JP2012056560A - 左足用ブレーキペダル - Google Patents

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Abstract

【課題】オートマチック車のブレーキペダルを左足で操作することで、アクセルとブレーキの踏み間違えによる事故を無くすために、様々な自動車に装着できる左足用ブレーキペダルを提供する。
【解決手段】自動車のブレーキペダルのアーム3に取り付け可能であって、左足で踏む左足用ペダル1の角度を調節する角度調節手段を設けた。かかる構成により、本発明にかかる左足用ブレーキペダルは、様々な自動車(オートマチック車)に取り付けることができる。そして、左足用ブレーキペダルを取り付けた自動車は、左足用ブレーキペダルを取り付けていない自動車と較べて、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違え事故を少なくできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車に取り付ける左足用ブレーキペダルに関する。
かつての自動車は、所謂ミッション車が主流であったため、左足でクラッチペダルを踏まなければならず、右足はアクセル操作とブレーキ操作を兼ねていた。そして、ミッション車は、止まるときに必ず右足でブレーキペダルを踏み、かつ左足でクラッチペダルを踏むため、仮に右足がアクセルペダルとブレーキペダルを踏み間違えたとしても、左足がクラッチペダルを踏んでいるので、加速することは無かった。
しかし、所謂オートマチック車が主流になった現在ではクラッチペダルが不要となり、左足は、クラッチ操作をする必要が無くなったので、通常、フットレストに置いたままになっている。このため、オートマチック車は、右足がアクセルペダルとブレーキペダルを踏み間違えると、そのまま加速する。このようなアクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違え事故は、年間約7000件とも言われ、多くの死亡事故が発生している。また、今後の日本は、より高齢化社会になるため、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違え事故がますます増えると考えられる。
かかる問題を解決するため、オートマチック車に適用可能な左足用ブレーキペダルが多数提案されている(例えば、特許文献1〜8参照)。このように、オートマチック車において左足でブレーキペダルを操作することにより、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違え事故の多くを防止できる。
実用新案登録第3114524号公報 特開2005−343448号公報 実用新案登録第3156101号公報 特開2009−286383号公報 実開昭63−194065号公報 実用新案登録第3102410号公報 特開2006−076535号公報 特開2002−308075号公報
本発明は、高い操作性および安全性を維持しつつ、様々な自動車に取り付け可能な左足用ブレーキペダルを提供することを目的とする。
請求項1の左足用ブレーキペダルは、右足で踏む右足踏み面を備えたペダルと、前記ペダルを一端に支持したアームと、を有したブレーキペダルを備えた自動車の前記アームに固定する左足用ブレーキペダルであって、前記左足用ブレーキペダルは、左足で踏む左足踏み面を備える左足用ペダルと、前記アームに対して前記左足用ペダルを固定する固定部材と、を備え、前記固定部材は、前記左足用ペダルを固定するペダルステーと、該ペダルステーを一端部に固定すると共に、他端部を前記アームに固定する取り付けホルダーと、前記ペダルの前記右足踏み面と前記左足用ペダルの前記左足踏み面を平行にすると共に、前記右足踏み面に隣接して設けた上端面または下端面と、前記左足踏み面に隣接して設ける上端面または下端面を平行にする調節手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の左足用ブレーキペダルは、請求項1において、前記取り付けホルダーは、前記ペダルに近い位置において、前記ペダル側の前記アーム面に接触する接触部材を備えると共に、前記ペダルから離れた位置において、前記ペダル側の前記アームの面とは反対側の前記アームの面を支持する支持部材を備えることを特徴とする。
