JP5701137B2 - 空調装置、空調方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、空調装置、空調方法及びプログラムに関し、更に詳しくは、室内の空調を行う空調装置、室内の空調を行うための空調方法及びプログラムに関する。
株式会社等に代表される大口需要者と、電力会社との間の契約では、例えば年間の最大需要電力を基準として契約電力が決定される。このため、大口需要者の設備では、コントローラを用いたデマンドコントロールが一般的に行われる(例えば特許文献1参照)。このデマンドコントロールが実行されると、設備での需要電力(デマンド)が増加した際には、例えば重要度の低い機器の運転が制限される。これにより、需要電力は、契約電力を超えることなく推移する。
特開平1−114654号公報
従来、上述のデマンドコントロールは、比較的規模が大きな設備で行われてきた。しかしながら、近年の地球温暖化や、世界規模で進行する経済産業の発展にともない、上述のデマンドコントロールに相当する技術が、今後一般家庭でも必要になることが予想される。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、一般家庭における需要電力の増加を、効果的に抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る空調装置は、
室内温度Tが、ユーザにより設定された温度Tから乖離している状態から、前記室内温度Tが、前記温度Tに近づくように、空調装置が運転される過程において、
需要電力(デマンド)が所定の値を超える兆候があると判断した場合に、消費電力を削減する必要性の大きさであるレベルを示す要求レベル情報を含むデマンド信号を出力するデマンド制御手段と、
記室内温度Tと前記温度Tとの間の温度範囲内で空調目標温度T 設定する温度設定手段と、
前記空調目標温度T と前記室内温度T との偏差(T −T )に応じた出力で、室内の空調を行う空調手段と、
前記デマンド信号に含まれる前記要求レベル情報に対応付けられた設定値を設定する設定手段と、を備え、
前記温度設定手段は、前記デマンド制御手段が前記デマンド信号を出力している場合、前記偏差が閾値以下になる毎に、前記空調目標温度T を前記室内温度T から前記設定値だけ離れた温度に設定しながら、前記室内温度T の変化に追従して、前記空調目標温度T を前記温度T に近づくように設定する。
本発明によれば、室内の温度と空調目標温度との偏差が、デマンド信号に応じた設定値以下と小さくなる。このため、室内の空調を効率よく行うことができ、結果的に、需要電力の増加を効果的に抑制することができる。
本実施形態に係る空調装置のブロック図である。 室外機制御装置及び室内機制御装置のブロック図である。 室内機制御装置のCPUによって実行される処理を示すフローチャートである。 室内温度の推移を示す推移曲線を示す図である。 図4における推移曲線を拡大して示す図である。 室内温度の推移を表す推移曲線を示す図である。 空調装置の消費電力を表す推移曲線を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る空調装置10のブロック図である。この空調装置10は、一般家屋の室内空間100を空調対象とする蒸気圧縮方式の空調装置である。図1に示されるように、空調装置10は、室外機20、室内機30、リモコン装置53、及びデマンド制御装置54を有している。
室外機20は、一般家屋のベランダ等に配置され、外気との間で熱交換を行う。この室外機20は、熱交換器21、電動ファン22、コンプレッサ23、四方弁24、膨張弁25、及び室外機制御装置51を有している。
熱交換器21は、例えば伝熱管と放熱フィンとを有するクロスフィン方式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。この熱交換器21は、空調装置10が冷房運転を行っている場合に、凝縮器として機能し、空調装置10が暖房運転を行っている場合に、蒸発器として機能する。
電動ファン22は、遠心ファン或いは多翼ファンと、このファンを回転させるファンモータを備えている。この電動ファン22は、外気を熱交換器21へ供給する。
コンプレッサ23は、インバータモータを備える容積式圧縮機である。このコンプレッサ23は、冷媒を圧縮して四方弁24へ吐出する。
四方弁24は、熱交換器21を流れる冷媒の方向を切り替えるための弁である。この四方弁24は、空調装置10が冷房運転を行っているときに、冷媒を矢印aに示される方向に循環させる。そして、空調装置10が暖房運転を行っているときに、冷媒を矢印bに示される方向へ循環させる。
膨張弁25は、熱交換器21を流れる冷媒の流量を調整するための電動膨張弁である。
