JP5705325B2 - ホットプレスされた直接堆積触媒層 - Google Patents

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Description

本発明は、膜電極アセンブリ(MEA)及び膜電極アセンブリ(MEA)を作製する方法に関する。
プロトン交換膜燃料電池(PEMFC)は、アノード、カソードおよびアノードとカソードとの間の膜を含む。一例では、水素ガスが、アノードに供給され、空気または純酸素が、カソードに供給される。アノードでは、アノード触媒が、水素分子をプロトン(H)および電子(e)に分離させる。プロトンは、膜を通ってカソードに移動し、一方電子は、外部回路を通ってカソードに移動し、その結果電気が生成される。カソードでは、カソード触媒が、酸素分子をアノードからのプロトンおよび電子と反応させて水を形成し、その水は、システムから除去される。
膜は、カソード触媒層とアノード触媒層との間に配向される。触媒層および膜は、膜電極アセンブリ(MEA)または触媒被覆膜(CCM)を規定する。CCMは、デカール転写プロセスによって形成できる。デカール転写プロセスでは、触媒インクが、デカール上に塗布されて触媒層を形成する。触媒層を形成するために使用される触媒インクは一般に、アイオノマー、担持触媒および溶媒を含有する。デカールは、例えばDuPont、USAによるTeflon(登録商標)で形成できる。デカール/触媒層アセンブリは次いで、触媒層が膜に隣接した状態で膜上に配置され、そのアセンブリは、触媒層を膜に転写するためにホットプレスされる。ホットプレスに続いて、デカールは、はがされまたは除去されて、触媒層を膜上に残す。アノード触媒層およびカソード触媒層は、このようにして膜に貼り付けることができる。
炭素に担持された白金は、典型的にはPEMFCでの触媒として使用される。材料費を低減するためには、電極の1平方センチメートル当たり約0.4ミリグラム(mgPt/cm)以下の白金充填量を有する電極などの、低白金充填量電極を使用することが望ましい。充填量を低減するための一方法は、触媒層の厚さを減らすことを含む。しかしながら、薄い触媒層(すなわち、約4マイクロメートル未満)は、デカール転写プロセスを使用して作ることが困難である。
膜電極アセンブリを作製する方法は、触媒被覆膜を形成するために触媒インクを直接膜上に堆積させるステップと、その触媒被覆膜をホットプレスするステップとを含む。触媒被覆膜は、触媒およびアイオノマーを含む触媒層を有する。
燃料電池繰返し単位の概略図である。 図1aのカソード触媒層の拡大図である。 触媒層を膜上に直接堆積させることによって触媒被覆膜を形成する方法を例示する図である。 触媒被覆膜をホットプレスする方法を例示する図である。 触媒層を膜上に直接堆積させることによって触媒被覆膜を形成し、その触媒被覆膜をホットプレスする方法を表すブロック図である。 触媒インクを膜上に堆積させ、デカールを使ってホットプレスすることによって準備されたカソード触媒層を含む燃料電池および触媒インクを膜上に堆積させ、ホットプレスしないことによって準備されたカソード触媒層を含む燃料電池についての電流密度(電極の1平方センチメートル面積当たりのアンペア単位での燃料電池電流)とセル電圧(ボルト単位)との間の関係を表す図である。 触媒インクを膜上に堆積させ、デカールを使ってホットプレスすることによって準備されたカソード触媒層を含む燃料電池および触媒インクを膜上に堆積させ、ホットプレスしないことによって準備されたカソード触媒層を含む燃料電池についての電流密度(電極の1平方センチメートル面積当たりのアンペア単位での燃料電池電流)とセル電圧(ボルト単位)との間の関係を表す図である。 触媒インクを膜上に堆積させ、デカールを使ってホットプレスすることによって準備されたカソード触媒層を含む燃料電池および触媒インクを膜上に堆積させ、ホットプレスしないことによって準備されたカソード触媒層を含む燃料電池についての電流密度(電極の1平方センチメートル面積当たりのアンペア単位での燃料電池電流)とセル電圧(ボルト単位)との間の関係を表す図である。 固体デカールを使ってホットプレスされたカソード触媒層を含む燃料電池および多孔質デカールを使ってホットプレスされたカソード触媒層を含む燃料電池についての電流密度(電極の1平方センチメートル面積当たりのアンペア単位での燃料電池電流)とセル電圧(ボルト単位)との間の関係を表す図である。 固体デカールを使ってホットプレスされたカソード触媒層を含む燃料電池および多孔質デカールを使ってホットプレスされたカソード触媒層を含む燃料電池についての電流密度(電極の1平方センチメートル面積当たりのアンペア単位での燃料電池電流)とセル電圧(ボルト単位)との間の関係を表す図である。
燃料電池は、1つまたは複数の燃料電池繰返し単位を使用して化学エネルギーを電気エネルギーに変換する。本明細書で述べる燃料電池繰返し単位は、触媒インクを膜上に直接堆積させ、触媒層をホットプレスして触媒層のアイオノマーを軟化させることによって形成される触媒層を含む。
