いはACF貼付装置、仮圧着装置及び本圧着装置など)へ各々搬送し、最終工程での基板の払出し(例えば収納箱への送り出し)を停止させて行う。そして、初品チェックの完了前において、上述した手作業に起因する操作ミスによって生産が継続されるおそれがあるので、複数枚の不良品が量産される場合がある。
また、特許文献2の部品実装システムにおけるずれ検出装置で位置ずれ量をフィードバックしても、段取替えの直後では、基板に対する部品の実装状態を検出し、例えば部品が導通不良の状態で基板に実装している等の不良品を排除する必要がある。なお、特許文献1の電子部品実装装置でも、不良品を排除する必要があるで、段取替えの直後に上述した実装状態を確認する。そして、特許文献1(図8参照)及び特許文献2(図2参照)に示す部品実装システム(電子部品実装装置を含む)において、実装状態が不良の場合でも、生産が継続しているので、複数枚(6枚以上)が不良品となり量産される。
本発明の目的は、基板に対する部品の実装状態の確認が要求される段取替え時などにおいて、単一または複数の試し基板のみを搬送制御し得る部品実装システム及びその制御装置並びに部品実装方法を提供することにある。
本発明に係る部品実装システムは、実装ラインに搬送される基板へ部品を実装する部品実装システムにおいて、上記実装ラインで部品が基板へ実装される実装状態を検出する実装検出装置と、上記実装ラインにおける基板の搬送制御を行い、且つ上記実装ラインにある実装前の単一または複数の試し基板のみを搬送させると共に、その後続の基板を待機させ又はその待機を上記実装検出装置の検出結果に基づいて解除させる制御装置と、を備え、上記制御装置が上記実装検出装置の検出結果に基づいて上記試し基板への実装状態を良好と判断し、且つ生産枚数またはロット回数を含む生産実績データが所定数以下の場合、上記始発位置にある上記後続における新たな試し基板のみを搬送させて再び上記新たな試し基板への実装状態を判断する。
ここで、実装検出装置の検出結果は良好または不良があるが、直ちに待機解除とするのは良好の場合である。また、本発明に係る部品実装システムでは、例えば複数枚の試し基板を連続して搬送させた後に、後続の基板を待機させるようにしても良い。更に、この部品実装システムでは、先の試し基板における実装状態を検出した後に、後の試し基板を引続き搬送させるようにしても良い。この場合、試し基板の試し回数は、任意に変更し得る。
また、上述した部品実装システムにおいては、上記制御装置が上記実装検出装置の検出結果に基づいて上記試し基板への実装状態を良好と判断した場合、生産実績データに基づいて上記後続における新たな試し基板のみを搬送させて再び上記新たな試し基板への実装状態を判断(繰返し試し処理)するようにしても良い。ここで、生産実績データは、例えば生産枚数またはロット回数(機種切替えを行った回数のこと)などの生産実績に基づくデータである。生産実績データには、例えばフラグのオン・オフで繰返し試し処理を選択する手段などある。
更に、本発明に係る制御装置においては、基板へ部品を実装する実装ラインにおける基板の搬送制御および実装処理を管理する制御装置において、上記実装ラインにある実装前の単一または複数の試し基板のみを搬送し、且つその後続の基板を待機すると共に、上記試し基板への実装状態を検出する検出結果が良好と判断し、且つ生産枚数またはロット回数を含む生産実績データが所定数以下の場合に上記始発位置にある上記後続における新たな試し基板のみを搬送させて再び上記新たな試し基板への実装状態を判断する
また、本発明に係る部品実装方法は、実装ラインに搬送される基板へ部品を実装する部品実装方法において、上記実装ラインにある実装前の単一または複数の試し基板のみを搬送させると共に、その後続の基板を待機させ、且つ上記実装ラインで部品が上記試し基板へ実装される実装状態を検出すると共に、上記試し基板への実装状態を良好であると判断し、且つ生産枚数またはロット回数を含む生産実績データが所定数以下の場合に上記始発位置にある上記後続における新たな試し基板のみを搬送させて再び上記新たな試し基板への実装状態を判断する。
