JP5713647B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関するものである。
パチンコ機などの遊技機では、一般的に前面側に球受け皿が設けられており、この球受け皿には、遊技球の入賞などによって払い出された遊技球が貯留されるようになっている。球受け皿は、遊技球を所定方向に流すように底部が傾斜して構成され、この球受け皿の下流側に流れた遊技球は球送り装置を経て発射装置に供給されるようになっている。
この種の遊技機では、球受け皿の底部に球抜き口が設けられ、球受け皿内の遊技球を貯留箱に排出する必要が生じた場合(例えば、球受け皿が満杯になった場合等)には、この球抜き口を介して貯留された遊技球を下方に排出することができるようになっている。例えば、一枚皿の遊技機の場合には、球受け皿内の遊技球を球抜き口を介して下方に配置された貯留箱に排出することができるようになっている。また、球受け皿(上皿)と下皿が設けられた二枚皿の遊技機の場合には、球受け皿(上皿)の球抜き口を介して下皿に排出することができ、更にこの下皿から貯留箱に排出することができる。このように形成される球抜き口は、一般的には水平方向にスライド可能な開閉部材によって開閉可能とされており、通常時には開閉部材が閉塞位置に維持されることで球抜き口が塞がれ、遊技者が開閉部材をスライドさせる開放操作を行ったときに球抜き口が開放され、球受け皿に貯留された遊技球が下方側に排出されるようになっている。
特開2004−267358公報
ところで、上記のように開閉部材が水平方向にスライドして球抜き口を開閉する構成の場合、水平方向において開閉部材の移動スペースが大きくなる懸念がある。例えば、閉塞時に球抜き口を閉塞していた開閉部材を、開放時には球抜き口から水平方向にずらして退避させる必要があるため、球受け皿内部において球抜き口から水平方向に外れた位置に退避スペースを確保しておかなければならず、水平方向の小型化を図りたい場合に不向きである。
これに対し、特許文献1では、開閉部材(40)が貯留皿部材(20)の底面部に昇降可能に取り付けられており、通常時には、下方向への付勢力により、開閉部材(40)が球抜孔(24)を閉塞する閉鎖位置に保持されている。一方、遊技者が付勢力に抗して開閉部材(40)を上昇させる操作を行ったときに、開閉部材(40)が球抜孔(24)から離間して開放され、貯留皿部材(20)内の遊技球が球抜孔(24)を介して流下するようになっている。この構成では、開閉部材(40)を垂直方向に退避させているため、水平方向の退避スペースを削減するという目的を果たすことができる。
しかしながら、特許文献1の構成では、貯留皿部材(20)に遊技球が満杯に貯留されている場合、球抜孔(24)の開放動作時に開閉部材(40)が押し上げられることによって遊技球が溢れ出し、貯留皿部材(20)から零れ落ちる虞がある。また、開閉部材(40)上に大量に遊技球が貯留されている状態で球抜きをする場合、開閉部材(40)に対して上から大きな力が加わっているときに当該開閉部材(40)を持ち上げることが必要となるため、開放操作に比較的大きな力が必要となり、操作性を低下させる懸念もある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、球受け皿内の遊技球の球抜きを、球受け皿から遊技球が零れ落ちることなく行うことができ、且つ球抜き装置の水平方向のスペースを効果的に削減し得る構成を提供することを目的とする。
本発明は、底部に球抜き口が形成された球受け皿を備えた遊技機であって、前記球抜き口を閉塞する閉塞位置と、前記球抜き口を開放するように前記閉塞位置から下方に退避した開放位置とで上下動可能なシャッター部材と、前記シャッター部材を前記閉塞位置及び前記開放位置に移動させる移動機構と、前記球抜き口から流下する遊技球を前記球抜き口の下方側の排出口を介して排出可能な球抜き通路と、を備え、前記球抜き通路の底部は、前記開放位置にある前記シャッター部材の上面部から所定の方向に続くように構成され、前記シャッター部材の上面部は、一端側が他端側に比べて高くなるように傾斜しており、前記移動機構は、上下方向に沿った中心軸を中心として前記シャッター部材を回転させつつ当該シャッター部材を上下動させており、前記移動機構によって前記シャッター部材が前記閉塞位置に保持されるときに、当該シャッター部材が前記球受け皿の底部の一部をなし、
前記シャッター部材の上面部の前記一端側が前記他端側よりも前記球受け皿の上流側に位置するように前記シャッター部材の回転位置を定め、前記移動機構が前記シャッター部材を前記開放位置に移動させたときに、前記球抜き通路の底部が続く方向に前記上面部の前記他端側が位置するように前記シャッター部材の回転位置を定め、前記球抜き口から前記球抜き通路への経路が連通し、前記球受け皿から前記球抜き通路へ遊技球が流下可能となることを特徴としている。
本発明では、シャッター部材が、球抜き口を閉塞する閉塞位置と、閉塞位置から下方に退避した開放位置とで上下動可能に構成されている。そして、移動機構によってシャッター部材が閉塞位置に保持されるときには、当該シャッター部材が球受け皿の底部の一部をなし、移動機構がシャッター部材を開放位置に移動させたときには、球抜き口から球抜き通路への経路が連通し、球受け皿から球抜き通路へ遊技球が流下し得るようになっている。
この構成によれば、シャッター部材を水平方向に移動させずに球抜き口を開閉することができるため、球抜き装置の水平方向のスペースを効果的に削減することができる。また、シャッター部材を上方側に移動させることなく下方側に退避させながら球抜き口を開放することができるため、球抜き時に球受け皿に貯留された遊技球を押し上げずに済む。従って、球受け皿に遊技球が満杯に貯留されている場合であっても球抜き時に遊技球が球受け皿から零れることがない。また、球抜き時には、遊技球による押圧方向と同じ側にシャッター部材を退避させるため、退避操作に必要となる力を抑えることができ、操作性の面でも有利となる。
また、本発明において、前記球受け皿の底部が、幅方向一方側よりも他方側が低くなるように傾斜した構成をなし、前記球抜き通路の底部が、前記開放位置にある前記シャッター部材の上面部から所定の方向に続くように構成され、前記シャッター部材の上面部は、一端側が他端側に比べて高くなるように傾斜していてもよい。
更に、前記移動機構は、上下方向に沿った中心軸を中心として前記シャッター部材を回転させつつ当該シャッター部材を上下動させ、前記閉塞位置では、前記上面部の前記一端側が前記他端側よりも前記球受け皿の上流側に位置するように前記シャッター部材の回転位置を定め、前記開放位置では、前記球抜き通路の底部が続く方向に前記上面部の前記他端側が位置するように前記シャッター部材の回転位置を定めるように構成されていてもよい。
