JP5708940B2 - 情報管理装置、情報通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、連携可能に接続される車載機器及び携帯端末にそれぞれ組み込まれたソフトウェアを更新するための技術に関する。
下記特許文献1には、車載機器に組み込まれたソフトウェアをアップデートするためのシステムが開示されている。このシステムによれば、車両のECUのソフトウェアをアップデートするための書き換え用ソフトウェアが無線通信によって車載機器に送信される。
一方で、特許文献2に記載のように、車載機器及び携帯端末を互いに連携させるシステムが開発されており、このようなシステムにおいても、車載機器や携帯端末に組み込まれているソフトウェアをアップデートする場合が想定される。
特開2004−326689号公報 特開2012−043253号公報
そこで、引用文献2に記載のシステムに、例えば引用文献1に記載のように、単に車載機器側のソフトウェアをアップデートする(以下、「更新する」ともいう)技術を適用することができる。しかしながら、例えば携帯端末側のソフトウェアとの互換性が確保できないときには、車載機器と携帯端末との間の連携機能を適正に利用できないおそれがある。また、携帯端末側のアップデート状況によっては、車載機器側のアップデートが必要な場合とそうでない場合がある。そこで、この種のシステムの設計に際しては、車載機器と携帯端末との間の連携機能を有効にするべく、例えば車載機器側のソフトウェアを携帯端末側のソフトウェアのアップデート状況に応じて適時にアップデート可能な技術が要請される。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、連携可能に接続される車載機器及び携帯端末にそれぞれ組み込まれたソフトウェアを適時に更新するのに有効な技術を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る車載機器は、車両に搭載され携帯端末に連携可能に接続される機器である。この場合、車載機器と携帯端末との連携について典型的には、車載機器及び携帯端末の一方に組み込まれたソフトウェアで取り扱う情報を他方に組み込まれたソフトウェアでも取り扱うことができるようにソフトウェア同士に互換性を持たせる態様が挙げられる。この車載機器は、携帯端末に組み込まれている第1のソフトウェアが更新された場合に、更新後のソフトウェアに関するソフトウェア情報に応じて、当該車載機器に組み込まれている第2のソフトウェアを更新する制御部を含む。
車載機器として典型的には、車両の経路案内を行うナビゲーション装置が挙げられる。一方で、携帯端末として典型的には、可搬式の携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット型情報端末、ノート型パーソナルコンピュータが挙げられる。ここでいう「ソフトウェア」には、車載機器や携帯端末の作動時に必要なシステムソフトウェア(以下、OS(オペレーティングシステム)ともいう)や、車載機器や携帯端末でユーザが実行したい作業を実施する機能を有するアプリケーションソフトウェア(以下、単に「アプリケーション」又は「アプリ」ともいう)が包含される。また、ここでいう「ソフトウェア情報」には、ソフトウェアの種類に関する情報や、ソフトウェアのバージョンに関する情報等が含まれる。
上記の車載機器によれば、携帯端末の第1のソフトウェアが更新された場合に、この更新に対応させて車載機器の第2のソフトウェアを更新することができる。このため、例えば携帯端末の第1のソフトウェアが更新されたときでも車載機器と携帯端末との間の連携機能が有効になる。
本発明に係る車載機器は、通信回線を介して情報管理装置に情報通信可能に接続されるのが好ましい。「通信回線」として無線接続及び有線接続の少なくとも一方を利用した回線を用いることができる。また、この車載機器の制御部は、携帯端末に組み込まれている第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を携帯端末から受信して通信回線を介して情報管理装置に送信するとともに、携帯端末から受信したソフトウェア情報を用いて第1のソフトウェアの更新を検出した場合に、更新後のソフトウェアに関するソフトウェア情報に対応させて第2のソフトウェアを更新するための更新ファイルを情報管理装置から通信回線を介して受信するのが好ましい。更新ファイルは、対象となるソフトウェアを修正するための修正ファイル(修正プログラム)として構成される。この場合、制御部は、第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を情報管理装置に送信する送信手段として、第1のソフトウェアの更新を検出する更新検出手段として、また更新ファイルを情報管理装置から受信する受信手段として構成される。これにより、携帯端末の第1のソフトウェアの更新に見合った更新ファイルが情報管理装置から車載機器に自動的に送信される。車載機器では、この更新ファイルを用いて第2のソフトウェアが更新される。従って、ユーザに負担をかけることなく車載機器の第2のソフトウェアを、更新ファイルを用いて適時に更新することができる。
本発明に係る車載機器では、制御部は、情報管理装置から受信した更新ファイルを所定条件が成立したときにインストールするのが好ましい。これにより、更新ファイルのインストールを行うのに条件を付与することで、当該更新ファイルが誤ってインストールされるのを阻止することができる。
本発明に係る車載機器では、制御部は、情報管理装置から受信した更新ファイルが下位互換性のあるファイルである場合に、所定条件が成立したと判定するのが好ましい。下位互換性のある更新ファイルがインストールされた場合には、更新前のソフトウェアで扱える情報を更新後のソフトウェアにおいても同様に扱うことができる。これに対して、下位互換性のない更新ファイルがインストールされた場合には、更新前のソフトウェアで扱える情報が更新後のソフトウェアでは扱うことができない可能性がある。従って、下位互換性のない更新ファイルが誤ってインストールされるのを阻止することができる。
本発明に係る車載機器では、制御部は、当該車載機器を搭載する車両が停車状態にある場合に、所定条件が成立したと判定するのが好ましい。更に、制御部は、情報管理装置から受信した更新ファイルが下位互換性のあるファイルであり、且つ当該車載機器を搭載する車両が停車状態にある場合に、所定条件が成立したと判定することもできる。ここで車両の「停車状態」について、典型的には車両のイグニッション装置がオフ状態である場合、車両のパーキングブレーキがオン状態(パーキングブレーキが有効な状態)である場合、電動自動車としての車両のバッテリが充電中である場合などに、車両が停車状態であると判定することができる。これにより、更新ファイルのインストールが車両の走行に影響を及ぼしたりするのを阻止することができる。
本発明に係る車載機器は、車両に搭載され携帯端末に連携可能に接続されるとともに、通信回線を介して情報管理装置に情報通信可能に接続される。この車載機器は、携帯端末との連携についてエラーが発生した場合に、当該エラーに関するエラー情報を通信回線を介して情報管理装置に送信する制御部を含む。この場合、車載機器の制御部は、エラー情報を情報管理装置に送信する送信手段として構成される。これにより、ユーザは車載機器においてエラー情報を適時に取得することができる。
本発明に係る車載機器では、制御部は、当該車載機器と携帯端末が接続できない場合に携帯端末との連携についてエラーが発生したと判定するのが好ましい。これにより、ユーザは、発生したエラーが車載機器と携帯端末が接続できないことに起因していることを車載機器において認識することができる。
本発明に係る車載機器では、制御部は、当該車載機器と携帯端末が接続された状態で携帯端末のアプリケーションソフトウェアが実行できない場合に携帯端末との連携についてエラーが発生したと判定するのが好ましい。これにより、ユーザは、発生したエラーが携帯端末のアプリケーションソフトウェアが実行できないことに起因していることを車載機器において認識することができる。
本発明に係る車載機器では、エラー情報は、アプリケーションソフトウェアを実行するために携帯端末に組み込まれているシステムソフトウェアについてエラーが発生したときのバージョン情報を含むのが好ましい。これにより、ユーザは発生したエラーがシステムソフトウェアのバージョンアップに起因するものであるか否かを容易に判定することができる。
本発明に係る携帯端末は、車両に搭載された車載機器に連携可能に接続され、通信回線を介して情報管理装置に情報通信可能に接続される。この携帯端末は、車載機器との連携についてエラーが発生した場合に、当該エラーに関するエラー情報を通信回線を介して情報管理装置に送信する制御部を含む。この場合、携帯端末の制御部は、エラーの発生を検出するエラー検出手段として、またエラー情報を情報管理装置に送信する送信手段として構成される。これにより、ユーザは携帯端末においてエラー情報を適時に取得することができる。
本発明に係る携帯端末では、制御部は、当該携帯端末と車載機器が接続できない場合に車載機器との連携についてエラーが発生したと判定するのが好ましい。これにより、ユーザは、発生したエラーが車載機器と携帯端末が接続できないことに起因していることを携帯端末において認識することができる。
