JP5718137B2 - ジョイントコネクタ - Google Patents

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本発明は、ジョイントコネクタに関する。
自動車等には、種々の電子機器と電装品とが搭載されている。電子機器や電装品には、バッテリなどの電源等からの電力や制御装置からの制御信号などを伝えるワイヤハーネスが電気的に接続されている。ワイヤハーネスは、複数のサブハーネスが電気的に接続されており、サブハーネスには回路の分岐などを行うジョイントコネクタが設けられている。
ジョイントコネクタは、一般に、回路を短絡させる端子金具と、前記端子金具を収容するアウタハウジングと、前記端子金具を前記アウタハウジング内に固定するインナハウジングと、を備えている(例えば、特許文献1など参照。)。
特許文献1などに示されたジョイントコネクタは、インナハウジングに設けられた誤挿入防止リブと、アウタハウジングに設けられ且つ前記誤挿入防止リブが挿通する挿通溝と、を備えており、前記インナハウジングの誤挿入を防止している。
特開2006−12501号公報
しかしながら、前述した特許文献1などに示された従来のジョイントコネクタは、インナハウジングの前後が反対であっても、当該インナハウジングの誤挿入防止リブがアウタハウジングの挿通溝に挿通されるため、誤挿入されてしまうという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、インナハウジングがアウタハウジングに誤挿入されることを確実に防止するジョイントコネクタを提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、針状端子部を有する端子金具と、前記端子金具を保持するインナハウジングと、前記インナハウジングを収容するアウタハウジングと、を備えたジョイントコネクタにおいて、
前記インナハウジングが、前記針状端子部の基端側を保持する第一インナハウジングと、前記針状端子部が貫通するとともにこれを保持し、前記第一インナハウジングに並設される第二インナハウジングと、を備え、
前記第二インナハウジングが、前記アウタハウジング内に収容される際の適正挿入方向とは逆方向からも挿入可能な外形を有しており、
前記第二インナハウジングには、当該第二インナハウジングが前記アウタハウジング内に収容される際の適正挿入方向に対して後方側に、誤挿入防止突起が設けられ、かつ、
前記アウタハウジングには、前記第二インナハウジングが当該アウタハウジング内に適正挿入されて収容された位置で、前記誤挿入防止突起に係止する係止部、及び、前記インナハウジングの先端部に連通する開口部が設けられていることを特徴とするジョイントコネクタである。
請求項2に記載された発明は、前記第二インナハウジング、前記アウタハウジング内に収容される際の挿入方向に平行する当該第二インナハウジングの中心点に対して、点対称形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のジョイントコネクタである。
請求項1に記載された発明によれば、ジョイントコネクタは、アウタハウジングの係止部に係止される誤挿入防止突起を第二インナハウジングの後方側に設けたため、第二インナハウジングの前後が反対となった場合に、前記第二インナハウジングを適正挿入した際の位置よりも手前で誤挿入防止突起が係止部に係止される。このため、インナハウジングの誤挿入を外観で検知することができ、インナハウジングの誤挿入を防止することができる。
さらに、請求項に記載された発明によれば、ジョイントコネクタは、第二インナハウジングが誤挿入された場合に、第二インナハウジングが適正挿入された際の位置よりも手間でインナハウジングの進入が停止するため、開口部から当該インナハウジングの先端部を確認できない。このため、インナハウジングの挿入を開口部から検知することができるようになり、インナハウジングの誤挿入を確実に防止することができる。
請求項に記載された発明によれば、ジョイントコネクタは、第二インナハウジングが当該第二インナハウジングの中心点に対して点対称形状に形成されているため、第二インナハウジングが適正挿入される際の挿入方向に対して当該第二インナハウジングの前後を適合させるだけで、インナハウジングを適正にアウタハウジング内に取り付けることができる。このため、インナハウジングの誤挿入をより一層に確実に防止することができる。
