JP5714426B2 - ブレーキペダル装置 - Google Patents
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Description
この発明によると、付勢部材の少なくとも一部が、踏面を臨む方向から遮蔽されるため、運転者が踏面に踏力を入力して踏み込み操作するときに、付勢部材と足の接触を抑制できる。
この発明によると、遮蔽部が上方から下方に向かってペダル本体が動作する方向に傾斜しているため、運転者の足がペダル本体の動作にともなって移動するときに、遮蔽部によって足の移動が妨げられない。
この発明によると、付勢部材の少なくとも一部が、ペダル本体の動作方向に対する側方から遮蔽されるため、ペダル本体の動作方向に対する側方から運転者の足が移動するときに、付勢部材と足の接触を抑制できる。
この発明によると、ペダルアームにおける付勢部材の係止部と一体に遮蔽部を形成できる。
この発明によると、付勢部材をペダルアームの側方で係止できる。
本実施形態に係るブレーキペダル装置1は、図示しない車両のフットブレーキ操作部として備わるものであり、図1、2に示すように、運転者によって踏み込み操作されるペダル本体2が車両の車体側(本実施形態ではペダルブラケット3)に、揺動可能に吊り下げ支持されて構成される。具体的に、運転者の踏力が入力される踏面2b1が設けられるペダルパッド2bが取り付けられるペダルアーム2aが、回転軸3cの回りに回動可能にペダルブラケット3に吊り下げ支持されて構成される。
ダッシュボードロア4は、車両のエンジンルーム6と居住空間5を区切る車体であり、居住空間5の前部を構成する。以下、エンジンルーム6の側を前方、居住空間5の側を後方とする。また、後方から見た左(右)を左側(右側)として左右方向を設定し、さらに、ペダルブラケット3の側を上方、ペダルパッド2bの側を下方とする。
また、運転者がペダル本体2の後方からペダルパッド2bの踏面2b1に踏力を入力し、ペダル本体2を前方に向かって踏み込み操作するように構成される。
なお、ペダルアーム2aは、前後方向(ダッシュボードロア4に近接および離反する方向)に揺動するようにペダルブラケット3に備わっている。したがって、ペダル本体2の動作方向は車両(図示せず)の前後方向となる。
本実施形態において、リターンスプリング7は引張りばね(コイルばね)であり、ペダル本体2の一方の側面に配置され、ペダルブラケット3における係止部(ブラケット側係止部8)とペダル本体2のペダルアーム2aにおける係止部(ペダル側係止部9)の間に張設される。
この構成によると、リターンスプリング7は、上方(ペダルブラケット3の側)から下方(ペダルパッド2bの側)に向かって上下方向に延設される。
この構成によって、ペダル本体2はリターンスプリング7の付勢力で待機位置まで引き戻され、さらに、ペダル本体2は、リターンスプリング7の付勢力で待機位置に停止した状態が保持される。
図1,2には、ブレーキペダル装置1に備わるペダルスイッチ10の保持部材(スイッチ保持部材3e)にブラケット側係止部8が形成される構成が図示されている。
そして、運転者の踏み込み操作によってペダル本体2が前方に動作したときに接触部10aと接点2cが離反して、ペダル本体2が踏み込まれたことをペダルスイッチ10が検出する構成とする。さらに、ペダルスイッチ10は、ペダル本体2が踏み込まれたことを検出したときに、図示しない制御回路に所定の信号を送信する構成とすれば、図示しない制御回路は、ペダル本体2が踏み込み操作されたことを電気的に検出できる。
スイッチ保持部材3eは、ペダルブラケット3の側面部3bから後下方に向かって延出するように側面部3bに固定されるアーム部3e1によって、ペダル本体2の接点2cと相対し、ペダルスイッチ10を保持するように構成される。
例えば、スイッチ保持部材3eのアーム部3e1に貫通孔80を形成し、リターンスプリング7を形成する鋼線のフック状に曲がった端部が貫通孔80に挿入される構成のブラケット側係止部8とする。
なお、この構成は限定されるものではなく、例えばスイッチ保持部材3eと別体に形成されるブラケット側係止部8が備わる構成であってもよい。また、ブラケット側係止部8も、リターンスプリング7の形状に応じて適宜形成されればよい。
なお、図3の(a)には、遮蔽部9aの長辺の一部が屈曲した形状のペダル側係止部9が図示されているが、この形状に限定されない。つまり、ペダル側係止部9は、リターンスプリング7の形状に応じて適宜形成されればよい。