この構成によれば、球抜き口の閉塞時には、シャッター部材の上面部を球受け皿の底部に合わせた傾斜とすることができるため、球受け皿内を流下する遊技球が球抜き口付近で滞留しにくくなり、球受け皿内において遊技球をよりスムーズに流下させることができる。また、球抜き口の開放時には、球抜き通路の底部が続く方向を下流側とするようにシャッター部材の上面部の傾斜を定めることができるため、球抜き口から排出された遊技球が上面部で滞留せずに球抜き通路側に迅速に流れやすくなり、球抜き通路を介して遊技球をよりスムーズに排出することができる。特に、球抜き口から流入した遊技球の流下方向が、上面部において球抜き通路側へと変更されているので、球の勢いを一旦減速させることができ、その上で、上面部の傾斜によって球抜き通路側にスムーズに排出することができる。また、換言すると、シャッター部材の回転位置を自由度高く設定可能な構成と言えるため、様々な球抜き通路の配置に対応しやすく、球抜き通路の配置を適切に定める上で非常に有利となる。
また、本発明において、前記球抜き通路は、前記開放位置にある前記シャッター部材の前記上面部から、前記球受け皿の底部の長手方向に沿って続いていてもよい。
この構成によれば、球受け皿の下方の領域を利用して球抜き通路を配置することができ、球抜き通路の前側或いは後側への嵩張りを抑制することができる。
また、本発明において、前記球抜き通路の導入口は、前記開放位置にある前記シャッター部材の前記上面部に対し、前記球受け皿の上流側に隣接していてもよい。
この構成によれば、比較的高い位置にある前記球受け皿の上流側部分の下方領域を利用して球抜き通路の導入口付近を配置することができるため、球抜き通路の起点(シャッター部材からの遊技球を取り込む部分)をそれほど低位置にしなくて済み、シャッター部材の昇降量を小さくし易くなる。従って、球抜き装置の上下方向の省スペース化をも図ることができる。
また、本発明において、前記移動機構は、前記シャッター部材を保持すると共に前記球受け皿の下面側に取り付けられ、且つ前記シャッター部材の周囲を囲む円筒状の内周部を備えたベース部材を有していてもよい。
この場合、前記球抜き口が略円形の開口形状をなし、前記シャッター部材は、外周部が前記ベース部材の内周部と嵌合する円筒状に構成され、前記ベース部材の内周部に沿って回転しつつ上下動するように構成されることが望ましい。
この構成によれば、ベース部材によってシャッター部材を安定的に保持することができる。特に、シャッター部材の外周部が円筒状に構成されると共に、ベース部材の内周部が円筒状に構成され、ベース部材の内周部に沿ってシャッター部材が回転しつつ上下動する構成であるため、シャッター部材の回転動作及び上下動動作がいずれも良好に行われるようになる。加えて、球抜き口が略円形の開口形状をなしているため、適切なサイズのシャッター部材によって球抜き口を効率的に閉塞することができる。
また、本発明において、前記球抜き通路は前記ベース部材の一部として一体的に形成されていることが望ましい。この構成によれば、部品点数を効果的に削減することができる。
また、本発明において、前記ベース部材の内周部に、当該内周部の上方側の所定位置から下方側の所定位置まで螺旋状に続く溝が形成され、前記シャッター部材の外周部に、前記螺旋状の溝に嵌り合う突起が形成されていてもよい。
そして、前記移動機構が、前記シャッター部材を回転させる回転機構を備え、前記回転機構によって前記シャッター部材を回転させつつ前記突起を前記螺旋状の溝に沿って案内することにより前記シャッター部材を昇降させるように構成されていてもよい。
このようにすると、ベース部材の内周部に沿ってシャッター部材の回転動作及び上下動動作を安定的に行い得る構成をより簡易に実現することができる。
図1は、第1実施形態に係る遊技機を例示する正面図である。 図2(A)は、図1の遊技機に設けられた球受け皿を発射ハンドル等と共に示す平面図であり、図2(B)は、図2(A)の構成に球抜き装置の要部を加えて示す平面図である。 図3(A)は、皿部材と球抜き装置との関係を示す平面図であり、図3(B)は、その裏面図である。 図4は、皿部材と球抜き装置を斜め下方から見た斜視図である。 図5(A)は、図1の遊技機に用いられる球抜き装置においてシャッター部材が閉塞位置にあるときの様子を斜め上方から見た斜視図であり、図5(B)は、その球抜き装置を図5(A)とは異なる方向から見た斜視図である。 図6は、図5の球抜き装置を斜め下方から見た斜視図である。 図7(A)は、図5の球抜き装置の平面図であり、図7(B)は、その正面図であり、図7(C)は、その裏面図である。 図8は、図1の遊技機に用いられる球抜き装置の分解斜視図である。 図9は、図8とは異なる態様の分解斜視図である。 図10(A)は、図5の球抜き装置の一部をなす第2ベース部材を示す斜視図であり、図10(B)は、その第2ベース部材に組み付けられる第1ベース部材を示す斜視図である。 図11は、図3(A)のA−A位置で切断した切断面を示す断面図であり、図11(A)は、シャッター部材が閉鎖位置に移動した様子を示す断面図であり、図11(B)は、図11(A)からシャッター部材が開放位置に移動した様子を示す断面図である。 図12は、図3(A)のB−B位置で切断した切断面を示す断面図であり、図12(A)は、シャッター部材が閉鎖位置に移動した様子を示す断面図であり、図12(B)は、図12(A)からシャッター部材が開放位置に移動した様子を示す断面図である。 図13(A)は、シャッター部材が閉塞位置にあるときのシャッター部材と回転部材との位置関係を示す説明図であり、図13(B)は、シャッター部材が中間位置にあるときのシャッター部材と回転部材との位置関係を示す説明図であり、図13(C)は、シャッター部材が開放位置にあるときのシャッター部材と回転部材との位置関係を示す説明図である。 図14(A)は、図5の球抜き装置においてシャッター部材が開放位置にあるときの様子を斜め上方から見た斜視図であり、図14(B)は、その球抜き装置を図14(A)とは異なる方向から見た斜視図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る遊技機を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(遊技機の全体構成)
まず、図1を参照して遊技機1の構成を概説する。なお、図1は、第1実施形態に係る遊技機を例示する正面図である。
