JP5719518B2 - 低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物、および同ガラス組成物ペースト - Google Patents

低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物、および同ガラス組成物ペースト Download PDF

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本発明は、セラミックス基板、ガラス基板などに焼き付けるのに最適な低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物、および低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペーストに関するものである。
従来、例えばセラミックス基板、ガラス基板などに焼き付けるコーティング用ガラス組成物としては、PbO−SiO 系ガラス組成物が使用されてきたが、近年、環境問題への関心の高まりやRoSH指令等により、下記の特許文献1〜3に記載されたビスマス系ガラスを使用したコーティング用ガラス組成物に変わってきている。
特表2005−525286号公報 特開2008−266056号公報 特開2005−170753号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載の従来のビスマス系ガラスを使用したコーティング用ガラス組成物によれば、ビスマス含有率が高いために、耐酸性が劣り、しかもガラス原料が高価であるため、コスト高になってしまうという問題があった。
そこで、当業界では、さらなる耐酸性の向上と、コストパフォーマンスにすぐれた低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物の出現が、強く望まれていた。
本発明の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、コーティング用ガラス組成物に必要な要求特性を十分に満たし、しかも低温焼成が可能で、耐酸性を格段に改善した無鉛・珪酸亜鉛系のコーティング用ガラス組成物、および同ガラス組成物ペーストを提供することにある。
また、本発明の目的は、従来の無鉛・高配合ビスマス系ガラス組成物と比較して、比重が小さく、しかも高価なガラス原料を最小限に抑えることにより、コストパフォーマンスにも優れている無鉛・珪酸亜鉛系のコーティング用ガラス組成物、および同ガラス組成物ペーストを提供することにある。
本発明によるは、無鉛・珪酸亜鉛系のコーティング用ガラス組成物ペーストは、ガラスカラー用ペースト、およびセラミックカラー用ペーストとして使用されるものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物の発明は、実質的にPbOを含有せず、低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラスの組成が重量%表示で、
SiO :35〜45%、
Al:0〜3%、
:5〜11%、
ZnO:23〜33%、
NaO+LiO:5〜10%、
Bi:3〜10%、
ZrO :1〜8%、
MnO :1〜5%、
CeO :0〜3%、
TiO :0〜5%
であり、かつAl+ZrO の組成範囲が、1〜8%であることを特徴としている。
請求項2の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物の発明は、請求項1に記載のガラス組成物50〜100重量%と、着色材0〜50重量%と、低膨張化・溶融粘度調整用フィラー0〜10重量%とよりなり、着色材および低膨張化・溶融粘度調整用フィラーの合計が、0〜50重量%であることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物であって、着色材が無機顔料であり、低膨張化・溶融粘度調整用フィラーが、コージェライト、および硼酸アルミニウムウィスカのうちの少なくとも一種の物質であることを特徴としている。
請求項4の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペーストの発明は、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のガラス組成物60〜75重量%、バインダ0.1〜20重量%、および有機溶剤10〜40重量%からなることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項4に記載の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペーストであって、バインダが、エチルセルロース、またはアクリル系ポリマーであり、有機溶剤が、α−テルピネオールであることを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項4または5に記載の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペーストであって、ガラス基板、セラミックス基板、ステンレス鋼製基板等の基板への塗布・乾燥後の焼成焼き付け温度が、540〜620℃であることを特徴としている。
