JP2012221909A - ジョイントコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングに組み付けられた端子金具の組付状態を容易に確認でき、当該端子金具をハウジングに高い取付精度で固定できるジョイントコネクタを提供する。
【解決手段】ジョイントコネクタ1は、櫛形状に形成された端子金具3と、函状に形成され且つ前記端子金具3と嵌合する底面部5が設けられたコネクタハウジング2と、を備え、かつ、前記底面部5には、当該底面部5に前記端子金具3が嵌合された際に、当該端子金具3の嵌合状態が検査される検査用孔43,44,53が設けられている
【選択図】図2

Description

本発明は、ジョイントコネクタに関する。
自動車等には、種々の電子機器と電装品とが搭載されている。電子機器や電装品には、バッテリなどの電源等からの電力や制御装置からの制御信号などを伝えるワイヤハーネスが電気的に接続されている。ワイヤハーネスは、複数のサブハーネスが電気的に接続されており、サブハーネスには回路の分岐などを行うジョイントコネクタが設けられている。ジョイントコネクタは、一般に、回路を短絡させる端子金具と、前記端子金具を収容するハウジングと、を備えている(例えば、特許文献1および特許文献2など参照。)。
特許文献1に示されたジョイントコネクタは、函状に形成されたハウジングと、前記ハウジングの底面に圧入される端子金具と、を備え、当該端子金具を当該ハウジング内に圧入して形成されている。
特許文献2に示されたジョイントコネクタは、函状に形成されたハウジングと、前記ハウジングに設けられた溝に係止される端子金具と、を備え、当該溝に当該端子金具が押し込まれて形成されている。
特開2009−140809号公報 特開平8−17531号公報
しかしながら、前述した特許文献1に示された従来のジョイントコネクタは、端子金具がハウジングの底面に圧入されているため、当該端子金具の組付状態を確認することが困難であるという問題があった。
また、前述した特許文献2に示された従来のジョイントコネクタは、他のコネクタの端子が端子金具に嵌合する方向と、当該端子金具がハウジングの溝に押し込まれる方向とが互いに対向するため、前記端子を前記端子金具に接続する際に、当該端子金具が前記ハウジングの前記溝から抜ける虞があるという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、ハウジングに組み付けられた端子金具の組付状態を容易に確認でき、当該端子金具をハウジングに高い取付精度で固定できるジョイントコネクタを提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、櫛形状に形成された端子金具と、函状に形成され且つ前記端子金具と嵌合する底面部が設けられたコネクタハウジングと、を備えたジョイントコネクタにおいて、前記底面部には、当該底面部に前記端子金具が嵌合された際に、当該端子金具の嵌合状態が検査される検査用孔が設けられていることを特徴とするジョイントコネクタである。
請求項2に記載された発明は、前記端子金具には、前記底面部に当該端子金具が嵌合された際に、前記検査用孔内に挿入される検査用突起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のジョイントコネクタである。
請求項3に記載された発明は、前記底面部には、前記検査用孔が複数設けられ、且つ、前記複数の検査用孔は、互いに間隔を空けて設けられていると共に、互いに変位して設けられていることを特徴とする請求項2に記載のジョイントコネクタである。
請求項4に記載された発明は、前記端子金具には、前記底面部に当該端子金具が嵌合された際に、前記検査用孔と連通される第二検査用孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のジョイントコネクタである。
請求項1に記載された発明によれば、ジョイントコネクタは、検査用孔によって端子金具の嵌合状態を検査することができるため、端子金具の組付状態を容易に確認することができる。このため、端子金具をコネクタハウジングに高い取付精度で固定することができる。
請求項2に記載された発明によれば、ジョイントコネクタは、検査用孔内に挿入された検査用突起の挿入量を検査することで、コネクタハウジングに嵌合された端子金具の嵌合量を検査することができる。このため、端子金具をコネクタハウジングに適切な嵌合状態で組み付けることができ、前記端子金具を前記コネクタハウジングに高い取付精度で固定することができる。
請求項3に記載された発明によれば、ジョイントコネクタは、複数の検査用孔が互いに間隔を空けて設けられていると共に互いに変位して設けられているため、複数の検査用孔が互いに電気的に短絡することを防止する。
