JP2010257669A - 膜電極接合体及びその製造方法並びに固体高分子形燃料電池 - Google Patents

膜電極接合体及びその製造方法並びに固体高分子形燃料電池 Download PDF

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Abstract

【課題】製造効率が高く、低加湿条件下での発電特性が高い膜電極接合体とその製造方法及びその膜電極接合体を備え、低加湿条件下で発電性能の高い固体高分子形燃料電池を提供する。
【解決手段】基材上に、触媒担持粒子と高分子電解質と溶媒を含む第1の電極触媒層用の触媒インクを塗布し塗膜を形成し、塗膜中の溶媒を除去し、第1の電極触媒層を形成し、第1の電極触媒層上に、高分子電解質と溶媒を含む電解質インクを塗布し、第1の電極触媒層の四方を覆った塗膜を形成し、塗膜中の溶媒を除去し、高分子電解質層を形成し、高分子電解質層上に、触媒担持粒子と高分子電解質と溶媒を含む第2の電極触媒層用の触媒インクを塗布し、第2の電極触媒層の四方を覆った塗膜を形成し、塗膜中の溶媒を除去し、第2の電極触媒層を形成することを特徴とする膜電極接合体の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、膜電極接合体及びその製造方法並びに固体高分子形燃料電池に関し、特に、発電特性が高い膜電極接合体、膜電極接合体の製造方法及び膜電極接合体を備える固体高分子形燃料電池に関するものである。
燃料電池は、水素を含有する燃料ガスと酸素を含む酸化剤ガスとを、触媒を含む電極で水の電気分解の逆反応を起こさせ、熱と同時に電気を生み出す発電システムである。この発電システムは、従来の発電方式と比較して高効率で低環境負荷、低騒音などの特徴を有し、将来のクリーンなエネルギー源として注目されている。用いるイオン伝導体の種類によってタイプがいくつかあり、イオン伝導性高分子膜を用いたものは、固体高分子形燃料電池と呼ばれる。
燃料電池の中でも固体高分子形燃料電池は、室温付近で使用可能なことから、車搭載源や家庭据置用電源などへの使用が有望視されており、近年、様々な研究開発が行われている。固体高分子形燃料電池は、膜電極接合体(Membrance and Electrolyte Assembly;以下、「MEA」と称することがある)と呼ばれる高分子電解質の両面に一対の電極触媒層を配置させた接合体を、電極の一方に水素を含有する燃料ガスを供給し、電極の他方に酸素を含む酸化剤ガスを供給するためのガス流路を形成した一対のセパレータ板で挟持した電池である。ここで、燃料ガスを供給する電極を燃料極、酸化剤を供給する電極を空気極と呼んでいる。これらの電極は、白金系の貴金属などの触媒物質を担持したカーボン粒子と高分子電解質を積層してなる電極触媒層とガス通気性と電子伝導性を兼ね備えたガス拡散層からなる。
このような固体高分子形燃料電池の性能を向上させるために従来から様々な膜電極接合体の製造方法が検討されている。例えば、触媒を含む塗工液をイオン交換膜上に塗布することにより、触媒層を形成して電極とし、電極とイオン交換膜をホットプレス等の熱処理により接合して膜電極接合体を作製する方法、イオン交換膜の他に別途用意した基材フィルム上に触媒層を形成し、その後、触媒層上にイオン交換膜を積層してホットプレスすることにより触媒層をイオン交換膜上に転写する方法、ガス拡散層上に触媒層が形成された電極シートを作製し、電極シートをイオン交換膜と接合する方法、触媒層をイオン交換膜上に形成したもの(ハーフセル)2組を作製し、それぞれのイオン交換膜側の面を対向させ圧着して膜電極接合体を作製する方法等が知られている。
特開2003−197218号公報 特開2005−294123号公報 特開2005−108770号公報
しかしながら、これらの方法で製造される接合体は、イオン交換膜と電極触媒層とを接合する際に、ホットプレス等の熱圧着により作製されるため、その工程がボトルネックとなってしまい、タクト時間が長くなり、結果として生産効率を低下させてしまう課題があった。