請求項1の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物の発明は、実質的にPbOを含有せず、低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラスの組成が重量%表示で、
SiO :35〜45%、
Al:0〜3%、
:5〜11%、
ZnO:23〜33%、
NaO+LiO:5〜10%、
Bi:3〜10%、
ZrO :1〜8%、
MnO :1〜5%、
CeO :0〜3%、
TiO :0〜5%
であり、かつAl+ZrO の組成範囲が、1〜8%であることを特徴とするもので、請求項1の発明によれば、コーティング用ガラス組成物に必要な要求特性を十分に満たし、しかも例えば540〜620℃での低温焼成が可能で、耐酸性を格段に改善した無鉛・珪酸亜鉛系のコーティング用ガラス組成物を提供することができる。また本発明による無鉛・珪酸亜鉛系のコーティング用ガラス組成物は、従来の無鉛・高配合ビスマス系ガラス組成物と比較して、比重が小さく、しかも高価なガラス原料を最小限に抑えることにより、コストパフォーマンスにも優れているという効果を奏する。
請求項2の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物の発明は、請求項1に記載のガラス組成物50〜100重量%と、着色材0〜50重量%と、低膨張化・溶融粘度調整用フィラー0〜10重量%とよりなり、着色材および低膨張化・溶融粘度調整用フィラーの合計が、0〜50重量%であることを特徴とするもので、請求項2の発明によれば、所望の色彩を有するカラーコーティング用ガラス組成物を得ることができ、しかも強度が増大して、コーティング用ガラス組成物に必要な要求特性を十分に満たすことができる。そのうえ、例えば540〜620℃での低温焼成が可能で、耐酸性を格段に改善した無鉛・珪酸亜鉛系のコーティング用ガラス組成物を提供することができる。さらに、本発明による無鉛・珪酸亜鉛系のコーティング用ガラス組成物は、従来の無鉛・高配合ビスマス系ガラス組成物と比較して、比重が小さく、しかも高価なガラス原料を最小限に抑えることにより、コストパフォーマンスにも優れているという効果を奏する。
上記着色材としては、酸化チタンなどの無機顔料が好ましい。また、低膨張化・溶融粘度調整用フィラーとしては、コージェライト、および硼酸アルミニウムウィスカのうちの少なくとも一種の物質であることが好ましい。
請求項4の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペーストの発明は、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のガラス組成物60〜75重量%、バインダ0.1〜20重量%、および有機溶剤10〜40重量%からなることを特徴とするもので、請求項4の発明によれば、コーティング用ガラス組成物に必要な要求特性を十分に満たし、しかも例えば540〜620℃での低温焼成が可能で、耐酸性を格段に改善した無鉛・珪酸亜鉛系のコーティング用ガラス組成物ペーストを提供することができる。また本発明によるペーストに含まれる無鉛・珪酸亜鉛系のコーティング用ガラス組成物は、従来の無鉛・高配合ビスマス系ガラス組成物と比較して、比重が小さく、しかも高価なガラス原料を最小限に抑えることにより、コストパフォーマンスにも優れているという効果を奏する。
本発明による無鉛・珪酸亜鉛系のコーティング用ガラス組成物ペーストは、ガラスカラー用ペースト、およびセラミックカラー用ペーストとして、好適に使用されるものであるという効果を奏する。
上記バインダとしては、エチルセルロース、またはアクリル系ポリマーであることが好ましい。また、有機溶剤としては、α−テルピネオールであることが好ましい。
本発明による低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペーストは、ガラス基板、セラミックス基板、ステンレス鋼製基板等の基板への塗布・乾燥後の焼成焼き付け温度が、540〜620℃であることが好ましい。
