JP5716665B2 - 繊維シートの製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維シートの製造装置に関するものである。
本願は、2009年7月24日に、日本に出願された特願2009−173136号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
繊維の集合体である繊維シートを湿式抄紙法により不織布状、紙状に構成する装置が知られている。この繊維シートの製造装置は、繊維を含む分散液から分散媒を搾水してウエブを生成する搾水セクションと、ウエブを乾燥させて繊維シートを生成する乾燥セクションと、繊維シートを巻き取る巻取セクションと、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
搾水セクションには、メッシュ状のワイヤー(無端ベルト)が設けられている。このメッシュワイヤー上に分散液を吐出し、メッシュ空孔を通して分散媒を分離することにより、分散液から分散媒を搾水してウエブを形成する。
乾燥セクションには、フェルト布(毛布)からなる無端ベルトが設けられている。このフェルト布(毛布)上にウエブを転載し、フェルト布(毛布)をシリンダードライヤー表面に接触させてウエブを乾燥させることにより、繊維シートを生成する。
フェルト布(毛布)の表面は、メッシュワイヤーに比べて平坦性に優れている。そのため、乾燥セクションにおいて平坦な繊維シートを生成することができるとともに、巻取セクションにおいてフェルト布(毛布)から繊維シートを簡単に剥がして巻き取ることができる。このように、搾水セクションと乾燥セクションとで構成が異なる無端ベルトが採用されているので、搾水セクションにおいては、メッシュワイヤーの無端ベルトから乾燥セクションにおけるフェルト布(毛布)の無端ベルトに対してウエブの受け渡しを行う必要がある。
特開2008−274525号公報
一般に、電池やキャパシタ等の蓄電デバイスは、正極と負極との間で電解質を移動させることにより蓄電性能を発揮するものである。この蓄電デバイスにおいて正負極間の短絡を防止するために、繊維シートからなるセパレータが正負極間に配置されている。蓄電デバイスの蓄電性能を向上させるためには、正負極間の短絡を防止しつつ、電解質の移動を容易化することが必要である。正負極間の短絡を防止するため、セパレータを構成する繊維シートには、空孔径の縮小が要求される。また電解質の移動を容易化するため、セパレータを構成する繊維シートには、薄膜化および空孔率の増加が要求される。これらの要求を満たすため、微細繊維からなる繊維シートの開発が望まれている。
しかしながら、上述した繊維シートの製造装置を使用して、微細繊維からなる繊維シートを抄造することは困難である。なぜなら、微細繊維は細くて短いためウエブの強度が弱くなり、メッシュワイヤーからフェルト布(毛布)にウエブを受け渡す際に、ウエブが破損するからである。
そこで本発明は、微細繊維からなるウエブの破損を防止しつつ繊維シートを抄造することが可能な、繊維シートの製造装置の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る繊維シートの製造装置は、微細繊維を含む分散液から繊維シートを抄造する装置であって、前記分散液を無端ベルトの上面に吐出し、吐出された前記分散液から分散媒を搾水してウエブを生成する搾水セクションと、前記ウエブを乾燥させて繊維シートを生成する乾燥セクションと、を備え、前記搾水セクションから前記乾燥セクションにかけて連続して配設された前記無端ベルトを有し、前記搾水セクションで生成された前記ウエブが前記無端ベルトに載置されたまま前記乾燥セクションに搬送され、前記乾燥セクションの下流側で生成された前記繊維シートを前記無端ベルトから剥離することを特徴とする。
この構成によれば、複数の無端ベルト間でウエブを受け渡す必要がないので、微細繊維の採用によりウエブの強度が弱くなっても、受け渡しに伴うウエブの破損を回避することができる。したがって、微細繊維からなる繊維シートを確実に抄造することができる。
また、前記無端ベルトはメッシュワイヤーから形成されていてもよく、またはメンブレンフィルターから形成されていてもよい。
