JP5719969B2 - 折畳みコンテナ - Google Patents

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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D11/00Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material
    • B65D11/18Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material collapsible, i.e. with walls hinged together or detachably connected
    • B65D11/1893Containers having bodies formed by interconnecting or uniting two or more rigid, or substantially rigid, components made wholly or mainly of plastics material collapsible, i.e. with walls hinged together or detachably connected with semidetachable components, i.e. with some side walls hinged to each other or to a base panel and the other side walls being detachable to allow collapsing of the container

Description

本発明は、折畳みや組み立てが可能な折畳みコンテナに関し、特には、製品を輸送或いは搬送する際に使用されるプラスチック段ボール製の折畳みコンテナに関するものである。
従来から、紙製の段ボールと比較し、耐水性、耐久性等を有するものとしてプラスチック段ボールを使用した折畳みコンテナが工業製品、日用品等の収納や運搬等に広く使用されている。
当該プラスチック段ボールを使用した折畳みコンテナであって、底板に係止板を一体に設け、係止板に面ファスナーを取り付けて、側板との係脱を可能としたものが公知である(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3098273号公報
しかし、上記の従来公報に記載の折畳みコンテナにあっては、波状の中芯の表裏面側に板状材を接着して構成されるプラスチック段ボールを、縦目となるように用いて形成するものであり、底板に対して左右側板及び前後係止板を折り曲げるために当該底板と左右側板及び前後係止板を、ハーフカット(プラスチックダンボールの一方のライナーを残して他方のライナー及び中芯をカットするか若しくは非発泡のプラスチック板を切断することなく切目を形成)した構成を備える。
このため、箱の底体の四辺に前記ハーフカットを入れて形成すると、ハーフカットによって折り曲げ箇所における底板と側板がヒンジ状となり、該底板と側板が相互に固定されずに常に折り曲げを可能とするように、開閉するように揺動して底垂れを生じ、箱体としての強度が低いものとなる欠点がある。
又ハーフカットする箇所は、常に縦目に沿ってハーフカットする必要があり材料の方向性に制限がある。
そしてこのようなハーフカットがされた部分は、左右側板の高さ方向の中間位置にも形成されるため、上記欠点は従来の折畳みコンテナ全体に及ぶため、問題があった。
更に又、折り畳みコンテナが折り畳み時に箱体の上方からフレームを押え付けるので、柱部材が捩れて係止板の端部と接触して柱部材の当接片の先端部分が係止板の端部に乗り上げてしまうことがあり、係止側板に乗り上げた柱部材の当接部を離すために棒状のもの又は指で戻す必要があり、折畳みを円滑に行うことができず、箱体の折畳みに手間のかかる欠点があった。
又、係止板の両端は折目に加熱バーを当てながら折曲げて箱体に形成するため、加熱バーが当たらない様に係止側板の両端を約45度程度に傾斜端部に形成させる必要が生じ、係止側板の端面角と下短側板の端面角で交わり折畳みコンテナの四隅が密閉されず、ゴミ、埃、虫が入る虞があった。
本発明は、上記問題点が解消できた上で、組み立て、折畳み効率がよく、付属物の収納が可能であり、底垂れせず、折り畳んだ状態において折畳みコンテナが膨れないものが提供できる。
本発明は、以上の事情に鑑みなされたものであり、従来のプラスチック段ボールを使用した折畳みコンテナのように底垂れがなく、強度を有し、箱体の折畳みに手間がかからず、折畳みコンテナの四隅からゴミ、埃、虫が入る虞がない、優れた折畳みコンテナの提供を、発明が解決しようとする課題とする。
また、本発明は、上記折畳みコンテナにおいて、更に、折畳み時の効率がよく、付属物の収納が可能であり、折り畳んだ状態における当該折畳みコンテナが膨れない、優れた折畳みコンテナの提供を、発明が解決しようとする課題とする。
本発明の請求項1に係る発明は、底板(2)の両側に折目(1A)を介して第一側板(3)を連設して、前記第一側板(3)に切込(3b)を介して下短側板(3A)を設け、切込(3c)を介して上短側板(3B)を設け、前記第一側板(3)から下短側板(3A)と上短側板(3B)の高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み(3a)を形成し、前記底板(2)の両端に折目(2B)を介して係合孔(6A、6A)を有する係止側板(6)を形成し、前記底板(2)に取り付ける一対の第二側板(4)は、上部に切込(4a)を介して上部片(4A)を形成し、下部に折目(4D)を介して係合片(4B、4B)を設け、第一側板(3)の端部を支持する柱部材(7)は、断面が略コ字形状でストッパー(7e)を有する狭持片(7a)と連結片(7b)、これに連続する当接片(7d)とからなり、各柱部材(7)は第一側板(3)の切込(3a)を境に上下分離して第一側板(3)の端部を各柱部材(7)で挟持して固着し、各切込により扁平に折り畳み可能としたプラスチック段ボールの折畳みコンテナにおいて、
第一側板(3)の各下短側板(3A)の両端に水平面(k1)、垂直面(s)を設け、底板(2)の各係止側板(6)の両端に傾斜面(α2)、垂直面(k)を形成し、前記底板(2)の各折目(1A)、折目(2B)に所定温度の加熱バーを当てて第一側板(3、3)、係止側板(6、6)を内方向に折曲げ、第二側板(4)の折目(4D)に所定温度の加熱バーを当てて係合片(4B)を外方向に折曲げ、係止側板(6)の各係合孔(6A)に第二側板(4)の各係止片(4B)を係合させて箱体を形成したことを特徴とするプラスチック段ボールの折畳みコンテナを、課題を解決する手段とする。
請求項2に係る発明は、第一側板(3)の各下短側板(3A)の両端に折目(3D)を介して、傾斜面(α3)、垂直面(s)、水平面(k2)を有する台形状の折曲片(3C)を突設し、底板(2)の各係止側板(6)の両端は、傾斜面(α2)、垂直面(k)を形成して、前記各折目(1A)、各折目(2B)に所定温度の加熱バーを当てて底板(2)の両端に設けた各第一側板(3)、各係止側板(6)を内方向に折曲げ、一対の第二側板(4)の折目(4D)に所定温度の加熱バーを当てて係合片(4B)を外方向に折曲げ、下短側板(3A)の両端に形成した折曲片(3C)は、折目(3D)に所定温度の加熱バーを当てて内方向に折曲げ、前記傾斜面(α2)と傾斜面(α3)の各端面部分と垂直面(k)と垂直面(s)の各端面部分を熱溶融して溶着したことを特徴とする請求項1記載のプラスチック段ボールの折畳みコンテナを、課題を解決する手段とする。