また、ホットプレス等の熱圧着により作製される接合体は、膜と触媒層の界面のみが接合して、触媒層がむき出しとなる断面から乾燥しやすいため、将来的に求められている発生水のみのような低加湿条件下で、発電性能が下がるという課題があった。
一方、基材上に第1の電極触媒層を作製し、次に高分子電解質層を作製し、最後に第2の電極触媒層を作製する逐次積層型のMEAの報告としては、特許文献1〜3として挙げられる。しかしながら、これらの報告での逐次積層型MEAは、製造効率は高くなる記載はあるものの、低加湿条件での保湿性を向上させ、発電性能を高めることができていないことがやはり課題となる。
本発明は、製造効率が高く、低加湿条件下での発電特性が高い膜電極接合体とその製造方法及びその膜電極接合体を備え、低加湿条件下で発電性能の高い固体高分子形燃料電池を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る発明は、一対の電極触媒層の断面を含めた四方を高分子電解質層で囲まれていることを特徴とする膜電極接合体としたものである。
本発明の請求項2に係る発明は、基材上に、触媒担持粒子と高分子電解質と溶媒を含む第1の電極触媒層用の触媒インクを塗布し塗膜を形成し、塗膜中の溶媒を除去し、第1の電極触媒層を形成し、第1の電極触媒層上に、高分子電解質と溶媒を含む電解質インクを塗布し、第1の電極触媒層の四方を覆った塗膜を形成し、塗膜中の溶媒を除去し、高分子電解質層を形成し、高分子電解質層上に、触媒担持粒子と高分子電解質と溶媒を含む第2の電極触媒層用の触媒インクを塗布し、第2の電極触媒層の四方を覆った塗膜を形成し、塗膜中の溶媒を除去し、第2の電極触媒層を形成することを特徴とする膜電極接合体の製造方法としたものである。
本発明の請求項3に係る発明は、電解質インクの粘度は、100cP以上300cP以下であることを特徴とする請求項2に記載の膜電極接合体の製造方法としたものである。
本発明の請求項4に係る発明は、第1の電極触媒層及び第2の電極触媒層の同一平面上に形成される高分子電解質層の面積が、第1の電極触媒層及び第2の電極触媒層の面積の4倍以上であることを特徴とする請求項2または3に記載の膜電極接合体の製造方法としたものである。
本発明の請求項5に係る発明は、第1の電極触媒層用の触媒インクに含まれる高分子電解質と、電解質インクに含まれる高分子電解質とが同一の材料を含むことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の膜電極接合体の製造方法としたものである。
本発明の請求項6に係る発明は、請求項2乃至5のいずれかに記載の膜電極接合体の製造方法により製造されることを特徴とする膜電極接合体としたものである。
本発明の請求項7に係る発明は、請求項6に記載の膜電極接合体が一対のガス拡散層で挟持され、さらに、一対のガス拡散層は一対のセパレータで挟持されることを特徴とする固体高分子形燃料電池としたものである。
本発明によれば、製造効率が高く、かつ電極触媒層は、断面を含めた四方を高分子電解質層で覆われているため、低加湿条件下でも電極触媒層が保湿され、高いプロトン伝導性を有する膜電極接合体となり、特に低加湿条件下で発電性能が高いという効果を奏する膜電極接合体及びその製造方法を提供することができる。
さらに、本発明によれば、ホットプレスにより作製したMEAに比較して、高分子電解質層と電極触媒層の接触が向上し、イオン抵抗が減少するという効果を奏する膜電極接合体の製造方法を提供することができる。
(a)〜(h)は、本発明の実施の形態に係る膜電極接合体(MEA)の製造方法を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態に係る固体高分子形燃料電池を示す分解模式図である。
以下に、本発明の膜電極接合体(MEA)及びその製造方法、固体高分子形燃料電池について説明する。なお、本発明は、以下に記載する各実施の形態に限定されうるものではなく、当業者の知識に基づいて設計の変更等の変形を加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうるものである。