図1aは、一例となる燃料電池繰返し単位10の斜視図を例示し、それは、触媒被覆膜(CCM)12(アノード触媒層(CL)14、膜16およびカソード触媒層(CL)18を有する)、アノードガス拡散層(GDL)20、カソードガス拡散層(GDL)22、アノード流路24およびカソード流路26を含む。アノードCL14およびカソードCL18は、直接膜16の両側に堆積される。アノードCL14、膜16およびカソードCL18は一緒に、CCM12を形成する。燃料電池繰返し単位10は、アノード流路24およびカソード流路26に隣接してクーラント流路を有することができる。クーラント流路は、図1aでは例示されない。
アノードGDL20は、アノード流路24に面し、カソードGDL22は、カソード流路26に面している。アノードCL14は、アノードGDL20と膜16との間に配置され、カソードCL18は、カソードGDL22と膜16との間に配置される。周知の技術によって一緒に接合されたアセンブリは、統合電極アセンブリ(UEA)27として周知である。一例では、燃料電池繰返し単位10は、水素燃料(すなわち、水素ガス)および酸素酸化剤(すなわち、酸素ガスまたは空気)を使用するプロトン交換膜燃料電池(PEMFC)である。燃料電池繰返し単位10は、代わりの燃料および/または酸化剤を使用することができると認識される。
動作中、アノードGDL20は、アノード流路24を通じて水素ガス(H)を受け取る。白金などの貴金属触媒を含有するアノードCL14は、水素分子をプロトン(H)および電子(e)に分離させる。膜16は、電子が通り抜けるのを防止しながら、プロトンがカソードCL18まで通り抜けるのを許容する。電子は、外部回路28を通ってカソードCL18に移動し、その結果電力が生成される。空気または純酸素(O)は、カソード流路26を通じてカソードGDL22に供給される。カソードCL18では、酸素分子が、アノードCL14からのプロトンおよび電子と反応して水(HO)を形成し、その水は次いで、過剰な熱と一緒に燃料電池繰返し単位10から排出される。
膜16は、半透過性膜である。膜16は、プロトンおよび水の移動を許容するが、電子を伝導しない。従って、アノードCL14からのプロトンおよび水だけが、膜16を通ってカソードCL18に移動する。膜16は、アイオノマーで形成できる。アイオノマーは、イオン特性を持つ合成ポリマーである。一例では、膜16は、E.I.DuPont、USAによるNafion(登録商標)などの、パーフルオロスルホン酸(PFSA)含有アイオノマーで形成される。別の例では、膜16は、炭化水素アイオノマーで形成される。膜16の組成は、燃料電池繰返し単位10の動作温度に影響を及ぼす。例えば、炭化水素アイオノマーは、より高いガラス転移温度を有することもあり、それは、炭化水素アイオノマー膜16がPFSAアイオノマー膜16よりも高い温度で動作することを可能にする。
カソードCL18は、膜16のカソード側に隣接する。カソードCL18は、以下でさらに述べるように、アイオノマーおよび触媒を含む。カソードCL18の触媒は、酸化剤の電気化学的還元を促進する。一例では、触媒は、炭素に担持された白金である。カソードCL18は、低触媒充填量を有することができる。例えば、カソードCL18は、カソードCL18の1平方センチメートル当たり約0.4ミリグラム未満の白金充填量を有することができる。別の例では、カソードCL18は、カソードCL18の1平方センチメートル当たり約0.2ミリグラム未満の白金充填量を有する。低白金充填量は、電極の材料費を低減する。以下でさらに述べるように、カソードCL18は、各層が低触媒充填量を有する複数の薄層で形成できる。
カソードCL18のアイオノマー対炭素の重量比(I/C)は、変えることができる。I/C比の炭素重量は、触媒の炭素担体の重量である。一例では、I/Cは、約0.6から約1.1の間である。
触媒充填量、触媒中の白金重量パーセントおよびI/C比を調節することで、カソードCL18の厚さが影響を受ける。例えば、カソードCL18の1平方センチメートル当たり0.2ミリグラムの白金充填量、20wt%白金触媒および1.1のI/C比の場合、カソードCL18は、約29マイクロメートルの厚さを有し、カソードCL18の1平方センチメートル当たり0.1ミリグラムの白金充填量、70wt%白金触媒および0.6のI/C比の場合、カソードCL18は、約2マイクロメートル未満の厚さを有する。例示するように、カソードCL18は、約4マイクロメートル以下の厚さ、より詳しくは約1から約2マイクロメートルの間の厚さなどの薄層とすることができ、ただし厚さは、カソードCL18とアノードCL14との間に延びる軸(すなわち、図1での水平軸)に沿って測定される。
アノードCL14は、水平軸に沿ってカソードCL18の反対側で膜16のアノード側に隣接する。カソードCL18と同様に、アノードCL14は、アイオノマーおよび触媒を含む。アノードCL14の触媒は、燃料(すなわち、水素)の電気化学的酸化を促進する。アノードCL14は、カソードCL18について上で述べたものと同様の構造を有することができるが、アノードCL14およびカソードCL18は、異なる組成または異なる当量(EW)アイオノマーを有することもできる。EWは、1モルのイオン基を含有するアイオノマーのグラム単位での量であり、アイオノマーのイオン含有量を示す。より具体的には、低EWアイオノマーは、高EWアイオノマーに対して高いイオン含有量を有する。
