JP2000071952A - 車両のパーキングブレーキ装置 - Google Patents
車両のパーキングブレーキ装置Info
- Publication number
- JP2000071952A JP2000071952A JP24011098A JP24011098A JP2000071952A JP 2000071952 A JP2000071952 A JP 2000071952A JP 24011098 A JP24011098 A JP 24011098A JP 24011098 A JP24011098 A JP 24011098A JP 2000071952 A JP2000071952 A JP 2000071952A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parking brake
- parking
- vehicle
- brake device
- support bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 手動式パーキングブレーキ仕様車と足踏式パ
ーキングブレーキ仕様車の車体の共通化を図り、段取替
の工数を少なくすると共に、管理工数を減少させて作業
性を向上させ、さらに、型費用を低減させる。 【解決手段】 手動式パーキングブレーキ仕様車と足踏
式パーキングブレーキ仕様車とに、共通に使用される車
体に取り付けられる手動式パーキングブレーキ装置21
を構成するパーキングレバー22の支持ブラケット24
の車体33側のボルト孔位置と、足踏式パーキングブレ
ーキ装置を構成するケーブル支持ブラケットホルダの車
体側のボルト孔位置とを同じ部位に形成させる。
ーキングブレーキ仕様車の車体の共通化を図り、段取替
の工数を少なくすると共に、管理工数を減少させて作業
性を向上させ、さらに、型費用を低減させる。 【解決手段】 手動式パーキングブレーキ仕様車と足踏
式パーキングブレーキ仕様車とに、共通に使用される車
体に取り付けられる手動式パーキングブレーキ装置21
を構成するパーキングレバー22の支持ブラケット24
の車体33側のボルト孔位置と、足踏式パーキングブレ
ーキ装置を構成するケーブル支持ブラケットホルダの車
体側のボルト孔位置とを同じ部位に形成させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動式パーキング
ブレーキ仕様車と足踏式パーキングブレーキ仕様車とで
車体を共通とする車両に取り付けられる車両のパーキン
グブレーキ装置に関するものである。
ブレーキ仕様車と足踏式パーキングブレーキ仕様車とで
車体を共通とする車両に取り付けられる車両のパーキン
グブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のパーキングブレーキ装置には、
レバーを引いてブレーキをかける手動式のものと、ペダ
ルを踏んでブレーキをかける足踏式のものとがある。ま
た、同一の車種においても、手動式パーキングブレーキ
装置を装着した車両、いわゆる手動式パーキングブレー
キ仕様車と、足踏式パーキングブレーキ装置を装着した
車両、いわゆる足踏式パーキングブレーキ仕様車とがあ
る。これら各仕様車の車体は共通なものが使用されてい
る。このような仕様車に取り付けられるパーキングブレ
ーキの内、先ず、手動式パーキングブレーキ装置を、図
18及び図19に基づいて説明する。
レバーを引いてブレーキをかける手動式のものと、ペダ
ルを踏んでブレーキをかける足踏式のものとがある。ま
た、同一の車種においても、手動式パーキングブレーキ
装置を装着した車両、いわゆる手動式パーキングブレー
キ仕様車と、足踏式パーキングブレーキ装置を装着した
車両、いわゆる足踏式パーキングブレーキ仕様車とがあ
る。これら各仕様車の車体は共通なものが使用されてい
る。このような仕様車に取り付けられるパーキングブレ
ーキの内、先ず、手動式パーキングブレーキ装置を、図
18及び図19に基づいて説明する。
【0003】図18は自動車の手動式パーキングブレー
キ装置1の全体図を示したものであり、図19はその側
面図を示したものである。この手動式パーキングブレー
キ装置1は、車体フロア2に溶接したパーキングレバー
取付ブラケット3にパーキングレバー4を構成する支持
ブラケット5の脚部6を三本のボルト7で固定すると共
に、支持ブラケット5にレバー部8を回動可能に取り付
けたものである。
キ装置1の全体図を示したものであり、図19はその側
面図を示したものである。この手動式パーキングブレー
キ装置1は、車体フロア2に溶接したパーキングレバー
取付ブラケット3にパーキングレバー4を構成する支持
ブラケット5の脚部6を三本のボルト7で固定すると共
に、支持ブラケット5にレバー部8を回動可能に取り付
けたものである。
【0004】レバー部8の基端部8a側には、イコライ
ザ9を介してパーキングケーブル10のインナケーブル
11の一端部がピン12により一体に接続されており、
インナケーブル11の他端部は、図18に示すように、
後輪左右のブレーキシューのパーキングレバー(図示な
し)に接続されている。なお、図19において、符号1
3で示すものは、パーキングケーブル10のアウタケー
ブルであり、符号14で示すものは、レバー部8のラチ
ェットである。また、符号15で示すものは、パーキン
グブレーキのスイッチである。
ザ9を介してパーキングケーブル10のインナケーブル
11の一端部がピン12により一体に接続されており、
インナケーブル11の他端部は、図18に示すように、
後輪左右のブレーキシューのパーキングレバー(図示な
し)に接続されている。なお、図19において、符号1
3で示すものは、パーキングケーブル10のアウタケー
ブルであり、符号14で示すものは、レバー部8のラチ
ェットである。また、符号15で示すものは、パーキン
グブレーキのスイッチである。
【0005】次に、足踏式パーキングブレーキ装置16
を、図20及び図21に基づいて説明する。足踏式パー
キングブレーキ装置16は、パーキングケーブル10を
車体フロア2に溶接したイコライザ保持用ブラケット1
7に支持させ、さらに、パーキングケーブル10の、イ
コライザ9よりも車両前方側Fは車体フロア2に固定し
たクロスメンバ18を貫通させて配索させていた。
を、図20及び図21に基づいて説明する。足踏式パー
キングブレーキ装置16は、パーキングケーブル10を
車体フロア2に溶接したイコライザ保持用ブラケット1
7に支持させ、さらに、パーキングケーブル10の、イ
コライザ9よりも車両前方側Fは車体フロア2に固定し
たクロスメンバ18を貫通させて配索させていた。
