JP5609475B2 - 電極触媒層、電極触媒層の製造方法、この電極触媒層を用いた固体高分子形燃料電池 - Google Patents
電極触媒層、電極触媒層の製造方法、この電極触媒層を用いた固体高分子形燃料電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5609475B2 JP5609475B2 JP2010209380A JP2010209380A JP5609475B2 JP 5609475 B2 JP5609475 B2 JP 5609475B2 JP 2010209380 A JP2010209380 A JP 2010209380A JP 2010209380 A JP2010209380 A JP 2010209380A JP 5609475 B2 JP5609475 B2 JP 5609475B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer electrolyte
- electrode catalyst
- catalyst layer
- conductive polymer
- ion conductive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Inert Electrodes (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
ガス拡散電極の触媒層の燃料極(アノード電極触媒層)では、水素の酸化(H2→2H++2e−)が起こり、ガス拡散電極の触媒層の空気極(カソード電極触媒層)では、酸素の還元(2H+→1/2O2+2e−)が起こる。電極触媒としては、ケッチェンブラック1等の細孔を有する担体に白金を主体とする数ナノメーターの活性金属の触媒粒子を担持させたものが用いられる。
PEFCのカソード電極触媒層において、触媒粒子の利用率を高めるためには、水素イオンを触媒粒子に効率的に供給する必要がある。このとき、水素イオンはイオン伝導性高分子電解質(以下、アイオノマーとも記す)を介して触媒粒子に到達するため、触媒粒子2をアイオノマーで被覆する必要がある。
従来のガス拡散電極の製造方法としては、白金、ケッチェンブラック、アイオノマーと溶媒とを適切な割合で混合したペーストを作製し、これを電解質膜に直接、または転写基材やガス拡散層に塗布し、その後、接合するものがあった。
図4は、Pt/KB一次凝集体内部の一次細孔、あるいはPt/KB一次凝集体間の二次細孔を示した模式図である。図中、Pt/KB一次凝集体4の内部に一次細孔5が生じ、Pt/KB一次凝集体4間(一次細孔5間)に二次細孔6が生じていることが分かる。
上記の問題を解決するため、現在、一次細孔5の内壁にアイオノマー7を高温高圧処理によって導入し、白金の利用率を向上させる技術がある。このような技術は、例えば、特許文献1に記載されている。
しかしながら、前記した従来技術では、高温高圧処理を施す場合に使用されるアイオノマーと、一次細孔間の二次細孔にプロトンネットワークを形成する際に使用されるアイオノマーとが同じ酸価のため、酸価の高いアイオノマーを使用すると、高加湿条件下において一次細孔内のアイオノマーが膨潤してしまい、ガス透過性の低下や白金利用率の低下を起こす。一方、酸価の低いアイオノマーを使用すると、保湿性が小さいために低加湿条件下での電池の発電特性が低下するという課題があった。
このような発明によれば、第1のイオン伝導性高分子電解質の酸価を最適にすることができる。
また、本発明の電極触媒層の製造方法は、上記した発明において、前記第2のイオン伝導性高分子電解質の酸価が、2.0meq/g以上、3.0meq/g以下であることが望ましい。
このような発明によれば、第2のイオン伝導性高分子電解質の酸価を最適にすることができる。
このような発明によれば、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電極触媒層の製造方法によって製造された電極触媒層を提供することができる。このため、触媒の利用効率が高く、しかも高加湿条件下においてガス透過性が低下せず、かつ低加湿条件下においても保水性が高い電極触媒層を使った固体高分子形燃料電池を提供することができる。
示したアイオノマー27)と、前記凝集体間に生じる二次細孔に導入された第2のイオン伝導性高分子電解質(例えば図2に示したアイオノマー28)と、を含み、前記第1のイオン伝導性高分子電解質の酸価が前記第2のイオン伝導性高分子電解質の酸価より低いことを特徴とする。
このような発明によれば、触媒の利用効率が高く、しかも高加湿条件下においてガス透過性が低下せず、かつ低加湿条件下においても保水性が高い電極触媒層を提供することが