つぎに、本発明の実施の形態を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物は、例えばセラミックス基板、ガラス基板などの焼付けに用いられるコーティング用ガラス組成物であって、実質的にPbOを含有せず、ガラスの組成が重量%表示で、
SiO :35〜45%、
Al:0〜3%、
:5〜11%、
ZnO:23〜33%、
NaO+LiO:5〜10%、
Bi:3〜10%、
ZrO :1〜8%、
MnO :1〜5%、
CeO :0〜3%、
TiO :0〜5%
であり、かつAl+ZrO の組成範囲が、1〜8%であることを特徴と
している。
ここで、各ガラス組成成分の使用目的および配合割合の限定理由は、下記の通りである。なお、下記の説明において、ガラスの組成は、重量%表示とする。
SiO :網目形成成分でガラスの骨格をなし、耐酸性を向上させるために必須の成分である。望ましい組成範囲は35〜45%、好ましくは37〜43%である。ここで、SiO 成分の配合割合が、35%未満では、耐酸性を満たすことができない。またSiO 成分の配合割合が、45%を超えると、軟化温度が高くなり、焼き付けが不十分になる。
Al:必須成分ではないが、耐酸性を向上させるために含有する。望ましい組成範囲は0〜3%、好ましくは0〜2%である。Al成分の配合割合が、3%を超えると、軟化温度が高くなり、焼き付けが不十分になる。
:軟化温度を低くし、ガラスの安定化に必須の成分である。望ましい組成範囲は5〜11%、好ましくは7〜10%である。B成分の配合割合が、5%未満では、軟化温度が高くなり、焼き付けを阻害する程度の結晶が析出しやすくなる。またB成分の配合割合が、11%を超えると、耐酸性を満たすことができない。
ZnO:軟化温度を低くするために必須な成分である。望ましい組成範囲は23〜33%、好ましくは25〜30%である。ZnO成分の配合割合が、23%未満では、軟化温度が高くなり、焼き付けが不十分になる。またZnO成分の配合割合が、33%を超えると、耐酸性を満たすことができない。
NaO+LiO:軟化温度を低くするために必須な成分で、必ずどちらか一つを含有しなければならない。望ましい組成範囲は一種類もしくは二種類の合計で、NaO+LiO:5〜10%、好ましくは7〜9%である。NaO+LiO成分の配合割合が、5%未満では、軟化温度が高くなり、焼き付けが不十分になる。またNaO+LiO成分の配合割合が、10%を超えると、耐酸性を満たすことができない。
Bi:軟化温度を低くするための必須成分である。望ましい組成範囲は3〜10%、好ましくは5〜10%である。Bi成分の配合割合が、3%未満では、軟化温度が高くなり、焼き付けが不十分になる。Bi成分の配合割合が、9%を超えると、耐酸性を満たすことができない。
ZrO :耐酸性を高めるための必須成分である。望ましい組成範囲は1〜8%、好ましくは2〜7%である。ZrO 成分の配合割合が、1%未満では、耐酸性を満たすことができない。ZrO 成分の配合割合が、8%を超えると、軟化温度が高くなり、焼き付けが不十分になる。
MnO :光遮蔽性を高めるための必須成分である。望ましい組成範囲は1〜5%、好ましくは1〜4%である。MnO 成分の配合割合が、1%未満では、着色性が劣り、着色顔料と混ぜた場合の光遮蔽性が劣る。MnO 成分の配合割合が、5%を超えると、軟化温度が高くなって、焼き付けが不十分になり、耐酸性も満たすことができなくなる。
CeO :必須ではないが、マイグレーションを抑えたり、光遮蔽性を高めたりする成分である。望ましい組成範囲は0〜3%、好ましくは0〜2%である。CeO 成分の配合割合が、3%を超えると、軟化温度が高くなり、焼き付けが不十分になる。
TiO :必須成分では無いが、耐酸性を高めるための成分である。望ましい組成範囲は0〜5%、好ましくは0〜4%である。TiO 成分の配合割合が、5%を超えると、軟化温度が高くなり、焼き付けが不十分になる。
また、Al+ZrO の組成範囲は、耐酸性と溶融性を兼ね備えるために1%以上、8%以下を必要とし、好ましくは2〜7%である。Al+ZrO 成分の配合割合が、1%未満では耐酸性を満たすことができない。Al+ZrO 成分の配合割合が、8%を超えると、溶融性を満たすことができない。
本発明のガラス組成物によれば、コーティング用ガラス組成物に必要な要求特性、すなわち具体的には、耐酸性、溶融性、基板材料とのマッチング性を十分に満たし、しかも例えば540〜620℃での低温焼成が可能で、耐酸試験においても経時変化が少なく、耐酸性を格段に改善した無鉛・珪酸亜鉛系のコーティング用ガラス組成物を提供することができる。また本発明による無鉛・珪酸亜鉛系のコーティング用ガラス組成物は、従来の無鉛・高配合ビスマス系ガラス組成物と比較して、比重が小さく、しかも高価なガラス原料を最小限に抑えることにより、コストパフォーマンスにも優れている。