【0006】さらに、パーキングケーブル10のインナ
ケーブル11の前端部はパーキングペダル19に接続さ
れ、インナケーブル11の後端部は後輪左右のブレーキ
シューのパーキングレバー(図示なし)に接続されてい
る。なお、足踏式パーキングブレーキ装置16のイコラ
イザ保持用ブラケット17の固定位置を、手動式パーキ
ングブレーキ装置1のパーキングレバー取付ブラケット
3の固定位置としていた。なお、図21において、符号
20aはパーキングケーブル10を固定するボルトを示
し、符号20bはパーキングペダル19を保持するため
のナットを示している。
ケーブル11の前端部はパーキングペダル19に接続さ
れ、インナケーブル11の後端部は後輪左右のブレーキ
シューのパーキングレバー(図示なし)に接続されてい
る。なお、足踏式パーキングブレーキ装置16のイコラ
イザ保持用ブラケット17の固定位置を、手動式パーキ
ングブレーキ装置1のパーキングレバー取付ブラケット
3の固定位置としていた。なお、図21において、符号
20aはパーキングケーブル10を固定するボルトを示
し、符号20bはパーキングペダル19を保持するため
のナットを示している。
【0007】なお、パーキングブレーキ装置として、実
開平5−76931号公報に開示されているものがあ
る。この公報に開示されているものは、ペダルとブレー
キ部とを接続した伝達ケーブルを運転席の側部を通るよ
うに配索し、また、運転席の側部位置に、伝達ケーブル
の制動解除方向を規制し、かつ、ペダル踏込みに伴なう
伝達ケーブルの制動操作方向の移動を許容する係止機構
を設けると共に、係止機構にリリースケーブルを介して
接続したリリースレバーを設けたものである。
開平5−76931号公報に開示されているものがあ
る。この公報に開示されているものは、ペダルとブレー
キ部とを接続した伝達ケーブルを運転席の側部を通るよ
うに配索し、また、運転席の側部位置に、伝達ケーブル
の制動解除方向を規制し、かつ、ペダル踏込みに伴なう
伝達ケーブルの制動操作方向の移動を許容する係止機構
を設けると共に、係止機構にリリースケーブルを介して
接続したリリースレバーを設けたものである。
【0008】また、パワーアシスト・パーキングブレー
キとして、特開平6−344895号公報に開示されて
いるものがある。この公報に開示されているものは、パ
ーキングレバーに連動するマニュアルシリンダを設け、
このマニュアルシリンダの動作で開閉するスプールバル
ブを設け、このスプールバルブにより調整される油圧で
パーキングシリンダを介してイコライザを作動させてブ
レーキを作動させるものである。
キとして、特開平6−344895号公報に開示されて
いるものがある。この公報に開示されているものは、パ
ーキングレバーに連動するマニュアルシリンダを設け、
このマニュアルシリンダの動作で開閉するスプールバル
ブを設け、このスプールバルブにより調整される油圧で
パーキングシリンダを介してイコライザを作動させてブ
レーキを作動させるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
において、手動式パーキングブレーキ仕様車と足踏式パ
ーキングブレーキ仕様車とでは、パーキングブレーキ装
置の取付手段やパーキングケーブルの配索が各々異なっ
ているため、それに対応して車体フロアを作り分けする
必要があった。すなわち、仕様の異なるパーキングブレ
ーキ装置のために車体を別々に製造しなければならなか
った。例えば、足踏式の場合はパーキングケーブルがク
ロスメンバーを貫通して配索されているため、クロスメ
ンバ及びイコライザ保持用ブラケットに貫通孔を形成す
る必要があった。このため、段取替の工数が増加すると
共に、管理工数が増えて作業性が低下する問題がある。
また、形状の異なる部分の型費用が増加する問題もあ
る。
において、手動式パーキングブレーキ仕様車と足踏式パ
ーキングブレーキ仕様車とでは、パーキングブレーキ装
置の取付手段やパーキングケーブルの配索が各々異なっ
ているため、それに対応して車体フロアを作り分けする
必要があった。すなわち、仕様の異なるパーキングブレ
ーキ装置のために車体を別々に製造しなければならなか
った。例えば、足踏式の場合はパーキングケーブルがク
ロスメンバーを貫通して配索されているため、クロスメ
ンバ及びイコライザ保持用ブラケットに貫通孔を形成す
る必要があった。このため、段取替の工数が増加すると
共に、管理工数が増えて作業性が低下する問題がある。
また、形状の異なる部分の型費用が増加する問題もあ
る。
【0010】また、手動式パーキングブレーキ装置のパ
ーキングレバー取付ブラケットと、足踏式パーキングブ
レーキ装置のイコライザ保持用ブラケットとではその形
状が異なっており、特に、手動式パーキングブレーキ装
置の場合は、パーキングレバー取付ブラケットに支持ブ
ラケットの脚部を三本のボルトによって固定する必要が
あるので、これにおいても、パーキングレバーの取付時
の作業性が低下する問題がある。
ーキングレバー取付ブラケットと、足踏式パーキングブ
レーキ装置のイコライザ保持用ブラケットとではその形
状が異なっており、特に、手動式パーキングブレーキ装
置の場合は、パーキングレバー取付ブラケットに支持ブ
ラケットの脚部を三本のボルトによって固定する必要が
あるので、これにおいても、パーキングレバーの取付時
の作業性が低下する問題がある。
【0011】なお、実開平5−76931号公報に開示
されているパーキングブレーキ装置及び特開平6−34
4895号公報に開示されているパワーアシスト・パー
キングブレーキは、いずれも本発明の課題を解決してい
るものではない。
されているパーキングブレーキ装置及び特開平6−34
4895号公報に開示されているパワーアシスト・パー
キングブレーキは、いずれも本発明の課題を解決してい
るものではない。
【0012】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、手動式パーキングブレーキ装置のパ
ーキングレバーの車体側のボルト孔位置と、足踏式パー
キングブレーキ装置のケーブル支持ブラケットホルダの
車体側のボルト孔位置とを同じ部位に形成して、手動式
パーキングブレーキ仕様車と足踏式パーキングブレーキ
仕様車の車体の共通化を図ると共に、段取替の工数を少
なくすると共に、管理工数を減少させて作業性を向上さ
せ、かつ、型費用を低減させた車両のパーキングブレー
キ装置を提供することを目的とする。
になされたもので、手動式パーキングブレーキ装置のパ
ーキングレバーの車体側のボルト孔位置と、足踏式パー
キングブレーキ装置のケーブル支持ブラケットホルダの
車体側のボルト孔位置とを同じ部位に形成して、手動式