請求項3の左足用ブレーキペダルは、請求項1または請求項2において、前記ペダルステーと左足用ペダルの間、または前記ペダルステーと取り付けホルダーの間にスペーサを備えることを特徴とする。
請求項4の左足用ブレーキペダルは、右足で踏む右足踏み面を備えたペダルと、前記ペダルを一端に支持したアームと、を有したブレーキペダルを備えた自動車の前記アームに固定する左足用ブレーキペダルであって、前記左足用ブレーキペダルは、左足で踏む左足踏み面を備える左足用ペダルと、前記アームに対して前記左足用ペダルを固定する固定部材と、を備え、前記左足用ペダルは、前記ペダルと、左足を置くフットレストとの間に位置し、前記左足踏み面の前記フットレスト側は、左足で踏む方向との成す確度が鈍角となる傾斜面が形成されることを特徴とする。
ここで、左足で踏む方向とは、左足用ペダルが往復動作する方向をいう。また、左足で踏む方向の高さは、フットレスト、左足用ペダル、ペダルの順に高くなっていることが望ましい。すなわち、左足で踏む方向の高さは、フットレスト<左足用ペダル<ペダルの関係を有しており、フットレストが運転者の胴体から最も離れた低い位置にあり、ペダルが運転者の胴体から最も近くて高い位置にあるのが望ましい。
請求項5の左足用ブレーキペダルは、請求項4において、前記左足用ペダルの前記傾斜面の前記フットレスト側の端部に、左足で踏む向きに突出する突出部を設けたことを特徴とする。
請求項1の左足用ブレーキペダルは、左足用ペダルの調節手段を備えていない場合と比較して、左足によるブレーキ操作の操作性を向上することができる。
請求項2の左足用ブレーキペダルは、接触部材および支持部材を備えていない場合と比較して、左足によるブレーキ操作の安全性を向上することができる。
請求項3の左足用ブレーキペダルは、スペーサを備えていない場合と比較して、左足によるブレーキ操作の操作性を向上することができる。
請求項4の左足用ブレーキペダルは、左足踏み面のフットレスト側に、左足で踏む方向との成す角度が鈍角となる傾斜面が形成されていない場合と比較して、左足によるブレーキ操作の操作性を向上することができる。
請求項5の左足用ブレーキペダルは、突出部を備えていない場合と比較して、左足によるブレーキ操作の操作性を向上することができる。
ブレーキペダルに左足用ブレーキペダルを取り付けた時の斜視図(実施例1) ブレーキペダルに左足用ブレーキペダルを取り付けた時の正面図(実施例1) アームの角度が付いているタイプの車のペダル部を透視した上面図(実施例1) ブレーキペダルの高さBと折り曲げた左足用ブレーキペダルを示した正面図(実施例2) ブレーキペダルの高さを変えた正面図(実施例3) ブレーキペダルの位置を変えた、ペダル部を透視した上面図(実施例4) 取り付けホルダーをブレーキペダルのアームの取り付け部に近い所に取り付けた例の、ペダル部を透視した上面図(実施例5) 図7のペダルステーにバーを追加した例の、ペダル部を透視した上面図(実施例5) 左足用ブレーキペダルの上面図(実施例6) 左足用ブレーキペダルの裏面図(実施例6) 左足用ブレーキペダルの正面図(実施例6) 左足用ブレーキペダルの背面図(実施例6) 左足用ブレーキペダルの左側面図(実施例6) 左足用ブレーキペダルの右側面図(実施例6) 左足用ブレーキペダルの部分拡大図(実施例6) 左足用ブレーキペダルの模式図(実施例7)
本発明の実施例を、図面を用いて以下に説明する。
(左足用ブレーキペダルの全体構成)
図1、図2および図9〜図14に示すように、本発明にかかる左足用ブレーキペダルは、一般的に右足で踏む右足踏み面を備えたペダル2と、ペダル2を一端に支持したアーム3と、を有した自動車のブレーキペダルのアーム3に取り付けられる(固定される)。また、左足用ブレーキペダルは、左足で踏む金属またはプラスチック製の左足用ペダル1と、左足用ペダル1をアーム3に固定するための固定部材とを備えている。ここで、自動車のブレーキペダルは、オートマチック車の運転席に設けられているものであって、車輪側の制動機構との間を油圧またはワイヤーケーブル等の駆動連結機構によって駆動連結された一般的なものであるため、詳細な説明を省略する。