図1(a)〜(h)は、本発明の実施の形態に係る膜電極接合体(MEA)の製造方法を示す概略断面図である。図1(h)に示すように、本発明の実施の形態に係る膜電極接合体(MEA)Aは、高分子電解質層1、第1の電極触媒層2及び第2の電極触媒層3を備えている。第1の電極触媒層2及び第2の電極触媒層3は、断面を含めた四方を高分子電解質層1で覆われているため、高分子電解質層1と第1の電極触媒層2及び第2の電極触媒層3の接触が向上し、イオン抵抗を減少でき、低加湿条件下でも電極触媒層が保湿され、高いプロトン伝導性を有する膜電極接合体Aとなり、特に低加湿条件下で発電性能を向上させることができる。
次に、図1(a)〜(h)を参照して、本発明の実施の形態に係る膜電極接合体Aの製造方法について説明する。
まず、図1(a)に示すように、基材Sを準備し、触媒担持粒子と高分子電解質と溶媒とを含む第1の電極触媒層用の触媒インク2’’を用意して、基材S上に第1の電極触媒層用の触媒インク2’’を塗布して、塗膜2’を形成する。
次に、図1(b)に示すように、基材S上に塗布された第1の電極触媒層用の触媒インク2’’からなる塗膜2’中の溶媒を除去して、基材S上に第1の電極触媒層2を形成する。
次に、図1(c)に示すように、高分子電解質と溶媒とを含む電解質インク1’’を用意して、第1の電極触媒層2上に電解質インク1’’を塗布して、塗膜1’を形成する。
次に、図1(d)に示すように、第1の電極触媒層2上に塗布された電解質インク1’’からなる塗膜1’中の溶媒を除去して、高分子電解質層1を形成する。
次に、図1(e)に示すように、触媒担持粒子と高分子電解質と溶媒とを含む第2の電極触媒層用の触媒インク3’’を用意して、高分子電解質層1上に塗布された第2の電極触媒層用の触媒インク3’’を塗布して、塗膜3’を形成する。
次に、図1(f)に示すように、高分子電解質層1上に塗布された第2の触媒インク3’’からなる塗膜3’中の溶媒を除去して、図1(g)に示すように、高分子電解質層1上に第2の電極触媒層3を形成する。
最後に、図1(h)に示すように、基材Sを剥離して、第1の電極触媒層2と、高分子電解質層1と、第2の電極触媒層3からなる膜電極接合体Aを製造する。なお、基材Sとして後述するガス拡散層やセパレータを用いた場合には、基材Sを膜電極接合体Aから剥離する必要が無い。
本発明の実施の形態に係る膜電極接合体Aの製造方法は、第1の電極触媒層2、高分子電解質層1、第2の電極触媒層3が順次積層され、製造効率を非常に高くすることができる。したがって、低コストで膜電極接合体Aを製造することができる。
また、本発明の実施の形態に係る膜電極接合体Aは、高分子電解質層1と第1の電極触媒層2及び第2の電極触媒層3との接合を十分にすることができ、高分子電解質層1と第1の電極触媒層及び第2の電極触媒層3との界面のイオン抵抗を小さくすることができる。
また、本発明の実施の形態に係る膜電極接合体Aの製造方法は、従来のホットプレスによって高分子電解質層の両面に電極触媒層を転写する膜電極接合体の製造方法と比較して、ホットプレス工程を省略することができる。ホットプレス工程を省略した場合には、ホットプレス時の加熱や圧力で高分子電解質層がダメージを受けることによる膜強度の低下やイオン交換能の低下を防ぐこともできる。
また、本発明の実施の形態に係る膜電極接合体Aは、1組の電極触媒層の間に位置する高分子電解質層1の膜厚を薄くすることができる。従来のガス拡散層上に形成された電極触媒層をホットプレスによって高分子電解質層の両面に転写する膜電極接合体の製造方法では、ホットプレス時にガス拡散層に含まれるカーボン繊維が電極触媒層及び高分子電解質層にくい込むことによってガスリークが発生し、膜電極接合体の回路電圧を低下したり、発電させたときに短絡(ショート)したりするという問題があった。そのため、ホットプレスによって高分子電解質層の両面に電極触媒層を転写する方法により膜電極接合体を製造するにあたっては、高分子電解質層の膜厚を大きくする必要があった。
