JP3181948U - 優先ペダルキャッチシステムおよびそれを備える車両 - Google Patents

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【課題】車両のブレーキペダルとアクセルペダルに対する運転者の誤操作を防止するための優先ペダルキャッチシステムを提供する。
【解決手段】オートマチック車両のブレーキペダルBとアクセルペダルAに対する運転者の誤操作および操作の遅れを防止するため、優先するペダルをキャッチするシステムを設ける。アクセルペダルAの右横或いはブレーキペダルBの左横に0.5cm〜10cmの所定の隙間をあけて、車両のダッシュボード5および床4の少なくとも一方に取付け可能で、ブレーキペダルBの高低位置をアクセルペダルA以下に設置し、運転者が右足でブレーキペダルBとアクセルペダルAを操作する空間を形成するために、両ペダルより0cm〜30cm程度運転者側に突出し、ダッシュボード5の下面から床4までの高さを有する板状のガイド部2を備え、前記ガイド部2の上方が空間側に反っていることを特徴として優先ペダルキャッチシステム1とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み違いを防止する、優先ペダルキャッチシステムおよびそれを備える車両に関する。
現在、ブレーキペダルとアクセルペダルとの踏み違いによる事故が多発している。警察庁の統計によると、ペダルの踏み違いによる事故数は、平成20年で6546件(内死亡30件)、平成21年で6582件(内死亡33件)と、事故扱いとして判明しているだけでも1年間にこれだけの数のペダル踏み違い事故が発生している。
踏み違い事故多発の原因として、従来のマニュアル車(MT車)は両足で3つのペダルを操作する構造であったため、左右両足の相関関係によりペダルの位置が把握しやすく踏み違い事故は非常に少なかった。しかしながら、現在大半を占めるオートマチック車(AT車)は、右足1本でのペダル操作であるため、ブレーキペダルとアクセルペダルとの位置関係が間違いやすい。
特に、右足がペダルから一旦離れたとき、または、バック運転のような場合、前後左右を注視しながら、複雑な動作が必要で身体がねじれて基本姿勢が大きく崩れたときなどは、踏むべきペダルの位置が判明できず不安となり混乱を生じることがあり、このような場合に踏み違い事故は発生しやすい。したがって、このような事故の発生を防ぐためには、ブレーキペダルとアクセルペダルとの位置を常に運転者にしっかりと認識しておく必要がある。
そこで、たとえば特許文献1のように、自動車のブレーキ作動用ペダルの左方に運転者の靴が触れる程度の適当な高さを有する突縁或は板を突設してなる自動車のアクセル及びブレーキ作動用ペダル踏み違い防止装置が提案されている。
また、特許文献2のように、自動車のアクセルペダルの中央上部に、ブレーキペダルの高さと同じかそれよりも低い板状または棒状の突起を、該突起とアクセルペダルとの間に足が十分入る隙間が取れるように配置したアクセルペダル踏み違い防止装置が提案されている。
これらの先行技術は、いずれも自動車のブレーキペダルとアクセルペダルの踏み違いを防止するため、運転者がペダルにタッチして足先で防止装置の有無を確認することによって、ブレーキペダルとアクセルペダルとの位置を認識させるものである。
特公昭38−10554号公報(第3図、第4図参照) 実開平5−86658号公報(第1図〜第3図参照)
しかしながら、特許文献1の発明および特許文献2の考案は、足先で防止装置の有無を確認できるように、ブレーキペダルまたはアクセルペダルと同程度の高さ若しくは若干高い程度に構成した板状や棒状の防止装置となっている。このような構成であると、歩行者の急な飛び出しなどで運転者に急なペダルワークが必要となった場合、あわてた運転者は足が防止装置自体にひっかかるおそれが多分にある。
そして、通常の運転時にも、たとえば特許文献1の場合、ブレーキペダルの少し左方から足で踏み込むと、防止装置の突起がひっかかりブレーキペダルをしっかりと踏み込めなかったり、特許文献2の場合、アクセルペダルの少し前方から足で踏み込むと、防止装置の横棒がひっかかりアクセルペダルを踏み込めないといったおそれがある。基本的に特許文献1の発明および特許文献2の考案は、足元が目で見えない空間の中で慎重に目的物を探り、踏むべきペダルを一旦靴で触って靴の感触で判断することになり、スピード感に欠ける。また、厚底の靴などを履いていた場合には感触が伝わりにくい。
本考案は上述の課題に鑑みてなされたもので、
(1)運転者のペダル踏み違いを抑制するために、ガイド部の設置によって構成された空間をイメージすることにより、ペダルワークの事前に、目的のペダルの位置が認識できており、運転者はガイド部により直接踏むべき優先ペダルを踏むことができ、
