JP5721903B2 - 光送信器 - Google Patents

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Description

本発明は、光送信器に関する。
光送信器は、光通信システムのフロントエンドに設けられる。光送信器は、電気信号を光信号に変換して出力する。
通常、光システムの安定化のために、光送信器が出力する光信号の強度は、環境温度や時間の経過に関わらず、常に一定であることが望ましい。光信号の強度を自動的に一定値に制御するために、APC(Automatic Power Control)が一般的によく採用されている。
APCを採用した光送信器が、特許文献1に開示されている。
特許文献1の光送信器では、発光素子の発生する光信号の強度を光検出器で検出する。光検出器は、光信号の強度に対応する電流信号を生成し、その電流信号を可変抵抗に流す。可変抵抗は、電流信号を電圧信号に変換してコントローラに与える。コントローラは、可変抵抗の出力する電圧信号と参照値とを比較し、その比較結果に基づいて可変抵抗の抵抗値、発光素子を駆動するバイアス電流及び変調電流の電流値を設定している。つまり、特許文献1の光送信器は、フィードバック式のAPCを行い、発光素子の発生する光信号の強度を安定化させている。
特許文献1の光送信器では、電流信号を電圧信号に変換する変換利得を、可変抵抗の抵抗値で設定している。そして、光送信器内の温度に基づいて可変抵抗の抵抗値を制御し、電流信号を電圧信号に変換する変換利得を調整している。
特開2006−80677号公報
特許文献1の光送信器では、入力された電気信号を光信号に変換する変換利得を可変抵抗の抵抗値で決定している。即ち、光信号の強度が可変抵抗の抵抗値で決定されている。そして、光検出器の出力する電流信号が大きい場合には、変抵抗の抵抗値を小さな値に調整し、逆に、電流信号が小さい場合には、可変抵抗の抵抗値を大きな値に調整する。このような調整を行うことで光信号の強度を調整する。しかしながら、光検出器の出力する電流値と可変抵抗の抵抗値とは反比例の関係にあるため、光検出器での変換効率が高い光送信器の場合には、可変抵抗の抵抗値が小さくなる。可変抵抗の抵抗値が小さくなると、可変抵抗の抵抗値の誤差に対して光信号の変化が非常に敏感となり、光信号の調整可能なダイナミックレンジが制限されるという課題があった。
また、特許文献1の光送信器では、可変抵抗の抵抗値を変化させて電気信号を光信号に変換する変換利得を決定するので、可変抵抗の抵抗値に依存してループ利得も変化する。ループ利得が変化することにより、APCが不安定になるという課題があった。
本発明は、広いダイナミックレンジを確保できると共に、安定したAPC動作が可能な光送信器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光送信器は、
光信号を出力する光送信器であって、
駆動されて前記光信号を発生する発光素子と、
前記光信号を受光し、該受光した光信号の強度を示す電流信号を出力する受光素子と、
前記受光素子の出力する電流信号を電圧信号に変換する電流/電圧変換回路と、
前記電流/電圧変換回路が出力する電圧信号と基準電圧とを比較して比較結果を出力する比較部と、
前記比較部の比較結果に応じた直流電流を前記発光素子に流して前記発光素子を駆動するバイアス電流駆動回路と、
入力信号に応じて振幅が変化する変調電流を前記発光素子に流し、前記光信号の強度を変調する変調電流駆動回路と、
当該光送信器内の温度を検出する温度センサとを備え、
前記電流/電圧変換回路は、前記受光素子に接続された抵抗と該抵抗に並列に接続され該抵抗と相まって前記電流信号を流す可変電流源とを備え、該抵抗から前記電圧信号を出力する構成とし、
前記可変電流源に流れる電流の電流値及び前記変調電流の振幅値を調整する調整手段を備え
前記調整手段は、前記温度センサの検出する温度に基づいて前記可変電流源に流れる電流の電流値及び前記変調電流の振幅値を調整する
本発明によれば、広いダイナミックレンジを確保できると共に、安定したAPC動作が可能となる。
本発明の実施形態1に係る光送信器を示す構成図である。 本発明の実施形態2に係る光送信器を示す構成図である。 メモリに記憶された温度補償テーブルの概念図である。 本発明の実施形態3に係る光送信器を示す構成図である。 メモリに記憶された温度補償テーブルの概念図である。 本発明の実施形態4の光送信器を示す構成図である。 メモリに記憶され温度補償テーブルの作成方法を説明するための概念図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る光送信器を示す構成図である。
この光送信器100は、発光素子としてのレーザダイオード(Laser Diode)101と、受光素子としてのフォトダイオード(Photo Diode)102と、ベースが入力端子In1に接続されたトランジスタ103と、ベースが入力端子In2に接続されたトランジスタ104とを備えている。