これに対し、本発明の実施の形態に係る膜電極接合体Aの製造方法は、ホットプレス工程を省略することができ、形成される高分子電解質層1の膜厚を薄くすることができる。具体的には高分子電解質層1の厚みを20μm以下とすることができる。そして、高分子電解質層1の膜厚の小さい膜電極接合体Aにあっては、膜抵抗の低下により発電特性を向上させることができる。
また、本発明の実施の形態に係る膜電極接合体Aの製造方法は、第1の電極触媒層2及び第2の電極触媒層3の断面を含めた四方を高分子電解質層1で覆われている。そのため、特に低加湿条件下において、第1の電極触媒層2及び第2の電極触媒層3の保湿性が高まり、高いプロトン伝導性を有するため、発電性能を向上させることができる。
また、本発明の実施の形態に係る膜電極接合体Aの製造方法は、第1の触媒インク2’’に含まれる高分子電解質と、電解質インク1’’に含まれる高分子電解質と、第2の触媒インク3’’に含まれる高分子電解質とが同一の材料を含むことが好ましい。それぞれのインクが同一の高分子電解質を含むことにより、高分子電解質層1と第1の電極触媒層2及び第2の電極触媒層3との接合を向上させることができ、高分子電解質層1と第1の電極触媒層2及び第2の電極触媒層3との界面のイオン抵抗を減少させることができる。
つまり、本発明の実施の形態に係る膜電極接合体Aの製造方法は、生産効率が高く、高分子電解質層1と第1の電極触媒層2及び第2の電極触媒層3とが十分に接合され、高分子電解質1と第1の電極触媒層2及び第2の電極触媒層3との界面のイオン抵抗が低く、安価で十分な発電性能を備える膜電極接合体Aとすることができる。
次に、本発明の実施の形態に係る膜電極接合体(MEA)A及びその製造方法、また、本発明の実施の形態に係る固体高分子形燃料電池についてさらに詳細を説明する。
(触媒インク)
本発明の実施の形態に係る触媒インクの分散媒として使用される溶媒は、触媒粒子や高分子電解質を侵食することなく、高分子電解質の流動性の高い状態で溶解または微細ゲルとして分散できるものであれば特に制限はない。しかし、揮発性の液体有機溶媒が少なくとも含まれることが望ましく、特に限定されるものではないが、メタノール、エタノール、1−プロパノ―ル、2−プロパノ―ル、1−ブタノ−ル、2−ブタノ−ル、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、ペンタノ−ル等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、ペンタノン、メチルイソブチルケトン、へプタノン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、アセトニルアセトン、ジイソブチルケトンなどのケトン系溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、アニソール、メトキシトルエン、ジブチルエーテル等のエーテル系溶剤、その他ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ−2−プロパノール等の極性溶剤等が使用される。また、これらの溶剤のうち二種以上を混合させたものも使用できる。
また、溶媒として低級アルコールを用いたものは発火の危険性が高く、このような溶媒を用いる際は水との混合溶媒にするのが好ましい。高分子電解質となじみがよい水が含まれていてもよい。水の添加量は、高分子電解質が分離して白濁を生じたり、ゲル化したりしない程度であれば特に制限はない。
本発明の実施の形態で用いる触媒物質(以下、「触媒粒子」あるいは「触媒」と称すことがある)としては、白金やパラジウム、ルテニウム、イリジウム、ロジウム、オスミウムの白金族元素の他、鉄、鉛、銅、クロム、コバルト、ニッケル、マンガン、バナジウム、モリブデン、ガリウム、アルミニウムなどの金属又はこれらの合金、または酸化物、複酸化物等が使用できる。また、触媒の粒径は0.5nm以上20nm以下が好ましい。触媒の粒径が20nmを超えると、触媒の表面積が低下し、発電性能が下がってしまう。一方、触媒の粒径が0.5nm未満だと、シンタリングしやすく触媒の耐久性が低下してしまう。触媒の粒径は1nm以上5nm以下が特に好ましい。
