JP5131225B2 - 直動案内装置 - Google Patents

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本発明は、工作機械や射出成形機等に用いる直動案内装置に関する。
従来から、例えば、工作機械や射出成形機等に用いる部材の案内装置として、案内レールと、この案内レールへ跨架されるスライダとを、複数の転動体の転動を介して相対移動させる直動案内装置(リニアガイド装置)がある。
案内レールは、軸方向に延びるレール側転動体転動溝を両側面に有している。
スライダは、案内レールへ相対移動可能に跨架されるスライダ本体と、スライダ本体の移動方向両端面にそれぞれ接合したエンドキャップを備えている。
スライダ本体は、レール側転動体転動溝と対向するスライダ側転動体転動溝と、スライダ本体を案内レールの軸方向に貫通する転動体戻り路を有しており、レール側転動体転動溝及びスライダ側転動体転動溝から、負荷転動路が形成されている。また、エンドキャップには、負荷転動路と転動体戻り路とを連通させる方向転換路が形成されている。
また、各転動体は、負荷転動路、方向転換路及び転動体戻り路から形成される転動体転動路内へ転動自在に装填されている。そして、案内レールとスライダとの相対移動に伴って、転動体転動路内を転動する。
このような直動案内装置では、作動性及び耐久性の低下を抑制するために、転動体転動路内へ潤滑剤を供給することが一般的である。このため、直動案内装置の構成を、例えば、特許文献1に記載されているような構成としている。
特許文献1に記載されている直動案内装置は、スライダ本体のうち、案内レールの上面と対向する面に、潤滑剤を保持するための凹部を形成している。そして、この凹部を密封板により密封して、油溜を形成している。これに加え、スライダ本体の外面に、その外面と凹部とを連通する給油孔を形成するとともに、密封板に、凹部とスライダ側転動体転動溝とを連通する開口部を形成している。
このような直動案内装置の給油装置であれば、給油孔から凹部へ供給した潤滑剤を、開口部を介してスライダ側転動体転動溝へ供給することにより、負荷転動路内へ潤滑剤を供給することが可能となる。
また、特許文献1に記載されている直動案内装置以外に、例えば、図9に示す構成の直動案内装置1や、図10及び図11に示す構成の直動案内装置1がある。
図9中に示す直動案内装置1は、案内レール2を、軸を鉛直方向に向けて配置しており、スライダ本体12の内部に、スライダ本体12を鉛直方向、すなわち、案内レール2の軸方向に貫通する潤滑剤移動路40を形成している。また、図示しないが、エンドキャップ14のうちスライダ本体12と対向する面に、方向転換路と潤滑剤移動路40とを連通するエンドキャップ側給油路を形成している。さらに、エンドキャップ14のうち鉛直方向上方または鉛直方向下方を向く面に、エンドキャップ側給油路と連通する給油孔42を形成している。なお、図9は、従来例の直動案内装置1の構成を示す図である。また、図9中では、二つのエンドキャップ14のうち、上方に配置したエンドキャップ14を、エンドキャップ14uと示し、下方に配置したエンドキャップ14を、エンドキャップ14dと示す。
図9中に示す構成の直動案内装置1では、二つのエンドキャップ14のうち、下方に配置したエンドキャップ14dに形成した給油孔42から潤滑剤を供給する。そして、この潤滑剤を、潤滑剤移動路40を介して、上方に配置したエンドキャップ14uに形成したエンドキャップ側給油路へ供給し、上方に配置したエンドキャップ14uに形成した方向転換路へ供給している。なお、図9中には、給油孔42から潤滑剤を供給する際に給油孔42へ取り付ける給油アタッチメントを、符号44を付して示している。
また、図10及び図11中に示す直動案内装置1は、案内レール2を、軸を水平方向に向けて配置している点と、スライダ本体12の構成を除き、図9中に示す直動案内装置1と同様の構成である。具体的には、スライダ本体12の内部に、スライダ本体12の上面に形成した給油孔42とエンドキャップ側給油路とを連通する潤滑剤移動路40を形成している。なお、図10は、従来例の直動案内装置1の構成を示す図であり、図11は、図10のXI線矢視図である。
図10及び図11中に示す構成の直動案内装置1では、スライダ本体12の上面に形成した給油孔42から供給した潤滑剤を、潤滑剤移動路40を介して、エンドキャップ14に形成したエンドキャップ側給油路へ供給する。そして、この供給した潤滑剤を、エンドキャップ14に形成した方向転換路へ供給している。
実開平2−19927号公報