レーザダイオード101のアノード及びフォトダイオード102のカソードは、直流電源Vccに接続されている。
レーザダイオード101は、変調された光信号を発生するものである。レーザダイオード101の発生する光信号は、前面光としてレンズなどの光学系105を介して外部に出力される。また、レーザダイオード101の発生する光信号の一部は、背面光としてフォトダイオード102に受光される。
フォトダイオード102は、レーザダイオード101から受光した光信号を電流信号に変換して出力する。電流信号は背面光の強度を示す。
トランジスタ103のコレクタは、レーザダイオード101のアノードに接続されている。トランジスタ104のコレクタは、レーザダイオード101のカソードに接続されている。トランジスタ103,104は、入力端子In1,In2から電気信号を入力する差動対を構成する。
トランジスタ103及びトランジスタ104のエミッタには、変調電流駆動回路110が接続されている。
変調電流駆動回路110は、可変電流源111によって構成されている。可変電流源111の一方の端子がトランジスタ103及びトランジスタ104のエミッタに接続されている。可変電流源111の他方の端子がグランドに接続されている。変調電流駆動回路110は、レーザダイオード101を変調駆動するために、トランジスタ103,104に電流を流すことにより、変調電流Iをレーザダイオード101に供給し、レーザダイオード101が発生する光信号の消光比を設定する。
レーザダイオード101のカソードには、バイアス電流駆動回路120が接続されている。
バイアス電流駆動回路120は、チョークコイル121と可変電流源122とを備えている。チョークコイル121の一方の端子がレーザダイオード101のカソードに接続されている。チョークコイル121の他方の端子は、可変電流源122の一方の端子に接続されている。可変電流減122の他方の端子は、グランドに接続されている。
バイアス電流駆動回路120は、レーザダイオード101に直流のバイアス電流を流す。
フォトダイオード102のアノードには、電流/電圧変換回路130が接続されている。
電流/電圧変換回路130は、抵抗131と可変電流源132とを備えている。抵抗131の一方の端子と可変電流源132の一方の端子とがフォトダイオード102のアノードに共通に接続されている。抵抗131の他方の端子及び可変電流源132の他方の端子がグランドに接続されている。つまり、抵抗131及び可変電流源132が並列になっている。
電流/電圧変換回路130は、フォトダイオード102が出力する電流信号を電圧信号に変換する。
この光送信器100は、さらに、基準電圧源141と、比較増幅器142と、温度センサ143と、バイアス電流調整部144と、変調電流調整部145と、を備える。
基準電圧源141は、電流/電圧変換回路130が出力する電圧信号の電圧と比較するための基準電圧を発生する。
比較増幅器142の一方の入力端子には、電流/電圧変換回路130の出力端子が接続され、比較増幅器142の他方の入力端子には、基準電圧源141が接続されている。比較増幅器142は、電流/電圧変換回路130が出力する電圧信号と基準電圧源141が発生する基準電圧を入力し、その電圧信号と基準電圧とを比較する。比較増幅器141は、電圧信号と基準電圧との比較結果をバイアス電流駆動回路120中の可変電流源122に与え、可変電流源122の流す電流を調整する。
温度センサ143は、光送信器100の内部の温度を検出し、検出結果の温度をバイアス電流調整部144及び変調電流調整部145に与える。
バイアス電流調整部144は、温度センサ143で検出した温度に基づいて、電流/電圧変換回路130中の可変電流源132に流す電流を調整する。つまり、バイアス電流調整部144は、温度センサ143で検出した温度毎に、当該光送信器100の出力する光信号の強度が所望の値となるように可変電流源132が流す電流の電流値を調整する。
変調電流調整部145は、温度センサ143で検出した温度に基づいて、変調電流駆動回路110の可変電流源111の流す電流を調整する。つまり、変調電流調整部145は、温度センサ143で検出した温度毎に、当該光送信器100の出力する光信号の強度及び消光比がそれぞれ所望の値となるように可変電流源111が流す電流の電流値を調整する。
次に、図1の光送信器の動作を説明する。
温度センサ143は、光送信器100の内部の温度を検出し、検出結果をバイアス電流調整部144及び変調電流調整部145に与える。
バイアス電流調整部144は、温度センサ143の検出した温度に基づいて、電流/電圧変換回路130の可変電流源132の流す電流の電流値を調整する。
変調電流調整部145は、温度センサ143の検出した温度に基づいて、変調電流駆動回路110の可変電流源111の流す電流の電流値を調整する。