本発明に係る携帯端末では、制御部は、当該携帯端末と車載機器が接続された状態で当該携帯端末のアプリケーションソフトウェアが実行できない場合に車載機器との連携についてエラーが発生したと判定するのが好ましい。これにより、ユーザは、発生したエラーが携帯端末のアプリケーションソフトウェアが実行できないことに起因していることを携帯端末において認識することができる。
本発明に係る携帯端末では、エラー情報は、アプリケーションソフトウェアを実行するために当該携帯端末に組み込まれているシステムソフトウェアについてエラーが発生したときのバージョン情報を含むのが好ましい。これにより、ユーザは発生したエラーがシステムソフトウェアのバージョンアップに起因するものであるか否かを容易に判定することができる。
本発明に係る情報管理装置は、車両に搭載される車載機器と車載機器に連携可能に接続される携帯端末の少なくとも一方に通信回線を介して情報通信可能に接続される。この情報管理装置は、携帯端末に組み込まれている第1のソフトウェアが更新された場合に、更新後のソフトウェアに関するソフトウェア情報に応じて、車載機器に組み込まれている第2のソフトウェアを更新する制御部を含む。これにより、携帯端末の第1のソフトウェアが更新された場合に、この更新に対応させて車載機器の第2のソフトウェアを更新することができる。このため、例えば携帯端末の第1のソフトウェアが更新されたときでも車載機器と携帯端末との間の連携機能が有効になる。
本発明に係る情報管理装置では、制御部は、携帯端末に組み込まれている第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信するとともに、受信したソフトウェア情報を用いて第1のソフトウェアの更新を検出した場合に、更新後のソフトウェアに関するソフトウェア情報に対応させて第2のソフトウェアを更新するための更新ファイルを車載機器に送信するのが好ましい。この場合、制御部は、第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信する受信手段として、第1のソフトウェアの更新を検出する更新検出手段として、また更新ファイルを車載機器に送信する送信手段として構成される。これにより、携帯端末の第1のソフトウェアの更新に見合った更新ファイルが情報管理装置から車載機器に自動的に送信される。車載機器では、この更新ファイルを用いて第2のソフトウェアが更新される。従って、ユーザに負担をかけることなく車載機器の第2のソフトウェアを、更新ファイルを用いて適時に更新することができる。
本発明に係る情報管理装置では、制御部は、車載機器と携帯端末との接続時に車載機器が携帯端末から受信した、第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を車載機器から受信するのが好ましい。これにより、情報管理装置は、第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を車載機器と携帯端末との接続時に取得することができる。
本発明に係る情報管理装置では、制御部は、車載機器と携帯端末との接続時に車載機器から受信した、第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を車載機器に関連付けて記憶するのが好ましい。これにより、車載機器と携帯端末との接続が解除された接続解除後であってもソフトウェア情報が車載機器に紐付けて保持される。従って、この接続解除後に車載機器の第1のソフトウェアが更新された場合であっても、記憶しているソフトウェア情報を用いて車載機器の第2のソフトウェアを適時に更新することができる。
本発明に係る情報管理装置では、制御部は、携帯端末に組み込まれている所定のアプリケーションの起動が完了したことを条件にして携帯端末から第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信するのが好ましい。これにより、車載機器と携帯端末との接続が解除されている状態でも、車載機器と携帯端末との次回の接続に備えて、予め車載機器に更新ファイルを送信しておくことができる。
本発明に係る情報管理装置は、車両に搭載される車載機器と車載機器に連携可能に接続される携帯端末の少なくとも一方に通信回線を介して情報通信可能に接続される。この情報管理装置は、車載機器と携帯端末との連携についてエラーが発生した場合に、当該エラーに関するエラー情報を受信する制御部を含む。この場合、情報管理装置の制御部は、車載機器又は携帯端末からエラー情報を受信する受信手段として構成される。これにより、情報管理装置はエラー情報を適時に取得することができる。
本発明に係る情報管理装置では、制御部は、車載機器と携帯端末が接続された状態で携帯端末のアプリケーションソフトウェアが実行できない場合にエラーが発生したと判定するのが好ましい。これにより、情報管理装置は、発生したエラーが携帯端末のアプリケーションソフトウェアが実行できないことによるものであることを認識することができる。
本発明に係る情報管理装置では、エラー情報は、アプリケーションソフトウェアを実行するために携帯端末に組み込まれているシステムソフトウェアについてエラーが発生したときのバージョン情報を含むのが好ましい。また、この情報管理装置の制御部は、携帯端末に組み込まれているシステムソフトウェアについて予め取得したバージョン情報よりもエラー情報に含まれているバージョン情報が新しい場合に、発生したエラーがシステムソフトウェアのバージョンアップに起因するエラーであると判定するのが好ましい。これにより、情報管理装置は、発生したエラーがバージョンアップによるものであることを精度良く判定することができる。
本発明に係る情報管理装置では、エラー情報は、アプリケーションソフトウェアを実行するために当該携帯端末に組み込まれているシステムソフトウェアについてエラーが発生したときのバージョン情報を含むのが好ましい。また、この情報管理装置の制御部は、バージョン情報を含むエラー情報の数が所定数を上回った場合に、発生したエラーがシステムソフトウェアのバージョンアップに起因するエラーであると判定するのが好ましい。エラー情報の数が相対的に多い場合に、バージョンアップに起因するエラーである可能性が高い。これにより、情報管理装置は、発生したエラーがバージョンアップによるものであることを精度良く判定することができる。
本発明に係る情報管理装置の制御部は、バージョン情報を含むエラー情報を用いて、システムソフトウェアを更新するための更新ファイルを作成するのが好ましい。この場合、この制御部は、更新ファイルを作成する更新ファイル作成手段として構成される。これにより、エラーの発生を検出した後に速やかに更新ファイルを作成することができる。
本発明に係る情報管理装置の制御部は、作成した更新ファイルをエラー情報に係る携帯端末に送信するのが好ましい。この場合、この制御部は、更新ファイルを携帯端末に送信する更新ファイル送信手段として構成される。これにより、作成した更新ファイルを所定の携帯端末に速やかに送信することができ、その後、この更新ファイルを用いた更新を迅速に行うことができる。
本発明に係る情報通信システムは、車両に搭載される車載機器と、車載機器に連携可能に接続される携帯端末と、を含む。この情報通信システムは、携帯端末に組み込まれている第1のソフトウェアが更新された場合に、更新後のソフトウェアに関するソフトウェア情報に応じて、車載機器に組み込まれている第2のソフトウェアを更新する。これにより、携帯端末の第1のソフトウェアが更新された場合に、この更新に対応させて車載機器の第2のソフトウェアを更新することができる。
本発明に係る情報通信システムは、車載機器及び携帯端末の少なくとも一方に通信回線を介して情報通信可能に接続される情報管理装置を含むのが好ましい。また、情報管理装置は、携帯端末に組み込まれている第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信するとともに、受信した前記ソフトウェア情報を用いて第1のソフトウェアの更新を検出した場合に、更新後のソフトウェアに関するソフトウェア情報に対応させて第2のソフトウェアを更新するための更新ファイルを前記車載機器に送信するのが好ましい。これによりユーザに負担をかけることなく車載機器の第2のソフトウェアを、更新ファイルを用いて適時に更新することができる。
本発明に係る情報通信システムでは、車載機器は、携帯端末との接続時に携帯端末から第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信するのが好ましい。また、情報管理装置は、車載機器が携帯端末から受信した、第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を車載機器から受信するのが好ましい。これにより、情報管理装置は、第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を車載機器と携帯端末との接続時に取得することができる。
本発明に係る情報通信システムでは、情報管理装置は、車載機器から受信した、第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を車載機器に関連付けて記憶するのが好ましい。これにより、車載機器と携帯端末との接続が解除された接続解除後に車載機器の第1のソフトウェアが更新された場合であっても、記憶しているソフトウェア情報を用いて車載機器の第2のソフトウェアを適時に更新することができる。