本発明による低温焼成が可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物は、例えば、真比重が3.5g/ml以下、好ましくは2.6〜3.2g/mlを有している。このように、本発明による低温焼成が可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物は、比重が小さいために、高比重ガラス、特にBiを多く含むガラスと比較して、少ない重量でコーティング面を作成できるという利点がある。
本発明においては、上記のガラス組成成分を、上記のガラス組成範囲(重量%)になるようにガラス原料を調合して混合し、ガラス原料混合物を、1100〜1400℃の温度で溶融し、急冷後、ガラス溶融固化組成物を得る。つぎに、このガラス溶融固化組成物を、例えばボールミルで粉砕し、低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物粉末を得る。
本発明の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物には、必要に応じて、着色材と低膨張化・溶融粘度調整用フィラーとを混合することができる。
本発明においては、上記のガラス組成物50〜100重量%と、着色材0〜50重量%と、低膨張化・溶融粘度調整用フィラー0〜10重量%とよりなり、着色材および低膨張化・溶融粘度調整用フィラーの合計が、0〜50重量%であることが好ましい。
ここで、着色材の例としては、酸化チタンなどの無機顔料が挙げられる。この着色材は、例えば光の遮蔽性を高めたり、装飾性をもたせたりするために使用されるもので、コーティング用ガラス組成物中の着色材の配合量が50重量%を超えると、溶融性が悪くなり、従来着色剤の持っている発色性を示さなくなるので、好ましくない。
また、低膨張化・溶融粘度調整用フィラーとしては、コージェライト、および硼酸アルミニウムウィスカのうちの少なくとも一種の物質が挙げられる。この低膨張化・溶融粘度調整用フィラーは、例えば基板材料よりも膨張が高い場合に使用されるもので、コーティング用ガラス組成物中の低膨張化・溶融粘度調整用フィラーの配合量が10重量%を超えると、溶融性を阻害させるので、好ましくない。
本発明において、着色材と低膨張化・溶融粘度調整用フィラーとを混合する場合、上記のガラス組成物50〜100重量%に対し、着色材および低膨張化・溶融粘度調整用フィラーの合計が、0〜50重量%であることが好ましい。
本発明による高耐酸性コーティング用ガラス組成物は、セラミックカラー層をガラス基板、またはセラミックス基板に焼き付ける成分であり、必須である。ガラス組成物の配合量が、50重量%未満であれば、基板への焼付けが不充分になるので、好ましくない。ガラス組成物の配合量は、好ましくは60重量%以上、さらに、好ましくは65〜85重量%である。
本発明による低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物を、セラミックス基板、ガラス基板などに焼き付ける際には、具体的には、コーティング用ガラス組成物ペーストとして使用する。
本発明の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペーストは、上記のガラス組成物、バインダ、および有機溶剤からなることを特徴としている。
本発明のコーティング用ガラス組成物ペーストに用いられるバインダは、エチルセルロース、またはアクリル系ポリマーであり、有機溶剤は、α−テルピネオールであることが好ましい。
本発明の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペーストの配合組成は、上記のガラス組成物60〜75重量%、バインダ0.1〜20重量%、および有機溶剤10〜40重量%からなることが好ましい。
ここで、ガラス組成物の配合量が、60重量%未満であれば、ペースト粘度が低くなり、コーティング時の垂れやにじみの原因になるので、好ましくない

バインダの配合量が、バインダ0.1重量%未満であれば、乾燥時の乾燥強度が低くなりすぎて、作業中にかけや剥がれの原因になり、コーティング面を汚す恐れがあるので、好ましくない。また、バインダの配合量が、20重量%を超えると、焼成後に有機物の未焼成物が残ってしまうためので、好ましくない。
有機溶剤の配合量が、10重量%未満であれば、ペースト粘度が高くなりすぎてコーティングできないので、好ましくない。また、有機溶剤の配合量が、40重量%を超えると、ペースト粘度が低くなり、コーティング時の垂れやにじみの原因になるので、好ましくない。
本発明による低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペーストは、ガラス基板、セラミックス基板、ステンレス鋼製基板等の基板に、例えばスクリーン印刷により塗布し、乾燥後、温度540〜620℃で焼成焼き付けることが好ましい。