しかしながら、特許文献1に記載の直動案内装置を含め、上述した従来の直動案内装置では、スライダ本体に凹部や潤滑剤移動路を形成している。このため、スライダ本体の加工工程が増加して、直動案内装置の製造コストが増加するという問題や、直動案内装置の製造効率が低下するという問題が生じるおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、スライダ本体に対する加工工程の増加を抑制するとともに、製造コストの増加及び製造効率の低下を抑制することが可能な直動案内装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のうち、請求項1に記載した発明は、軸方向に延びるレール側転動体転動溝を側面に有する案内レールと、前記レール側転動体転動溝に対向するスライダ側転動体転動溝を有して前記案内レールへ相対移動可能に跨架されるスライダ本体と、前記スライダ本体の移動方向両端面にそれぞれ接合し、且つ前記レール側転動体転動溝及び前記スライダ側転動体転動溝から形成される負荷転動路と前記スライダ本体が有する転動体戻り路とを連通させる方向転換路が形成されたエンドキャップと、前記負荷転動路、前記方向転換路及び前記転動体戻り路から形成される転動体転動路内へ転動自在に装填される複数の転動体と、を備える直動案内装置であって、
前記スライダ本体の前記案内レールの上面と対向する面に取り付ける給油路連通部材を備え、
前記スライダ本体は、前記案内レールの上面と対向する面を上下方向に貫通する潤滑剤供給孔を備え、
前記エンドキャップは、前記スライダ本体の前記案内レールの上面と対向する面から案内レール側に張り出す張り出し部と、当該張り出し部のうち前記給油路連通部材と対向する部分と前記方向転換路とを連通するエンドキャップ側給油路と、を備え、
前記給油路連通部材は、前記潤滑剤供給孔と前記エンドキャップ側給油路とを連通する連通部材側給油路を備えることを特徴とするものである。
本発明によると、スライダ本体の案内レールの上面と対向する面に取り付け、案内レールとスライダ本体との間に配置する給油路連通部材が、潤滑剤供給孔とエンドキャップ側給油路とを連通する連通部材側給油路を備える。
このため、潤滑剤供給孔から供給した潤滑剤を方向転換路へ移動させるための潤滑剤移動路を、給油路連通部材が備える連通部材側給油路により形成することが可能となり、スライダ本体に対する加工工程の増加を抑制することが可能となる。
次に、本発明のうち、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明であって、前記給油路連通部材は、前記スライダ側転動体転動溝に対向する連通部材側転動溝を備え、
前記連通部材側転動溝は、前記スライダを前記案内レールから抜いた際に前記スライダ側転動体転動溝と前記連通部材側転動溝との間に介装した前記転動体の脱落を防止することを特徴とするものである。
本発明によると、給油路連通部材が、スライダ側転動体転動溝に対向して、スライダを案内レールから抜いた際に、スライダ側転動体転動溝と連通部材側転動溝との間に介装した転動体の脱落を防止する、連通部材側転動溝を備える。
このため、給油路連通部材が、転動体保持器としての機能を有することとなり、潤滑剤移動路を形成することが可能であるとともに、転動体の脱落を防止することが可能な、給油路連通部材を構成することが可能となる。
次に、本発明のうち、請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した発明であって、前記連通部材側給油路を、前記給油路連通部材の前記スライダ本体への取付け面に形成した溝としたことを特徴とするものである。
本発明によると、連通部材側給油路を、給油路連通部材のスライダ本体への取付け面に形成した溝により形成する。
このため、給油路連通部材に連通部材側給油路を形成する作業が容易となる。
次に、本発明のうち、請求項4に記載した発明は、請求項1から3のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記給油路連通部材は、前記スライダ本体よりも前記エンドキャップ側へ突出する連通部材側突出部を備え、
前記張り出し部は、前記連通部材側突出部が嵌合し、且つ前記エンドキャップ側給油路と連通するエンドキャップ側嵌合部を備えることを特徴とするものである。
本発明によると、給油路連通部材が、スライダ本体よりもエンドキャップ側へ突出する連通部材側突出部を備え、エンドキャップが、連通部材側突出部が嵌合し、且つエンドキャップ側給油路と連通するエンドキャップ側嵌合部を備える。
このため、連通部材側突出部をエンドキャップ側嵌合部に嵌合させることにより、給油路連通部材を取り付けたスライダ本体へ、エンドキャップを接合することが可能となるため、スライダ本体とエンドキャップとの位置決めが容易となる。