パーキングブレーキ仕様車と足踏式パーキングブレーキ
仕様車の車体の共通化を図ると共に、段取替の工数を少
なくすると共に、管理工数を減少させて作業性を向上さ
せ、かつ、型費用を低減させた車両のパーキングブレー
キ装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
手動式及び足踏式のパーキングブレーキ仕様車とに共通
に使用される車体にパーキングレバーのレバー部を回動
可能に保持する支持ブラケットを設け、該支持ブラケッ
トの車両前後方向に二本の脚部を形成し、該脚部の各々
を車体に固定させたことを特徴とするものである。
手動式及び足踏式のパーキングブレーキ仕様車とに共通
に使用される車体にパーキングレバーのレバー部を回動
可能に保持する支持ブラケットを設け、該支持ブラケッ
トの車両前後方向に二本の脚部を形成し、該脚部の各々
を車体に固定させたことを特徴とするものである。
【0014】請求項1記載の発明においては、レバー部
を保持する支持ブラケットに形成した二本の脚部の各々
を直接、車体に固定させて、従来使用しているパーキン
グレバー取付ブラケットを廃止する。さらに、二本の脚
部を各々一本のボルトで車体に固定して作業工数を少な
くすると共に、管理工数を減少させる。
を保持する支持ブラケットに形成した二本の脚部の各々
を直接、車体に固定させて、従来使用しているパーキン
グレバー取付ブラケットを廃止する。さらに、二本の脚
部を各々一本のボルトで車体に固定して作業工数を少な
くすると共に、管理工数を減少させる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、前記二本の脚部の基端部を互に逆方向に折
り曲げて折曲部に形成し、該折曲部を各々ボルトで車体
に固定すると共に、後側の脚部の、折曲部とは反対側に
L字型ブラケットを溶着し、該L字型ブラケットの折曲
部分を車体に当接させたことを特徴とするものである。
のにおいて、前記二本の脚部の基端部を互に逆方向に折
り曲げて折曲部に形成し、該折曲部を各々ボルトで車体
に固定すると共に、後側の脚部の、折曲部とは反対側に
L字型ブラケットを溶着し、該L字型ブラケットの折曲
部分を車体に当接させたことを特徴とするものである。
【0016】請求項2記載の発明においては、二本の脚
部の基端部を互に逆方向に折り曲げて形成した折曲部を
各々ボルトによって固定させると共に、後側の脚部の、
折曲部とは反対側に溶着させたL字型ブラケットの折曲
部分を車体に当接させて、パーキングレバーのレバー部
を安定して引くことができるようにする。
部の基端部を互に逆方向に折り曲げて形成した折曲部を
各々ボルトによって固定させると共に、後側の脚部の、
折曲部とは反対側に溶着させたL字型ブラケットの折曲
部分を車体に当接させて、パーキングレバーのレバー部
を安定して引くことができるようにする。
【0017】請求項3記載の発明は、手動式及び足踏式
のパーキングブレーキ仕様車とに共通に使用される車体
にパーキングケーブルを支持する、上面視略クランク状
のケーブル支持ブラケットホルダを取り付け、該ケーブ
ル支持ブラケットホルダを前記イコライザの前部に配置
したことを特徴とするものである。
のパーキングブレーキ仕様車とに共通に使用される車体
にパーキングケーブルを支持する、上面視略クランク状
のケーブル支持ブラケットホルダを取り付け、該ケーブ
ル支持ブラケットホルダを前記イコライザの前部に配置
したことを特徴とするものである。
【0018】請求項3記載の発明においては、上面視略
クランク状のケーブル支持ブラケットホルダをイコライ
ザの前部に配置させてパーキングケーブルを保持させる
と共に、パーキングケーブルが車体のクロスメンバの上
部を通るように配索させる。
クランク状のケーブル支持ブラケットホルダをイコライ
ザの前部に配置させてパーキングケーブルを保持させる
と共に、パーキングケーブルが車体のクロスメンバの上
部を通るように配索させる。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項3記載のも
のにおいて、前記上面視略クランク状のケーブル支持ブ
ラケットホルダは、中央板部の一側が当て板座面に形成
され、該当て板座面には、エンボスが設けられると共
に、前記中央板部の上辺部には該中央板部の中心に向う
切欠部を設け、前記当て板座面に、前記パーキングケー
ブルに装着した当て板を当接させ、該当て板の切欠溝に
前記エンボスを嵌合させたことを特徴とするものであ
る。
のにおいて、前記上面視略クランク状のケーブル支持ブ
ラケットホルダは、中央板部の一側が当て板座面に形成
され、該当て板座面には、エンボスが設けられると共
に、前記中央板部の上辺部には該中央板部の中心に向う
切欠部を設け、前記当て板座面に、前記パーキングケー
ブルに装着した当て板を当接させ、該当て板の切欠溝に
前記エンボスを嵌合させたことを特徴とするものであ
る。
【0020】請求項4記載の発明においては、ケーブル
支持ブラケットホルダの中央板部の一側を当て板座面に
形成させ、この当て板座面にパーキングケーブルに装着
した当て板を当接させて、パーキングケーブルの荷重を
分散させると共に、当て板座面に設けたエンボスに当て
板の切欠溝を嵌合させて当て板の位置を規制し、さら
に、当て板座面に設けた切欠部にパーキングケーブルを
嵌合させて、パーキングケーブルをケーブル支持ブラケ
ットホルダにより安定して保持させる。
支持ブラケットホルダの中央板部の一側を当て板座面に
形成させ、この当て板座面にパーキングケーブルに装着
した当て板を当接させて、パーキングケーブルの荷重を
分散させると共に、当て板座面に設けたエンボスに当て
板の切欠溝を嵌合させて当て板の位置を規制し、さら
に、当て板座面に設けた切欠部にパーキングケーブルを
嵌合させて、パーキングケーブルをケーブル支持ブラケ
ットホルダにより安定して保持させる。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項3または4
記載のものにおいて、前記ケーブル支持ブラケットホル
ダの中央板部は、上辺部が下辺部よりも車両後方側に数
度傾斜していることを特徴とするものである。
記載のものにおいて、前記ケーブル支持ブラケットホル
ダの中央板部は、上辺部が下辺部よりも車両後方側に数
度傾斜していることを特徴とするものである。
【0022】請求項5記載の発明においては、中央板部
の上辺部を下辺部よりも車両後方側に数度傾斜させて、
この中央板部に嵌合させたパーキングケーブルを前方の
クロスメンバの上方を越えて配索できるにさせる。ま
た、手動式パーキングレバーとインナケーブルの揺動角
を同じにでき、手動式と同じパーキングケーブルが使用