できる。
図1は、本実施形態の固体高分子形燃料電池を説明するための図であって、固体高分子形燃料電池の分解模式図を示した図である。本実施形態の固体高分子形燃料電池は、膜電極接合体21、カソードとなる空気極16、アノードとなる燃料極17を備えている。膜電極接合体21は固体高分子電解質膜11、電極触媒層12、13を含み、電極触媒層12とガス拡散層14とが空気極16を構成する。また、電極触媒層13とガス拡散層とが燃料極17を構成する。
膜電極接合体21の電極触媒層12と対向してガス拡散層14が、電極触媒層13と対向してガス拡散層15及び燃料極側のガス拡散層15が配置される。これにより、空気極(カソード)16及び燃料極(アノード)17が構成される。そして、ガス流通用のガス流路18、相対する主面に冷却水流通用の冷却水流路19を備えた導電性でかつ不透過性の材料よりなる一組のセパレータ10が配置される。
次に、図1に示した膜電極接合体21の製造方法を説明する。本実施形態の電極触媒層12、13の製造方法では、白金が担持された炭素粒子と溶媒、アイオノマーが混合されて高温高圧処理が施され、さらに真空乾燥が施されることによって触媒担持粒子が得られる。その後、触媒担持粒子を再インク化した触媒インクは転写シートまたはガス拡散電極に塗布され、乾燥させることによって電極触媒層12、13が形成される。
触媒インクの塗布方法としては、ドクターブレード法、ディッピング法、スクリーン印刷法、ロールコーティング法、スプレー法等を用いることができる。
基材として転写シートを用いた場合には、固体高分子電解質膜11に電極触媒層12、13が接合された後に転写シートを剥離し、固体高分子電解質膜11の両面に電極触媒層12、13を備える膜電極接合体21が形成される。
次に、前記した膜電極接合体の製造方法において使用される触媒インクの作製について説明する。
1.触媒
本実施形態では、白金やパラジウム、ルテニウム、イリジウム、ロジウム、オスミウムの白金族元素の他、鉄、鉛、銅、クロム、コバルト、ニッケル、マンガン、バナジウム、モリブデン、ガリウム、アルミニウム等の金属またはこれらの合金、または酸化物、複酸化物等が触媒として使用できる。また、これらの触媒の粒径は、大きすぎると触媒の活性が低下し、小さすぎると触媒の安定性が低下するため、0.5〜20nmが好ましい。更に好ましくは、1〜5nmが良い。
本実施形態の高温高圧処理を施す際のインクの分散媒として使用される溶媒は、触媒粒子や高分子電解質を侵食することなく、かつアイオノマーに対して良溶媒であることが好ましい。その理由は、貧溶媒であると、塗工が難しくなるためである。また、良溶媒を用いることにより、アイオノマーの分子サイズを小さくすることができ、一次細孔や一次粒子内の細孔に効率よくアイオノマーを侵入させることができる。
具体的には、溶媒には、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール等の低級アルコール、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶剤、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等の極性溶剤等が好ましい。
これらの溶剤のうち二種類以上を混合させたものを使用することができる。また、溶媒として低級アルコールを用いたものは発火の危険性が高く、このような溶媒を用いる際は、水との混合溶媒にするのが好ましい。溶剤には、高分子電解質となじみがよい水が含まれていてもよい。水の添加量は、高分子電解質が分離して白濁を生じたり、ゲル化したりしない程度であれば特に制限はない。
高温高圧処理は、上記のインクを窒素ガスで満たしたPTFE系容器に移してオートクレーブに密閉し、加熱するのが好ましい。この際の温度と内圧は、250℃以上になると第1のイオン伝導性高分子電解質のスルホン酸基が脱離する可能性があるため、250℃以下で処理することが望ましい。処理時間は、第1の低酸価のイオン伝導性高分子電解質が劣化しないように短時間であることが望ましい。
その後、容器内を常圧に戻して水で急冷し、高温高圧処理を施した後にインクを真空乾燥するのが望ましい。本実施形態では、このような工程を経て、複合粒子を作製することができる。
ガス拡散層や転写基材に複合粒子を塗工する際には、複合粒子を再度インク化する必要がある。再インク化処理では、溶媒に加えて、第1のイオン伝導性高分子電解質の酸価よりも酸価が高い第2のイオン伝導性高分子電解質を加える必要がある。その理由は、一次粒子間のプロトンネットワークの確保と均一な触媒インクを作製するためである。