交番する電気信号が電気信号入力端子In1,In2を介してトランジスタ103のベース及びトランジスタ104のベースに印加されると、トランジスタ103及びトランジスタ104のオン抵抗が電気信号に応じて変化する。可変電流源111は、その時点で調整されている電流値の電流をトランジスタ103及びトランジスタ104に流す。
可変電流源111の流す電流は、トランジスタ103に流れる電流とトランジスタ104に流れる電流を合計したものである。トランジスタ103に流れる電流とトランジスタ104に流れる電流の差分の電流が、変調電流Iとしてレーザダイオード101に流れる。
一方、可変電流源122は、その時点で調整されている電流値の直流電流を流す。可変電流源122が直流電流を流すことにより、レーザダイオード101には、直流のバイアス電流Iが流れる。
したがって、レーザダイオード101には、変調電流I及びバイアス電流Iを合計した電流が流れ、それに応じてレーザダイオード101が発光する。レーザダイオード101に流れる変調電流Iは電気信号に応じて変化するので、レーザダイオード101は、電気信号に応じて変調された光信号を発生することになる。
フォトダイオード102は、レーザダイオード101と光学的に結合し、レーザダイオード101の出力する背面光を受光し、背面光の強度に比例する電流を出力する。即ち、フォトダイオード102は、レーザダイオード101が背面光として出力する光信号を電流信号に変換する。
電流/電圧変換回路130では、抵抗131がプルダウン抵抗となり、可変電流源132が抵抗131に並列の吸い込み型電流源となる。抵抗131及び可変電流源132は、フォトダイオード102の出力する電流信号を分岐して流す。可変電流源132は、その時点で調整されている電流値の電流を流す。抵抗131は、当該抵抗131に流れる電流を電圧信号に変換して比較増幅器142へ出力する。抵抗131に流れる電流は、可変電流源132が吸い込む電流によって変化する。抵抗131の出力する電圧信号も、可変電流源132が吸い込む電流によって変化する。
比較増幅器142は、電流/電圧変換回路130から与えられる電圧信号の電圧と、基準電圧源141から与えられる基準電圧とを比較し、電圧信号の電圧が基準電圧と等しくなるように可変電流源122が流す電流を制御する信号を発生し、可変電流源122に与える。この信号を可変電流源122に与えることにより、バイアス電流Iの電流値が設定される。レーザダイオード101の発生する光信号の強度は、バイアス電流Iの電流値で設定されるので、レーザダイオード101の出力する光信号の強度が所定値に近づく。比較増幅器142の出力する信号に基づいて、バイアス電流を変化させる制御を繰り返すことにより、電流/電圧変換回路130から与えられる電圧信号の電圧と基準電圧とが等しくなり、制御動作が収束する。
即ち、光信号を出力するレーザダイオード101に対して、フォトダイオード102,電流/電圧変換回路130、比較増幅器142、及びバイアス電流駆動回路120がフィードバック回路となり、APCが行われる。APCを行うことにより、光送信器100の出力する光信号の強度が設定値に収束する。
ここで、この実施形態1の光送信器100の出力する光信号の強度及び光信号の消光比の設定方法を説明する。
一般的に、レーザダイオード101の背面光の強度をフォトダイオード102が電流値に変換する効率は、製品に搭載されたフォトダイオード102によって10倍程度ばらつく。また、レーザダイオード101の駆動電流とレーザダイオード101の出力光との関係も、個々のレーザダイオード101により、ばらつく。そのため、光送信器100として所望の発光強度と消光比を得るためには、製品毎に個別の調整が必要となる。
光送信器100では、APCが収束状態になった場合には、電流/電圧変換回路130の出力する電圧信号と基準電圧源141の出力する基準電圧とが等しくなる。この状態では、抵抗131には基準電圧を抵抗131の抵抗値で割った固定電流が流れることになる。抵抗131を流れる固定電流値と可変電流源132の吸い込み電流値とを加算した値が、フォトダイオード102の流す電流値となる。また、APCが収束状態になっている場合には、フォトダイオード102の流す電流値とレーザダイオード101の背面光の強度とは比例関係になっている。
ここで、バイアス電流調整部144により、可変電流源132の吸い込み電流値を調整して変化させると、抵抗131の出力する電圧信号の電圧が変化する。抵抗131の出力する電圧信号が変化することにより、可変電流源122の流す電流値及びバイアス電流Iが変化する。バイアス電流Iが変化することにより、レーザダイオード101の発光強度が変化する。レーザダイオード101の発光強度は、可変電流源132の吸い込み電流値に依存する。したがって、バイアス電流調整部144で設定する可変電流源132の吸い込み電流値を、光送信器100の出力する光信号が所望の光強度となるように設定することで、レーザダイオード101やフォトダイオード102の特性にあっても、そのばらつきに関わらず、所望の強度の光信号が得られる。