燃料電池繰返し単位10は、膜16の両側にアノードCL14およびカソードCL18を有するCCM12を作り、次いでCCM12を触媒で被覆されていないアノードGDL20およびカソードGDL22と組み合わせることによって形成される。燃料電池は、必要とされる電気を発生させるために複数の燃料電池繰返し単位10を含有することができる。
図1bは、図1aのカソードCL18の拡大図であり、それは、触媒30(触媒粒子32および触媒担体34を有する)およびアイオノマー36を含む。カソードCL18のアイオノマー36は、触媒30と接触して全体にわたって微細に分散した触媒粒子32を有する層を形成する。
カソードCL18の触媒30は、酸化剤の電気化学的還元を促進する。図1bで示すように、触媒30は、触媒担体34によって担持されるまたは触媒担体34上にある触媒粒子32を含む。触媒担体34は、カーボンブラック担体などの導電性担体である。触媒粒子32は、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銀、オスミウム、イリジウム、白金および金ならびにそれらの合金の粒子などの、貴金属触媒粒子とすることができる。一例では、触媒30は、50重量パーセント白金および50重量パーセント炭素を有する炭素担持白金粒子(50/50 Pt/Cとして周知)である。しかしながら、当業者は、異なるPt/C比を有する触媒が使用されてもよいと認識するであろう。
カソードCL18では、触媒粒子32は、酸化還元反応:O+4H+4e→2HOによる水の形成を促進する。触媒粒子32は、プロトン、電子および反応物に接近可能な時だけ活性である。これらの3つの相に接近可能なカソードCL18の領域は、三相境界と呼ばれる。三相境界を増加させることで、それが一部を形成する燃料電池カソードCL18の性能が向上する。
カソードCL18でのアイオノマー36は、イオン導電体レベルで膜16を触媒粒子32に接続する。一例では、カソードCL18のアイオノマー36は、DuPont、USAによるNafion(登録商標)などの、パーフルオロスルホン酸(PFSA)含有アイオノマーである。カソードCL18のアイオノマー36は、膜16のアイオノマーと同じまたは異なってもよい。例えば、カソードCL18のアイオノマー36および膜16のアイオノマーは、異なるEWを有することができる。
アイオノマー36は、触媒30の触媒担体34の間に足場構造物を作る。アイオノマー36は、ガスがカソードCL18を通って移動し、水がカソードCL18から除去されることを可能にする多孔質構造物を作る。アイオノマー36はまた、プロトンを膜16から触媒粒子32上の活性触媒サイトに移動させる。カソードCL18のH伝導率を改善することで、もしそれが酸素運搬に悪影響を及ぼさないならば、燃料電池繰返し単位10およびそれが一部を形成する燃料電池の性能が、改善される。アノードCL14は、カソードCL18と同じ構造を有することができる。
図2aおよび2bは、CCM12を形成する方法を例示する。図2aおよび2bは、カソードCL18に関して説明する。アノードCL14は、カソードCL18と同じ構造を有することができ、同じ方法によって形成できると認識される。
図2aは、カソードCL18が膜16上に直接堆積された後のCCM12を概略的に例示する。カソードCL18は、触媒インクを直接膜16上に塗布するまたは堆積させることによって直接膜16上に形成できる。触媒インクは、触媒、アイオノマーおよび溶媒を含有する均一な液体溶液または分散液である。
触媒は、上で述べられており、炭素担体上に貴金属触媒粒子を含むことができる。触媒インクのアイオノマーは、液相とすることができる。例えば、アイオノマーは、溶媒中に溶解されまたは分散されてもよい。多くのアイオノマーは、液体分散形態で容易に利用できる。アイオノマーは、フッ素含有アイオノマーとすることができる。例えば、アイオノマーは、E.I.DuPont、USAによるNafion(登録商標)などの、パーフルオロスルホン酸(PFSA)含有アイオノマーとすることができる。超音波混合またはボールミル粉砕などの積極的混合は、触媒、アイオノマーおよび溶媒から成る均一な触媒インクを作るために使用できる。
触媒インクの直接堆積の方法は、超音波噴射およびエアブラッシングを含むが、限定はされない。超音波噴射については、触媒インクは、所定の流量で超音波噴射ノズルに提供される。ノズルは、触媒インクを非常に微細なミストに破砕し、それは、膜16の適切な表面(すなわち、膜のカソード側)に向けられる。ノズルは、噴射パターンを形成するために空気ジェットを含むことができる。一用途では、ノズルは、膜16が固定位置に保持されている間に動かされてもよい。膜16に対するノズルの動き(例えば、速さ、パターン)および膜16からのノズルの距離は、膜16上へのカソードCL18の直接堆積に合わせるように制御できる。別法として、膜16は、ノズルが固定位置に保持されている間に動かされてもよい。この状況では、膜16の動き(例えば、速さ、パターン)およびノズルからの膜16の距離は、膜16上へのカソードCL18の直接堆積に合わせるように制御できる。
触媒インクが直接膜16上に堆積された後、触媒インクの溶媒は、触媒およびアイオノマーを膜16上に残しながら蒸発してカソードCL18を形成する。膜16は、蒸発プロセスを助けるために堆積プロセス中に加熱されてもよい。アノードCL14は、同様の方法で膜16上に形成できる。カソードCL18およびアノードCL14が直接膜16上に堆積された後、CCM12は、ホットプレスアセンブリに配置される。