(2)ブレーキペダルやアクセルペダルを踏み込む際に、特にあわてている時など、構造的に装置自体を踏み込んでしまったり、装置にひっかかったりすることなどの干渉を抑制する、優先ペダルキャッチシステムを提供することを目的とする。
本考案に係る優先ペダルキャッチシステムは、オートマチック車両のブレーキペダルとアクセルペダルに対する運転者の誤操作および操作の遅れを防止するため、優先するペダルをキャッチするシステムにおいて、アクセルペダルの右横或いはブレーキペダルの左横に0.5cm〜10cmの所定の隙間をあけて、車両のダッシュボードおよび床の少なくとも一方に取付け可能で、運転者が右足でブレーキペダルとアクセルペダルを操作する根拠となる空間を形成するために、両ペダルより0cm〜30cm程度運転者側に突出し、ダッシュボード下面から床までの高さを有する板状のガイド部を備え、前記ガイド部の上方が前記空間側に反っていて、さらに、ブレーキペダルおよびアクセルペダルのうち、優先的にキャッチする一方のペダルの高低位置を、他方のペダルの高低位置以下に設置することを特徴とする。
この構成によれば、ガイド部によって基準となる根拠を持った空間が形成される。この空間は、運転者が右足を操作するための空間となり、運転者は、この空間をイメージすることにより、目の届かないダッシュボードの下でもガイド部により優先するペダルを把握することができ、ペダル操作の事前に2つのペダルを判別して認識することができる。すなわち、運転者はペダル操作をする前に、目的のペダルの位置を把握でき、初動から直接目的のペダルへ向かうことができる。したがって、該空間に右足を入れていることでペダル操作に安心感を得られる。
くわえて、ガイド部がペダルの横に0.5cm〜10cmの所定の間隔をあけて取り付けられているので、運転者のイメージによるペダル操作は、ガイド部に右足があたり、そのまま右足を降ろして目的のペダルを踏むこともできる。また、ガイド部は、ダッシュボードまたは床、若しくはダッシュボードおよび床に、頑丈に、安定して固定することが望ましい。なお、ガイド部の材料としては、例えばABS等の樹脂やウレタンなどのほか、弾力性のある布製の素材も好ましい。
急場の対策として、急ブレーキが必要な時など運転者が自分の右足位置がどこにあるか混乱したような場合に備え、ガイド部が内側にオーバーハングしていることにより、運転者のペダル操作の感覚は、優先的にキャッチする一方のペダルに右足が誘導されやすくなる。さらに、優先的にキャッチする一方のペダルが、他方のペダルの高低位置より低く配置されているので、ペダルは踏み易くなり、ペダルの踏み替え操作する右足は、最短距離で優先ペダルをキャッチすることができる。
以上のように、本考案に係る優先ペダルキャッチシステムによれば、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み違いを防止する。
本考案の一実施形態に係る優先ペダルキャッチシステムを車両に取り付けた状態の概略斜視図である。 図1における側面図である。 図1における平面図である。 本考案の一実施形態に係る優先ペダルキャッチシステムのガイド部を示す斜視図である。(a)は本実施形態の板状のガイド部である。(b)は変形例1の引き出し式の板状のガイド部である。(c)は変形例2の蛇腹状のガイド部である。
以下、本考案に係る実施形態を図面に基づき説明するが、本考案はこの実施形態に限定されるものではない。
<優先ペダルキャッチシステムの構成>
(1.優先ペダルキャッチシステムの全体構成)
図1〜図3に示すように、本考案に係る優先ペダルキャッチシステム1は、ガイド部2を備える。ガイド部2は、インナーパネル3と、床4と、ダッシュボード5とで、運転者がアクセルペダルAとブレーキペダルBを操作するための空間を形成する。以下、ガイド部2について説明する。
(2.ガイド部2の構成)
ガイド部2は、板状のガイド部で、鉛直方向に延びる鉛直部21と、鉛直部21の上方から空間の内側に反った湾曲部22と、鉛直部21の下方側面に設けた接続金具23と、貫通孔24とを備える(図4(a)参照)。ガイド部2の設置方法は、一例として、下方を接続金具23を用いて床4にネジ止めして固定し、上方を貫通孔24にネジを通してダッシュボード5にネジ止めして固定する。
また、図1〜図3に示すように、ガイド部2の設置位置は、一例として、ブレーキペダルBの左方に2cm程度の隙間をとって設置する。このように設置すれば、ブレーキペダルBを踏み込む時にガイド部2が干渉しない。なお、このガイド部2に右足をあてて、そのまま右足を下に振り下ろしてブレーキペダルBを確認することもできる。