本発明の1つの側面としては、前記無端ベルトがメッシュワイヤーから形成される場合、前記メッシュの目開き寸法は5μm以上50μm以下に形成されていることを特徴とする。なお、前記目開き寸法は10μm以上40μm以下に形成されていることがより好ましい。
目開き寸法が50μmを超える場合は、分散液に含まれる微細繊維がメッシュ空孔から抜け落ち易くなり、抄造が困難になる。また目開き寸法が5μm未満の場合は、分散液に含まれる分散媒がメッシュ空孔を透過し難くなり、搾水および乾燥に長時間を要することになる。したがって、目開き寸法を5μm以上50μm以下とすることにより、微細繊維からなる繊維シートを確実かつ効率的に抄造することができる。
また、目開き寸法を5μm以上50μm以下とすることで、無端ベルトの上面の凹凸が小さくなる。これにより、無端ベルトの上面で湿式抄造される繊維シートの凹凸を小さくすることが可能になり、平坦性に優れた繊維シートを形成することができる。また、無端ベルトから繊維シートを容易に分離することができる。
本発明の別の側面としては、前記無端ベルトがメンブレンフィルターから形成される場合、前記メンブレンフィルターは平均孔径が1.0μm以上10.0μm以下であることを特徴とする。なお、前記平均孔径は1.0μm以上5.0μm以下であることがより好ましい。ここで、平均孔径は、バブルポイント法によって測定されたものである。すなわち、濃度60質量%の2−プロパノール水溶液にフィルター片面を接液させた状態で、フィルターの非接液面から徐々に圧力を加え、漏れ出てくる気泡と圧力の関係を、標準サンプルと比較することによって前記フィルターの平均孔径を知ることができる。平均孔径が10.0μmを超える場合は、分散液に含まれる微細繊維がメッシュ空孔から抜け落ち易くなり、抄造が困難になる。また平均孔径が1.0μm未満の場合は、分散液に含まれる分散媒がフィルター空孔を透過し難くなり、搾水および乾燥に長時間を要することになる。
本発明の別の側面としては、前記搾水セクションには、前記分散液を吐出するダイヘッドまたはスプレーヘッドが設けられていることを特徴とする。なお、本発明においてダイヘッドには自由落下カーテンダイヘッドも含まれる。
この構成によれば、搾水セクションにおいて分散液の吐出および分散媒の搾水を連続して行うことができる。
本発明の別の側面としては、前記搾水セクションにおける前記無端ベルトの下方には、吐出された前記分散液から前記分散媒を搾水する搾水手段が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、搾水手段により強制的に分散媒を搾水することができるので、搾水作業を効率的に行うことができる。
本発明のまた別の側面としては、前記搾水セクションにおける前記無端ベルトの上方には、前記無端ベルトと対向する第2無端ベルトが配置され、前記第2無端ベルトの上方には、吐出された前記分散液から前記分散媒を搾水する第2搾水手段が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、分散媒の上方からも第2搾水手段により強制的に分散媒を搾水することができるので、搾水作業を極めて効率的に行うことができる。
本発明のまた別の側面としては、前記搾水セクションには、吐出された前記分散液の上面を均すプレートが設けられていることを特徴とする。
一般に、微細繊維を含む分散液の粘度は、通常の繊維を含む分散液に比べて高いので、吐出された分散液の厚さが厚くなるとともに、分散液の厚さが不均一になる。これに対して本発明では、プレートにより吐出された分散液の上面を均すことができるので、分散液の厚さが均一になるとともに、分散液の厚さを薄くすることができる。したがって、厚さが薄くかつ均一な繊維シートを形成することができる。
本発明のまた別の側面としては、前記乾燥セクションでは、シリンダードライヤーの外周面上に、半径方向内側から外側にかけて前記ウエブ、前記無端ベルトおよびフェルト布(毛布)を順に配置して、前記ウエブを乾燥させることを特徴とする。
この構成によれば、シリンダードライヤーによりウエブが加熱され、ウエブに残留していた分散媒が蒸発し、蒸発した分散媒が無端ベルトの空孔を通って毛布に吸収される。これにより、蒸発した分散媒が再びウエブに付着するのを防止することができるので、ウエブを確実かつ効率的に乾燥させることができる。