また、遮蔽部9aは平面形状であってもよいが、図3の(a)に示すように、1箇所(または、それ以上の箇所)でリターンスプリング7の長手方向に沿うように適宜屈折して傾斜する構成であってもよいし、図示はしないが、遮蔽部9aがリターンスプリング7の長手方向に沿うように適宜湾曲する構成であってもよい。
なお、符号9cは後記する側方遮蔽部である。
なお、遮蔽部9aはリターンスプリング7の全てを遮蔽する構成であってもよいし、一部を遮蔽する構成であってもよい。
また、図2、図3の(b)に示すように、ペダル本体2が待機位置にあるときにスプリングブラケット11とスイッチ保持部材3eとの間にギャップGが形成される構成であることが好ましい。このギャップGによって、スプリングブラケット11とスイッチ保持部材3eの干渉を回避することができ、ペダル本体2の動作が妨げられない。
その他、ペダル取付部9bの構造は限定されない。
また、例えば運転者が履いている靴が汚れているときにその靴とリターンスプリング7が接触するとリターンスプリング7が汚れる原因となるが、このような不具合も回避できる。
つまり、ペダル本体2の動作方向(前後方向)に対する側方(左右方向)からもリターンスプリング7の少なくとも一部を側方遮蔽部9cによって遮蔽するように、遮蔽部9aを構成してもよい。
この構成によると、リターンスプリング7の、例えばアクセルペダル装置側の少なくとも一部を、遮蔽部9aの側方遮蔽部9cでアクセルペダル装置側から遮蔽できる。したがって、運転者がアクセルペダル装置からブレーキペダル装置1に踏みかえるために足を移動させたときに、側方遮蔽部9cのみに足を接触させる構成とすることができ、リターンスプリング7と、運転者の足と、の接触を抑制できる。
また、リターンスプリング7と、運転者の足(つま先)と、の接触を抑制できるため、足との過度の接触によるリターンスプリング7の変形や破損を防止できる。
また、遮蔽部9aには、例えば軽量化のために、運転者の足(つま先)が通り抜けない程度の貫通孔が形成されていてもよい。また、遮蔽部9aは平面形状に限定されず、例えば、運転者のつま先が通り抜けない程度の枠組みや、格子状の部材からなる形状であってもよい。
2 ペダル本体
2a ペダルアーム
2b ペダルパッド
2b1 踏面
3 ペダルブラケット(車体側)
4 ダッシュボードロア
7 リターンスプリング(付勢部材)
8 ブラケット側係止部
9 ペダル側係止部
9a 遮蔽部
9c 側方遮蔽部
11 スプリングブラケット(ブラケット部材)
Claims (5)
- 運転者によって踏み込み操作されるときに踏力が入力される踏面が設けられるペダル本体と、
前記ペダル本体が踏み込み操作されたときに伸長し、前記ペダル本体が解放されたときに縮退して当該ペダル本体を所定の待機位置まで引き戻す付勢部材と、を備えたブレーキペダル装置において、
前記付勢部材の少なくとも一部を、前記踏面を臨む方向から遮蔽する遮蔽部を設け、
前記遮蔽部は、前記ペダル本体に取り付けられて前記付勢部材の伸縮方向に沿って形成されていることを特徴とするブレーキペダル装置。 - 前記ペダル本体は車体側に、揺動可能に支持され、
前記遮蔽部は、上方から下方に向かって、前記踏み込み操作時に前記ペダル本体が動作する方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のブレーキペダル装置。 - 前記遮蔽部は、
前記ペダル本体の動作方向に対する側方から、前記付勢部材の少なくとも一部を遮蔽することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブレーキペダル装置。 - 前記遮蔽部は、
前記ペダル本体のペダルアームにおける前記付勢部材の係止部を有するブラケット部材に形成され、
前記係止部は、前記遮蔽部において前記付勢部材の端部の位置に相当する位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のブレーキペダル装置。 - 前記ペダルアームにおける前記付勢部材の係止部は、
前記ペダル本体の動作方向に対して前記ペダルアームの側方に位置することを特徴とする請求項4に記載のブレーキペダル装置。
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