固定部材は、左足用ペダル1を固定した金属またはプラスチック製のペダルステー5と、一端部にペダルステー5を固定し、他端部をアーム3に固定する金属またはプラスチック製の取り付けホルダー4と、を備えている。
(取り付けホルダー)
取り付けホルダー4は、その一端部において、左足用ペダル1をボルト10によりペダルステー5に固定し、その他端部において自ら(取り付けホルダー4)をアーム3に固定するものである。
取り付けホルダー4は、図1に示すように、ペダルステー5が固定される本体部(図1においてアーム3の紙面左側の部分)と、当該本体部の反対側からアーム3を挟み込む押さえプレート6(図1においてアーム3の紙面右側にあるプレート)と、本体部に対して押さえプレート6を固定する複数のボルト8と、から構成されている。
押さえプレート6には、ボルト8を挿入可能な(ボルト8の直径よりも穴径が若干大きい)貫通孔が複数形成されている。また、本体部には、当該貫通孔と対応した位置にネジ孔(雌ネジ)が複数形成されている。かかる構成により、図1および図2に示すように、本体部と押さえプレート6によりアーム3を挟み込んだ後、押さえプレート6側からボルト8を締め付けることにより、アーム3に取り付けホルダー4を強固に固定することができる。
また、取り付けホルダー4の本体部は、図2および図3に示すように、押さえプレート6と平行な平行部と、押さえプレート6に垂直な垂直部とが溶接等により接続されている。そして、本体部の垂直部には、ボルト9を挿入可能な(ボルト9の直径よりも穴径が若干大きい)貫通孔が形成されている。当該貫通孔にボルト9を挿入し、ペダルステー5に形成されたネジ孔(雌ネジ)にボルト9を強く締めることにより、取り付けホルダー4にペダルステー5を強固に固定することができる。
(調節手段)
次に、自動車のブレーキペダルのアーム3に固定する左足用ブレーキペダルを調節する調節手段について説明する。
まず、取り付けホルダー4の本体部と押さえプレート6により、アーム3を図2の紙面左右方向から挟み込み、押さえプレート6の貫通孔にボルト8を通し、本体部のネジ孔にボルト8を螺合する(締め付ける)。そうすると、アーム3に対して取り付けホルダー4を仮止め(仮固定)することができる。
この際、取り付けホルダー4にペダルステー5を介して固定された左足用ペダル1の表面(左足踏み面)と、ペダル2の表面(右足踏み面)が平行になるように調節しながら全てのボルト8を強固に締め付ける。
次に、ペダルステー5と取り付けホルダー4を固定しているボルト9を緩めて、ペダル2の右足踏み面に隣接して設けた上端面と、左足用ペダル1の左足踏み面に隣接して設ける上端面が平行になるように調節する。つまり、ボルト9を中心としてペダルステー5を回転させて位置決めした後、ボルト9を強固に締め付ける。この際、ペダル2の右足踏み面に隣接して設けた下端面と、左足用ペダル1の左足踏み面に隣接して設ける下端面が平行になるように調節した後、ボルト9を強固に締め付けても良い。
前記したように、調節手段は、取り付けホルダー4、ペダルステー5、押さえプレート6、ボルト8およびボルト9により、左足用ペダル1の角度をペダル2と揃えるものである。
かかる角度の調節手段により、図3に示すように、アーム3に角度が付いている自動車であっても、ペダル2とほぼ同じ角度で左足用ペダル1を取り付けることができる。このため、左足によるブレーキ操作の操作性を向上することができる。
左足用ペダル1は、左足で踏み込むため、高い強度が要求される。このため、取り付けホルダー4とペダルステー5を固定するボルト9は、左足用ペダル1が図2の紙面左右方向(ペダル2の表面と平行な方向)に動かないようにする目的で、複数にするのが一般的である。また、左足用ペダル1の角度を変えるためには、ボルト9を通す取り付けホルダー4の貫通穴を長穴にするのが一般的である。
