JP2601097B2 - 光送信器 - Google Patents

光送信器

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JP2601097B2
JP2601097B2 JP4068254A JP6825492A JP2601097B2 JP 2601097 B2 JP2601097 B2 JP 2601097B2 JP 4068254 A JP4068254 A JP 4068254A JP 6825492 A JP6825492 A JP 6825492A JP 2601097 B2 JP2601097 B2 JP 2601097B2
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新路 柴尾
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光出力及び消光比を
容易に設定可能な光送信器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特許公報平2−4442
0に示された従来の光送信器を示す構成であり、図にお
いて、1は送信データ入力端子、2は入力端子1に接続
された変調器、3は発光素子(レーザダイオード)、4
は発光素子3の出力光の一部を受光する受光素子、5は
受光素子4に並列接続されたコンデンサ、6は受光素子
4のバイアス用電源、7は電流増幅器、8は第1の基準
電流源、9は第2の基準電流源、10は第2の基準電流
源9の出力端に接続され、2値送信データに対応して切
換えるスイッチ回路である。
【0003】次に動作について説明する。第2の基準電
流源9の出力は送信データに対してスイッチ回路10で
オン・オフされた電流として出力され、第1の基準電流
源8の出力と加算合成される。定式化すると(1)式と
なる。 I0 =I01+m・I02 (1) ここでI0 は基準電流、I01は第1の基準電流源8の出
力電流、I02は第2の基準電流源9の出力電流である。
【0004】次に発光素子3の出力光の一部が受光素子
4に入射し、それに比例した電流が受光素子4を流れ
る。定式化すると(2)式となる。 IPD=m・D・L・POUT (2) ここで、IPDは受光素子電流、mはデジタル信号のマー
ク率、Dはパルス占有率、Lは光出力と受光素子電流変
換効率、POUT は光出力ピーク値である。
【0005】受光素子4を流れるコンデンサ5で平均化
された電流と、上記合成された電流の差が電流増幅器7
で増幅され発光素子3に印加される。定式化すると
(3)式となる。 IB =β(I0 −IPD) (3) ここでIB はバイアス電流(電流増幅器7の出力電
流)、βは電流増幅器7の増幅率である。
【0006】発光素子3の電流・光変換特性は図6に示
すとおりである。従って、光出力ピーク値POUT は、定
式化すると(4)式となる。 POUT =A・(IB +IOP−Ith) (4) ここでIOPは変調電流(変調器出力電流)、Ithはレー
ザダイオード閾値電流、Aはレーザダイオード電流・光
変換効率を示す。式(1)から式(4)より(5)式が
導かれる。
【0007】
【数1】
【0008】これは図4に示すように、レーザダイオー
ド閾値電流が変動しても、バイアス電流IB が光出力ピ
ーク値POUT を一定にするよう追従することを示す。
【0009】初めに IB =Ith (6) に設定すれば、Ithが変動してもPOUT が一定でかつ、
式(6)を満足することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の光送信器は、以
上のように構成されているので、レーザダイオード電流
・光変換効率Aが低下すると、変調電流IOPが一定の
為、初めに式(6)に設定しても、 IB >Ith (7) となって光信号の消光比が悪くなり、逆にAが増加する
と IB <Ith (8) となって光信号のパルス幅歪みが発生するなどの問題が
あった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、レーザダイオード電流・光変換
効率が変動しても式(6)なる関係を保つ光送信器を得
ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光送信器
は、バイアス電流が閾値電流よりも少ない場合、光出力
パルス幅が変調電流パルス幅に比較し減少するというレ
ーザダイオードの性質を利用し、受光素子を流れる信号