図1に示す遊技機1は、いわゆるパチンコ機として構成されており、遊技者側に配される前面枠2に形成された窓部に透明板(ガラス板等)が配置され、透明板の後方(奥側)には、遊技盤5が配置され、この遊技盤5上にガイドレール等によって区画された遊技領域5a(遊技球が流下可能な領域)が形成されている。遊技領域5aは、遊技者が透明板を介して視認できるように構成されている。更に、透明板の下方側には、遊技球を受ける球受け皿7が形成されており、この球受け皿7の右方において遊技機1の外壁部から突出する構成で発射ハンドル9が設けられている。
なお、本実施形態では、遊技盤5の盤面と直交する方向が前後方向であり、遊技者側を前方側、遊技機1奥側を後方側としている。また、遊技球の流下方向(図1の例では鉛直方向)を上下方向としている。更に、これら前後方向及び上下方向と直交する方向を左右方向(以下、横方向又は幅方向、長手方向ともいう)としている。
次に、第1実施形態に係る遊技機1の特徴的構成である球受け皿7の構成について詳述する。
(球受け皿の構成)
まず、球受け皿7の構成について説明する。図2(A)は、図1の遊技機に設けられた球受け皿を発射ハンドル等と共に示す平面図であり、図2(B)は、図2(A)の構成に球抜き装置の要部を加えて示す平面図である。図3(A)は、皿部材と球抜き装置との関係を示す平面図であり、図3(B)は、その裏面図である。図4は、皿部材と球抜き装置を斜め下方から見た斜視図である。
図1に示すように、球受け皿7は、遊技領域5aの下方側において、遊技機1の左右方向(幅方向)が長手方向となるように延びる構成で横長に配置されている。図2示すように、球受け皿7は、前方側に前壁部92が設けられ、後方側に後壁部91が設けられ、下方側に底部7aが設けられており、前壁部92及び後壁部91によって環状の周壁が構成されると共に底部7aによって下方側が閉塞されており、上方側が開放した箱状形態をなしている。なお、この球受け皿7は、例えば図1に示す遊技機1の前枠2に固定、或いは前枠2と一体的に形成されており、前壁部92と底部7aとを構成する皿部材と、後壁部91を構成する当て板部材とが互いに組み付けられることで遊技球を貯留する貯留部(収容部)が構成されている。更に、図2に示すように、球受け皿7には、前壁部92の上端部に連結されるように当該前壁部92の上端部から前方側に張り出す前飾り部材94が設けられている。
図1に示すように、球受け皿7の底部7aは、幅方向一方側(遊技機1の幅方向において発射ハンドル9から離れた側)よりも他方側(遊技機1の幅方向において発射ハンドル9に近い側)が低くなるように傾斜した構成をなしている。この球受け皿7は、幅方向一方側に形成された払出口6(遊技機内部の払い出し装置(図示略)からの遊技球等を排出する開口)から排出された遊技球を受け入れ、前壁部92、後壁部91、及び底部7aによって囲まれる貯留空間に収容するように機能している。
本実施形態では、底部7aの幅方向一方側(発射ハンドル9とは反対側)寄りに払出口6が設けられ、この払出口6から球受け皿7内に遊技球が排出されるようになっており、底部7aの幅方向他方側(発射ハンドル9側)寄りには球送り装置(図示略)に遊技球を供給する供給口が設けられている。そして、球受け皿7の底部7aは、払出口6から前記供給口に向けて遊技球を誘導するように、幅方向一方側から他端側となるにつれて低位置となるように傾斜している。従って、球受け皿7に収容された遊技球は底部7aの傾斜によって案内され、球受け皿7内を幅方向一方側(遊技機1の幅方向において発射ハンドル9から離れた側)から他方側(遊技機1の幅方向において発射ハンドル9に近い側)に向けて流下するようになっている。そして、幅方向他方側に流れた遊技球は図示しない球送り装置によって発射装置(図示略)側に送られ、発射ハンドル9の操作に応じた発射装置の動作によって打球されることで遊技領域5aに向けて発射されるようになっている。
図2に示すように、球受け皿7の底部7aには、横方向(遊技機1の幅方向)中央部付近において球抜き口7bが形成されている。球抜き口7bは、底部7aを上下に貫通する貫通孔として構成されており、略円形状の開口形態をなしている。この球抜き口7bの径は、例えば遊技球の径の2倍以上かつ5倍未満程度のサイズで構成されており、複数の遊技球を同時に排出することができるようになっている。そして、このように構成される球抜き口7bの下方側に隣接する構成で球抜き装置10が配置されている。
(球抜き装置の構成)
次に、球抜き装置10について説明する。
図5(A)は、第1実施形態に係る遊技機1に用いられる球抜き装置10においてシャッター部材20が閉塞位置にあるときの様子を斜め上方から見た斜視図であり、図5(B)は、その球抜き装置10を図5(A)とは異なる方向から見た斜視図である。図6は、球抜き装置10を斜め下方から見た斜視図である。図7(A)は、球抜き装置10の平面図であり、図7(B)は、その正面図であり、図7(C)は、その裏面図である。図8は、球抜き装置10の分解斜視図である。図9は、図8とは異なる態様の分解斜視図である。なお、図5〜図9では、操作部材70を省略して示している。
図10(A)は、ベース部材30の一部をなす第2ベース部材32を示す斜視図であり、図10(B)は、その第2ベース部材32に組み付けられる第1ベース部材31を示す斜視図である。図11(A)は、図3(B)のA−A位置で切断した切断面を示す断面図であり、図11(B)は、図11(A)からシャッター部材が開放位置に移動した様子を示す断面図である。図12(A)は、図3(B)のB−B位置で切断した切断面を示す断面図であり、図12(B)は、図12(A)からシャッター部材が開放位置に移動した様子を示す断面図である。図13(A)は、シャッター部材が閉塞位置にあるときのシャッター部材20と回転部材51との位置関係を示す説明図であり、図13(B)は、シャッター部材20が中間位置(開放位置と閉塞位置の間の位置)にあるときのシャッター部材20と回転部材51との位置関係を示す説明図であり、図13(C)は、シャッター部材20が開放位置にあるときのシャッター部材20と回転部材51との位置関係を示す説明図である。図14(A)は、球抜き装置10においてシャッター部材20が開放位置にあるときの様子を斜め上方から見た斜視図であり、図14(B)は、その球抜き装置10を図14(A)とは異なる方向から見た斜視図である。なお、図11〜図14でも操作部材70を省略して示している。
図1、図2に示すように、球抜き装置10は、皿部材の下方(球受け皿7の内部)に配置されており、操作部材70に対する操作に応じて球受け皿7に形成された球抜き口7bを開閉するように機能している。この球抜き装置10は、全体として図5〜図8に示すような構成をなしており、主として、シャッター部材20と、移動機構60と、球抜き通路40とを備えた構成をなしている。
