JP2004363044A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】オス側コネクタ部1とメス側ハウジング部2とからなるコネクタにおいて、メス側ハウジング部2に、オス側コネクタ部1の嵌合状態を確認するための窓21を形成し、オス側コネクタ部1は、メス側ハウジング部2への嵌合方向であって窓21と対面する側に2つの色部11、12を有し、オス側コネクタ部1がメス側ハウジング部2に適正にセットされたとき、1つの色部11のみ窓21に現れるよう2つの色部11、12を分割形成した。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、オス側コネクタ部とメス側ハウジング部とからなる、各種機器のハーネス(電線)のコネクタに関し、特に、オス側コネクタ部のメス側ハウジング部へのセット(嵌合)状態確認構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
オス側コネクタ部とメス側ハウジング部とからなる、各種機器のハーネス(電線)のコネクタおけるオス側コネクタ部のメス側ハウジング部へのセット(嵌合)状態確認構造に関しては、特許文献1、特許文献2記載の技術がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−268853号公報
【特許文献2】
特開平9−21259号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1には、透明プラスチックにより接触子の状態を確認できる旨記載されているが、コネクタハウジングの不完全なセット状態の判別がし難いという欠点がある。また特許文献2記載の構造では、留め金が移動したことを確認用窓から目視確認する場合、一方向(リアホルダー)からしかできないという欠点がある。オス側コネクタ部がメス側ハウジング部に適正にセットされないと機器の機能的不良が発生する。
【0005】
本発明は、オス側コネクタ部がメス側ハウジング部に適正にセットされているか否か容易に判別することができるコネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、オス側コネクタ部とメス側ハウジング部とからなるコネクタにおいて、メス側ハウジング部に、オス側コネクタ部の嵌合状態を確認するための窓を形成したコネクタを最も主要な特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明では、オス側コネクタ部は、メス側ハウジング部への嵌合方向であって窓と対面する側に2つの色部を有している請求項1記載のコネクタを主要な特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明では、オス側コネクタ部がメス側ハウジング部に適正にセットされたとき、1つの色部のみ窓に現れるよう2つの色部を分割形成した請求項2記載のコネクタを主要な特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るコネクタの分解斜視図、図2は本発明の第1の実施の形態に係るコネクタにおいて、オス側コネクタ部がメス側ハウジング部に適正にセットされた状態を示す斜視図、図3は本発明の第1の実施の形態に係るコネクタにおいて、オス側コネクタ部がメス側ハウジング部に適正にセットされていない状態を示す斜視図である。
【0010】
図1に示すように、コネクタは、オス側コネクタ部1とメス側ハウジング部2から構成されている。オス側コネクタ部1は、ハーネス3の一端に取り付けられており、メス側ハウジング部2への嵌合方向(図の上下方向)において2つの色で分割されている。すなわち、有色部11と白色部12を有している。なお白色ではなくて有色同士で異なる2つの色でも差し支えない。一方メス側ハウジング部2は、作業者に対面する側にオス側コネクタ部1の嵌合状態を確認するための窓21を形成している。
【0011】
オス側コネクタ部1がメス側ハウジング部2に適正にセットされたとき、図2に示すように、嵌合方向における上流側(ハーネス3側)の有色部11のみ窓21に現れるようになっている。
【0012】
逆にオス側コネクタ部1がメス側ハウジング部2に適正にセットされていないとき、つまりオス側コネクタ部1が浮いているとき、図3に示すように、嵌合方向における上流側(ハーネス3側)の有色部11のほか下流側の白色部12の一部が窓21に現れるようになっている。
【0013】
従って作業者はメス側ハウジング部2の窓21に現れる色から、オス側コネクタ部1とメス側ハウジング部2のセット状態を目視で容易に確認することができ、信頼性の高い工程検査を実施することができる。
【0014】
図4は本発明の第2の実施の形態に係るコネクタにおいて、オス側コネクタ部がメス側ハウジング部に適正にセットされた状態を示す斜視図、図5は本発明の第2の実施の形態に係るコネクタにおいて、オス側コネクタ部がメス側ハウジング部に適正にセットされていない状態を示す斜視図である。第2の実施形態に示すように、窓21を複数設けるようにしてもよい。
【0015】
なお、オス側コネクタ部1の2つの色部(第1、第2の実施形態の場合、有色部11と白色部12)は窓21と対面する部分だけでもその機能を果たすことができる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、オス側コネクタ部とメス側ハウジング部とからなるコネクタにおいて、メス側ハウジング部に、オス側コネクタ部の嵌合状態を確認するための窓を形成し、オス側コネクタ部は、メス側ハウジング部への嵌合方向であって窓と対面する側に2つの色部を有し、オス側コネクタ部がメス側ハウジング部に適正にセットされたとき、1つの色部のみ窓に現れるよう2つの色部を分割形成したので、作業者はメス側ハウジング部の窓に現れる色から、オス側コネクタ部とメス側ハウジング部のセット状態を目視で容易に確認することができ、信頼性の高い工程検査を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るコネクタの分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るコネクタにおいて、オス側コネクタ部がメス側ハウジング部に適正にセットされた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るコネクタにおいて、オス側コネクタ部がメス側ハウジング部に適正にセットされていない状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るコネクタにおいて、オス側コネクタ部がメス側ハウジング部に適正にセットされた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るコネクタにおいて、オス側コネクタ部がメス側ハウジング部に適正にセットされていない状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 オス側コネクタ部
2 メス側ハウジング部
11 有色部
12 白色部
21 窓
Claims (3)
- オス側コネクタ部とメス側ハウジング部とからなるコネクタにおいて、メス側ハウジング部に、オス側コネクタ部の嵌合状態を確認するための窓を形成したことを特徴とするコネクタ。
- オス側コネクタ部は、メス側ハウジング部への嵌合方向であって窓と対面する側に2つの色部を有していることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- オス側コネクタ部がメス側ハウジング部に適正にセットされたとき、1つの色部のみ窓に現れるよう2つの色部を分割形成したことを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003162524A JP2004363044A (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003162524A JP2004363044A (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004363044A true JP2004363044A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34054648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003162524A Pending JP2004363044A (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004363044A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2003
- 2003-06-06 JP JP2003162524A patent/JP2004363044A/ja active Pending
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