できる。
の上辺部を下辺部よりも車両後方側に数度傾斜させて、
この中央板部に嵌合させたパーキングケーブルを前方の
クロスメンバの上方を越えて配索できるにさせる。ま
た、手動式パーキングレバーとインナケーブルの揺動角
を同じにでき、手動式と同じパーキングケーブルが使用
できる。
【0023】請求項6記載の発明は、手動式及び足踏式
のパーキングブレーキ仕様車とに共通に使用される車体
に取り付けられた手動式パーキングブレーキ装置のパー
キングレバーの車体側のボルト孔位置と、前記足踏式パ
ーキングブレーキ装置の上面視略クランク状のケーブル
支持ブラケットホルダの車体側のボルト孔位置とを同一
部位に形成したことを特徴とするものである。
のパーキングブレーキ仕様車とに共通に使用される車体
に取り付けられた手動式パーキングブレーキ装置のパー
キングレバーの車体側のボルト孔位置と、前記足踏式パ
ーキングブレーキ装置の上面視略クランク状のケーブル
支持ブラケットホルダの車体側のボルト孔位置とを同一
部位に形成したことを特徴とするものである。
【0024】請求項6記載の発明においては、手動式パ
ーキングブレーキ装置のパーキングレバーの脚部をボル
ト固定する車体側の取付用ボルト孔位置と、足踏式パー
キングブレーキ装置のケーブル支持ブラケットホルダを
ボルト固定する車体側のボルト孔位置とを同一部位に形
成させて、手動式パーキングブレーキ仕様車と足踏式パ
ーキングブレーキ仕様車の車体の共通化を図る。
ーキングブレーキ装置のパーキングレバーの脚部をボル
ト固定する車体側の取付用ボルト孔位置と、足踏式パー
キングブレーキ装置のケーブル支持ブラケットホルダを
ボルト固定する車体側のボルト孔位置とを同一部位に形
成させて、手動式パーキングブレーキ仕様車と足踏式パ
ーキングブレーキ仕様車の車体の共通化を図る。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一例
を図1乃至図3に基づいて説明する。なお、従来例を示
す図18乃至図21と同一の部材には同一の符号を付し
て説明する。図1は本発明の手動式パーキングブレーキ
装置21の要部を示したものであり、パーキングレバー
22は、従来のように、パーキングレバー取付ブラケッ
ト3(図18及び図19)を介することなく、図2に示
すように、直接、車体フロア2に取り付けられている。
このようにパーキングレバー取付ブラケット3を介装さ
せないので、イコライザ9は浮いた状態で保持されるこ
とになる。
を図1乃至図3に基づいて説明する。なお、従来例を示
す図18乃至図21と同一の部材には同一の符号を付し
て説明する。図1は本発明の手動式パーキングブレーキ
装置21の要部を示したものであり、パーキングレバー
22は、従来のように、パーキングレバー取付ブラケッ
ト3(図18及び図19)を介することなく、図2に示
すように、直接、車体フロア2に取り付けられている。
このようにパーキングレバー取付ブラケット3を介装さ
せないので、イコライザ9は浮いた状態で保持されるこ
とになる。
【0026】パーキングレバー22は、レバー部23
と、レバー部23を回動可能に支持する支持ブラケット
24とから概略構成されている。支持ブラケット24の
下部には車両前後方向に二本の脚部25、26が設けら
れており、二本の脚部25、26の基端部は互いに逆方
向に折り曲げられて折曲部25a、26aが形成されて
いる(図1乃至図3参照)。この折曲部25a、26a
を直接、車体フロア2に当接させ、ボルト7で固定させ
ることにより支持ブラケット24が保持されている。脚
部25、26を固定する場合は、図2に示すように、車
体フロア2の裏面に取り付けた溶着ナット27に折曲部
25a、26aを挿通させたボルト7を螺合させること
によって行われている。
と、レバー部23を回動可能に支持する支持ブラケット
24とから概略構成されている。支持ブラケット24の
下部には車両前後方向に二本の脚部25、26が設けら
れており、二本の脚部25、26の基端部は互いに逆方
向に折り曲げられて折曲部25a、26aが形成されて
いる(図1乃至図3参照)。この折曲部25a、26a
を直接、車体フロア2に当接させ、ボルト7で固定させ
ることにより支持ブラケット24が保持されている。脚
部25、26を固定する場合は、図2に示すように、車
体フロア2の裏面に取り付けた溶着ナット27に折曲部
25a、26aを挿通させたボルト7を螺合させること
によって行われている。
【0027】また、図2に示すように、レバー部23の
一側には運転者用の握部が形成されており、他側にはワ
イヤ28を介してイコライザ9が接続されている。イコ
ライザ9には、図1に示すように、パーキングケーブル
10のインナケーブル11の前端がボルト12により接
続されている。インナケーブル11の後端は、図示され
ないが、後輪左右のブレーキシューのパーキングレバー
に接続されている。
一側には運転者用の握部が形成されており、他側にはワ
イヤ28を介してイコライザ9が接続されている。イコ
ライザ9には、図1に示すように、パーキングケーブル
10のインナケーブル11の前端がボルト12により接
続されている。インナケーブル11の後端は、図示され
ないが、後輪左右のブレーキシューのパーキングレバー
に接続されている。
【0028】なお、図1において、符号13で示すもの
はパーキングケーブル10のアウタケーブルである。ま
た、図2において、符号14で示すものは、支持ブラケ
ット24に形成された歯部に係合するラチェットであ
る。
はパーキングケーブル10のアウタケーブルである。ま
た、図2において、符号14で示すものは、支持ブラケ
ット24に形成された歯部に係合するラチェットであ
る。
【0029】以上説明したように、レバー部23を保持
する支持ブラケット24に車両前後方向の二本の脚部2
5、26を形成し、この脚部25、26の各々を直接、
車体フロア2に固定させてパーキングレバー22を車体
フロア2に取り付けたので、従来使用していたパーキン
グレバー取付ブラケットが不要となり、これを廃止する
ことができる。したがって、イコライザ9は前述したよ
うに、浮いた状態で保持される。さらに、二本の脚部2
5、26の折曲部25a、26aを各々ボルト7、7で
車体フロア2に固定させたので、固定が二本のボルト
7、7だけでよくなり、従来の三本のボルト7に比べて
作業工数及び管理工数を減少させることが可能となる。
する支持ブラケット24に車両前後方向の二本の脚部2
5、26を形成し、この脚部25、26の各々を直接、
車体フロア2に固定させてパーキングレバー22を車体
フロア2に取り付けたので、従来使用していたパーキン
グレバー取付ブラケットが不要となり、これを廃止する