上述した触媒を担持するための電子伝導物質は、カーボン粒子が使用される。カーボン粒子の種類は、微粒子状で導電性を有し、触媒におかされないものであればどのようなものでも構わないが、カーボンブラックやグラファイト、黒鉛、活性炭、カーボンファイバ、カーボンナノチューブ、フラーレンが使用できる。カーボン粒子の粒径は10nm以上1000nm以下が好ましい。カーボン粒子の粒径が10nm未満だと、電子伝導パスが形成されにくくなってしまう。また、カーボン粒子の粒径が1000nmを超えると、第1の電極触媒層2、第2の電極触媒層3のガス拡散性が低下して、触媒の利用率が低下してしまう。さらに、カーボン粒子の粒径は10nm以上100nm以下が好ましい。また、本発明の実施の形態に係る触媒インクにあっては、触媒を担持していない電子伝導物質を用いることもできる。触媒を担持していない電子伝導物質としては、カーボン粒子が使用される。
触媒インクに含まれる高分子電解質は、プロトン伝導性があり、特にパーフルオロ型のスルホン酸ポリマー、例えば、製品名としてナフィオン(Nafion、デュポン社の登録商標)、フレミオン(旭硝子社の登録商標)、アシプレックス(旭化成社の登録商標)等を使用できる。また、スルホン化されたPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)やPES(ポリエーテルスルホン)、PI(ポリイミド)などの炭化水素電解質も使用できる。
第1の電極触媒層用の触媒インク2’’、第2の電極触媒層用の触媒インク3’’を用いて、塗布、乾燥を行うことにより、第1の電極触媒層2、第2の電極触媒層3を形成することができる。
(基材S)
本発明の実施の形態で用いる基材Sとしては、セパレータやGDL、ガラスなどを用いることができる。
また、基材Sとしては、ポリイミド、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリパルバン酸アラミド、ポリアミド(ナイロン)、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアクリレート、ポリエチレンナフタレート等の高分子フィルムを挙げることができる。
その他、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の耐熱性フッ素樹脂を用いることもできる。また、基材Sとして、ガラス上に粘着剤を介して高分子フィルムを貼りあわせたものを用いてもよい。
本発明の実施の形態に係る基材Sとしては、中心線平均粗さRが小さいものが好ましい。具体的には、5μm以下が好ましく。より好ましくは1μm以下とするのが良い。この理由は、中心線平均粗さRaが5μmを超えると、第1の電極触媒層2、第2の電極触媒層3、高分子電解質層1が平滑に安定に塗工できないためである。
(電解質インク1’’)
本発明の実施の形態で用いられる電解質インク1’’の高分子電解質は、プロトン伝導性のある膜であり、特にパーフルオロ型のスルホン酸ポリマー、例えば、製品名としてナフィオン(Nafion、デュポン社の登録商標)、フレミオン(旭硝子社の登録商標)、アシプレックス(旭化成社の登録商標)等の膜が使用できる。また、スルホン化されたPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)やPES(ポリエーテルスルホン)、PI(ポリイミド)などの炭化水素電解質も使用できる。