本発明のまた別の側面としては、前記乾燥セクションの下流側に、生成された前記繊維シートを前記無端ベルトから剥離して巻き取る巻取セクションが設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、巻き取られた状態の繊維シートを製造することができる。
本発明のまた別の側面としては、前記乾燥セクションの下流側に、生成された前記繊維シートを前記無端ベルトから剥離し裁断して積層する裁断セクションが設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、所定長さに裁断されて積層された状態の繊維シートを製造することができる。
本発明は、上記の任意の特徴を、それぞれ単独で、または2もしくは3以上の特徴を適宜組み合わせて有することができる。
本発明によれば、複数の無端ベルト間でウエブを受け渡す必要がないので、微細繊維の使用によりウエブの強度が弱くなっても、受け渡しに伴うウエブの破損を防止することができる。したがって、微細繊維からなる繊維シートを確実に抄造することができる。
実施形態に係る繊維シートの製造装置の概略構成図である。 メッシュワイヤーを法線方向から見た場合の拡大図である。 ダイヘッドおよびプレートの説明図である。 搾水部の変形例の概略構成図である。 第1ドライヤーの周辺の拡大図である。 裁断セクションを備えた変形例の概略構成図である。 メンブレンフィルターの拡大図である。 搾水部の変形例の概略構成図である。 搾水部に変形例を有する繊維シートの製造装置の概略構成図である。
以下、本発明の実施形態につき図面を参照して説明する。
本実施形態は、微細繊維を含む分散液から繊維シートを抄造する装置に関するものである。繊維シートは、微細繊維の集合体(不織布状、紙状)で構成される。微細繊維として、パルプを微細化したセルロース繊維を使用することができる。分散液は、水または有機溶媒または水と有機溶媒との混合液等からなる分散媒に、微細繊維を分散させて調製する。
微細繊維は、数平均繊維径が1μm以下の繊維である。繊維径は以下のように定義される。まず、繊維シートの表面を電子顕微鏡(SEM)で観察し、得られたSEM画像の水平方向および垂直方向にラインを引く。次に、2つのラインに交差するすべての繊維の繊維径を拡大画像から実測し、測定結果から数平均繊維径を算出する。さらに、繊維シートの表面の少なくとも2箇所について同様に数平均繊維径を算出し、全ての数平均繊維径の平均値を繊維径とする。
従来の繊維シートの繊維は、繊維径が10〜100μm(繊維長が0.3〜1mm)であるのに対して、本実施形態で抄造する繊維シートの繊維は、繊維径が0.005〜1μm(繊維長が0.05〜0.6mm)の微細繊維である。このような微細繊維で繊維シートを構成すれば、繊維シートの薄膜化および空孔率の増加が可能になり、しかも空孔径の縮小が可能になる。この繊維シートを蓄電デバイスのセパレータに採用すれば、蓄電デバイスの蓄電性能を向上させることができる。
(繊維シートの製造装置)
図1は、本実施形態に係る繊維シートの製造装置の概略構成図である。繊維シートの製造装置1は、微細繊維を含む分散液3aを無端ベルト(メッシュワイヤーまたはメンブレンフィルター)10上に吐出し、吐出された分散液3aから分散媒を搾水してウエブ3bを生成する搾水セクション20と、ウエブ3bを乾燥させて繊維シート3cを生成する乾燥セクション40と、生成された繊維シート3cを無端ベルト10からはがして巻き取る巻取セクション60とを備えている。そして本実施形態では、搾水セクション20から乾燥セクション40および巻取セクション60にかけて連続した1本の無端ベルト10が配設され、搾水セクション20で生成されたウエブ3bが無端ベルト10に載置されたまま乾燥セクション40および巻取セクション60に搬送されるようになっている。
(メッシュワイヤー、メンブレンフィルター)