図2bは、ホットプレスアセンブリに配置されたCCM12を概略的に表す。ホットプレスアセンブリは、第1および第2のホットプレス板または固定具38a、38bならびに第1および第2のデカール40a、40bを含む。第1および第2のホットプレス板38a、38bは、ほぼ平行であり、互いに離れて間隔をあけられる。第1のホットプレス板38aは、アノードCL14にほぼ平行であり、第2のホットプレス板38bは、カソードCL18にほぼ平行である。第1および第2のホットプレス板38a、38bは、熱および圧力をCCM12に加える。第1のホットプレス板38aは、アノードCL14を膜16およびカソードCL18の方へ押し、第2のホットプレス板38bは、カソードCL18を反対方向に(すなわち、膜16およびアノードCL14の方へ)押す。ホットプレスプロセスの間、第1および第2のホットプレス板38a、38bは、CCM12を挟み込む。第1および第2のホットプレス板38a、38bは、熱くなり、荷重または圧力を互いの方向に加えるように設計された固体板である。一例では、第1および第2のホットプレス板38a、38bは、鋼板または炭素板である。第1および第2のホットプレス板38a、38bとCCM12との間の直接接触は、ある条件下でカソードCL18および/または膜16を損傷するまたは劣化させる可能性がある。
第1および第2のデカール40a、40bは、アノードおよびカソードCL14、18ならびに膜16を第1および第2のホットプレス板38a、38bによる損傷から保護する。第1のデカール40aは、アノードCL14と第1のホットプレス板38aとの間に配置され、第2のデカール40bは、カソードCL18と第2のホットプレス板38bとの間に配置される。第1および第2のデカール40a、40bの詳細は、第2のデカール40bを参照して述べられることになり、第1のデカール40aにも同じように適用できる。
第2のデカール40bが、第2のホットプレス板38bに平行なカソードCL18の外部露出面を完全に覆うように、第2のデカール40bは、カソードCL18の平行面以上の幾何学的面積を有するフィルムである。第2のデカール40bは、熱伝導性であり、熱を第2のホットプレス板38bからカソードCL18に伝える。第2のデカール40bはまた、ホットプレスプロセスの間に受ける温度でも熱的に安定であり、カソードCL18に付着しない。例えば、第2のデカール40bは、約260℃(500カ氏度)に至るまでの温度で熱的に安定なアイオノマーで形成できる。第2のデカール40bのための例となる材料は、DuPont、USAによるTeflon(登録商標)フィルムのようなポリテトラフルオロエチレン(PTFE)フィルムおよびDuPont、USAによるTefzel(登録商標)などのポリエチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)フィルムを含むが、限定はされない。第2のデカール40bの厚さは、変えることができる。一例では、第2のデカール40bは、約0.05ミリメートルから約0.3ミリメートルの間(約2ミルから約10ミルの間)の厚さを有する。
第2のデカール40bは、固体フィルムまたは多孔質フィルムとすることができる。例えば、第2のデカール40bは、固体ETFEフィルムなどの、細孔を含有しない固体フィルムとすることができる。別法として、第2のデカール40bは、多孔質フィルムとすることができる。例えば、第2のデカール40bは、Saunderstown、Rhode Island、USAのDeWAL IndustriesによるDW233などの、多孔質PTFEフィルムとすることができる。DW233は、約0.2マイクロメートル未満の細孔サイズを有する。別の例では、第2のデカール40bは、約0.1マイクロメートルから約5マイクロメートルの間の細孔サイズを有する多孔質フィルムである。
ホットプレスプロセスは、指定の圧力および温度で指定の持続期間にわたって実行される。ホットプレス条件(温度、圧力、持続期間)は、カソードCL18または膜16の材料を融解させるまたは劣化させることなくカソードCL18のアイオノマーを固体状態から軟化させるように設計される。例えば、ホットプレス温度は、アイオノマーが軟化するように、カソードCL18のアイオノマーのガラス転移温度にほぼ等しくすることができる。ガラス転移温度は、時には軟化温度と呼ばれる。ガラス転移温度では、ポリマーは、固体のガラス様状態から柔軟なゴム様状態に変化する。
ホットプレスプロセスの温度は、カソードCL18のアイオノマーのガラス転移温度にほぼ等しく、プロセス中に加えられる圧力に起因してわずかに低くすることができる。第1および第2のホットプレス板38a、38bによって加えられる圧力は、ガラス転移温度よりわずかに下の温度でのカソードCL18のアイオノマーの軟化を可能にする。具体例では、ホットプレス温度は、約Tglass−xに等しく、ただしTglassは、カソードCL18のアイオノマーの℃単位でのガラス転移温度であり、xは、5である。より低い温度(すなわち、アイオノマーのガラス転移温度より下の温度)を加えることで、カソードCL18および膜16を劣化させるリスクが、低減される。加えて、ホットプレスプロセスの持続期間は、カソードCL18および膜16を劣化させることなくアイオノマーが軟化するように変えられる。例となるホットプレス条件は、約345キロパスカル(kPa)(50重量ポンド毎平方インチ(psi))から約10,342kPa(1500psi)の間の圧力および約130℃から約146℃(約266カ氏度から約295カ氏度)の間の温度を約4分から約30分の間にわたって加えることを含む。