本発明に係る情報通信システムでは、情報管理装置は、携帯端末に組み込まれている所定のアプリケーションの起動が完了したことを条件にして携帯端末から第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信するのが好ましい。これにより、車載機器と携帯端末との接続が解除されている状態でも、車載機器と携帯端末との次回の接続に備えて、予め車載機器に更新ファイルを送信しておくことができる。
本発明に係る情報通信システムでは、車載機器は、情報管理装置から受信した更新ファイルを所定条件が成立したときにインストールするのが好ましい。これにより、更新ファイルのインストールを行うのに条件を付与することで、当該更新ファイルが誤ってインストールされるのを阻止することができる。
本発明に係る情報通信システムでは、情報管理装置は、車載機器との間での情報通信が不能である場合に更新ファイルを携帯端末に送信するのが好ましい。例えば情報管理装置と車載機器との間に通信回線は存在するものの通信が確立できない場合や、通信回線自体が存在しない場合に、情報管理装置と車載機器との間での情報通信が不能となる。また、携帯端末は、車載機器に接続されたときに、情報管理装置から受信した更新ファイルを車載機器に送信するのが好ましい。これにより、更新ファイルを情報管理装置から車載機器に直接的に送信できないような場合に対応することができる。また、車載機器は、携帯端末から受信した更新ファイルを所定条件が成立したときにインストールするのが好ましい。これにより、更新ファイルのインストールを行うのに条件を付与することで、当該更新ファイルが誤ってインストールされるのを阻止することができる。
本発明に係る情報通信システムでは、車載機器は、更新ファイルが下位互換性のあるファイルである場合に、所定条件が成立したと判定するのが好ましい。これにより、下位互換性のない更新ファイルが誤ってインストールされるのを阻止することができる。
本発明に係る情報通信システムでは、車載機器は、更新ファイルが下位互換性のあるファイルであり、且つ当該車載機器を搭載する車両が停車状態にある場合に、所定条件が成立したと判定するのが好ましい。これにより、下位互換性のない更新ファイルが誤ってインストールされたり、車両の走行中に更新ファイルのインストールが車両の走行に影響を及ぼしたりするのを阻止することができる。
図1は、本発明に係る情報通信システム10の概略図である。 図2は、情報通信システム10によって車載機器200のシステムソフトウェアの第1の更新処理を実行するためのフローチャートである。 図3は、情報通信システム10によって車載機器200のシステムソフトウェアの第2の更新処理を実行するためのフローチャートである。 図4は、情報通信システム10によってエラー情報送信処理を実行するためのフローチャートである。 図5は、情報通信システム10によって更新ファイル送信処理を実行するためのフローチャートである。
以下、本発明に係る情報通信システムについて図面を参照しつつ説明する。この情報通信システムは、車両に搭載された車載機器とユーザが携帯可能な携帯端末との間で情報通信を行うためのシステムである。
図1に示される情報通信システム10は、その構成要素として、車両100に搭載される車載機器200、携帯端末300、情報管理装置400、通信回線510,520,530を含む。この情報通信システム10では、必要に応じて上記の構成要素に更なる構成要素が付加されてもよい。また、車載機器200を備える車両100をこの情報通信システム10の一構成要素にすることもできる。この情報通信システム10が本発明の「情報通信システム」に相当する。
車載機器200は、その構成要素として、制御部210、GPSユニット(単に、「GPS」ともいう)220、情報蓄積部230、表示部240、第1通信部250及び第2通信部260を含む。この車載機器200では、必要に応じて上記の構成要素に更なる構成要素が付加されてもよい。
この車載機器200は、典型的には車両の経路案内(「ルート案内」ともいう)を行うナビゲーション機能を有する。即ち、この車載機器200には、ナビゲーション機能を果たすナビゲーション用アプリケーションソフトウェアが少なくとも組み込まれている。この場合、車載機器200は、自車両である車両100に専用のナビゲーション装置として、或いは車両100を含む複数の車両に兼用のナビゲーション装置として構成される。一方で、この車載機器200は、ナビゲーション用アプリケーションソフトウェアが導入された携帯端末(携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット型情報端末、ノート型パーソナルコンピュータ等)によって構成されてもよい。この車載機器200が本発明の「車載機器」に相当する。
制御部210は、GPSユニット220、情報蓄積部230、表示部240、第1通信部250及び第2通信部260のそれぞれに独立して接続されており、各接続要素を制御する機能を果たす。この制御部210は、演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)を用いて構築されている。
GPSユニット220は、GPS衛星からの電波に基づいて車両100の位置情報(車両100に乗車する車両ユーザの位置情報でもある)を検出する機能を果たす。このGPSユニット220によって検出された位置情報は、制御部210を経て情報蓄積部230に蓄積され、或いは必要に応じて表示部240に表示される。
情報蓄積部230は、GPSユニット220によって検出された位置情報、外部の携帯端末300や情報管理装置400から送信された情報、更には車載機器200に組み込まれている(以下、「インストールされている」ともいう)ソフトウェアに関する情報等を蓄積する機能を果たす。ここでいう「ソフトウェア」には、車載機器200や携帯端末300の作動時に必要なシステムソフトウェア(以下、OS(オペレーティングシステム)ともいう)や、車載機器や携帯端末でユーザが実行したい作業を実施するためのアプリケーションソフトウェア(以下、単に「アプリケーション」又は「アプリ」ともいう)が包含される。この情報蓄積部230に蓄積された情報は、必要に応じて制御部210によって読み出される。例えば制御部210は、この情報蓄積部230に組み込まれているアプリケーションソフトウェアを適宜のタイミングで読み出すことによって当該アプリケーションを起動して実行することができる。オペレーティングシステムは、所謂「基本ソフト」であり、ハードウェアを抽象化したインターフェースをアプリケーションソフトウェアに提供するソフトウェアである。
表示部240(「ディスプレイ」ともいう)は、制御部210からの出力情報を表示する機能を果たす。例えば、制御部210によって実行されているアプリケーションの出力情報(出力画面)がこの表示部240に表示される。
第1通信部250は、携帯端末300の後述する通信部340との間で通信回線510を介して情報通信を行う機能を果たす。この場合、通信回線510は、車載機器200の第1通信部250と携帯端末300の通信部340とを情報通信可能に接続する。この通信回線510では、無線通信や有線通信(ケーブル接続による通信など)を用いることが可能であるが、車両100に乗車するユーザが携帯端末300を携帯する場合、近距離無線通信(例えば、Bluetooth(登録商標))を用いるのが好ましい。
第2通信部260は、車両100の外部に設置された情報管理装置400との間で通信回線520を介して情報通信を行う機能を果たす。この場合、通信回線520として無線通信を用いるのが好ましい。
携帯端末300は、車載機器200の外部に設けられた外部通信機器である。ここでいう「携帯端末」とは、ユーザが携帯して使用可能な機器であり、典型的には可搬式の携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット型情報端末、ノート型パーソナルコンピュータ等をいう。この携帯端末300は、その構成要素として、制御部310、情報蓄積部320、表示部330及び通信部340を含む。この携帯端末300では、必要に応じて上記の構成要素に更なる構成要素が付加されてもよい。この携帯端末300が本発明の「携帯端末」に相当する。
この携帯端末300は、通信回線510を介して車載機器200に連携可能に接続される。この場合、車載機器200と携帯端末300との連携について典型的には、車載機器200及び携帯端末300の一方に組み込まれたソフトウェアで取り扱う情報を他方に組み込まれたソフトウェアでも取り扱うことができるようにソフトウェア同士に互換性を持たせる態様が挙げられる。
制御部310は、情報蓄積部320、表示部330及び通信部340のそれぞれに独立して接続されており、各接続要素を制御する機能を果たす。この制御部310は、制御部210と同様に、演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)を用いて構築されている。
