JP5707802B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し、液滴を吐出する記録ヘッドを備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体にインクを着弾させて画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体、樹脂などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いる。また、「用紙」とは、材質を紙に限定するものではなく、上述したOHPシート、布なども含み、インク滴が付着されるものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含むものの総称として用いる。また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を3次元的に造形して形成された像も含まれる。
このような画像形成装置において、例えば1駆動周期内で複数の異なる駆動信号を含む共通駆動波形(ヘッド駆動信号)を生成して出力する駆動波形生成部(駆動波形発生回路)と、印刷画像データに応じた画像データ(印刷データ)、クロック信号、ラッチ信号、ヘッド駆動信号の所要の駆動信号をマスクするマスク信号(ヘッド制御信号ともいう。)を出力するデータ転送部(ヘッド制御部)と、データ転送部からのシリアル画像データとヘッド制御信号に応じて開閉されるアナログスイッチなどを含むヘッドドライバ)とを備え、画像データとマスク信号に応じてアナログスイッチがオンにすることにより、ヘッド駆動信号に含まれる所定の駆動信号が選択されてアクチュエータ手段に印加されるようにしたものなどが知られている。
この場合、駆動波形発生回路や印刷データなどを転送するヘッド制御部は装置本体の制御基板に実装され、ヘッドドライバは記録ヘッド側に設けられ、制御基板からヘッドドライバに対しては中継基板などを介してFFC(フレキシブルフラットケーブル)、FPC(フレキシブルプリント基板)などのフレキシブル配線基板(信号伝送手段)を介して各信号を伝達するようにしている。
この場合、制御基板と記録ヘッド側に設けられる回路基板(中継基板を含む。これらを「ヘッド側基板」という。)の少なくともいずれかにはフレキシブル配線基板を接続するためのコネクタが実装される。
ところが、コネクタにフレキシブル配線基板を接続するとき、斜め挿しし易く、また斜め挿ししても目視確認では分かりにくく、斜め挿ししたまま画像形成装置の電源をオンしてしまうことがある。このとき、斜め挿しされたフレキシブル配線基板で端子間がショートしていると、装置の破損や焼損が発生する問題がある。
そこで、従来、使用されているフラットケーブル(フレキシブル配線基板)が正しいことを確認する方法として、フラットケーブルの一端が挿入され、複数本の導体とそれぞれ接触する複数個の端子を有する第1のコネクタと、フラットケーブルの他端が挿入され、複数本の導体とそれぞれ接触する複数個の端子を有する第2のコネクタと、第1のコネクタの第1の端子に信号を供給する出力ポートと、第1のコネクタの第2の端子からの信号を入力する入力ポートを有する制御回路と、第2のコネクタの第3の端子と第4の端子とを接続したループ回路とを有し、第3と端子と第4の端子は第2のコネクタの両端の端子間の中心に対して非対称の位置にあり、制御回路は、第1のコネクタと第2のコネクタとの間をフラットケーブルで接続した場合に、出力ポートから出力される出力信号と、第1の端子、第3の端子、ループ回路、第4の端子及び第2の端子を介して入力ポートに入力される入力信号とを比較し、比較結果に基づいて接続されたフラットケーブルが正しいフラットケーブルでないことを判定するようにしたものが知られている(特許文献1)。
また、フレキシブル配線基板の斜め挿し検出方法として、第1のプリント基板と第2のプリント基板は互いにコネクタを介して接続され、第1のプリント基板側スイッチは初期的に定電圧発生部を選択しており、電流検出部が第2のプリント基板側に流れる電流を検出して異常検出部に通知し、異常検出部で電流値が許容範囲にあれば第1及び第2のプリント基板側スイッチが通常回路側を選択し、それ以外は警報が出力されるようにしたものがある(特許文献2)が知られている。
特開2008−304363号公報 特開2010−8178号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術にあっては、フレキシブル配線基板の斜め挿しを防止するためには、接続検出用の信号ラインを追加して斜め挿しを検出するため、フレキシブル配線基板に設ける配線パターン数(芯数)が増加し、可撓性が低下するという課題がある。また、接続検出用の信号ラインを追加して検出しても、すべての電源ライン、信号ラインの接続確認を行うことができないという課題もある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、フレキシブル配線基板の芯数(配線パターン数)を増やすことなく、しかもより多くの電源ライン及び信号ラインの接続を確認できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
画像を形成する記録ヘッドと、
前記記録ヘッド側に設けられたヘッド側基板と、