次に、本発明のうち、請求項5に記載した発明は、請求項1から4のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記案内レールの軸を、鉛直方向を含む90°未満の傾斜角に向けて配置し、
前記給油路連通部材は、前記連通部材側給油路のうち、前記スライダ本体の移動方向両端面にそれぞれ接合した前記エンドキャップのうち他方よりも鉛直方向下方に配置されるエンドキャップが備える前記エンドキャップ側給油路と前記潤滑剤供給孔との間を閉塞する閉塞部材を備えることを特徴とするものである。
本発明によると、給油路連通部材が、連通部材側給油路のうち、エンドキャップ側給油路と潤滑剤供給孔との間を閉塞する閉塞部材を備える。この閉塞部材は、案内レールの軸を、鉛直方向を含む90°未満の傾斜角に向けて配置した状態で、他方よりも鉛直方向下方に配置されるエンドキャップが備えるエンドキャップ側給油路と、潤滑剤供給孔との間を閉塞する。
このため、潤滑剤供給孔から供給した潤滑剤を、全て、他方よりも鉛直方向上方に配置されるエンドキャップが備えるエンドキャップ側給油路へ供給することが可能となり、案内レールの軸を、鉛直方向を含む90°未満の傾斜角に向けて配置した直動案内装置に対し、潤滑剤を効率的に供給することが可能となる。
本発明によれば、給油路連通部材が備える連通部材側給油路により、潤滑剤移動路を形成することが可能となる。これにより、スライダ本体に対する加工工程の増加を抑制することが可能となるため、直動案内装置の製造コストの増加、及び製造効率の低下を抑制することが可能となる。
第一実施形態の直動案内装置の構成を示す図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 給油路連通部材の構成を示す図である。 第一実施形態の変形例を示す図である。 第二実施形態の直動案内装置の構成を示す図である。 給油路連通部材の構成を示す図である。 給油路連通部材の構成を示す図である。 従来例の直動案内装置の構成を示す図である。 従来例の直動案内装置の構成を示す図である。 図10のXI線矢視図である。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態(以下、「本実施形態」と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
まず、図1から図4を用いて、本実施形態の直動案内装置1の構成を説明する。
図1は、本実施形態の直動案内装置1の構成を示す図である。また、図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図1のIII−III線断面図である。
図1から図3中に示すように、本実施形態の給油構造を適用する直動案内装置1は、案内レール2と、スライダ4と、複数の転動体6と、給油路連通部材8を備えている。
案内レール2は、軸方向に延びる左右一列のレール側転動体転動溝10を、両側面に有している。レール側転動体転動溝10は、案内レール2の軸方向から見て、半円弧状に形成されている(図2参照)。なお、図1中では、説明のために、レール側転動体転動溝10の図示を省略している。
スライダ4は、案内レール2へ相対移動可能に跨架しており、スライダ本体12と、スライダ本体12の移動方向両端面に、それぞれ、接合した二つのエンドキャップ14とから構成されている。なお、本実施形態では、一例として、一つの案内レール2にスライダ4が一つのみ跨架されている直動案内装置1を説明するが、直動案内装置1の構成は、これに限定されるものではなく、一つの案内レール2に複数のスライダ4が跨架されている構成としてもよい。
スライダ本体12は、断面略コ字形に形成されており、案内レール2の側面と対向する両袖部に、それぞれ、レール側転動体転動溝10と対向するスライダ側転動体転動溝16を有している。スライダ側転動体転動溝16は、レール側転動体転動溝10と同様、案内レール2の軸方向から見て、半円弧状に形成されている(図2参照)。
レール側転動体転動溝10とスライダ側転動体転動溝16との間には、負荷転動路18が形成されている。すなわち、負荷転動路18は、レール側転動体転動溝10とスライダ側転動体転動溝16から形成される、転動体6の移動通路である。なお、以下の説明では、一例として、直動案内装置1が、左右二条の負荷転動路18を有する直動案内装置である場合について説明する。
また、スライダ本体12は、スライダ側転動体転動溝16と同列数の転動体戻り路20を有している。この転動体戻り路は、両袖部の肉厚部分を案内レール2の軸方向に貫通しており、直線状に形成されている。なお、図2中では、説明のために、転動体戻り路20内に装填されている転動体6の図示を省略している。