本発明による低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物の焼成焼き付け温度が、540℃未満であれば、溶融不足になり、本発明の特性を満たさなくなるので、好ましくない。また、ガラス組成物の焼成焼き付け温度が、620℃を超えると、基板材料がガラス板の場合、基板自体の耐熱性が保てないので、好ましくない。
本発明による高耐酸性コーティング用ガラス組成物の焼成焼き付け後の平均線膨張係数(α)は、100〜300℃において、60×10−7〜100×10−7/℃であることが、好ましい。
つぎに、本発明の実施例を比較例と共に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
本発明の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物を作製した。本発明のコーティング用ガラス組成物は、実質的にPbOを含有せず、下記のガラス組成(重量%表示で)を有するものである。
この実施例1の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物は、溶融性と耐酸性を兼ね備えた組成を意図して、作製したものである。
ガラス組成:SiO :40%、Al:0%、B:9%、ZnO:25%、NaO+LiO:8%、Bi:9%、MnO :4%、CeO:0%、ZrO :5%、TiO :0%。
上記のガラス組成の原料を調合して混合し、ガラス原料混合物を、1400℃の温度で溶融し、急冷後、ガラス溶融固化組成物を得た。つぎに、このガラス溶融固化組成物を、ボールミルで粉砕し、粒径2〜5μmを有する低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物粉末を得た。
本発明による低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物を、セラミックス基板、ガラス基板などに焼き付ける際には、具体的には、コーティング用ガラス組成物ペーストとして使用する。
本発明の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペーストは、上記のガラス組成物75重量%、バインダとして、エチルセルロース3重量%、および有機溶剤として、α−テルピネオール22重量%からなるものである。
つぎに、本発明による低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペーストを、100mm×100mm角のガラス基板上に、スクリーン印刷により塗布し、温度120℃で、10分、乾燥した後、ガラス基板上のガラス組成物の塗布層を、それぞれ温度540℃、温度560℃、および温度620℃の3段階の温度で、焼成焼き付けを行ない、3種類の試験用サンプルを作製した。
ついで、これらの試験用サンプルについて、焼成(溶融性)、および耐酸性を評価して、特性の確認を行なった。
ここで、各試験用サンプルについての焼成(溶融性)の評価は、光沢感、透過性を目視で観察する方法により、下記の基準で行なった。そして、得られた結果を下記の表1に示した。
ガラスのみの場合
◎:焼成(溶融性)光沢があり、透明性も高いコーティング面である
○:焼成(溶融性)光沢、透明性もあるが、◎より若干劣るコーティング面である
×:焼成(溶融性)光沢、透明性共にないコーティング面である
一方、各試験用サンプルについての耐酸性の評価は、1N−塩酸にコーティングしたものを浸し、1時間後の変化を目視で確認する方法により、下記の基準で行なった。
◎:耐酸性が良く、見た目の変化があまり無いものである
○:耐酸性が良いが、若干の変化はあるものである
×:耐酸性が悪く、コーティング面が削れたりしている
つぎに、上記の高耐酸性コーティング用ガラス組成物80重量%に、着色材として無機顔料(東罐マテリアル・テクノロジー株式会社製無機顔料)20重量%を配合し、本発明の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物を作製した。
そして、上記の着色材およびフィラーを含むガラス組成物の原料を調合して混合し、コーティング用ガラス組成物ペーストを作製した。
ついで、この着色材およびフィラーを含む低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物を用いて、上記の場合と同様に、コーティング用ガラス組成物ペーストを作製した。
その後、本発明による着色材およびフィラーを含む低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペーストを、上記の場合と同様に、ガラス基板上に塗布し、乾燥した後、温度580℃で、焼成焼き付けを行ない、試験用サンプルを作製した。