ことができる。したがって、イコライザ9は前述したよ
うに、浮いた状態で保持される。さらに、二本の脚部2
5、26の折曲部25a、26aを各々ボルト7、7で
車体フロア2に固定させたので、固定が二本のボルト
7、7だけでよくなり、従来の三本のボルト7に比べて
作業工数及び管理工数を減少させることが可能となる。
【0030】図4乃至図6で示す実施の形態では、後側
の脚部26の、折曲部26aとは反対側の位置にL字型
ブラケット30を溶着させ、このL字型ブラケット30
の折曲部分30aを車体フロア2に当接させたものであ
る。このようにすることによって、レバー部23を安定
して操作することができる。
の脚部26の、折曲部26aとは反対側の位置にL字型
ブラケット30を溶着させ、このL字型ブラケット30
の折曲部分30aを車体フロア2に当接させたものであ
る。このようにすることによって、レバー部23を安定
して操作することができる。
【0031】すなわち、実際、レバー部23を強く操作
したような場合、支持ブラケット24の前側の脚部25
には、図2に示すように、上向きに力P1 がかかり、後
側の脚部26には下向きに力P2 がかかる。このとき力
P2 を受ける後側の脚部26は、図3に示すように、パ
ーキングレバー22の中心線Oよりオフセットされて
(ずれた位置に)取り付けられてるので、モーメントが
働いて、パーキングレバー22を、矢印方向に曲げよう
とする力Pが働く。したがって、上記したように、L字
型ブラケット30を装着することにより、後側の脚部2
6の均整が取れ、オフセットが打ち消されて、支持ブラ
ケット24に力Pが作用しなくなる。
したような場合、支持ブラケット24の前側の脚部25
には、図2に示すように、上向きに力P1 がかかり、後
側の脚部26には下向きに力P2 がかかる。このとき力
P2 を受ける後側の脚部26は、図3に示すように、パ
ーキングレバー22の中心線Oよりオフセットされて
(ずれた位置に)取り付けられてるので、モーメントが
働いて、パーキングレバー22を、矢印方向に曲げよう
とする力Pが働く。したがって、上記したように、L字
型ブラケット30を装着することにより、後側の脚部2
6の均整が取れ、オフセットが打ち消されて、支持ブラ
ケット24に力Pが作用しなくなる。
【0032】上記L字型ブラケット30を支持ブラケッ
ト24の脚部26に装着してもしなくてもよいが、支持
ブラケット24の脚部25、26が長い場合は取り付け
たほうがより安定する。また、図7に示すように、車種
により、支持ブラケット24の脚部25、26が短い場
合は、L字型ブラケット30は取り付ける必要はない。
これはシートの腰位置が低い車種の場合、手動式パーキ
ングブレーキ装置21のパーキングレバー22の操作位
置も低くなり、支持ブラケット24の脚部25、26の
取付面と、力のかかる部分(支点等)との距離が短かく
なり発生するモーメントが小さくなるからである。
ト24の脚部26に装着してもしなくてもよいが、支持
ブラケット24の脚部25、26が長い場合は取り付け
たほうがより安定する。また、図7に示すように、車種
により、支持ブラケット24の脚部25、26が短い場
合は、L字型ブラケット30は取り付ける必要はない。
これはシートの腰位置が低い車種の場合、手動式パーキ
ングブレーキ装置21のパーキングレバー22の操作位
置も低くなり、支持ブラケット24の脚部25、26の
取付面と、力のかかる部分(支点等)との距離が短かく
なり発生するモーメントが小さくなるからである。
【0033】次に、足踏式パーキングブレーキ装置を図
8乃至図10に基づいて説明する。なお、図20及び図
21と同一の部材には同一の符号を付す。図8は足踏式
パーキングブレーキ装置31(図10)の要部を示した
ものである。図に示すように、パーキングケーブル10
は、車体フロア2(図9、図10)にボルト7固定され
たケーブル支持ブラケットホルダ32によって保持され
ている。
8乃至図10に基づいて説明する。なお、図20及び図
21と同一の部材には同一の符号を付す。図8は足踏式
パーキングブレーキ装置31(図10)の要部を示した
ものである。図に示すように、パーキングケーブル10
は、車体フロア2(図9、図10)にボルト7固定され
たケーブル支持ブラケットホルダ32によって保持され
ている。
【0034】このケーブル支持ブラケットホルダ32を
取り付けるための車体33(図10)側のボルト孔位置
と、手動式パーキングブレーキ装置21のパーキングレ
バー22の車体33側のボルト孔位置とは同一部位に形
成されている。このようにボルト孔位置を同一部位とす
ることによって、手動式パーキングブレーキ仕様車と足
踏式パーキングブレーキ仕様車の車体33(図10)の
共通化が図れる。
取り付けるための車体33(図10)側のボルト孔位置
と、手動式パーキングブレーキ装置21のパーキングレ
バー22の車体33側のボルト孔位置とは同一部位に形
成されている。このようにボルト孔位置を同一部位とす
ることによって、手動式パーキングブレーキ仕様車と足
踏式パーキングブレーキ仕様車の車体33(図10)の
共通化が図れる。
【0035】図10で示すものは、共通化した車体33
に足踏式パーキングケーブル装置31を取り付けたもの
で、パーキングケーブル10はケーブル支持ブラケット
ホルダ32によって保持されている。なお、図8乃至図
10において、符号19で示すものはパーキングペダル
である。また、図9において、符号20aで示すものは
パーキングケーブル10を保持するボルトであり、符号
20bはパーキングペダル19を保持するためのナット
である。
に足踏式パーキングケーブル装置31を取り付けたもの
で、パーキングケーブル10はケーブル支持ブラケット
ホルダ32によって保持されている。なお、図8乃至図
10において、符号19で示すものはパーキングペダル
である。また、図9において、符号20aで示すものは
パーキングケーブル10を保持するボルトであり、符号
20bはパーキングペダル19を保持するためのナット
である。
【0036】上記ケーブル支持ブラケットホルダ32を
図11乃至図14に基づいて説明する。ケーブル支持ブ
ラケットホルダ32は上面視クランク状をしたもので、
その中央部分は中央板部となっている。この中央板部の
一側、すなわち、車両前方側Fは当て板座面34に形成
されており、当て板座面34にはエンボス35が設けら
れている。また、中央板部の上辺部には該中央板部の中
心に向う切欠部36が形成されている。そして、この当
て板座面34は、上辺部が下辺部よりも車両後方R側に
傾斜するように数度の傾斜角θ(7°〜10°程度)を
持たせてある(図13)。
図11乃至図14に基づいて説明する。ケーブル支持ブ