本発明に係る部品実装システム及びその制御装置並びに部品実装方法では、実装ラインにある実装前の単一または複数の試し基板のみを搬送させると共に、その後続の基板を待機させ、且つ実装ラインで部品が基板へ実装される実装状態を検出すると共に、試し基板への実装状態を良好であると判断し、且つ生産枚数またはロット回数を含む生産実績データが所定数以下の場合に上記始発位置にある上記後続における新たな試し基板のみを搬送させて再び上記新たな試し基板への実装状態を判断するので、基板に対する部品の実装状態の確認が要求される段取替え時などにおいて単一または複数の試し基板のみを確実に搬送できると共に、段取替えなどの作業におけるNCデータで良品が現実に生産し得るかを確認できる。
即ち、本発明に係る部品実装システム及びその制御装置並びに部品実装方法では、実装済みの試し基板における実装状態を検出するまで後続の基板を待機させているので、単一または複数の試し基板に対する部品の実装状態を検出した後でなれば、後続の基板に対する実装処理が開始しない。従って、本発明に係る部品実装システム及びその制御装置並びに部品実装方法によれば、試し基板への実装状態を良好であると判断しない限り、後続の基板への実装処理を停止させているので、不良品の量産を防止できる。
また、本発明に係る部品実装システム及びその制御装置並びに部品実装方法においては、制御装置が実装検出装置の検出結果に基づいて試し基板への実装状態を良好と判断し、且つ生産枚数またはロット回数を含む生産実績データが所定数以下の場合に上記始発位置にある上記後続における新たな試し基板のみを搬送させて再び上記新たな試し基板への実装状態を判断するので、新たな試し基板のみを搬送させこの新たな試し基板への実装状態を再び判断できると共に、基板に対する部品の実装状態を所望の枚数分だけ確認できる。
更に、本発明に係る部品実装システム及びその制御装置並びに部品実装方法によれば、例えば位置データをフィードバックする方式(特開2008−218672号に係る発明の方式)ではなく、試し基板のみを実装チェックしこの良品確認後に量産させる方式であるので、無駄を最小限にできる。
本発明に係る一実施例の実装ラインの概要側面図である。 図1に示す実装ラインの部品実装システムの概念図である。 図2に示す部品実装システムのホストコンピュータ及び実装装置のブロック図である。 図2に示す部品実装システムの段取替えモードのフローチャート図である。 図4に示すNCデータ書換えモードのサブルーチン図である。
以下、本発明を実施するための形態について、具体化した一実施例を説明する。
以下、図1乃至図5に基づいて、本発明の一実施例である部品実装システム及びその制御装置並びに部品実装方法について説明する。ここで、本発明に係る部品実装システムは、LSIパッケージ等の電子部品をプリント基板へ実装するシステム以外に、バネ等の機械部品をパネルに取付ける自動車製造システムなどであっても適用し得る。即ち、本発明に係る部品には、トランジスタ等の電子部品の他に、ボルト等の機械部品も含まれる概念である。
(実装ラインの概略構成)
図1に示すように、実装ライン10は、所謂シングルトラックコンベアとなっているコンベア台11を備え、このコンベア台11の搬送経路上に搬送される基板Wへ電子部品(図示省略)を実装するラインである。実装ライン10には、図1の2点鎖線で示すように、位置センサ12、半田ペースト印刷装置14、カメラ16、搬入用シフト装置18、第1乃至第4実装モジュール20A〜20D、搬出用シフト装置22、加熱冷却装置(以下、単に「リフロー装置」という)24、及び実装検出装置26が上流から下流へ向かって直列に並べて配置されている。
位置センサ(「始発位置センサ」ともいう)12は、基板W(図1の破線参照)が実装ライン10の上流側にある始発位置(図1の破線で示す位置)することを検出する光反射型などのセンサである。なお、位置センサ12の上流側には、複数枚の基板Wを収納する基板ストック装置(図示省略)が配置されており、この基板ストック装置(ローダともいう)から基板Wが1枚づつ下流側の位置センサ12へ送り出される。
カメラ16は、基板Wが半田ペースト印刷装置14で印刷された半田ペーストの印刷状態を撮像する撮像手段である。搬入用シフト装置18は基板Wを第1実装モジュール20Aへ搬入し、搬出用シフト装置22は第4実装モジュール20Dからの基板Wを搬出する。なお、第1乃至第4実装モジュール20A〜20Dは、実装作業の効率化を図るため、限られた所定量の部品を基板Wの所定範囲にそれぞれ実装する。