図2は、無端ベルトとして採用しうるメッシュワイヤー10を法線方向から見た場合の拡大図である。メッシュワイヤー10は、ステンレス等の金属またはポリエステル等の樹脂からなる線材11を、メッシュ状に編み込んで形成されている。メッシュワイヤー10を構成する線材11の線径Bは10〜40μmとされている。具体的な線径Bは、例えばφ20μmまたはφ34μmとすることができる。またメッシュワイヤー10のメッシュ空孔12の目開き寸法Aは5〜50μmとされている。目開き寸法Aが50μmを超える場合は、分散液に含まれる微細繊維(繊維長50〜600μm)がメッシュ空孔12から抜け落ち易くなり、抄造が困難になるからである。また目開き寸法Aが5μm未満の場合は、分散液に含まれる分散媒がメッシュ空孔12を透過し難くなり、搾水および乾燥に長時間を要するからである。目開き寸法Aの好ましい範囲は10〜40μmである。
図7は、無端ベルトとして採用しうるメンブレンフィルターの表面の電子顕微鏡写真である。前記メンブレンフィルターは多孔質のフィルム状であり、円形に近い孔が相互につながりあった孔構造を有している。また、均一で微細な孔が多数空いているため、分散液3aの脱水性向上に優れた効果を発揮する。前記メンブレンフィルターは平均孔径が1.0〜10.0μmであることが好ましく、1.0〜5.0μmであることがより好ましい。
図1に戻り、無端ベルト10は、耐熱性、耐腐食性、耐伸縮性、耐薬品性、耐溶剤性を有している。特に本実施形態の無端ベルト10は、温度が250℃程度まで上昇する乾燥セクション40を走行するため、150〜250℃の範囲で耐熱性(外形寸法や物理特性等に大きな変化を生じない性能)を有している。また無端ベルト10は、pH3〜11の分散液3aが吐出されるため、pH3〜11の液体に対して耐腐食性、耐薬品性および耐溶剤性を有している。また無端ベルト10は耐伸縮性を有し、面方向の伸縮率が−3〜10%の範囲とされている。伸縮率が10%を超える場合は、図2に示すメッシュ空孔12の目開き寸法Aが大きくなるとともに、メッシュワイヤー上に載置されたウエブまたは繊維シートに亀裂が発生するからである。伸縮率が−3%以下の場合は、ウエブまたは繊維シートにシワが発生するからである。
図1に示すように、上述した無端ベルト10は、搾水セクション20の基端ローラ28から乾燥セクション40の第1ドライヤー42に連続して掛け渡されている。これにより搾水セクション20では、無端ベルト10が水平方向に直線状に延設されている。また乾燥セクション40では、無端ベルト10が第1ドライヤー42から第2ドライヤー52に連続して掛け渡されている。また巻取セクション60では、無端ベルト10が一対の分離ローラ62a,62bの間を通過している。さらに無端ベルト10は、下方に配置された複数のサブローラ68を介して、搾水セクション20の基端ローラ28に連続して掛け渡されている。そして、無端ベルト10が掛け渡されたローラをモーター(不図示)で回転駆動することにより、無端ベルト10が軌道上を循環走行するようになっている。
(搾水セクション)
図1に示すように、搾水セクション20には、分散液3aの吐出部20aおよび分散媒の搾水部30が設けられている。吐出部20aには、走行中の無端ベルト10の上面に分散液3aを吐出するダイヘッド22と、吐出された分散液3aの上面を均すプレート24とが設けられている。搾水部30には、分散液3aから分散媒を強制的に搾水する吸引装置(搾水手段)32が設けられている。
ダイヘッド22として、分散液3aを加圧して吐出する密閉加圧型や、分散液3aをその自重によって吐出する開放型(例えば、自由落下カーテン型)などを採用することができる。密閉加圧型は、無端ベルト10がローラによって下方から上方に折り返し、水平方向に走行する際の無端ベルト10がローラと接している間の無端ベルト10上に下方から分散液3aを吐出するようにダイヘッド22が設けられている。開放型では、走行する無端ベルト10上にカーテンヘッドより落下する分散液3aからなるカーテン膜が衝突させられる。また、分散液3aを高圧にし、小さなノズルから吐き出させる、いわゆる液圧霧化方式であるスプレーヘッドを採用することができる。前記スプレーヘッドは、吐出部20aにおいて無端ベルト10の上面と対応するように、また吐出部20aの長手方向に並列に複数個以上を走行方向と交差するように配置される。ダイヘッド22の下方には、分散液3aの吐出口がスリット状に形成されている。ダイヘッド22は、その吐出口が無端ベルト10の上面と対向するように、また吐出口の長手方向が無端ベルト10の走行方向と交差するように配置されている。なお無端ベルト10の走行方向に沿って、1個または複数個(図1では3個)のダイヘッド22が設けられている。