情報蓄積部320は、外部の車載機器200や情報管理装置400から送信された情報、ユーザによって情報入力部(図示省略)から直接入力された情報、更には携帯端末300に組み込まれているシステムソフトウェアやアプリケーションソフトウェアに関する情報等を蓄積する機能を果たす。この情報蓄積部320に蓄積された情報は、必要に応じて制御部310によって読み出される。例えば制御部310は、この情報蓄積部320に組み込まれているアプリケーションを適宜のタイミングで読み出すことによって当該アプリケーションを起動して実行することができる。
表示部330(「ディスプレイ」ともいう)は、制御部310からの出力情報を表示する機能を果たす。例えば、制御部310によって実行されているアプリケーションの出力情報(出力画面)がこの表示部330に表示される。
通信部340は、車載機器200の第1通信部250との間で通信回線510を介して情報通信を行う一方で、情報管理装置400との間で通信回線530を介して情報通信を行う機能を果たす。この通信部340では、第1通信部250との間の情報通信を担う第1の部位と、情報管理装置400との間の情報通信を担う第2の部位が、それぞれ独立していてもよい。この場合、通信回線530として無線通信を用いるのが好ましい。
情報管理装置400は、車載機器200及び携帯端末300の外部に設置される装置である。情報管理装置400は、複数の車載機器200のそれぞれとの間での情報通信が可能であり、且つ複数の携帯端末300のそれぞれとの間での情報通信が可能であるのが好ましい。従って、この情報管理装置400を情報管理センタということもできる。この情報管理装置400は、OS情報サーバ410、更新ファイルサーバ420及びエラー情報サーバ430を含む。この情報管理装置400では、必要に応じて上記のサーバに更なるサーバが付加されてもよい。この情報管理装置400が本発明の「情報管理装置」に相当する。
OS情報サーバ410は、車載機器200や携帯端末300に組み込まれているOSに関する情報(以下、「OS情報」ともいう)を蓄積する(「記憶する」又は「保存する」ともいう)領域を含む。このOS情報には、OSの種類に関する情報や、OSのバージョンに関する情報等が含まれる。
更新ファイルサーバ420は、携帯端末300のOSを更新するための更新ファイルや、携帯端末300の更新に対応して車載機器200のOSを更新するための更新ファイルを蓄積する領域を含む。ここでいう「更新ファイル」は、対象となるソフトウェアを修正するための修正ファイル(修正プログラム)として構成される。
エラー情報サーバ430は、車載機器200と携帯端末300との連携について発生したエラーに関するエラー情報を蓄積する領域を含む。
ここで、上記の情報通信システム10によって車載機器200の第1の更新処理(以下、「アップデート」ともいう)を実行する場合について説明する。この場合、車載機器200の制御部210が制御主体となってこの第1の更新処理を行うことができる。
この第1の更新処理では、制御部210は、携帯端末300に組み込まれている第1のソフトウェアが更新された場合に、更新後のソフトウェアに関するソフトウェア情報に応じて、車載機器200に組み込まれている第2のソフトウェアを更新する。これにより、携帯端末300の第1のソフトウェアが更新された場合に、この更新に対応させて車載機器200の第2のソフトウェアを更新することができる。このため、例えば携帯端末300の第1のソフトウェアが更新されたときでも車載機器200と携帯端末300との間の連携機能が有効になる。また、車載機器200で互換性の検証を行うことによって、当該検証に要する時間を短縮することができる。
ここで制御部210は、携帯端末300に組み込まれている第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を携帯端末300から受信して通信回線520を介して情報管理装置400に送信するとともに、携帯端末300から受信したソフトウェア情報を用いて第1のソフトウェアの更新を検出した場合に、更新後のソフトウェアに関するソフトウェア情報に対応させて第2のソフトウェアを更新するための更新ファイルを情報管理装置400から通信回線520を介して受信するのが好ましい。更新ファイルは、対象となるソフトウェアを修正するための修正ファイル(修正プログラム)として構成される。これにより、携帯端末300の第1のソフトウェアの更新に見合った更新ファイルが情報管理装置400から車載機器200に自動的に送信される。車載機器200では、この更新ファイルを用いて第2のソフトウェアが更新される。従って、ユーザに負担をかけることなく車載機器200の第2のソフトウェアを、更新ファイルを用いて適時に更新することができる。なお、この処理は制御部210に代えて、情報管理装置400の制御部が実行することもできる。
その後、制御部210は、情報管理装置400から受信した更新ファイルを所定条件が成立したときにインストールする。これにより、更新ファイルのインストールを行うのに条件を付与することで、当該更新ファイルが誤ってインストールされるのを阻止することができる。
この場合、制御部210は、情報管理装置400から受信した更新ファイルが下位互換性のあるファイルである場合に、所定条件が成立したと判定するのが好ましい。下位互換性のある更新ファイルがインストールされた場合には、更新前のソフトウェアで扱える情報を更新後のソフトウェアにおいても同様に扱うことができる。これに対して、下位互換性のない更新ファイルがインストールされた場合には、更新前のソフトウェアで扱える情報が更新後のソフトウェアでは扱うことができない可能性がある。従って、下位互換性のない更新ファイルが誤ってインストールされるのを阻止することができる。
或いは、制御部210は、情報管理装置400から受信した更新ファイルが下位互換性のあるファイルであり、且つ車載機器200を搭載する車両100が停車状態にある場合に、所定条件が成立したと判定するのが好ましい。ここで車両の「停車状態」について、典型的には車両100のイグニッション装置がオフ状態である場合、車両100のパーキングブレーキがオン状態(パーキングブレーキが有効な状態)である場合、電動自動車としての車両100のバッテリが充電中である場合などに、車両100が停車状態であると判定することができる。これにより、下位互換性のない更新ファイルが誤ってインストールされたり、更新ファイルのインストールが車両100の走行に影響を及ぼしたりするのを阻止することができる。
上記の第1の更新処理の具体的なステップについては図2が参照される。図2のフローチャートに示すように、この処理はステップS101からステップS109までの処理を含む。この場合、車載機器200が制御主体となって各ステップの処理を実行することができる。一方で、各ステップに対して、車載機器200、携帯端末300及び情報管理装置400の中から適宜に選択された少なくとも1つの要素を制御主体として割り当てることもできる。
ステップS101の処理において、制御部210は、車載機器200が第1通信部250、通信回線510及び通信部340を介して携帯端末300に接続されたか否かを判定する。この場合、車載機器200に携帯端末300が近接したことを自動検出してペアリングが確立されることによって、車載機器200及び携帯端末300の接続状態が形成されるのが好ましい。別の形態として、ユーザによる情報入力部(図示省略)の入力操作によってこの接続状態が形成されてもよい。ここでステップS101の条件を満たす場合(ステップS101のYes)、即ち車載機器200と携帯端末300が接続された場合にはステップS102にすすむ。一方で、ステップS101の条件を満たさない場合、即ち車載機器200と携帯端末300が接続されていない場合には(ステップS101のNo)、ステップS102からステップS109までの処理をスキップして当該更新処理を終了する。
ステップS102の処理では、制御部210は、携帯端末300に組み込まれているOSに関するOS情報、即ちOSの種類やバージョンを特定することが可能な情報を取得する。例えば、携帯端末300の情報蓄積部320に蓄積されているOS情報は、制御部310によって読み出された後、通信部340、通信回線510を経由して第1通信部250によって受信される。これにより、携帯端末300の現在のOSの種類やバージョンが特定される。この場合、携帯端末300に組み込まれているOSが本発明の「第1のソフトウェア」に相当する。
ステップS103の処理では、制御部210は、ステップS102の処理で取得した、携帯端末300のOS情報を、第2通信部260及び通信回線520を介して情報管理装置400に送信する。このとき、携帯端末300のOS情報は、情報管理装置400に送信されるとともに情報蓄積部230に蓄積されてもよい。情報管理装置400では、携帯端末300のOS情報がOS情報サーバ410に保存される。なお、携帯端末300のOS情報は最終的に情報管理装置400に送信されればよい。従って、このOS情報は携帯端末300から通信回線530を介して情報管理装置400に直接的に送信されてもよい。この場合、情報管理装置400が制御主体となってステップS102及びステップS103の処理を行うのが好ましい。
ステップS104の処理では、制御部210は、携帯端末300から受信した携帯端末300のOS情報に基づいて携帯端末300が更新されたか否か(実質的には、携帯端末300に組み込まれているOSが更新されたか否か)を判定する。ここでステップS104の条件を満たす場合(ステップS104のYes)、即ち携帯端末300が更新された場合にはステップS105にすすむ。一方で、ステップS104の条件を満たさない場合(ステップS104のNo)、即ち携帯端末300が更新されていない場合には、そのまま当該更新処理を終了する。