まず、シャッター部材20について詳述する。
シャッター部材20は、球抜き口7bを閉塞する閉塞位置(図11(A)、図12(A)参照)と、球抜き口7bを開放するように閉塞位置から下方に退避した開放位置(図11(B)、図12(B)参照)とで上下動可能に構成されている。このシャッター部材20は、図5、図8、図9に示すように、外周部22が円筒状に構成され、この外周部22の上方側が上面部21によって閉塞され、下方側が開放した形態をなしている。外周部22の外面(略円筒面)の径は、略円形の開口形状をなす球抜き口7bの径とほぼ同じサイズ、或いは球抜き口7bの径よりも僅かに小さくなっている。そして、図11(A)、図12(A)のように、シャッター部材20が閉塞位置にあるときには、外周部22と球抜き口7bとが嵌合し、これにより球抜き口7bが閉塞されるようになっている。
図5(A)(B)、図7(A)(B)に示すように、シャッター部材20の上面部21は、全体として平坦に構成されており、回転軸G(回転軸Gは中心軸に相当する)と直交する所定方向(後述する第2リブ25bに沿った方向)において一端側(端部21a側)が他端側(端部21b側)に比べて高くなるように傾斜している。具体的には、上面部21の外面とシャッター部材20の回転軸Gとのなす角度が所定角度となるように傾斜した構成をなしている。従って、シャッター部材20の回転位置に関係なく上面部21の外面と水平面(回転軸Gと直交する平面)とのなす角度は常に所定角度に維持され、シャッター部材20が回転軸Gを中心として回転することにより、傾斜の向きが変更されるようになっている。
図9に示すように、シャッター部材20の内部には、回転軸Gの方向に沿って延びる板状の第1リブ25a(図13(A)(C)も参照)と、回転軸Gの方向に沿って延び、且つ第1リブ25aと略直交して配される板状の第2リブ25b(図13(B)も参照)とが一体的に形成されている。そして、この第1リブ25aと第2リブ25bとにより、断面(回転軸Gと直交する方向の断面)が十字状となる十字リブ25が形成されており、この十字リブ25が回転部材51に形成された十字溝51z(図8、図9)と嵌合するようになっている。
図8、図9、図12、図13のように、シャッター部材20の外周部22には、螺旋溝34(後述)に嵌り合う突起23a,23bが形成されている。これら突起23a及び突起23bは、逆方向に突出する構成で対をなして配置されており、一方の突起23aが第2溝32b(後述)に嵌り込み、他方の突起23bが第1溝31b(後述)に嵌り込んで配置されている。突起23aと突起23bは、上下方向を高さ方向とした場合、ほぼ同じ高さに配置され、回転軸Gを中心とした対称形状をなしている(即ち、突起23bは、回転軸Gを中心として突起23aを180°回転した構成となっている)。
次に移動機構60及び球抜き通路40について詳述する。
移動機構60は、シャッター部材20に形成された突起23a,23bと、ベース部材30の一部(内周部33)と、回転機構50と、操作部材70とによって構成され、シャッター部材20を閉塞位置と開放位置との間で移動させるように機能しており、遊技者による操作部材70に対する操作或いは操作解除に応じてベース部材30を内周部33に沿って回転させつつ上下動させる。また、球抜き通路40は、ベース部材30の一部(内周部33から横側且つ下方側に延出した部分)によって構成されており、球抜き口7bから流下する遊技球を球抜き口7bの下方側の排出口8aを介して排出するように構成されている。以下では、これら移動機構60及び球抜き通路40を構成する、ベース部材30、回転機構50、操作部材70について詳述する。
まず、ベース部材30について説明する。
ベース部材30は、図5〜図7のようにシャッター部材20を回転可能に保持するものであり、図4、図11、図12のように、球受け皿7の下面側に固定(例えばねじ等の連結部材によって固定)されるようになっている。このベース部材30は、図8〜図10のように第1ベース部材31と第2ベース部材32とによって構成されており、これらが互いに組み付けられた構成をなしている。
図8、図11、図12のように、ベース部材30の内部には、シャッター部材20の周囲を囲む内周部33が形成されている。この内周部33は、回転軸Gの方向を軸方向とする円筒状に構成され、上下に連通した構成をなし、シャッター部材20の円筒状の外周部22と嵌合する構成をなしている。内周部33の内面は、略円筒面として構成され、外周部22の外面(略円筒面)に沿って配されている。図10に示すように、内周部33は、第1ベース部材31に形成された湾曲状(半円筒形状)の壁部31aと第2ベース部材32に形成された湾曲状(半円筒形状)の壁部32aとによって構成されており、これら壁部31a及び壁部32aが互いに向かい合って環状に配置されることで、筒状のシャッター部材20の周囲を囲むようになっている。
また、図8、図10、図11等に示すように、内周部33には、螺旋溝34が形成されている。この螺旋溝34は、第1ベース部材31に形成された第1溝31bと第2ベース部材32に形成された第2溝32bとによって構成されている。図8、図10のように、第1溝31bは、一端部31b’が第1ベース部材31の周方向一端部における上方側の所定位置に配され、且つ内周部33の周方向に沿って延びており、一端部31b’から周方向に進むにつれて徐々に下方位置となるように傾斜して形成されている。そして、他端部31b”が第1ベース部材31の周方向他端部における下方側の所定位置に配されるようになっている。つまり、螺旋溝34の一部をなす第1溝31bは、内周部33の周方向半周に亘る所定領域に形成され、一端部31b’と他端部31b”の上下方向の差が所定の大きさとなるように略螺旋状に構成されている。
また、第2溝32bは、第1溝31bと同様の形状をなしており、一端部32b’が第2ベース部材32の周方向一端部における上方側の所定位置に配され、且つ内周部33の周方向に沿って延びており、一端部32b’から周方向に進むにつれて徐々に下方位置となるように傾斜して形成されている。そして、他端部32b”が第2ベース部材32の周方向他端部において下方側の所定位置に配されるようになっている。つまり、螺旋溝34の一部をなす第2溝32bは、内周部33の周方向半周に亘る所定領域(第1溝31bの形成領域とは反対側の周方向半周の領域)に形成され、一端部32b’と他端部32b”の上下方向の差が所定の大きさとなるように略螺旋状に構成されている。