前記記録ヘッドを制御する制御部が実装された制御基板と、
前記制御基板と前記ヘッド側基板とを接続するフレキシブル配線基板と、
前記制御基板及び前記ヘッド側基板の少なくともいずれかに設けられ、前記フレキシブル配線基板が接続されるコネクタと、を備え、
前記制御基板には、印刷動作用の信号を伝送する信号線を使用して、前記フレキシブル配線基板の接続確認用の信号を前記ヘッド側基板に伝送する手段が設けられ、
前記ヘッド側基板には、前記伝送される前記接続確認用の信号を検出する手段と、前記印刷動作用の信号を伝送する他の信号線を、前記検出結果を前記制御基板側に転送する信号線に切り替える手段と、が設けられ
複数の前記印刷動作用の信号を伝送する信号線について、前記接続確認用の信号の伝送と検出を繰り返して、前記フレキシブル配線基板の接続が正常か否かを判定する
構成とした。
本発明に係る画像形成装置によれば、フレキシブル配線基板の芯数(配線パターン数)を増やすことなく、しかもより多くの電源ライン及び信号ラインの接続を確認することができる。
本発明を適用する画像形成装置の概略構成を示す平面説明図である。 同装置の制御部の概要を示すブロック説明図である。 制御基板とヘッド側基板の接続及び実装回路の説明に供するブロック説明図である。 FFC接続確認動作の説明に供するフロー図である。 FFC接続確認用信号の伝送の説明に供する説明図である。 検出信号伝送用信号線を印刷動作信号伝送用信号線に戻す動作の説明に供する説明図である。 印刷動作時の印刷データとクロックの関係の説明に供する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明を適用する画像形成装置の概要について図1を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の概略構成を示す平面説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型画像形成装置であり、図示しない左右の側板に横架した主ガイドロッド1及び図示しない従ガイド部材でキャリッジ3を摺動自在に保持し、主走査モータ5によって、駆動プーリ6と従動プーリ7間に渡したタイミングベルト8を介して主走査方向に移動走査する。
このキャリッジ3には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド4a、4b(区別しないときは「記録ヘッド4」という。)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド4は、それぞれ2つのノズル列4n1、4n2を有し、記録ヘッド4aの一方のノズル列4n1はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列4n2はシアン(C)の液滴を、記録ヘッド4bの一方のノズル列4n1はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列4n2はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。
記録ヘッド4を構成する液体吐出ヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
一方、用紙を搬送するために、用紙を静電吸着して記録ヘッド4に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト12を備えている。この搬送ベルト12は、無端状ベルトであり、搬送ローラ13とテンションローラ14との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成し、周回移動しながら図示しない帯電ローラによって帯電(電荷付与)される。
また、搬送ベルト12は、副走査モータ16によってタイミングベルト17及びタイミングプーリ18を介して搬送ローラ13が回転駆動されることによって、副走査方向に周回移動する。
さらに、キャリッジ3の主走査方向の一方側には搬送ベルト12の側方に記録ヘッド4の維持回復を行う維持回復機構21が配置され、他方側には搬送ベルト12の側方に記録ヘッド4から空吐出を行う空吐出受け21がそれぞれ配置されている。なお、維持回復機構20は、例えば記録ヘッド4のノズル面(ノズルが形成された面)をキャッピングするキャップ部材、ノズル面を払拭するワイパ部材、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出受けなどで構成されている。
また、キャリッジ3の主走査方向に沿って両側板間に、所定のパターンを形成したエンコーダスケール23を張装し、キャリッジ23にはエンコーダスケール23のパターンを読取る透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ24を設け、これらのエンコーダスケール23とエンコーダセンサ24によってキャリッジ23の移動を検知するリニアエンコーダ(主走査エンコーダ)を構成している。
また、搬送ローラ13の軸には高分解能のコードホイール25を取り付け、このコードホイール25に形成したパターンを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ26を設けて、これらのコードホイール25とエンコーダセンサ26によって搬送ベルト12の移動量及び移動位置を検出するロータリエンコーダ(副走査エンコーダ)を構成している。