再インク化する際に使用される第2のイオン伝導性高分子電解質の酸価は、2.0meq/g以上、3.0meq/g以下であることが望ましい。その理由は、酸価が低すぎると、保水性が低下してしまい低加湿条件下での発電特性が得られにくいためである。これにより、プロトン伝導性、ガス拡散性及び保水性を十分に保持することができる。
具体的には、溶媒として、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール等の低級アルコール、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶剤、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等の極性溶剤等が好ましい。
イオン伝導性高分子電解質であるアイオノマーとしては、パーフルオロスルホン酸系高分子電解質や炭化水素系高分子電解質が挙げられる。パーフルオロスルホン酸系高分子電解質としては、例えば、ナフィオン(登録商標、デュポン社製、以下同じ。)等が挙げられる。
炭化水素系高分子電解質としては、機械強度、耐溶剤性、耐酸化性の観点から、エンジアリングプラスチックがスルホン化された材料が好ましい。具体的には、芳香族ポリエーテル、芳香族ポリエーテルケトン、芳香族ポリエーテルエーテルケトン、芳香族ポリエーテルスルホン、芳香族ポリエーテルニトリル、芳香族ポリエーテルピリジン、芳香族ポリイミド、芳香族ポリアミド、芳香族ポリアミドイミド、芳香族ポリアゾール、芳香族ポリエステル、芳香族ポリカーボネート、ポリフェニレン等を挙げることができる。
本実施形態では、上記のアイオノマーから酸価の異なるアイオノマーを選択し、選択されたアイオノマーのうちのより酸価が低いアイオノマーを第1のイオン伝導性高分子電解質とし、より酸価の高いアイオノマーを第2のイオン伝導性高分子電解質として用いる。このとき、アイオノマーは、同じ種類のアイオノマーでもよく、また、異なるアイオノマーを用いても、複数のアイオノマーを組み合わせて用いてもよい。
酸価の調整方法は、用いられるアイオノマーの種類によって異なるが、酸価の制御という点においては、スルホン酸基を有する低分子を合成し高分子量化する方法がより好ましい。また、酸価の異なるアイオノマーを複数組み合わせて第1のイオン伝導性高分子電解質または第2のイオン伝導性高分子電解質全体の酸価を調整してもよい。
本実施形態で使用されるアイオノマーは、高酸価の場合、水に溶解する可能性がある。そのときには、架橋剤を使用して水への溶解を防いでもよい。本実施形態で使用される架橋剤は、プロトン伝導性高分子のプロトン酸基を介さずにプロトン酸基以外の部分で反応を進行させることができ、反応の前後においてプロトン伝導性材料のプロトン伝導性に変化を及ぼさない架橋剤であればよく、特に限定されるものではない。
架橋剤としては、芳香環に−CH2Cl基、−CHOCH3基、−CH2OHを有する材料等が挙げられるが、芳香環にメチロール基が結合した構造を有する架橋剤は、加熱により容易に反応が進行するので、本実施形態においてより好ましい。
図1に示した固体高分子電解質膜11の材料としては、ナフィオン等のフッ素系電解質膜もしくは炭化水素系電解質膜が挙げられる。炭化水素系電解質膜としては、機械強度、耐溶剤性、耐酸化性の観点から、エンジアリングプラスチックがスルホン化された材料が好ましい。具体的には、芳香族ポリエーテル、芳香族ポリエーテルケトン、芳香族ポリエーテルエーテルケトン、芳香族ポリエーテルスルホン、芳香族ポリスルホン、芳香族ポリエーテルニトリル、芳香族ポリエーテルピリジン、芳香族ポリイミド、芳香族ポリアミド、芳香族ポリアミドイミド、芳香族ポリアゾール、芳香族ポリエステル、芳香族ポリカーボネート、ポリフェニレン等を挙げることができる。
以上の条件によって電極触媒層を製造することにより、一次細孔に低酸価のアイオノマーが導入され、一次細孔間の二次細孔に高酸価のアイオノマーが導入された電極触媒層を得ることができる。
以下、本実施形態を実施例により詳細に説明するが、本実施形態はこれらに限定されるものではない。
(高温高圧処理時に低酸価のアイオノマーを使用し、再インク化時に高酸価のアイオノマーを混合した電極触媒層及び膜電極接合体の作製)
1.触媒インクの作製
本実施例では、アイオノマーとして酸価1.8meq/gのスルホン化ポリエーテルエーテルケトン(S−PEEK)、酸価2.7meg/gのS−PEEK、金属触媒として白金を用い、アイオノマー/カーボン重量比がトータルで0.85、0.3mg/cm2の電極触媒層を以下のようにして作製した。
次に、上記した実施例と比較される比較例について説明する。