図2は、室外機20の室外機制御装置51と、室内機30の室内機制御装置52のブロック図である。室外機制御装置51は、図2に示されるように、CPU(Central Processing Unit)51a、主記憶部51b、補助記憶部51c、インタフェース51d、及び上記各部を相互に接続するバス51eを有するマイクロコンピュータである。
主記憶部51bは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)或いはSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリを有している。この主記憶部51bは、CPU51aの作業領域として用いられる。
補助記憶部51cは、磁気ディスク、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを有している。この補助記憶部51cには、CPU51aによって実行されるプログラム及び各種パラメータに関する情報が記憶されている。
インタフェース51dは、例えばシリアルインタフェースまたはLAN(Local Area Network)インタフェース等を含んで構成されている。CPU51aは、このインタフェース51dを介して、室内機30の室内機制御装置52と通信を行う。また、CPU51aは、インタフェース51dに接続された温度センサ、圧力センサを介して、冷媒の圧力及び温度をモニタし、電動ファン22及びコンプレッサ23を制御する。
図1に戻り、室内機30は、室内空間100の天井や壁面に設置され、室内空間100の空気と熱交換を行う。この室内機30は、熱交換器31、電動ファン32、温度センサ33、及び室内機制御装置52を有している。
熱交換器31は、上述した熱交換器21と同等の構成を有している。この熱交換器31には、電動ファン32によって、室内空間100の空気が供給される。これにより、室内空間100の空気は、室内空間100と熱交換器31との間を循環し、室内空間100の空気と熱交換器21と間で熱交換が行われる。
室外機20を構成する熱交換器21と、室外機20を構成する熱交換器31は、配管60によって接続されている。そして、この配管60を介して冷媒が、室外機20と室内機30との間を循環する。
図2に示されるように、室内機制御装置52は、室外機制御装置51と同様に、CPU52a、主記憶部52b、補助記憶部52c、インタフェース52d、及び上記各部を相互に接続するバス52eを有するマイクロコンピュータである。
室内機制御装置52のCPU52aは、インタフェース52dを介して、室外機20の室外機制御装置51、リモコン装置53、及びデマンド制御装置54と通信を行う。また、CPU52aは、インタフェース52dに接続された温度センサ33を介して、室内空間100の空気の温度をモニタする。そして、モニタ結果に応じて電動ファン32を制御する。これにより、室内空間100の温度が設定温度に調整される。
リモコン装置53は、操作ボタン及び液晶表示部を備えている。このリモコン装置53は、室内機制御装置52と無線通信することによって、ユーザ105によって入力された入力情報を、室内機制御装置52へ送信する。この入力情報は、例えば運転開始指令或いは停止指令、室内空間100の空調目標温度(空調装置10の設定温度)、空調空気の風向或いは風速、空調装置が冷房運転を行っているか、或いは暖房運転を行っているかを示す運転モードについて情報である。
デマンド制御装置54は、例えば室内空間100が属する家屋で消費される消費電力を監視する。そして、消費電力が契約電力超える兆候があると判断した場合に、室内機制御装置52へデマンド信号を出力する。
次に、デマンド信号が出力された際に、空調装置10によって行われる処理について説明する。前提として、空調装置10では、デマンド制御装置54からデマンド信号が出力されているものとする。また、空調装置10が運転される前の室内空間100の温度はTであり、ユーザ105によって設定された室内空間100の空調目標温度Tは温度Tであるものとする。
図3は、室内機30の室内機制御装置52を構成するCPU52aの処理アルゴリズムに対応するフローチャートである。このフローチャートに示される一連の処理は、ユーザ105によって、空調装置10が起動されると順次実行される。
まず、図3に示されるように、最初のステップS301では、CPU52aは、デマンド信号の取得を試みる。デマンド制御装置54からデマンド信号が発信されている場合には、ステップS301での判断が肯定され(ステップS301:Yes)、CPU52aは、次のステップS302へ移行する。
次のステップS302では、CPU52aは、デマンド信号に基づいて設定される空調目標温度Tの下限値Vを設定する。図4には、室内空間100の室内温度Tの推移を示す推移曲線S1が示されている。また、図中の温度Tは、ユーザ105によって予め設定されていた空調目標温度Tである。ユーザ105によって空調目標温度(設定温度)Tが温度Tと設定されている場合には、CPU52aは、温度Tに、ΔT(例えば1℃)を加えた温度Tを、空調目標温度Tの下限値Vに設定する。デマンド制御装置54からデマンド信号が発信されている間は、室内空間100の温度が、下限値V(=T)になるように、空調装置10が運転されることになる。