しかし、本発明にかかる左足用ブレーキペダルは、図2に示す様に、ペダルステー5の取り付けホルダー4側の一端からボルト9の取り付け用のネジ孔(雌ネジ)までの寸法Aを長くしている。また、ボルト9の軸方向が左足踏み面と垂直な方向に向くようにしている。このため、左足用ペダル1を強く踏んでも、ペダルステー5の一角16を支点にして、ボルト9にはボルト9の軸方向に引っ張る力が働くだけである。
このように、ボルト9のネジ部がペダルステー5のネジ孔(雌ネジ)に強固に締め付けられていれば、ペダルステー5が左右に動くことが無いのでボルト9が緩むことが無く、少ない本数(例えば、図1に示すように1本)のボルト9であっても、取り付けホルダー4に対してペダルステー5を強固に固定することができる。
尚、本実施例1においては、図2のペダルステー5の厚さ(図2の紙面上下方向の肉厚寸法B)10mmに対して寸法Aを20mm(A=2×B)とし、ボルト9の本数を1本にしている。ペダルステー5におけるアーム3側の一旦からネジ孔までの寸法Aは、ペダルステー5が金属ならば15mm以上(A≧1.5×B)であれば良い。かかる構成により、左足用ブレーキペダルの構造を単純にすることができ、左足用ブレーキペダルの小型軽量化および低コスト化を図ることができる。
ブレーキペダルのアーム3は、運転席から見て斜めになっているもの(例えば、図3)や、真っ直ぐ下に下がっているもの等、様々なものがある。従来の左足用ブレーキペダルは、これら様々なブレーキペダルのアーム3に固定するため、個々の自動車に合わせた専用の固定部材(ジョイント部品)を準備しなければならないという問題があった。しかし、本発明に係る左足用ブレーキペダルは、かかる問題を解決したものである。つまり、本発明に係る左足用ブレーキペダルは、前記した調整手段がない従来の左足用ブレーキペダルと比較して、右足踏み面と左足踏み面が平行で、かつ、右足踏み面に隣接して設けた上端面または下端面と、左足踏み面に隣接して設ける上端面または下端面を平行にすることができ、左足により左足踏み面を踏み易くすることができるので、ブレーキ操作の操作性を向上することができる。ここで、「平行」とは、相対的な角度がゼロである真に平行な場合を含むのは当然であるが、略平行の場合を含む概念である。略平行の場合であっても、本発明の作用効果を発揮するからである。
本発明の第2実施例を、図4を用いて以下に説明する。
説明を簡単にするため、実施例1との相違点のみ詳細に説明し、実施例1と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例2の実施例1との主な相違点は、左足用ペダル1の一端部に、左足で踏む向きに突出する突出部17を設けた点である。突出部17は、フットレスト18の表面から左足用ペダル1の表面に左足を導き易くするように、突出部17の先端をフットレストに向けて傾斜させる方が望ましい。ここで、フットレストとは、一般的なオートマチック車が備えているものであって、オーチマチック車の運転中に左足を置くために設けられた平面部をいう。また、左足用ペダル1の一端部とは、左足用ペダル1におけるフットレスト側(左足用ペダル1におけるペダル2とは反対側)の部分をいう。
尚、図4においては、プレート状(板金状)の部品の一端部を左足で踏む向きに折り曲げて略L字形状の左足用ペダル1を構成したものを例示したが、これに限定されるものではなく、鋳造、切削加工等で略L字形状の左足用ペダル1を構成しても良い。
かかる構成により、フットレスト18に載せた左足を、左足用ペダル1に移動させる際に、左足の靴等が左足用ペダル1の一端部に引っ掛かることが無く、素早く、かつ安全に左足を左足用ペダル1に移動させることができる。
また、図4に示すように、左足で踏む左足用ペダル1の高さを、右足で踏むペダル2よりも低くして、アクセルペダル15とほぼ同じ高さBにすることにより、自動車の運転時に両足の高さを同じにすることができる。つまり、両足とも、踵をつけたままペダル操作ができるため、両足の違和感が無くなり、長時間の運転でも両足の疲労を軽減でき、迅速なブレーキ操作が可能となる。
より具体的には、急ブレーキをかけた時、右足でアクセルペダル15を離してペダル2を踏むまでの時間より、左足をフットレスト18から離して左足用ペダル1を踏む方が、踵を床に付けたまま操作ができるため0.1秒〜0.2秒ほどブレーキ操作を早く行なうことができる。さらに、左足を左足用ペダル1に乗せたままでいた場合は、予めブレーキペダルの遊び分を左足で踏んでおくことができるので、タイムラグが無くブレーキ操作が可能である。例えば、時速60kmでは、0.1秒で、約1.7m走行するが、これは自動車が衝突するか、しないかという差になる。