ラケットホルダ32は上面視クランク状をしたもので、
その中央部分は中央板部となっている。この中央板部の
一側、すなわち、車両前方側Fは当て板座面34に形成
されており、当て板座面34にはエンボス35が設けら
れている。また、中央板部の上辺部には該中央板部の中
心に向う切欠部36が形成されている。そして、この当
て板座面34は、上辺部が下辺部よりも車両後方R側に
傾斜するように数度の傾斜角θ(7°〜10°程度)を
持たせてある(図13)。
【0037】また、当て板座面34の両側辺に形成され
た斜辺部37には、各々当て板座面34側に延設した、
ボルト孔38を有する、車体フロア2への取付部39が
設けられている。さらに、ケーブル支持ブラケットホル
ダ32の上部には斜辺部37に直交するように外側に延
びた突出片40が形成されており、突出片40には踏付
防止用のカバー41(図9)を取付けるための取付孔4
2が設けられている。なお、図11において、符号43
で示すものは、パーキングケーブル10に装着され、当
て板座面34に当接、保持される当て板である。当て板
43には切欠溝43aが設けられている。
た斜辺部37には、各々当て板座面34側に延設した、
ボルト孔38を有する、車体フロア2への取付部39が
設けられている。さらに、ケーブル支持ブラケットホル
ダ32の上部には斜辺部37に直交するように外側に延
びた突出片40が形成されており、突出片40には踏付
防止用のカバー41(図9)を取付けるための取付孔4
2が設けられている。なお、図11において、符号43
で示すものは、パーキングケーブル10に装着され、当
て板座面34に当接、保持される当て板である。当て板
43には切欠溝43aが設けられている。
【0038】図15乃至図17は、ケーブル支持ブラケ
ットホルダ32の当て板座面34に当て板43を当接さ
せて、パーキングケーブル10を保持したところを示し
たものである。詳述すると、パーキングケーブル10に
は、保護パイプ44を介して当て板43が嵌合されてお
り、この状態の保護パイプ44及びパーキングケーブル
10を中央板部の切欠部36に嵌め込み、当て板43の
切欠溝43aをエンボス35に嵌合させて当て板43の
位置を規制し、さらに、ストッパ部材45によりパーキ
ングケーブル10を固定させている。なお、当て板座面
34に当て板43を当接させているのは、当て板座面3
4によって、パーキングケーブル10の左右2本の荷重
を分散させるためである。
ットホルダ32の当て板座面34に当て板43を当接さ
せて、パーキングケーブル10を保持したところを示し
たものである。詳述すると、パーキングケーブル10に
は、保護パイプ44を介して当て板43が嵌合されてお
り、この状態の保護パイプ44及びパーキングケーブル
10を中央板部の切欠部36に嵌め込み、当て板43の
切欠溝43aをエンボス35に嵌合させて当て板43の
位置を規制し、さらに、ストッパ部材45によりパーキ
ングケーブル10を固定させている。なお、当て板座面
34に当て板43を当接させているのは、当て板座面3
4によって、パーキングケーブル10の左右2本の荷重
を分散させるためである。
【0039】以上説明したように、足踏式パーキングブ
レーキ装置31のパーキングケーブル10の配索にケー
ブル支持ブラケットホルダ32を用いたことによって、
パーキングケーブル10がクロスメンバ18の上側を通
るように配索されるようになる(図9)。すなわち、ケ
ーブル支持ブラケットホルダ32の当て板座面34に
は、傾斜角θを持たせてあるので、パーキングケーブル
10を、ケーブル支持ブラケットホルダ32よりも車両
前方Fに配置したクロスメンバ18の上方を通らせるこ
とが可能になる。
レーキ装置31のパーキングケーブル10の配索にケー
ブル支持ブラケットホルダ32を用いたことによって、
パーキングケーブル10がクロスメンバ18の上側を通
るように配索されるようになる(図9)。すなわち、ケ
ーブル支持ブラケットホルダ32の当て板座面34に
は、傾斜角θを持たせてあるので、パーキングケーブル
10を、ケーブル支持ブラケットホルダ32よりも車両
前方Fに配置したクロスメンバ18の上方を通らせるこ
とが可能になる。
【0040】これによって、パーキングケーブル10が
クロスメンバ18を貫通する必要性が排除される。この
ようにパーキングケーブル10を配索することによっ
て、図9に示すように、ケーブル支持ブラケットホルダ
32とクロスメンバ18との間に空間46が形成され、
この空間46にエアバッグ用衝撃感知センサ47を配置
することができる。このセンサ47はエアバッグの誤動
作を防止するために、走行時の振動、衝撃の受けにくい
ところに設置するのが好ましく、前記空間46はセンサ
47を設置するのには最も好適な場所である。
クロスメンバ18を貫通する必要性が排除される。この
ようにパーキングケーブル10を配索することによっ
て、図9に示すように、ケーブル支持ブラケットホルダ
32とクロスメンバ18との間に空間46が形成され、
この空間46にエアバッグ用衝撃感知センサ47を配置
することができる。このセンサ47はエアバッグの誤動
作を防止するために、走行時の振動、衝撃の受けにくい
ところに設置するのが好ましく、前記空間46はセンサ
47を設置するのには最も好適な場所である。
【0041】このケーブル支持ブラケットホルダ32を
足踏式パーキングブレーキ装置31の代わりにステッキ
式パーキングブレーキ装置に適用することも可能であ
る。さらに、ケーブル支持ブラケットホルダ32の中央
板部の上辺部を下辺部より車両前方側Fに傾斜させるよ
うにしてもよい。この場合、ケーブル支持ブラケットホ
ルダ32はクロスメンバ18よりも車両前方側Fに配置
されることになる。
足踏式パーキングブレーキ装置31の代わりにステッキ
式パーキングブレーキ装置に適用することも可能であ
る。さらに、ケーブル支持ブラケットホルダ32の中央
板部の上辺部を下辺部より車両前方側Fに傾斜させるよ
うにしてもよい。この場合、ケーブル支持ブラケットホ
ルダ32はクロスメンバ18よりも車両前方側Fに配置
されることになる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明においては、手動式
パーキングレバーにおけるレバー部を回転可能に支持す
る支持ブラケットの二本の脚部を直接、車体に固定させ
たので、従来使用しているパーキングレバー取付ブラケ
ットを廃止することができる。また、二本の脚部を各々
ボルトにより車体に固定させたので、作業工数や管理工
数を減少させることができ作業性を向上させることがで
きる。
パーキングレバーにおけるレバー部を回転可能に支持す
る支持ブラケットの二本の脚部を直接、車体に固定させ