また、スライダ本体12は、スライダ本体12の上面に開口し、スライダ本体12のうち、案内レール2の上面と対向する面を上下方向に貫通する潤滑剤供給孔22を備えている。潤滑剤供給孔22の、スライダ本体12の上面に開口した開口部は、潤滑剤を外部から供給可能な形状に形成されている。
エンドキャップ14は、合成ゴム等の樹脂材料を用いて、断面略コ字形に形成されており、方向転換路24と、張り出し部14aと、エンドキャップ側給油路26を備えている。
方向転換路24は、エンドキャップ14のスライダ本体12との接合面に形成されており、負荷転動路18と転動体戻り路20とを連通させる略U字状の通路である。また、方向転換路24には、転動体6が転動自在に装填されている。なお、図3中では、説明のために、方向転換路24内に装填されている転動体6の図示を省略している。
そして、負荷転動路18と、転動体戻り路20及び方向転換路24によって、転動体6の無限循環路となる、環状の転動体転動路(図示せず)が形成されている。
張り出し部14aは、スライダ本体12の案内レール2の上面と対向する面から、案内レール2側に張り出しており、エンドキャップ14と一体成形されている。なお、図3中では、エンドキャップ14のうち張り出し部14aを構成する部分を、破線で囲んでいる。
エンドキャップ側給油路26は、エンドキャップ14のスライダ本体12との接合面に形成した溝であり、張り出し部14aのうち給油路連通部材8と対向する部分と方向転換路24とを連通する。なお、図3中では、給油路連通部材8と対向する部分と左右二条のうち上方の方向転換路24とを連通するエンドキャップ側給油路26を、エンドキャップ側給油路26aと記載する。また、図3中では、左右二条のうち上方の方向転換路24と下方の方向転換路24とを連通するエンドキャップ側給油路26を、エンドキャップ側給油路26bと記載する。
エンドキャップ側嵌合部28は、エンドキャップ14のスライダ本体12との接合面のうち、張り出し部14aに形成した凹部であり、後述する連通部材側突出部30が嵌合可能であるとともに、エンドキャップ側給油路26と連通する形状に形成されている。すなわち、張り出し部14aは、エンドキャップ側嵌合部28を備えている。
具体的には、エンドキャップ側嵌合部28は、連通部材側突出部30が嵌合した状態で隙間を有し、さらに、この隙間とエンドキャップ側給油路26とを連通させる形状に形成されている。
複数の転動体6は、例えば、鋼球から形成されたボールであり、上記の転動体転動路内へ転動自在に装填されている。これにより、各転動体6は、案内レール2に対するスライダ4の相対移動に伴って、転動体転動路内を転動しながら無限循環する。なお、転動体6を、ボール以外に、例えば、円筒ころとしてもよい。
また、転動体転動路内には、例えば、グリースやオイル等の潤滑剤(図示せず)が配置されており、この潤滑剤は、直動案内装置1の使用状況等により、スライダ本体12上面の潤滑剤供給孔22から、後述する連通部材側給油路32を介して、方向転換路24内に供給される。方向転換路24内に供給された潤滑剤は、転動体6の転動を介して、転動体転動路内に供給される。したがって、転動体転動路と転動体6は、潤滑剤を介して接触する状態に保持されている。
給油路連通部材8は、板状に形成されており、スライダ本体12の案内レール2の上面と対向する面に取り付けて、案内レール2とスライダ本体12との間に配置されている。
以下、図1から図3を参照しつつ、図4を用いて、給油路連通部材8の詳細な構成について説明する。
図4は、給油路連通部材8の構成を示す図である。
図2及び図4中に示すように、給油路連通部材8は、連通部材側給油路32と、連通部材側転動溝34と、連通部材側突出部30を備えている。
連通部材側給油路32は、給油路連通部材8のスライダ本体12への取付け面(上面)に形成した溝であり、潤滑剤供給孔22とエンドキャップ側給油路26とを連通する。連通部材側給油路32を形成する際には、例えば、給油路連通部材8の上面に対する切削加工等により、給油路連通部材8の上面に溝を形成する。
具体的には、連通部材側給油路32は、給油路連通部材8の上面を、案内レール2の軸方向に沿って連続する溝であり、給油路連通部材8をスライダ本体12へ取付けた状態で、潤滑剤供給孔22と連通する位置に形成されている。
また、連通部材側給油路32の端部は、給油路連通部材8を取付けたスライダ本体12をエンドキャップ14に接合した状態で、エンドキャップ側嵌合部28に形成した隙間に連通し、この隙間を介して、エンドキャップ側給油路26と連通する。
連通部材側転動溝34は、案内レール2の軸方向に沿って連続する溝で形成されており、スライダ側転動体転動溝16に対向している。