電流を電圧に変換する第1の変換回路の出力と、変調電
流を電圧に変換する第2の変換回路の出力とを比較する
比較器を設け、その出力より変調電流の増加を制限する
ように構成したものである。
【0013】
【作用】この発明における光送信器は、バイアス電流と
閾値電流値が同じ値になるように変調電流が自己制御さ
れるので、レーザダイオード電流・光変換効率Aの変動
にかかわらず、式(6)及びPOUT 一定なる関係が保た
れる。
【0014】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1において、11aは変調器2から
出力される変調電流を平均化するフィルタ回路、12a
は第1の電流・電圧変換平均化回路、13aは第2の電
流・電圧変換平均化回路、14aは上記第1の電流・電
圧変換平均化回路12aの出力と上記第2の電流・電圧
変換平均化回路13aの出力を比較する比較器、15は
上記比較器14aの出力信号より、変調電流値を制御す
る変調電流制御回路、16は上記第1の電流・電圧変換
平均化回路12aにおける第1の電流電圧変換抵抗、1
7は上記第1の電流電圧変換抵抗16の出力を増幅する
増幅器、18は上記第2の電流・電圧変換平均化回路1
3aにおける第2の電流電圧変換抵抗、19は上記第2
の電流電圧変換抵抗19の出力を増幅する増幅器であ
る。
【0015】次に動作について説明する。光出力POUT
を一定に制御する動作については、従来の技術と同様で
ある。第2の電流・電圧変換平均化回路13aは、変調
器2の変調電流反転出力より発光素子3への変調電流
を、フィルタ回路11aによって平均化し、等価的に電
圧変換する。比較器14aは、第1の電流・電圧変換平
均化回路12aの出力と、第2の電流・電圧変換平均化
回路13aの出力を比較する。
【0016】発光素子3は式(8)なる状態にあると、
光パルスが変調電流パルスに対して立上がり時間が遅
れ、パルス幅が狭くなるため、平均化したレベルが低く
なる性質を持っている。従って、式(8)なる状態にな
ると、比較器14aにより光パルスの平均化されたレベ
ルが、変調電流パルスの平均化されたレベルに対して低
くなっていることで出力される。変調電流制御回路15
は、上記平均化されたレベルが低くなり初めるところ
で、変調電流の増加を制限するよう構成されているの
で、式(6)なる関係を保つよう変調電流が制限される
ことになる。今、図2に示すようにレーザダイオード電
流・光変換効率Aが減少し、A’になったとする。この
時、光出力POUT を一定にする制御動作により式(7)
なる状態に一旦遷移するが、上記平均化されたレベルが
低くなっていないので、変調電流制御回路15は、変調
電流IOPを増加させ、上記平均化されたレベルが低くな
り初めたところ、すなわち式(6)なる関係になった所
で、変調電流増加を制限し、IOP’となって安定する。
逆に電流変換効率Aが増大しBになったとする。この時
は、式(8)なる状態に一旦遷移するので、平均化され
たレベルが低くなっていることが出力され、変調電流I
OPが減少し式(6)なる関係になった所でI0P”となっ
て安定する。この動作は式(4),式(6)相方を同時
に満足することを意味し、この時光出力は次式を満足す
る。 POUT =A・IOP (9)
【0017】実施例2.次に、この発明の他の実施例を
図について説明する。図3において、11bは受光素子
4を流れる電流と、第1の基準電流源8と第2の基準電
流源9の出力を合成した電流との差を平均化するフィル
タ回路、12bは第1の電流電圧変換回路、13bは第
2の電流電圧変換回路、14bは上記第1の電流電圧変
換回路12bの出力と上記第2の電流電圧変換回路13
bの出力との不一致を検出する不一致検出回路、15は
上記不一致検出回路14bの出力信号より、変調電流値
を制御する変調電流制御回路、16は上記第1の電流電
圧変換回路12bにおける、第1の電流電圧変換抵抗、
17は上記第1の電流電圧変換抵抗出力を増幅する第1
の増幅器、18は上記第2の電流電圧変換回路13bに
おける、第2の電流電圧変換抵抗、19は上記第2の電
流電圧変換抵抗出力を増幅する第2の増幅器である。
【0018】次に動作について説明する。光出力POUT
を一定に制御する動作については、従来の技術と同様で
ある。ただし、受光素子4を流れる電流と第1の基準電
流源8の出力電流と第2の基準電流源9の出力電流とを
合成した電流、との差を平均化するのにフィルタ11b
を用いた点が異なる。これは受光素子4を流れる電流を
