WO2012111571A1 - ジョイントコネクタ及び端子半挿入検査方法 - Google Patents

ジョイントコネクタ及び端子半挿入検査方法 Download PDF

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Abstract

 ジョイント端子(10)は、収容されるハウジング一端部(31)における、タブ片(11)が端子収容室(34)に挿入された雌型端子金具(20)に導通接続可能な正規の嵌合状態となる本係止位置と、端子収容室(34)の規定位置まで挿入された状態の雌型端子金具(20)にだけ導通接続可能な本係止位置よりも浅い仮係止位置とに保持可能とされる。

Description

ジョイントコネクタ及び端子半挿入検査方法
 本発明は、端子半挿入を検知できるジョイントコネクタ及びそのジョイントコネクタを用いた端子半挿入検査方法に関する。
 例えば自動車用ワイヤハーネスの分岐接続に用いられる従来のジョイントコネクタとしては、特許文献1等に記載されたものが知られている。このジョイントコネクタ100は、図8に示すように、複数の雌側端子金具(雌型端子金具)140を収容する雌側コネクタハウジング(コネクタハウジング)120と、各雌側端子金具140に連結されるジョイント端子132を備えたジョイントハウジング130とを備えている。
 これら雌側コネクタハウジング120とジョイントハウジング130の嵌合状態には、雌側コネクタハウジング120に対して浅く嵌合する仮嵌合状態と、これよりも深く嵌合して雌側端子金具140とジョイント端子132のタブ(タブ片)134とが接続する本嵌合状態の2つの嵌合状態が設けられている。
 そして、両ハウジング120,130の仮嵌合状態から本嵌合状態に移行させる際、雌側端子金具140が正規位置に達していない半挿入状態にあった場合には、ランス122が撓み空間123に弾性変形した状態にあるため、ジョイントハウジング130に設けた撓み規制部136の先端がランス122に当接し、それ以上の挿入ができない。これにより雌側端子金具140の半挿入状態が検知されるように構成されている。
 また、特許文献2等に記載されたジョイントコネクタ200は、図9に示すように、雌端子金具(雌型端子金具)210と、雌端子金具210が収容されるコネクタハウジング220と、雌端子金具210同士を短絡するバスバー230と、バスバー230を保持する保持部材240とを備えて構成されている。
 保持部材240は、コネクタハウジング220において、バスバー230のタブ片233が雌端子金具210の接続部(電気接続部)212に対し正規の接触状態となる本係止位置と非接触状態となる仮係止位置とに保持可能とされる。
 そして、保持部材240を仮係止位置から本係止規制位置へ変位する途中で、タブ片233が半挿入状態の雌端子金具210の接続部212に当接した場合には、その当接感によって、半挿入状態の雌端子金具210が存在することを知ることができるように構成されている。
日本国特開2000-243502号公報 日本国特開2004-207157号公報
 しかしながら、上述した従来のジョイントコネクタは、いずれもジョイント端子を合成樹脂製のジョイントハウジングや保持部材に保持させておき、ジョイント端子の抜き差しはジョイントハウジングや保持部材をコネクタハウジングに組み付けたり、外したりすることで行うように構成されている。
 そこで、合成樹脂製のジョイントハウジングや保持部材が必要となり、部品点数が多くなるという問題があった。
 また、これら従来のジョイントコネクタにおける雌型端子金具の半挿入状態検知は、ジョイントハウジングや保持部材を本嵌合状態や本係止位置に変位させた際の作業者の当接感や目視により行われている。
 そこで、極数が多くなると、ジョイントハウジングや保持部材を本嵌合状態や本係止位置に変位させる際の操作力が高まる一方で当接感が弱まり、作業者が感覚的に確認し難くなる。そのため、これら従来のジョイントコネクタにおいては、端子の半挿入状態を誤検知する可能性があるという問題があった。
 本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数が少なくて済み、更に端子半挿入を確実に検知することができるジョイントコネクタ及び端子半挿入検査方法を提供することにある。
 前述した目的を達成するために、本発明に係るジョイントコネクタ及び端子半挿入検査方法は、下記(1)~(4)を特徴としている。
(1) 複数本の雌型端子金具と、