このように構成したこの画像形成装置においては、図示しない給紙トレイから用紙が帯電された搬送ベルト12上に給紙されて吸着され、搬送ベルト12の周回移動によって用紙が副走査方向に搬送される。そこで、キャリッジ3を主走査方向に移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド4を駆動することにより、停止している用紙にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙を図示しない排紙トレイに排紙する。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図2及び図3を参照して説明する。なお、図2は同制御部の全体ブロック説明図、図3は制御基板とヘッド側基板の接続及び実装回路の説明に供するブロック説明図である。
この制御部100は、この装置全体の制御を司るCPU101と、CPU101が実行するFFC接続確認制御(処理)用のプログラムを含むプログラム、その他の固定データを格納するROM102と、画像データ等を一時格納するRAM103と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ104と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC105と、ホストとの間でデータの転送を司るホストI/F106とを備えている(これらを「主制御部」という)。
また、記録ヘッド4を駆動制御するためのヘッド駆動信号の生成などを行なうヘッド駆動部107と、ヘッド駆動信号から所要の駆動信号を選択するためのヘッド制御信号及び印刷データを転送するヘッド制御部108と、ROM102などに格納された駆動波形データをD/A変換してヘッド駆動部106に与えるDAC109とを備え、キャリッジ3側に搭載された記録ヘッド4を駆動するためのヘッド駆動回路であるヘッドドライバ(ドライバIC)41に対してヘッド駆動信号、ヘッド制御信号、印刷データなどを出力する。
また、キャリッジ3を移動走査する主走査モータ5を駆動する主走査モータ駆動部111、搬送ローラ13を回転させる副走査モータ16を駆動する副走査モータ駆動部112、各種センサ132からの検知信号を入力するI/O113を備え、また、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル133が接続されている。
制御部100は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの印刷データ等をケーブル或いはネットを介してホストI/Fで受信する。
そして、CPU101は、ホストI/F105に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC105にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行なってヘッド制御部108に印刷データを転送する。
ヘッド制御部108は、記録ヘッド4の1行分に相当する印刷データ(ドットパターンデータ)を受け取ると、この1行分のドットパターンデータを、クロック信号に同期して、キャリッジにシリアルデータで送出する。
ヘッド駆動部107は、ROM102に格納された駆動波形(ヘッド駆動信号)のパターンデータ読み取り、駆動波形のデータをD/A変換するD/A変換器(DAC)109を含む波形生成回路及びアンプ等で構成される駆動波形生成回路を含み、ヘッド駆動信号Vcomを出力する。そして、ヘッド制御部108は、ヘッド駆動信号Vcomから所要の駆動信号を選択するためのヘッド制御信号(マスク信号1〜4)を出力する。
記録ヘッド4側のヘッドドライバ41は、ヘッド制御部108からのクロック信号及び印刷データであるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、シフトレジスタのレジスト値をヘッド制御部からのラッチ信号でラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、このレベルシフタでオン/オフが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)等を含み、アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することでヘッド駆動信号に含まれる所要の駆動信号を選択的に記録ヘッド4のアクチュエータ手段に印加してヘッド4を駆動する。
ここで、制御部100は、装置本体側に配置された制御基板151に実装され、記録ヘッド4側の基板(ヘッド側基板)141とはフレキシブル配線基板(信号伝送手段)であるFFC153を介して電気的に接続され、ヘッドドライバ(ドライバIC)41にヘッド駆動信号やヘッド制御信号及び印刷データが与えられる。制御基板151側にはFFC153の一端部を接続するコネクタ152が設けられ、FFC153の他端部は記録ヘッド4側に直接接続されている。なお、ヘッド側基板141は、説明上、1まとめで図示しているが、1つの基板に限定するものではない。
次に、この画像形成装置における制御系の詳細について図3のブロック説明図を参照して説明する。