ついで、この着色材およびフィラーを含む低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物の試験用サンプルについて、上記の場合と同様に、焼成(溶融性)、および耐酸性を評価して、特性の確認を行ない、得られた結果を下記の表1にあわせて示した。
ここで、各試験用サンプルについての焼成(溶融性)の評価は、光沢感、透過性を目視で観察する方法により、下記の基準で行なった。そして、得られた結果を下記の表1にあわせて示した。
無機顔料、フィラーを添加した場合
◎:焼成(溶融性)光沢があるコーティング面である
○:焼成(溶融性)光沢もあるが、◎より若干劣るコーティング面である
×:焼成(溶融性)光沢、透明性共にないコーティング面である
なお、着色材およびフィラーを含む低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物の各試験用サンプルについての耐酸性の評価は、上記の場合と同様である。
実施例2〜30
上記の実施例1の場合と同様にして、本発明による種々の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物を作製するが、ガラス組成の種類と添加量、および無機顔料、フィラーの種類と添加量を、上記の実施例1の場合とは変更して実施した。
ここで、実施例2と3では、無機顔料、フィラーの添加量が実施例1の場合と異なっている。
実施例4では、さらにAlを2%添加しており、またZnO、MnO 、およびZrO の添加量が、上記の実施例1の場合とは若干異なっている。
実施例5〜7では、Alは使用していないが、ZnO、MnO 、およびZrO の添加量が、上記の実施例1の場合とは若干異なり、さらに、実施例7では、Biの添加量も変更されている。
実施例8〜10では、さらにAlを種々の割合で添加しており、また各ガラス組成成分の添加量が、上記の実施例1の場合とは異なっている。
実施例11では、上記の実施例1の場合とは大きな差異はないが、各ガラス組成成分の添加量が、上記の実施例1の場合とは若干異なっている。
実施例12〜15では、上記の実施例1の場合に比べて、SiO の添加量が45%と、多くなっており、また無機顔料、フィラーの添加量を種々変化させている。
実施例16〜19では、上記の実施例1の場合に比べて、SiO の添加量が41%、Bの添加量が8%、Biの添加量が10%、MnO の添加量が2%、およびZrO の添加量が6%、と一定としたうえで、無機顔料、フィラーの添加量を種々変化させている。
実施例20〜22では、上記の実施例1の場合に比べて、Bの添加量が8%、MnO の添加量が2%、およびZrO の添加量が8%、と一定としたうえで、無機顔料、フィラーの添加量を種々変化させている。
実施例23〜26では、上記の実施例1の場合に比べて、さらにCeO が3%添加されており、またBの添加量が8%、MnO の添加量が1%、およびZrO の添加量が6%、と一定としたうえで、無機顔料、フィラーの添加量を種々変化させている。
実施例27〜30では、上記の実施例23〜26の場合と同様であるが、CeO に変えて、TiO が5%添加されており、またZrO の添加量が4%と一定としたうえで、無機顔料、フィラーの添加量を種々変化させている。
つぎに、上記実施例2〜30の各種の試験用サンプルについて、焼成(溶融性)、および耐酸性を、上記実施例1の場合と同様に評価して、特性の確認を行なった。また、実施例2〜30おける着色材およびフィラーを含む低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物の試験用サンプルについても、上記実施例1の場合と同様に、焼成(溶融性)、および耐酸性を評価して、特性の確認を行ない、得られた結果を下記の表1〜表4にまとめて示した。
Figure 0005719518
Figure 0005719518
Figure 0005719518
Figure 0005719518
比較例1〜19
比較のために、ガラス組成成分の添加量のいずれかが、本発明の範囲外である各種コーティング用ガラス組成物を作製した。
比較例1では、ガラス組成成分のほとんどの添加量が、本発明の範囲外であり、また、本発明では使用しない、Fと、Vとを添加して、コーティング用ガラス組成物を作製した。
比較例2では、ガラス組成成分中、NaO+LiOの添加量が本発明の範囲外であるコーティング用ガラス組成物を作製した。
比較例3では、ガラス組成成分中、Biの添加量が本発明の範囲外であるコーティング用ガラス組成物を作製した。
比較例4では、ガラス組成成分中、MnO の添加量が本発明の範囲外であるコーティング用ガラス組成物を作製した。