 前記雌型端子金具を嵌合接続する複数本のタブ片とこれらのタブ片を導通接続した連結部とを備えたジョイント端子と、
 前記タブ片をハウジングの他端側に向けて前記ジョイント端子を収容保持するハウジング一端部と、前記雌型端子金具を規定位置まで挿入することで前記雌型端子金具と前記タブ片とを嵌合状態にする複数の端子収容室が配設されたハウジング他端部と、を有する合成樹脂製のコネクタハウジングと、を備え、
 前記ジョイント端子は、前記ハウジング一端部における、前記タブ片が前記端子収容室に挿入された前記雌型端子金具に導通接続可能な正規の嵌合状態となる本係止位置と、前記端子収容室の規定位置まで挿入された状態の前記雌型端子金具にだけ導通接続可能な前記本係止位置よりも浅い仮係止位置とに保持可能とされるジョイントコネクタ。
(2) 上記(1)の構成のジョイントコネクタにおいて、
 前記ジョイント端子は、前記連結部に突設されて前記ハウジング一端部に係止される本係止突起と、前記本係止突起よりも前記タブ片側の前記連結部に突設されて前記ハウジング一端部に係止される仮係止突起とを備えること。
(3) 上記(2)の構成のジョイントコネクタにおいて、
 前記ハウジング一端部は、前記仮係止突起を係止して前記ジョイント端子を前記仮係止位置に保持する仮係止凹部を備えること。
(4) 上記(1)~(3)の何れか1つの構成のジョイントコネクタを用いた端子半挿入検査方法であって、
 前記ジョイント端子を前記ハウジング一端部に対して前記仮係止位置に保持させた後、前記雌型端子金具を前記端子収容室の前記規定位置まで挿入した状態で前記ジョイント端子と前記雌型端子金具とを導通検査し、これらジョイント端子と雌型端子金具とが非導通時を端子半挿入として検知すること。
 上記(1)の構成のジョイントコネクタによれば、ジョイント端子がコネクタハウジングのハウジング一端部に直接保持されるので、部品点数を削減することができる。
 また、上記ジョイントコネクタの組立時には、ジョイント端子を本係止位置よりも浅いハウジング一端部の仮係止位置に保持することができる。そして、ジョイント端子を仮係止位置に保持した状態で、雌型端子金具を端子収容室の規定位置まで挿入し、その後、ジョイント端子を本係止位置に変位させてタブ片と雌型端子金具を正規の嵌合状態とすることができる。そこで、雌型端子金具は、端子収容室に挿入される際にはタブ片の挿入力が全て加わる正規の嵌合状態とはならないので、端子挿入力を低く抑えることができる。
 更に、上記ジョイントコネクタの組立時には、ジョイント端子をハウジング一端部における仮係止位置に保持させた後、雌型端子金具を端子収容室の規定位置まで挿入した状態でジョイント端子と雌型端子金具とを導通検査することができる。そこで、これらジョイント端子と雌型端子金具とが非導通時には、雌型端子金具の端子半挿入を検知することができるので、雌型端子金具の端子半挿入を防止することができる。
 上記(2)の構成のジョイントコネクタによれば、形成が容易で簡単な形状の本係止突起及び仮係止突起によって、ジョイント端子をハウジング一端部において本係止位置又は仮係止位置に確実に保持することができる。特に、本係止位置においては、本係止突起及び仮係止突起により二重に係止できる。
 上記(3)の構成のジョイントコネクタによれば、仮係止突起を仮係止凹部に係止させることによって、ジョイント端子を仮係止位置に正確に保持させることができる。
 上記(4)の構成の端子半挿入検査方法によれば、上記(1)~(3)の何れか1つの構成のジョイントコネクタにおけるジョイント端子を仮係止位置に保持させた後、端子収容室に挿入した雌型端子金具とジョイント端子の非導通を検出することによって、雌型端子金具の端子半挿入を検知することができる。そこで、部品点数が少ない簡単な構造でありながら、雌型端子金具の端子半挿入を確実に防止することができる。
 本発明によれば、部品点数が少なくて済み、更に端子半挿入を確実に検知することができるジョイントコネクタ及び端子半挿入検査方法を提供できる。
 以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の一実施形態に係るジョイントコネクタの分解斜視図である。 図2は、図1に示したコネクタハウジングの底面図である。 図3は、図1に示したコネクタハウジングに雌型端子金具を挿入する際の端子半挿入検査工程を説明するための水平断面図である。 図4は、図1に示したコネクタハウジングに雌型端子金具を挿入する際の端子半挿入検査工程を説明するための縦断面図である。 図5は、図1に示したコネクタハウジングに雌型端子金具を挿入する際の端子半挿入検査工程を説明するための縦断面図である。 図6は、図1に示したコネクタハウジングに雌型端子金具を挿入する際の端子半挿入検査工程を説明するための縦断面図である。 図7は、図1に示したコネクタハウジングに雌型端子金具を挿入する際の端子半挿入検査工程を説明するための水平断面図である。 図8は、従来のジョイントコネクタの縦断面図である。 図9は、従来の他のジョイントコネクタの縦断面図である。