また、連通部材側転動溝34は、給油路連通部材8をスライダ本体12へ取付けた状態で、スライダ4を案内レール2から抜いた際に、左右二条のうち上方に形成したスライダ側転動体転動溝16と、連通部材側転動溝34との間に介装した転動体6の脱落を防止する形状に形成されている(図2参照)。これにより、給油路連通部材8は、転動体保持器としての機能を有することとなる。
連通部材側突出部30は、給油路連通部材8の両端部に形成されており、給油路連通部材8をスライダ本体12へ取付けた状態で、スライダ本体12よりもエンドキャップ14側へ突出している。
また、連通部材側突出部30は、それぞれ、エンドキャップ側嵌合部28へ挿入して、エンドキャップ側嵌合部28と嵌合可能な形状に形成されている。
(作用)
次に、図1から図4を参照して、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態の直動案内装置1では、その作動時に、案内レール2に対するスライダ4の相対移動に伴って、転動体転動路に装填した複数の転動体6が、転動体転動路内を転動しながら無限循環する。
そして、直動案内装置1を長期間作動させた場合等、直動案内装置1の使用状況等により、転動体転動路内に配置した潤滑剤の減少や劣化が発生した場合等には、グリースガン等、潤滑剤を供給可能な装置を用いて、潤滑剤供給孔22から潤滑剤を供給する。
潤滑剤供給孔22から供給した潤滑剤は、連通部材側給油路32を移動して、エンドキャップ側嵌合部28内の隙間へ移動し、この隙間から、エンドキャップ側給油路26へ移動する。
エンドキャップ側給油路26へ移動した潤滑剤は、方向転換路24内へ供給され、転動体6の転動を介して、転動体転動路内に供給される。
したがって、本実施形態の直動案内装置1では、給油路連通部材8が備える連通部材側給油路32を介して、方向転換路24内に外部から潤滑剤を供給することが可能である。そして、方向転換路24内に供給した潤滑剤は、転動体6の転動を介して、転動体転動路内へ供給されるため、転動体転動路と転動体6が潤滑剤を介して接触する状態を保持することが可能となる。
(第一実施形態の効果)
以下、本実施形態の効果を列挙する。
(1)本実施形態の直動案内装置1では、案内レール2とスライダ本体12との間に配置する給油路連通部材8が、潤滑剤供給孔22とエンドキャップ側給油路26とを連通する連通部材側給油路32を備える。
このため、潤滑剤供給孔22から供給した潤滑剤を方向転換路24へ移動させるための潤滑剤移動路を、連通部材側給油路32により形成することが可能となり、スライダ本体12に対する加工工程の増加を抑制することが可能となる。
その結果、スライダ本体12に対し、潤滑剤供給孔22以外に、凹部や、案内レール2の軸方向に延在する通路を形成する場合と比較して、直動案内装置1の製造コストの増加、及び製造効率の低下を抑制することが可能となる。
(2)本実施形態の直動案内装置1では、給油路連通部材8が、スライダ側転動体転動溝16に対向して、スライダ4を案内レール2から抜いた際に、スライダ側転動体転動溝16と連通部材側転動溝34との間に介装した転動体6の脱落を防止する、連通部材側転動溝34を備える。
このため、給油路連通部材8が、転動体保持器としての機能を有することとなり、潤滑剤移動路を形成することが可能であるとともに、転動体6の脱落を防止することが可能な、給油路連通部材8を構成することが可能となる。
その結果、転動体保持器が、直動案内装置1に既存の構成である場合、直動案内装置1に既存の転動体保持器に連通部材側給油路32を形成することにより、給油路連通部材8を形成することが可能となる。
(3)本実施形態の直動案内装置1では、連通部材側給油路32を、給油路連通部材8のスライダ本体12への取付け面に形成した溝により形成する。
このため、給油路連通部材8の上面に対する切削加工等により、給油路連通部材8に連通部材側給油路32を形成することが可能となるため、給油路連通部材8に連通部材側給油路32を形成する作業が容易となる。
その結果、スライダ本体12の内部に連通部材側給油路32を形成する場合と比較して、給油路連通部材8の製造コストの増加、及び製造効率の低下を抑制することが可能となるため、直動案内装置1の製造コストの増加、及び製造効率の低下を抑制することが可能となる。
(4)本実施形態の直動案内装置1では、給油路連通部材8が、スライダ本体12よりもエンドキャップ14側へ突出する連通部材側突出部30を備える。これに加え、エンドキャップ14が備える張り出し部14aが、連通部材側突出部30が嵌合可能な凹部であり、且つエンドキャップ側給油路26と連通するエンドキャップ側嵌合部28を備える。
