JP4055287B2 - 包装部材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、重量の大きい電気品等の包装部材に係り、より詳しくは、底部緩衝部材を接着剤を用いずに台板に固定して解体時におけるリサイクル性を改善させた包装部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は従来の冷蔵庫の包装部材における分解状態の一例を示す斜視図、図11は図10の要部の斜視図、図12は図10の要部の断面図である。図に示すように、冷蔵庫1を載置させる包装用台板8は、ダンボールから製造された箱型台板9と、この台板9にホットメルトによる接着剤36によって固定された発泡ポリスチレン製の一対の底部緩衝部材10,11とによって構成され、底部緩衝部材10,11に設けた脚用凹部12,13に冷蔵庫1の脚部を装着し、台板用凹部16,17には冷蔵庫1の台板を装着する。なお、3は外装ケース、4,5,6は上部緩衝部材、7はこれら上部緩衝部材4〜6を覆う天面カバーである(従来技術1)。
【0003】
また、図13は、例えば、実公昭61ー194663号公報に開示された従来の包装用台板の一例を示す分解斜視図である。図に示すように、ダンボールからなる箱型台板9は、側部立設壁25,26の延端部25a,26aを折り曲げて、上部から見てほぼV字状となる突設部29を4箇所に形成し、この突設部29に底部緩衝部材10(11)の前後端部の切欠部18(19)をはめ込んで固定する(従来技術2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成した従来技術1及び2の冷蔵庫1等の包装用台板8によれば、箱型台板9に底部緩衝部材10,11が載置されているだけであったり、上下方向からはめ込まれているだけであったりして、上下方向に対し十分に固定されていないため、冷蔵庫1のように重量が大きい家庭用の電気製品の包装用台板8としては、物流時、輸送時、荷扱い運搬中等に生ずる各種衝撃に対して強度的に脆弱で壊れ易く、底部緩衝部材10,11が外れ易く、冷蔵庫1自体の損傷も多く発生しやすかった。このため、箱型台板9と底部緩衝部材10,11をホットメルト等の接着剤36で強固に固定せざるを得ず、したがって、包装部材の解体分離時には分離性が悪くなり、解体作業に多くの時間を要すると共に、ホットメルト等の接着剤36そのものの分離処理に多くの時間を要するという問題があった。
【0005】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、運搬中等に生ずる各種衝撃に対して、包装用台板が強固で壊れることもなく、底部緩衝部材が外れにくく、被包装体が損傷することがなく、しかも、包装部材の解体作業時には解体分離性が良好で、廃棄処理における作業時間が短縮され、さらに接着剤を使用せずに環境汚染を防止することができる冷蔵庫等の包装部材を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る包装部材は、前後壁と側部壁からなる立設壁を有し側部壁の延端部を前後壁に重複させた箱型台板と、箱型台板の立設壁に当接させて対向配置した一対の底部緩衝部材とにより構成し、底部緩衝部材上に被包装体を載置してなる包装用台板を備えた包装部材であって、前後壁の面上に延出面を設け、延出面を折り曲げて重複部を挟み込んだ折曲部により第1の突設部を形成すると共に、第1の突設部をさらに折曲げて前後壁の内側方向に突出する第2の突設部を設け、また、底部緩衝部材の両端部に第1、第2の突設部と嵌合する第1、第2の切欠部を設けたものである。
【0007】
また、第1、第2の突設部を、前後壁のそれぞれの両側近傍に設けた。
さらに、第1、第2の突設部を、前後壁のそれぞれのほぼ全域に渡って設けた。
また、第2の突設部を、断面ほぼ横T字状に形成した。
さらに、第2の突設部を、断面ほぼ横V字状に形成した。