ステップS105の処理では、制御部210は、携帯端末300の更新に対応した車載機器200のOSのための更新ファイルが情報管理装置400の更新ファイルサーバ420に保存されているか否かを判定する。この更新ファイルは、車載機器200に既に組み込まれているOSを更新する(以下、単に「車載機器200を更新又はアップデートする」ともいう)場合に使用される。ここでステップS105の条件を満たす場合(ステップS105のYes)、即ち更新ファイルがある場合にはステップS106にすすむ。一方で、ステップS105の条件を満たさない場合(ステップS105のNo)、即ち更新ファイルがない場合にはステップS106をスキップしてステップS107にすすむ。
ステップS106の処理では、制御部210は、情報管理装置400の更新ファイルサーバ420に保存されている更新ファイルを受信してダウンロードする。なお、更新ファイルサーバ420に保存されている更新ファイルは最終的に車載機器200にダウンロードされればよい。従って、この更新ファイルは携帯端末300を経由して車載機器200にダウンロードされてもよい。
ステップS107の処理では、制御部210は、所定のバージョン条件が成立しているか否かを判定する。例えば、更新ファイルが未だ車載機器200にインストールされておらず、且つ携帯端末300のOSのバージョンが当該更新ファイルに対応したバージョンにアップデートされている場合に、所定のバージョン条件が成立したと判定される。この場合、制御部210は、このステップS107のタイミングで携帯端末300のOSのバージョンを取得してもよいし、或いはステップS102において携帯端末300のOSのバージョンを取得してもよい。ここでステップS107の条件を満たす場合(ステップS107のYes)、即ち前述のバージョン条件が成立した場合にステップS108にすすむ。一方で、ステップS107の条件を満たさない場合(ステップS107のNo)、即ち前述のバージョン条件が成立していない場合には、ステップS108及びステップS109をスキップしてそのまま当該更新処理を終了する。
このバージョン条件について、携帯端末300のOSのバージョンが更新ファイルに対応したバージョンであれば、車載機器200に更新ファイルがインストールされた場合に、車載機器200と携帯端末300との間の互換性が確保される。従って、バージョン条件が成立している場合には、車載機器200に更新ファイルをインストールしても支障がない。これに対して、携帯端末300のOSのバージョンが更新ファイルに対応したバージョンでないと、車載機器200に更新ファイルがインストールされた場合に、車載機器200と携帯端末300との間の互換性が確保されない。従って、バージョン条件が成立していない場合には、車載機器200に更新ファイルがインストールされないのが好ましい。
ステップS108の処理では、制御部210は、車載機器200を更新するための更新条件(「アップデート条件」ともいう)が成立したか否かを判定する。典型的には、更新ファイルが車載機器200にダウンロードされた後であって、且つ車両100が停車状態にあるときに、更新条件が成立したと判定される。ここでステップS108の条件を満たす場合(ステップS108のYes)、即ち前述の更新条件が成立した場合にステップS109にすすむ。一方で、ステップS108の条件を満たさない場合(ステップS108のNo)、即ち前述の更新条件が成立していない場合には、ステップS109をスキップして当該更新処理を終了する。
ステップS109の処理では、制御部210は、情報管理装置400から車載機器200に既にダウンロードされている更新ファイルをインストールする。この更新ファイルのインストールによって、車載機器200に組み込まれているOSを更新することができる。変更例として、ステップS108のバージョン条件の成立を判定する処理と、ステップS109の更新条件の成立を判定する処理の少なくとも一方を省略して、このステップS109の処理を実行することもできる。ステップS107及びステップS108の双方を省略した場合には、情報管理装置400から車載機器200にダウンロードされた更新ファイルが車載機器200において速やかにインストールされる。
上記の第1の更新処理によれば、携帯端末300のOS情報に対応した車載機器200の更新ファイルを自動的に車載機器200に送信することができる。従って、ユーザに負担をかけることなく車載機器200のOSを適時に更新することができる。また、携帯端末300のOSのバージョンに基づいて車載機器200に更新ファイルをインストールするか否かを決定することによって、更新ファイルが誤ってインストールされるのを阻止することができる。また、更新条件の成立を判定する際に車両100が停車状態であることを考慮することで、車載機器200のOSの更新処理が車両100の走行状態に影響を及ぼすのを阻止できる。
次に、上記の情報通信システム10によって車載機器200の第2の更新処理を実行する場合について説明する。この場合、情報管理装置400(実質的には情報管理装置400を構成するサーバ(制御部))が制御主体となってこの第2の更新処理を行うことができる。
この第2の更新処理では、情報管理装置400は、車載機器200と携帯端末300との接続時に車載機器200が携帯端末300から受信した、携帯端末300の第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を車載機器200から受信するのが好ましい。このとき、車載機器200は、携帯端末300との接続時に携帯端末300から第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信する。これにより、情報管理装置400は、第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を車載機器200と携帯端末300との接続時に取得することができる。
また、情報管理装置400は、車載機器200と携帯端末300との接続時に車載機器200から受信した、第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を車載機器200に関連付けてOS情報サーバ410に記憶するのが好ましい。これにより、車載機器200と携帯端末300との接続が解除された接続解除後であってもソフトウェア情報が車載機器200に紐付けて保持される。従って、この接続解除後に車載機器200の第1のソフトウェアが更新された場合であっても、記憶しているソフトウェア情報を用いて車載機器200の第2のソフトウェアを適時に更新することができる。
変更例として、情報管理装置400は、携帯端末300に組み込まれている所定のアプリケーションの起動が完了したことを条件にして携帯端末300から第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信することができる。これにより、車載機器200と携帯端末300との接続が解除されている状態でも、車載機器200と携帯端末300との次回の接続に備えて、予め車載機器200に更新ファイルを送信しておくことができる。
別の変更例として、情報管理装置400は、車載機器200との間での情報通信が不能である場合に更新ファイルを携帯端末300に送信する。例えば情報管理装置400と車載機器200との間で通信回線520による通信が確立できない場合や、通信回線520が省略されている場合に、情報管理装置400と車載機器200との間での情報通信が不能となる。この場合、携帯端末300は、車載機器200に接続されたときに、情報管理装置400から受信した更新ファイルを車載機器200に送信する。これにより、更新ファイルを情報管理装置400から車載機器200に直接的に送信できないような場合に対応することができる。また、車載機器200は、携帯端末300から受信した更新ファイルを所定条件が成立したときにインストールする。これにより、更新ファイルのインストールを行うのに条件を付与することで、当該更新ファイルが誤ってインストールされるのを阻止することができる。
上記の第2の更新処理の具体的なステップについては図3が参照される。図3のフローチャートに示すように、この処理はステップS201からステップS215までの処理を含む。この場合、情報管理装置400が制御主体となって各ステップの処理を実行することができる。一方で、各ステップに対して、車載機器200、携帯端末300及び情報管理装置400の中から適宜に選択された少なくとも1つの要素を制御主体として割り当てることもできる。
ステップS201の処理において、携帯端末300において所定のアプリケーションの立ち上げが完了したか否かが検出される。ここで所定のアプリケーションの立ち上げが完了した場合(ステップS201のYes)にはステップS202にすすむ。一方で、所定のアプリケーションの立ち上げが完了していない場合(ステップS201のNo)には当該更新処理を終了する。
ステップS202の処理では、OS情報サーバ410は、情報蓄積部320に蓄積されている携帯端末300のOSのバージョン情報を通信回線530を介して携帯端末300の通信部340から受信する。