次のステップS303では、CPU52aは、室内空間100についての最初の空調目標温度Tを算出する。この空調目標温度Tの算出は、室内空間100の室内温度Tから、ΔT1を減じることによって行う。例えば、図4に示されるように、室内空間100の温度がTである場合には、温度TからΔT1を減じて得られる温度Tが、空調目標温度Tとして算出される。
次のステップS304では、CPU52aは、算出した空調目標温度Tが、下限値Vよりも大きいか否かを判断する。算出した空調目標温度Tが下限値Vよりも大きい場合には(ステップS304:Yes)、CPU52aは、ステップS305へ移行する。
ステップS305では、CPU52aは、ステップS303で算出した空調目標温度Tを新規な空調目標温度Tに設定する。これにより、空調目標温度Tが、温度Tに設定される。
ステップS305で設定された空調目標温度Tについての情報は、室外機制御装置51に送信される。室外機制御装置51は、空調目標温度Tと室内空間100の室内温度Tとの偏差に応じて、コンプレッサ23及び電動ファン22の目標出力を決定する。そして、コンプレッサ23及び電動ファン22の出力が、目標出力に一致するようにコンプレッサ23及び電動ファン22を運転する。
また、ステップS305で設定された空調目標温度Tについての情報は、リモコン装置53に出力され、表示される。ユーザ105は、リモコン装置53の画面を介して、空調目標温度Tの値を確認することが可能となる。
次のステップS306では、CPU52aは、室内空間100の室内温度Tと空調目標温度Tとの偏差(|T−T|)が、閾値th以下であるか否かを判断する。そして、室内温度Tと空調目標温度Tとの偏差が、閾値th以下になった場合に(ステップS306:Yes)、CPU52aは、ステップS303へ戻る。
図5は、図4の一部を拡大して示す図である。図5を参照するとわかるように、空調目標温度Tを温度Tとした空調が、時刻tから開始されると、推移曲線S1に従って室内空間100の室内温度Tが下降する。そして、時刻tで室内温度Tと空調目標温度Tとの偏差(|T−T|)が閾値thと等しくなる。このため、室内温度Tと空調目標温度Tとがほぼ等しくなった場合には、ステップS306での判断が肯定される。
CPU52aによって、ステップS303〜ステップS306の処理が繰り返されることで、室内空間100の室内温度Tの低下に追従するように、大きさがほぼΔT1ずつ異なる空調目標温度TがΔT1を基準として順次設定される。具体的には、図4に示されるように、まず空調目標温度TがTに設定され、室内温度Tの低下に追従するように、順次空調目標温度Tが温度T4,温度T3となるように設定される。
一方、ステップS304で、空調目標温度Tが、下限値V以下になった場合には(ステップS304:No)、CPU52aは、ステップS307へ移行する。例えば、図4を参照するとわかるように、室内空間100の室内温度Tが、温度Tとほぼ一致する場合には、温度TからΔT1を減じて算出される温度Tは、下限値Vと等しい温度Tより小さくなる。このような場合には、ステップS304での判断が否定され、CPU52aは、ステップS307へ移行する。
ステップS307では、空調目標温度Tを、下限値Vに等しい温度Tに設定する。これにより、空調目標温度T(=T)と室内空間100の室内温度Tとの偏差に応じて、コンプレッサ23及び電動ファン22の目標出力が決定される。そして、コンプレッサ23及び電動ファン22の出力が、目標出力に一致するように運転される。したがって、時刻tに、空調目標温度Tが温度Tに設定されると、時刻tに至るまでに室内空間100の室内温度Tは空調目標温度Tまで低下し、以降、室内空間100の室内温度Tは温度Tに一致するように維持される。
ステップS307の処理が完了すると、CPU52aは、ステップS301へ戻り、以降、上述したステップS301〜S307の処理を繰り返し実行する。
以上説明したように、本実施形態では、デマンド信号が発信された場合に、空調対象となる室内空間100の室内温度Tから、ΔT1だけ低い温度を空調目標温度Tとして順次設定する。これにより、室内温度Tの低下に追従するように、大きさがほぼΔT1ずつ異なる空調目標温度Tが順次設定される。このため、室内空間100の室内温度Tと空調目標温度Tとの偏差の拡大が規制され、空調装置10の出力が必要以上に増加することがなくなる。したがって、空調装置10が効率よく運転され、結果的に空調装置10で消費される消費電力が削減される。以下、図6及び図7を参照して説明する。
例えば、図6には、推移曲線S1,S2,S3が示されている。推移曲線S1〜S3は、空調による室内温度Tの推移を示す曲線である。推移曲線S1は、デマンド信号が発信されているときに、本実施形態に係る空調装置10によって空調を実施したときの室内温度Tの推移を示している。推移曲線S2は、デマンド信号が発信されているときに、空調目標温度Tを、温度Tに固定した状態で空調を行ったときの室内温度Tの推移を示している。推移曲線S3は、デマンド信号が発信されていないときに、空調目標温度Tを、温度Tに固定した状態で空調を行ったときの室内温度Tの推移を示している。