たので、従来使用しているパーキングレバー取付ブラケ
ットを廃止することができる。また、二本の脚部を各々
ボルトにより車体に固定させたので、作業工数や管理工
数を減少させることができ作業性を向上させることがで
きる。
【0043】請求項2記載の発明においては、脚部を二
本のボルトによって固定できるようにしたので、作業工
数や管理工数を減少させることができるようになり、作
業性を向上させることができる。さらに、後側の脚部に
溶着させたL字型ブラケットの折曲部分を車体に当接さ
せたので、パーキングレバーのレバー部を安定して引く
ことができる。
本のボルトによって固定できるようにしたので、作業工
数や管理工数を減少させることができるようになり、作
業性を向上させることができる。さらに、後側の脚部に
溶着させたL字型ブラケットの折曲部分を車体に当接さ
せたので、パーキングレバーのレバー部を安定して引く
ことができる。
【0044】請求項3記載の発明においては、足踏式パ
ーキングブレーキにおいて、上面視略クランク状のケー
ブル支持ブラケットホルダをイコライザの前部に配置し
て、パーキングケーブルを保持できるようにしたので、
パーキングケーブルを車体のクロスメンバの上部を通し
て配索することができる。
ーキングブレーキにおいて、上面視略クランク状のケー
ブル支持ブラケットホルダをイコライザの前部に配置し
て、パーキングケーブルを保持できるようにしたので、
パーキングケーブルを車体のクロスメンバの上部を通し
て配索することができる。
【0045】請求項4記載の発明においては、ケーブル
支持ブラケットホルダの中央板部に形成した当て板座面
で、パーキングケーブルに装着した当て板を保持するよ
うにしたので、パーキングケーブルを安定して保持こと
ができる。また、当て板にエンボスを設けたので、この
エンボスに当て板の切欠溝を嵌合させれば、当て板の取
付位置が規制でき、精度良く組み付けることができると
共に、剛性を向上させることができる。
支持ブラケットホルダの中央板部に形成した当て板座面
で、パーキングケーブルに装着した当て板を保持するよ
うにしたので、パーキングケーブルを安定して保持こと
ができる。また、当て板にエンボスを設けたので、この
エンボスに当て板の切欠溝を嵌合させれば、当て板の取
付位置が規制でき、精度良く組み付けることができると
共に、剛性を向上させることができる。
【0046】請求項5記載の発明においては、ケーブル
支持ブラケットホルダの中央板部の上辺部を車両後方側
に数度傾斜させたので、この中央板部に保持されたパー
キングケーブルは、ケーブル支持ブラケットホルダの前
方に配置したクロスメンバの上方を通るように配索する
ことができる。また、手動式パーキングレバーとインナ
ケーブルの揺動角を同じにすることができ、手動式と同
じパーキングケーブルを使用することができる。
支持ブラケットホルダの中央板部の上辺部を車両後方側
に数度傾斜させたので、この中央板部に保持されたパー
キングケーブルは、ケーブル支持ブラケットホルダの前
方に配置したクロスメンバの上方を通るように配索する
ことができる。また、手動式パーキングレバーとインナ
ケーブルの揺動角を同じにすることができ、手動式と同
じパーキングケーブルを使用することができる。
【0047】請求項6記載の発明においては、手動式パ
ーキングブレーキ装置のパーキングレバーの車体側のボ
ルト孔位置と、足踏式パーキングブレーキ装置のケーブ
ル支持ブラケットホルダの車体側のボルト孔位置とを車
体の同一部位に形成させたので、手動式パーキングブレ
ーキ仕様車と足踏式パーキングブレーキ仕様車の車体の
共通化を図ることができる。
ーキングブレーキ装置のパーキングレバーの車体側のボ
ルト孔位置と、足踏式パーキングブレーキ装置のケーブ
ル支持ブラケットホルダの車体側のボルト孔位置とを車
体の同一部位に形成させたので、手動式パーキングブレ
ーキ仕様車と足踏式パーキングブレーキ仕様車の車体の
共通化を図ることができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す要部の拡大上
面図である。
面図である。
【図2】図1に示すパーキングレバーの要部を示す側面
図である。
図である。
【図3】図2に示すものの上面図である。
【図4】本発明の実施の形態の他の例を示す上面図であ
る。
る。
【図5】図4に示すL字型ブラケットの側面図である。
【図6】図4に示すものの側面図である。
【図7】本発明の、脚部を短くしたパーキングレバーの
側面図である。
側面図である。
【図8】本発明の足踏式パーキングブレーキ装置の要部
の上面図である。
の上面図である。
【図9】図8に示すものの側面図である。
【図10】図9に示すものを車体に取り付けた模式図で
ある。
ある。
【図11】図8に示すケーブル支持ブラケットホルダの
拡大斜視図である。
拡大斜視図である。
【図12】図11に示すものの上面図である。
【図13】図12に示すものの正面図である。
【図14】図12に示すものの左側面図である。
【図15】図11に示すものにパーキングケーブルを取
り付けたところを示す斜視図である。
り付けたところを示す斜視図である。
【図16】図15に示すもののX−X線に沿う断面図で
ある。
ある。
【図17】図15に示すもののY−Y線に沿う断面図で
ある。
ある。
【図18】従来の手動式パーキングブレーキ装置の上面
図である。
図である。
【図19】図18に示すもののパーキングレバーの拡大
側面図である。
側面図である。
【図20】従来の足踏式パーキングブレーキ装置の上面
図である。
図である。
【図21】図20に示すものの要部拡大側面図である。
7 ボルト 9 イコライザ 10 パーキングケーブル 19 パーキングペダル 22 パーキングレバー 23 レバー部 24 支持ブラケット 25 脚部 25a 折曲部 26 脚部 26a 折曲部 30 L字型ブラケット 32 ケーブル支持ブラケットホルダ 33 車体 34 当て板座面 35 エンボス 36 切欠部 43 当て板
Claims (6)
- 【請求項1】 手動式及び足踏式のパーキングブレーキ
仕様車とに共通に使用される車体に手動式パーキングレ
バーのレバー部を回動可能に保持する支持ブラケットを
設け、該支持ブラケットの車両前後方向に二本の脚部を
形成し、該脚部の各々を車体に固定させたことを特徴と
する車両のパーキングブレーキ装置。 - 【請求項2】 前記二本の脚部の基端部を互に逆方向に
折り曲げて折曲部に形成し、該折曲部を各々ボルトで車
体に固定すると共に、後側の脚部の、折曲部とは反対側
にL字型ブラケットを溶着し、該L字型ブラケットの折
曲部分を車体に当接させたことを特徴とする請求項1記
