JP5720412B2 - リニアガイド装置 - Google Patents
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Description
軸方向に延びる断面形状略角形の案内レール101の上に、断面形状略コ字状のスライダ102が軸方向に移動可能に組み付けられている。この案内レール101の左右両側面101a,101aには、軸方向に延びる上下2つの傾斜面が略ハ字状に形成されていて、左右合計4つの傾斜面はそれぞれ転動体軌道面110をなしている。
このような問題点を解決する方法としては、上下2つの直線状路114の間隔を大きくする方法と、ねじ穴130の直径を小さくする方法とが考えられる。
また、スライダ102のサイズが非常に小さい場合には、ねじ穴130の直径を非常に小さくする必要があるが、そのような小さいねじ穴に適合するボルトを安定的に入手することは容易ではないことに加えて、コストアップの要因となるという問題があった。
そこで、本発明は上記のような従来技術が有する問題点を解決し、スライダのサイズが小さく、且つ、保持器の湾曲を抑制するためのねじ部材と転動体戻し路を構成する管状部材との干渉がないリニアガイド装置を提供することを課題とする。
条件B:前記スライダは、軸方向に延びる平板部と該平板部の両側部からそれぞれ同一方向に延びる腕部とからなって断面形状略コ字状をなしており、前記両腕部の間に前記案内レールを挟むように前記案内レールに取り付けられている。
条件D:前記転動体戻し路は、軸方向に延びる第一戻し路と、前記第一戻し路と前記転動体転動路とを連通する湾曲状の第二戻し路と、で構成され、前記転動体転動路と同数設けられており、前記第一戻し路は前記腕部の内部に形成されている。
条件F:前記転動体転動路内の前記ころの一端面を軸方向に沿って案内する保持器が、前記腕部の内側面に沿うように前記スライダに取り付けられている。
条件H:前記腕部の内側面と外側面とを貫通するねじ穴が形成されており、前記ねじ留めのためのねじ部材が前記ねじ穴に挿通されている。
条件I:前記ねじ穴は、隣接する前記第一戻し路同士の間を通るとともに、前記管状部材が挿入される前記孔と一部分が重複している。
条件J:前記管状部材の外周面の前記重複部分に対応する位置には、前記ねじ部材との干渉を避けるための凹み部が形成されている。
このような本発明の一態様に係るリニアガイド装置においては、前記凹み部は、前記管状部材の外周面の周方向に延びる溝であり、該溝は前記管状部材の外周面の周方向全体又は一部分に形成されていることが好ましい。
この転動体転動路13内には、転動体である多数の円筒ころ3が転動自在に装填されていて、これらの円筒ころ3の転動を介してスライダ2が案内レール1に沿って軸方向に移動するようになっている。なお、ころの種類は円筒ころに限定されるものではなく、円すいころ,針状ころ等の他種のころも使用可能である。
さらに、凹み部22aが形成されているので、ねじ穴30の直径を小さくし、そのような小さいねじ穴に適合するボルトを用いる必要がない。よって、一般的なサイズのボルトを用いることができるから、ボルトを安定的に入手することが容易であるとともに、リニアガイド装置の製造コストを抑えることができる。
凹み部22aが形成されることにより管状部材22の肉厚は薄くなるが、凹み部22aが形成されているのは管状部材22の外周面のうち一部であるため、凹み部22aの形成により管状部材22の機能に支障が出るおそれはほとんどない。
さらに、凹み部22aの大きさ、すなわち幅(軸方向長さ)及び深さ(管状部材22の径方向長さ)は、前記重複部分の軸方向長さ及び上下方向長さよりも大きいことが好ましい。
1a 側面
1b 上面
2 スライダ
2A スライダ本体
2B エンドキャップ
3 円筒ころ
6 腕部
7 平板部
10 転動体軌道面
11 転動体軌道面
13 転動体転動路
14 直線状路
15 保持器
15a 案内面
16 湾曲路
17 転動体戻し路
20 孔
22 管状部材
22a 凹み部
30 ねじ穴
34 ボルト
Claims (2)
- 軸方向に延びる転動体軌道面を有する案内レールと、前記案内レールの転動体軌道面に対向する転動体軌道面を有するとともに軸方向に相対移動可能に前記案内レールに取り付けられたスライダと、前記案内レールの転動体軌道面及び前記スライダの転動体軌道面の間に形成される転動体転動路内に転動自在に配された複数のころと、前記ころを前記転動体転動路の終点から始点へ送る転動体戻し路と、を備えるとともに、以下の10コの条件を満たすことを特徴とするリニアガイド装置。
条件A:前記案内レールは断面形状略角形をなしており、軸方向に延びる4つの外面のうち平行な2つの外面のそれぞれに、複数の前記転動体軌道面が平行をなして形成されている。
条件B:前記スライダは、軸方向に延びる平板部と該平板部の両側部からそれぞれ同一方向に延びる腕部とからなって断面形状略コ字状をなしており、前記両腕部の間に前記案内レールを挟むように前記案内レールに取り付けられている。
条件C:前記スライダの前記両腕部の内側面に、前記案内レールの転動体軌道面と同数の前記転動体軌道面が平行をなして形成されている。
条件D:前記転動体戻し路は、軸方向に延びる第一戻し路と、前記第一戻し路と前記転動体転動路とを連通する湾曲状の第二戻し路と、で構成され、前記転動体転動路と同数設けられており、前記第一戻し路は前記腕部の内部に形成されている。
条件E:前記ころの形状に沿う断面形状の内面を有する管状部材が、前記腕部に形成された軸方向に延びる孔内に挿入されており、前記内面で形成される直線孔により前記第一戻し路が構成されている。
条件F:前記転動体転動路内の前記ころの一端面を軸方向に沿って案内する保持器が、前記腕部の内側面に沿うように前記スライダに取り付けられている。
条件G:前記保持器の軸方向中央部又は軸方向中央近傍部は、前記保持器の湾曲を抑制するように、前記腕部にねじ留めされている。
条件H:前記腕部の内側面と外側面とを貫通するねじ穴が形成されており、前記ねじ留めのためのねじ部材が前記ねじ穴に挿通されている。
条件I:前記ねじ穴は、隣接する前記第一戻し路同士の間を通るとともに、前記管状部材が挿入される前記孔と一部分が重複している。
条件J:前記管状部材の外周面の前記重複部分に対応する位置には、前記ねじ部材との干渉を避けるための凹み部が形成されている。 - 前記凹み部は、前記管状部材の外周面の周方向に延びる溝であり、該溝は前記管状部材の外周面の周方向全体又は一部分に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のリニアガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011107334A JP5720412B2 (ja) | 2011-05-12 | 2011-05-12 | リニアガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011107334A JP5720412B2 (ja) | 2011-05-12 | 2011-05-12 | リニアガイド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012237395A JP2012237395A (ja) | 2012-12-06 |
JP5720412B2 true JP5720412B2 (ja) | 2015-05-20 |
Family
ID=47460470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011107334A Active JP5720412B2 (ja) | 2011-05-12 | 2011-05-12 | リニアガイド装置 |
Country Status (1)
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-
2011
- 2011-05-12 JP JP2011107334A patent/JP5720412B2/ja active Active
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