膜16上へのカソードCL18の直接堆積は、薄い、低触媒充填量の触媒層の形成を可能にする。デカール転写法は、満足のいく薄い、低触媒充填量の触媒層を作製しなかった。第1に、薄層は一般に、デカール転写法によって転写することが困難である。加えて、もしデカール材料が多孔質であるならば、材料は、転写プロセス中に細孔を通って失われる可能性がある。これらの問題は、カソードCL18が触媒インクを膜16上に直接堆積させることによって形成される場合には発生しない。
カソードCL18は、低白金充填量を有することができ、それは、電極の材料費を低減する。一例では、カソードCL18は、約0.4mgPt/cm未満の白金充填量を有する。別の例では、カソードCL18は、約0.2mgPt/cm未満、より具体的には約0.1から約0.2mgPt/cmの間の白金充填量を有する。
超音波噴射などの、触媒インクの直接堆積のための技術は、薄い、低触媒充填量の触媒層を形成する。直接堆積されたカソードCL18は、ホットプレスされ、第1および第2のデカール40a、40bは、ホットプレスプロセス中にCCM12を保護する。直接堆積されたカソードCL18をホットプレスしてカソードCL18のアイオノマーを軟化させることで、カソードCL18と関連する抵抗が低減されるので、燃料電池繰返し単位10および燃料電池の性能は改善される。ただしカソードCL18と関連する抵抗は、触媒層抵抗および界面抵抗を含む。カソードCL18の直接堆積に続いてホットプレスしてカソードCL18のアイオノマーを軟化させることで、カソードCL18と関連する抵抗は、少なくとも20%低減されることが試験から示された。具体例では、カソードCL18と関連する抵抗は、約24%低減された。何らかの理論に制約されることを意図するわけではないが、より低い触媒層抵抗は、カソードCL18内の導電率の改善によって引き起こされ得る。上で論じたように、カソードCL18の触媒粒子は、プロトン、電子および反応物に接近可能な時だけ活性である。さらに、アイオノマーは、プロトンを触媒粒子に移動させるために触媒粒子に著しく近くなければならない。カソードCL18をホットプレスしてアイオノマーを軟化させることで、アイオノマーは、ホットプレスプロセス中に触媒粒子のより近くに再配置されるので、カソードCL18の導電率が改善される。さらに、ホットプレスプロセス中にアイオノマーを再配置することで、またカソードCL18と膜16との間の接触が改善され、界面抵抗が低減されることもある。上で論じた便益は、カソードCL18に関してであるけれども、同様の便益はまたアノードCL14にも当てはまる。
加えて、第1および第2のデカール40a、40bは、ホットプレスプロセス中に第1および第2のホットプレス板38a、38bとそれぞれの触媒層との間に配置される。第1および第2のデカール40a、40bは、CCM12を第1および第2のホットプレス板38a、38bによる損傷から保護する。第1および第2のデカール40a、40bは、固体または多孔質フィルムとすることができる。試験結果は、固体の第2のデカール40bと比較して、多孔質の第2のデカール40bを使ってホットプレスされたカソードCL18を有する燃料電池について改善された性能結果を示した。何らかの理論に制約されることを意図するわけではないが、多孔質の第2のデカール40bは、カソードCL18の表面に多孔性を生じさせることができる。この多孔性は、反応物が触媒粒子に達する能力を改善し、三相境界を増加させることができる。同様の結果は、アノードCL14についても期待される。
図3は、アノードCL14およびカソードCL18を膜16上に直接堆積させ、ホットプレスすることによって図1aのCCM12を形成するプロセス42を例示するブロック図である。プロセス42は、触媒インクを直接プロトン交換膜のアノード側に堆積させるステップ(ステップ44)と、触媒インクを乾燥させてアノード触媒層を形成するステップ(ステップ46)と、触媒インクを直接プロトン交換膜のカソード側に堆積させるステップ(ステップ48)と、触媒インクを乾燥させてカソード触媒層を形成するステップ(ステップ50)と、デカールをホットプレス板と触媒被覆膜(CCM)との間に配置するステップ(ステップ52)と、CCMをホットプレスするステップ(ステップ54)とを含む。ステップ44では、触媒インクが、膜のアノード側に直接堆積される。上で述べたように、触媒インクは、触媒、溶媒およびアイオノマーで形成される。触媒インクのための例となる直接堆積技術は、超音波噴射およびエアブラシなどの、適切な噴霧化インクを提供する噴射技術を含む。
触媒インクは、ステップ46で乾燥されてアノード触媒層を形成する。乾燥ステップの間に、溶媒は、蒸発によって触媒インクから除去され、膜のアノード側に触媒およびアイオノマーを残す。一具体例では、膜は、蒸発プロセスを助けるために直接堆積中に加熱される。結果として生じる触媒層は、約0.1から約0.2mgPt/cmの間などの、低白金充填量を有することができる。