載の車両のパーキングブレーキ装置。 - 【請求項3】 手動式及び足踏式のパーキングブレーキ
仕様車とに共通に使用される車体に足踏式パーキングブ
レーキのパーキングケーブルを支持する、上面視略クラ
ンク状のケーブル支持ブラケットホルダを取り付け、該
ケーブル支持ブラケットホルダを前記イコライザの前部
に配置したことを特徴とする車両のパーキングブレーキ
装置。 - 【請求項4】 前記上面視略クランク状のケーブル支持
ブラケットホルダは、中央板部の一側が当て板座面に形
成され、該当て板座面には、エンボスが設けられると共
に、前記中央板部の上辺部には該中央板部の中心に向う
切欠部を設け、前記当て板座面に、前記パーキングケー
ブルに装着した当て板を当接させ、該当て板の切欠溝に
前記エンボスを嵌合させたことを特徴とする請求項3記
載の車両のパーキングブレーキ装置。 - 【請求項5】 前記ケーブル支持ブラケットホルダの中
央板部は、上辺部が下辺部よりも車両後方側に数度傾斜
していることを特徴とする請求項3または4記載の車両
のパーキングブレーキ装置。 - 【請求項6】 手動式及び足踏式のパーキングブレーキ
仕様車とに共通に使用される車体に取り付けられた手動
式パーキングブレーキ装置のパーキングレバーの車体側
のボルト孔位置と、前記足踏式パーキングブレーキ装置
の上面視略クランク状のケーブル支持ブラケットホルダ
の車体側のボルト孔位置とを同一部位に形成したことを
特徴とする車両のパーキングブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24011098A JP2000071952A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 車両のパーキングブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24011098A JP2000071952A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 車両のパーキングブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000071952A true JP2000071952A (ja) | 2000-03-07 |
JP2000071952A5 JP2000071952A5 (ja) | 2004-08-12 |
Family
ID=17054648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24011098A Pending JP2000071952A (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 車両のパーキングブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000071952A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013163427A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-22 | Toyoda Iron Works Co Ltd | 車両用パーキングブレーキ操作装置 |
-
1998
- 1998-08-26 JP JP24011098A patent/JP2000071952A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013163427A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-22 | Toyoda Iron Works Co Ltd | 車両用パーキングブレーキ操作装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3277814B2 (ja) | 車両用ペダル変位制御構造 | |
EP0805080B1 (en) | Supporting structure of a pedal device for a vehicle | |
EP1227958A1 (en) | Brake pedal apparatus for automotive vehicle | |
JP5268954B2 (ja) | 車両用操作ペダル装置 | |
JP3449206B2 (ja) | 車両用ペダル変位制御構造 | |
US4662237A (en) | Actuating device for automobiles | |
US7398708B2 (en) | Pedal support structure for vehicle | |
JP3932702B2 (ja) | ペダルブラケットの構造 | |
JP3856272B2 (ja) | ペダルブラケットの構造 | |
JP3897221B2 (ja) | 車両のブレーキペダル装置 | |
JP2000071952A (ja) | 車両のパーキングブレーキ装置 | |
JP2012056560A (ja) | 左足用ブレーキペダル | |
JPH11268667A (ja) | 車両用ペダル変位制御構造 | |
JP4613001B2 (ja) | ペダルモジュール | |
JPH1159351A (ja) | 車両用ペダル変位制御構造 | |
JP3671668B2 (ja) | 車両用ペダル支持構造 | |
JP2529911Y2 (ja) | パーキングブレーキレバーの取付構造 | |
JP2001138952A (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP6903619B2 (ja) | 車両用足踏み式ペダル装置 | |
JP4045526B2 (ja) | ブレーキペダル装置 | |
JP3267891B2 (ja) | 車両用ペダル変位制御構造 | |
JPH0137959Y2 (ja) | ||
JPH032447Y2 (ja) | ||
JPS6021327Y2 (ja) | キヤブオ−バ型自動車におけるペタルの支持構造 | |
JP2005096513A (ja) | ペダルブラケットの配設構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050602 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051130 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060322 |