本発明の実施の形態に係る電解質インク1’’の分散媒として使用される溶媒は、高分子電解質が流動性の高い状態で溶解または微細ゲルとして分散できるものであれば特に制限はない。しかし、揮発性の液体有機溶媒が少なくとも含まれることが望ましく、特に限定されるものではないが、メタノール、エタノール、1−プロパノ―ル、2−プロパノ―ル、1−ブタノ−ル、2−ブタノ−ル、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、ペンタノ−ル等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、ペンタノン、メチルイソブチルケトン、へプタノン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、アセトニルアセトン、ジイソブチルケトンなどのケトン系溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、アニソール、メトキシトルエン、ジブチルエーテル等のエーテル系溶剤、その他ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジアセトンアルコール、1−メトキシ−2−プロパノール等の極性溶剤等が使用される。また、これらの溶剤のうち二種以上を混合させたものも使用できる。
本発明の実施の形態で用いられる電解質インク1’’の粘度は、100cP以上300cP以下が好ましい。その理由は、高分子電解質層1の粘度が100cP未満であると粘度が低く、作業性が悪くなってしまい、一方、300cPを超えると粘度が高く、均一に成膜できにくくなってしまうためである。
電解質インク1’’を用い、塗布、乾燥をおこなうことにより、高分子電解質層1を形成することができる。
高分子電解質層1の厚さは25μm以下が好ましい。25μm以下とすることにより膜抵抗を低下させることができ、発電特性を向上させることができる。また、低加湿条件下で発電させた場合に空気極(カソード)7で発生する生成水が逆拡散し、層が湿潤し発電性能を維持しやすくすることができる。また、形成される膜電極接合体Aの強度の面から高分子電解質層1の厚さは10μm以上であることが好ましい。
本発明の実施の形態に係る膜電極接合体Aは、第1の電極触媒層2及び第2の電極触媒層3の同一平面上に形成される高分子電解質層1の面積が、電極触媒層の面積の4倍以上であることが好ましい。この理由は、面積が4倍未満であると同一平面上に形成される第1の電極触媒層2、第2の電極触媒層3と高分子電解質層1との界面付近からガスリークがしやすくなるためである。
次に、本発明の実施の形態に係る逐次積層型膜電極接合体(MEA)Aを用いた固体高分子形燃料電池について説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る固体高分子形燃料電池を示す概略分解模式図である。図2に示すように、本発明の実施の形態に係る固体高分子形燃料電池は、高分子電解質層1の両面に第1の電極触媒層2及び第2の電極触媒層3を有する膜電極接合体Aを備え、膜電極接合体Aの第1の電極触媒層2及び第2の電極触媒層3と対向して燃料極側ガス拡散層4及び空気極側ガス拡散層5が配置される。これによりそれぞれの燃料極(アノード)6及び空気極(カソード)7が構成される。そしてガス流通用のガス流路8を備え、相対する主面に冷却水流通用の冷却水流路9を備えた導電性でかつ不透過性の材料よりなる1組のセパレータ10が配置される。燃料極6側のセパレータ10のガス流路8からは、燃料ガスとして、例えば水素を含むガスが供給される。そして、水素と空気極側のガスである酸素とを触媒の存在下で電極反応させることにより、燃料極6と空気極7の間に起電力を生じることができる。
図2に示すように、固体高分子形燃料電池は一組のセパレータ10に高分子電解質層1、第1の電極触媒層2、第2の電極触媒層3、燃料極側ガス拡散層4、空気極側ガス拡散層5が挟持された、いわゆる単セル構造の固体高分子形燃料電池であるが、本発明の実施の形態にあっては、セパレータ10を介して複数のセルを積層して燃料電池とすることができる。
また、ガス拡散層としては、ガス拡散性と導電性とを有する材質のものを用いることができる。具体的にはガス拡散層としてはカーボンクロス、カーボンペーパ、不織布などのポーラスカーボン材を用いることができる。ガス拡散層は基材Sとして用いることもできる。このとき、接合工程後にガス拡散層である基材Sを剥離する必要は無い。