(高温高圧処理時に低酸価のアイオノマーを使用し、再インク化時に低酸価のアイオノマーを混合した電極触媒層及び膜電極接合体の作製)
比較例1では、アイオノマーとして酸価1.8meq/gのS−PEEK、金属触媒として白金を用い、アイオノマー/カーボン重量比がトータルで0.85、0.3mg/cm2の電極触媒層を以下のようにして作製した。
比較例1では、先ず、酸価1.8meq/gのS−PEEKを0.22g、架橋剤である1,4−ベンゼンジメタノール(東京化成工業株式会社)0.033gに固形分濃度が20となるように純水を0.44g、エタノールを0.44g加え、撹拌し、S−PEEK溶液(i)を作製した。また、アイオノマーとして酸価1.8meq/gのS−PEEK0.25g、架橋剤である1,4−ベンゼンジメタノール0.0375gに固形分濃度が20となるように純水を0.5g、エタノールを0.5g加え、撹拌し、S−PEEK溶液(ii)を作製した。
(高温高圧処理時に高酸価のアイオノマーを使用し、再インク化時に高酸価のアイオノマーを混合した電極触媒層及び膜電極接合体の作製)
比較例2では、アイオノマーとして酸価2.7meq/gのS−PEEK、金属触媒として白金を用い、アイオノマー/カーボン重量比がトータルで0.85、0.3mg/cm2の電極触媒層を以下のようにして作製した。
比較例2では、先ず、酸価2.7meq/gのS−PEEKを0.22g、架橋剤である1,4−ベンゼンジメタノールを0.033gに固形分濃度が20となるように純水0.44g、エタノールを.44gが加えられ、撹拌されてS−PEEK溶液(i)が作製される。これにアイオノマーとして酸価2.7meq/gのS−PEEKを0.25g、架橋剤として1,4−ベンゼンジメタノールが0.0375g加えられる。さらに、固形分濃度が20となるように純水0.5g、エタノール0.5gが加えられて撹拌され、S−PEEK溶液(ii)が作製される。
触媒層は、PTFE基材上に上記のペーストがPtの担持量が0.3mg/cm2になるようにドクターブレードにより塗工され、60℃で5分間乾燥されることによって作製される。
3.膜電極接合体の作製
膜電極接合体は、5cm2の正方形に切り抜かれた触媒層をNafion211膜に配置し、140℃、150kgf/cm2の条件で30分間ホットプレスすることによって作製される。
以上説明した実施例1、比較例1、比較例2で作製された膜電極接合体にガス拡散層としてのカーボンクロスを挟むように貼り合わせ、発電評価セル(エヌエフ回路設計ブロック社製)内に設置した。これを燃料電池測定装置(エヌエフ回路設計ブロック社製)を用いて、セル温度80℃で、以下に示す運転条件で電流電圧測定を行った。
白金利用率の指標の一つである比較例1、比較例2と実施例のオーム損を除去した質量活性は、0.9Vvs.RHEにおける白金触媒使用量あたりの電流値(A/g)が、比較例1、比較例2より実施例の方が高加湿の条件下、低加湿の条件下ともに向上した。
2 触媒粒子
3 一次粒子内の細孔
4 一次凝集体
5 一次細孔
6 二次細孔
7,27,28 アイオノマー
8 一次粒子
10 セパレータ
11 固体高分子電解質膜
12 電極触媒層
13 電極触媒層
14,15 ガス拡散層
16 空気極
17 燃料極
18 ガス流路
19 冷却水流路
21 膜電極接合体
Claims (5)
- 触媒が担持されたカーボン粒子と第1のイオン伝導性高分子電解質と溶媒とを含むインクを高温高圧処理することにより、前記カーボン粒子内の細孔及び前記カーボン粒子の凝集体内の一次細孔に前記第1のイオン伝導性高分子電解質を導入し、冷却処理及び真空乾燥を行って、複合粒子を作製する工程と、
前記複合粒子に、第2のイオン伝導性高分子電解質と溶媒とを加えて再度インク化することにより電極触媒インクを作製する工程と、
前記電極触媒インクを用いて電極触媒層を形成する工程と、を含み、
前記第1のイオン伝導性高分子電解質の酸価が前記第2のイオン伝導性高分子電解質の酸価より低いことを特徴とする電極触媒層の製造方法。 - 前記第1のイオン伝導性高分子電解質の酸価が、1.0meq/g以上、2.0meq/g以下であることを特徴とする請求項1に記載の電極触媒層の製造方法。
- 前記第2のイオン伝導性高分子電解質の酸価が、2.0meq/g以上、3.0meq/g以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の電極触媒層の製造方法。
- 高分子電解質膜と前記高分子電解質膜を挟持した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電極触媒層の製造方法によって製造された一対の電極触媒層とを備える膜電極接合体と、前記膜電極接合体を挟持した一対のガス拡散層と、前記膜電極接合体及び前記ガス拡散層を挟持した一対のセパレータとを備えることを特徴とする固体高分子形燃料電池。