制御基板151には、前述した主制御部(CPU101、ROM102、RAM103など)やヘッド制御部108を構成する制御IC154と、第1電圧(ここでは、3.3Vとする)を出力する第1電源155と、第1電源制御回路156と、第2電圧(ここでは、37Vとする)を出力する第2電源157と、第2電源制御回路158と、駆動波形電源制御回路159と、駆動波形電圧から駆動波形を生成してヘッド駆動信号Vcomを出力する駆動波形生成回路160とを備えている。
ここで、制御IC154は、印刷動作用の信号(印刷データ、クロック、マスク信号1ないし4)を伝送する信号線のうちのマスク信号4の信号線を除く信号線を通じてFFC153の接続確認用の信号をヘッド側基板141に伝送する手段を兼ねている。また、マスク信号4用の信号線にはバッファB1、B2が接続され、バッファB1がオフ状態になることでヘッド側基板141からの信号の受領が可能になる。
第1電源制御回路156は、第1電源155の第1電圧をそのまま出力させる経路と、電流制限抵抗Rを介して出力させる経路と、これらの経路を切替えるトランジスタTr1、Tr2とを有する。第2電源制御回路158と、第2電源157の第2電圧をそのまま出力させる経路と、電流制限抵抗Rを介して出力させる経路と、これらの経路を切替えるトランジスタTr1、Tr2を有する。駆動波形電源制御回路159は、第2電源157の第2電圧を駆動波形電圧としてそのまま出力させる経路と、電流制限抵抗Rを介して出力させる経路と、これらの経路を切替える駆動波形電源制御回路159と、駆動波形電圧から駆動波形を生成してヘッド駆動信号VトランジスタTr1、Tr2を有する。
記録ヘッド4側には、前述したヘッドドライバ41に相当する印刷制御回路161と、シフトレジスタ162と、出力制御回路163と、電圧変換回路164、165と、を備えている。
ここで、シフトレジスタ162は、シフトレジスタ162はパラレルイン、シリアルアウトのシフトレジスタで、S(印刷データ信号に接続)が「L」レベルのときに、レジスタの値は、D0〜D4の入力の値となり、Sが「H」のときC(クロックに接続)の立ち上がりでレジスタの値をシフトするシフトレジスタである。このシフトレジスタ162によって、制御基板151の制御IC154から伝送される接続確認用の信号を検出する手段を構成している。
出力制御回路163は、電源オン時にマスク信号4の信号線をヘッド側基板141のシフトレジスタ162による検出結果を制御基板151へ転送する検出信号伝送用の信号線に切り替える切替手段である。この出力制御回路163は、第1電圧で動作し、D型フリップフロップ回路(DFFという。)171と、バッファ172とを有し、DFF171の反転Q出力は、給電直後は「H」レベルになり、バッファ172はオン状態(出力可能な状態)になることで、マスク信号4の信号線は電源オン直後はヘッド基板141側から制御基板151に向かう方向になる。
次に、この実施形態におけるFFC接続確認処理について図4のフロー図を参照して説明する。
まず、画像形成装置の電源をオンした直後においては、第1電源制御回路156、第2電源制御回路158、駆動波形電源制御回路159のトランジスタTr1,Tr2はすべてオフ状態であり、ヘッド側基板141の各回路には電源電圧が供給されていない状態になっている。
ここで、まず、制御IC154(CPU101等の主制御部が担当する。以下同様)は、マスク信号4の出力バッファB1をオフし、第1電源制御回路156の電流制限抵抗Rを介する側のトランジスタTr2をオン状態にして、ヘッド側基板141に第1電源(第1電圧)を給電する。この第1電源制御回路156の電流制限抵抗Rの抵抗値は、FFC153をコネクタ152に斜め挿しをして端子間がショートしていても、機器破損、焼損には至らない程度の微弱な電流しか流れない値にしている。
この第1電源給電直後は、ヘッド側基板141の出力制御回路163は、前述したようにDFF171の反転Q出力が「H」レベルになり、バッファ172がオン状態(出力可能な状態)になる。これにより、マスク信号4の信号線の信号伝送の向きが、電源オン直後はヘッド基板141から制御基板151に向かう方向になる。
そこで、まず、シフトレジスタ162のデータが正常であるか否かを判別する。
この判別処理では、制御IC154は、クロックを「L」レベルにした状態で、印刷データを「H」レベルにする。そして、制御IC154は、図5に示すように、印刷データを「H」レベルに固定したまま、FFC接続確認用信号としてクロックを例えば5回出力し(「H」にする)し、シフトレジスタ162のQ出力をマスク信号4の信号線を通じて入力する。
この入力が、シフトレジスタ162の入力の状態(シフトレジスタ162に出力したクロックの状態)と合っているか否かをチェックすることでシフトレジスタ162からのデータが正常か否かを判別する。ここで、シフトレジスタ162に出力したクロックの状態と入力されるシフトレジスタ162のQ出力のデータが合っているときには、FFC153の接続は正常であると判定することになる。
なお、一般に記録ヘッド4に実装する電気回路はCMOS等で構成され、低消費電力のため、第1電源制御回路156の抵抗を介して給電しても動作させることができるが、クロックラインの周波数を印刷動作に使用するクロックの周波数よりも低くして使用し、さらに低消費電力とすることもできる。