リフロー装置24は、第1乃至第4実装モジュール20A〜20Dで取付けた部品を基板Wへ溶着させて実装するものである。実装検出装置26は、導電センサおよび位置センサなどで構成されており、基板Wへ実装された部品に対する導電の有無を検出する。実装検出装置26の位置センサ(「終点位置センサ」ともいう)は、始発位置センサ12と同一機構であっても良い。実装検出装置26の下流側には基板ストック装置(図示省略)が配置されており、この基板ストック装置(アンローダともいう)は上流側から搬送される終点位置の基板W(実線で図示)を収納する。
なお、実装ライン10の構成は、本実施例のようにローダまたはアンローダを含めるなど適宜変更可能であり、例えば搬入用シフト装置18または搬出用シフト装置22などが無い構成としても良い。また、本発明において、実装検出装置26は、半田のぬれ性、半田の抜けの確認またはスループット(時間当りの生産サイクルタイムの均一性)の確認などを検出するようにしても良い。
(部品実装システムに関する概略構成)
図2に示すように、部品実装システムSには、制御装置であるホストコンピュータ28が、位置センサ12、半田ペースト印刷装置14、カメラ16、搬入用シフト装置18、第1乃至第4実装モジュール20A〜20D、搬出用シフト装置22、リフロー装置24及び実装検出装置26とそれぞれ接続されている。
そして、上述した各装置12〜26とホストコンピュータ28とは制御信号または各種データを送受信する構成となっており、ホストコンピュータ28は各装置12〜26を管理している。なお、ホストコンピュータ28と図示しないローダ、アンローダとも、それぞれ接続している。
(ホストコンピュータの制御系に関する構成)
図3に示すように、ホストコンピュータ28はCPU30を備え、このCPU30には操作部32、表示部34、メモリ36、及びインターフェース38がそれぞれ接続されている。判断手段および制御手段であるCPU30は、部品実装システムSの全体的な動作を司り、たとえば操作部32に配置される操作キー(図示省略)が操作された場合に、その操作(段取替えの入力操作など)に基づく処理を行う。表示部34は、操作部32で入力された情報などを表示する。
記録手段である不揮発性のメモリ36は、各種の処理を制御するプログラムを記憶する記憶領域および各種データの読み書き用の記録領域を有し、この記録領域に位置データなどが記録される。即ち、メモリ36は、部品実装システムS(図2参照)に各種の処理を制御するプログラム(NCデータなど)を記録し、そのプログラムによって部品実装システムSが制御される。ここで、NCデータには、生産実績フラグのオン・オフも併せて記録されている。インターフェース38は、実装モジュール20A〜20Dの後述するインターフェースとそれぞれ接続しており、双方向での送受信を行う。
(実装モジュールの制御系に関する構成)
図3に示すように、実装モジュール20AはCPU40を備え、このCPU40には基板搬送装置42、部品供給装置44、クランプ装置46、部品移載装置48、搬入センサ50、位置決めセンサ52、搬出センサ54、監視カメラ56、インターフェース(通信装置と同義)58、操作部(入力装置と同義)60、表示部62及びメモリ(記憶装置と同義)64がそれぞれ接続されている。
実装モジュール20の構成は、特開2006−40968号公報などによる構成と同様であるので、これ以上の詳述は省略する。なお、図3の破線で示す実装モジュール20B〜20Dも、図示を省略しているが、実施モジュール20Aと同様な構成になっている。また、本実施例では、実装モジュール20A〜20Dに警告手段たとえば警告音を出力するブザー等を設けるようにしても良い。
(本実施例の作用)
図4に示すフローチャートに基づき、段取替えモードに関する流れを説明する。ここで、部品実装システムSにおける段取替えモードの処理は、ホストコンピュータ28のCPU30(図3参照)によって実行され、図4に示すフローチャートで表される。この段取替えは、図1に示す実装ライン10の稼動中に実装する基板種を切替える時、各装置におけるNCデータ(実装プログラムと同義)を切替えることから始まる。