本発明の請求項3に記載の発明は、第一側板(3)に折畳み用の切込(3a)を設け、該切込(3a)の両端部に、周囲三側を囲んで切込(3e、3e、3e)を入れて側板の内外側面を残した面板部分(3f)を形成し、該面板部分(3f)の先端(3h)と第一側板(3)の端面縁(3i)が略同一平面に形成したことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項記載の折畳みコンテナを課題を解決する手段とする。
本発明の請求項4に記載の発明は、第一側板(3)に折畳み用の切込(3a)を設け、該切込(3a)の両端部に周囲三側を囲んで切込(3e、3e、3e)を入れて側板の内外側面を残した面板部分(3f)を形成し、該面板部分(3f)の先端(3h)と柱部材(7)の当接片(7d)が略同一平面に形成したことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項記載の折畳みコンテナを、課題を解決する手段とする。
(削除)
本発明の請求項5に記載の発明の折畳みコンテナは、底板(2)の両側に折目(1A)を介して第一側板(3)を形成し、前記第一側板(3)に切込(3b)を介して下短側板(3F)を設け、切込(3c)を介して上短側板(3B)を設け、前記第一側板(3)から下短側板(3F)と上短側板(3B)の高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み(3a)を形成し、前記下短側板(3F)の高さ(h)に対応して係止側板(6B)の高さ(h0)を高くし折り畳んだときに底板(2)上に収納部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の構成を、課題を解決するための手段とする。
本発明の請求項6に記載の発明の折畳みコンテナは、底板(2)の両側に折目(1A)を介して第一側板(3)を設け、前記第一側板(3)に切込(3b)を介して下短側板(3A)を設け、切込(3c)を介して上短側板(3E)を設け、前記第一側板(3)から下短側板(3A)と上短側板(3E)の高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み(3a)を形成し、上短側板(3E)の高さ(h6)に対応して一対の第二側板(4)に切込(4a)を介して高さ(h7)を高くした上部片(4E)を設け、折り畳んだときに第二側板(4、4)上に収納部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4記載の何れか1項記載の折畳みコンテナの構成を、課題を解決するための手段とする。
(削除)
本発明の請求項7に記載の発明の折畳みコンテナは、(底板2)の両側に折目(1A)を介して第一側板(3)を設け、前記第一側板(3)に切込(3b)を介して下短側板(3H)を設け、切込(3c)を介して上短側板(3M)を設け、前記第一側板(3)から下短側板(3H)と上短側板(3M)の高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み(3a)を形成し、係止側板(6)の端面(6c)に載置し固着するコ字状の継ぎ片(5)は、短冊状Tのプラスチック段ボール板の両側に折目(5E、5E)を介して側片(5C、5C)を設け、該側片(5C、5C)を内方向に折曲げてコ字状に形成し、前記継ぎ片(5)を底板(2)の係止側板(6)の端面に載置して該継ぎ片(5)の側片(5C)を第一側板(3)の下短側板(3H)と固着し、折畳んだ際に箱体の下部を補強した収納部分を形成したことを特徴とする請求項1乃至4記載の何れか1項記載の折畳みコンテナを、課題を解決するための手段とする。
本発明の請求項8に記載の発明の折畳みコンテナは、底板(2)の両側に折目(1A)を介して第一側板(3)を設け、前記第一側板(3)に切込(3b)を介して下短側板(3A)を設け、切込(3c)を介して上短側板(3J)を設け、前記第一側板(3)から下短側板(3A)と上短側板(3J)の高さを除いた残りの高さ分の中間に切込み(3a)を形成し、前記上短側板(3J)の高さ(h5)に対応して第二側板(4)の上部片(4F)の高さ(h8)に形成し、係止側板(6)の上部に取り付ける継ぎ片(11)は、短冊状Tのプラスチック段ボール板の両側に折目(9A、9A)を介して側片(9B、9B)を設け、該側片(9B、9B)を内方向に折曲げてコ字状の継ぎ片(11)を形成し、前記継ぎ片(11)を第二側板(4)の上部片(4F)に重ねて、該継ぎ片(11)の側片(9B、9B)を、第一側板(3)の上短側板(3J)に固着し、折畳んだ際に箱体の上部を補強して収納部分を形成したことを特徴とする請求項1乃至4記載の何れか1項記載の折畳みコンテナを、課題を解決するための手段とする。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、底板(2)の各折目(1A)、折目(2B)に所定温度の加熱バーで第一側板(3、3)、係止側板(6、6)を内方向に折曲げ、第二側板(4)の折目(4B)に所定温度の加熱バーで係合片(4B)を外方向に折曲げて、その状態を保持させて箱体に形成し、係止側板(6)の係合孔(6A)に第二側板(4)の各係合片(4B)を係合させたので、一枚ものの剛性の材板を箱底の四辺から熱を加えて内方向に折曲げ、側板を立ち上げて折曲げてその形状を保持し、箱の底体の形状を固定保持するものであり、従来の箱のように底垂れがなく強度を有する強固な箱体を提供することができる。
係止側板の両端はコンテナが折り畳まれるときにフレームの上方から押さえつけて折畳むため、柱部材がよじれて柱部材の角が係止板に引っかかり、柱部材7)の当接片(7d)の先端部分が係止板(6)の傾斜面に乗り上げてしまうため(図13参照)、係止板(6)の両端部分を傾斜面(α2)、それに続く垂直面(k)に形成し、折り畳まれるときに係止板(6)の内側に連結片(7b)の角(7f)を案内するようしたので、柱部材(7)の当接部(7d)は垂直面(k)を有する係止側板(6)の裏側に接触しながら案内され、柱部材(7)の当接部(7d)が、係止側板(6)の端部に乗り上げるのを阻止する(図14参照)。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、第一側板(3)の各下短側板(3A)の両端に水平面(k1)、垂直面(s)を設け、底板(2)の各係止側板6)の両端に傾斜面(α2)、垂直面(k)を形成し、前記底板(2)の各折目(1A)、折目(2B)に所定温度の加熱バーを当てて第一側板(3、3)、係止側板(6、6)を内方向に折曲げ、第二側板(4)の折目(4D)に所定温度の加熱バーを当てて係合片(4B)を外方向に折曲げ、係止側板(6)の各係合孔(6A)に第二側板(4)の各係止片(4B)を係合させて折畳み時に係止側板の垂直面が柱部材の当接面に接触せず、スムーズに折畳むことが出来、側板を箱底の折目から熱を加えて内方向に折曲げ固定して側板を立ち上げて箱体に形成したので、底の垂れない強固な箱体が提供できる。
本発明の請求項2記載の発明によれば、上記の請求項1の折畳みコンテナの係る構成を前提としたもので、第一側板(3)の各下短側板(3A)の両端に折目(3D)を介して、傾斜面(α3)、垂直面(s)、水平面(k2)を有する台形状の折曲片(3C)を突設し、底板(2)の各係止側板(6)の両端は、傾斜面(α2)、垂直面(k)を形成して、前記各折目(1A)、各折目(2B)に所定温度の加熱バーを当てて底板(2)の両端に設けた各第一側板(3)、各係止側板(6)を内方向に折曲げ、一対の第二側板(4)の折目(4D)に所定温度の加熱バーを当てて係合片(4B)を外方向に折曲げ、
下短側板(3A)の両端に形成した折曲片(3C)は、折目(3D)に所定温度の加熱バーを当てて内方向に折曲げ、前記傾斜面(α2)と傾斜面(α3)の各端面部分と垂直面(k)と垂直面(s)の各端面部分を熱溶融して溶着し、底板(2)の四辺から第二側板と係止側板を立ち上げて底が垂れない強固な箱体に形成し、箱体の四隅が密閉されて、箱体の外側から異物、ゴミ、埃が入らない衛生的は箱体が提供できる。