本実施形態では、上述したように、シャッター部材20の外周部22において、上記螺旋溝34に嵌り合うように突起23a,23bが形成され、これら突起23a及び突起23bは、回転軸Gを中心とした対称形状をなしている(即ち、突起23bは、回転軸Gを中心として突起23aを180°回転した構成となっている)。他方、第1溝31bと第2溝32bも回転軸Gを中心とした対称形状をなしている(即ち、第2溝32bは、回転軸Gを中心として第1溝31bを180°回転した構成となっている)。このように構成されているため、ベース部材30において、突起23aが第2溝32bに嵌り込む高さと、突起23bが第1溝31bに嵌り込む高さとが常に同じ高さで維持されることになる(図12(A)(B)参照)。従って、シャッター部材20がベース部材30に対して相対的に回転することにより各突起23a,23bがそれぞれ第2溝32b及び第1溝31bに沿って移動し、この移動に応じて、ベース部材30に対する各突起23a,23bの高さが変化することになり、これにより、ベース部材30に対してシャッター部材20が相対的に上下動することとなる。
なお、本実施形態ではベース部材30が球受け皿7の底部7aに固定(具体的には、図11、図12のように、球抜き口7bと内周部33とが連通するように固定)されているため、ベース部材30内でシャッター部材20が上下動することに応じてシャッター部材20が底部7aに対して接近又は離間することになる。
また、ベース部材30において、シャッター部材20と嵌合する内周部33の下方には、回転部材51を通すための連通孔36が形成されている。この連通孔36は、内周部33及び外周部22よりも小さい径で構成されており、内周部33と嵌合するシャッター部材20が下方側に抜けないように構成されている。図10(A)(B)に示すように、連通孔36は、第1ベース部材31に形成された半円筒部31dと第2ベース部材32に形成された半円筒部32dとを向かい合わせて配置し、円筒状に連通させた構成をなしている。
また、連通孔36における上下方向中間位置には、回転部材51のフランジ部51cと嵌合する環状の溝35が形成されている。この溝35は、半円筒部31dにおいて周方向に沿って形成された溝31cと半円筒部32dにおいて周方向に沿って形成された溝32cとによって構成され、フランジ部51cの周縁部を回転可能に保持するようになっている。フランジ部51cは、この溝35と嵌合することで、ベース部材30に対する上下方向の相対移動が拘束され回転のみが許容されるようになっており、このような構成により、回転部材51がベース部材30の所定位置で回転可能に保持されることとなる。
図11、図12に示すように、ベース部材30には、球抜き口7bから流下する遊技球を球抜き口7bの下方側に排出可能な球抜き通路40が形成されている。図5〜図7、図10(B)に示すように、球抜き通路40はベース部材30の一部(より詳しくは第1ベース部材31の一部として)として当該ベース部材30の他部分(内周部33等)と一体的に形成されている。具体的には、図10(B)、図11のように、ベース部材30は、シャッター部材20を囲む内周部33の一部(上端部側方)が切り欠かれた構成で開放した形態をなし、この開放部33aが、球抜き通路40の始端となる導入口となっている。開放部33aは、略矩形状の開口領域を構成しており、その開口幅W1(図10(B)参照)はシャッター部材20の直径幅とほぼ同じ大きさとなっている。また、開放部33aの開口高さH1(図10(B)参照)は遊技球の径よりも大きく、遊技球の径の2倍よりも小さい高さとなっている。なお、図10(B)等に示す例はあくまで一例であり、例えば、開口高さH1が遊技球の径の2倍以上となっていてもよい。そして、このような開放部33aから下方側に設けられた開口形態の出口部44に続く構成で管状の流路が構成されている。なお、図1に示すように、遊技機1には、球抜き通路40における出口部44の下方に続くように、球抜き通路40とは別部材の球抜き通路8が形成されており、この球抜き通路8の下端部に形成された排出口8aを介して遊技球を排出するようになっている。
図11(B)に示すように、球抜き通路40は、開放位置にあるシャッター部材20の上面部21から、球受け皿7の底部7aの長手方向に沿って続いている。なお、底部7aは遊技機1の幅方向に沿って長手状に配置されているため、底部7aの長手方向は遊技機1の幅方向に相当している。具体的には、図11(B)のように、開放位置にあるシャッター部材20の上面部21から、球受け皿7の上流側(遊技機1の幅方向に沿って長手状に延びる球受け皿7における発射ハンドル9とは反対の端部側)に続く構成で底部41が配されている。底部41の開放部33a側の端部は、球受け皿7の上流側の方が低くなるように傾斜(具体的には、開放位置にある上面部21の勾配より大きい勾配で傾斜)した構成をなしており、開放部33aから取り込まれた遊技球を下方側に延びる落下部43に案内している。
本実施形態では、上述したように、球受け皿7の底部7aは、遊技機1の幅方向において一方側(発射ハンドル9とは反対側)よりも他方側(発射ハンドル9側)が低くなるように傾斜した構成をなしており、球抜き通路40の導入口(開口形態の開放部33a)の上端部33bは、球受け皿7の底部7aの下流側部分7z(図1参照)よりも高い位置となっている。また、本実施形態では、底部7aにおいて球抜き口7b付近で段差7w(幅方向一方側(発射ハンドル9とは反対側)よりも他方側(発射ハンドル9側)が低くなる段差)が形成されているため、図11(B)に示すように、球抜き口7bにおける幅方向(遊技機1の幅方向)一方側の部分7xが他方側の部分7yよりもある程度高くなっている(図1、図2も参照)。そして、球抜き通路40の導入口(即ち開放部33a)の上端部33bは、前記一方側の部分7xのやや下方側の位置において前記他方側の部分7yと同じ高さ或いは前記他方側の部分7yよりもやや高く配置されている。即ち、球抜き通路40が下流側に延びる構成と比較して球抜き通路40をより高い位置に配置することが可能となっている。
次に回転機構50について詳述する。
図8、図9に示すように、回転機構50は、回転部材51と、ねじりばね(付勢部材)52と、軸受53と、保持部材54と、連結部材57、58と、歯車55とによって構成されている。この回転機構50では、回転部材51の軸部51dが軸受53によって回転可能に支持されており、更に、この軸部51dが、軸受53を保持する保持部材54から下方側に突出した構成をなしている。そして、軸部51dの端部には歯車55が固定されており、歯車55が回転することに応じて回転部材51が回転するようになっている。