即ち、段取替えモードにおける処理は、図3に示すホストコンピュータ28の操作部32で段取替え操作を行うと、CPU30がメモリ36から選択されたNCデータを読出すことによって実行される。読出されたNCデータは、例えば図3に示すインターフェース38及び58並びにCPU40を経由してメモリ64へ記録される。
そして、各実装モジュール20A〜20Dは、メモリ64に記録されたNCデータに基づいてそれぞれの実装処理を行う。なお、半田ペースト印刷装置14、搬入用シフト装置18、搬出用シフト装置22、リフロー装置24及び実装検出装置26などにも、同様なデータ通信が行われる。
まず段取替えモードは、図4に示すように、ステップ100でCPU30がNCデータに基づき、実装ライン10の始発位置(図1中の基板Wを破線で示す位置)にある単一の基板Wのみを搬送させる。即ち、図1の破線で示す始発位置にある実装前の単一の基板(以下、単に「先発基板」または「試し基板」ともいう)Wは、実装ライン10の上流から下流側の半田ペースト印刷装置14、カメラ16、搬入用シフト装置18、第1乃至第4実装モジュール20A〜20D、搬出用シフト装置22及びリフロー装置24へと搬送される。そして、実装工程を経た基板Wには、部品が実装される。
ステップ102において、CPU30は後続の基板群を待機モードとする。ここで、待機モードとは、後続の単一の基板(以下、単に「後発基板」ともいう)Wを始発位置で強制的に一時停止させる状態である。即ち、ステップ102は、CPU30がステップ100で先発基板Wのみを搬送した直後すなわち後発基板Wが始発位置に搬送されると同時に待機モードとする。
また、待機モードにおいて、CPU30は先発基板Wが半田ペースト印刷装置14〜実装検出装置26を順次通過した後、半田ペースト印刷装置14〜実装検出装置26を順次強制的に一時停止させる状態とさせる。即ち、CPU30は、上述した各装置14〜26に始動信号を出力しない。
ステップ104において、CPU30は先発基板Wの実装が終了したか否かを判断する。この実装終了の有無は、先発基板Wが半田ペースト印刷装置14〜リフロー装置24を経て、実装検出装置26へ到着したことを実装検出装置26の終点位置センサで検出し、この検出信号に基づいてCPU30が判断する。ステップ104が否定の場合すなわち先発基板Wの実装が終了していないのであれば、終点位置センサの検出信号がCPU30へ入力されるのを待つ。
ステップ104が肯定の場合すなわち先発基板Wの実装が終了した場合には、ステップ106において、実装チェック良好信号が入力されたか否かをCPU30が判断する。ここで、実装チェック良好信号は、部品が先発基板Wへ良好に実装されているか否かを実装検出装置26の導電センサなどで検出し、良好の場合に実装検出装置26から出力される検出信号である。
また、実装不良の場合には、実装検出装置26から実装チェック不良信号を出力するように予め設定されている。そのため、CPU30は、入力される実装チェック良好信号または実装チェック不良信号に基づいてステップ106を判断する。
ステップ106が肯定の場合すなわち実装チェック良好信号が入力された場合には、ステップ108において、CPU30がNCデータ中の生産実績フラグ(生産実績データと同義)がオンか否かを判断する。ここで、生産実績フラグは、例えば生産枚数またはロット回数(機種切替えを行った回数のこと)などの生産実績に基づくフラグである。そして、生産実績が所定以上ある場合にはフラグがオンとなり、新規を含む所定以下の場合にはフラグがオフとなる。
ステップ108が肯定の場合すなわち生産実績フラグがオンの場合には、CPU30がステップ110で待機モードを解除し、ステップ112で実装ライン10へ後続の基板Wを順次実装処理(即ち、通常通りに生産)させる。なお、ステップ110では、CPU30が上述した実装チェック良好信号を、半田ペースト印刷装置14〜実装検出装置26の各装置へ出力させている。そして、実装ライン10の稼動を停止させたり、再び段取替えモードなどとなった場合、本ルーチンは終了する。