本発明の請求項3記載の発明によれば、上記の請求項1又は2記載の折畳みコンテナの係る構成を前提としたもので、請求項1又は2と同様の効果を有する上に、後記の効果を得ることが出来るものである。
即ち、第一側板(3)に折畳み用の切込(3a)を設け、該切込の両端部に、周囲三側を囲んで切込(3e、3e、3e)を入れて内外側面を残した面板部分(3f)を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の折畳みコンテナとしたので、切込部分に耐久性を付与するので、第一側板(3)の切込(3a)の切込部分の両端部に、柱部材(7)の当接片(7d)の厚さ分だけ内側に面板部分(3)を設けることで、面板部分(3f)の先端(3h)を第一側板(3)の端面(3i)が略同一面となり、該面板部分を基準にして柱部材を取付けると、4箇所とも正確に位置決めでき、しかも面板部分がこの切込部分の裂けてくるのを防ぎ、切込みの耐久性を向上させて、折畳みの使用頻度を向上させるものである。
本発明の請求項4に記載の発明によれば、上記の請求項1又は2記載の折畳みコンテナの係る構成を前提としたものである。
即ち、第一側板(3)に折畳み用の切込(3a)を設け、該切込(3a)の両端部に内外側面を残して周囲三側に切込み(3e、3e、3e)を設けた面板部分(3f)を、第一側板(3)の端面縁に、柱部材(7)の当接片(7d)の厚さ分だけ外側に突出させた面板部分(3f)の先端に柱部材を垂直方向に合せて取り付けたことで、柱部材の上下の取付け位置をこれに合わせて取り付けることにより、柱部材の取り付け位置のずれがなくなり、柱部材を折り畳むときに柱部材の左右の歪みがなくなり箱体の折畳みがスムーズに折り畳むことが出来る。
(削除)
本発明の請求項5に記載の発明によれば、前記請求項1乃至4の何れか1項記載の折畳みコンテナの発明を前提として
底板(2)の両側に折目(1A)を介して第一側板(3)を形成し、前記第一側板(3)に切込(3b)を介して下短側板(3F)を設け、切込(3c)を介して上短側板(3B)を設け、前記第一側板(3)から下短側板(3F)と上短側板(3B)の高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み(3a)を形成し、前記下短側板(3F)の高さ(h)に対応して係止側板(6B)の高さ(h0)を高くし折り畳んだときに底板(2)上に収納部を設けたので、折畳んだ際に箱体の下部を補強した収納部分を形成され、搬送中に紛失しやすい仕切板、或いは蓋体などを収納部に収納して折畳みコンテナを搬送することができる。
本発明の請求項6に記載の発明によれば、前記請求項1乃至4の何れか1項記載の折畳みコンテナの発明の構成を前提として、
底板(2)の両側に折目(1A)を介して第一側板(3)を設け、前記第一側板(3)に切込(3b)を介して下短側板(3A)を設け、切込(3c)を介して上短側板(3E)を設け、前記第一側板(3)から下短側板(3A)と上短側板(3E)の高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み(3a)を形成し、上短側板(3E)の高さ(h6)に対応して一対の第二側板(4)に切込(4a)を介して高さ(h7)を高くした上部片(4E)を設け、折り畳んだときに第二側板(4、4)上に収納部を設けたので、嵩の高い収納物も箱体の上部に収納でき、搬送中に紛失しやすい仕切板、或いは蓋体などと一緒に収納部に収納して搬送することができる。
(削除)
本発明の請求項7に記載の発明によれば、前記請求項1乃至4の何れか1項記載の折畳みコンテナの発明の構成を前提として、
底板(2)の両側に折目(1A)を介して第一側板(3)を設け、前記第一側板(3)に切込(3b)を介して下短側板(3H)を設け、切込(3c)を介して上短側板(3M)を設け、前記第一側板(3)から下短側板(3H)と上短側板(3M)の高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み(3a)を形成し、係止側板(6)の端面(6c)に載置するコ字状の継ぎ片(5)は、短冊状(T)のプラスチック段ボール板の両側に折目(5E、5E)を介して側片(5C、5Cを設け、該側片(5C、5C)を内方向に折曲げてコ字状に形成し、前記継ぎ片(5)を底板(2)の係止側板(6)の端面に載置して該継ぎ片(5)の側片(5C)を第一側板(3)の下短側板(3H)と固着し、折畳んだ際に箱体の下部を補強した収納部分を形成したので、箱体の下部に収納物を収納でき、箱が膨れて側板が外れることを防止する。
さらに箱体の強度が強くなり、組み立てたときに側板が屈曲することを防止し、箱体の積み重ねにおいてもぶれが少なくなる。
また搬送中に紛失しやすい仕切板、或いは蓋体などと一緒に収納部に収納して折畳みコンテナを搬送することができる。
本発明の請求項8に記載の発明によれば、前記請求項1乃至4の何れか1項記載の折畳みコンテナの発明の構成を前提として、
底板(2)の両側に折目(1A)を介して第一側板(3)を設け、前記第一側板(3)に切込(3b)を介して下短側板(3A)を設け、切込(3c)を介して上短側板(3J)を設け、前記第一側板(3)から下短側板(3A)と上短側板(3J)の高さ(h5)を除いた残りの高さ分の中間に切込み(3a)を形成し、前記上短側板(3J)の高さ(h5)に対応して第二側板(4)の上部片(4F)の高さ(h8)に形成し、短冊状(T)のプラスチック段ボール板の両側に折目(9A、9A)を介して側片(9B、9B)を設け、該側片(9B、9B)を内方向に折曲げてコ字状の継ぎ片(11)を形成し、前記継ぎ片(11)を第二側板(4)の上部片(4F)に重ねて、該継ぎ片(11)の側片(9B、9B)を、第一側板(3)の上短側板(3J)に固着し、折畳んだ際に箱体の上部を補強して収納部分を形成したことができる。
さらに箱体の強度が強くなり、組み立てたときに側板が屈曲することを防止、箱体の積み重ねにおいてもぶれが少なくなる。
また搬送中に紛失しやすい仕切板、或いは蓋体などと一緒に収納部に収納して折畳みコンテナを搬送することができる。
本発明の実施例1における折畳みコンテナの(A)は柱部材を除いた底板と第一側板の展開平面図で(B)は第二側板の正面図である。 本発明の実施例1における折畳みコンテナの一部省略要部拡大展開平面図である。 本発明の実施例1における折畳みコンテナの組み立てられた箱体の一部省略要部拡大斜視図である。 本発明の実施例2における折畳みコンテナの(A)は柱部材を除いた底板と第一側板の展開平面図で(B)は第二側板の正面図である。 本発明の実施例2における折畳みコンテナの分解斜視図である。 本発明の実施例2における折畳みコンテナを組み立てた後の斜視図である。 本発明の実施例2における折畳みコンテナの各第一側板3の柱部材7において、短い柱部材7Aの下方に連結雄部材5Aを取付け、第二側板4の前記連結雄部材5Aを取付けた位置に対応して、連結雌雄部材5Bを取り付け、各連結雄部材5Aと連結雌部材5Bを係合させた状態の折畳みコンテナを組み立てた状態の斜視図である。 本発明の実施例2における図6の折畳みコンテナの一部省略D−D拡大断面図である。 本発明の実施例2における図6の添板を挿入した折畳みコンテナの一部省略C−C拡大断面図である。 本発明の実施例2における(A)は折畳みコンテナにおける第一側板に柱部材を取付け前の一部省略説明拡大斜視図、(B)は第一側板に柱部材を取付け後の一部省略説明拡大斜視図である。 本発明の実施例3における第一側板の下部において側板端面縁3iより少許突出した面板部分3fの先端3hに柱部材7を取り付けて柱部材の当接部7dの厚さ分が突出し、面板部分3fの先端3hが少し凹んだ状態を示す一部省略拡大斜視図である。 