一方、変調電流調整部145によって可変電流源111に流れる電流を変化させることにより、変調電流Iが変化する。変調電流Iが変化することにより、光送信器100の出力する光信号の消光比が変化する。したがって、バイアス電流Iが変化させて光信号の強度を設定することにあわせて、光送信器100の出力する光信号の消光比が所望の値になるように、変調電流調整部145によって変調電流Iを調整すれば、所望の消光比の光信号が得られる。
次に、この実施形態1の光送信器100の効果について説明する。
(1)光送信器100においては、フォトダイオード102の出力する電流信号を電圧信号に変換する電流/電圧変換回路130を、並列の抵抗131と可変電流源132とで構成し、可変電流源132の流す電流(吸い込み電流)を調整することでバイアス電流Iを決定し、レーザダイオード101の光信号の強度を決定している。つまり、抵抗131の抵抗値は固定であるので、抵抗131の抵抗値を微小な値にしない限りは、その抵抗値の誤差に対して出力する光信号の変化が非常に鈍感である。そのため、光信号の強度を所望の値にする場合でも、抵抗131の抵抗値のばらつきによって光信号の調整可能なダイナミックレンジが制限されることを防ぐことができる。
(2)抵抗131の抵抗値が固定値なので、APCのループ利得が一定であり、APCが不安定になるという問題がない。
(3)レーザダイオード101の背面光は、フォトダイオード102に直接受光されるのに対し、光送信器100の出力する光信号はレンズなどの光学系105を介して出力されるが、光送信器100では、温度センサ143で温度を検出し、検出した温度に基づいてバイアス電流I及び変調電流Iを調整する。そのため、背面光の強度が適切に制御されても、環境温度に応じて光送信器100の出力する光信号の強度が変動するという、トラッキングエラーを抑制することができる。
(4)光送信器100は、フィードバック式のAPCを行い、出力する光信号の強度と消光比を所望する値に設定するので、レーザダイオード101やフォトダイオード102の経年劣化によって生ずる光信号の強度や消光比の変動を補償することができる。
[実施形態2]
図2は、本発明の実施形態2に係る光送信器200を示す構成図である。
図2では、図1と共通する要素には共通の符合を付している。
この光送信器200は、実施形態1の光送信器100のバイアス電流調整部144をバイアス電流テーブル部244に置換している。光送信器200は、実施形態1の変調電流調整部145を変調電流テーブル部245に置換している。光送信器200の他の構成は、実施形態1の光送信器100と同様である。
バイアス電流テーブル部244は、メモリ244aと、そのメモリ244aに接続された制御回路244bとを備えている。メモリ244aは、バイアス電流Iを変化させるために可変電流源132に与える制御信号の値と光送信器200内の温度とを関連付けて温度補償テーブル244cとして記憶する。
制御部244bには、温度センサ143が接続され、制御部244bの出力側に、可変電流源132が接続されている。制御回路244bは、温度センサ143で検出された温度を入力し、その温度に関連付けられてメモリ244aに記憶されている制御信号の値を読み出し、アナログの制御信号に変換して可変電流源132に与える。
変調電流テーブル部245は、メモリ245aと、そのメモリ245aに接続された制御回路245bとを備えている。メモリ245aは、変調電流Iを変化させるために可変電流源111に与える制御信号の値と光送信器200内の温度とを関連付けて温度補償テーブル245cとして記憶する。
制御回路245bには、温度センサ143が接続され、制御回路245bの出力側が可変電流源111に接続されている。制御回路245bは、温度センサ143で検出された温度を入力し、その温度に関連付けられてメモリ245aに記憶されている制御信号の値を読み出し、アナログの制御信号に変換して可変電流源111に与える。
メモリ244a及び245aにそれぞれ記憶されたテーブルの制御信号の値は、個々の光送信器200について、出力する光信号の強度及び消光比が所望の一定値になるように可変電流源132及び可変電流源111に与える制御信号の値を、予め温度毎に記憶したものである。
尚、ここでは、メモリ244a及び245aを別の構成要素として分けているが、共通のメモリで構成してもよい。
図3は、メモリ244a及び245aに記憶された温度補償テーブル244c,245cの概念図であり、横軸は、温度センサ143によって検出された温度(℃)を示し、縦軸は、可変電流源132及び可変電流源111に与える制御信号の値(V)を示してる。図3の実線は、可変電流源111に与える制御信号の温度特性を示し、図3の破線は、可変電流源132に与える制御信号の温度特性を示している。