請求項4に記載された発明によれば、ジョイントコネクタは、検査用孔と第二検査用孔との連通状態を外観検査することができるため、端子金具の組付状態をより容易に検査することができる。このため、端子金具をコネクタハウジングに適切な嵌合状態で容易に組み付けることができ、前記端子金具を前記コネクタハウジングに高い取付精度で容易に固定することができる。
本発明の第一の実施形態にかかるジョイントコネクタの斜視図である。 図1に示されたジョイントコネクタのII−II矢視断面図である。 図1に示されたジョイントコネクタの分解断面図である。 コネクタハウジングの検査用孔と端子金具の検査用突起との関係を示す斜視図である。 ジョイントコネクタの組み立てを説明する斜視図である。 ジョイントコネクタと汎用コネクタとが連結される状態を説明する斜視図である。 本発明の第二の実施形態にかかるジョイントコネクタの斜視図である。 図7に示すジョイントコネクタの検査方法の一例を示す斜視図である。 本発明にかかるジョイントコネクタの変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。
本発明の第一の実施形態にかかるジョイントコネクタ1は、自動車に搭載された各種電装品をCAN(Control Area Network)通信によって制御するワイヤハーネスに使用される。ジョイントコネクタ1は、図1および図2に示すように、サブハーネス61(図6に示す)の汎用コネクタ62の端子に電気的に接続する端子金具3と、当該端子金具3を収容し且つ前記汎用コネクタ62と嵌合するコネクタハウジング2と、信号に重畳されるノイズを除去するフェライトコア10を備えている。なお、ジョイントコネクタ1は、前述したCAN通信に使用されるジョイントコネクタの他に、フェライトコア10を備えていない一般に使用されるジョイントコネクタであっても良い。
端子金具3は、図2および図3に示すように、導電性の板金から構成され、櫛形状に形成されている。端子金具3は、薄板状に形成されたバスバ28と、前記バスバ28から当該バスバ28に直交する方向に延長された複数本(図示例では11本)の針状端子部29と、を備えている。端子金具3は、プレス加工等によって成形されている。端子金具3は、図4に示すように、当該端子金具3の厚さ方向に複数枚(図示例では2枚)の端子金具3a,3bとされており、当該端子金具3a,3b同士が平行して配されている。
バスバ28は、当該バスバ28の長手方向に沿って等間隔に開孔された複数個(図示例では10個)の孔部31と、後述する底面部5の検査用孔43,44内に挿入される検査用突起33,34と、後述する第一インナハウジング6のバスバ収容室12の内壁に係合する係合突起32,32と、が設けられている。
検査用突起33,34は、前記バスバ28の長手方向の両端側かつ前記針状端子部29の延長方向の反対側に設けられている。検査用突起33,34は、後述する底面部5の厚さよりも僅かに少ない突出量に形成され、検査用突起33と検査用突起34とは同一の突出量とされている。検査用突起34は、検査突起33よりも前記バスバ28の中間部寄りに設けられている。
係合突起32,32は、前記バスバの長手方向の両端側に設けられている。係合突起32,32は、前記針状端子部29側に向かって突出量が徐々に増加して形成されている。
針状端子部29は、図2および図3に示すように、前記バスバ28の長手方向に等間隔を空けて設けられていると共に、互いに平行に設けられている。針状端子部29は、前述した汎用コネクタの雌型端子に嵌入しやすいように、先端部29cが先細形状に形成されている。針状端子部29は、図1および図2に示すように、前述した汎用コネクタ62がコネクタハウジング5の嵌合部9に嵌合した際に、当該針状端子部29が、当該汎用コネクタ62の端子と電気的に接続する長さに形成されている。針状端子部29同士の間隔は、前記汎用コネクタ62の端子間隔に形成されている。
フェライトコア10は、図2、図3および図5に示すように、第一フェライトコア10aと第二フェライトコア10bとを備えており、直方体形状に形成され、2枚の前記端子金具3a,3bのそれぞれの針状端子部29が貫通する複数(図示例では、2つ)の貫通孔11が設けられている。第一フェライトコア10aと第二フェライトコア10bとは、高周波ノイズを除去する所謂フェライトコアとされている。第一フェライトコア10aと第二フェライトコア10bとは、公知の金属酸化物の強磁性体から構成され、公知の製法によって製造されている。