回転部材51は、シャッター部材20に対し相対移動可能な構成(相対的に上下動可能な構成)で組み付けられており、後述する歯車55の回転力をシャッター部材20に伝達するように機能している。図8、図9、図13のように、回転部材51は、回転軸Gと直交する方向に張り出すフランジ部51cを備え、このフランジ部51cから上方に向けて断面(回転軸Gと直交する方向の断面)がL字状となるリブ51f,51g,51h,51iが突出している。そして、リブ51fとリブ51iとの対、及びリブ51gとリブ51hとの対によって溝51aが構成されており、リブ51fとリブ51gとの対、及びリブ51iとリブ51hとの対によって溝51bが構成されている。溝51aは、回転軸Gの方向を深さ方向とする構成で回転軸Gと直交する所定方向に延びており、溝51bは、回転軸Gの方向を深さ方向とする構成で回転軸Gと直交する方向且つ溝51aの方向と直交する方向に延びている。これら溝51a及び溝51bは、回転軸Gの付近で連通しており、これらにより、断面(回転軸Gと直交する方向の断面)において十字状の空隙を構成する十字溝51zが形成されている。
このように構成される回転部材51は、十字溝51zを十字リブ25と嵌合させる構成で、シャッター部材20に組み付けられている。シャッター部材20は、回転部材51に対して十字溝51zの深さ方向(即ち回転軸Gの方向)に沿った相対移動を許容され、この深さ方向と直交する方向の相対移動や回転部材51に対する相対的な回転を拘束されている。従って、例えば、図13(A)から図13(B)のように変化したとき、即ち、図13(A)の状態から回転部材51が回転軸Gを中心として90°回転したときには、シャッター部材20も回転部材51と一体的に連れ回ることで回転軸Gを中心として90°回転する。また、更に回転して図13(B)の状態から図13(C)のように変化したとき、即ち、図13(A)の状態から回転部材51が回転軸Gを中心として180°回転したときには、シャッター部材20も回転部材51と一体的に連れ回ることで回転軸Gを中心として180°回転することとなる。なお、上述のように、回転部材51に対するシャッター部材20の上下方向の相対移動は許容されているため、シャッター部材20は、後述する螺旋溝34の案内により、回転部材51に対して相対的に上下動することとなる。
また、図8、図9に示すように、回転部材51には、フランジ部51cから回転軸Gに沿って下方側に突出する形態で軸部51dが設けられている。この軸部51dは、上述の回転軸Gを中心とする円筒状に構成され、保持部材54に保持される軸受53によって回転可能に支持されており、回転軸Gを中心として回転し得るようになっている(図11、図12も参照)。具体的には、上述したベース部材30に対し保持部材54がねじ等の連結部材57,58によって固定され、軸受53がベース部材30内の所定位置に保持されるようになっており、軸部51dは、このように配置される軸受53に支持されつつベース部材30内の所定位置で回転するようになっている。なお、本実施形態では、軸部51dが軸受53に支持されつつ回転可能に保持され、フランジ部51cが後述する環状の溝35に回転可能に保持されることにより、回転部材51がベース部材30内の所定位置において当該ベース部材30に対する上下動を拘束された状態で回転可能に保持されるようになっている。
また、軸部51dの周囲に巻き回される構成でねじりばね52が配置されている。このねじりばね52は、一端部52bが回転部材51のフランジ部51cに形成された第1係止部51yに係止しており、一端部52bがフランジ部51cの所定位置で維持保持されている。また、ねじりばね52の他端部52aは、第1ベース部材31の下端部に形成された第2係止部31eに係止しており、この他端部52aは、ベース部材30の所定位置で位置保持されている。この構成では、ねじりばね52が常に回転部材51を所定回転方向に付勢しており、図11(A)のように回転部材51が第1の回転位置(シャッター部材20を閉塞位置に設定する回転位置)にあるときには、ねじりばね52の付勢力が相対的に小さい状態となっている。一方、ねじりばね52の付勢力に抗して回転部材51が前記所定回転方向とは逆方向に回転され、図12(B)のように回転部材51が第2の回転位置(シャッター部材20を開放位置に設定する回転位置)になったときには、ねじりばね52の付勢力が図11(A)のときよりも強くなるようになっている。
次に、操作部材70について説明する。
操作部材70は、歯車55に隣接する構成で横方向(遊技機1の幅方向)にスライド可能に設けられている。この操作部材70は、図示しない保持手段により、球受け皿7の下方において横方向にスライド可能となるように保持されており、球受け皿7よりも前方側に突出する操作部71と、この操作部71に一体的に連結されると共に歯車55に隣接する位置において横方向に延びるラック部72とを備えている。操作部材70のラック部72と歯車55は、いわゆるラック・ピニオン機構を構成しており、ラック部72は、横方向に所定ピッチで歯が並ぶように構成されて、歯車55と噛み合うようになっている。
以上のように構成される移動機構60では、操作部材70に対して外部操作が加わっていないときには、ねじりばね52により回転部材51を図11(A)の状態に戻す付勢力が生じるため、回転部材51及びこれに連結される歯車55が所定の回転位置(図11(A)の回転位置)に維持されることになり、操作部材70は、歯車55の回転位置(図11(A)の位置)に対応した第1位置(初期位置)で維持されることとなる。
そして、このように移動機構60によってシャッター部材20が閉塞位置に移動されているときには、図11(A)のように、シャッター部材20の上面部21が球受け皿7の底部7aの一部をなすことになる。また、本実施形態では、上述したように、シャッター部材20の上面部21は、一端側(端部21a側)が他端側(端部21b側)に比べて高くなるように傾斜しており、移動機構60は、閉塞位置において、上面部21の一端側(端部21a)が他端側(端部21b側)よりも球受け皿7上流側に位置するようにシャッター部材20の回転位置を定めている。即ち、高位置となる端部21a側が上流側に位置し、低位置となる端部21b側が下流側に位置するため、遊技球の貯留量が少ない場合には閉塞位置にあるシャッター部材20付近において遊技球が上流側から下流側に円滑に流れることとなる。
一方、遊技者が操作部71を操作し、ねじりばね52の付勢に抗して操作部材70を前記第1位置(初期位置)から幅方向所定側にスライドさせたときには、ラック部72のスライドに応じて歯車55及び回転部材51が回転し、図11(B)のように変位することになる。上述したように、図11(A)の状態から図11(B)の状態に至る過程では、突起23a,23bが上記螺旋溝34に沿って下方側に移動するため、シャッター部材20は、内周部33に沿って回転しつつ下降することとなる。