図3は、ダイヘッドおよびプレートの説明図である。
プレート24は、樹脂材料等により平板状に形成されている。プレート24は、無端ベルト10の上面に直立した状態から、その上端部を無端ベルト10の走行方向の下流側に傾けて配置されている。プレート24の下端部は、図3に示すような平面でもよいし、先細り形状でもよい。プレート24は、ダイヘッド22の下流側に設けられている。本実施形態では、複数のダイヘッド22a,22bの下流側にそれぞれプレート24a,24bが設けられているが、複数のダイヘッドの下流側に1個のプレートが設けられていてもよい。
上流側の第1プレート24aの下端部は、無端ベルト10の上面から間隔C1を置いて平行に配置されている。この間隔C1は、第1ヘッド22aから吐出される分散液3aの厚さD1より小さくなるように設定されている(C1<D1)。また、下流側の第2プレート24bの下端部と無端ベルト10との間隔C2は、上述した間隔C1と、第2ヘッド22bから吐出される分散液3aの厚さD2との和より小さくなるように設定されている(C2<C1+D2)。同様に、第2プレート24bの下流側に配置された第nプレートの下端部と無端ベルト10との間隔Cnは、第n−1プレートの下端部と無端ベルト10との間隔Cn−1と、第nヘッドから吐出される分散液の厚さDnとの和より小さくなるように設定されている(Cn<Cn−1+Dn)。
ところで、微細繊維を含む分散液3aの粘度は、通常の繊維を含む分散液の粘度に比べて高くなる。この微細繊維を含む分散液3aを吐出すると、分散液3aが濡れ広がり難いため厚さが厚くなるとともに、分散液3aの上面の凹凸が大きくなって厚さが不均一になる。
これに対して本実施形態では、ダイヘッド22の下流側に配置されたプレート24により、吐出された分散液3aの上面を均すことができる。これにより、微細繊維を含む分散液3aを吐出した場合でも、分散液3aの上面が平坦化されて厚さが均一になるとともに、分散液3aの厚さを薄くすることができる。したがって、厚さが薄くかつ均一な繊維シートを形成することができる。
図1に戻り、吸引装置32は、無端ベルト10の下方に配置されている。無端ベルト10の下面に対向する吸引装置32の上面には、多数の吸引孔(不図示)が開口されている。この吸引孔は、吸引装置32の内部に形成された負圧室(不図示)に連通しており、その負圧室には真空ポンプ(不図示)が接続されている。吸引装置32は、搾水部30のほぼ全長に渡って配置されている。また本実施形態では、吐出部20aにも吸引装置32が配置されている。
無端ベルト10の上面に分散液3aが配置された状態で、吸引装置32の真空ポンプを運転すると、負圧室および吸引孔の内部が負圧になる。これにより、分散液3aに含まれる分散媒が、無端ベルト10の空孔を通って吸引装置32の吸引孔に吸引される。これにより、分散液3aに含まれる微細繊維のみが無端ベルト10の上面に残り、ウエブ3bが形成される。このように吸引装置32を設けることで、短時間で分散液3aから分散媒を搾水することが可能になり、搾水作業を効率的に行うことができる。
図4は、搾水部の変形例の概略構成図である。この変形例では、無端ベルト10の上面と対向するように、第2無端ベルト110が配置されている。第2無端ベルト110は、無端ベルト10と同様のメッシュワイヤーまたはメンブレンフィルターであり、搾水部30内を循環走行するようになっている。無端ベルト10と第2無端ベルト110との間隔は、分散液3aの厚さ以下に設定されている。第2無端ベルト110の上方には、吸引装置32と同様に構成された第2吸引装置132が設けられている。
この変形例において、吸引装置32および第2吸引装置132を駆動すると、分散液3aの下方から分散媒が無端ベルト10を通って吸引装置32に吸引されるとともに、分散液3aの上方から分散媒が第2無端ベルト110を通って第2吸引装置132に吸引される。したがって、より短時間で分散液3aから分散媒を搾水することが可能になり、搾水作業を極めて効率的に行うことができる。
図8および図9は、搾水部の変形例の概略構成図を示している。本発明のような長網型抄紙機では、通常、ワイヤー(無端ベルト)は水平に保持されているが、この変形例として両面脱水のツインワイヤー方式、縦型両面脱水方式(図8)も使用可能である。