 以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係るジョイントコネクタを詳細に説明する。
 本実施形態のジョイントコネクタ1は、図1に示すように、ジョイント端子10と、雌型端子金具20と、コネクタハウジング30と、を備える。
 ジョイント端子10は、金属板のプレス成形品であり、雌型端子金具20を嵌合接続する複数本(本実施形態では4本)のタブ片11と、これらのタブ片11を導通接続した連結部12とが一体成形されている。更に、連結部12の両側縁には、一対の楔状の本係止突起13と、本係止突起13より前端側に突設された一対の楔状の仮係止突起14とが一体成形されている。
 雌型端子金具20は、金属板のプレス成形品であり、図1に示すように、タブ片11が嵌合する角筒状の箱部(電気接続部)21と、該箱部21の後端から延出して電線26を圧着する電線加締め部22と、抜け止め用係止部23とを備える。
 電線加締め部22は、電線26の導体を圧着して導通させる導体加締め片22aと、電線26の被覆部に加締め付けることで電線26を固定する被覆加締め片22bとを備える。
 抜け止め用係止部23は、箱部21の後端側に形成された凹部であり、後述するコネクタハウジング30の係止用ランス36に係止され、雌型端子金具20を抜け止めする。
 コネクタハウジング30は、合成樹脂の射出成形品であり、ハウジング一端部31と、該ハウジング一端部31とは反対側の端部であるハウジング他端部32とを備えている。
 ハウジング一端部31は、図3及び図7に示すように、タブ片11をハウジング他端部32側に向けて圧入されたジョイント端子10を仮係止位置(図3の位置)又は本係止位置(図7の位置)に収容保持する。
 尚、本実施形態に係るコネクタハウジング30においては、ハウジング一端部31の内側壁に仮係止凹部33が形成されている。そこで、仮係止位置まで圧入されたジョイント端子10は、連結部12の両側縁に突設した一対の仮係止突起14を仮係止凹部33に係止させることによって、仮係止位置に正確に保持される。勿論、圧入ストロークを正確に管理することで、仮係止凹部33を省略することもできる。
 ハウジング他端部32には、図3に示すように、複数の端子収容室34が並設されている。これら複数の端子収容室34は、雌型端子金具20を規定位置まで挿入することで雌型端子金具20の箱部21とタブ片11とを嵌合状態にする。ここで、規定位置とは、本係止位置に保持されたタブ片11と箱部21とが、電気的な接続に必要十分な接触長を得る位置である。
 各端子収容室34の底壁には、図2及び図3に示すように、各端子収容室34に対応して、係止用ランス36と、タブ視認用窓部37と、プローブ挿入開口40とが設けられている。
 係止用ランス36は、図3~図5に示すように、端子収容室34に沿ってハウジング一端部31側に延出する弾性アーム36aと、この弾性アーム36aの自由端内面に突設された端子係止用突起36bとを備えている。
 端子係止用突起36bは、端子収容室34の内方に向かって突出しており、図4に示すように、規定位置に挿入された雌型端子金具20の抜け止め用係止部23に係合することで、雌型端子金具20を抜け止めする。
 タブ視認用窓部37は、図2に示すように、タブ片11の先端部を目視できる位置に開口しており、タブ片11に箱部21が嵌合した状態を目視することが可能である。
 プローブ挿入開口40は、図2及び図3に示すように、係止用ランス36のハウジング一端部31側に開口されている。そして、プローブ挿入開口40には、後述する導通検査機60の一極側のプローブ61が下方から端子収容室34内に挿入される。
 本実施形態に係るプローブ挿入開口40は、ハウジング他端部32側に延びるように端子収容室34の底壁の一部に形成された複数の櫛状突起38により構成されている。そこで、一体成形によりプローブ挿入開口40をコネクタハウジング30に容易に形成することができる。