【0008】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1の斜視図、図2は図1の分解状態を示す斜視図、図3は図1の要部の斜視図、図4は図3のイ部の詳細を示す斜視図、図5は図4のAーA断面図、図6は図4の分解状態を示す斜視図である。図において、1は被包装体である冷蔵庫で、1aは冷蔵庫1の前面に位置する扉部、1bは天面部、1cは底面部、1d,1eは側面部、1fは背面部である。2は冷蔵庫1の天面部1b方向から挿入して冷蔵庫1に被せるポリエチレン製の保護袋で、冷蔵庫1の汚れを防止したり輸送中の振動による傷付きを防止する。3は冷蔵庫1の天面部1b方向から挿入するダンボール製の外装ケースで、冷蔵庫1の扉部1a、側面部1d,1e、背面部1fを保護する。
【0009】
4,5は冷蔵庫1の天面部1bの両肩にはめ込む例えば発泡ポリスチレン製の上部緩衝部材であり、6は冷蔵庫1の天面部1bのほぼ中央にはめ込む例えば発泡ポリステレン製の上部緩衝部材である。
7はこれらの上部緩衝部材4,5,6の上部を覆う断面ほぼコ字状に折曲げた段ボール製の天面カバーで、天面カバー7の折曲部7aを、外装ケース3の上部内側面と上部緩衝部材4,5の背面との間に差し込んで取り付ける。
8は冷蔵庫1の下部に配設されて冷蔵庫1を載置する包装用台板、9はダンボール製で箱型に形成した箱型台板、10,11は箱型台板9内に対向配設した例えば発泡ポリスチレン製の一対の底部緩衝部材で、これら箱型台板9と底部緩衝部材10,11とによって包装用台板8を構成している。
【0010】
底部緩衝部材10,11の対向側には、冷蔵庫1の扉部1a側に位置する脚部を装着するための脚用凹部12,13、落下衝撃を逃がすための衝撃凹部14,15、冷蔵庫1の背面部1f側に位置する台板を装着するための台板用凹部16,17が設けられている。
また、底部緩衝部材10,11の長手方向の両端部で底部緩衝部材10,11同志が対向する側のかど部には、例えば図6に詳細に示すように、L字型に切欠いて第1、第2の面18a,18bによって構成される第1の切欠部18(他方の底部緩衝部材11では第1の切欠部19)が形成され、さらに、切欠部18(19)の第2の面18bの高さ方向のほぼ中央部には長手方向の内側寄りにコ字状で底面とほぼ平行に切欠かれた第2の切欠部20(他方の底部緩衝部材11では第2の切欠部21)が形成されている。
【0011】
箱型台板9は、ダンボールの四辺を底板22に対してほぼ直角に同方向に折曲げて、前立設壁23、後立設壁24、側部立設壁25,26を形成し、上部を開口して箱型状に形成したものである。このとき、側部立設壁25,26のそれぞれの両端部をやや延設して延端部25a,26aを形成し、この延端部25a,26aを側部立設壁25,26に対してほぼ直角に内側方向に折曲げて、この折曲げた延端部25a,26aが前後の立設壁23,24の内側に来るように配設して肉厚の重複部27を形成する。
なお、28は側部立設壁25,26の延端部25a,26aと前後の立設壁23,24とからなる重複部27の2箇所を斜めに打ち止めて箱型台板9を箱型に形成するための金属性のステープルである。
【0012】
29は前後の立設壁23,24の計4箇所に設けた突設部で、前後の立設壁23,24のそれぞれの両側の重複部27近傍に位置し、前後の立設壁23,24の上方向に延出したほぼ長方形状の延出面30を箱型台板9の内側下方に折曲げて形成したもので、第1の突設部31と第2の突設部32とによって構成されている。
第1の突設部31は、長方形状の延出面30を、前後の立設壁23,24の内側方向にほぼ直角に折曲げて第1の折曲面31aを形成し、さらに重複部27を内側に挟み込むようにして同方向すなわち底面22の方向にほぼ直角に折曲げて第2の折曲面31bを形成して、これらの折曲げ面31a,31bによって凸状に形成したものである。
【0013】
また、第2の突設部32は、第2の折曲面31bをほぼ直角に折り曲げ、さらに逆方向にほぼ180度折り返し、さらに逆方向にほぼ直角に折曲げ、この際、最後の折曲げ面が当初の折曲面と同一平面上にあるようにして、第2の折曲面31b上に箱型台板9の底面22とほぼ平行で断面ほぼ横T字状の凸状部を形成したものである。