ステップS203の処理では、携帯端末300のOSのバージョン情報に基づいてバージョンアップが済んでいるか否かが判定される。ここでバージョンアップが済んでいる場合(ステップS203のYes)にはステップS204にすすむ。一方で、バージョンアップが済んでいない場合(ステップS203のNo)には当該更新処理を終了する。
ステップS204の処理では、携帯端末300のOSのバージョンに対応した所定の更新ファイルが更新ファイルサーバ420に保存されているか否かが判定される。ここで所定の更新ファイルが更新ファイルサーバ420に保存されている場合(ステップS204のYes)にはステップS205にすすむ。一方で、所定の更新ファイルが更新ファイルサーバ420に保存されてない場合(ステップS204のNo)には当該更新処理を終了する。
ステップS205の処理では、情報管理装置400が通信回線520を介して車載機器200単体に接続可能であるか否かが判定される。ここで情報管理装置400が車載機器200単体に接続可能である場合(ステップS205のYes)にはステップS206にすすむ。この場合は、ステップS204の処理に係る所定の更新ファイルを車載機器200に直接的にインストールすることが可能であるため、ステップS206以降の処理では当該更新ファイルが車載機器200に直接的に提供されるのが好ましい。一方で、情報管理装置400が車載機器200単体に接続可能でない場合(ステップS205のNo)にはステップS211にすすむ。この場合は、ステップS204の処理に係る所定の更新ファイルを車載機器200に直接的にインストールできないため、ステップS211以降の処理では当該更新ファイルが携帯端末300を経由して間接的に車載機器200にインストールされるのが好ましい。
ステップS206の処理では、所定の更新ファイルが車載機器200にインストールされているか否かが判定される。ここで所定の更新ファイルが車載機器200にインストールされていない場合(ステップS206のNo)にはステップS207にすすむ。一方で、所定の更新ファイルが車載機器200に既にインストールされている場合(ステップS206のYes)には当該更新処理を終了する。
ステップS207の処理では、所定の更新ファイルが車載機器200にダウンロードされているか否かが判定される。ここで所定の更新ファイルが車載機器200にダウンロードされていない場合(ステップS207のNo)にはステップS208にすすむ。一方で、所定の更新ファイルが車載機器200に既にダウンロードされている場合(ステップS207のYes)にはステップS208をスキップしてステップS209にすすむ。
ステップS208の処理では、更新ファイルサーバ420に保存されている所定の更新ファイルが情報管理装置400から通信回線520を介して車載機器200に送信される。これにより、所定の更新ファイルが車載機器200にダウンロードされる。即ち、所定の更新ファイルが車載機器200の情報蓄積部230に保存される。
ステップS209の処理では、前述のステップS108の処理の場合と同様の更新条件が成立したか否かが判定される。ここで更新条件が成立した場合(ステップS209のYes)にステップS210にすすむ。一方で、更新条件が成立していない場合(ステップS209のNo)には、ステップS210をスキップして当該更新処理を終了する。なお、必要に応じてこのステップS209を省略することもできる。この場合、車載機器200に送信された更新ファイルは、ステップS209において更新条件の成立が判定されることなく速やかにインストールされる。
ステップS210の処理では、情報蓄積部230に保存されている所定の更新ファイルが車載機器200にインストールされる。これにより、車載機器200に既にインストールされているドライバやソフトウェアをアップデートすることができる。
ステップS211の処理では、前述のステップS206と同様に所定の更新ファイルが車載機器200にインストールされているか否かが判定される。ここで所定の更新ファイルが車載機器200にインストールされていない場合(ステップS211のNo)にはステップS212にすすむ。一方で、所定の更新ファイルが車載機器200に既にインストールされている場合(ステップS211のYes)には当該更新処理を終了する。
ステップS212の処理では、前述のステップS207と同様に所定の更新ファイルが車載機器200にダウンロードされているか否かが判定される。ここで所定の更新ファイルが車載機器200にダウンロードされていない場合(ステップS212のNo)にはステップS213にすすむ。一方で、所定の更新ファイルが車載機器200に既にダウンロードされている場合(ステップS212のYes)にはステップS213をスキップしてステップS214にすすむ。
ステップS213の処理では、更新ファイルサーバ420に保存されている所定の更新ファイルが情報管理装置400から通信回線530を介して携帯端末300に送信される。これにより、所定の更新ファイルが携帯端末300にダウンロードされる。即ち、所定の更新ファイルが携帯端末300の情報蓄積部320に保存される。
ステップS214の処理では、車載機器200と携帯端末300が接続された状態が形成され(接続条件が成立し)、且つ前述のステップS108の処理の場合と同様の更新条件が成立したか否かが判定される。即ち、互いに接続された携帯端末300から車載機器200に更新ファイルがダウンロードされた後であって、且つ車両100が停車状態にあるときに、更新条件が成立したと判定される。このとき、情報管理装置400は、車両100が停車状態にあるか否かを判定するための情報を車載機器200から受信するのが好ましい。ここでステップS214の条件が成立した場合(ステップS214のYes)にステップS215にすすむ。一方で、ステップS214の条件が成立していない場合(ステップS214のNo)には当該更新処理を終了する。なお、変更例として、ステップS214のうち更新条件の成立を判定する処理を省略することもできる。この場合、車載機器200に送信された更新ファイルは、車載機器200と携帯端末300が接続されたことを条件に速やかにインストールされる。
ステップS215の処理では、情報蓄積部320に保存されている所定の更新ファイルが通信部340、通信回線510及び第1通信部250を介して車載機器200にインストールされる。これにより、車載機器200に既にインストールされているドライバやソフトウェアをアップデートすることができる。
上記の第2の更新処理によれば、所定のアプリケーションの立ち上げに伴って携帯端末300のOSのバージョン情報を情報管理装置400側で取得することができるので、車載機器200と携帯端末300との接続が解除された状態であっても、携帯端末300のOSのバージョンに対応した所定の更新ファイルを車載機器200と携帯端末300との接続前に車載機器200に送信することができる。また、車載機器200と携帯端末300との間の接続が有効でない場合や、当該接続に係る手段がない場合であっても、所定の更新ファイルを携帯端末300経由で間接的に車載機器200に送信することができる。
次に、上記の情報通信システム10によって車載機器200と携帯端末300の接続時に生じるエラーに関するエラー情報を送信するためのエラー情報送信処理について説明する。この場合、車載機器200の制御部210或いは携帯端末300の制御部310が制御主体となってこのエラー情報送信処理を行うことができる。
このエラー情報送信処理では、車載機器200と携帯端末300との連携についてエラーが発生した場合に、当該エラーに関するエラー情報が通信回線510又は530を介して情報管理装置400に送信される。これにより、ユーザは車載機器200又は携帯端末300においてエラー情報を適時に取得することができる。
ここで、車載機器200と携帯端末300が接続された状態で携帯端末300のアプリケーションソフトウェアが実行できない場合に、車載機器200と携帯端末300との連携についてエラーが発生したと判定されるのが好ましい。これにより、ユーザは、発生したエラーが携帯端末300のアプリケーションソフトウェアが実行できないことに起因していることを車載機器200又は携帯端末300において認識することができる。
変更例として、車載機器200と携帯端末300が接続された状態で携帯端末300のアプリケーションソフトウェアが実行できない場合に、車載機器200と携帯端末300との連携についてエラーが発生したと判定される。これにより、ユーザは、発生したエラーが携帯端末300のアプリケーションソフトウェアが実行できないことに起因していることを車載機器200又は携帯端末300において認識することができる。
この場合、エラー情報は、アプリケーションソフトウェアを実行するために携帯端末300に組み込まれているシステムソフトウェアについてエラーが発生したときのバージョン情報を含むのが好ましい。これにより、ユーザは発生したエラーがシステムソフトウェアのバージョンアップに起因するものであるか否かを容易に判定することができる。
上記のエラー情報送信処理の具体的なステップについては図4が参照される。図4のフローチャートに示すように、この処理はステップS301からステップS310までの処理を含む。この場合、携帯端末300が制御主体となって各ステップの処理を実行することができる。一方で、各ステップに対して、車載機器200、携帯端末300及び情報管理装置400の中から適宜に選択された少なくとも1つの要素を制御主体として割り当てることもできる。