 本実施形態に係るジョイントコネクタ1によれば、ジョイント端子10がコネクタハウジング30のハウジング一端部31に直接保持されるので、ジョイントホルダ等を用いる必要がなく、従来のジョイントコネクタよりも部品点数を削減することができる。
 次に、図3~図7を参照しながら、端子半挿入検査装置50を用いてコネクタハウジング30に雌型端子金具20を挿入する際の端子半挿入検査工程を説明する。
 端子半挿入検査装置50は、図3~図5に示すように、プローブ挿入開口40を形成されたコネクタハウジング30の底壁が載置される基台部42と、基台部42に載置されたコネクタハウジング30のハウジング一端部31及びハウジング他端部32の端面にそれぞれ当接して端子挿脱方向(図3中、左右方向)へのコネクタハウジング30の移動を規制する端部支持面53,55と、導通検査機60とを備えている。
 導通検査機60は、プローブ挿入開口40に挿入されて雌型端子金具20に当接する一極側のプローブ61と、コネクタハウジング30に装着されたジョイント端子10の後端に当接する他極側のプローブ63と、これらプローブ61,63にそれぞれ接続される導線とを備える。尚、基台部42内に組み込まれた一極側のプローブ61は、図示しない上下駆動機構によりプローブ挿入開口40を介して端子収容室34内に出没可能に支持されている。
 そこで、導通検査機60は、ジョイント端子10と雌型端子金具20との導通状態を検知することができる。
 そして、コネクタハウジング30に雌型端子金具20を挿入する際の端子半挿入検査を行う際には、先ず、図2に示したように、端子半挿入検査装置50の基台部42にコネクタハウジング30を載置した状態で、ジョイント端子10をハウジング一端部31の仮係止位置まで圧入する。
 ここで、ハウジング一端部31に圧入されるジョイント端子10の仮係止位置とは、図3に示したように、端子収容室34の規定位置まで挿入された状態の雌型端子金具20にだけ導通接続可能な位置であり、本係止位置よりも浅い圧入位置である。即ち、端子収容室34の規定位置まで挿入されていない状態の雌型端子金具20は、ジョイント端子10と導通接続されない。
 尚、予めジョイント端子10がハウジング一端部31に仮係止位置まで圧入された状態のコネクタハウジング30を端子半挿入検査装置50の基台部42に載置してもよい。
 上述したように、本実施形態に係るジョイントコネクタ1の組立時には、ジョイント端子10を本係止位置よりも浅いハウジング一端部31の仮係止位置に保持した状態で、雌型端子金具20を端子収容室34の規定位置まで挿入し、その後、ジョイント端子10を本係止位置に変位させてタブ片11と雌型端子金具20を正規の嵌合状態とする。
 そこで、雌型端子金具20は、端子収容室34に挿入される際にはタブ片11の挿入力が全て加わる正規の嵌合状態とはならないので、端子挿入力を低く抑えることができる。
 次に、図3に示したように、端子半挿入検査装置50の基台部42に載置されたコネクタハウジング30に対して、導通検査機60の一極側のプローブ61をプローブ挿入開口40から端子収容室34内に挿入し、端子収容室34に挿入された雌型端子金具20に当接させる。更に、他極側のプローブ63をジョイント端子10の後端に当接させる。
 そして、導通検査機60によって、端子収容室34に挿入した雌型端子金具20とジョイント端子10の導通状態を検出する。
 この時、図3に示したように、雌型端子金具20が端子収容室34の規定位置まで挿入され、箱部21とタブ片11とが電気的な接続に必要十分な接触長を得た嵌合状態であれば、導通検査機60は導通状態を検出する。従って、雌型端子金具20の端子完全挿入状態を検知することができる。
 また、図4に示したように、雌型端子金具20が端子収容室34の規定位置まで挿入されておらず、箱部21とタブ片11とが電気的に接続されていない状態であれば、導通検査機60は非導通状態を検出する。従って、雌型端子金具20の端子半挿入状態を検知することができる。
 そして、端子半挿入状態を検知された雌型端子金具20は、規定位置に挿入されて導通検査機60が導通状態を検出するまで、挿入動作を繰り返す。
 次に、図5に示したように、雌型端子金具20の端子完全挿入状態が検知されたジョイントコネクタ1に対して、端子押圧治具70によりジョイント端子10の後端を押圧付勢し、該ジョイント端子10をハウジング一端部31の本係止位置まで圧入する。尚、本係止位置まで圧入されたジョイント端子10は、本係止突起13及び仮係止突起14により二重に係止されるので、ハウジング一端部31に確実に保持される。