例示するように、ステップ44および46は、アノードCLが2つ以上の個別層を含有するように繰り返されてもよい。例えば、アノードCLは、触媒インクの第1の層を膜上に噴射し、続いて触媒インクの第2の層を触媒インクの第1の層上に噴射することによって形成できる。第1の層の触媒インクは、アノードCLの厚さを横断して勾配を形成するように第2の層のそれと異なってもよい。例えば、第1および第2の触媒インクは、異なる白金充填量または異なるアイオノマーを有することができる。
ステップ48では、触媒インクが、膜のカソード側に直接堆積される。ステップ44について上で述べたそれらと同様の直接堆積技術が使用されてもよい。触媒インクは、ステップ50で乾燥されて触媒およびアイオノマーを含有するカソードCLを形成する。2つ以上の個別層を有するカソードCLは、アノードCLについて上で述べたように形成できる。
膜、カソードCLおよびアノードCLは、触媒被覆膜(CCM)を形成する。CCMは、互いにほぼ平行な第1および第2のホットプレス板を有するホットプレスアセンブリに配置される。CCMは、アノードCLが第1のホットプレス板にほぼ平行であり、カソードCLが第2のホットプレス板にほぼ平行であるように配置される。
次に、ステップ52では、デカールが、ホットプレス板とCCMとの間に配置される。ホットプレス板は、ホットプレスプロセス中に指定の温度および圧力をCCMに加える、鋼板または炭素板などの加熱された板である。デカールは、高い熱安定性を有するフィルムである。例えば、デカールは、DuPont、USAによるTeflon(登録商標)フィルムなどのPTFEフィルムまたはDuPont、USAによるTefzel(登録商標)などのポリエチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)フィルムとすることができる。CCMをホットプレス板と直接接触させると、CCMを損傷する可能性がある。デカールは、ホットプレス板とCCMのアノードおよびカソード触媒層との間に配置される。第1のデカールは、第1のホットプレス板に平行なアノード触媒層の全表面を覆う大きさであり、第2のデカールは、隣接する第2のホットプレス板に平行なカソード触媒層の全表面を覆う大きさである。デカールは、ホットプレス板によって引き起こされるCCMへの損傷を防止するまたは低減する。
次いで、ステップ54では、CCMが、ホットプレスされる。ホットプレスは、指定の圧力または荷重および温度をホットプレス板に指定の持続期間にわたって加えることによって達成される。温度、圧力および持続期間は、変えることができる。一例では、ホットプレスプロセスは、アノード触媒層および/またはカソード触媒層のアイオノマーを軟化させるがしかし融解させない条件下で行われる。例えば、ホットプレス温度は、カソード触媒層のアイオノマーが柔軟になるまたは軟化するように、カソード触媒層のアイオノマーのガラス転移温度にほぼ等しくすることができる。ホットプレスプロセスの熱および圧力は、カソード触媒層のアイオノマーを再配置する。このことにより、アイオノマーの導電率が改善され、触媒層の抵抗が低減され、膜と触媒層との間の接触が増加する。ホットプレスプロセスに続いて、デカールは、CCMから除去され、CCMは、燃料電池繰返し単位に挿入される。デカールは、最終の燃料電池繰返し単位中に存在しない。上記の方法は、バッチプロセスとして述べられるけれども、触媒被覆膜は別法として、例えば二重ベルトプレスを使用する連続プロセスによって形成できる。
プロセス42は、薄い、低触媒充填量のアノードおよびカソード触媒層を膜上に形成することを可能にする。例えば、プロセス42は、約0.1mgPt/cmの白金触媒充填量、約0.6のアイオノマー対炭素の比および約2マイクロメートル未満の厚さを有する触媒層を形成することができる。デカール転写プロセスなどの、アノードおよびカソード触媒層を形成する以前の方法は、厚さ4マイクロメートル以下の満足のいく層を形成することができなかった。
アノードおよびカソード触媒層をホットプレスすることで、それぞれの層の導電率が増加し、膜と触媒層との間の接触が改善される結果となる。ホットプレスプロセス中にフィルムデカールをそれぞれの触媒層とホットプレス板との間に配置することで、触媒層および膜は、ホットプレス板との直接接触による損傷から保護される。さらに、多孔質フィルムデカールをホットプレス板とそれぞれの触媒層との間に配置することで、触媒層の表面に多孔性を生じさせ、燃料電池の性能をさらに改善することができる。
上記の例は、膜上への直接堆積に続いてホットプレスすることによってカソード触媒層およびアノード触媒層の両方を形成することを例示したけれども、CCMは、触媒層の一方だけをCCM上に直接堆積させることによって形成できる。もう一方の触媒層は、デカール転写プロセスによって形成することもできる。例えば、アノード触媒層は、デカール転写プロセスによって形成でき、カソード触媒層は、直接堆積およびホットプレスによって形成できる。加えて、カソード触媒層は、薄いフィルムの低触媒充填量電極とすることができ、アノード触媒層は、そうでなくてもよい。