本発明の第3実施例を、図5を用いて以下に説明する。
説明を簡単にするため、実施例1との相違点のみを詳細に説明し、実施例1と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例3の実施例1との主な相違点は、左足用ペダル1とペダルステー5の間に高さ調節手段としてのスペーサ11を設けた点である。かかる構成により、スペーサ11の厚さや枚数を変えることにより、左足用ペダル1の高さを自由に変えることができる。つまり、左足用ペダル1の高さを自分にあった高さに調節することができる。より詳細に説明すると、左足用ペダル1には複数の第1の貫通孔が形成されている。第1の貫通孔の直径は、ネジ10の直径よりも若干大きい。また、スペーサ11にも第1の貫通孔と同じ位置に、同一または略同一の第2の貫通孔が形成されている。さらに、第1および第2の貫通孔に対応したペダルステー5の位置には、ネジ穴(雌ネジ)が形成されている。かかる構成により、左足用ペダル1は、複数のネジ10によりスペーサ11を介してペダルステー5に固定されている。このため、スペーサ11の厚さ(図5の紙面上下方向の肉厚)を変更することにより、左足用ペダル1の位置を自由に設定できる。尚、図示を省略するが、取り付けホルダー4とペダルステー5の間にスペーサ11を設けて左足用ペダル1の高さを調節しても良い。
本発明の第4実施例を、図6を用いて以下に説明する。
説明を簡単にするため、実施例1との相違点のみを詳細に説明し、実施例1と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
左足用ペダル1の左側にはフットレスト18(図4参照)がある。このため、自動車の機種によっては、左足用ペダル1がフットレスト18に干渉することがある。そこで、本実施例4は、ブレーキペダルのアーム3に固定した左足用ブレーキペダルのペダルステー5に多数のペダル取り付け穴12(雌ネジ)を形成した点が実施例1との主な相違点である。
かかる構成により、左足用ペダル1を取り付けるために使用するネジ10が使用するペダル取り付け穴12を変えることによりフットレスト18に左足用ペダル1が当たることを避けることができ、かつ、左足用ペダル1の位置を自分に合った位置にすることができる。
本発明の第5実施例を、図7を用いて以下に説明する。
説明を簡単にするため、実施例1との相違点のみを詳細に説明し、実施例1と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
左足用ペダル1を左足で強く踏んだ時に、ペダル2に近い箇所に取り付けホルダー4が取り付けられていると、アーム3に斜めに力が働く。このため、アーム3が剛性不足だった場合、ブレーキのタッチが軟らかく感じる事がある。
そこで、本実施例5は、図7に示すように、取り付けホルダー4を、ブレーキペダルのアーム3の取り付け部13に近い箇所に取り付け、ペダルステー5を長くして左足用ブレーキペダル1をつけた点が実施例1との主な相違点である。かかる構成により、アーム3の強度や剛性にかかわらず、左足用ペダル1を左足で強く踏んでも、ブレーキのタッチが軟らかく感じることが無い。
また、図8に示すように、ペダルステー5からバー14を出してブレーキペダルのアーム3を押さえる構造にしたものであっても良い。かかる構成により、さらにブレーキタッチを向上させることができる。
本発明の第6実施例を、図9〜15を用いて以下に説明する。
説明を簡単にするため、実施例1との相違点のみを詳細に説明し、実施例1と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本第6実施例は、以下の点で第1実施例と相違する。すなわち、取り付けホルダー4は、ペダル2に近い位置において、ペダル2側のアーム3の面に接触する接触部材24を備えると共に、ペダル2から離れた位置において、ペダル2側のアーム3の面とは反対側のアーム3の面を支持する支持部材を備える点である。支持部材は、図9〜図15に示すように、取り付けホルダー4を構成する本体部と押さえプレート6に形成された貫通孔に挿入したピン20と、ピン20の軸方向の略中央部に形成したネジ孔(雌ネジ)に挿入したボルト21とからなる。