- 触媒が担持されたカーボン粒子と、該カーボン粒子内の細孔及び前記カーボン粒子の凝集体内の一次細孔に導入された第1のイオン伝導性高分子電解質と、前記凝集体間に生じる二次細孔に導入された第2のイオン伝導性高分子電解質と、を含み、
前記第1のイオン伝導性高分子電解質の酸価が前記第2のイオン伝導性高分子電解質の酸価より低いことを特徴とする電極触媒層。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010209380A JP5609475B2 (ja) | 2010-09-17 | 2010-09-17 | 電極触媒層、電極触媒層の製造方法、この電極触媒層を用いた固体高分子形燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010209380A JP5609475B2 (ja) | 2010-09-17 | 2010-09-17 | 電極触媒層、電極触媒層の製造方法、この電極触媒層を用いた固体高分子形燃料電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012064509A JP2012064509A (ja) | 2012-03-29 |
JP5609475B2 true JP5609475B2 (ja) | 2014-10-22 |
Family
ID=46059998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010209380A Expired - Fee Related JP5609475B2 (ja) | 2010-09-17 | 2010-09-17 | 電極触媒層、電極触媒層の製造方法、この電極触媒層を用いた固体高分子形燃料電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5609475B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07254419A (ja) * | 1994-03-15 | 1995-10-03 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 高分子電解質型電気化学セル用電極及びその製造方法 |
JP3714766B2 (ja) * | 1997-04-04 | 2005-11-09 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 固体高分子型燃料電池用電極及び膜・電極接合体 |
EP1336996B1 (en) * | 2000-10-31 | 2012-05-23 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Electrode for solid polymer type fuel cell |
JP2006134752A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Nissan Motor Co Ltd | 固体高分子型燃料電池および車両 |
JP2006302644A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Aisin Chem Co Ltd | 燃料電池電極用触媒ペースト及びその製造方法並びに燃料電池用電極 |
JP4951965B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2012-06-13 | 株式会社エクォス・リサーチ | 燃料電池用電極 |
JP5223127B2 (ja) * | 2006-04-27 | 2013-06-26 | 国立大学法人山梨大学 | ガス拡散電極の製造方法 |
-
2010
- 2010-09-17 JP JP2010209380A patent/JP5609475B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012064509A (ja) | 2012-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8039414B2 (en) | Method for preparing metal catalyst and electrode | |