ステップ108が否定の場合すなわち生産実績フラグがオフの場合には、ステップ114において、CPU30が設定枚数か否かを判断する。即ち、CPU30は、繰返し試し処理回数(「試し回数」と同義)の変数(実装チェックの確認回数を設定する「試し基板」の数値)に増分「1」をインクリメントし、その変数が所定回数(例えば予め設定された数値「5」)となったか否かを判断する。
ステップ114が肯定の場合すなわち変数の設定枚数より上の数である場合には、ステップ116において、CPU30が生産実績フラグをオンにする。そして、ステップ116の処理が終了した後は、ステップ110へ進み、CPU30はその後の処理を行う。
ステップ106が否定の場合すなわち実装チェック不良信号が入力された場合には、ステップ118において、NCデータ書換えモードの処理を行なう。このNCデータ書換えモードは、図5に示すサブルーチンでの処理である。そして、ステップ118のサブルーチンの処理が終了した後およびステップ114が否定の場合すなわち変数の設定枚数以下の場合は、ステップ120でCPU30が待機モードを解除すると共に、ステップ100に戻って引続き上述した各処理を行なう。
(NCデータ書換えモード)
図4に示すステップ118のNCデータ書換えモードを、図5のサブルーチンで説明する。ここで、NCデータ書換えモードは、当該実装ライン10において、新規または既存のNCデータにおけて、補正データがCPU30へ入力された場合に行われる処理である。なお、新規なNCデータの中には、他の実装ラインで生産実績フラグがオンとなっているデータを当該実装ライン10に適用(具体的には、メモリ36に記録)させる所謂インポートの場合を含む。
図5に示すように、ステップ130において、CPU30が生産実績フラグがオンか否かを判断する。ステップ130が肯定の場合すなわち生産実績フラグがオンとなっている既存または新規なNCデータ(インポートのNCデータを含む)と判断された場合には、ステップ132において、CPU30が生産実績フラグをオフにする。
次に、ステップ134において、CPU30は補正データが入力されたか否かを判断する。ステップ134が否定の場合すなわち補正データが入力されていない場合には、補正データがCPU30へ入力されるのを待つ。なお、入力される補正データは、例えば図2に示す実装検出装置26の導電センサの検出データに基づいてCPU30の演算部が演算した補正データであっても、またはユーザが手作業で入力する補正データであって良い。
引続き、ステップ136において、CPU30は入力された補正データに基づいてNCデータを書換える。そして、本ルーチンは、終了する。一方、ステップ130が否定の場合すなわち生産実績フラグがオフとなっている新規なNCデータと判断された場合には、ステップ134へ進み、CPU30が引続き上述したステップ134及びステップ136の各処理を行なう。
本実施例では、ホストコンピュータ28が実装ライン10の始発位置にある単一の先発基板Wのみを搬送させると共に、その後の後発基板W群を待機させ、且つ実装ライン10で部品が先発基板Wへ実装される実装状態を検出すると共に、先発基板Wへの実装状態を良好であると判断した場合に後発基板W群への待機を解除するので、基板Wに対する部品の実装状態の確認が要求される段取替え時などにおいて単一の先発基板Wのみを確実に搬送できると共に、段取替え作業における新たなNCデータで良品が現実に生産し得るか(いわゆる整合性)を確認できる。
即ち、本実施例においては、実装済みの先発基板Wにおける実装チェックが完了するまで後続の基板Wを半田ペースト印刷装置14へ投入する前の始発位置で待機させているので、先発基板Wに対する部品の実装状態を検出した後でなれば、後発基板Wに対する実装処理が開始しない。従って、本実施例によれば、先発基板Wへの実装状態を良好であると判断しない限り、後発基板Wへの実装処理を停止させているので、不良品の量産を防止できる。
また、本実施例においては、ホストコンピュータ28のCPU30が実装検出装置26の検出結果に基づいて単一の先発基板Wへの実装状態を良好と判断し、且つ生産枚数またはロット回数を含む生産実績データが所定数以下の場合に上記始発位置にある上記後続における新たな試し基板のみを搬送させて再び上記新たな試し基板への実装状態を判断する場合(「複数の先発基板Wへの実装状態を良好と判断した場合」も含む)、繰返し試し処理を行うようにしたので、始発位置にある新たな単一の基板Wのみを搬送させて再び新たな単一の基板への実装状態を判断できると共に、基板Wに対する部品の実装状態を所望の枚数分だけ確認できる。