ステップS301において、車載機器200と携帯端末300の通信を確立するための処理が行われる。即ち、車載機器200の第1通信部250と携帯端末300の通信部340を情報通信可能に接続するための処理を行う。
ステップS302の処理では、ステップS301の処理によって実際に車載機器200と携帯端末300との間で通信の確立が完了したか否かが判定される。ここでステップS302の条件が成立した場合(ステップS302のYes)にステップS303にすすむ。一方で、ステップS302の条件が成立していない場合(ステップS302のNo)にはステップS306にすすむ。
ステップS303の処理では、車載機器200又は携帯端末300においてユーザによる情報入力部(図示省略)の入力操作によって各種のアプリケーションを実行するための処理が行われる。
ステップS304の処理では、ステップS303の処理で実行しようとしたアプリケーションが正常に動作したか否かが判定される。ここでアプリケーションが正常に動作しなかった場合(ステップS304のNo)にはステップS305にすすむ。一方で、アプリケーションが正常に動作した場合(ステップS304のYes)には当該情報取得処理を終了する。
ステップS305の処理では、アプリケーションが正常に動作しなかったというエラーを検出し当該エラーを報知するためのエラーメッセージを出力する。このエラーメッセージが、例えば車載機器200の表示部240や携帯端末300の表示部330に表示される。その後、ステップS309の処理にすすむ。
ステップS306の処理では、車載機器200と携帯端末300との間で通信の確立が完了しなかったというエラーを検出し当該エラーを報知するためのエラーメッセージを出力する。このエラーメッセージが、例えば車載機器200の表示部240や携帯端末300の表示部330に表示される。
ステップS307の処理では、ステップS306の処理で出力したエラーメッセージの出力回数(N)に1を加算した加算数を出力する。これにより、例えば1回目のエラーメッセージが検出されたときに加算数である2が出力され、更に2回目のエラーメッセージが検出されたときに加算数である3が出力される。
ステップS308処理では、ステップS307で出力された加算数が所定数k(例えば3)を上回ったことを条件にしてステップS309にすすむ。この所定数kは必要に応じて変更可能である。一方で、ステップS308の条件が成立していない場合(ステップS308のNo)には当該情報取得処理を終了する。
ステップS309の処理では、車載機器200や携帯端末300において、ステップS305の処理で検出したエラーに関するエラー情報、及びステップS306の処理で検出したエラーに関するエラー情報を生成させる。この場合、エラー情報として、エラーを特定可能なエラーの種類や、エラーに係る携帯端末300のOS情報(OS及びOSのバージョン)が挙げられる。
ステップS310の処理では、ステップS309で生成したエラー情報が車載機器200や携帯端末300から情報管理装置400のエラー情報サーバ430に送信される。これにより、エラー情報を情報管理装置400側で適時に取得することができる。特に、エラー情報とともに携帯端末300のOS情報(OSのバージョン)を情報管理装置400に送信することによって、バージョンアップに起因するエラーを迅速に検出することができる。
上記のエラー情報送信処理によれば、車載機器200と携帯端末300との連携についてのエラーを携帯端末300のOS情報とともに収集するため、バージョンアップに起因するエラーを適時に取得することができる。
次に、上記の情報通信システム10によって携帯端末300に更新ファイルを送信するための更新ファイル送信処理について説明する。この場合、情報管理装置400(実質的には情報管理装置400を構成するサーバ(制御部))が制御主体となってこの更新ファイル送信処理を行うことができる。
この更新ファイル送信処理では、情報管理装置400は、車載機器200と携帯端末300との連携についてエラーが発生した場合に、当該エラーに関するエラー情報を受信する。これにより、情報管理装置400はエラー情報を適時に取得することができる。
また情報管理装置400は、車載機器200と携帯端末300が接続された状態で携帯端末300のアプリケーションソフトウェアが実行できない場合にエラーが発生したと判定するのが好ましい。これにより、情報管理装置400は、発生したエラーが携帯端末300のアプリケーションソフトウェアが実行できないことによるものであることを認識することができる。
ここでエラー情報は、アプリケーションソフトウェアを実行するために携帯端末に組み込まれているシステムソフトウェアについてエラーが発生したときのバージョン情報を含むのが好ましい。また、この400情報管理装置は、携帯端末300に組み込まれているシステムソフトウェアについて予め取得したバージョン情報よりもエラー情報に含まれているバージョン情報が新しい場合に、発生したエラーがシステムソフトウェアのバージョンアップに起因するエラーであると判定するのが好ましい。これにより、情報管理装置400は、発生したエラーがバージョンアップによるものであることを精度良く判定することができる。
変更例として、情報管理装置400は、バージョン情報を含むエラー情報の数が所定数を上回った場合に、発生したエラーがシステムソフトウェアのバージョンアップに起因するエラーであると判定することができる。エラー情報の数が相対的に多い場合に、バージョンアップに起因するエラーである可能性が高い。これにより、情報管理装置400は、発生したエラーがバージョンアップによるものであることを精度良く判定することができる。
情報管理装置400は、バージョン情報を含むエラー情報を用いて、システムソフトウェアを更新するための更新ファイルを作成するのが好ましい。これにより、エラーの発生を検出した後に速やかに更新ファイルを作成することができる。
情報管理装置400は、作成した更新ファイルをエラー情報に係る携帯端末300に送信するのが好ましい。これにより、作成した更新ファイルを所定の携帯端末300に速やかに送信することができ、その後、この更新ファイルを用いた更新を迅速に行うことができる。
上記の更新ファイル送信処理の具体的なステップについては図5が参照される。図5のフローチャートに示すように、この処理はステップS401からステップS407まで処理を含む。この場合、情報管理装置400が制御主体となって各ステップの処理を実行することができる。一方で、各ステップに対して、車載機器200、携帯端末300及び情報管理装置400の中から適宜に選択された少なくとも1つの要素を制御主体として割り当てることもできる。
ステップS401の処理によれば、前述のステップS310の処理によって情報管理装置400のエラー情報サーバ430がエラー情報を受信したか否かが判定される。
ステップS402の処理では、ステップS401で受信したエラー情報に含まれているOS情報とOS情報サーバ410に予め保存されている携帯端末300のOS情報とが比較される。これにより、エラーに起因するOSのバージョンが既に登録されているOSのバージョンよりも新しいバージョン(即ち、未知のバージョン)であるか否かが判定される。ここでステップS402の条件を満たしている場合(ステップS402のYes)にはステップS403にすすむ。一方で、ステップS402の条件を満たしていない場合(ステップS402のNo)には当該情報取得処理を終了する。
ステップS403の処理では、ステップS402の条件を満たすようなエラーが所定数(例えば複数)あるか否かが判定される。ここでステップS403の条件を満たしている場合(ステップS403のYes)にはステップS404にすすむ。一方で、ステップS403の条件を満たしていない場合(ステップS403のNo)には当該情報取得処理を終了する。
ステップS404の処理では、ステップS401で受信したエラー情報に係るエラーがバージョンアップによるものであると判定する。これにより、発生したエラーがバージョンアップに起因するものであることを精度よく検出することができる。特に、OSのバージョンが新しく、且つ同様のエラーの数が多いほど、発生したエラーがバージョンアップに起因するという判定の精度が高まる。変更例として、ステップS402の処理を省略し、ステップS403の条件のみを満たす場合にステップS404の処理を実行することもできる。また、ステップS403の処理を省略し、ステップS402の条件のみを満たす場合にステップS404の処理を実行することもできる。
ステップS405の処理では、エラー情報に基づいて更新ファイルを作成する。これにより、エラーがバージョンアップに起因するという判定の後に速やかに更新ファイルが自動作成される。
ステップS406の処理では、ステップS405の処理によって自動作成された更新ファイルを更新ファイルサーバ420に格納する。これにより、更新ファイルが更新ファイルサーバ420に速やかに保存される。
ステップS407の処理では、ステップS405の処理によって自動作成された更新ファイルをエラー情報に係る携帯端末300に送信する。これにより、エラー情報を送信した送信元である携帯端末300に送信ファイルが送信され、当該携帯端末300のOSのバージョンの更新処理(アップデート)を速やかに行うことができる。
