JP2007146888A - リニアガイド装置のスライダ - Google Patents

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Abstract

【課題】スライダの取り付け角度が水平に対して45°を超えた場合でも、潤滑油が、上側に配置されたスライダ脚部の方向転換路にも十分に行き渡るようにする。
【解決手段】エンドキャップ2Bの給油溝46,48a,48bの底面に、給油溝と平行に延びる複数の溝49を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リニアガイド装置のスライダに関する。
リニアガイド装置の従来例を図3〜5を用いて説明する。
図3はこのリニアガイド装置の外観を示す斜視図であり、図4は図3の部分破断正面図である。
このリニアガイド装置は、軸方向に延びる案内レール1と、案内レール1上に軸方向に相対移動可能に跨架されたスライダ2とを備えており、案内レール1の幅方向の両側面にはそれぞれ軸方向に延びる転動面3が片側二列ずつ、合計四列形成されている。
スライダ2は、案内レール1の軸方向で本体2Aとエンドキャップ2Bとに分割されている。本体2Aには、その両袖部4Aの内側面に、案内レール1の転動面3に対向する転動面5が形成されており、これらの両転動面3,5によって負荷軌道が形成されている。負荷軌道には多数の円筒ころ(転動体)6が転動自在に装填され、これらの円筒ころ6の転動を介して、スライダ2が案内レール1上を軸方向に沿って相対移動できるようになっている。なお、隣り合う円筒ころ6の間には、円筒ころ6の配列方向に延びる腕部22を有するセパレータ20が配置されている。
この移動につれて、案内レール1とスライダ2との間に介在する円筒ころ6は転動してスライダ2の軸方向の端部に移動するが、スライダ2を軸方向に継続移動させていくためには、これらの円筒ころ6を無限に循環させる必要がある。このため、スライダ2のエンドキャップ2Bに円筒ころ(転動体)6の方向転換路10a,10b(図5参照)が形成され、本体2Aの袖部4A内に軸方向に延びる戻し路8aが形成されている。
図5に示すように、方向転換路10a,10bは、エンドキャップ2Bの両脚部4Bの本体2A側の面に形成された凹部91a,91b,92と、第1のリターンガイド30および第2のリターンガイド40とで形成される。図5の右側の脚部4Bは、第1のリターンガイド30と第2のリターンガイド40が取り付けられた後の状態を、左側の脚部4Bは、第1のリターンガイド30と第2のリターンガイド40が取り付けられる前の状態を示している。方向転換路10a,10bは、戻し路8aと負荷軌道を斜めに連結し、互いに立体交差するように形成されている。
第1のリターンガイド30は、凹部91a,91bより深く形成された凹部92とともに、下側(本体2Aの反対側)の方向転換路10aを形成する。すなわち、第1のリターンガイド30の内側軌道面31と、エンドキャップ2Bの凹部92からなる外側軌道面とにより、下側の方向転換路10aが形成される。
第2のリターンガイド40には、上側(本体2A側)の方向転換路10bを形成する内側軌道面41と、溝42が形成されている。第1のリターンガイド30には、凹部91a,91bの間に連続する凹部が形成されている。この凹部およびこの凹部で結合された凹部91a,91bからなる外側軌道面と、第2のリターンガイド40の内側軌道面41とにより、上側の方向転換路10bが形成される。
なお、符号24はセパレータ2の腕部22を案内する案内溝であり、符号23は負荷軌道に案内溝24を形成して円筒ころ6を保持する保持器である。
エンドキャップ2Bの水平部45には、本体2A側の面に給油溝46が形成され、水平部45の両側面には、給油溝46に潤滑油を導入する給油口47が形成されている。エンドキャップ2Bの本体2A側の面には、また、水平部45の給油溝46から分岐して脚部4Bの凹部91a,91b,92に至る給油溝48が形成されている。この給油溝48は、第1のリターンガイド30と第2のリターンガイド40が取り付けられた状態で、第2のリターンガイド40の溝42に連通する。
図6は、図5のa−a断面、b−b断面、c−c断面を示す図である。この図に示すように、給油溝46,48の底面は平らに形成されている。
本体2Aの両端部にエンドキャップ2Bを固定することで、本体2Aの端面とエンドキャップ2Bの給油溝46,48との間に、油路が形成される。そして、エンドキャップ2Bのいずれか一方の給油口47から導入された潤滑油は、給油溝46および給油溝48を通って溝42に至り、ここから上側の方向転換路10bに供給される。
このようなリニアガイド装置を、水平に対して45°の角度で取り付けて使用する場合には、図7に示すように、エンドキャップ2Bの水平部の給油溝46と上側に配置された脚部の給油溝48aに、同じ程度の量で潤滑油が供給される。しかし、取り付け角度が45°を超えると、例えば、図8に示すように取り付け角度が60°の場合には、エンドキャップ2Bの水平部の給油溝46の方に、上側に配置された脚部の給油溝48aより多くの潤滑油が供給される。
特に、図9に示すように、スライダの両脚部を上下方向に配置して使用する場合、潤滑油の大部分がエンドキャップ2Bの水平部の給油溝46の方に向かって、上側に配置された脚部の給油溝48aの方にはほとんど流入しないため、上側に配置されたスライダ脚部の方向転換路(凹部91a,91b,92と第1および第2リターンガイドによる)に潤滑油が十分に供給されないという問題点がある。図7〜9において、下側に配置された脚部の給油溝は符号48bで示されている。
この問題点を解決するため、特許文献1には、エンドキャップの端面給油路に、一つの流入路と二つの流出路とからなる三叉路を有し流入路に対して各流出路がほぼ等角度で分岐している等量配油弁を、回転により流路位置調整可能に配設することにより、リニアガイド装置の取り付け角度がどのような角度であっても各流出路から各油路に均等に給油できるようにすることが記載されている。
特開平8−114224号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、等量配油弁の作製および取り付け、等量配油弁の回転作業などにより、製造コストや作業コストが高くなるという問題点がある。
本発明は、低コストな方法で、スライダの取り付け角度が水平に対して45°を超えた場合でも、潤滑油が、上側に配置されたスライダ脚部の方向転換路にも十分に行き渡るようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、案内レールおよび転動体とともにリニアガイド装置を構成するスライダであって、転動体の転動面および転動体の戻し通路を有する本体と、本体の直動方向両端に配置されたエンドキャップと、を備え、エンドキャップは、両脚部の本体側の面に、転動体の方向転換路を構成する凹部が形成され、本体側の面に、前記方向転換路に潤滑油を供給する給油溝が形成され、この給油溝に潤滑油を導入する給油口を有し、前記給油溝の底面に、給油溝と平行に延びる複数の溝が形成されていることを特徴とするリニアガイド装置のスライダを提供する。
本発明のスライダによれば、給油溝の底面に、給油溝と平行に延びる複数の溝が形成されているため、このような溝が底面に形成されていない給油溝と比較して、スライダの取り付け角度が水平に対して45°を超えた場合に、潤滑油が、上側に配置されたスライダ脚部の方向転換路にも行き渡り易くなる。
給油溝の底面に形成する複数の溝(以下、「底溝」と称する。)の溝幅は、例えば100〜200μmとする。底溝の溝幅が小さいほど、毛細管現象により(重力の影響が小さくなって)潤滑油が給油溝に沿って流れ易くなるため好ましい。
また、底溝の形成は、エンドキャップを熱可塑性樹脂の射出成形で作製する際に、金型の給油溝の底面に対応する凹凸を設けることで、容易に行うことができる。
本発明のスライダによれば、取り付け角度が水平に対して45°を超えた場合でも、潤滑油が、上側に配置されたスライダ脚部の方向転換路にも十分に行き渡るようにすることができる。本発明のスライダは、特許文献1に記載された等量配油弁を用いる場合と比較して、低コストで得ることができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
なお、この実施形態のリニアガイド装置は、スライダのエンドキャップに形成された給油溝以外の部分は、前述の従来例と同じであるため、同じ部分は同じ符号を記して説明は省略し、エンドキャップの給油溝について説明する。
図1は、本発明のスライダの一実施形態を示す図であって、リニアガイド装置がスライダの両脚部を上下方向に配置して使用されている状態のエンドキャップを示す図である。図2は、図1のA−A断面、B−B断面、C−C断面を示す図である。
これらの図に示すように、この実施形態のスライダのエンドキャップ2Bには、給油溝46,48a,48bの底面に、各給油溝46,48a,48bと平行に延びる複数の底溝49が形成されている。底溝49は、給油溝46,48a,48bの底面を凹凸にすること(断面が正方形の突起49aを等間隔で形成すること)で設けてある。
給油溝46,48a,48bの幅W1 は2mmであり、底溝49の幅W2 は200μmである。突起49aの幅W3 は200μmである。
この実施形態のスライダによれば、図1に示すように、スライダの両脚部を上下方向に配置し、上側の給油口47から潤滑油を導入して使用する場合、潤滑油は水平部の給油溝46だけでなく、上側に配置された脚部の給油溝48aにも十分に流入するため、上側に配置されたスライダ脚部の方向転換路にも潤滑油が十分に行き渡るようになる。
本発明のスライダの一実施形態を示す図であって、リニアガイド装置がスライダの両脚部を上下方向に配置して使用されている状態のエンドキャップを示す図である。 図1のA−A断面、B−B断面、C−C断面を示す図である。 リニアガイド装置の従来例の外観を示す斜視図である。 図3のリニアガイド装置の部分破断正面図である。 エンドキャップの本体側の面を示す正面図である。 図5のa−a断面、b−b断面、c−c断面を示す図である。 従来例のリニアガイド装置を、水平に対して45°の角度で取り付けて使用した場合のエンドキャップの状態を説明する図である。 従来例のリニアガイド装置を、水平に対して60°の角度で取り付けて使用した場合のエンドキャップの状態を説明する図である。 従来例のリニアガイド装置を、スライダの両脚部を上下方向に配置して使用した場合のエンドキャップの状態を説明する図である。
符号の説明
1 案内レール
10a,10b 方向転換路
2 スライダ
2A スライダの本体
2B スライダのエンドキャップ
20 セパレータ
22 腕部
23 保持器
24 案内溝
3 案内レールの転動面
30 第1のリターンガイド
31 第1のリターンガイドの内側軌道面
40 第2のリターンガイド
41 第2のリターンガイドの内側軌道面
42 第2のリターンガイドの溝
45 エンドキャップの水平部
46 水平部の給油溝
47 給油口
48 脚部の給油溝
48a 上側に配置された脚部の給油溝
48b 下側に配置された脚部の給油溝
49 底溝
4A 本体の袖部
5 スライダの転動面
6 円筒ころ(転動体)
8a 戻し路
91a,91b,92 方向転換路を構成する凹部

Claims (1)

  1. 案内レールおよび転動体とともにリニアガイド装置を構成するスライダであって、
    転動体の転動面および転動体の戻し通路を有する本体と、本体の直動方向両端に配置されたエンドキャップと、を備え、
    エンドキャップは、両脚部の本体側の面に、転動体の方向転換路を構成する凹部が形成され、本体側の面に、前記方向転換路に潤滑油を供給する給油溝が形成され、この給油溝に潤滑油を導入する給油口を有し、
    前記給油溝の底面に、給油溝と平行に延びる複数の溝が形成されていることを特徴とするリニアガイド装置のスライダ。
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