この光送信器200は、温度センサ143で検出された温度がバイアス電流テーブル部244の制御回路244b及び変換電流テーブル部245の制御回路245bに与えられる。
制御回路244bは、温度センサ143で検出された温度に対応する制御信号の値をメモリ244aから読み出し、アナログの制御信号に変換して、可変電流源132に与える。これにより、可変電流源132の流す電流値が調整される。
制御回路245bは、温度センサ143で検出された温度に対応する制御信号の値をメモリ245aから読み出し、アナログの制御信号に変換して、可変電流源111に与える。これにより、可変電流源111の流す電流値が調整される。
トランジスタ103,104、レーザダイオード101及びフォトダイオード102に対して、変調電流駆動回路110、バイアス電流駆動回路120、電流/電圧変換回路130、基準電圧源141及び比較増幅器142が実施形態1と同様にAPCを行い、レーザダイオード101から光学系105を介して、所望の強度及び消光比を持つ光信号を出力する。
この実施形態2の光送信器200は、実施形態1の光送信器100と同様の効果を奏すると共に、さらに、次のような効果を奏する。ここで、光送信器200の効果を説明する。
光送信器の出力する光信号の強度や消光比を一定に制御するためには、バイアス電流Iと変調電流Iを温度補償する必要がある。バイアス電流Iや変調電流Iを温度補償する手段としては、温度によって抵抗値が変化するサーミスタなどを適用する電気回路的手法が考えられる。しかしながら、個々のレーザダイオード101の駆動電流に対する光信号の強度の温度依存性や、個々の光送信器200のトラッキングエラーの温度依存性は多種多様であるため,電気回路的手法では必ずしも温度補償をしきれない。
光送信器200では、個々の光送信器200について、各温度に対して一定の光信号の強度と消光比が得られるように可変電流源132及び可変電流源111に与える制御信号の値を温度毎に予め記憶している。そのため、何れの個体に対しても、各温度に対して一定の光出力強度と消光比を得ることが可能となる。従って、一般的なフィードバック式のAPCで生じるトラッキングエラーによる光信号の強度の変動を抑圧可能な光送信器を得ることができる。
[実施形態3]
図4は、本発明の実施形態3に係る光送信器300を示す構成図である。
図4では、図1と共通する要素には共通の符合を付している。
この光送信器300は、実施形態1の光送信器100のバイアス電流調整部144をバイアス電流テーブル部344に置換している。光送信器300は、実施形態1の変調電流調整部145を変調電流テーブル部345に置換している。光送信器300の他の構成は、実施形態1の光送信器100と同様である。
バイアス電流テーブル部344は、メモリ344aと、そのメモリ344aに接続された制御回路344bとを備えている。メモリ344aは、バイアス電流Iを変化させるために可変電流源132に与える制御信号の値と光送信器300内の温度とを関連付けて温度補償テーブル344cとして記憶する。
制御部344bには、温度センサ143が接続され、制御部344bの出力側に、可変電流源132が接続されている。制御回路344bは、温度センサ143で検出された温度を入力し、その温度に関連付けられてメモリ344aに記憶されている制御信号の値を読み出し、アナログの制御信号に変換して可変電流源132に与える。
変調電流テーブル部345は、メモリ345aと、そのメモリ345aに接続された制御回路345bとを備えている。メモリ345aは、変調電流Iを変化させるために可変電流源111に与える制御信号の値と光送信器300内の温度とを関連付けて温度補償テーブル302として記憶する。
制御回路345bには、温度センサ143が接続され、制御回路345bの出力側が可変電流源111に接続されている。制御回路345bは、温度センサ143で検出された温度を入力し、その温度に関連付けられてメモリ345aに記憶されている制御信号の値を読み出し、アナログの制御信号に変換して可変電流源111に与える。
メモリ344a及び345aにそれぞれ記憶されたテーブルの制御信号の値は、個々の光送信器300について、出力する光信号の強度及び消光比が所望の一定値になるように可変電流源132及び可変電流源111に与える制御信号の値を、予め温度毎に記憶したものである。
尚、ここでは、メモリ344a及び345aを別の構成要素として分けているが、共通のメモリで構成してもよい。
この光送信器300では、温度センサ143で検出された温度がバイアス電流テーブル部344の制御回路344b及び変換電流テーブル部345の制御回路345bに与えられる。
この光送信器300では、バイアス電流テーブル部344及び変調電流テーブル部345が、実施形態2のバイアス電流テーブル部244及び変調電流テーブル部245と同様に動作する。