なお、本発明でいう、第一フェライトコア10aと第二フェライトコア10bとは、後述する第一インナハウジング6の第一フェライト収容室21に収容されるフェライトコアを第一フェライトコア10aといい、第二インナハウジング7の第二フェライト収容室36に収容されるフェライトコアを第二フェライトコア10bという。即ち、第一フェライトコア10aと第二フェライトコア10bとは、同一品のフェライトコアが使用される。
コネクタハウジング2は、図1および図2に示すように、前述した端子金具3が嵌合される底面部5が設けられた函状に形成されている。コネクタハウジング2は、図2および図3に示すように、前記底面部5を構成する第一インナハウジング6と第二インナハウジング7と、当該第一インナハウジング6と第二インナハウジング7とを収容するアウタハウジング4と、を備えている。コネクタハウジング2は、ポリ塩化ビニル樹脂などの絶縁性の合成樹脂により形成されている。
第一インナハウジング6は、図3に示すように、前記端子金具3のバスバ28を収容するバスバ収容室12と、前記バスバ収容室12に連通し且つ前記端子金具3の針状端子部29の基端部29a側に設けられる第一フェライトコア10aを収容する複数(図示例では6つ)の第一フェライト収容室21と、前記バスバ収容室12に連通し且つ前記端子金具3の前記検査用突起33,34が挿入される検査用孔43,44と、を備えている。第一インナハウジング6は、長手方向の両端部に、後述するアウタハウジング4のインナハウジング収容室38に形成された係合爪14,14に係合する係合突起40,40が設けられている。
バスバ収容室12は、図2、図3および図5に示すように、前記端子金具3のバスバ28の前記係合突起32,32が係合する幅と、前記2枚の端子金具3a,3bが平行して収容される奥行きとに形成されている。
第一フェライト収容室21は、図2および図3に示すように、前記端子金具3の前記バスバ28の長手方向に平行に複数(図示例では、6つ)設けられていると共に当該長手方向に等間隔で設けられている。第一フェライト収容室21同士の間には、前記端子金具3の前記針状端子部29が貫通する貫通孔37が複数(図示例では5つ)設けられている。第一フェライト収容室21は、図5に示すように、2枚の前記端子金具3a,3bのそれぞれの針状端子部29の各一本が貫通し且つ後述する第一フェライトコア10aを収容する長方形状に形成されている。第一フェライト収容室21は、図示例では、前記端子金具3の一端から奇数番目の針状端子部29が貫通される。
検査用孔43,44は、図2〜図4に示すように、前記端子金具3の検査用突起33,34の外形に沿って形成され、長方形状に形成されている。検査用孔43,44は、複数(図示例では、2枚)設けられた前記端子金具3の検査用突起33,34のそれぞれに対応して、複数(図示例では、4つ)開孔されている。一方の端子金具3aの検査用孔43と、他方の端子金具3bの検査用孔44とは、垂直方向に間隔h1を空けて設けられていると共に、水平方向に間隔h2を空けて変位して設けられている。
第二インナハウジング7は、図2、図3および図5に示すように、前記第一インナハウジング6の第一フェライト収容室21に収容された第一フェライトコア10aに当接して当該第一フェライトコア10aのガタツキを防止する複数個(図示例では、6つ)の突出部23と、前記突出部23に連通し且つ前記端子金具3の前記針状端子部29が貫通する複数(図示例では、6つ)の貫通孔24と、前記貫通孔24同士の間に設けられ且つ前記端子金具3の前記針状端子部29が貫通すると共に当該針状端子部29の中間部29b側に設けられる第二フェライトコア10bを収容する第二フェライト収容室36と、を備えている。第二インナハウジング7は、長手方向の両端部に、後述するインナハウジング収容室38の内壁面13を押圧する膨出部26が設けられている。
突出部23は、図2および図3に示すように、前記第一ハウジング6の第一フェライト収容室21に収容された第一フェライトコア10aに当接する突出量で形成されている。突出部23は、前記2枚の端子金具3a,3bのそれぞれの針状端子部29の各一本が貫通する貫通孔24の一端に設けられている。
貫通孔24は、円形に形成されると共に前記端子金具3の前記針状端子部29が貫通される直径に形成されている。貫通孔24は、前記2枚の端子金具3a,3bのそれぞれの針状端子部29の各一本が貫通するように、2つ並んで設けられている。
第二フェライト収容室36は、図2および図3に示すように、前記端子金具3の前記バスバ28の長手方向に平行に複数(図示例では、5つ)設けられていると共に当該長手方向に等間隔で設けられている。それぞれの第二フェライト収容室36の両側面には、前述した貫通孔24が設けられている。第二フェライト収容室36は、図5に示すように、2枚の前記端子金具3a,3bのそれぞれの針状端子部29の各一本が貫通し且つ後述する第二フェライトコア10bを収容する長方形状に形成されている。第二フェライト収容室36は、図示例では、前記端子金具3の一端から偶数番目の針状端子部29が貫通される。