更に、本実施例によれば、例えば位置データをフィードバックする方式(特開2008−218672号に係る発明の方式)ではなく、単一の先発基板のみを実装チェックしこの良品確認後に量産させる方式であるので、無駄を最小限にできる。
なお、上述したプログラムの処理の流れ(図4及び図5参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能である。例えば、半田ペースト印刷装置14、実装モジュール20A〜20D及びリフロー装置24の各所でそれぞれ実装チェックを行い、実装良好チェック信号を後続の装置へ順次出力させる構成としても良い。
また、本発明は、例えば各コンベア装置(基板搬送装置42などを含む概念)に生産を継続する駆動信号を出力させることによって後続装置を起動させるようにしても良い。更に、本発明は、生産実績の差に基づいてステップ114の設定枚数(図4参照)を段階的に変更するようにしても良く、また例えば複数枚(2枚以上)の「試し基板」を連続して搬送させた後に、後続の基板を待機させるようにしても良い。
更に、本発明は、先の「試し基板」における実装状態を検出した後に、後の「試し基板」を引続き搬送させるようにしても良い。この場合、試し基板の「試し回数」は、任意に変更し得る。例えば、本実施例では待機モードを解除(図4に示すステップ110)した後にステップ112で「後続の基板を順次実装処理させ」ているが、ステップ110とステップ112との間に「設定枚数か?」の処理を加え引続きステップ100へ戻るようにしても良い。また、本発明は、段取替え時のみだけでなく通常の始運転時あるいは故障を修理した直後における試し処理としてプログラムを作成しても良い。
10…実装ライン、26…実装検出装置、28…ホストコンピュータ(制御装置)、30…CPU(判断手段および制御手段)、S…部品実装システム、W…基板

Claims (3)

  1. 実装ラインに搬送される基板へ部品を実装する部品実装システムにおいて、
    上記実装ラインで部品が基板へ実装される実装状態を検出する実装検出装置と、
    上記実装ラインにおける基板の搬送制御を行い、且つ上記実装ラインにある実装前の単一または複数の試し基板のみを搬送させると共に、その後続の基板を待機させ又はその待機を上記実装検出装置の検出結果に基づいて解除させる制御装置と、を備え、
    上記制御装置が上記実装検出装置の検出結果に基づいて上記試し基板への実装状態を良好と判断し、且つ生産枚数またはロット回数を含む生産実績データが所定数以下の場合、上記始発位置にある上記後続における新たな試し基板のみを搬送させて再び上記新たな試し基板への実装状態を判断する部品実装システム。
  2. 基板へ部品を実装する実装ラインにおける基板の搬送制御および実装処理を管理する制御装置において、
    上記実装ラインにある実装前の単一または複数の試し基板のみを搬送し、且つその後続の基板を待機すると共に、上記試し基板への実装状態を検出する検出結果が良好と判断し、且つ生産枚数またはロット回数を含む生産実績データが所定数以下の場合に上記始発位置にある上記後続における新たな試し基板のみを搬送させて再び上記新たな試し基板への実装状態を判断する制御装置。
  3. 実装ラインに搬送される基板へ部品を実装する部品実装方法において、
    上記実装ラインにある実装前の単一または複数の試し基板のみを搬送させると共に、その後続の基板を待機させ、且つ上記実装ラインで部品が上記試し基板へ実装される実装状態を検出すると共に、上記試し基板への実装状態を良好であると判断し、且つ生産枚数またはロット回数を含む生産実績データが所定数以下の場合に上記始発位置にある上記後続における新たな試し基板のみを搬送させて再び上記新たな試し基板への実装状態を判断する部品実装方法。
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