そして、このように移動機構60によってシャッター部材20が開放位置に移動されているときには、図11(B)のように、球抜き口7bから球抜き通路40への経路が連通し、球受け皿7から球抜き通路40へ遊技球が流下可能となる(図12(B)、図14も参照)。また、本実施形態では、上述したように、移動機構60は、開放位置において、球抜き通路40の底部41が続く方向に上面部21の一端側(端部21b)が位置するようにシャッター部材20の回転位置を定めている。より具体的には、開放位置において、上面部21の他端側(端部21b側)が回転軸Gよりも球受け皿7の上流側に位置し、一端側(端部21a側)が回転軸Gよりも球受け皿7の下流側に位置するようにシャッター部材20の回転位置を定めているため、開放位置では、上面部21上に落下した遊技球が幅方向一方側(球受け皿7の上方側)に続く球抜き通路40側に円滑に排出されることとなる。
また、図11(B)の状態のときに遊技者が操作部材70の操作をやめた場合(即ち操作部材70から手を離した場合)には、歯車55に対するラック部72からの力が弱まり、ねじりばね52の付勢によって回転部材51が図11(B)の状態から図11(A)の状態に戻されることになる。図11(B)の状態から図11(A)の状態に変化するときには、シャッター部材20は下降時とは反対方向に回転し、突起23a,23bは上記螺旋溝34に沿って上方側に移動するため、シャッター部材20は、内周部33に沿って回転しつつ上昇することとなり、最終的に図11(A)の状態で維持されることとなる。
(第1実施形態の主な効果)
本実施形態では、シャッター部材20が、球抜き口7bを閉塞する閉塞位置と、閉塞位置から下方に退避した開放位置とで上下動可能に構成されている。そして、移動機構60によってシャッター部材20が閉塞位置に保持されるときには、当該シャッター部材20が球受け皿7の底部7aの一部をなし、移動機構60がシャッター部材20を開放位置に移動させたときには、球抜き口7bから球抜き通路40への経路が連通し、球受け皿7から球抜き通路40へ遊技球が流下し得るようになっている。
この構成によれば、シャッター部材20を水平方向に移動させずに球抜き口7bを開閉することができるため、球抜き装置の水平方向のスペースを効果的に削減することができる。また、シャッター部材20を上方側に移動させることなく下方側に退避させながら球抜き口7bを開放することができるため、球抜き時に球受け皿7に貯留された遊技球を押し上げずに済む。従って、球受け皿7に遊技球が満杯に貯留されている場合であっても球抜き時に遊技球が球受け皿7から零れることがない。また、球抜き時には、遊技球による押圧方向と同じ側にシャッター部材20を退避させるため、退避操作に必要となる力を抑えることができ、操作性の面でも有利となる。
また、本実施形態に係る遊技機1では、球抜き通路40の底部41が、開放位置にあるシャッター部材20の上面部21から所定の方向に続くように構成され、シャッター部材20の上面部21は、一端側(端部21a)が他端側(端部21b)に比べて高くなるように傾斜している。更に、移動機構60は、上下方向に沿った回転軸G(中心軸)を中心としてシャッター部材20を回転させつつ当該シャッター部材20を上下動させている。そして、閉塞位置では、上面部21の一端側(端部21a側)が他端側(端部21b側)よりも球受け皿7の上流側に位置するようにシャッター部材20の回転位置を定めている。他方、開放位置では、球抜き通路40の底部41が続く方向に上面部21の他端側(端部21b側)が位置するようにシャッター部材20の回転位置を定めている。
この構成によれば、球抜き口7bの閉塞時には、シャッター部材20の上面部21を球受け皿7の底部7aに合わせた傾斜とすることができるため、球受け皿7内を流下する遊技球が球抜き口7b付近で滞留しにくくなり、球受け皿7内において遊技球をよりスムーズに流下させることができる。また、球抜き口7bの開放時には、球抜き通路40の底部41が続く方向を下流側とするようにシャッター部材20の上面部21の傾斜を定めることができるため、球抜き口7bから排出された遊技球が上面部21で滞留せずに球抜き通路40側に迅速に流れやすくなり、球抜き通路40を介して遊技球をよりスムーズに排出することができる。
なお、本実施形態では、あくまで一例として、球抜き通路40が球受け皿7の上流側に続く構成を例示したが、球抜き通路40の配置方向は上記の例に限定されるものではなく、他の方向に続くようは変形例とすることもできる。特に、本実施形態の構成では、螺旋溝34の長さや勾配を調整することで、シャッター部材20の昇降量や回転量を適切に定めることができるため、設計変更を行う上でも有利である。例えば、球抜き装置10の付近にスピーカ等の他部品が配置されるような場合であっても、このような他部品を考慮して球抜き通路の配置方向やシャッター部材20の開放時の傾斜方向を適切に調整し易くなる。
また、本実施形態では、球抜き通路40が開放位置にあるシャッター部材20の上面部21から球受け皿7の底部7aの長手方向に沿って続いている。この構成によれば、球受け皿7の下方の領域を利用して球抜き通路40を配置することができ、球抜き通路40の前側或いは後側への嵩張りを抑制することができる。
特に、開放部33a(球抜き通路40の導入口)は、開放位置にあるシャッター部材20の上面部21に対し、球受け皿7の上流側に隣接しているため、比較的高い位置にある球受け皿7の上流側部分の下方領域を利用して球抜き通路40の導入口付近を配置することができる。従って、球抜き通路40の起点(シャッター部材20からの遊技球を取り込む部分)をそれほど低位置にしなくて済み、シャッター部材20の昇降量を小さくし易くなる。従って、球抜き装置の上下方向の省スペース化をも図ることができる。
また、本実施形態で用いられる移動機構60は、シャッター部材20を保持すると共に球受け皿7の下面側に取り付けられ、且つシャッター部材20の周囲を囲む円筒状の内周部33を備えたベース部材30を有している。そして、球抜き口7bが略円形の開口形状をなし、シャッター部材20は、外周部22がベース部材30の内周部33と嵌合する円筒状に構成され、ベース部材30の内周部33に沿って回転しつつ上下動するように構成されている。