また、ガス拡散層を基材Sとして用いる場合には、第1の電極触媒層用の触媒インク2’’を塗布する前に、予め、ガス拡散層上に目留め層(図示せず)を形成させてもよい。この目留め層は、触媒インクがガス拡散層の中に染み込むことを防止する層であり、触媒インクの塗布量が少ない場合でも目留め層上に堆積して三相界面を形成する。このような目留め層は、例えばフッ素系樹脂溶液にカーボン粒子を分散させ、フッ素系樹脂の融点以上の温度で焼結させることにより形成することはできる。フッ素系樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等が利用できる。
また、セパレータ10としては、カーボンタイプあるいは金属タイプのもの等を用いることができる。なお、ガス拡散層とセパレータ10は一体構造となっていても構わない。また、セパレータ10もしくは電極触媒層が、ガス拡散層の機能を果たす場合にはガス拡散層は省略されていても構わない。
以下、本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明は実施例に限定されるわけではない。
[第1の電極触媒層用の触媒インク2’’、第2の電極触媒層用の触媒インク3’’の調整]
白金担持量が50質量%である白金担持カーボン触媒(田中貴金属工業製、商品名:TEC10E50E)と、20質量%高分子電解質溶液であるナフィオン(登録商標、Dupont社製)を溶媒中で混合し、遊星ボールミル(FRITSCH社製、商品名:Pulverisette7)で分散処理を行った。ボールミルのポット、ボールにはジルコニア製のものを用いた。
出発原料の組成比を白金担持カーボンのカーボン粒子とナフィオンの質量比で2:1としたものを第1の電極触媒層用の触媒インク2’’、第2の電極触媒層用の触媒インク3’’とした。溶媒は、メタノール、エタノールを体積比で1:1とした。
[電解質インク1’’]
20質量%高分子電解質溶液であるナフィオン(登録商標、Dupont社製)を電解質インク1’’として用いた。
[基材S]
ガラス上に高分子フィルム(ポリエチレンテトラフルオロエチレン(ETFE))を粘着剤を介して貼りあわせたものを下地基材Sとして用いた。
[第1の電極触媒層2の作製]
ドクターブレードにより、第1の電極触媒層用の触媒インク2’’を基材上に塗布し、そして80℃で5分間乾燥させることで第1の電極触媒層2を作製した。また、第1の電極触媒層2の厚さは、白金担持量が約0.3mg/cmになるように調整し、第1の電極触媒層2の電極面積は5cmになるようにマスキングをして調節した。
[高分子電解質層1の作製]
ドクターブレードにより、5cmに調節された第1の電極触媒層2上に電解質インク1’’を塗布し、塗布後すぐに60℃に設定したオーブン内で5分間乾燥させることで高分子電解質層1を作製した。その後、80℃で真空に設定された乾燥機の中で10分間乾燥させることで高分子電解質層1を作製した。高分子電解質層1の厚さは、ドクターブレードの刃と隙間の幅を調整し、25μmになるようにし、またナフィオン層の面積は、55cmとなるように作製した。
[第2の電極触媒層3の作製]
ドクターブレードにより、第2の電極触媒層用の触媒インク3’’を高分子電解質層1上に塗布し、5分間乾燥させることで第2の電極触媒層3を作製した。また、第2の電極触媒層3の厚さは、白金担時量が約0.3mg/cmになるように調整し、第2の電極触媒層3の電極面積は5cmになるようにマスキングして調整した。
(比較例)
[基材]
PTFEシートを転写シートとして使用した。
[電極触媒層の作製]
ガラスプレート上に基材を固定し、ドクターブレードにより電極触媒層用の触媒インクを基材上に塗布し、80℃に設定したオーブン内で5分間乾燥させることで電極触媒層を作製した。電極触媒層の厚さは、白金担持量が0.3mg/cmになるように調節した。
[基材]
ガラス上に高分子フィルム(ポリエチレンテトラフルオロエチレン(ETFE))を粘着剤を介して貼りあわせたものを下地基材として用いた。
[高分子電解質層の作製]