このため、連通部材側突出部30とエンドキャップ側嵌合部28とを嵌合させることにより、給油路連通部材8を取り付けたスライダ本体12へ、エンドキャップ14を接合することが可能となるため、スライダ本体12とエンドキャップ14との位置決めが容易となる。
その結果、スライダ4の組み立て効率を向上させることが可能となるため、直動案内装置1の組み立て効率を向上させることが可能となる。
(応用例)
以下、本実施形態の応用例を列挙する。
(1)本実施形態の直動案内装置1では、給油路連通部材8が、連通部材側転動溝34を備えているが、給油路連通部材8の構成は、これに限定するものではない。すなわち、給油路連通部材8を、連通部材側転動溝34を備えていない構成として、給油路連通部材8を、連通部材側給油路32により潤滑剤供給孔22から供給した潤滑剤を方向転換路24へ移動させるための潤滑剤移動路を形成するための部材としてもよい。
このような、連通部材側転動溝34を備えていない給油路連通部材8は、例えば、図5中に示すように、直動案内装置1が、左右一条の負荷転動路18を有する直動案内装置1である場合に適用する。なお、図5は、本実施形態の変形例を示す図である。また、図5中では、説明のために、転動体戻り路20内に装填されている転動体6の図示を省略している。
(2)本実施形態の直動案内装置1では、連通部材側給油路32を、給油路連通部材8のスライダ本体12への取付け面に形成した溝により形成したが、これに限定するものではなく、連通部材側給油路32を、給油路連通部材8の内部に形成した通路としてもよい。
(3)本実施形態の直動案内装置1では、給油路連通部材8が、連通部材側突出部30を備え、張り出し部14aが、エンドキャップ側嵌合部28を備える構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、給油路連通部材8が、連通部材側突出部30を備えておらず、張り出し部14aが、エンドキャップ側嵌合部28を備えていない構成としてもよい。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態(以下、「本実施形態」と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
まず、図6から図8を参照して、本実施形態の直動案内装置1の構成を説明する。
図6は、本実施形態の直動案内装置1の構成を示す図であり、図7及び図8は、給油路連通部材8の構成を示す図である。
図6から図8中に示すように、本実施形態の直動案内装置1は、案内レール2の軸を鉛直方向に向けて配置している点と、給油路連通部材8の構成を除き、上述した第一実施形態と同様の構成となっている。このため、以下の説明は、給油路連通部材8の構成を中心に記載する。
図6中に示すように、本実施形態の直動案内装置1は、案内レール2の軸を鉛直方向に向けて配置している。なお、図6中では、二つのエンドキャップ14のうち、上方に配置したエンドキャップ14を、エンドキャップ14uと示し、下方に配置したエンドキャップ14を、エンドキャップ14dと示す。
また、図6から図8中に示すように、本実施形態の直動案内装置が備える給油路連通部材8は、二箇所の閉塞部材嵌合部36と、閉塞部材38を備えている。なお、図6から図8中では、二箇所の閉塞部材嵌合部36のうち、鉛直方向上方に配置した閉塞部材嵌合部36を、閉塞部材嵌合部36aと示し、鉛直方向下方に配置した閉塞部材嵌合部36を、閉塞部材嵌合部36bと示す。
各閉塞部材嵌合部36a,36bは、共に、連通部材側給油路32のうち、エンドキャップ側給油路26と潤滑剤供給孔22との間に形成された円形の凹部であり、連通部材側給油路32と連続している。
具体的には、閉塞部材嵌合部36aは、連通部材側給油路32のうち、上方に配置したエンドキャップ14uが備えるエンドキャップ側給油路26と、潤滑剤供給孔22との間に形成された円形の凹部である。また、閉塞部材嵌合部36bは、連通部材側給油路32のうち、下方に配置したエンドキャップ14dが備えるエンドキャップ側給油路26と、潤滑剤供給孔22との間に形成された円形の凹部である。
閉塞部材38は、例えば、ゴム等の弾性材料を用いて形成されており、各閉塞部材嵌合部36a,36bに嵌合させることにより、エンドキャップ側給油路26と潤滑剤供給孔22との間を閉塞する形状に形成されている。なお、本実施形態では、閉塞部材38を、弾性材料を用いて形成したOリングにより形成した場合を例に挙げて説明する。
また、閉塞部材38は、連通部材側給油路32のうち、スライダ本体12の移動方向両端面にそれぞれ接合されたエンドキャップ14のうち、他方よりも鉛直方向下方に配置されるエンドキャップ14が備えるエンドキャップ側給油路26と、潤滑剤供給孔22との間を閉塞する。具体的には、図6及び図8中に示すように、閉塞部材38は、閉塞部材嵌合部36bに嵌合して、連通部材側給油路32のうち、下方に配置したエンドキャップ14dが備えるエンドキャップ側給油路26と、潤滑剤供給孔22との間を閉塞する。