この構成によれば、ベース部材30によってシャッター部材20を安定的に保持することができる。特に、シャッター部材20の外周部22が円筒状に構成されると共に、ベース部材30の内周部33が円筒状に構成され、ベース部材30の内周部33に沿ってシャッター部材20が回転しつつ上下動する構成であるため、シャッター部材20の回転動作及び上下動動作がいずれも良好に行われるようになる。加えて、球抜き口7bが略円形の開口形状をなしているため、適切なサイズのシャッター部材20によって球抜き口7bを効率的に閉塞することができる。
また、本実施形態では、球抜き通路40がベース部材30の一部として一体的に形成されているため、部品点数を効果的に削減することができる。
また、本実施形態では、ベース部材30の内周部33において当該内周部33の上方側の所定位置から下方側の所定位置まで螺旋状に続く螺旋溝34が形成され、シャッター部材20の外周部22には、螺旋状の螺旋溝34に嵌り合う突起23a,23bが形成されている。そして、移動機構60は、シャッター部材20を回転させる回転機構50を備え、回転機構50によってシャッター部材20を回転させつつ突起23a,23bを螺旋状の螺旋溝34に沿って案内することによりシャッター部材20を昇降させるように構成されている。
このようにすると、ベース部材30の内周部33に沿ってシャッター部材20の回転動作及び上下動動作を安定的に行い得る構成をより簡易に実現することができる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では、操作部71による手動操作に応じて歯車55を回転させる構成を例示したが、モータ等の駆動力を利用して歯車55を回転させる構成であっても良い。
上記実施形態では、操作部材70のラック部72を直接歯車55に噛み合わせているが、伝達部材(例えば他の歯車)介在させて操作部材の力を歯車55或いは回転部材51の他の部位に伝達するようにしてもよい。
上記実施形態では、横方向(幅方向)にスライドする操作部材70の移動力を、歯車55を介して回転部材51に伝達しているが、操作部材を前後方向に移動する構成とし、操作部材の前後方向の移動力を回転部材51の回転力に変換するような構成(例えば、操作部材がプッシュ操作式となっている構成等)であってもよい。或いは、操作部材が回転可能に構成され、操作部材の回転力を回転部材51の回転力に変換するような構成であってもよい。また、これらに限らず、操作部材の変位を回転部材51の回転力に変換し得る構成であれば他の様々な構成を採用することができる。
球受け皿7内での球抜き口7bの配置は上記実施形態の例に限定されるものではなく、より上流側に配置してもよく、より下流側に配置してもよい。
球抜き装置10における球抜き通路40は、上記実施形態の例に限定されるものではなく、例えば内周部33から球受け皿7の下流側に続く構成であってもよく、内周部33から前側或いは後側に続く構成であってもよい。
1…遊技機
7…球受け皿
7a…球受け皿の底部
7b…球抜き口
8a…排出口
20…シャッター部材
21…シャッター部材の上面部
22…シャッター部材の外周部
23a,23b…突起
30…ベース部材
33…ベース部材の内周部
33a…開放部(導入口)
34…螺旋溝
40…球抜き通路
41…球抜き通路の底部
50…回転機構
60…移動機構

Claims (6)

  1. 底部に球抜き口が形成された球受け皿を備えた遊技機であって、
    前記球抜き口を閉塞する閉塞位置と、前記球抜き口を開放するように前記閉塞位置から下方に退避した開放位置とで上下動可能なシャッター部材と、
    前記シャッター部材を前記閉塞位置及び前記開放位置に移動させる移動機構と、
    前記球抜き口から流下する遊技球を前記球抜き口の下方側の排出口を介して排出可能な球抜き通路と、
    を備え、
    前記球抜き通路の底部は、前記開放位置にある前記シャッター部材の上面部から所定の方向に続くように構成され、
    前記シャッター部材の上面部は、一端側が他端側に比べて高くなるように傾斜しており、
    前記移動機構は、上下方向に沿った中心軸を中心として前記シャッター部材を回転させつつ当該シャッター部材を上下動させており、
    前記移動機構によって前記シャッター部材が前記閉塞位置に保持されるときに、当該シャッター部材が前記球受け皿の底部の一部をなし、
    前記シャッター部材の上面部の前記一端側が前記他端側よりも前記球受け皿の上流側に位置するように前記シャッター部材の回転位置を定め、
    前記移動機構が前記シャッター部材を前記開放位置に移動させたときに、前記球抜き通路の底部が続く方向に前記上面部の前記他端側が位置するように前記シャッター部材の回転位置を定め、前記球抜き口から前記球抜き通路への経路が連通し、前記球受け皿から前記球抜き通路へ遊技球が流下可能となることを特徴とする遊技機。
  2. 前記球抜き通路は、前記開放位置にある前記シャッター部材の前記上面部から、前記球受け皿の底部の長手方向に沿って続いていることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  3. 前記球抜き通路の導入口は、前記開放位置にある前記シャッター部材の前記上面部に対し、前記球受け皿の上流側に隣接していることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  4. 前記移動機構は、前記シャッター部材を保持すると共に前記球受け皿の下面側に取り付けられ、且つ前記シャッター部材の周囲を囲む円筒状の内周部を備えたベース部材を有し、
    前記球抜き口は略円形の開口形状をなし、
    前記シャッター部材は、外周部が前記ベース部材の内周部と嵌合する円筒状に構成され、前記ベース部材の内周部に沿って回転しつつ上下動することを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記球抜き通路は前記ベース部材の一部として一体的に形成されていることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  6. 前記ベース部材の内周部には、当該内周部の上方側の所定位置から下方側の所定位置まで螺旋状に続く溝が形成され、
    前記シャッター部材の外周部には、前記螺旋状の溝に嵌り合う突起が形成されており、
    前記移動機構は、
    前記シャッター部材を回転させる回転機構を備え、
    前記回転機構によって前記シャッター部材を回転させつつ前記突起を前記螺旋状の溝に沿って案内することにより前記シャッター部材を昇降させることを特徴とする請求項又は請求項に記載の遊技機。
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