こうして形成した箱型台板9の第1、第2の突設部31,32を、底部緩衝部材10,11の第1、第2の切欠部18(19),20(21)に面一に嵌合させ、底部緩衝部材10,11の背面を側部立設壁25,26の内面に当接させて、包装用台板8を形成する。
なお、33は冷蔵庫1の周囲に組み込んだ各包装部材を外周から緊締するポリプロピレン製の締結用バンドである。
【0014】
上記のように構成した実施の形態1の作用を説明する。まず、包装部材の組立て手順について説明する。側部立設壁25,26の延端部25a,25bを側部立設壁25,26に対してほぼ直角に曲げた後、側部立設壁25,26をほぼ直角に折曲げ、ついで前後立設壁23,24を側部立設壁25,26と同方向にほぼ直角に折曲げて、箱型台板9を形成する。
次に、長方形状の延出面30を、その根元部において、前後の立設壁23,24の内側方向にほぼ直角に折曲げて第1の折曲面31aを形成し、さらに重複部27を内側に挟み込むようにして底面22の方向にほぼ直角に折曲げて第2の折曲面31bを形成し、第1の突設部31を形成する。
【0015】
次に、延出面30の第2の折曲面31bをその中央部付近でほぼ直角に折り曲げ、その折曲げ方向と逆方向にほぼ180度さらに折り返し、その折曲げ方向と逆方向にさらにほぼ直角に折曲げて、この折曲げ面が当初の折曲面と同一平面上にあるようにして、第2の折曲面31b上に箱型台板9の底面22とほぼ平行でその内側方向に向かう断面ほぼ横T字状の第2の突設部32を形成する。
次に、金属製のステープル28を、前後の立設壁23,24から重複部27に打ち込む。
【0016】
こうして形成した箱型台板9の第1の突設部31と第2の突設部32に、底部緩衝部材10,11の第1の切欠部18(19)及び第2の切欠部20(21)を差し込んで嵌合させて、箱型台板9に底部緩衝材10,11を結合し、包装用台板8を構成する。このとき、箱型台板9と底部緩衝材10,11には、ホットメルト等の接着剤を介在させて固定させることはしない。
次ぎに、上記のようにして組立てた包装用台板8上に、冷蔵庫1を載置させる。この際、冷蔵庫1の脚部は底部緩衝材10,11の脚用凹部12,13に、冷蔵庫1の台板は底部緩衝材10,11の台板用凹部16,17に嵌合する。
次に、保護袋2を冷蔵庫1の天面部1bの上方から冷蔵庫1に被せ、その上から天面部1b上に上部緩衝部材4,5,6を被せ、外装ケース3を通して、天面カバー7を装着し、包装部材を形成して、この包装部材の外周に締結用バンド33を緊締する。
【0017】
上記のようにして組立てた包装部材を解体する場合は、まず、締結用バンド33をハサミ等で切断し、その後、天面カバー7、上部緩衝部材4,5,6,外装ケース3、そして保護袋2という順序ではずしていき、冷蔵庫1を包装用台板8から取り外す。その後、箱型台板9の前後の立設壁23,24を前後に開きながら底部緩衝材10,11を取りだし、包装部材を解体分離する。この際、底部緩衝材10,11と箱型台板9とは、接着剤等で接着固定されていないため、解体分離が容易である。
【0018】
実施の形態1によれば、簡易な部材によって箱型台板9と底部緩衝部材10,11とを確実に係止でき、底部緩衝部材10,11の上下左右方向への固定を確実に行うことができる。すなわち、突設部29の第2の突設部32と、底部緩衝部材10,11の第2の切欠部20(21)とは、それぞれが箱型台板9の底面22にほぼ平行に形成されているので、これらが面一に嵌合したときは、底部緩衝部材10,11は箱型台板9に対して上下方向に移動することはない。また、側部立設壁25,26側に位置する第1の突設部31の側面は、底部緩衝部材10,11の第1の切欠部18(19)の第1の面18a(19a)と面一に係止するので、第1の嵌合凸部31が底部緩衝部材10,11の第1の切欠部18 (19)と嵌合したときは、底部緩衝部材10,11は箱型台板9に対して横方向に移動することはない。
【0019】
このため、製造工程における物流時及び工場から配送センター及び販売会社等への輸送時や、販売店、消費者までの市場における輸送、荷扱い運搬中の各種衝撃に対して、包装用台板8は強固で壊れることもなく、底部緩衝部材10,11も外れにくく、冷蔵庫1の損傷不良が発生することもない。また、箱型台板9と底部緩衝材10,11を接着剤で固定しなくてもよいので、接着剤が不要で環境にやさしく、そのうえ、包装部材の解体分離作業が簡単かつ良好で、わずかの時間で済み、廃棄、リサイクル時には箱型台板9と底部緩衝部材10,11を容易に取り外すことができる。