なお、本実施形態において、ガイド部2はブレーキペダルBの左方に設置しているが、これに限定されず、アクセルペダルAの右方に設置したり、アクセルペダルAの右方およびブレーキペダルBの左方にそれぞれ設置することもできる。
(3.ガイド部2の変形例)
図4(b)、(c)にガイド部2の変形例を示す。図4(b)は、収納式ガイド部120である。収納式ガイド部120は、板状部材121、122、123を備える。運転者の乗り降り時には、板状部材121に122と123を順に収納しておき、使用時に板状部材121から122と123とを引き出す。図4(c)は、蛇腹式ガイド部220である。不使用時には蛇腹をたたみ、使用時に蛇腹を広げることができる。
(4.インナーパネル)
なお、通常自動車のアクセルペダルAの右横は、内側にインナーパネル3が張り出した状態となっている。このインナーパネル3を利用して、ガイド部2と床4とダッシュボード5により、運転者が右足を操作するための空間を形成できる。これにより、確実に運転者に自分の右足位置およびアクセルペダルA、ブレーキペダルBの位置を認識させることが可能となる。なお、インナーパネル3に右足をあてて、そのまま下に振り下ろしてアクセルペダルAを確認することもできる。
<優先ペダルキャッチシステムを備えた車両>
上記したように、優先ペダルキャッチシステム1は、オートマチック車両において、運転者が右足を操作するための領域、すなわち、アクセルペダルAとブレーキペダルBとの存する領域に設置する。そして、優先ペダルキャッチシステム1を設置することで、運転者が右足を操作するための限定的な空間が形成される。
ところで、従来のオートマチック車両における非運転時において、ブレーキペダルは、アクセルペダルの左隣に位置し、高さ方向においては、ブレーキペダルがアクセルペダルよりも高い位置になるよう配置されていた。しかし、このようなブレーキペダルとアクセルペダルの配置では、仮に運転者が両ペダルの間付近を踏み込もうとした場合、右足がブレーキペダルの横から滑り落ちて、アクセルペダルのみを踏み込んでしまうおそれがある。また、急ブレーキが必要な場合、アクセルペダルに載せた右足を、左に素早く平行移動してブレーキペダルを踏もうとしても、ブレーキペダルがアクセルペダルよりも高い位置にあり、ブレーキペダルの側面にあたって、急ブレーキが間に合わないおそれがある。
そこで、本実施形態の優先ペダルキャッチシステム1をオートマチック車両に設置する場合は、ブレーキペダルBをアクセルペダルAよりも低い位置になるよう配置している(図1、図2参照)。この構成によれば、仮に運転者が両ペダルの間付近を踏み込もうとした場合にも、右足がブレーキペダルBから滑り落ちることなく、右足がブレーキペダルBに誘導されやすくなる。また、アクセルペダルAから、左に平行移動すれば、右足をスムーズにブレーキペダルBの位置に移動できる。
以上のとおり、図面を参照しながら本考案の好適な実施形態を説明したが、本考案の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、優先ペダルキャッチシステム1は、既存の車両に取り付けるものでもよく、車両の製造過程であらかじめ車両に組み込むものでもよい。
1 優先ペダルキャッチシステム
2 ガイド部
21 鉛直部
22 湾曲部
23 接続金具
3 インナーパネル
4 床
5 ダッシュボード
A アクセルペダル
B ブレーキペダル

Claims (1)

  1. オートマチック車両のブレーキペダルとアクセルペダルに対する運転者の誤操作および操作の遅れを防止するため、優先するペダルをキャッチするシステムにおいて
    アクセルペダルの右横或いはブレーキペダルの左横に0.5cm〜10cmの所定の隙間をあけて、車両のダッシュボードおよび床の少なくとも一方に取付け可能で、運転者が右足でブレーキペダルとアクセルペダルを操作する根拠となる空間を形成するために、両ペダルより0cm〜30cm程度運転者側に突出し、ダッシュボード下面から床までの高さを有する板状のガイド部を備え、前記ガイド部の上方が前記空間側に反っていて、
    さらに、ブレーキペダルおよびアクセルペダルのうち、優先的にキャッチする一方のペダルの高低位置を、他方のペダルの高低位置以下に設置することを特徴とする優先ペダルキャッチシステム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021024547A (ja) * 2019-08-04 2021-02-22 三井 正之 スライドで踏めるブレーキ

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