本発明の範囲内の多数の変更形態および変形形態は、当業者には明らかとなるので、本発明は、例示としてだけ意図される以下の実施例でより詳しく述べられる。
(実施例1)
セルAおよびBは、同じ膜およびアノード触媒層を使って構築された300平方センチメートル(cm)セルであった。セルAおよびBのカソード触媒層は、表1に従って調製された。
Figure 0005705325
セルAおよびBのカソード触媒層は、膜上への触媒インクの超音波噴射によって形成された。セルAのカソード触媒層は、Saunderstown、Rhode Island、USAのDeWAL IndustriesによるDW233で形成された多孔質デカールを使って140℃(285カ氏度)および896kPa(130psi)で10分間ホットプレスされた。多孔質デカールは、セルAで使用する前にカソード触媒層から除去された。セルBのカソード触媒層は、ホットプレスされなかった。
図4は、第1の組の条件下で水素/酸素セルとして動作するセルAおよびBについての分極曲線を表す。セルAおよびBのアノードおよびカソードは、100%の相対湿度および40kPaの出口圧力で動作した。セルでの水素の利用率は67%であり、酸素の利用率は50%であった。
分極曲線は、セル電圧(ボルト単位)対電流密度(アンペア/cm単位)をプロットする。各セルの出力(ワット/cm単位)は、電圧と電流密度との積によって与えられる。図4の分極曲線で全体的により高いセル電圧値によって示されるように、カソード触媒層を直接噴射し、ホットプレスすることによって形成されたセルAは、カソード触媒層を直接噴射するがしかしホットプレスせずに形成されたセルBよりも良好に機能した。
図5は、第2の組の条件下で水素/空気セルとして動作するセルAおよびBについての分極曲線を表す。セルAおよびBのアノードおよびカソードは、100%の相対湿度および40kPaの出口圧力で動作した。利用率は、アノードで83%およびカソードで67%であった。図5の分極曲線で全体的により高いセル電圧値によって示されるように、直接堆積され、ホットプレスされたカソード触媒層を含有したセルAは、直接堆積されたカソード触媒層がホットプレスされなかったセルBよりも良好に機能した。
図6は、第3の組の条件下で水素/空気セルとして動作するセルAおよびBについての分極曲線を表す。両方のセルのアノードおよびカソードは、30%の相対湿度および40kPaの出口圧力を有する。利用率は、アノードで83%およびカソードで67%であった。図6の分極曲線で全体的により高いセル電圧値によって示されるように、直接堆積され、ホットプレスされたカソード触媒層を含有したセルAは、直接堆積されたカソード触媒層がホットプレスされなかったセルBよりも良好に機能した。
図4、5および6の分極曲線を比較すると、カソード触媒層を膜上に直接噴射し、続いてデカールを使ってカソード触媒層をホットプレスすることによって形成される触媒被覆膜は、カソード触媒層を膜上に直接噴射するがホットプレスせずに形成される触媒被覆膜と比較してより良好な性能を有する燃料電池をもたらすことが例示される。性能の向上の少なくとも一部は、触媒層をホットプレスすることで、触媒層抵抗が著しく低減されるからであり、ホットプレスすることで、おそらく膜と触媒層との間の接触が改善されるからである。
性能の向上は、酸化剤が純酸素(図4)および空気(図5)である時に見られる。性能の向上はまた、水分レベルが低下した時にも見られる(図5および図6を比較)。
(実施例2)
セルCおよびDは、同じ膜およびアノード触媒層を使って構築された25平方センチメートル(cm)セルであった。セルCおよびDのカソード触媒層は、表2に従って膜上に直接堆積された。
Figure 0005705325
セルCおよびDのカソード触媒層は、触媒インクの超音波噴射によって膜上に堆積されて触媒被覆膜を形成した。セルCおよびDの触媒被覆膜は、140℃(285カ氏度)および10,342kPa(1500psi)の圧力で10分間ホットプレスされた。
セルCについては、固体ポリエチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)フィルムデカールが、ホットプレスプロセス中にホットプレス板とカソード触媒層との間に配置された。セルDについては、多孔質PTFEフィルムデカールが、ホットプレスプロセス中にホットプレス板とカソード触媒層との間に配置された。多孔質フィルムデカールは、0.2マイクロメートル未満の細孔サイズを有する、Saunderstown、Rhode Island、USAのDeWAL IndustriesによるDW233であった。フィルムデカールは、ホットプレスプロセス後にカソード触媒層から除去され、フィルムデカールは、セルCおよびD中に存在しなかった。
図7は、水素/酸素燃料電池で動作するセルCおよびDについての分極曲線を表す。全体的により高いセル電圧値によって例示されるように、多孔質デカールを使ってホットプレスされた触媒被覆膜を含有したセルDは、固体デカールを使ってホットプレスされた触媒被覆膜を含有したセルCと比較して改善された性能を有した。
図8は、水素/空気燃料電池で動作するセルCおよびDについての曲線を表す。図7の結果と同様に、セルDは、セルCと比較して改善された性能を有した。