なお、上記の説明では、冷蔵庫1の包装部材について述べたが、被包装体は冷蔵庫1に限定するものではなく、重量の大きい他の製品に対しても包装部材としての機能を果たすものである。
【0020】
[実施の形態2]
図7は本発明の実施の形態2の要部の斜視図である。実施の形態1では、箱型台板9の突設部29を前後の立設壁23,24のそれぞれの両側に2個づつ、計4箇所に設けたが、実施の形態2では、突設部29を、前後の立設壁23,24のそれぞれに1箇所づつ、各面のほぼ全域にわたり連続して設けたものである。その他の、構成、作用、効果は、実施の形態1で示した場合と実質的に同様なので、説明を省略する。
【0021】
[実施の形態3]
図8は本発明の実施の形態3の要部の断面図、図9は図8の分解状態を示す斜視図である。18(19)は底部緩衝部材10(11)の長手方向の両端部で底部緩衝部材10(11)同志が対向する側のかど部に設けた第1の切欠部で、例えば図9に詳細に示すように、L字型に切欠いた第1、第2の面18a,18bによって構成されている。また、20(21)は、第1の切欠部18(19)の第2の面18bの下部付近に設けた第2の切欠部で、長手方向の内側寄りに狭まるV字型をなしている。
【0022】
29は前後の立設壁23(24)の計4箇所に設けた突設部で、前後の立設壁23(24)のそれぞれの両側の重複部27近傍に位置し、前後の立設壁23,(24)の上方向に延出したほぼ長方形状の延出面30を箱型台板9の内側下方に折曲げて形成したもので、第1の突設部31と第2の突設部32とによって構成されている。
第1の突設部31は、長方形状の延出面30を、前後の立設壁23(24)の内側方向にほぼ直角に折曲げて第1の折曲面31aを形成し、さらに重複部27を内側に挟み込むようにして同方向すなわち底面22の方向にほぼ直角に折り曲げて第2の折曲面31bを形成して、これらの折曲げ面31a,31bによって凸状に形成したものである。
【0023】
また、第2の突設部32は、第2の折曲面31bをく字状をなすように折り曲げ、さらに逆方向にく字状に折り曲げ、さらに同一方向にく字状に折曲げて形成する。この際、第2の折曲面31bにおいて、最後に折曲げた面と当初の折曲げ面とが同一面上にあるようにし、同時に、最後に折曲げた面の先端部34が最初に、く字状に折曲げた折曲部35の位置にほぼ当接するようにして第2の突設部32を断面ほぼ横V字型の凸状に形成したものである。
こうして形成した箱型台板9の突設部29の第1、第2の嵌合凸部31,32を、底部緩衝部材10(11)の第1、第2の切欠部18(19),20(21)に面一に嵌合させ、底部緩衝部材10(11)の背面を側部立設壁25(26)内面に接触させて、包装用台板8が形成されている。
その他の構成、作用、効果は、実施の形態1で示した場合と実質的に同様なので、説明を省略する。
【0024】
[実施の形態4]
実施の形態3では、箱型台板9の突設部29は前後の立設壁23,24のそれぞれの両側に2個づつ、計4箇所に設けたが、実施の形態4では、突設部29を、前後の立設壁23,24のそれぞれに1箇所づつ、各面のほぼ全面域にわたり連続して設けたものである(図示せず)。
その他の、構成、作用、効果は、実施の形態1で示した場合と実質的に同様なので、説明を省略する。
【0025】
【発明の効果】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、前後壁と側部壁からなる立設壁を有し側部壁の延端部を前後壁に重複させた箱型台板と、箱型台板の立設壁に当接させて対向配置した一対の底部緩衝部材とにより構成し、底部緩衝部材上に被包装体を載置してなる包装用台板を備えた包装部材であって、前後壁の面上に延出面を設け、延出面を折り曲げて重複部を挟み込んだ折曲部により第1の突設部を形成すると共に、第1の突設部をさらに折曲げて前後壁の内側方向に突出する第2の突設部を設け、また、底部緩衝部材の両端部に第1、第2の突設部と嵌合する第1、第2の切欠部を設けたので、第1の突設部と第1の切欠部が嵌合して底部緩衝部材が箱型台板に対して横方向に固定され、第2の突設部と第2の切欠部が嵌合して底部緩衝部材が箱型台板に対して上下方向に固定される。