平均化せずに第1の電流電圧変換回路12bにて電圧に
変換する為である。第2の電流電圧変換回路13bは、
変調器2の変調電流反転出力よりレーザダイオード3へ
の変調電流を等価的に電圧変換する。第1の電流電圧変
換回路12bの出力と第2の電流電圧変換回路13bの
出力は、不一致検出回路14bにて、パルス幅の不一致
量が検出される。レーザダイオード3は式(8)なる状
態にあると、図4に示すように変調電流に比較し立上が
り時間が遅れパルス幅が狭くなるという性質を持ってい
る。従って式(8)なる状態になると不一致検出回路1
4bより不一致パルスが出力される。変調電流制御回路
15は、上記不一致検出パルスが出力され初めるところ
で、変調電流の増加を制限するよう構成されているの
で、式(6)なる関係を保つよう変調電流が制御される
ことになる。
【0019】今、図2に示すようにレーザダイオード電
流光変換効率Aが減少しA’になったとする。この時、
光出力Pout を一定にする制御動作により式(7)なる
状態に一旦遷移するが、上記不一致検出パルスが出力さ
れないので、変調電流制御回路15は、変調電流Iop
増加させ、上記不一致検出パルスが出力され初めたとこ
ろ、すなわち式(6)なる関係になった所で変調電流増
加を制限し、Iop’となって安定する。逆に電流変換効
率Aが増大しBになったとする。この時は、式(8)な
る状態に一旦遷移するので、上記不一致検出パルスが出
力され、変調電流Iopが減少し式(6)なる関係になっ
た所でIop”となって安定する。この動作は式(4),
式(6)相方を同時に満足することを意味し、この時光
出力は式(9)の関係をを満足することになる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば光出力
ピーク値が一定になる制御系に、レーザダイオードのし
きい値へ、バイアス電流値が制御安定する系を加えた構
成にしたのでレーザダイオードの温度変化経年劣化によ
る電流光変換効率の変動にともなう光信号の消光比劣化
パルス幅歪みがなくなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す回路ブロック図であ
る。
【図2】レーザダイオードの電気・光変換効率が変化し
たときの光出力対電流特性図である。
【図3】この発明の実施例2を示す回路ブロック図であ
る。
【図4】レーザダイオードの変調電流及び光出力と不一
致検出出力のタイムチャートである。
【図5】従来の実施例を示す回路ブロック図である。
【図6】レーザダイオードの光出力対電流特性図であ
る。
【図7】レーザダイオードのしきい値が増加したときの
光出力対電流特性図である。
【符号の説明】
2 変調器 3 発光素子 4 受光素子 5 コンデンサ 8 第1の基準電流源 9 第2の基準電流源 10 スイッチ回路 11 フィルタ回路 12a 第1の電流電圧変換平均化回路 12b 第1の電流電圧変換回路 13a 第2の電流電圧変換平均化回路 13b 第2の電流電圧変換回路 14a 比較器 14b 不一致検出回路 15 変調電流制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値送信データに対応して2値の変調電
    流を発光素子に印加する変調器と、上記発光素子の出力
    光の一部を受光する受光素子と、上記受光素子を流れる
    信号電流と基準電流源の電流の差に比例した電流を上記
    発光素子に印加する手段とを備えた光送信器において、
    第1の基準電流源と、第2の基準電流源と、上記第2の
    基準電流源の出力端に接続され2値送信データに応じて
    オン・オフするスイッチ回路と、上記第1の基準電流源
    の出力と上記スイッチ回路の出力とを合成する合成手段
    と、上記受光素子を流れる信号電流を電圧に変換する第
    1の変換回路と、上記変調器から出力される変調電流を
    電圧に変換する第2の変換回路と、上記第1の変換回路
    の出力と、上記第2の変換回路の出力との比較を行う比
    較手段と、上記比較手段の出力により、上記変調器の変
    調電流値を制御する変調電流制御回路とを備えたことを
    特徴とする光送信器。
JP4068254A 1991-04-04 1992-03-26 光送信器 Expired - Lifetime JP2601097B2 (ja)

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