本発明の実施例2における(A)は折畳みコンテナの組立て又は折畳み途中の状態を示す斜視図、(B)は切込みの面板部分に柱部材を取付けた状態を説明する一部拡大斜視図である。 従来例の折畳みコンテナの係止体と柱部材の終端が折畳み時に接蝕する状態の説明する要部拡大図である。 本発明の実施例2の折畳みコンテナの係止体の内側に柱部材の終端に収まり、折畳み時に柱部材が係止板に乗り上げることのない状態を説明する要部拡大図である。 (A)は本発明における第一側板3に折畳み用の切込3Aの両端部に、周囲三側を囲んで切込3e、3e、3eを入れて内外側面を残した面板部分3fを形成し、面板部分3fの端面先端3hと第一側板3の端面縁3iが同一平面の状態にして、柱部材を取り付けた場合を示す拡大説明図である。(B)は本発明における第一側板3に折畳み用の切込みの中間部分において内外側面を残して周囲四側を囲んで切込み3e、3e、3e、3eを入れて面板部分3gを設け、さらに面板部分3fの端面先端3hと第一側板3の端面縁3iより柱部材の当接片7dの厚さ分だけ外側に突出させた状態に、柱部材を取り付け面板部分3fの端面先端3hと柱部材の当接片7dの端面が同一平面の状態にして柱部材を取り付けた場合を示す拡大説明図である。 本発明の実施例2の折り畳んだ状態の折畳みコンテナの斜視図である。 本発明の実施例3における折畳みコンテナの(A)は柱部材を除いた第一側板の下短側板の高さを高くし、これに対応して底板の係止側板の高さを高くした第一側板と底板の展開平面図であり、(B)は第二側板の正面図である。 本発明の実施例4における折畳みコンテナの(A)は柱部材を除いた第一側板の上短側板の高さを高くした第一側板と底板の展開平面図、(B)は第一側板の上短側板の高さに対応して第二側板の上部片の高さを高くした第二側板の正面図である。 本発明の実施例6における折畳みコンテナの下方に継ぎ片を取り付ける場合の(A)は柱部材を除いた第一側板と底板の展開平面図、(B)は第二側板の正面図である。 本発明の実施例6における折畳みコンテナの(C)は継ぎ片の両側を折り曲げる前の短冊状のプラスチック板の正面図、(D)は継ぎ片の両側を折曲げた状態の平面図である。 本発明の実施例6における折畳みコンテナの(E)は第二側板側の係止側板の端面に継ぎ片を載置して取付ける状態の一部省略拡大説明斜視図、(F)係止側板の端面に継ぎ片を載置して取付け、側片を下短側板に固定した状態の一部省略拡大説明斜視図である。 本発明の実施例7における折畳みコンテナの第一側板の側面上方に継ぎ片を取り付ける場合の(A)は第一側板の両側の上短側板の高さを高く形成した柱部材を除いた第一側板と底板の展開平面図、(B)は第一側板の上短側板の高さに対応して第二側板の上部片の高さを高くした第二側板の正面図である。 本発明の実施例7におけるに継ぎ片を形成する前の短冊状のプラスチック板の(C)正面図(D)は継ぎ片に形成した平面図、(E)は折畳みコンテナに組み立てられた状態の第ニ側板の側面上方に継ぎ片を固着した状態の一部省略説明側面図である。 プラスチック段ボール片で中空で方向性を有しないプラスチック段ボール板の一例を説明する拡大斜視図である。 プラスチック段ボール板に複数のリブが配列された端面Q4がハーモニカの吹き口のような形状のプラスチック段ボール片の拡大説明斜視図である。
本発明は、箱体の折畳みが容易で、底板の各折目に所定温度の加熱バーを当てて加熱溶融により、第一側板、係止側板を内方向に折曲げ、前記底板に取り付ける一対の第二側板は、該第二側板の下部の折目に所定温度の加熱バーを当てて係合片を外方向に折曲げ、係止側板の各係合孔に第二側板の各係止片を係合させて、底板の四辺から第二側板と係止側板を立ち上げて底垂れしない箱体が提供でき、箱体組み立て時に係止側板が柱部材に引っ掛らないで組み立てることができ、箱体の四隅を密閉することもできる折畳みコンテナが提供でき、側板の切込み箇所を補強して、折畳み時に蓋体或いは仕切り板等を収納可能なプラスチック段ボールの折畳みコンテナを実現した。
本発明の実施例1に係る折畳みコンテナ1は、底板2の両側に折目1Aを介して第一側板3を連設して、前記第一側板3に切込3bを介して下短側板3Aを設け、切込3cを介して上短側板3Bを設け、前記第一側板3から下短側板3Aと上短側板3Bの高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み3aを形成し、前記底板2の両端に折目2Bを介して係合孔6A、6Aを有する係止側板6を形成し、前記底板2に取り付ける一対の第二側板4は、上部に切込4aを介して上部片4Aを形成し、下部に折目4Dを介して係合片4B、4Bを設け、第一側板3の端部を支持する柱部材7は、断面が略コ字形状でストッパー7eを有する狭持片7aと連結片7b、これに連続する当接片7dとからなり、各柱部材7は第一側板3の切込3aを境に上下分離して第一側板3の端部を各柱部材7で挟持して超音波溶着し、各切込により扁平に折り畳み可能としたプラスチック段ボールの折畳みコンテナにおいて、第一側板3の各下短側板3Aの両端に水平面k1、垂直面sを設け、底板2の各係止側板6の両端に傾斜面α2、垂直面kを形成し、前記底板2の各折目1A、折目2Bに所定温度の加熱バーを当てて第一側板3、3、係止側板6、6を内方向に折曲げ、第二側板4の折目4Dに所定温度の加熱バーを当てて係合片4Bを外方向に折曲げ、係止側板6の各係合孔6Aに第二側板4の各係止片4Bを係合させて箱体を形成したものである。このため、折畳み時に係止側板の垂直面kが柱部材の当接片7dに接触せず、折畳み時にスムーズに折り畳むことができる。
本実施例1に係る折畳みコンテナ1は、一枚ものの剛性のプラスチック段ボールの材板を箱底の折目から熱を加えて内方向に折曲げ固定し、側板を立ち上げて折曲げて側板を形成する箱体であり、従来の箱体-のように底垂れがなく強度を有する底体が強固な箱体とすることができる。
第一側板3の両端はコンテナが折畳まれる際にフレーム8の上方から押さえつけて折畳むため、柱部材がよじれて柱部材の角部7fが係止側板6の傾斜端面6aに引っかかり、柱部材7の当接片7dの先端部分が係止側板6の傾斜面に乗り上げることを防止するため、底板2に一体形成され係止側板6の両端はに傾斜面α2、垂直面kを形成して、下短側板3Aの両端に水平面k1それに続く垂直面sを形成し(図2参照)、折り畳まれるときに係止側板6の内側に連結片7bの角部7fを案内するようしたので、柱部材7の当接部7dは垂直面kを有する係止側板6の裏側に接触しながら案内され、柱部材7の当接部7dが、係止側板6の端部6aに乗り上げるのを阻止する(図13、14参照)。
本発明の実施例2は図4に示すごとく、折畳みコンテナ1の図4の(A)は底板と第一側面板の展開平面図、(B)は第二側面板の正面図で、図5は本発明の実施例2における折畳みコンテナの分解斜視図で、図6は本発明の実施例2における折畳みコンテナを組み立て後の斜視図である。
実施例2は、図4の(A)に示すように、プラスチック段ボール板の底板2の両側に折目1を介して第一側板3を連設して、前記第一側板3に切込3bを介して下短側板3Aを設け、切込3cを介して上短側板3Bを設け、前記第一側板3から下短側板3Aと上短側板3Bの高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み3aを形成し、前記底板2に取り付ける一対の第二側板4は、上部に切込4aを介して上部片4Aを形成し、下部に折目4Dを介して係合片4B、4Bを設け、第一側板3の端部を支持する柱部材7は、断面が略コ字形状でストッパー7eを有する狭持片7aと連結片7b、これに連続する当接片7dとからなり、各柱部材7は第一側板3の切込3aを境に上下分離して第一側板3の端部を各柱部材7で挟持して超音波溶着して、各切込より扁平に折り畳み可能としたプラスチック段ボールの折畳みコンテナにおいて、第一側板3の各下短側板3Aの両端に折目3Dを介して、傾斜面α3、垂直面s、水平面k2を有する台形状の折曲片3Cを突設し、底板2の各係止側板6の両端は、傾斜面α2、垂直面kを形成して、前記各折目1A、各折目2Bに所定温度の加熱バーを当てて底板2の両端に設けた各第一側板3、各係止側板6を内方向に折曲げ、一対の第二側板4の折目4Dに所定温度の加熱バーを当てて係合片4Bを外方向に折曲げ、下短側板3Aの両端に形成した折曲片3Cは、折目3Dに所定温度の加熱バーを当てて内方向に折曲げ、前記傾斜面α2と傾斜面α3の各端面部分と垂直面kと垂直面sの各端面部分を熱溶融して溶着し、箱体の四隅が閉止され、ごみ、埃の進入を阻止する。