【0026】
このため、製造工程における物流時はもちろんのこと、工場から配送センタ及び販売会社などへの輸送時、さらには、販売店、消費者までの市場における輸送、荷扱い運搬中の各種衝撃に対しても強度的に優れ、充分、被包装物である冷蔵庫等を損傷から保護することができ、特に、重複部が肉厚なので輸送時等の落下に対しても充分な耐衝撃力を有する。そのうえ、箱型台板と底部緩衝部材とを接着剤等で接着固定していないので、箱型台板と底部緩衝部材とを小さい労力で簡単かつ短時間に解体分離することができ、ホットメルト等の接着剤の分別処理の手間及び弊害もなく、包装部材のリサイクル性を大きく改善でき、また、接着剤の使用廃止は環境に配慮したものとなる。
【0027】
また、第1、第2の突設部を、前後壁のそれぞれの両側近傍に設けたので、簡易な部材で突設部を形成でき、底部緩衝部材を箱型台板に確実に固定できる。
さらに、第1、第2の突設部を、前後壁のそれぞれのほぼ全域に渡って設けたので、簡易な部材かつ少ない労力で突設部を形成でき、底部緩衝部材を箱型台板に確実に固定できる。
【0028】
また、第2の突設部を、断面ほぼ横T字状又は横V字状に形成したので、簡単な装置によって箱型台板と底部緩衝部材を確実に係止でき、包装用台板における底部緩衝部材の上下方向への固定を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の斜視図である。
【図2】 図1の分解状態を示す斜視図である。
【図3】 図1の要部の斜視図である。
【図4】 図3のイ部の詳細を示す斜視図である。
【図5】 図4のAーA断面図である。
【図6】 図4の分解状態を示す斜視図である。
【図7】 本発明の実施の形態2の要部の斜視図である。
【図8】 本発明の実施の形態3の要部の断面図である
【図9】 図8の分解状態を示す斜視図である。
【図10】 従来の包装部材の分解状態の一例を示す斜視図である。
【図11】 図10の要部の斜視図である。
【図12】 図10の要部の断面図である。
【図13】 従来の包装用台板の分解状態の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫、8 包装用台板、9 箱型台板、10,11 底部緩衝部材、18,19 第1の切欠部、20,21 第2の切欠部、23 前立設壁、24 後立設壁、25,26 側部立設壁、27 重複部、30 延出面、31 第1の突設部、31a 第1の折曲面、31b 第2の折曲面、32 第2の突設部。
Claims (5)
- 前後壁と側部壁からなる立設壁を有し前記側部壁の延端部を前後壁に重複させた箱型台板と、該箱型台板の立設壁に当接させて対向配置した一対の底部緩衝部材とにより構成し、該底部緩衝部材上に被包装体を載置してなる包装用台板を備えた包装部材であって、
前記前後壁の面上に延出面を設け、該延出面を折り曲げて前記重複部を挟み込んだ折曲部により第1の突設部を形成すると共に、該第1の突設部をさらに折曲げて前記前後壁の内側方向に突出する第2の突設部を設け、また、前記底部緩衝部材の両端部に前記第1、第2の突設部と嵌合する第1、第2の切欠部を設けたことを特徴とする包装部材。 - 第1、第2の突設部を、前後壁のそれぞれの両側近傍に設けたことを特徴とする請求項1記載の包装部材。
- 第1、第2の突設部を、前後壁のそれぞれのほぼ全域に渡って設けたことを特徴とする請求項1記載の包装部材。
- 第2の突設部を、断面ほぼ横T字状に形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の包装部材。
- 第2の突設部を、断面ほぼ横V字状に形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記載の包装部材。
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