本発明の一実施形態にかかるジョイントコネクタの斜視図である。 図1に示されたジョイントコネクタのII−II矢視断面図である。 図1に示されたジョイントコネクタの分解断面図である。 図1に示されたジョイントコネクタの第二インナハウジングの正面図である。 図4に示された第二インナハウジングの側面図である。 図1に示されたジョイントコネクタの組み立てを説明する斜視図である。 インナハウジングとアウタハウジングとが適正挿入された状態を示す断面図である。 インナハウジングとアウタハウジングとが誤挿入された状態を示す断面図である。 図1に示されたジョイントコネクタと汎用コネクタとが連結される状態を説明する斜視図である。 本発明にかかるジョイントコネクタの変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。
本発明の一実施形態にかかるジョイントコネクタ1は、自動車に搭載された各種電装品をCAN(Control Area Network)通信によって制御するワイヤハーネスに使用される。ジョイントコネクタ1は、図1および図2に示すように、サブハーネス61(図9に示す)の汎用コネクタ62の端子に電気的に接続する端子金具3と、当該端子金具3を収容し且つ前記汎用コネクタ62と嵌合するコネクタハウジング2と、信号に重畳されるノイズを除去するフェライトコア10(図2に示す)を備えている。
端子金具3は、図2および図3に示すように、導電性の板金から構成され、櫛形状に形成されている。端子金具3は、薄板状に形成されたバスバ28と、前記バスバ28から当該バスバ28に直交する方向に延長された複数本(図示例では11本)の針状端子部29と、を備えている。端子金具3は、プレス加工等によって成形されている。端子金具3は、図4に示すように、当該端子金具3の厚さ方向に複数枚(図示例では2枚)の端子金具3a,3bとされており、当該端子金具3a,3b同士が平行して配されている。
バスバ28は、当該バスバの長手方向に沿って複数個(図示例では10個)の孔31が等間隔で設けられている。バスバ28には、当該バスバ28の長手方向の両端部に、後述する第一インナハウジング6のバスバ収容室12の内壁に係合する係合突起32,32が設けられている。係合突起32,32は、前記針状端子部29側に向かって突出量が徐々に増加して形成されている。
針状端子部29は、図2および図3に示すように、前記バスバ28の長手方向に等間隔を空けて設けられていると共に、互いに平行に設けられている。針状端子部29は、前述した汎用コネクタの雌型端子に嵌入しやすいように、先端部29cが先細形状に形成されている。針状端子部29は、図1および図2に示すように、前述した汎用コネクタ62がコネクタハウジング5の嵌合部9に嵌合した際に、当該針状端子部29が、当該汎用コネクタ62の端子と電気的に接続する長さに形成されている。針状端子部29同士の間隔は、前記汎用コネクタ62の端子間隔に形成されている。
フェライトコア10は、図2〜図4に示すように、第一フェライトコア10aと第二フェライトコア10bとを備えており、直方体形状に形成され、2枚の前記端子金具3a,3bのそれぞれの針状端子部29が貫通する複数(図示例では、2つ)の貫通孔11が設けられている。第一フェライトコア10aと第二フェライトコア10bとは、高周波ノイズを除去する所謂フェライトコアとされている。第一フェライトコア10aと第二フェライトコア10bとは、公知の金属酸化物の強磁性体から構成され、公知の製法によって製造されている。
なお、本発明でいう、第一フェライトコア10aと第二フェライトコア10bとは、後述する第一インナハウジング6の第一フェライト収容室21に収容されるフェライトコアを第一フェライトコア10aといい、第二インナハウジング7の第二フェライト収容室36に収容されるフェライトコアを第二フェライトコア10bという。即ち、第一フェライトコア10aと第二フェライトコア10bとは、同一品のフェライトコアが使用される。
コネクタハウジング2は、図2に示すように、前述した端子金具3を保持すると共に当該端子金具3をコネクタハウジング2内に固定するインナハウジング5と、前記インナハウジング5を収容するアウタハウジング4と、を備えている。コネクタハウジング2は、ポリ塩化ビニル樹脂などの絶縁性の合成樹脂により形成されている。
インナハウジング5は、図2および図3に示すように、前記端子金具3のバスバ28を収容するバスバ収容室12が形成された第一インナハウジング6と、前記第一インナハウジング6に並設される第二インナハウジング7と、を備えている。
第一インナハウジング6は、図3に示すように、バスバ収容室12に連通し且つ前記端子金具3の針状端子部29の基端部29a側に設けられる第一フェライトコア10aを収容する複数(図示例では6つ)の第一フェライト収容室21を備えている。第一インナハウジング6は、長手方向の両端部に、後述するアウタハウジング4のインナハウジング収容室38に形成された係合爪14,14に係合する係合突起40,40が設けられている。
バスバ収容室12は、図2、図3および図6に示すように、前記端子金具3のバスバ28の前記係合突起32,32が係合する幅と、前記2枚の端子金具3a,3bが平行して収容される奥行きとに形成されている。
第一フェライト収容室21は、図2および図3に示すように、前記端子金具3の前記バスバ28の長手方向に平行に複数(図示例では、6つ)設けられていると共に当該長手方向に等間隔で設けられている。第一フェライト収容室21同士の間には、前記端子金具3の前記針状端子部29が貫通する貫通孔37が複数(図示例では5つ)設けられている。第一フェライト収容室21は、図4に示すように、2枚の前記端子金具3a,3bのそれぞれの針状端子部29の各一本が貫通し且つ後述する第一フェライトコア10aを収容する長方形状に形成されている。第一フェライト収容室21は、図示例では、前記端子金具3の一端から奇数番目の針状端子部29が貫通される。
第二インナハウジング7は、図2〜図6に示すように、前記アウタハウジング4内に挿入される挿入方向Xに平行する前記インナハウジング7の中心点Aに対して点対称となる直方体形状に形成されている。第二インナハウジング7は、前記第一インナハウジング6の第一フェライト収容室21に収容された第一フェライトコア10aに当接して当該第一フェライトコア10aのガタツキを防止する複数個(図示例では、6つ)の突出部23と、前記突出部23に連通し且つ前記端子金具3の前記針状端子部29が貫通する複数(図示例では、6つ)の貫通孔24と、前記貫通孔24同士の間に設けられ且つ前記端子金具3の前記針状端子部29が貫通すると共に当該針状端子部29の中間部29b側に設けられる第二フェライトコア10bを収容する第二フェライト収容室36と、を備えている。
第二インナハウジング7の長手方向の両端部には、図4〜図6に示すように、前記アウタハウジング4のインナハウジング収容室の内壁に係合する膨出部26と、後述する係止部34に係止され且つ第二インナハウジング7の誤挿入を防止する誤挿入防止突起22と、が設けられている。
突出部23は、図2および図3に示すように、前記第一ハウジング7の第一フェライト収容室21に収容された第一フェライトコア10aに当接する突出量で形成されている。突出部23は、前記2枚の端子金具3a,3bのそれぞれの針状端子部29の各一本が貫通する貫通孔24の一端に設けられている。
貫通孔24は、円形に形成されると共に前記端子金具3の前記針状端子部29が貫通される直径に形成されている。貫通孔24は、前記2枚の端子金具3a,3bのそれぞれの針状端子部29の各一本が貫通するように、2つ並んで設けられている。
第二フェライト収容室36は、図2および図3に示すように、前記端子金具3の前記バスバ28の長手方向に平行に複数(図示例では、5つ)設けられていると共に当該長手方向に等間隔で設けられている。それぞれの第二フェライト収容室36の両側面には、前述した貫通孔24が設けられている。第二フェライト収容室36は、図4に示すように、2枚の前記端子金具3a,3bのそれぞれの針状端子部29の各一本が貫通し且つ後述する第二フェライトコア10bを収容する長方形状に形成されている。第二フェライト収容室36は、図示例では、前記端子金具3の一端から偶数番目の針状端子部29が貫通される。
誤挿入防止突起22は、図4および図5に示すように、前記第二インナハウジング7の両側面から突出した四角柱状に形成されている。誤挿入防止突起22は、前記第二インナハウジング7の長手方向に平行すると共に前述した中心点Aを通る中心線B上に設けられている。誤挿入防止突起22は、前述した挿入方向Xに直交すると共に前記第二インナハウジング7の厚さ方向の中心を通る中心線Cよりも、当該誤挿入防止突起22の中心線Dが前記挿入方向Xの後方側に設けられている。即ち、誤挿入防止突起22は、中心線A上かつ中心線Cよりも後方に設けられている。
アウタハウジング4は、図2および図3に示すように、前述した汎用コネクタと嵌合する嵌合部9と、前述した第一インナハウジング6と第二インナハウジング7とを収容するインナハウジング収容室38と、前記第二インナハウジング7が適正挿入された際に当該第二インナハウジング7の先端部に連通する開口部(図7に示す)35と、を備えている。
嵌合部9は、図3に示すように、断面長方形状の筒状に形成されており、内周面に、前述した汎用コネクタを嵌合する際の取付方向を規定するガイド部15,15が形成されている。嵌合部9には、前記汎用コネクタに設けられた図示しない係合手段と係合する係合部が設けられている。
インナハウジング収容室38は、図3に示すように、前記第一インナハウジング6の両端部に形成された係合突起40,40と係合する係合爪14,14と、前記第二インナハウジング7の両端部に形成された膨出部26,26が押圧する内壁面13,13と、前記第二インナハウジング7の両端部に形成された誤挿入防止突起22,22と係止する係止部34と、前記第二インナハウジング7に当接する押え部16と、を備えている。
係合爪14,14は、図2および図3に示すように、アウタハウジング4の両側面に設けられていると共に、前記係合突起40,40の傾斜面に沿って突出量が徐々に増加して形成されている。係合爪14,14は、図4に示すように、スリット51が設けられており、当該係合爪14,14が揺動可能に形成されている。
内壁面13,13は、当該内壁面13,13同士の間隔が前記第二インナハウジング7の幅よりも僅かに幅広に形成され、且つ、当該第二インナハウジング7の前記膨出部26,26が前記内壁面13,13を押圧する幅に形成されている。
係止部34は、図7に示すように、前記内壁面13,13の中央部を膨出して設けられている。係止部34には、前述した第二インナハウジング7が前記インナハウジング収容室38内に適正挿入されて収容された位置で、前記誤挿入防止突起22に係止する凹部34aが設けられている。
押え部16は、図3に示すように、前記第二インナハウジング7の第二フェライト収容室36に収容された第二フェライトコア10bのガタツキを防止する複数(図示例では、5つ)の突出部17と、前記突出部17の両側面に設けられ且つ前記端子金具3の針状端子部29が貫通する複数(図示例では、6つ)の貫通孔19と、を備えている。
突出部17は、前記第二フェライト収容室36に収容された前記第二フェライトコア10bに当接する突出量で形成されている。突出部17には、前記端子金具3の一端から偶数番目の針状端子部29が貫通する貫通孔18が設けられている。貫通孔18は、前記針状端子部29が貫通する直径の円形に形成されている。
押え部16の貫通孔19は、前記端子金具3の一端から奇数番目の針状端子部29が貫通すると共に当該針状端子部29が貫通する直径の円形に形成されている。
開口部35は、図6および図7に示すように、前記インナハウジング収容室38内に連通すると共に、前述した第二インナハウジング7が適正挿入された際に当該第二インナハウジング7の先端部に連通する開孔として設けられている。
上述の如く構成されたジョイントコネクタ1の組み立てについて、以下に説明する。
ジョイントコネクタ1を構成するアウタハウジング4と、第一インナハウジング6と、第二インナハウジング7と、端子金具3a,3bと、第一フェライトコア10aと、第二フェライトコア10bとは、予めそれぞれ製造される。
図6に示すように、第一インナハウジング6内に端子金具3a,3bを嵌合して固定し、前記第一インナハウジング6の複数の第一フェライト収容室21に複数個の第一フェライトコア10aを収容する。このとき、前記端子金具3a,3bの一端から奇数番目のそれぞれの針状端子部29が前記第一フェライトコア10aを貫通する。
続いて、第二インナハウジング7の複数の突出部23の貫通孔24に前記端子金具3a,3bの一端から奇数番目のそれぞれの針状端子部29を貫通させると共に、当該第二インナハウジング7の複数の第二フェライト収容室36の貫通孔25に当該端子金具3a,3bの一端から偶数番目のそれぞれの針状端子部29を貫通させ、前記第一インナハウジング6上に当該第二インナハウジング7を配する。このとき、第一フェライトコア10aと第二フェライトコア10bとが前記針状端子部29の長手方向に間隔を空けて二段に配され、且つ、奇数番目の針状端子部29が第一フェライトコア10aを貫通すると共に偶数番目の針状端子部29が第二フェライトコア10bを貫通する。このため、同一平面上に複数個のフェライトコアを並設した場合よりも、針状端子部29同士の間隔を縮めることができる。
続いて、前記第二インナハウジング7の複数の第二フェライト収容室36に複数個の第二フェライトコア10bを収容する。このとき、前記端子金具3a,3bの一端から偶数番目のそれぞれの針状端子部29が前記第二フェライトコア10bを貫通する。このとき、第一フェライトコア10aは、前記第一インナハウジング6の第一フェライト収容室21に収容され、前記端子金具3a,3bの一端から奇数番目のそれぞれの針状端子部29が貫通されると共に、第二フェライトコア10bは、前記第二インナハウジング7の第二フェライト収容室36に収容され、前記端子金具3a,3bの一端から偶数番目のそれぞれの針状端子部29が貫通される。
続いて、図7に示すように、前記第一インナハウジング6と前記第二インナハウジング7とをアウタハウジング4のインナハウジング収容室38内に押し込んで当該インナハウジング収容室38内に固定する。このとき、前記第一インナハウジング6の係合突起40,40が前記インナハウジング収容室38の係合爪14,14と係合し、前記第二インナハウジング7の膨出部26,26が当該インナハウジング収容室38の内壁面13を押圧し、前記第二インナハウジングの誤挿入防止突起22が前記インナハウジング収容室38の係止部34の凹部34aに係止され、前記アウタハウジング4の開口部35に前記第二インナハウジング7の先端部が連通されて、前記第一インナハウジング6と前記第二インナハウジング7とがアウタハウジング4内に確実に固定される。
上述の如く組み立てられたジョイントコネクタ1は、図5に示すように、複数本(図示例では、22本)の電線63と当該電線63の端末に設けられた汎用コネクタ62(雄型コネクタ)とを備えたサブハーネス61に接続される。このとき、汎用コネクタ62の端子間隔と本発明のジョイントコネクタ1の端子金具3の端子間隔とは同じ間隔とされているため、汎用コネクタ62がジョイントコネクタ1の嵌合部9に嵌合され、両コネクタの端子が電気的に接続される。
上述の如く組み立てられるジョイントコネクタ1を誤組み立てした場合について、以下に説明する。前記挿入方向Xに対して第二インナハウジング7の前後が反転した状態で、当該第二インナハウジング7をアウタハウジング4のインナハウジング収容室38内に挿入すると、図8に示すように、前記第二インナハウジング7の誤挿入防止突起22が前記インナハウジング収容室38内の係止部34に係止され、当該第二インナハウジング7の挿入が規制されて、第一インナハウジング6がアウタハウジング4から突出した状態となる。
このため、第二インナハウジング7がアウタハウジング4に誤挿入されたことが外観上で検知できる。また、アウタハウジング4の開口部35から第二インナハウジング7の先端部が視認されないことからも、当該第二インナハウジング7がアウタハウジング4に誤挿入されたことが検知できる。
前述した実施形態では、ジョイントコネクタ1は、端子金具3a,3bのそれぞれの針状端子部29を11本の22極としているが、図6に示すように、端子金具3a,3bのそれぞれの針状端子部29を19本の38極としても良い。また、22極よりも少ない極数としても良い。このような極数の増減に拘わらず、本発明のジョイントコネクタ1は、フェライトコア10の寸法は変更されないため、端子金具3の針状端子部29同士の間隔を変更することなく汎用コネクタ62と接続することができる。従って、ジョイントコネクタ1の極数は、汎用コネクタ62に合わせて変更することができる。
また、前述した実施形態では、インナハウジング5は、第一インナハウジング6と第二インナハウジング7とからなる二部品構成としているが、一部品構成やその他の構成であっても、インナハウジング5に前述した誤挿入防止突起22を設け、且つ、アウタハウジング4に前記誤挿入防止突起22に係止する係止部34を設けた構成であれば良い。
本実施形態によれば、ジョイントコネクタ1は、端子金具3と、前記端子金具3を保持するインナハウジング5と、前記インナハウジング5を収容するアウタハウジング4と、を備え、前記インナハウジング5には、当該インナハウジング5が前記アウタハウジング4内に収容される際の挿入方向Xに対して後方側に、誤挿入防止突起22が設けられ、かつ、前記アウタハウジング4には、前記インナハウジング5が当該アウタハウジング4内に適正挿入されて収容された位置で、前記誤挿入防止突起22に係止する係止部34が設けられている。
また、前記アウタハウジング4には、前記インナハウジング5が当該アウタハウジング4内に適正挿入された際に当該インナハウジング5の先端部に連通する開口部35が設けられている。
さらに、前記インナハウジング5は、前記アウタハウジング4内に収容される際の挿入方向Xに平行する当該インナハウジング5の中心点Aに対して、点対称形状に形成されている。
このため、ジョイントコネクタ1は、アウタハウジング4の係止部34に係止される誤挿入防止突起22をインナハウジング5の後方側に設けたため、インナハウジング5の前後が反対となった場合に、前記インナハウジング5を適正挿入した際の位置よりも手前で誤挿入防止突起22が係止部34に係止される。このため、インナハウジング5の誤挿入を外観で検知することができ、インナハウジング5の誤挿入を防止することができる。
また、ジョイントコネクタ1は、インナハウジング5が誤挿入された場合に、前記インナハウジング5が適正挿入された際の位置よりも手間で当該インナハウジング5の挿入を停止するため、開口部35から当該インナハウジング5の先端部を確認できない。このため、インナハウジング5の誤挿入を開口部35から検知することができるようになり、インナハウジング5の誤挿入を確実に防止することができる。
さらに、ジョイントコネクタ1は、インナハウジング5が当該インナハウジング5の中心点Aに対して点対称形状に形成されているため、インナハウジング5が適正挿入される際の挿入方向Xに対して当該インナハウジング5の前後を適合させるだけで、当該インナハウジング5を適正にアウタハウジング4内に取り付けることができる。このため、インナハウジング5の誤挿入をより一層に確実に防止することができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 ジョイントコネクタ
2 コネクタハウジング
3 端子金具
4 アウタハウジング
5 インナハウジング
6 第一インナハウジング
7 第二インナハウジング
10 フェライトコア
22 誤挿入防止突起
34 係止部
34a 凹部
35 開口部
38 インナハウジング収容室
61 サブハーネス
62 汎用コネクタ
63 電線

Claims (2)

  1. 針状端子部を有する端子金具と、前記端子金具を保持するインナハウジングと、前記インナハウジングを収容するアウタハウジングと、を備えたジョイントコネクタにおいて、
    前記インナハウジングが、前記針状端子部の基端側を保持する第一インナハウジングと、前記針状端子部が貫通するとともにこれを保持し、前記第一インナハウジングに並設される第二インナハウジングと、を備え、
    前記第二インナハウジングが、前記アウタハウジング内に収容される際の適正挿入方向とは逆方向からも挿入可能な外形を有しており、
    前記第二インナハウジングには、当該第二インナハウジングが前記アウタハウジング内に収容される際の適正挿入方向に対して後方側に、誤挿入防止突起が設けられ、かつ、
    前記アウタハウジングには、前記第二インナハウジングが当該アウタハウジング内に適正挿入されて収容された位置で、前記誤挿入防止突起に係止する係止部、及び、前記インナハウジングの先端部に連通する開口部が設けられていることを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 前記第二インナハウジング、前記アウタハウジング内に収容される際の挿入方向に平行する当該第二インナハウジングの中心点に対して、点対称形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のジョイントコネクタ。
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