上記の更新ファイル送信処理によれば、情報管理装置400においてエラーを解析して更新ファイルを作成するため、更新ファイルを自動的に作成して所定の携帯端末300に配信することができる。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
本発明では、図2に示す第1の更新処理、図3に示す第2の更新処理、図4に示すてエラー情報送信処理、図5に示す更新ファイル送信処理の4つの処理のそれぞれを単独で実行してもよいし、或いは4つの処理のうちの少なくとも2つの処理を組み合わせて実行してもよい。
上記の実施形態では、車載機器200や携帯端末300に組み込まれているシステムソフトウェア(OS)に関する更新処理について記載したが、本発明では車載機器200や携帯端末300でユーザが実行したい作業を実施するためのアプリケーションソフトウェアに関する更新処理に本発明を適用することもできる。
上記の実施形態や種々の変更例の記載に基づいた場合、本発明では以下の各態様(アスペクト)を採り得る。
本発明では、
「車両に搭載された車載機器に連携可能に接続される携帯端末に組み込まれている第1のソフトウェアが更新された場合に、更新後のソフトウェアに関するソフトウェア情報に応じて、前記車載機器に組み込まれている第2のソフトウェアを更新する、ソフトウェア更新方法。」
という態様(態様1)を採り得る。
本発明では、
「態様1に記載のソフトウェア更新方法であって、
前記携帯端末に組み込まれている前記第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信するとともに、受信した前記ソフトウェア情報を用いて前記第1のソフトウェアの更新を検出した場合に、更新後のソフトウェアに関するソフトウェア情報に対応させて前記第2のソフトウェアを更新するための更新ファイルを前記車載機器に送信するソフトウェア更新方法。」
という態様(態様2)を採り得る。
本発明では、
「態様2に記載のソフトウェア更新方法であって、
前記車載機器と前記携帯端末との接続時に前記車載機器が前記携帯端末から受信した前記第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を前記車載機器から受信する、ソフトウェア更新方法。」
という態様(態様3)を採り得る。
本発明では、
「態様3に記載のソフトウェア更新方法であって、
前記車載機器から受信した、前記第1のソフトウェアに関する前記ソフトウェア情報を前記車載機器に関連付けて記憶する、ソフトウェア更新方法。」
という態様(態様4)を採り得る。
本発明では、
「態様2に記載のソフトウェア更新方法であって、
前記携帯端末に組み込まれている所定のアプリケーションの起動が完了したことを条件にして前記携帯端末から前記第1のソフトウェアに関する前記ソフトウェア情報を受信する、ソフトウェア更新方法。」
という態様(態様5)を採り得る。
本発明では、
「態様2〜5のうちのいずれかに記載のソフトウェア更新方法であって、
前記車載機器が受信した前記更新ファイルを所定条件が成立したときに前記車載機器にインストールする、ソフトウェア更新方法。」
という態様(態様6)を採り得る。
本発明では、
「態様2〜5のうちのいずれかに記載のソフトウェア更新方法であって、
前記情報管理装置と前記車載機器との間での情報通信が不能である場合に前記更新ファイルを前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末と前記車載機器が接続されたときに前記更新ファイルを前記車載機器に送信し、
前記車載機器が受信した前記更新ファイルを所定条件が成立したときに前記車載機器にインストールする、ソフトウェア更新方法。」
という態様(態様7)を採り得る。
本発明では、
「態様6又は7に記載のソフトウェア更新方法であって、
前記更新ファイルが下位互換性のあるファイルである場合に、前記所定条件が成立したと判定する、ソフトウェア更新方法。」
という態様(態様8)を採り得る。
本発明では、
「態様6〜8のうちのいずれかに記載のソフトウェア更新方法であって、
当該車載機器を搭載する車両が停車状態にある場合に、記所定条件が成立したと判定する、ソフトウェア更新方法。」
という態様(態様9)を採り得る。
10…情報通信システム、100…車両、200…車載機器、210…制御部、220…GPS、230…情報蓄積部、240…表示部、250…第1通信部、260…第2通信部、300…携帯端末、310…制御部、320…情報蓄積部、330…表示部、340…通信部、400…情報管理装置、410…OS情報サーバ、420…更新ファイルサーバ、430…エラー情報サーバ、510,520,530…通信回線

Claims (10)

  1. 車両に搭載される車載機器と前記車載機器に連携可能に接続される携帯端末の少なくとも一方に通信回線を介して情報通信可能に接続される情報管理装置であって、
    前記携帯端末に組み込まれている、当該携帯端末の作動時に必要なオペレーティングシステムとしての第1のソフトウェアが更新された場合に、更新後のソフトウェアに関するソフトウェア情報に応じて、前記車載機器に組み込まれている第2のソフトウェアを更新する制御部を含み、
    前記制御部は、前記携帯端末に組み込まれている所定のアプリケーションの起動が完了したことを条件にして前記携帯端末に組み込まれている前記第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信するとともに、受信した前記ソフトウェア情報を用いて前記第1のソフトウェアが更新されたことを検出した場合に、更新後のソフトウェアに関するソフトウェア情報に対応させて前記第2のソフトウェアを更新するための更新ファイルを前記車載機器に送信する、情報管理装置。
  2. 請求項に記載の情報管理装置であって、
    前記制御部は、前記車載機器と前記携帯端末との接続時に前記車載機器が前記携帯端末から受信した、前記第1のソフトウェアに関する前記ソフトウェア情報を前記車載機器から受信する、情報管理装置。
  3. 請求項に記載の情報管理装置であって、
    前記制御部は、前記車載機器と前記携帯端末との接続時に前記車載機器から受信した、前記第1のソフトウェアに関する前記ソフトウェア情報を前記車載機器に関連付けて記憶する、情報管理装置。
  4. 車両に搭載される車載機器と、前記車載機器に連携可能に接続される携帯端末と、前記車載機器と前記携帯端末の少なくとも一方に通信回線を介して情報通信可能に接続される情報管理装置と、を含む情報通信システムであって、
    前記情報管理装置は、前記携帯端末に組み込まれている、当該携帯端末の作動時に必要なオペレーティングシステムとしての第1のソフトウェアが更新された場合に、更新後のソフトウェアに関するソフトウェア情報に応じて、前記車載機器に組み込まれている第2のソフトウェアを更新するものであり、前記携帯端末に組み込まれている所定のアプリケーションの起動が完了したことを条件にして前記携帯端末に組み込まれている前記第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信するとともに、受信した前記ソフトウェア情報を用いて前記第1のソフトウェアが更新されたことを検出した場合に、更新後のソフトウェアに関するソフトウェア情報に対応させて前記第2のソフトウェアを更新するための更新ファイルを前記車載機器に送信する、情報通信システム。
  5. 請求項に記載の情報通信システムであって、
    前記車載機器は、前記携帯端末との接続時に前記携帯端末から前記第1のソフトウェアに関するソフトウェア情報を受信し、
    前記情報管理装置は、前記車載機器が前記携帯端末から受信した、前記第1のソフトウェアに関する前記ソフトウェア情報を前記車載機器から受信する、情報通信システム。
  6. 請求項に記載の情報通信システムであって、
    前記情報管理装置は、前記車載機器から受信した、前記第1のソフトウェアに関する前記ソフトウェア情報を前記車載機器に関連付けて記憶する、情報通信システム。
  7. 請求項のうちのいずれか一項に記載の情報通信システムであって、
    前記車載機器は、前記情報管理装置から受信した前記更新ファイルを所定条件が成立したときにインストールする、情報通信システム。
  8. 請求項のうちのいずれか一項に記載の情報通信システムであって、
    前記情報管理装置は、前記車載機器との間での情報通信が不能である場合に前記更新ファイルを前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、前記車載機器に接続されたときに、前記情報管理装置から受信した前記更新ファイルを前記車載機器に送信し、
    前記車載機器は、前記携帯端末から受信した前記更新ファイルを所定条件が成立したときにインストールする、情報通信システム。
  9. 請求項又はに記載の情報通信システムであって、
    前記車載機器は、前記更新ファイルが下位互換性のあるファイルである場合に、前記所定条件が成立したと判定する、情報通信システム。
  10. 請求項又はに記載の情報通信システムであって、
    前記車載機器は、前記更新ファイルが下位互換性のあるファイルであり、且つ当該車載機器を搭載する車両が停車状態にある場合に、前記所定条件が成立したと判定する、情報通信システム。
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