かかる構成であるため、ピン20はピン20の軸心を中心にして回転することができるので、ボルト21を締め付けたときにボルト21の軸方向は、ボルト21が当接するアーム3の面と略垂直にすることができる。
ここで、前記した「ペダル2から離れた位置」というのは、ペダル2から最も離れた取り付けホルダー4における位置であって、かつ、ボルト2を締め付けたときに、ボルト21の軸方向をボルト21が当接するアーム3の面と略垂直にすることができる位置をいう。別言すると、ピン20を回転可能に支持できるペダル2から最も離れた取り付けホルダー4における位置である。
本第6実施例の左足用ブレーキペダルは、前記した構成により、左足で踏まれて大きな力が左足用ペダル1に加えられても、当該力の一部を接触部材24が受けることができる。また、当該力の内、接触部材24を支点として左足用ペダル1が回転しようとする力は、支持部材、すなわちピン20およびボルト21が受けることができる。このため、左足用ペダル1に前記した力が加わり続けても左足用ペダル1の位置が変化することがないので、左足用ブレーキペダルの安全性を向上することができる。
そればかりではなく、ボルト21の位置により、左足用ペダル1の位置を変えることができるので、支持部材は、左足用ペダル1の位置の微調整に使うことができる。尚、支持部材は、ボルト21を締め付けたときにボルト21の軸方向がアーム3の接触面と垂直になれば良く、前記したピン20を用いた構成に限定されない。前記した接触部材24は、アーム3に取り付けホルダー4を強固に固定するために押さえプレート6側から締め付けるボルト8により構成しても良い。
本発明の第7実施例を、図16を用いて以下に説明する。
説明を簡単にするため、実施例2と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
第7実施例は、右足で踏む右足踏み面を備えたペダル2と、ペダル2を一端に支持したアーム3を有したブレーキペダルと、を備えた自動車のアーム3に固定する左足用ブレーキペダルに関するものである。
この左足用ブレーキペダルは、左足で踏む左足踏み面を備える左足用ペダル1と、アーム3に対して左足用ペダル1を固定する固定部材としてのペダルステー5および取り付けホルダー4等を備えている。そして、左足用ペダル1は、ペダル2と、左足を置くフットレスト18との間に位置している。
また、左足で踏む方向の高さは、フットレスト18、左足用ペダル1、ペダル2の順に高くなっており、左足用ペダル1の左足踏み面のフットレスト18側は、左足で踏む方向との成す角度が鈍角となる傾斜面22が形成されている。
このように傾斜面22を形成することにより、図16に示すように、左足23は、フットレスト18に乗せたまま、左足用ペダル1にも乗せることができるので、左足が疲れにくい。また、従来の左足用ブレーキペダルのように、左足23をフットレスト18から離して左足用ペダル1に移動させることなく、左足23の膝をペダル2側に動かすだけで、ブレーキ操作をすることができる。つまり、図16において、左足(の靴)23の一部が傾斜面22に乗っているため、この状態で左足23の膝をペダル2側に動かすと、傾斜面22に乗っている左足23の部分が図16の紙面下方に下がるので、ブレーキ操作ができる。尚、図16に示したように、左足用ペダル1の傾斜面22のフットレスト18側の端部に、左足で踏む向きに突出する突出部を設けても良い。かかる突出部は、実施例2で説明したので、説明を省略する。
前記した実施例は、説明のために例示したものであって、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲、発明の詳細な説明、及び図面の記載から当業者が認識する事ができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更、削除および付加が可能である。