即ち、制御回路344bは、温度センサ143で検出された温度に対応する制御信号の値をメモリ344aから読み出し、アナログの制御信号に変換して、可変電流源132に与える。これにより、可変電流源132の流す電流値が調整される。
制御回路345bは、温度センサ143で検出された温度に対応する制御信号の値をメモリ345aから読み出し、アナログの制御信号に変換して、可変電流源111に与える。これにより、可変電流源111の流す電流値が調整される。
トランジスタ103,104、レーザダイオード101及びフォトダイオード102に対して、変調電流駆動回路110、バイアス電流駆動回路120、電流/電圧変換回路130、基準電圧源141及び比較増幅器142が実施形態1と同様にAPCを行い、レーザダイオード101から光学系105を介して、所望の強度及び消光比を持つ光信号を出力する。
次に、メモリ344a及び345aに記憶された温度補償テーブルの作成方法を説明する。
図5は、メモリ344a及び345aに記憶された温度補償テーブル344c,345cの概念図であり、横軸は、温度センサ143によって検出された温度(℃)を示し、縦軸は、可変電流源132及び可変電流源111に与える制御信号の値(V)を示してる。図5の実線は、可変電流源111に与える制御信号の温度特性を示し、図5の破線は、可変電流源132に与える制御信号の温度特性を示している。
温度補償テーブルを作成する場合、光送信器300の環境温度として想定される温度範囲から任意の複数の温度を選択する。図5では4温度を選択した場合を示している。選択した各温度に対して所望の一定の光出力強度と消光比が得られるように変調電流I及びバイアス電流Iを調整する。そして、所望の一定の光出力強度と消光比が得られるとき可変電流源111に与える制御信号の値T1,T2,T3,T4を各温度に対応させてメモリ345aに記憶させる。また、所望の一定の光出力強度と消光比が得られるとき可変電流源132に与える制御信号の値P1,P2,P3,P4を各温度に対応させてメモリ344aに記憶させる。
次に、上記の4温度について可変電流源111に与えた制御信号の値T1,T2,T3,T4をもとに、必要な温度範囲のすべてにわたって内挿補完及び外挿補完を行い、可変電流源111に与える制御信号の値を求め、温度に対応させてメモリ345aに記憶させる。
同様に、上記の4温度について可変電流源132に与えた制御信号の値P1,P2,P3,P4をもとに、必要な温度範囲のすべてにわたって内挿補完及び外挿補完を行い、可変電流源132に与える制御信号の値を求め、温度に対応させてメモリ344aに記憶させる。
このようにして、メモリ344a及びメモリ345aに記憶された温度毎の制御信号の値が、温度補償テーブル344c,345cとなる。
以上のように、この実施形態3の光送信器300では、必要な全温度範囲の温度補償テーブルを内挿補完及び外挿補完により作成している.従って,温度補償テーブルの作成時間を大幅に短縮することが可能である。
[実施形態4]
図6は、本発明の実施形態4の光送信器400を示す構成図である。
図6では、図1と共通する要素には共通の符合を付している。
この光送信器400は、実施形態1の光送信器100のバイアス電流調整部144をバイアス電流テーブル部444に置換している。光送信器400は、実施形態1の変調電流調整部145を変調電流テーブル部445に置換している。光送信器400の他の構成は、実施形態1の光送信器100と同様である。
バイアス電流テーブル部444は、メモリ444aと、そのメモリ444aに接続された制御回路444bとを備えている。メモリ444aは、バイアス電流Iを変化させるために可変電流源132に与える制御信号の値と光送信器400内の温度とを関連付けて温度補償テーブル444cとして記憶する。
制御部444bには、温度センサ143が接続され、制御部444bの出力側に、可変電流源132が接続されている。制御回路444bは、温度センサ143で検出された温度を入力し、その温度に関連付けられてメモリ444aに記憶されている制御信号の値を読み出し、アナログの制御信号に変換して可変電流源132に与える。
変調電流テーブル部445は、メモリ445aと、そのメモリ445aに接続された制御回路445bとを備えている。メモリ445aは、変調電流Iを変化させるために可変電流源111に与える制御信号の値と光送信器400内の温度とを関連付けて温度補償テーブル302として記憶する。
制御回路445bには、温度センサ143が接続され、制御回路445bの出力側が可変電流源111に接続されている。制御回路445bは、温度センサ143で検出された温度を入力し、その温度に関連付けられてメモリ445aに記憶されている制御信号の値を読み出し、アナログの制御信号に変換して可変電流源111に与える。