又、係止板6の両端部分を傾斜面α2、垂直面kに形成し、箱体に折り畳まれるときに係止板6の内側に柱部材7の連結片7bを案内するようしたので、柱部材7の当接部7dは垂直面kを有する係止板6の裏側に接触しながら案内され、柱部材7の当接部7dが、係止板6の端部に乗り上げて乗り上げるのを阻止することが出来る。
図5に示すように、底板2と連接する第一側板の両側縁部に配置される第二側板4は、上端部には、切込4aを介して上部片4Aを連設し、該第二側板4の下端部には折目4Dを介して外側方向に突出する係合片4B、4Bが設けられ、係合片4Bは、前記係止側板6の係合孔6A、6Aに対応して設けられる。
図4(B)及び図5、図6に示すように、第二側板4の上方中央に取手部10が設置され、場合によっては取手部10を設置しない場合もある。
本発明に使用する合成樹脂板は方向性を有しない中空の合成樹脂板を使用し、底板2、第一側板3、第二側板4及び係止側板6は、何れも方向性を有しない中空の合成樹脂板を使用し、例えば、ポリプロピレン製の円柱状に真空成形したシートと上下二枚のシートを熱融着した三層構造中空積層シート(商品名「プラパール」登録商標、)で、ポリオレフィン製気泡ボードを使用した。その外、図25に示すように、ポリプロピレン樹脂を原材料とし、一体に成形されたプラスチック段ボールであり、例えば、円錐台形状の山が千鳥格子に配置された二枚のポリプロピレン製プラスチックシート(通称コアコーン)をピンの先端同士で溶着させた後、表面に面板を張り合わせて四層の中空ハニカム構造のプラスチックシート(商品名「ツインコーン」登録商標)からなる構成のプラスチック段ボールもある。
また、図25に示すごとくポリプロピレン樹脂を原料として一体に成型されたプラスチック段ボール板Qからなるもので、内側面Q1及び外側面Q2の並行する平板を有し、当該平板の間隙にリブQ6が所定の感覚に設けられており、またリブ同士の間隙は貫通孔Q3を構成する。ここでリブQ6は内側面Q1外側面Q2と直交するように複数のリブQ6が排列される端面Q4ではハーモニカの吹き口のような形状で複数のリブQ6に沿う側の但面Q5では当該平板の間隙に壁面となるような形態となる。前記のごとき方向性のプラスチック段ボール版の場合は熱による折り曲げに樹脂量(肉厚)があれば方向性に関係なく折曲が可能である。すなわち折目に加熱バーを当てて折り曲げる際にリブの垂直方向に位置するよう配慮することなく折曲することが出来るものである。
更に、プラスチック段ボール板Pは(商品名:テクセル(登録商標)、岐阜プラスチック工業株式会社製)図24に示すごとく内側面の面板P1及び外側面の面板P2の並行する面板を有し、当該面板の間隙にはハニカム構造のコア材P3が連設して配置された構成で、方向性のない中空の樹脂板である。
この方向性のない中空のプラスチック段ボールの表側(内側面)の面板及び外側面の面板の並行する面板部分の間隙にハニカム構造の円柱状に真空成形したシートにコア材が連設配置されているものであり、反発力の強い合成樹脂板である。
本発明における「切込」とは、表面板と内部のコア材のみを切断して外側面板を切断しないように切断して外側面板を残すように切込を設ける構成のことであり、折目とは熱溶融して折り曲げる部分であり、折り曲げ部分に所定温度(250℃〜300℃)の加熱接触子(バー)を当てて折目に沿って押圧して折り曲げることをいう。また「溶着する」とは、プラスチック板の接着させる箇所を熱溶融により溶着させることをいう。
図4(A)に示すように、第二側板と係止側板の折目に所定の加熱バー当てて内方向に折曲げて四辺から側板を立ち上げ底が垂れない箱体に形成する。
底板2の上下両端部に折目2Bを設けて係止側板6を連設し、該折目2Bに所定の加熱バーを当てて内方向に折曲げて底板2に対し垂直に上方へ一体形成される。
第一側板3は、底板2寄りに切込3bを介して底板2に対し長さ方向に直交するようにして設けられる。
更に、底板2の両側に折目1Aを介して第一側板3を設け、前記第一側板3に切込3bを介して下短側板3Aを設け、切込3cを介して上短側板3Bを設け、前記第一側板3から下短側板3Aと上短側板3Bの高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み3aを形成し、下短側板3Aの両端に折目3Dを介して傾斜面α3、垂直面s、水平面k2を有する略台形状の折曲片3Cを突設し、底板2の各係止側板6の両端に傾斜面α2、垂直面kを形成し、前記折曲片3Cを折目3Dに所定の加熱バーを当てて押圧して内方向に折曲げ、底板2の係止片6を折目2Bに所定温度の加熱バーを当てて押圧して内方向に折曲げて、前記傾斜面α2と傾斜面α3の各端面部分同士を所定温度の加熱バーで熱溶融させて溶着し、垂直面kと垂直面sの各端面部分同士を所定温度の加熱バーを接当して熱溶融させて溶着することにより箱体の四隅を塞ぐことが出来る(図5参照)。
係止側板6は、底板2の両側部に折目2Bを設けて、該折目2Bに所定温度の加熱バーを当てて内方向に折曲げて底板2の上方へ折返して一体形成される。
底板2の上下に連接する係止側板6の各係合孔6Aに、第二側板4の係合片4Bは係合し、第二側板4は図4(B)に示すように、第二側板4は底板2の係止側板6の内側であって、第一側板3を有しない両側部に配置される。
即ち、二枚の第二側板4は箱体の両側面を形成するものである。
また、係合孔6Aの個数は、少なくとも2個以上設けることが係合強度を向上させて係止側板6と第二側板4を強固に繋ぐことができる。
第二側板4に切込4aを介して上部片4Aを形成し、第二側板4の切込4aの下方に取手部10を形成する。
第二側板4の下端部には、第二側板4の外側方向に突出する折目4Dを介して係合片4Bが設けられる、係合片4Bは、係止側板6の係合孔6Aに対応して設けられる。
更に、第二側板4の横幅は下方が上方に比べて少し幅広に形成することにより、箱体に組み立てたときに第一側板3,3を強く外側に張って突っ張ることになり第二側板4が不用意に外れることを防止する。
図5及び図6に示すように、第一側板3の切込3aを境界にして上下2箇所に柱部材7、7が設置される。
柱部材7は図10(A)に示すごとく、合成樹脂で形成され、一側には狭持片7aこれに続くもう一側にはストッパー7eと間隙7cを有する二片の狭持片7a及び当接片7dにて断面が略コ字形状に構成される。
狭持片7aの外側方向であって連結片7bを形成し、該連結片7bの一端部には、当接片7dが僅かに延設して形成される。
このようにして形成される柱部材7は、図10(A)(B)に示すように、第一側板3の端部に柱部材7の間隙7cを挿嵌して、柱部材7と第一側板がホットメルト、超音波溶着等を用いて固着される。
図15(A)に示すごとく、第一側板3における切込3c部分の切込3aの間隙に固着される柱部材7は、請求項3の場合においては第一側板3に折畳み用の切込3aを設け、該切込3aの両端部に、周囲三側を囲んで切込3e、3e、3eを入れて側板の内外側面を残した面板部分3fを形成し、該面板部分3fの先端3hと第一側板3の端面縁3iが略同一平面に形成して柱部材を第一側板3の端面縁3iに柱部材を合わせて取り付けることにより、柱部材の当接部7dの厚さ分だけ突出して面板部分3fの先端3hが凹んだ状態に取り付けられるが、柱部材の当接片7dは面板部分3fの先端3hより突出するが、面板部分3fの先端に合わせて柱部材を垂直方向にて固着させ、同様に他方の第一側板前記面板部分3fの先端に合わせて垂直方向にて固着させ、上下の柱部材の取付位置を前記面板部分3fの先端に合わせて固着させるので、四隅4箇所とも正確に柱部材を位置決めでき、柱部材の折り畳むときに柱部材の左右の歪みがなくなりスムーズに折り畳むことが出来る。