比較例5では、ガラス組成成分中、CeO の添加量が本発明の範囲外であるコーティング用ガラス組成物を作製した。
比較例6では、ガラス組成成分中、TiO の添加量が本発明の範囲外であるコーティング用ガラス組成物を作製した。
比較例7〜10では、ガラス組成成分中、BとCeO 以外は、成分添加量が本発明の範囲外であり、また本発明では使用しない、Vを添加して、コーティング用ガラス組成物を作製した。
比較例11〜14では、ガラス組成成分中、SiO の添加量が少なく、本発明の範囲外であり、特に、比較例13〜14では、ZnO成分添加量も本発明の範囲外であるコーティング用ガラス組成物を作製した。
比較例15〜17では、ガラス組成成分中、NaO+LiOの成分添加量が本発明の範囲外であるコーティング用ガラス組成物を作製した。
比較例18〜19では、ガラス組成成分中、ZrO の成分添加量が本発明の範囲外であるコーティング用ガラス組成物を作製した。
つぎに、上記の比較例1〜19の各種の試験用サンプルについて、焼成(溶融性)、および耐酸性を、上記実施例1の場合と同様に評価して、特性の確認を行なった。また、比較例1〜19おける着色材およびフィラーを含む低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物の試験用サンプルについても、上記実施例1の場合と同様に、焼成(溶融性)、および耐酸性を評価して、特性の確認を行ない、得られた結果を下記の表5〜表6にまとめて示した。
なお、比較例2、比較例3、比較例6、比較例18、および比較例19では、コーティング用ガラス組成物が620℃においても溶融しなかったため、耐酸性の評価試験は、実施することができなかった。
Figure 0005719518
Figure 0005719518
上記表1〜表6の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜30によるコーティング用ガラス組成物によれば、比較例1〜19のコーティング用ガラス組成物と比較し、必要な要求特性を十分に満たし、さらに低温焼成が可能で、耐酸性を格段に改善した無鉛珪酸亜鉛系コーティング用ガラス組成物が得られるものである。
また、従来の無鉛・高配合ビスマス系ガラスと比較して、ガラスペーストとしたときに比重が小さく、高価な原料を最小限に抑えることにより、コストパフォーマンスにも優れているものであった。

Claims (6)

  1. 実質的にPbOを含有せず、低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラスの組成が重量%表示で、
    SiO2 :35〜45%、
    Al2O3:0〜3%、
    B2O3:5〜11%、
    ZnO:23〜33%、
    Na2O+Li2O:5〜10%、
    Bi2O3:3〜10%、
    ZrO2 :1〜8%、
    MnO2 :1〜5%、
    CeO2 :0〜3%、
    TiO2 :0〜5%
    であり、かつAl2O3+ZrO2 の組成範囲が、1〜8%であることを特徴とする、低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物。
  2. 請求項1に記載のガラス組成物50〜100重量%と、着色材0〜50重量%と、低膨張化・溶融粘度調整用フィラー0〜10重量%とよりなり、着色材および低膨張化・溶融粘度調整用フィラーの合計が、0〜50重量%であることを特徴とする、低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物。
  3. 着色材が無機顔料であり、低膨張化・溶融粘度調整用フィラーが、コージェライト、および硼酸アルミニウムウィスカのうちの少なくとも一種の物質であることを特徴とする、請求項2に記載の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のガラス組成物60〜75重量%、バインダ0.1〜20重量%、および有機溶剤10〜40重量%からなることを特徴とする、低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペースト。
  5. バインダが、エチルセルロース、またはアクリル系ポリマーであり、有機溶剤が、α−テルピネオールであることを特徴とする、請求項4に記載の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペースト。
  6. 基板への塗布・乾燥後の焼成焼き付け温度が、540〜620℃であることを特徴とする、請求項4または5に記載の低温焼成可能な高耐酸性コーティング用ガラス組成物ペースト。
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