例えば、前記した実施例においては、ペダルステー5は、ネジ孔(雌ねじ)が形成され、当該ネジ孔にボルトの先端を挿入する構成を例示したが、ネジ孔を形成することなくナットを用いても良い。つまり、ペダルステー5には貫通孔を形成し、ボルトを当該貫通孔に通して、当該ボルトの先端をナットの雌ねじ部に挿入しても良い。
本発明は、自動車(オートマチック車)に適用される。
1 左足用ペダル
2 ペダル
3 アーム
4 取り付けホルダー
5 ペダルステー
6 押さえプレート
7 アクセルペダル
8 押さえプレート取り付け用のボルト
9 ペダルステー取り付け用のボルト
10 ペダル取り付け用のボルト
11 スペーサ
12 ペダル取り付け穴
13 支点
14 バー
15 アクセルペダル
16 一辺
17 突出部
18 フットレスト
19 アーム取り付け部
20 ピン
21 ボルト
22 傾斜面
23 左足
24 接触部材(アーム接触ボルト)



Claims (5)

  1. 右足で踏む右足踏み面を備えたペダルと、前記ペダルを一端に支持したアームと、を有したブレーキペダルを備えた自動車の前記アームに固定する左足用ブレーキペダルであって、
    前記左足用ブレーキペダルは、
    左足で踏む左足踏み面を備える左足用ペダルと、
    前記アームに対して前記左足用ペダルを固定する固定部材と、
    を備え、
    前記固定部材は、
    前記左足用ペダルを固定するためのペダルステーと、
    該ペダルステーを一端部に固定すると共に、他端部を前記アームに固定する取り付けホルダーと、
    前記ペダルの前記右足踏み面と前記左足用ペダルの前記左足踏み面を平行にすると共に、前記右足踏み面に隣接して設けた上端面または下端面と、前記左足踏み面に隣接して設ける上端面または下端面を平行にする調節手段と、
    を備えたことを特徴とする左足用ブレーキペダル
  2. 前記取り付けホルダーは、
    前記ペダルに近い位置において、前記ペダル側の前記アーム面に接触する接触部材を備えると共に、
    前記ペダルから離れた位置において、前記ペダル側の前記アームの面とは反対側の前記アームの面を支持する支持部材を備える請求項1に記載の左足用ブレーキペダル
  3. 前記ペダルステーと前記左足用ペダルの間、または前記ペダルステーと前記取り付けホルダーの間にスペーサを備える請求項1または請求項2に記載の左足用ブレーキペダル
  4. 右足で踏む右足踏み面を備えたペダルと、前記ペダルを一端に支持したアームと、を有したブレーキペダルを備えた自動車の前記アームに固定する左足用ブレーキペダルであって、
    前記左足用ブレーキペダルは、
    左足で踏む左足踏み面を備える左足用ペダルと、
    前記アームに対して前記左足用ペダルを固定する固定部材と、
    を備え、
    前記左足用ペダルは、前記ペダルと、左足を置くフットレストとの間に位置し、
    前記左足踏み面の前記フットレスト側は、左足で踏む方向との成す角度が鈍角となる傾斜面が形成されることを特徴とする左足用ブレーキペダル
  5. 前記左足用ペダルの前記傾斜面の前記フットレスト側の端部に、左足で踏む向きに突出する突出部を設ける請求項4に記載の左足用ブレーキペダル
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017117419A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 計二 馬場 At自動車用踏み間違え事故防止装置
CN107444367A (zh) * 2017-08-20 2017-12-08 重庆工业职业技术学院 一种采用夹持方式固定的油门防误踩安全装置及其使用方法
CN107472219A (zh) * 2017-08-20 2017-12-15 重庆工业职业技术学院 能夹装在刹车踏板上预防油门误踩的安全装置及使用方法
JP6303084B1 (ja) * 2017-10-20 2018-03-28 健一 杉田 運転補助装置

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