そして、シフトレジスタ162のデータが正常であるときには、マスク信号ラインが正常であるか否かを判別する。
この判別処理では、制御IC154は、マスク信号1の信号線を「H」レベルに変更し、前記の処理と同様に、シフトレジスタ162の値を入力し、すべてのデータが正常であれば、マスク信号1の信号線(信号ライン)は正常であると判別する。同様に、マスク信号2、マスク3の信号線についても「H」レベルを出力したときのシフトレジスタ162のデータをチェックして、マスク信号2、3の信号ラインが正常か否かを判別する。
そして、マスク信号ラインが正常であるときには、ヘッド用電源系のライン(電源ライン)が正常か否かを判別する。
この判別処理では、第2電源157については、第2電源制御回路158の電流制限抵抗Rを経由している側のトランジスタTr2をオンしてヘッド側基板141に第2電源(電圧)を給電する。第2電源制御回路158の電流制限抵抗Rの抵抗値は、FFC153が斜め挿しされて端子間がショートしていても機器破損、焼損には至らない程度の微弱な電流しか流せない値にしている。また、電圧変換回路164は第2電源電圧を第1電源電圧に変換する回路であり、シフトレジスタ162の入力を第1電源電圧にするためのものである。
この状態で、前記マスク信号1〜マスク信号3と同様にヘッド用第2電源ラインの確認を行う。
ヘッド駆動信号ラインについても同様に確認を行う。
これらのFFC接続確認の過程で異常が検出されなければ、制御IC154は、図6に示すように、クロックラインを「H」とし、印刷データラインを「L」から「H」に変化させる。この印刷データの信号ラインの立ち上がりで出力制御回路163のDFF171の反転Q出力が「L」レベルとなり、バッファ172がオフされ、マスク信号4の信号線が制御IC154から印刷制御回路161のデータを転送する向きに変更される。
なお、クロックラインが「H」で印刷データラインが「L」から「H」に変化する状態は、シフトクロックのデータ入力や通常の印刷動作では使用しないものとする。
その後、第1電源制御回路156の抵抗Rを経由していない側のトランジスタTr1をオンしてヘッド側基板141に第1電源電圧を給電する。同様に第2電源157からの第2電源電圧の給電を行い、駆動波形生成回路160からのヘッド駆動信号Vcomを供給し、図7に示すように、印刷データとクロックなどを転送して印刷動作を開始する。
これに対し、上述したFFC接続確認の過程で異常が検出された場合は、ヘッド側基板141への給電を停止し、操作パネル等にFFC接続が異常であることを表示して、この処理を終了する。
このように、印刷動作用の信号を伝送する信号線を使用してフレキシブル配線基板の接続確認用の信号の転送、確認結果(検出結果)の転送などを行うようにしたので、フレキシブル配線基板の芯数(配線パターン数)を増やすことなく、しかもより多くの電源ライン及び信号ラインの接続を確認することができる。
なお、上述したFFC接続確認に関する制御は、制御部のROMなどに格納されたプログラムによってコンピュータに行なわせることができ、このプログラムは、記憶媒体に記憶して提供することができ、或はインターネットネットなどのネットワークを通じてダウンロードすることで提供される。また、上記実施形態で説明した画像形成装置とホスト側(情報処理装置)とを組みあせて画像形成システムを構成することもできる。
3 キャリッジ
4 記録ヘッド
41 ヘッドドライバ
100 制御部
107 ヘッド駆動部
108 ヘッド制御部
141 ヘッド側基板
151 制御基板
152 コネクタ
153 FFC
154 制御IC
161 印刷制御回路
162 シフトレジスタ
163 出力制御回路

Claims (3)

  1. 画像を形成する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッド側に設けられたヘッド側基板と、
    前記記録ヘッドを制御する制御部が実装された制御基板と、
    前記制御基板と前記ヘッド側基板とを接続するフレキシブル配線基板と、
    前記制御基板及び前記ヘッド側基板の少なくともいずれかに設けられ、前記フレキシブル配線基板が接続されるコネクタと、を備え、
    前記制御基板には、印刷動作用の信号を伝送する信号線を使用して、前記フレキシブル配線基板の接続確認用の信号を前記ヘッド側基板に伝送する手段が設けられ、
    前記ヘッド側基板には、前記伝送される前記接続確認用の信号を検出する手段と、前記印刷動作用の信号を伝送する他の信号線を、前記検出結果を前記制御基板側に転送する信号線に切り替える手段と、が設けられ
    複数の前記印刷動作用の信号を伝送する信号線について、前記接続確認用の信号の伝送と検出を繰り返して、前記フレキシブル配線基板の接続が正常か否かを判定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御基板には、前記フレキシブル配線基板の接続確認を行うときの前記ヘッド側基板に対する給電電流を制限する手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 装置の電源オン時のみ前記フレキシブル配線基板の接続確認が行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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