請求項4の場合は、第一側板3に折畳み用の切込3aを設け、該切込3aの両端部に周囲三側を囲んで切込3e、3e、3eを入れて側板の内外側面を残した面板部分3fを切込形成し、該面板部分3fの先端3hを柱部材7の当接片7dの厚さ分だけ突出させて略同一平面になるように形成して柱部材を第一側板3の端面縁3iに柱部材を合わせて取り付けることにより、柱部材の当接部7dと面板部分3fの先端3hがほぼ同一平面に取り付けられるので、面板部分3fの先端に合わせて柱部材を垂直方向にて固着させ、同様に他方の第一側板前記面板部分3fの先端に合わせて垂直方向にて固着させ、上下の柱部材の取付位置を前記面板部分3fの先端に合わせて固着させるので、四隅4箇所とも正確に柱部材を位置決めでき、柱部材の折り畳むときに柱部材の左右の歪みがなくなりスムーズに折り畳むことが出来る。
しかし、従来面板部分3fを形成しない切込みだけの場合、目測で切込3aの少し手前に合わせて、上柱部材7の下端部及び下柱部材の上端部が切込3aに架からないよう垂直方向に固着させて左右平均に柱部材を正確に位置合わせして固着させるのは熟練を要するが、手間がかかり左右同一場所に固着させるのは難しい問題点を有していた。
また、図5に示すように、第一側板3の上端部には、断面が略コ字形状の合成樹脂製フレーム8を挿嵌して固着され、図8に示すごとく該フレームは内側片8a、該内側片8aより僅かに長い外側片8cの上端面8bによって連結されている。
図9に示すようにして、第二側板4の上端部に添板4fを挟んで、第一側板3における上端部と同様にしてフレーム8が挿嵌して固着される。
このように上端部にフレーム8が固着される第一側板3及び第二側板4は、第一実施例、第二実施例と同様に図5及び図6に示すように、フレーム8の両端部を上部コーナー部材9によって直角に支持して、超音波溶着、熱溶着又はリベット、ピンによって固着されている。
上部コーナー部材9は、図8に示すように、内側片9a、内側片9aより僅かに長い外側片9c及び両者を連結する上端面9bからなり、略h形状の断面形状を有する。
上部コーナー部材9は、上端面9bより上方に外側片9cを延設させることから、外側片9cがあるため上方に載置される別の折畳みコンテナがずれるのを防止することができる。
外側片9cにおいては、フレーム8における外側片8cと略同等の寸法を有することが望ましい。これにより、図9に示すように、第二側板4における切込4aは、上部コーナー部材9における外側片9cの下端部よりも上方に位置する為、第二側板4に添え板4fを挟んで挿入するため切込4aに誤って指を挟む虞がなくなる。内側片9aにおいては、フレーム8における内側片8aと同程度の寸法を有していればよいものである。
上述の説明による上部コーナー部材9の係合においては、樹脂製のリベットによるものであるが、部材の係合、弾性を利用した狭持によるもの或いは、超音波溶着、熱溶着等を用いてかしめることもできる。
このようにして構成される折畳みコンテナは、図5、図6に示すようにして組み立てられ、又図12に示すごとく折り畳まれて図16に示すごとく嵩低く扁平に折り畳むことができる。
つぎに、組み立て方法について説明する。図16に示すように、折り畳まれた状態において、図12に示すごとく折畳みコンテナの上部を上方へと持ち上げると、切込3aから内方向に折り畳まれていた第一側板3が起立する。第一側板3を垂直に起立させた状態で、図12に示すように、箱体の上部に折り畳まれている二枚の第二側板4の切込4aを外方向に折り曲げ下方へ押し下げ、第二側板4を折畳みコンテナ1の外側方向へ押圧して、第二側板4の端面部が柱部材のストッパー7eを乗り越えて当接片7dに接当させて、第二側板4における係合片4Bを係止側板6の係合孔6Aへ係合させることで、折畳みコンテナ1に組み立てられる(図10参照)。
当該状態において、第一側板3に設置された柱部材7における当接片7dと第二側板4の両端部は当接した状態となる。係止側板6と第二側板4の係合によっても、第二側板4が折畳みコンテナ1の外側方向へ抜け出すのを防止することはできるが、挟持片7aに形成したストッパー7eが第二側板4の両端部と当接することにより、更に補強的に抜け出しを防止することができる。
次に、折り畳み方法について説明する。図6に示すごとく組み立てられた折畳みコンテナ1における第二側板4の係合片4Bと係止側板6の係合孔6Aの係合を解除するために、第二側板4の下方端部を内側へ押圧して、第二側板4、4の切込4aを内折して上方に押し上げる。
次に、図12に示すように、第一側板3、3における切込3a,3b、3cを内折りして、第一側板3を内側へ屈曲させる。これにより、図16に示すように、折畳みコンテナ1は折り畳まれる。
このとき、図13の従来例に示すように、係止側板6の傾斜上端6aが、柱部材7の角部7fと接触して係止側に乗り上げる場合がある。
これに対し図2,3に示すごとく第一側板3の各下短側板3Aの両端に、水平面k1、垂直面sを設け、底板2の各係止側板6の両端に傾斜面α2、垂直面kを形成し、前記底板2の各折目1A、折目2Bに所定温度の加熱バーを当てて第一側板3、3、係止側板6、6を内方向に折曲げ、第二側板4の折目4Dに所定温度の加熱バーを当てて係合片4Bを外方向に折曲げ、係止側板6の各係合孔6Aに第二側板4の各係合片4Bを係合させて折畳み時に係止側板が柱部材に接触しないので、スムーズに折り畳むことができる。
以上、説明した本発明の実施例1ないし4に係る折畳みコンテナ1によれば、図24に示すごとく円柱状または角錐状で真空としたシートと上下二枚のシートを熱融した三層構造の方向性のない中空積層板のプラスチック段ボール板を採用するので、中空構造のため軽量で曲げ剛性に優れ、耐水性、防湿性、耐薬品性に優れ、しかもリサイクルが可能であり、荷重性を向上させることができる。これにより、別途部材を設けることなく、底板2から第一側板3、3、係止側板6、6を四辺から立ち上げ底板2と一体に所定温度の加熱バーで押圧成形することができる。
また第二側板4の下方端部を内側へ押圧して、第二側板4、4の切込4aを内折して上方に押し上げるので、底板2の強度を維持した状態で、折畳みコンテナ1の部品点数を削減することができる。
さらに、図24のごとく三層構造の方向性のない中空積層板のプラスチック段ボール板に限らず、図25のごとき、方向性のあるプラスチック段ボール板であっても熱による折り曲げに耐える樹脂量(肉厚)があれば、方向性に関係なく折曲が可能で、折目に加熱バーを当てて折り曲げる際に折目がリブの垂直方向に位置するよう配慮することなく折曲することが出来るものである。
また、第一側板3の両端部に柱部材7を設置したので、折畳みコンテナ1が組み立てられた状態においては、4箇所の各コーナー部に柱部材7を有することにより、耐荷重性に優れたものとすることができる。これにより、運搬等の際に、折畳みコンテナ1を積み重ねた際にも、下方に位置する折畳みコンテナ1における第一側板3及び第二側板4が湾曲してしまうのを防止することができる。従って、折畳みコンテナ1の折畳み作業が煩雑となる虞もなくなる。
また、折畳み状態においては、係止板6の上端部が、フレーム8における外側片8cの下端部と当接するので、組み立ておよび折畳みを繰り返し行っても折畳み状態を常に均一に保つことができる。更に、係止側板6の上端部にて荷重を分散させることができるので、折畳み状態においても耐久性、耐荷重性に優れたものとすることができる。