上記の実施例は、カソード触媒層の直接堆積およびホットプレスの効果を調査した。同様の結果は、アノード触媒層についても期待されるが、性能差は、大きさがより小さいこともある。
本発明は、好ましい実施形態を参照して述べられたけれども、当業者は、形態および詳細での変更が、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなくなされてもよいと認識するであろう。
10 燃料電池繰返し単位
12 触媒被覆膜(CCM)
14 アノード触媒層(CL)
16 膜
18 カソード触媒層(CL)
20 アノードガス拡散層(GDL)
22 カソードガス拡散層(GDL)
24 アノード流路
26 カソード流路
27 統合電極アセンブリ(UEA)
28 外部回路
30 触媒
32 触媒粒子
34 触媒担体
36 アイオノマー
38a 第1のホットプレス板または固定具
38b 第2のホットプレス板または固定具
40a 第1のデカール
40b 第2のデカール
42 CCMを形成するプロセス

Claims (11)

  1. 膜電極アセンブリ(MEA)を作製する方法であって、
    触媒およびアイオノマーを含む触媒層を有する触媒被覆膜を形成するために触媒インクを直接プロトン交換膜上に堆積させるステップと、
    前記触媒層の前記アイオノマーを軟化させるために前記触媒被覆膜をホットプレスするステップと
    を含み、
    前記触媒被覆膜をホットプレスするステップは、
    多孔質フィルムを前記触媒層とホットプレス板との間に配置した状態で前記触媒被覆膜をホットプレスすることを含む、方法。
  2. 前記触媒被覆膜をホットプレスするステップは、
    前記触媒層の前記アイオノマーのガラス転移温度で前記触媒被覆膜をホットプレスするステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記触媒被覆膜の前記触媒層が、触媒として白金を含むとともに、1平方センチメートル当たり0.2ミリグラム以下の白金充填量を有する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記触媒被覆膜の前記触媒層が、触媒担体として炭素を含むとともに、0.6から1.1の間のアイオノマー対炭素の重量比(I/C)を有する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記多孔質フィルムは、多孔質ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)フィルムである、請求項に記載の方法。
  6. 前記多孔質フィルム、0.1マイクロメートルから5マイクロメートルの間の細孔サイズを有する、請求項に記載の方法。
  7. 前記触媒インクを直接プロトン交換膜上に堆積させるステップは、
    前記触媒インクを直接前記プロトン交換膜上に噴射するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記触媒被覆膜をホットプレスするステップより前に、前記触媒インクと組成の異なる第2の触媒インクを直接前記触媒層上に堆積させるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. アイオノマーおよび触媒を有する触媒層を形成するために触媒インクをプロトン交換膜上に直接堆積させるステップと、
    前記触媒層の前記アイオノマーを軟化させるために前記プロトン交換膜上の前記触媒層をホットプレスするステップと
    を含み、
    前記ホットプレスするステップは、
    多孔質フィルムを前記触媒層とホットプレス中に前記触媒層に熱を加えるホットプレス板との間に配置した後に、前記触媒層をホットプレスすることを含む、ことを備えたプロセスによって作られる膜電極アセンブリ(MEA)。
  10. 統合電極アセンブリ(UAE)を作製する方法であって、
    アイオノマーおよび触媒を含む第1の触媒層を有する触媒被覆膜を形成するために触媒インクを直接プロトン交換膜の第1の側上に堆積させるステップと、
    前記第1の触媒層の前記アイオノマーを軟化させるために前記触媒被覆膜をホットプレスするステップと、
    前記触媒被覆膜をホットプレスするステップの後に、前記第1の触媒層が第1のガス拡散層と前記プロトン交換膜との間に位置するように、前記第1のガス拡散層を前記第1の触媒層に隣接して配置するステップと、
    前記プロトン交換膜の前記第1の側の反対側である前記プロトン交換膜の第2の側上の第2の触媒層に隣接して第2のガス拡散層を配置するステップと、
    前記第1のガス拡散層、前記第2のガス拡散層、および前記触媒被覆膜を一緒に接合するステップと
    を含み、
    前記ホットプレスするステップ中の、ホットプレス板による前記第1の触媒層への損傷を防止するために、前記ホットプレスするステップより前に多孔質フィルムを前記第1の触媒層と前記ホットプレス板との間に配置するステップをさらに含む、方法。
  11. 前記第1の触媒層はカソード触媒層であり、前記第2の触媒層はアノード触媒層である、請求項10に記載の方法。
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