膨出部26は、図3および図5に示すように、第二インナハウジング7の長手方向に延長されて形成されている。膨出部26は、断面円弧状、断面三角形状などの先細形状に形成されている。
アウタハウジング4は、図2および図3に示すように、前述した汎用コネクタ62と嵌合する嵌合部9と、前述した第二インナハウジング6と第二インナハウジング7とを収容するインナハウジング収容室38と、を備えている。
嵌合部9は、図1に示すように、断面長方形状の筒状に形成されており、内周面に、前述した汎用コネクタ62を嵌合する際の取付方向を規定するガイド部15,15が形成されている。嵌合部9には、前記汎用コネクタ62に設けられた図示しない係合手段と係合する係合部が設けられている。
インナハウジング収容室38は、図3および図4に示すように、前記第一インナハウジング6の両端部に形成された係合突起40,40と係合する係合爪14,14と、前記第二インナハウジング7に当接する押え部16と、を備えている。
係合爪14,14は、図2および図3に示すように、アウタハウジング4の両側面に設けられていると共に、前記係合突起40,40の傾斜面に沿って突出量が徐々に増加して形成されている。係合爪14,14は、図4に示すように、スリット51が設けられており、当該係合爪14,14が揺動可能に形成されている。
押え部16は、図3に示すように、前記第二インナハウジング7の第二フェライト収容室36に収容された第二フェライトコア10bのガタツキを防止する複数(図示例では、5つ)の突出部17と、前記突出部17の両側面に設けられ且つ前記端子金具3の針状端子部29が貫通する複数(図示例では、6つ)の貫通孔19と、を備えている。
突出部17は、前記第二フェライト収容室36に収容された前記第二フェライトコア10bに当接する突出量で形成されている。突出部17には、前記端子金具3の一端から偶数番目の針状端子部29が貫通する貫通孔18が設けられている。貫通孔18は、前記針状端子部29が貫通する直径の円形に形成されている。
押え部16の貫通孔19は、前記端子金具3の一端から奇数番目の針状端子部29が貫通すると共に当該針状端子部29が貫通する直径の円形に形成されている。
上述の如く構成されたジョイントコネクタ1の組み立てについて、以下に説明する。
ジョイントコネクタ1を構成するアウタハウジング4と、第一インナハウジング6と、第二インナハウジング7と、端子金具3a,3bと、第一フェライトコア10aと、第二フェライトコア10bとは、予めそれぞれ製造される。
図5に示すように、第一インナハウジング6内に端子金具3a,3bを嵌合して固定し、前記第一インナハウジング6の複数の第一フェライト収容室21に複数個の第一フェライトコア10aを収容する。このとき、図4に示すように、端子金具3a,3bは、それぞれの検査用突起33,34が、底面部5に間隔を空けて且つ変位して設けられた検査用孔43,44内に挿入されるように配され、前記端子金具3a,3bの一端から奇数番目のそれぞれの針状端子部29が前記第一フェライトコア10aを貫通する。
続いて、第二インナハウジング7の複数の突出部24の貫通孔24に前記端子金具3a,3bの一端から奇数番目のそれぞれの針状端子部29を貫通させると共に、当該第二ハウジング7の複数の第二フェライト収容室36の貫通孔25に当該端子金具3a,3bの一端から偶数番目のそれぞれの針状端子部29を貫通させ、前記第一インナハウジング6上に当該第二インナハウジング7を配する。このとき、第一フェライトコア10aと第二フェライトコア10bとが前記針状端子部29の長手方向に間隔を空けて二段に配され、且つ、奇数番目の針状端子部29が第一フェライトコア10aを貫通すると共に偶数番目の針状端子部29が第二フェライトコア10bを貫通する。このため、同一平面上に複数個のフェライトコアを並設した場合よりも、針状端子部29同士の間隔を縮めることができる。
続いて、前記第二インナハウジング7の複数の第二フェライト収容室36に複数個の第二フェライトコア10bを収容する。このとき、前記端子金具3a,3bの一端から偶数番目のそれぞれの針状端子部29が前記第二フェライトコア10bを貫通する。また、第一フェライトコア10aは、前記第一インナハウジング6の第一フェライト収容室21に収容され、前記端子金具3a,3bの一端から奇数番目のそれぞれの針状端子部29が貫通されると共に、第二フェライトコア10bは、前記第二インナハウジング7の第二フェライト収容室36に収容され、前記端子金具3a,3bの一端から偶数番目のそれぞれの針状端子部29が貫通される。
続いて、前記第一インナハウジング6と前記第二インナハウジング7とをアウタハウジング4のインナハウジング収容室38内に押し込んで当該インナハウジング収容室38内に固定する。このとき、前記第二インナハウジング7の両端部に設けられた膨出部26と前記インナハウジング収容室38の内壁面13を押圧し、前記第一インナハウジング6の係合突起40,40が前記インナハウジング収容室38の係合爪14,14と係合する。このため、前記第一インナハウジング6と前記第二インナハウジング7とが、前記アウタハウジング4内に確実かつ強固に固定される。
上述の如く組み立てられたジョイントコネクタ1は、図6に示すように、複数本(図示例では、22本)の電線63と当該電線63の端末に設けられた汎用コネクタ62(雄型コネクタ)とを備えたサブハーネス61に接続される。このとき、汎用コネクタ62の端子間隔と本発明のジョイントコネクタ1の端子金具3の端子間隔とは同じ間隔とされているため、汎用コネクタ62がジョイントコネクタ1の嵌合部9に嵌合され、両コネクタの端子が電気的に接続される。
本実施形態によれば、ジョイントコネクタ1は、櫛形状に形成された端子金具3と、函状に形成され且つ前記端子金具3と嵌合する底面部5が設けられたコネクタハウジング2と、を備え、前記底面部5には、当該底面部5に前記端子金具3が嵌合された際に、当該端子金具3の嵌合状態が検査される検査用孔43,44が設けられている。
このため、ジョイントコネクタは、検査用孔によって端子金具の嵌合状態を検査することができるため、端子金具の組付状態を容易に確認することができる。このため、端子金具をコネクタハウジングに高い取付精度で固定することができる。
また、前記端子金具3には、前記底面部5に当該端子金具3が嵌合された際に、前記検査用孔43,44内に挿入される検査用突起33,34が設けられているため、検査用孔内に挿入された検査用突起の挿入量を検査することで、コネクタハウジングに嵌合された端子金具の嵌合量を検査することができる。このため、端子金具をコネクタハウジングに適切な嵌合状態で組み付けることができ、前記端子金具を前記コネクタハウジングに高い取付精度で固定することができる。
また、前記底面部5には、前記検査用孔43,44が複数設けられ、且つ、前記複数の検査用孔43,44は、互いに間隔h2を空けて変位して設けられているため、検査用43,44同士の間隔が大きくなる。このため、コネクタハウジング2内に水などが浸入しても、一方の端子金具3aと他方の端子金具3bとが電気的に短絡することを防止できる。
また、本実施形態のように端子金具3の針状端子部29が長尺に形成されている場合に、前記端子金具3の取付精度が高精度となるため、前記針状端子部29の先端部分の位置精度についても高精度となる。このため、汎用コネクタ62などの端子との接続性の低下を防止できる。
また、検査用孔43,44内に挿入された検査用突起33,34を介して端子金具3の導通検査を行えるため、端子金具3の針状端子部29に導通検査用電極などを接触させなくてよい。このため、導通検査時に針状端子部29が変形したり傷付いたりすることを防止できる。
また、端子金具3は、その表裏を反転させることで一方の端子金具3aとして用いたり他方の端子金具3bとして用いたりできるため、部品点数の増加を防止することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明にかかるジョイントコネクタ1の第二の実施形態について、図7および図8を参照して説明する。なお、前述した実施形態と同一部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態にかかるジョイントコネクタ1は、図7に示すように、コネクタハウジング2の底面部5の側面に検査用孔53が設けられている。検査用孔53は、ジョイントコネクタ1の幅方向に間隔を空けて複数(図示例では、2つ)設けられている。検査用孔53は、前述したインナハウジング収容室38に連通して開孔されて形成されている。検査用孔53は、端子金具3のバスバ28に設けられた第二検査用孔としての孔部31と同一径の円形に形成されている。
端子金具3には、図7に示すように、当該端子金具3が前記底面部5に嵌合された際に前記検査用孔53と連通する第二検査用孔としての孔部31が複数(図示例では、10個)設けられている。複数の孔部31は、端子金具3のバスバ28の長手方向に等間隔で設けられている。孔部31は、前記検査用孔53と同一径の円形に形成されている。
以下、前述の如く構成された第二の実施形態にかかるジョイントコネクタ1の端子金具3の取付状態の検査方法の一例を説明する。
端子金具3が組み付けられたジョイントコネクタ1の複数の検査用孔53のそれぞれに、図8に示すように、前記検査用孔53の内周面に沿って円柱状に形成され当該検査用孔53内に挿通される検査用治具55を、挿入する。なお、検査用治具55の先端を円錐形状などとし、当該検査用治具55を検査用孔53に挿通させることで、孔部31と検査用孔53との僅かなズレを修正するようにしても良い。