さらに、本実施例1における各切込箇所においては、外側面を残して切込が形成され、切り込みの両端部に面板部分が設けられているため、切込部分の一部が強化され切込が裂けてくることを防止している。
係止側板の両端がコンテナに折り畳まれるときにフレームの上方から押さえつけて折畳むため、柱部材がよじれて柱部材7の角が係止側板6に引っかかり、柱部材7の当接片7dの先端部分が係止側板6の表側に乗り上げてしまうため(図13参照)、係止側板6の両端部分を垂直面kに形成し、折り畳まれるときに係止側板6の内側に柱部材7の連結片7Bを案内するようしたので、柱部材7の当接部7dは係止板6の垂直面kの内側に接するよう案内され、(図14参照)柱部材7の当接部7dが、係止側板6の端部に乗り上げるのを阻止する。その結果、係止側板6の表面に乗り上げた当接部7を離すために棒状のもの又は指で戻す必要がなくなり、折畳みの際にスムーズに折畳むことができるようになった。
図15(B)に示すごとく、切込み部分の中間部分に切込み3e、3e、3e、3eを設けて、側板の内外側面を残して面板部分3gを形成し、面板部分3gの切込み部分に複数個所設けたことにより、長さの長い切込み部分の場合にはこの切込み部分の裂けてくることを防止し耐久性を向上させて、切込3aが丈夫となり、折り曲げ使用頻度を向上させるものである。又、図示を省略するが、この面板部分3gを他の切込3b、3cの中間部分に設けても同様の効果を有することができる。
本発明の実施例3は、図17に示すごとく、請求項1乃至4記載の何れか1項記載の折畳みコンテナを前提として、底板2の両側に折目1Aを介して第一側板3を形成し、前記第一側板3に切込3bを介して下短側板3Fを設け、切込3cを介して上短側板3Bを設け、前記第一側板3から下短側板3Fと上短側板3Bの高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み3aを形成し、前記下短側板3Fの高さhに対応して係止側板6Bの高さh0を高く形成し、折り畳んだときに底板2上に収納部を設けたことを特徴とする構成であり、前記底板2には折目2Bを介して複数の係合孔6Aを有する係止側板6Bを形成し、つぎに一対の第二側板4の下端部に折目4Dを介して複数の係合片4Bを有し、第二側板4の上方には引手部10を設けて、切込4aを介して上部片4Aを連設する。
図示を省略するが、実施例1、2と同様に、第一側板3の端部に取り付ける柱部材7は断面が略コ字形状でストッパーを有する狭持片7aと連結片7bこれに連続する当接片7dを形成してなり、柱部材7を第一側板3の切込3aを境として上下に二分されて柱部材を夫々挟持して固着し、箱体の四隅に柱部材を取り付け、扁平に折り畳み可能とし、搬送中に紛失しやすい仕切板、或いは蓋体などを折り畳んだ状態で底板上に形成される収納部に収納して折畳みコンテナを搬送する事が出来る。
本発明の実施例4は、図18に示すごとく、請求項1乃至4記載の何れか1項記載の折畳みコンテナを前提として、底板2の両側に折目1Aを介して第一側板3を設け、前記第一側板3に切込3bを介して下短側板3Aを設け、切込3cを介して高さh6を高くした上短側板3Eを設け、前記第一側板3から下短側板3Aと上短側板3Eの高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み3aを形成し、これに対応して一対の第二側板4に切込4aを介して高さh7を高くした上部片4Eを設け、折り畳んだときに第二側板4、4上に収納部を設けたことにより、折り畳んだ際に上に跳ね上げた第二側板4、4上に収納部を形成されるので、実施例3と同様、箱体の四隅に柱部材を取り付け、折畳んだ状態で箱体の上部に収納部を形成したので、搬送中に紛失しやすい仕切板、或いは蓋体などを収納部に収納して搬送する事が出来る。
(削除)
実施例6において、図19、20、21に示すごとく、請求項1乃至4記載の何れか1項記載の折畳みコンテナを前提として、底板2の両側に折目1Aを介して第一側板3を設け、前記第一側板3に切込3bを介して下短側板3Hを設け、切込3cを介して上短側板3Mを設け、前記第一側板3から下短側板3Hと上短側板3Mの高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み3aを形成し、第一側板3の下短側板3Hに固着する継ぎ片5は、短冊状Tのプラスチック段ボール板の両側に折目5E、5Eを介して側片5C、5Cを設け、該側片5C、5Cを内方向に折曲げてコ字状に形成し、前記継ぎ片5を底板2の係止側板6の端面に載置して該継ぎ片5の側片5Cを第一側板3の下短側板3Hに超音波溶着9Cで固着し、折畳んだ際に箱体の下部を補強した収納部分を形成したことにより、折畳んだ際に箱体の下部に収納物を収納でき、箱体が膨れて側板が外れることを防止する。
さらに箱体の強度が強くなり、組み立てたときに側板が屈曲することを防止、箱体の積み重ねにおいてもぶれが少なくなる。
また搬送中に紛失しやすい仕切板、或いは蓋体などと一緒に収納部に収納して折畳みコンテナを搬送することができる。
本発明の実施例7において、図22、23に示すごとく、請求項1乃至4記載の何れか1項記載の折畳みコンテナを前提として、底板2の両側に折目1Aを介して第一側板3を設け、前記第一側板3に切込3bを介して下短側板3Aを設け、切込3cを介して上短側板3Jを設け、前記第一側板3から下短側板3Aと上短側板3Jの高さh5を除いた残りの高さ分の中間に切込み3aを形成し、前記上短側板3Jの高さh5に対応して第二側板4の上部片4Fの高さh8に形成し、継ぎ片11の側片9Bを第一側板3の上短側板3Jに固着する継ぎ片11は、短冊状板Tのプラスチック段ボール板の両側に折目9A、9Aを介して側片9B、9Bを設け、該側片9B、9Bを内方向に折曲げてコ字状の継ぎ片11を形成し、前記継ぎ片11を第二側板4の上部片4Fに重ねて該継ぎ片11の側片9B,9Bを、第一側板3の上短側板3Jに超音波溶着9Cで固着し、折畳んだ際に箱体の上部を補強して収納収分を形成したことを特徴とする構成としたので、折畳んだ際に箱体の上部に収納物を収納でき、箱体が膨れて側板が外れることを防止し、また収納部の高さを高くしたから、搬送中に紛失しやすい仕切板、或いは蓋体などと一緒に収納部に収納して折畳みコンテナを搬送することができる。
さらに組み立てたときに側板が屈曲することを防止、箱体の積重ねにおいてもぶれが少なくなり、さらに係止側板と第二側板の間隙を塞ぐこともできる。
尚、実施例6、7、の継ぎ片の側片を、第一側板3の上短側板または下短側板に取り付ける手段は樹脂製リベット、超音波溶着、熱溶着、ピンなど何れの固着手段でもよい。
図25に示すポリプロピレン樹脂を原料として一体に成型されたプラスチック段ボール板Qからなるもので、内側面Q1及び外側面Q2の並行する平板を有し、当該平板の間隙にリブQ6が所定の間隔に設けられており、またリブ6同士の間隙は貫通孔Q3を構成する。ここでリブQ6は内側面Q1、外側面Q2と直交するように複数のリブQ6が配列される端面Q4ではハーモニカの吹き口のような形状で、複数のリブQ6に沿う側の端面Q5では当該平板の間隙が壁面となるような形態である。
前記のごとき方向性のあるプラスチック段ボール板でリブ構造で有っても、内側面Q1、外側面Q2及び壁面が肉厚で樹脂量が多くあれば、熱による折り曲げは方向性に関係なく折曲が可能である。すなわち折目に加熱バーを当てて折り曲げる際に折目がリブの垂直方向に位置するよう配慮することなく折曲することが出来るものである。
1 折畳みコンテナ(箱体)
1A 折目
2 底板
2B 折目
3 第一側板
3A 下短側板
3B 上短側板
3C 折曲片
3D 折目
3E 上短側板
3F 下短側板
3H 下短側板
3J 上短側板
3M 上短側板
3a 切込
3b 切込
3c 切込
3e 切込
3f 面板部分
3g 面板部分
3h 先端
3i 端面縁
4 第二側板
4A 上部片
4B 係合片
4D 折目