縦型両面脱水方式(図8)の両面脱水ワイヤー(無端ベルト)は、両面から微細繊維を含む分散液3aを脱水するものである。吸引装置32および132で両面から脱水するために倍量の脱水効果がある。
さらに、ワイヤー(無端ベルト)が傾斜した傾斜型ワイヤー方式(図9)も使用可能である。傾斜したワイヤーゾーンを持つためワイヤー上に、分散液供給口221から導入した多量の微細繊維を含む分散液3aを載せることができる。この方式は微細繊維を含む分散液3aが側方から流出することを防ぐため、ワイヤー部分の両端部に壁220を設けている。
また、この微細繊維を含む分散液3aを壁内で完全に密閉した形式にして内圧を上げることで脱水効率を高めることもできる。前述したように傾斜ワイヤー方式はワイヤー(無端ベルト)上に多量の微細繊維を含む分散液3aを載せることができるため、低濃度の分散液で坪量を増やして抄紙することが可能となり、シート膜厚を大きくするための有効な手段である。
(乾燥セクション)
図1に戻り、乾燥セクション40には、シリンダードライヤーで構成された第1ドライヤー42および第2ドライヤー52と、第1ドライヤー42の外周に沿って配置されたフェルト布(毛布)44とが設けられている。
第1ドライヤー42および第2ドライヤー52は、シリンダードライヤーで構成されている。シリンダードライヤーは、シリンダーの内部に熱媒体を導入して外周面を高温に保持し、外周面上に配置された試料に含まれる液体成分を蒸発させて試料を乾燥させるものである。なお、乾燥セクション40を覆うようにフード49が設けられている。
搾水セクション20から延設された無端ベルト10は、乾燥セクション40において、第1ドライヤー42に掛け渡されている。無端ベルト10は、第1ドライヤー42の約半周に渡り外周面に沿って連続して配置されている。また無端ベルト10は、第1ドライヤー42から複数のサブローラ48を介して第2ドライヤー52に連続して掛け渡されている。無端ベルト10は、第2ドライヤー52の約2/3周に渡り外周面に沿って連続して配置されている。さらに無端ベルト10は、第2ドライヤー52から複数のサブローラ58を介して巻取セクション60に連続して延設されている。第1ドライヤー42および第2ドライヤー52は、それぞれの外周面に沿って連続して配置された無端ベルト10と同じ角速度で回転するようになっている。
図5は、第1ドライヤー42の周辺の拡大図である。
フェルト布44は、毛布からなり、乾燥セクション40内を循環走行する。フェルト布(毛布)44は、第1ドライヤー42の半径方向において無端ベルト10の外側に配置されている。フェルト布(毛布)44は、無端ベルト10と同様に、第1ドライヤー42の約半周に渡り外周面に沿って配置されている。フェルト布(毛布)44は、第1ドライヤー42の外周面に沿って無端ベルト10と同じ角速度で走行するようになっている。
無端ベルト10の上面に載置されて乾燥セクションに導入されたウエブ3bは、その上面を第1ドライヤー42の外周面に接触させた状態で、第1ドライヤー42の外周面に巻き取られる。これにより第1ドライヤー42の外周面には、半径方向内側から外側にかけて、ウエブ3b、無端ベルト10およびフェルト布(毛布)44が順に配置される。第1ドライヤー42の外周面は高温に加熱されているので、ウエブ3bに残留していた分散媒が蒸発する。蒸発した分散媒は、無端ベルト10の空孔を通ってフェルト布(毛布)44に吸収される。これにより、蒸発した分散媒が再びウエブ3bに付着するのを防止することができるので、ウエブ3bを確実かつ効率的に乾燥させることができる。
図1に戻り、次にウエブ3bは、第2ドライヤー52の外周面に巻き取られる。第2ドライヤー52の外周面も高温に加熱されているので、ウエブ3bに残留していた分散媒が蒸発する。蒸発した分散媒は、無端ベルト10の空孔を通って大気中に放出される。このように複数のドライヤーを使用することで、ウエブ3bを確実に乾燥させることができる。
以上により、ウエブ3bの乾燥が完了して繊維シート3cが形成される。
(巻取セクション)
図1に戻り、巻取セクション60には、無端ベルト10から繊維シート3cを分離する一対の分離ローラ62a,62bと、繊維シート3cを巻き取る巻取りリール64とが設けられている。