メモリ444a及び445aにそれぞれ記憶されたテーブルの制御信号の値は、個々の光送信器400について、出力する光信号の強度及び消光比が所望の一定値になるように可変電流源132及び可変電流源111に与える制御信号の値を、予め温度毎に記憶したものである。
尚、ここでは、メモリ444a及び445aを別の構成要素として分けているが、共通のメモリで構成してもよい。
この光送信器300は、温度センサ143で検出された温度がバイアス電流テーブル部444の制御回路444b及び変換電流テーブル部445の制御回路445bに与えられる。
この光送信器300では、バイアス電流テーブル部444及び変調電流テーブル部445が、実施形態2のバイアス電流テーブル部244及び変調電流テーブル部245と同様に動作する。
即ち、制御回路444bは、温度センサ143で検出された温度に対応する制御信号の値をメモリ444aから読み出し、アナログの制御信号に変換して、可変電流源132に与える。これにより、可変電流源132の流す電流値が調整される。
制御回路445bは、温度センサ143で検出された温度に対応する制御信号の値をメモリ445aから読み出し、アナログの制御信号に変換して、可変電流源111に与える。これにより、可変電流源111の流す電流値が調整される。
トランジスタ103,104、レーザダイオード101及びフォトダイオード102に対して、変調電流駆動回路110、バイアス電流駆動回路120、電流/電圧変換回路130、基準電圧源141及び比較増幅器142が実施形態1と同様にAPCを行い、レーザダイオード101から光学系105を介して、所望の強度及び消光比を持つ光信号を出力する。
次に、メモリ444a及び445aに記憶された温度補償テーブルの作成方法を説明する。
図7は、メモリ444a及び445aに記憶された温度補償テーブル444c,445cの作成方法を説明するための概念図である。
温度補償テーブルを作成する場合、光送信器400の環境温度として想定される温度範囲から任意の複数の温度を選択する。図7では4温度を選択した場合を示している。選択した4温度について、各温度に対して所望の一定の光出力強度と消光比が得られるように変調電流I及びバイアス電流Iを調整する。そして、所望の一定の光出力強度と消光比が得られるとき可変電流源111に与える制御信号の値T1,T2,T3,T4を各温度に対応させてメモリ445aに記憶させる。また、所望の一定の光出力強度と消光比が得られるとき可変電流源132に与える制御信号の値P1,P2,P3,P4を各温度に対応させてメモリ444aに記憶させる。
次に、上記の4温度について可変電流源111に与える制御信号の値T1,T2,T3,T4をもとに、必要な温度範囲のすべてにわたって、隣接する2点間の指数関数補完を用いて内挿及び外挿を行い、可変電流源111に与える制御信号の値L1を温度毎に求める。さらに、制御信号の値T1,T2,T3,T4をもとに、例えば4点を通る多項式関数補完とを行い、全温度範囲にわたって可変電流源111に与える制御信号の値L2を求める。そして、指数関数補完で得られた制御信号の値と多項式関数補完で得られた制御信号の値の平均L3を温度毎に求め、メモリ445aに記憶させる。
同様に、上記の4温度について可変電流源132に与える制御信号の値P1,P2,P3,P4をもとに、必要な温度範囲のすべてにわたって、隣接する2点間の指数関数補完を用いて内挿及び外挿を行い、可変電流源132に与える制御信号の値L4を温度毎に求める。さらに、制御信号の値P1,P2,P3,P4をもとに、例えば4点を通る多項式関数補完を行い、全温度範囲にわたって可変電流源132に与える制御信号の値L5を求める。そして、指数関数補完で得られた制御信号の値と多項式関数補完で得られた制御信号の値の平均L6を温度毎に求め、メモリ444aに記憶させる。
このようにして、メモリ444a及びメモリ445aに記憶された温度毎の制御信号の値が、温度補償テーブル444c,445cとなる。
以上のように、この実施形態4の光送信器400では、必要な全温度範囲の温度補償テーブルを、2点間の指数関数補完と4点を通る多項式関数補完とを行ってそれらの平均を求めることで作成している。この方法で温度補償テーブルの作成することの効果を説明する。
一般的に,レーザダイオード101の駆動電流に対する光信号の強度の温度依存性は、指数関数により大まかには近似できるが、光送信器ではレーザダイオード101の温度依存性に加えて、トラッキングエラーの温度依存性も加味する必要がある。トラッキングエラーの温度依存性は、一般的に、常温で小さく,低温や高温では大きくなる傾向にあるため、指数関数では近似できない。
本実施形態4の光送信器400おいては,隣接する2点間の指数関数による補完の結果と4点を通る多項式関数補完の結果とを合成(平均)している。これにより、トラッキングエラーを含む光信号の強度の温度依存性を、高精度に抑圧可能になる。従って、光送信器400は、実施形態1の効果に加えて、トラッキングエラーを抑圧できるという効果を奏する。