その他の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
(作用)
次に、図2及び図3と、図6から図8を参照して、直動案内装置1の作用について説明する。なお、上述した第一実施形態と同様の作用については、詳細な説明を省略する。
直動案内装置1を長期間作動させた場合等、直動案内装置1の使用状況等により、転動体転動路内に配置した潤滑剤の減少や劣化が発生した場合等には、グリースガン等、潤滑剤を供給可能な装置を用いて、潤滑剤供給孔22から潤滑剤を供給する。
ここで、潤滑剤供給孔22から供給する潤滑剤を、流動性の高い液体の潤滑剤とした場合について説明する。
潤滑剤供給孔22から供給した潤滑剤は、連通部材側給油路32を鉛直方向下方へ移動する。
連通部材側給油路32を鉛直方向下方へ移動する潤滑剤は、閉塞部材嵌合部36bに嵌合した閉塞部材38により、鉛直方向下方への移動を阻止され、連通部材側給油路32のうち、閉塞部材嵌合部36bと潤滑剤供給孔22との間に留まる。
潤滑剤供給孔22からの潤滑剤の供給を継続し、閉塞部材嵌合部36bと潤滑剤供給孔22との間が、潤滑剤で満たされると、潤滑剤供給孔22から供給した潤滑剤は、全て、連通部材側給油路32を鉛直方向上方へ移動する。
連通部材側給油路32を鉛直方向上方へ移動する潤滑剤は、上方に配置したエンドキャップ14uが備えるエンドキャップ側嵌合部28内の隙間へ移動し、この隙間から、上方に配置したエンドキャップ14uが備えるエンドキャップ側給油路26へ移動する。
上方に配置したエンドキャップ14uが備えるエンドキャップ側給油路26へ移動した潤滑剤は、エンドキャップ14uが備える方向転換路24内へ供給され、転動体6を転動させなくとも、重力により、負荷転動路18及び転動体戻り路20へ供給される。負荷転動路18及び転動体戻り路20へ供給された潤滑剤は、エンドキャップ14dが備える方向転換路24内へ供給される。すなわち、エンドキャップ14uが備える方向転換路24内へ供給された潤滑剤は、重力により、エンドキャップ14dが備える方向転換路24内へ供給される。
次に、潤滑剤供給孔22から供給する潤滑剤を、流動性の低いグリース等とした場合について説明する。
潤滑剤供給孔22から供給した潤滑剤は、連通部材側給油路32を鉛直方向上方及び下方へ移動する。
連通部材側給油路32を鉛直方向上方へ移動する潤滑剤は、上方に配置したエンドキャップ14uが備えるエンドキャップ側嵌合部28内の隙間へ移動し、この隙間から、上方に配置したエンドキャップ14uが備えるエンドキャップ側給油路26へ移動する。
上方に配置したエンドキャップ14uが備えるエンドキャップ側給油路26へ移動した潤滑剤は、エンドキャップ14uが備える方向転換路24内へ供給され、転動体6を転動させなくとも、重力により、負荷転動路18及び転動体戻り路20へ供給される。負荷転動路18及び転動体戻り路20へ供給された潤滑剤は、エンドキャップ14dが備える方向転換路24内へ供給される。すなわち、エンドキャップ14uが備える方向転換路24内へ供給された潤滑剤は、重力により、エンドキャップ14dが備える方向転換路24内へ供給される。
一方、連通部材側給油路32を鉛直方向下方へ移動する潤滑剤は、閉塞部材嵌合部36bに嵌合した閉塞部材38により、鉛直方向下方への移動を阻止され、連通部材側給油路32のうち、閉塞部材嵌合部36bと潤滑剤供給孔22との間に留まる。閉塞部材嵌合部36bと潤滑剤供給孔22との間が、潤滑剤で満たされると、潤滑剤供給孔22から供給した潤滑剤は、全て、連通部材側給油路32を鉛直方向上方へ移動する。そして、上方に配置したエンドキャップ14uが備えるエンドキャップ側給油路26へ移動する。
したがって、本実施形態の直動案内装置1では、潤滑剤供給孔22から供給した潤滑剤を、全て、上方に配置したエンドキャップ14uが備えるエンドキャップ側給油路26へ供給することが可能となる。
(第二実施形態の効果)
以下、本実施形態の直動案内装置1の効果を記載する。
(1)本実施形態の直動案内装置1では、給油路連通部材8が備える閉塞部材38が、連通部材側給油路32のうち、下方に配置したエンドキャップ14dが備えるエンドキャップ側給油路26と、潤滑剤供給孔22との間を閉塞する。
このため、潤滑剤供給孔22から供給した潤滑剤を、全て、上方に配置したエンドキャップ14uが備えるエンドキャップ側給油路26へ供給することが可能となる。