4E 上部片
4F 上部片
4a 切込
4f 添え板
5 継ぎ片
5A 連結雄部材
5B 連結雌部材
5C 側片
5E 折目
6 係止側板
6A 係合孔
6B 高さの高い係止側板
6a 傾斜端面
6c 端面
7 柱部材
7A 柱部材
7B 柱部材
7a 狭持片
7b 連結片
7c 間隙
7d 当接片
7e ストッパー
7f 角部
8 フレーム
8a 内側片
8b 上端面
8c 外側片
9 上部コーナー部材
9A 折目
9B 側片
9C 超音波溶着
9a 内側片
9b 上端面
9c 外側片
10 取手部
11 継ぎ片
h 高さ
h0 高さ
h5 高さ
h6 高さ
h7 高さ
h8 高さ
k 垂直面
k1 水平面
k2 水平面
s 垂直面
α2 傾斜面
α3 傾斜面
T 短冊状板
P プラスチック段ボール片
P1 内側面
P2 外側面
P3 コア
Q 他のプラスチック段ボール片
Q1 内側面
Q2 外側面
Q3 貫通孔
Q4 端面
Q5 端面
Q6 リブ

Claims (8)

  1. 底板(2)の両側に折目(1A)を介して第一側板(3)を連設して、前記第一側板(3)に切込(3b)を介して下短側板(3A)を設け、切込(3c)を介して上短側板(3B)を設け、前記第一側板(3)から下短側板(3A)と上短側板(3B)の高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み(3a)を形成し、前記底板(2)の両端に折目(2B)を介して係合孔(6A、6A)を有する係止側板(6)を形成し、前記底板(2)に取り付ける一対の第二側板(4)は、上部に切込(4a)を介して上部片(4A)を形成し、下部に折目(4D)を介して係合片(4B、4B)を設け、第一側板(3)の端部を支持する柱部材(7)は、断面が略コ字形状でストッパー(7e)を有する狭持片(7a)と連結片(7b)、これに連続する当接片(7d)とからなり、各柱部材(7)は第一側板(3)の切込(3a)を境に上下分離して第一側板(3)の端部を各柱部材(7)で挟持して固着し、各切込により扁平に折り畳み可能としたプラスチック段ボールの折畳みコンテナにおいて、
    第一側板(3)の各下短側板(3A)の両端に水平面(k1)、垂直面(s)を設け、
    底板(2)の各係止側板(6)の両端に傾斜面(α2)、垂直面(k)を形成し、
    前記底板(2)の各折目(1A)、折目(2B)に所定温度の加熱バーを当てて第一側板(3、3)、係止側板(6、6)を内方向に折曲げ、
    第二側板(4)の折目(4D)に所定温度の加熱バーを当てて係合片(4B)を外方向に折曲げ、係止側板(6)の各係合孔(6A)に第二側板(4)の各係止片(4B)を係合させて箱体を形成したことを特徴とするプラスチック段ボールの折畳みコンテナ。
  2. 第一側板(3)の各下短側板(3A)の両端に折目(3D)を介して、傾斜面(α3)、垂直面(s)、水平面(k2)を有する台形状の折曲片(3C)を突設し、
    底板(2)の各係止側板(6)の両端は、傾斜面(α2)、垂直面(k)を形成して、前記各折目(1A)、各折目(2B)に所定温度の加熱バーを当てて底板(2)の両端に設けた各第一側板(3)、各係止側板(6)を内方向に折曲げ、一対の第二側板(4)の折目(4D)に所定温度の加熱バーを当てて係合片(4B)を外方向に折曲げ、
    下短側板(3A)の両端に形成した折曲片(3C)は、折目(3D)に所定温度の加熱バーを当てて内方向に折曲げ、前記傾斜面(α2)と傾斜面(α3)の各端面部分と垂直面(k)と垂直面(s)の各端面部分を熱溶融して溶着したことを特徴とする請求項1記載のプラスチック段ボールの折畳みコンテナ。
  3. 第一側板(3)に折畳み用の切込(3a)を設け、該切込(3a)の両端部に、周囲三側を囲んで切込(3e、3e、3e)を入れて側板の内外側面を残した面板部分(3f)を形成し、該面板部分(3f)の先端(3h)と第一側板(3)の端面縁(3i)が略同一平面に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の折畳みコンテナ。
  4. 第一側板(3)に折畳み用の切込(3a)を設け、該切込(3a)の両端部に周囲三側を囲んで切込(3e、3e、3e)を入れて側板の内外側面を残した面板部分(3f)を形成し、該面板部分(3f)の先端(3h)と柱部材(7)の当接片(7d)が略同一平面に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の折畳みコンテナ。
  5. 底板(2)の両側に折目(1A)を介して第一側板(3)を設け、前記第一側板(3)に切込(3b)を介して下短側板(3F)を設け、切込(3c)を介して上短側板(3B)を設け、前記第一側板(3)から下短側板(3F)と上短側板(3B)の高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み(3a)を形成し、前記下短側板(3F)の高さ(h)に対応して係止側板(6B)の高さ(h0)を設けて折り畳んだときに底板(2)上に収納部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4記載の何れか1項記載の折畳みコンテナ。
  6. 底板(2)の両側に折目(1A)を介して第一側板(3)を設け、前記第一側板(3)に切込(3b)を介して下短側板(3A)を設け、切込(3c)を介して上短側板(3E)を設け、前記第一側板(3)から下短側板(3A)と上短側板(3E)の高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み(3a)を形成し、上短側板(3E)の高さ(h6)に対応して一対の第二側板(4)に切込(4a)を介して高さ(h7)を高くした上部片(4E)を設け、折り畳んだときに第二側板(4、4)上に収納部を設けたことを特徴とする請求項1乃至4記載の何れか1項記載の折畳みコンテナ。
  7. 底板(2)の両側に折目(1A)を介して第一側板(3)を設け、前記第一側板(3)に切込(3b)を介して下短側板(3H)を設け、切込(3c)を介して上短側板(3M)を設け、前記第一側板(3)から下短側板(3H)と上短側板(3M)の高さ分を除いた残りの高さ分の中間に切込み(3a)を形成し、係止側板(6)の端面(6c)に載置するコ字状の継ぎ片(5)は、短冊状(T)のプラスチック段ボール板の両側に折目(5E、5E)を介して側片(5C、5C)を設け、該側片(5C、5C)を内方向に折曲げてコ字状に形成し、前記継ぎ片(5)を底板(2)の係止側板(6)の端面に載置して該継ぎ片(5)の側片(5C)を第一側板(3)の下短側板(3H)と固着し、折畳んだ際に箱体の下部を補強した収納部分を形成したことを特徴とする請求項1乃至4記載の何れか1項記載の折畳みコンテナ。
  8. 底板(2)の両側に折目(1A)を介して第一側板(3)を設け、前記第一側板(3)に切込(3b)を介して下短側板(3A)を設け、切込(3c)を介して上短側板(3J)を設け、前記第一側板(3)から下短側板(3A)と上短側板(3J)の高さ(h5)を除いた残りの高さ分の中間に切込み(3a)を形成し、前記上短側板(3J)の高さ(h5)に対応して第二側板(4)の上部片(4F)の高さ(h8)に形成し、短冊状(T)のプラスチック段ボール板の両側に折目(9A、9A)を介して側片(9B、9B)を設け、該側片(9B、9B)を内方向に折曲げてコ字状の継ぎ片(11)を形成し、前記継ぎ片(11)を第二側板(4)の上部片(4F)に重ねて、該継ぎ片(11)の側片(9B、9B)を、第一側板(3)の上短側板(3J)に固着し、折畳んだ際に箱体の上部を補強して収納部分を形成したことを特徴とする請求項1乃至4記載の何れか1項記載の折畳みコンテナ。
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