一対の分離ローラ62a,62bは、無端ベルト10の両側に配置されている。一対の分離ローラ62a,62bで無端ベルト10および繊維シート3cを挟み込むことにより、繊維シート3cが無端ベルト10から分離して一方の分離ローラ62aの表面に転移する。
巻取りリール64は、分離ローラ62aの表面から繊維シート3cを引き離して巻き取るようになっている。この構成によれば、巻き取られた状態の繊維シートを製造することができる。
図6は、裁断セクションを備えた変形例の概略構成図である。この変形例では、巻取セクションに代えて裁断セクション160が設けられている。裁断セクション160には、無端ベルト10から分離した繊維シート3cを切断するカッター164と、切断された繊維シート66を重ねて収納するトレイ65とを備えている。この構成によれば、所定寸法に切断されて積層された繊維シート66を得ることができる。
以上に詳述したように、図1に示す本実施形態に係る繊維シートの製造装置1は、搾水セクション20から乾燥セクション40にかけて連続した1本の無端ベルト10が配設され、搾水セクション20で生成されたウエブ3bが無端ベルト10に載置されたまま乾燥セクション40に搬送され、乾燥セクション40の下流側で生成された繊維シート3cを無端ベルト10から剥離する構成とした。
この構成によれば、複数の無端ベルト間でウエブ3bを受け渡す必要がないので、微細繊維の採用によりウエブ3bの強度が弱くなっても、受け渡しに伴うウエブ3bの破損を防止することができる。したがって、微細繊維からなる繊維シート3cを確実に抄造することができる。
また図2に示すように、無端ベルト10をメッシュワイヤーとする場合は、メッシュの目開き寸法Aは5〜50μmに形成されている構成とした。
目開き寸法Aが50μmを超える場合は、分散液に含まれる微細繊維がメッシュ空孔12から抜け落ち易くなり、抄造が困難になる。また目開き寸法Aが5μm未満の場合は、分散液に含まれる分散媒がメッシュ空孔12を透過し難くなり、搾水および乾燥に長時間を要することになる。したがって、目開き寸法Aを5〜50μmとすることにより、微細繊維からなる繊維シートを確実かつ効率的に抄造することができる。
また、目開き寸法Aを5〜50μmとすることにより、無端ベルト10の上面の凹凸が小さくなる。これにより、無端ベルト10の上面で抄造される繊維シートの凹凸を小さくすることが可能になり、平坦性に優れた繊維シートを形成することができる。また、図1に示す巻取セクション60において、無端ベルト10から繊維シート3cを容易に分離することができる。
さらに、前記のように無端ベルト10として平均孔径1.0〜10.0μmのメンブレンフィルターを使用してもよい。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な材料や層構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本発明に係る繊維シートの製造装置で製造された微細繊維からなる繊維シートは、坪量が0.1〜1000g/mであることが好ましく、1〜500g/mであることがさらに好ましく、5〜100g/mであることが特に好ましい。坪量が0.1g/m未満になるとシート強度が極端に弱くなり、連続生産が困難となる。坪量が1000g/mより超えると脱水に非常に時間がかかり、生産性が極端に低下して好ましくない。
本発明で得られる繊維シートの厚さは0.1〜1000μmが好ましく、1〜500μmがさらに好ましく、5〜500μmが特に好ましい。厚さが0.1μm未満になるとシート強度が極端に弱くなり、連続生産が困難となる。厚さが1000μmより超えると脱水に非常に時間がかかり、生産性が極端に低下して好ましくない。
本発明で得られる繊維シートの用途としては、蓄電デバイスに限られず、各種フィルター等の様々な用途に利用することが可能である。
また、図1に示す繊維シートの製造装置1において、ダイヘッド22およびプレート24の個数は任意である。またサブローラ46,48,58,68の個数や位置等も任意である。またシリンダードライヤーは、少なくとも第1ドライヤー42が設置されていればよく、他のドライヤーの個数や位置等は任意である。
本発明によれば、微細繊維からなるウエブの破損を防止しつつ繊維シートを抄造することが可能な、繊維シートの製造装置を提供することができる。