ドクターブレードにより、基材上に高分子電解質溶液を塗布し、塗布後すぐに60℃に設定したオーブン内で5分間乾燥させることで高分子電解質層を作製した。その後、80℃で真空に設定された乾燥機の中で10分間乾燥させることで高分子電解質層を作製した。高分子電解質層の厚さは、ドクターブレードの刃との隙間を調整し、25μmになるようにした。
[膜電極接合体の作製]
PTFEシート上に作製された電極触媒層を5cmの正方形に打ち抜き、高分子電解質溶液から作製した高分子電解質層の両面に対面するように転写シートを配置し、130℃、6.0×10Paの条件でホットプレスを行い、膜電極接合体を作製した。
[発電特性]
実施例及び比較例において、下地基材Sを剥離し得られた膜電極接合体Aにガス拡散層としてカーボンクロスを挟むように貼り合わせ、発電評価セル(エヌエフ回路設計ブロック社製)内に設置した。これを燃料電池測定装置(商品名:GFI−SG1、東陽テクニカ社製)を用いて、セル温度80℃で、以下に示す運転条件で電流電圧測定を行った。燃料ガスとして水素を、酸化剤ガスとして空気を、利用率一定による流量制御を行った。なお、背圧は100kPaとした。加湿器は、アノード40%RH、カソード40%RHとした。
実施例と比較例で作製した膜電極接合体Aの発電特性を調べた。その結果、実施例の方が比較例より発電特性が良いことを確認した。
したがって、本発明は、第1の電極触媒層2と第2電極触媒層3の断面を含めた四方を高分子電解質層1で覆われているため、保湿性が高く、低加湿条件下で発電特性を向上させることができた。
本発明は、電気自動車、携帯電話、自動販売機、水中ロボット、潜水艦、宇宙船、水中航走体、水中基地用電源等に用いる固体高分子形燃料電池に利用できる。
1…高分子電解質層、1’’…電解質インク、1’…塗膜、2…第1の電極触媒層、2’’…第1の電極触媒層用の触媒インク、2’…塗膜、3…第2の電極触媒層、3’’…第2の電極触媒層用の触媒インク、3’…塗膜、A…膜電極接合体、S…基材、4…燃料極側ガス拡散層、5…空気極側ガス拡散層、6…燃料極(アノード)、7…空気極(カソード)、8…ガス流路、9…冷却水流路、10…セパレータ

Claims (7)

  1. 一対の電極触媒層の断面を含めた四方を高分子電解質層で囲まれていることを特徴とする膜電極接合体。
  2. 基材上に、触媒担持粒子と高分子電解質と溶媒を含む第1の電極触媒層用の触媒インクを塗布し塗膜を形成し、前記塗膜中の前記溶媒を除去し、第1の電極触媒層を形成し、
    前記第1の電極触媒層上に、前記高分子電解質と前記溶媒を含む電解質インクを塗布し、前記第1の電極触媒層の四方を覆った塗膜を形成し、前記塗膜中の溶媒を除去し、高分子電解質層を形成し、
    前記高分子電解質層上に、前記触媒担持粒子と前記高分子電解質と前記溶媒を含む第2の電極触媒層用の触媒インクを塗布し、前記第2の電極触媒層の四方を覆った塗膜を形成し、前記塗膜中の前記溶媒を除去し、第2の電極触媒層を形成することを特徴とする膜電極接合体の製造方法。
  3. 前記電解質インクの粘度は、100cP以上300cP以下であることを特徴とする請求項2に記載の膜電極接合体の製造方法。
  4. 前記第1の電極触媒層及び前記第2の電極触媒層の同一平面上に形成される前記高分子電解質層の面積が、前記第1の電極触媒層及び前記第2の電極触媒層の面積の4倍以上であることを特徴とする請求項2または3に記載の膜電極接合体の製造方法。
  5. 前記第1の電極触媒層用の触媒インクに含まれる前記高分子電解質と、前記電解質インクに含まれる前記高分子電解質とが同一の材料を含むことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の膜電極接合体の製造方法。
  6. 請求項2乃至5のいずれかに記載の膜電極接合体の製造方法により製造されることを特徴とする膜電極接合体。
  7. 請求項6に記載の膜電極接合体が一対のガス拡散層で挟持され、さらに、前記一対のガス拡散層は一対のセパレータで挟持されることを特徴とする固体高分子形燃料電池。
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