それぞれの検査用孔53内に検査用治具55が所定の長さまで挿通された場合は、それぞれの検査用孔53と第二検査用孔としてのそれぞれの孔部31とが連通しており、高い取付精度で端子金具3がコネクタハウジング2に組み付けられている。また、少なくとも一箇所の検査用孔53に検査用治具55が所定の長さまで挿通されない場合は、検査用孔53と孔部31とが連通しておらず、端子金具3の組み付けが不適正である。
本実施形態によれば、ジョイントコネクタ1は、端子金具3には、底面部5に当該端子金具3が嵌合された際に、検査用孔53と連通される第二検査用孔としての孔部31が設けられているため、検査用孔53と孔部31との連通状態を外観検査することができる。このため、端子金具3の組付状態をより容易に検査することができ、前記端子金具3をコネクタハウジング2に適切な嵌合状態で容易に組み付けることができ、前記端子金具3を前記コネクタハウジング2に高い取付精度で容易に固定することができる。
なお、前述した実施形態では、ジョイントコネクタ1は、端子金具3a,3bのそれぞれの針状端子部29を11本の22極としているが、図9に示すように、端子金具3a,3bのそれぞれの針状端子部29を19本の38極としても良い。また、22極よりも少ない極数としても良い。このような極数の増減に拘わらず、本発明のジョイントコネクタ1は、フェライトコア10の寸法は変更されないため、端子金具3の針状端子部29同士の間隔を変更することなく汎用コネクタ62と接続することができる。従って、ジョイントコネクタ1の極数は、汎用コネクタ62に合わせて変更することができる。
また、前述した実施形態では、コネクタハウジング2は、アウタハウジング4と第一インナハウジング6と第二インナハウジング7とからなる三部品構成としているが、コネクタハウジング2に端子金具3の検査用孔43,44を設けている構成であれば、一部品構成やその他の構成であっても良い。
また、前述した実施形態では、ジョイントコネクタ1は、CAN通信に使用されるものであったが、フェライトコアなどのノイズ除去機能を有さないジョイントコネクタであっても良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 ジョイントコネクタ
2 コネクタハウジング
3 端子金具
4 アウタハウジング
5 底面部
6 第一インナハウジング
7 第二インナハウジング
10 フェライトコア
28 バスバ
29 針状端子部
31 孔部(第二検査用孔)
38 インナハウジング収容室
43,44,53 検査用孔
61 サブハーネス
62 汎用コネクタ
63 電線

Claims (4)

  1. 櫛形状に形成された端子金具と、函状に形成され且つ前記端子金具と嵌合する底面部が設けられたコネクタハウジングと、を備えたジョイントコネクタにおいて、
    前記底面部には、当該底面部に前記端子金具が嵌合された際に、当該端子金具の嵌合状態が検査される検査用孔が設けられていることを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 前記端子金具には、前記底面部に当該端子金具が嵌合された際に、前記検査用孔内に挿入される検査用突起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のジョイントコネクタ。
  3. 前記底面部には、前記検査用孔が複数設けられ、且つ、
    前記複数の検査用孔は、互いに間隔を空けて設けられていると共に、互いに変位して設けられていることを特徴とする請求項2に記載のジョイントコネクタ。
  4. 前記端子金具には、前記底面部に当該端子金具が嵌合された際に、前記検査用孔と連通される第二検査用孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のジョイントコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012221906A (ja) * 2011-04-14 2012-11-12 Yazaki Corp ジョイントコネクタ
JP2018005988A (ja) * 2016-06-27 2018-01-11 矢崎総業株式会社 ジョイントコネクタ、及び、ジョイントコネクタの製造方法
JP7436302B2 (ja) 2020-06-24 2024-02-21 矢崎総業株式会社 ジョイントコネクタ

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