A…目開き寸法 1…繊維シートの製造装置 3a…分散液 3b…ウエブ 3c…繊維シート 10…無端ベルト(メッシュワイヤーまたはメンブレンフィルター) 20…搾水セクション 22…ダイヘッド 22a…第1ヘッド 22b…第2ヘッド 24…プレート
24a…第1プレート 24b…第2プレート 32…吸引装置(搾水手段) 40…乾燥セクション 42…第1ドライヤー(シリンダードライヤー) 44…フェルト布(毛布) 60…巻取セクション 110…第2無端ベルト(第2メッシュワイヤーまたは第2メンブレンフィルター) 132…第2吸引装置(第2搾水手段) 160…裁断セクション 220…壁 221…分散液供給口

Claims (10)

  1. 微細繊維を含む分散液から繊維シートを抄造する装置であって、
    前記分散液を無端ベルトの上面に吐出し、吐出された前記分散液から分散媒を搾水してウエブを生成する搾水セクションと、
    前記ウエブを乾燥させて繊維シートを生成する乾燥セクションと、を備え、
    前記搾水セクションから前記乾燥セクションにかけて連続して配設された前記無端ベルトを有し、前記搾水セクションで生成された前記ウエブが前記無端ベルトに載置されたまま前記乾燥セクションに搬送され、前記乾燥セクションの下流側で生成された前記繊維シートを前記無端ベルトから剥離することを特徴とする繊維シートの製造装置。
  2. 前記無端ベルトはメッシュワイヤーから形成され、前記メッシュワイヤーのメッシュの目開き寸法が5μm以上50μm以下に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の繊維シートの製造装置。
  3. 前記無端ベルトはメンブレンフィルターであり、前記メンブレンフィルターの空孔の平均孔径が1.0μm以上10.0μm以下に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の繊維シートの製造装置。
  4. 前記搾水セクションには、前記分散液を吐出するダイヘッドまたはスプレーヘッドが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の繊維シートの製造装置。
  5. 前記搾水セクションにおける前記無端ベルトの下方には、吐出された前記分散液から前記分散媒を搾水する搾水手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の繊維シートの製造装置。
  6. 前記搾水セクションにおける前記無端ベルトの上方には、前記無端ベルトと対向する第2無端ベルトが配置され、
    前記第2無端ベルトの上方には、吐出された前記分散液から前記分散媒を搾水する第2搾水手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の繊維シートの製造装置。
  7. 前記搾水セクションには、吐出された前記分散液の上面を均すプレートが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の繊維シートの製造装置。
  8. 前記乾燥セクションでは、シリンダードライヤーの外周面上に、半径方向内側から外側にかけて前記ウエブ、前記無端ベルトおよび毛布を順に配置して、前記ウエブを乾燥させることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の繊維シートの製造装置。
  9. 前記乾燥セクションの下流側に、生成された前記繊維シートを前記無端ベルトから剥離して巻き取る巻取セクションが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の繊維シートの製造装置。
  10. 前記乾燥セクションの下流側に、生成された前記繊維シートを前記無端ベルトから剥離し裁断して積層する裁断セクションが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請
    求項8のいずれか1項に記載の繊維シートの製造装置。
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