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、実施形態1及び実施形態4では、4温度について可変電流源132,111の制御信号の値を求めて、4温度における制御信号の値を基準点として、全温度範囲の制御信号の値を求めたが、4温度に限定されるものではなく、5温度以上であっても、3温度以下であってもよい。
また、上記実施形態1〜実施形態4では、トラッキングエラーを防止するために、光学系105を介して出力される光信号の強度及び消光比が、所望の値になるように、バイアス電流及び変調電流を調整するようにしたが、トラッキングエラーを考慮しなくてもよい場合には、背面光の強度及び消光比が所望の値になるように調整してもよい。
また、実施形態4では、指数関数補完、多項式関数補完を用いた温度補償テーブルを作成する例を示したが、補完に用いる関数は、指数関数補完及び多項式関数補完に限定されず、他の関数を用いてもよい。
また、実施形態4では、指数関数補完で得られた制御信号の値と多項式関数補完で得られた制御信号の値を単純に平均することで、2種類の補完の補完結果を結合したが、これに限定されるものではない。例えば重み付けをして平均を求めることで、2種類の補完の補完結果を結合させてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、上述した実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、出力する光信号のダイナミックレンジを広く確保することに好適である。
100,200,300,400 光送信器
101 レーザダイオード
102 フォトダイオード
103,104 トランジスタ
105 光学系
110 変調電流駆動回路
111,122,132 可変電流源
120 バイアス電流駆動回路
130 電流/電圧変換回路
131 抵抗
141 基準電圧源
142 比較増幅器
143 温度センサ
144 バイアス電流調整部
145 変調電流調整部

Claims (6)

  1. 光信号を出力する光送信器であって、
    駆動されて前記光信号を発生する発光素子と、
    前記光信号を受光し、該受光した光信号の強度を示す電流信号を出力する受光素子と、
    前記受光素子の出力する電流信号を電圧信号に変換する電流/電圧変換回路と、
    前記電流/電圧変換回路が出力する電圧信号と基準電圧とを比較して比較結果を出力する比較部と、
    前記比較部の比較結果に応じた直流電流を前記発光素子に流して前記発光素子を駆動するバイアス電流駆動回路と、
    入力信号に応じて振幅が変化する変調電流を前記発光素子に流し、前記光信号の強度を変調する変調電流駆動回路と、
    当該光送信器内の温度を検出する温度センサとを備え、
    前記電流/電圧変換回路は、前記受光素子に接続された抵抗と該抵抗に並列に接続され該抵抗と相まって前記電流信号を流す可変電流源とを備え、該抵抗から前記電圧信号を出力する構成とし、
    前記可変電流源に流れる電流の電流値及び前記変調電流の振幅値を調整する調整手段を備え
    前記調整手段は、前記温度センサの検出する温度に基づいて前記可変電流源に流れる電流の電流値及び前記変調電流の振幅値を調整する光送信器。
  2. 前記発光素子が発生する光信号を伝達する光学系を備え、
    前記受光素子は、前記発光素子が発生する光信号の一部を前記光学系を介さないで受光する請求項1に記載の光送信器。
  3. 前記調整手段によって調整される前記可変電流源に流れる電流の電流値及び前記変調電流の振幅値は、前記発光素子の発生する光信号の強度と消光比とが所望の値になるように調整される、請求項1又は2に記載の光送信器。
  4. 前記調整手段によって調整される前記可変電流源に流れる電流の電流値及び前記変調電流の振幅値は、前記光学系を介して出力される前記光信号の強度と消光比とが所望の値になるように調整される、請求項に記載の光送信器。
  5. 前記可変電流源に流れる電流の電流値及び前記変調電流の振幅値は、前記調整手段が前記電流/電圧変換回路及び前記変調電流駆動回路に与える制御値により、設定される構成とし、
    複数の温度について、前記発光素子の発生する光信号の強度及び消光比が所望の値になる前記制御値を求め、前記求められた複数の温度についての制御値を用いて内挿及び外挿を行うことにより、前記複数の温度以外の温度についての前記制御値を求める、請求項1乃至のいずれか1項に記載の光送信器。
  6. 前記内挿及び外挿は、指数関数補完と多項式関数補完とを組み合わせた補完により行う、請求項に記載の光送信器。
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