KR101201816B1 (ko) | 막-전극 어셈블리, 그 제조방법, 및 이를 포함하는 연료전지 시스템 | |
JP2002110180A (ja) | ポリマー電解質−燃料電池用の膜−電極ユニット並びにその製造方法及びその製造のためのインキ | |
Pu et al. | Understanding of hydrocarbon ionomers in catalyst layers for enhancing the performance and durability of proton exchange membrane fuel cells | |
JP5510181B2 (ja) | 電極触媒層の製造方法、及び固体高分子形燃料電池 | |
US9570759B2 (en) | Manufacturing method of electrode catalyst layer, membrane electrode assembly using the same, fuel cell using the same and complex particles | |
JP5532630B2 (ja) | 膜電極接合体及びその製造方法並びに固体高分子形燃料電池 | |
JP2009187848A (ja) | 燃料電池 | |
JP5126812B2 (ja) | 直接酸化型燃料電池 | |
KR20070098136A (ko) | 연료 전지용 막-전극 어셈블리 및 이를 포함하는 연료 전지시스템 | |
JP2007501496A (ja) | 界面抵抗を減少させたハイブリッド膜・電極接合体及びその作製方法 | |
JP4823583B2 (ja) | 燃料電池用高分子膜/電極接合体及びこれを含む燃料電池 | |
JP4846371B2 (ja) | 燃料電池用膜−電極接合体及びこれを含む燃料電池システム | |
KR101312971B1 (ko) | 불소계 이오노모를 이용하여 표면 개질한 탄화수소계 고분자 전해질 분리막, 막 전극 접합체 및 연료전지 | |
US20120183879A1 (en) | Membrane electrode assembly and fuel cell using the same | |
JP2007128665A (ja) | 燃料電池用電極触媒層、および、それを用いた膜電極接合体の製造方法 | |
KR20100068028A (ko) | 연료 전지용 촉매층, 및 이의 제조 방법 | |
JP5672645B2 (ja) | 燃料電池用電極触媒インク | |
JPH113724A (ja) | 固体高分子電解質を備えた直接型メタノ−ル燃料電池 | |
JP2002203568A (ja) | 膜/電極接合体及びそれを用いた燃料電池 | |
JP5609475B2 (ja) | 電極触媒層、電極触媒層の製造方法、この電極触媒層を用いた固体高分子形燃料電池 | |
KR101181854B1 (ko) | 연료전지용 전극의 제조방법, 이로부터 제조되는연료전지용 전극을 포함하는 연료전지 시스템, 및 이의제조에 사용되는 연료전지용 전극 제조 장치 | |
JP4529345B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池の製造方法 | |
KR101147204B1 (ko) | 연료전지용 전극, 이의 제조방법, 이를 포함하는 막-전극어셈블리, 및 이를 포함하는 연료전지 시스템 | |
JP2010257669A (ja) | 膜電極接合体及びその製造方法並びに固体高分子形燃料電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130823 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140320 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140401 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140528 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140805 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140818 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5609475 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |