JP5719185B2 - ストライクの構造 - Google Patents

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Description

本発明は、マンションやホテル等の建物のドア構造に用いられるストライクの構造に関する。
従来、マンションやホテル等の建物のドア構造においては、ドアの木口にデッドボルト等の錠ボルトが出没可能に設けられ、この錠ボルトの挿入空間を備えたストライクが、ドアの木口に対向する建物の開口枠等に設けられている。そして、前記した錠ボルトをドアの木口から出没させ、これに伴って錠ボルトをストライクの挿入空間に対して挿脱することで、ドアの施解錠が可能となっている。
上記のようなドア構造に用いられるストライクにおいて、錠ボルトの挿入空間を形成する部材を金属製とすると、この金属製の部材に錠ボルトが摺接することになり、錠ボルトの摺動性が悪化し、錠ボルトの挿入空間に対する挿脱を円滑に行えない虞がある。そこで、錠ボルトの挿入空間を形成する部材を、樹脂材にて形成する構成が一般に用いられている(例えば、特許文献1の「調整ブロック29」参照)。
特開2010−24767号公報
しかしながら、上記従来技術のように、錠ボルトの挿入空間を形成する部材の全体を樹脂製とすると、例えば建物の内部で火災が発生した場合に、炎熱によって上記した樹脂製の部分から発火してしまう虞があり、ストライクの耐火性を十分に確保することが困難になっていた。
そこで、本発明は上記の事情を考慮し、錠ボルトの摺動性を良好に保ちつつ、耐火性を確保することができるストライクの構造を提供することを目的とする。
本発明は、ドアの木口から突出する錠ボルトが挿入されて前記ドアの開放が規制されるストライクの構造であって、前記錠ボルトの挿入空間を形成する金属製のガイド枠と、該ガイド枠の周壁に取り付けられて該周壁の内面から内側に突出する樹脂製のガイドと、を備え、前記ガイド枠は、箱型形状のトロヨケに収容され、前記周壁には、前記トロヨケの内側面に沿って互いに対向する一対の側壁が設けられ、該各側壁の両側には、該各側壁の内面よりも内側に当接壁が設けられ、該当接壁と前記トロヨケの間に前記ガイドが挿脱可能に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、錠ボルトの摺動性を良好に保ちつつ、耐火性を確保することができるストライクの構造を提供することが可能となる。
第1の実施形態に係るストライクの構造を示す側断面図である。 第1の実施形態に係るストライクの構造において、(a)は、ガイド枠の正面図であり、(b)は同側面図である。 図1のA−A断面図である。 第1の実施形態に係るストライクの構造において、(a)は、一方のガイドを挿入空間の内側から見た側面図であり、(b)は、一方のガイドの正面図である。 第1の実施形態に係るストライクの構造において、(a)は、他方のガイドを挿入空間の内側から見た側面図であり、(b)は、他方のガイドの正面図である。 第2の実施形態に係るストライクの構造を示す側断面図である。 第2の実施形態に係るストライクの構造において、(a)は、ガイド枠の正面図であり、(b)は(a)のC−C断面図である。 図6のB−B断面図である。 第2の実施形態に係るストライクの構造において、(a)は、一方のガイドを挿入空間の内側から見た側面図であり、(b)は、一方のガイドの正面図である。 第2の実施形態に係るストライクの構造において、(a)は、他方のガイドを挿入空間の内側から見た側面図であり、(b)は、他方のガイドの正面図である。
以下、図面に基づき、本発明に係るストライクの構造の好適な実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
まず、図1〜図5を参照しつつ、第1の実施形態について説明する。以下、図1における右側を各部材の正面側(前側)とした場合について説明する。
図1に示されるように、ストライク1は、正面側が開口されて有底の箱型形状を成すトロヨケ2と、トロヨケ2の開口を閉止するように設けられたストライク板3と、トロヨケ2の上端部と下部にそれぞれ収納されたマグネット4と、トロヨケ2の上下方向中央に収容されたガイド枠5と、ガイド枠5の周壁28に取り付けられた一対のガイド6、7(図1では一方のガイド6のみ表示)と、を主体として構成されている。
トロヨケ2は、上下方向に長い形状を成し、マンションやホテル等の建物の扉枠8に、ドア9の木口10に対向するようにして埋設されている。トロヨケ2の上下両端には固定鍔11が設けられ、固定鍔11には嵌合孔12が水平方向に穿設されている。トロヨケ2の底面の上端部と下部には、左右両側部の上下に各4個の挿通孔13が水平方向に穿設されている。トロヨケ2の底面の上下方向中央には、上下一対の位置決め突起15が設けられている。
ストライク板3は、上下方向に長い平板状を成している。ストライク板3の上下両端部には、ネジ孔16が水平方向に穿設されている。ネジ孔16の周囲のストライク板3は、後方に向かって屈曲されてトロヨケ2の嵌合孔12に嵌合している。そして、このネジ孔16に挿通されるネジ(図示せず)によって、トロヨケ2及びストライク板3が、建物の扉枠8に固定されるように構成されている。ストライク板3の上下方向中央部には、ストライク孔17が水平方向に穿設されている。
マグネット4は直方体形状を成しており、断面コ字状のヨーク18によって後面を支持されている。マグネット4及びヨーク18はマグネットカバー22に覆われている。マグネットカバー22は、裏面側が開口されて断面コ字状を成している。マグネットカバー22の開口縁には、上下左右の四隅に係合片23が設けられ、この係合片23は、トロヨケ2の底面に設けられた各挿通孔13に挿通されるとともに内側に向かって屈曲されている。
ガイド枠5は、例えばSUS304等のステンレス鋼材によって形成されており、金属製である。図2(a)、図2(b)に示されるように、ガイド枠5は、正面側が開口されて有底箱状を成しており、略直方体形状の挿入空間24を形成している。ガイド枠5の底壁25には、上部から下部に亘って縦長長方形状の貫通孔26が水平方向に穿設され、貫通孔26の上下には、位置決め孔27が水平方向に穿設されている。そして、ガイド枠5の位置決め孔27にトロヨケ2の各位置決め突起15を嵌合させ、各位置決め孔27の両側部でトロヨケ2とガイド枠5の底壁25をプロジェクション溶接にて接合することで、ガイド枠5がトロヨケ2内に固定されている(図1参照)。
ガイド枠5の周壁28には、互いに対向する一対の側壁29が、トロヨケ2の内側面30に沿って設けられている(図1、図3参照)。一対の側壁29の前縁部には、上部から下部にかけて、凹部状の被係合部32が設けられている。
一対の側壁29の上下両側には、隙間33を介して当接壁34が各側壁29と平行に設けられている。各当接壁34は、各側壁29の内面よりも内側に配置され、上側の当接壁34の上端は、ガイド枠5の上端壁35の左右両端部にそれぞれ近接又は接触し、下側の当接壁34の下端は、ガイド枠5の下端壁36の左右両端部にそれぞれ近接又は接触している。各当接壁34の底壁25からの突出高さは、各側壁29の底壁25からの突出高さよりも高くなるように調節されている。
一対のガイド6、7は、例えばPOM等の合成樹脂によって形成されており、上下方向に長い平板状を成している。一対のガイド6、7は、互いに同一の長さで形成されている。図4、図5に示されるように、各ガイド6、7の内面の上下両端部には、凹部37が設けられている。凹部37は、上下方向に設けられた当接面38と、水平方向に設けられたスライド規制面40と、を備えてL字状を成している。そして、図2(a)に示されるように、各ガイド6、7の外面をトロヨケ2の内側面30に当接させるとともに凹部37の当接面38をガイド枠5の当接壁34の外面に当接させるようにして、当接壁34とトロヨケ2の間に各ガイド6、7が挿脱可能に差し込まれている。そして、このようにトロヨケ2と当接壁34の間に各ガイド6、7が差し込まれると、各ガイド6、7が各側壁29の内面から内側に突出するように構成されている。更に、このようにトロヨケ2と当接壁34の間に各ガイド6、7が差し込まれると、スライド規制面40が各当接壁34によって係止され、各ガイド6、7の上下方向へのスライドが規制されるように構成されている。
図4、図5に示されるように、各ガイド6、7の後縁部には、ガイド枠5の被係合部32よりも僅かに短い突起状の係合部41が設けられている。そして、上記の如くトロヨケ2と当接壁34の間に各ガイド6、7が差し込まれると、係合部41と被係合部32が係合して、各ガイド6、7の前後方向の位置決めが成されるように構成されている(図1参照)。各ガイド6、7の前縁部には突片42が設けられ、この突片42が、ストライク板3のストライク孔17の内側に配置されている(同図参照)。突片42の前端部の内側部分には、傾斜面39が設けられている。
一方のガイド6の外面には、上部から下部にかけて、四隅をR形状とする正方形状の肉抜き部43が、一定間隔を介して6個凹設されている。上下両端の肉抜き部43は、上下方向中央に設けられた4個の肉抜き部43よりも小さく形成されている。他方のガイド7の外面には、四隅をR形状とする正方形状の肉抜き部43が、上下両端部に設けられている。他方のガイド7の内面には、上部から下部にかけて肉薄部44が設けられており、他方のガイド7の厚みは、一方のガイド6の厚みよりも薄くなっている。
なお、ドア9の木口10には、上記のような構成のストライク1と対向する位置に、錠ボルトとしてのデッドボルト45が設けられている。デッドボルト45は、ドア9に設けられたサムターン及びシリンダ錠(いずれも図示せず)と接続されており、サムターンの回転操作又は合鍵によるシリンダ錠の回転操作によって、デッドボルト45がドア9の木口10から出没するように構成されている。デッドボルト45は、電気錠システムのアクチュエータと接続されており、電気信号によりアクチュエータを駆動させることで、デッドボルト45がドア9の木口10から出没するように構成されている。
ドア9内には、マグネット4と対応する位置に、ドアロック機構(図示せず)が設けられている。ドアロック機構には、機械的ロック方式又は電気的ロック方式のいずれかの方式が選択的に用いられる。
機械的ロック方式の場合、例えば、マグネット4と対向する位置に磁石を備えたトリガー体と、トリガー体に一端が接続されると共にデッドボルト45に他端が接続された係止レバーと、によりドアロック機構が構成される。そして、ドア9の閉止により生じるマグネット4と上記した磁石との磁気反発力によりトリガー体が回転し、これに伴ってトリガー体と係止レバーの接続が解除されて、デッドボルト45がドア9の木口10から突出するように構成される。
電気的ロック方式の場合、例えば、マグネット4と対向する位置に設けられたリードスイッチと、リードスイッチと接続されたモータと、モータとデッドボルト45を接続する進退動機構と、によりドアロック機構が構成される。そして、ドア9の閉止に伴ってリードスイッチとマグネット4を近接させることでリードスイッチをON状態とし、それによってモータの通電を可能とし、モータの駆動により進退動機構を介してデッドボルト45をドア9の木口10から突出させるように構成される。
上述の如く構成されたものにおいて、ドア9に設けられたサムターンの回転操作、合鍵によるシリンダ錠の回転操作、電気錠システムのアクチュエータの駆動又はドアロック機構の作動により、デッドボルト45をドア9の木口10から突出させると、これに伴って、デッドボルト45がストライク板3のストライク孔17からガイド枠5の挿入空間24に正面側から挿入され、ドア9の開放が規制される(ドア9が施錠される)。また、このようにデッドボルト45が挿入空間24に挿入された状態から、デッドボルト45をドア9の木口10側に後退させると、これに伴ってデッドボルト45が挿入空間24から離脱し、ドア9の開放が可能となる(ドア9が解錠される)。
上記の如くデッドボルト45がガイド枠5の挿入空間24に対して挿脱される際、通常デッドボルト45はガイド6、7に接触しない。一方で、例えばドア9を押しながら解錠操作を行う場合等、デッドボルト45に大きな側圧が印加される場合には、ガイド枠5の側壁29の内面よりも内側に突出した樹脂製の各ガイド6、7にデッドボルト45が摺接する。このように、デッドボルト45が摺接する部材が樹脂製であるため、デッドボルト45を金属製の部材に摺接させる場合と比較して、デッドボルト45の摺動性を良好に保つことができ、挿入空間24に対するデッドボルト45の挿脱を円滑に行うことが可能となる。
また、挿入空間24を構成するガイド枠5を金属製とし、このガイド枠5の側壁29に樹脂製の各ガイド6、7を取り付ける構造であるため、ガイド枠5の全体を樹脂製とする場合と比較して、樹脂材の使用量を大幅に削減することが可能となる。そのため、例えば建物の内部で火災が発生した場合に、炎熱によって樹脂製部分から発火してしまう虞を少なくすることができ、ストライク1の耐火性を向上させることが可能となる。特に、ストライク板3のストライク孔17付近の限られた範囲のみに、樹脂製の各ガイド6、7が設けられているため、ガイド枠5における樹脂材の使用量を一層少なくすることが可能となる。
本実施形態においてはこのように、デッドボルト45の摺動性を良好に保ちつつ、耐火性を確保することができるストライク1の構造を提供することが可能となっている。
また、本実施形態では前述の如く、当接壁34とトロヨケ2の間に各ガイド6、7を挿脱可能に差し込む構成としているため、容易に各ガイド6、7をガイド枠5に組み付けることが可能となる。
なお、本実施形態では、トロヨケ2と一方の側壁29の間に、肉薄部44を設けていないガイド6を差し込み、トロヨケ2と他方の側壁29の間に肉薄部44を設けたガイド7を差し込んでいる。これに対して、他の異なる実施形態では、肉薄部44を設けていないガイド6をトロヨケ2と両方の側壁29の間に差し込むことも可能であり、この場合には、各ガイドの対向間隔を、本実施形態の場合よりも短くすることができる。また、肉薄部44を設けたガイド7をトロヨケ2と両方の側壁29の間に差し込むことも可能であり、この場合には、各ガイドの対向間隔を、本実施形態の場合よりも長くすることができる。このように、一対の側壁29に対してガイド6、7が挿脱可能に設けられていることで、厚みの異なるガイド6、7を側壁29に対して選択的に挿脱させることが可能となり、各ガイド6、7の対向間隔を、ストライク板3のストライク孔17に対するデッドボルト45の挿脱見込み方向に応じて変化させることが可能となる。
<第2の実施形態>
次に、図6〜図10を参照しつつ、本発明に係るストライク1の構造の第2の実施形態について説明する。以下、図6における右側を各部材の正面側(前側)とした場合について説明する。
図6に示されるように、ストライク1は、正面側が開口されて有底の箱型形状を成すトロヨケ2と、トロヨケ2の開口を閉止するように設けられたストライク板3と、トロヨケ2の上端部に収納されたマグネット4と、トロヨケ2の下端部に収納されたガイド枠5と、ガイド枠5の周壁28に取り付けられた一対のガイド6、7(図6では一方のガイド6のみ表示)と、を主体として構成されている。
トロヨケ2は、上下方向に長い形状を成し、マンションやホテル等の建物の扉枠8に、ドア9の木口10に対向するようにして埋設されている。トロヨケ2の上下両端には固定鍔11が設けられ、固定鍔11には嵌合孔12が水平方向に穿設されている。トロヨケ2の底面の上下方向中央には、固定ネジ孔51が水平方向に穿設されている。
ストライク板3は、上下方向に長い平板状を成している。ストライク板3の上下両端部には、ネジ孔16が水平方向に穿設されている。ネジ孔16の周囲のストライク板3は、後方に向かって屈曲されてトロヨケ2の嵌合孔12に嵌合している。そして、このネジ孔16に挿通されるネジ(図示せず)によって、ストライク板3及びトロヨケ2が、建物の扉枠8に固定されるように構成されている。ストライク板3の上部には連通孔52が水平方向に穿設され、ストライク板3の下部にはストライク孔17が水平方向に穿設されている。
マグネット4は直方体形状を成しており、断面コ字状のヨーク18によって後面を支持されている。マグネット4及びヨーク18は、トロヨケ2内の上端から中央部下方にかけて設けられたマグネットホルダー53に保持されている。マグネットホルダー53は、例えばSUS304等のステンレス鋼材によって形成される。マグネットホルダー53は、正面側が開口されて有底箱状を成す固定部54と、この固定部54の上方に設けられた保持部55と、を備えている。マグネットホルダー53の正面側には、ストライク板17の連通孔52を閉止するようにマグネットカバー56が設けられ、このマグネットカバー56により、マグネット4の表面が覆われている。
固定部54の底板57の下部には、固定ネジ孔58が水平方向に穿設されている。そして、トロヨケ2の固定ネジ孔51に貫挿させた固定ネジ59を底板57の固定ネジ孔58に螺合させることで、マグネットホルダー53がトロヨケ2に固定されている。固定部54の下端板60は、底板57からの突出長さが、上端板61の底板57からの突出長さよりも低くなるように設定されている。
保持部55は、固定部54の両側板69から上方に向かって延設された一対の支持板62と、一対の支持板62の上端から内側に向かって設けられた一対の屈曲板63と、により構成されており、トロヨケ2の底面と、マグネットカバー56と、一対の支持板62と、一対の屈曲板63と、固定部54の上端板61と、によって囲まれた空間内に、マグネット4及びヨーク18が収容されている。
ガイド枠5は、例えばSUS304等のステンレス鋼材によって形成される。図7(a)、図7(b)に示されるように、ガイド枠5は、正面側及び後面側が開口されて四角筒状を成しており、略直方体形状の挿入空間24を形成している。ガイド枠5の上端壁35の上面は、マグネットホルダー53の固定部54の下端板60と当接している(図6参照)。
ガイド枠5の上下両端壁35、36の前端部にはそれぞれ鍔部64が設けられている。上端壁35及びこの上端壁35に設けられた鍔部64の左右方向中央には、切断部66が前端部から下端部まで設けられている。上端壁35には、切断部66の一方側に係合突起67が設けられ、切断部66の他方側に係合溝68が設けられ、係合突起67が係合溝68に係合している。上下両端壁35、36の後端部には、先端側を先細り形状とする当接片65が突設されている。
ガイド枠5の周壁28には、互いに対向する一対の側壁29が、トロヨケ2の内側面30に沿って設けられている(図8参照)。各側壁29には、挿入空間24の正面側の開口端70に沿ってコ字状の切欠部71が設けられている。切欠部71の内側部分には段差部72が突設されており、段差部72には、上下両端の後側と下部に、それぞれ嵌合溝73が凹設されている。
一対のガイド6、7は、例えばPOM等の合成樹脂によって互いに同一の長さで形成されており、側面視で縦長長方形を成す平板状に形成されている。各ガイド6、7の上下両縁部及び後縁部には、外側部分に段差部74が突設され、段差部74の内側には、ガイド枠5の各嵌合溝73と対応する位置に嵌合突起75が設けられている。そして、各ガイド6、7の嵌合突起75をガイド枠5の各嵌合溝73に嵌合させるようにして、ガイド枠5の段差部72と各ガイド6、7の段差部74を係合させることで、ガイド枠5に各ガイド6、7が固定されるように構成されている(図6、図8参照)。即ち、切欠部71に、各ガイド6、7が嵌脱可能に設けられている。各ガイド6、7の前縁部の外側部分には、外側に向かって後方に傾斜するようにして、傾斜面76が設けられている。各ガイド6、7の外面には、四隅をR形状とする正方形状の肉抜き部43が、一定間隔を介して4個凹設されている。各ガイド6、7の上下両端縁の前端部にはリブ77が突設され、リブ77の前面には傾斜面78が設けられている。
各ガイド6、7の厚みは、各ガイド6、7の外面がトロヨケ2の内側面30に近接又は接触するとともに、各ガイド6、7の内面がガイド枠5の両側壁29の内面から内側に突出するように、調節されている。本実施形態では、一方のガイド6よりも他方のガイド7が厚く形成されており、これに伴って、他方のガイド7が一方のガイド6よりも各側壁29の内面から大きく内側に突出するように構成されている。
デッドボルト45の構成及び動作については、第1の実施形態と同様であるため、記載を省略する。デッドボルト45がガイド枠5の挿入空間24に対して挿脱される際、通常デッドボルト45はガイド6、7に接触しない。一方で、例えばドア9を押しながら解錠操作を行う場合のようにデッドボルト45に大きな側圧が印加される場合には、ガイド枠5の各側壁29の内面よりも内側に突出した樹脂製の各ガイド6、7にデッドボルト45が摺接する。そのため、第1の実施形態と同様に、デッドボルト45の摺動性を良好に保つことができる。また、挿入空間24を構成するガイド枠5を金属製とし、このガイド枠5の側壁29に樹脂製の各ガイド6、7を取り付ける構造であるため、第1の実施形態と同様に、ストライク1の耐火性を向上させることが可能となる。特に、ストライク板3のストライク孔17付近の限られた範囲のみに、樹脂製の各ガイド6、7が設けられているため、ガイド枠5における樹脂材の使用量を一層少なくすることが可能となる。
また、本実施形態では前述の如く、ガイド枠5の切欠部71に各ガイド6、7を嵌合させる構成としているため、狭いスペースでガイド枠5への各ガイド6、7の取付を行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、一方の側壁29にガイド6を嵌合させ、他方の側壁29に、ガイド6よりも厚みの大きいガイド7を嵌合させている。これに対して、他の異なる実施形態では、ガイド6と同一の厚みのガイドを一対の側壁29の両方に嵌合させることも可能であり、この場合には、各ガイドの対向間隔を、本実施形態の場合よりも長くすることができる。また、ガイド7と同一の厚みのガイドを一対の側壁29の両方に嵌合させることも可能であり、この場合には、各ガイドの対向間隔を、本実施形態の場合よりも短くすることができる。このように、一対の側壁29に対してガイド6、7が嵌脱可能に設けることで、厚みの異なるガイド6、7を側壁29に対して選択的に嵌脱させることが可能となり、各ガイド6、7の対向間隔を、ストライク板3のストライク孔17に対するデッドボルト4の挿脱見込み方向に応じて変化させることが可能となる。
上記した第1、第2の実施形態では、錠ボルトとしてデッドボルト45を用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、ラッチボルトやグレモン錠係止杆等の他の異なる錠ボルトを用いることも可能である。上記した第1、第2の実施形態では、本発明に係るストライク1の構造を、建物の扉枠8に適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、両開き扉の一方のドアに、本発明に係るストライク1の構造を適用することも可能である。
1 ストライク
2 トロヨケ
5 ガイド枠
6 一方のガイド
7 他方のガイド
9 ドア
10 木口
24 挿入空間
28 周壁
29 側壁
34 当接壁
45 デッドボルト(錠ボルト)
70 開口端
71 切欠部

Claims (1)

  1. ドアの木口から突出する錠ボルトが挿入されて前記ドアの開放が規制されるストライクの構造であって、
    前記錠ボルトの挿入空間を形成する金属製のガイド枠と、該ガイド枠の周壁に取り付けられて該周壁の内面から内側に突出する樹脂製のガイドと、を備え
    前記ガイド枠は、箱型形状のトロヨケに収容され、
    前記周壁には、前記トロヨケの内側面に沿って互いに対向する一対の側壁が設けられ、
    該各側壁の両側には、該各側壁の内面よりも内側に当接壁が設けられ、該当接壁と前記トロヨケの間に前記ガイドが挿脱可能に設けられていることを特徴とするストライクの構造。
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