その結果、案内レール2の軸を鉛直方向に向けて配置した直動案内装置1に対し、潤滑剤を効率的に供給することが可能となるため、直動案内装置1の作動性及び耐久性の低下を、効率的に抑制することが可能となる。
(応用例)
以下、本実施形態の直動案内装置1の応用例を列挙する。
(1)本実施形態の直動案内装置1では、案内レール2の軸を鉛直方向に向けて配置したが、これに限定するものではなく、案内レール2の軸を、90°未満の傾斜角に向けて配置してもよい。要は、本実施形態の直動案内装置1は、案内レール2の軸を、鉛直方向を含む90°未満の傾斜角に向けて配置した場合に適用可能である。
(2)本実施形態の直動案内装置1では、給油路連通部材8に閉塞部材嵌合部36を形成したが、これに限定するものではない。すなわち、閉塞部材38を、例えば、連通部材側給油路32を閉塞可能なボルト部材により形成した場合、給油路連通部材8に閉塞部材嵌合部36を形成しない構成としてもよい。
(3)本実施形態の直動案内装置1では、閉塞部材38を、弾性材料を用いて形成したOリングにより形成したが、これに限定するものではない。すなわち、例えば、スライダ本体12の内部に連通部材側給油路32を形成する場合、この連通部材側給油路32を閉塞可能なボルト部材により、閉塞部材38を形成してもよい。
1 直動案内装置
2 案内レール
4 スライダ
6 転動体
8 給油路連通部材
10 レール側転動体転動溝
12 スライダ本体
14 エンドキャップ
14a 張り出し部
16 スライダ側転動体転動溝
18 負荷転動路
20 転動体戻り路
22 潤滑剤供給孔
24 方向転換路
26 エンドキャップ側給油路
28 エンドキャップ側嵌合部
30 連通部材側突出部
32 連通部材側給油路
34 連通部材側転動溝
36 閉塞部材嵌合部
38 閉塞部材
40 潤滑剤移動路
42 給油孔
44 給油アタッチメント

Claims (5)

  1. 軸方向に延びるレール側転動体転動溝を側面に有する案内レールと、前記レール側転動体転動溝に対向するスライダ側転動体転動溝を有して前記案内レールへ相対移動可能に跨架されるスライダ本体と、前記スライダ本体の移動方向両端面にそれぞれ接合し、且つ前記レール側転動体転動溝及び前記スライダ側転動体転動溝から形成される負荷転動路と前記スライダ本体が有する転動体戻り路とを連通させる方向転換路が形成されたエンドキャップと、前記負荷転動路、前記方向転換路及び前記転動体戻り路から形成される転動体転動路内へ転動自在に装填される複数の転動体と、を備える直動案内装置であって、
    前記スライダ本体の前記案内レールの上面と対向する面に取り付ける給油路連通部材を備え、
    前記スライダ本体は、前記案内レールの上面と対向する面を上下方向に貫通する潤滑剤供給孔を備え、
    前記エンドキャップは、前記スライダ本体の前記案内レールの上面と対向する面から案内レール側に張り出す張り出し部と、当該張り出し部のうち前記給油路連通部材と対向する部分と前記方向転換路とを連通するエンドキャップ側給油路と、を備え、
    前記給油路連通部材は、前記潤滑剤供給孔と前記エンドキャップ側給油路とを連通する連通部材側給油路を備えることを特徴とする直動案内装置。
  2. 前記給油路連通部材は、前記スライダ側転動体転動溝に対向する連通部材側転動溝を備え、
    前記連通部材側転動溝は、前記スライダを前記案内レールから抜いた際に前記スライダ側転動体転動溝と前記連通部材側転動溝との間に介装した前記転動体の脱落を防止することを特徴とする請求項1に記載した直動案内装置。
  3. 前記連通部材側給油路を、前記給油路連通部材の前記スライダ本体への取付け面に形成した溝としたことを特徴とする請求項1または2に記載した直動案内装置。
  4. 前記給油路連通部材は、前記スライダ本体よりも前記エンドキャップ側へ突出する連通部材側突出部を備え、
    前記張り出し部は、前記連通部材側突出部が嵌合し、且つ前記エンドキャップ側給油路と連通するエンドキャップ側嵌合部を備えることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載した直動案内装置。
  5. 前記案内レールの軸を、鉛直方向を含む90°未満の傾斜角に向けて配置し、
    前記給油路連通部材は、前記連通部材側給油路のうち、前記スライダ本体の移動方向両端面にそれぞれ接合した前記エンドキャップのうち他方よりも鉛直方向下方に配置されるエンドキャップが備える前記エンドキャップ側給油路と前記潤滑剤供給孔との間を閉塞する閉塞部材を備えることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項に記載した直動案内装置。
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