 ジョイント端子10がハウジング一端部31の本係止位置まで圧入されると、図6に示すように、箱部21とタブ片11とが正規の嵌合状態となり、ジョイントコネクタ1の組立が完了する。
 従って、上述した本実施形態に係るジョイントコネクタ1によれば、組み立て時には、ジョイント端子10を本係止位置よりも浅いハウジング一端部31の仮係止位置に保持することができる。そして、ジョイント端子10を仮係止位置に保持した状態で、雌型端子金具20を端子収容室34の規定位置まで挿入し、その後、ジョイント端子10を本係止位置に変位させてタブ片11と雌型端子金具20を正規の嵌合状態とすることができる。そこで、雌型端子金具20は、端子収容室34に挿入される際にはタブ片11の挿入力が全て加わる正規の嵌合状態とはならないので、端子挿入力を低く抑えることができる。
 また、ジョイントコネクタ1を組み立てる際に、ジョイント端子10をハウジング一端部31における仮係止位置に保持させた後、雌型端子金具20を端子収容室34の規定位置まで挿入した状態でジョイント端子10と雌型端子金具20とを導通検査することができる。そこで、これらジョイント端子10と雌型端子金具20とが非導通時には、雌型端子金具20の端子半挿入を検知することができるので、雌型端子金具20の端子半挿入を防止することができる。
 尚、本発明のジョイントコネクタに係る雌端子金具、ジョイント端子、本係止突起、仮係止突起、コネクタハウジング、仮係止凹部、箱部及びプローブ挿入開口等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の主旨に基づいて種々の形態を採りうることは云うまでもない。
 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
 本出願は、2011年2月18日出願の日本特許出願(特願2011-033712)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
 本発明によれば、部品点数が少なくて済み、更に端子半挿入を確実に検知することができるジョイントコネクタ及び端子半挿入検査方法を提供できる。
1 ジョイントコネクタ
10 ジョイント端子
11 タブ片
12 連結部
13 本係止突起
14 仮係止突起
20 雌型端子金具
21 箱部
30 コネクタハウジング
33 仮係止凹部
40 プローブ挿入開口

Claims (4)

  1.  複数本の雌型端子金具と、
     前記雌型端子金具を嵌合接続する複数本のタブ片とこれらのタブ片を導通接続した連結部とを備えたジョイント端子と、
     前記タブ片をハウジングの他端側に向けて前記ジョイント端子を収容保持するハウジング一端部と、前記雌型端子金具を規定位置まで挿入することで前記雌型端子金具と前記タブ片とを嵌合状態にする複数の端子収容室が配設されたハウジング他端部と、を有する合成樹脂製のコネクタハウジングと、を備え、
     前記ジョイント端子は、前記ハウジング一端部における、前記タブ片が前記端子収容室に挿入された前記雌型端子金具に導通接続可能な正規の嵌合状態となる本係止位置と、前記端子収容室の規定位置まで挿入された状態の前記雌型端子金具にだけ導通接続可能な前記本係止位置よりも浅い仮係止位置とに保持可能とされるジョイントコネクタ。
  2.  前記ジョイント端子は、前記連結部に突設されて前記ハウジング一端部に係止される本係止突起と、前記本係止突起よりも前記タブ片側の前記連結部に突設されて前記ハウジング一端部に係止される仮係止突起とを備える請求項1に記載のジョイントコネクタ。
  3.  前記ハウジング一端部は、前記仮係止突起を係止して前記ジョイント端子を前記仮係止位置に保持する前記仮係止凹部を備える請求項2に記載のジョイントコネクタ。
  4.  請求項1~請求項3の何れか1項に記載されたジョイントコネクタを用いた端子半挿入検査方法であって、
     前記ジョイント端子を前記ハウジング一端部に対して前記仮係止位置に保持させた後、前記雌型端子金具を前記端子収容室の前記規定位置まで挿入した状態で前記ジョイント端子と前記雌型端子金具とを導通検査し、これらジョイント端子と雌型端子金具とが非導通時を端子半挿入として検知する端子半挿入検査方法。
PCT/JP2012/053170 2011-02-18 2012-02-10 ジョイントコネクタ及び端子半挿入検査方法 WO2012111571A1 (ja)

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