また、図7には、推移曲線S4,S5,S6が示されている。推移曲線S4〜S6は、空調によって消費される消費電力の推移を示す曲線である。推移曲線S4は、空調によって、室内温度Tが、推移曲線S1に示されるように推移したときの消費電力の推移を示している。推移曲線S5は、空調によって、室内温度Tが、推移曲線S2に示されるように推移したときの消費電力の推移を示している。推移曲線S6は、空調によって、室内温度Tが、推移曲線S3に示されるように推移したときの消費電力の推移を示している。
図7の推移曲線S4〜S6を総合的に見ると、本実施形態に係る空調装置10によって、室内空間100の空調が行われたときの消費電力が、他の場合に比べて常時最も小さくなっていることがわかる。
空調装置が処理する熱負荷は、空調装置の運転が開始されたときに建物の躯体に蓄えられている熱量と、空調対象となる室内空間に外部から侵入する熱量との総和である。建物の躯体に蓄えられている熱量は、時間とともに次第に減少する。一方、外部からの熱負荷は、室内空間の温度と、外気温度との温度差に応じて増加する。このため、外部からの熱負荷は、室内温度が低下するにつれて増加する。
したがって、図7に示されるように、空調による消費電力は、建物の躯体に蓄えられている熱量の処理が行われるまでの間、すなわち空調開始直後から所定時間経過するまでの間で高くなり、その後室内温度が低下するとほぼ一定のところに落ち着く。
空調装置10では、空調目標温度Tと室内温度Tとの偏差が一定以上拡大しないように、空調目標温度Tが設定される。そして、空調装置10は、空調目標温度Tと室内温度Tとの偏差に応じて、低い出力で運転される。一般に、空調装置の効率は、空調装置の出力が低いほど高くなる。したがって、本実施形態では、空調開始直後から所定時間経過するまでの間に、空調装置10が効率的に運転され、結果的に空調で消費される消費電力が削減される。
本実施形態では、デマンド制御装置54から、デマンド信号が発信された場合には、空調目標温度Tの下限値Vが設定される。この下限値Vは、デマンド信号が発信される前の空調目標温度TにΔT2を加えた温度となる。このため、デマンド信号が発信された後に消費される消費電力を、確実に低減することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態によって限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、空調目標温度Tと室内温度Tとの偏差が閾値th以下になった場合に、空調目標温度Tが新たに設定されることとした。これに限らず、空調目標温度Tを設定した後に、空調を所定時間(例えば3分間)実施し、その後、空調目標温度Tが新たに設定されることとしてもよい。
上記実施形態に係るΔT1,ΔT2は、任意に設定することが可能であり、例えば1℃から2℃とすることが考えられる。
上記実施形態に係るデマンド制御装置は、消費電力を削減する必要性に応じて、異なるレベルのデマンド信号を発信することとしてもよい。例えば、消費電力を削減する必要性が高い場合には、値がHのデマンド信号を出力し、消費電力を削減する必要性が低い場合には、値がHより低いLの信号を出力することとしてもよい。
これにより、例えばデマンド信号のレベルに応じて、空調目標温度Tを規定するΔT1の値を変更することが可能となる。具体的には、値がHのデマンド信号が発信された場合には、室内機制御装置52は、ΔT1の値を1℃として、値がLのデマンド信号が発信された場合には、ΔT1の値を2℃としてもよい。これにより、デマンドに対する要求に応じて、消費電力を削減しつつ、ユーザ105の快適性を確保することが可能となる。
同様に、デマンド信号のレベルに応じて、下限値Vを規定するΔT2の値を変更してもよい。具体的には、値がHのデマンド信号が発信された場合には、室内機制御装置52は、ΔT2の値を2℃として、値がLのデマンド信号が発信された場合には、ΔT2の値を1℃としてもよい。これにより、デマンドに対する要求に応じて、消費電力を削減しつつ、ユーザ105の快適性を確保することが可能となる。
なお、デマンド信号の値はLとHの2つに限らず、3つ以上の値であってもよい。具体的には、デマンド制御装置は、要求レベルに応じて、値がLのデマンド信号、値がMのデマンド信号、値がHのデマンド信号等、3つ以上の種類のデマンド信号を発信することとしてもよい。
上記実施形態では、デマンド制御装置54は、室内空間100が属する家屋で消費される消費電力を監視し、消費電力が契約電力超える兆候があると判断した場合に、室内機制御装置52へデマンド信号を出力することとした。これに限らず、デマンド制御装置54は、電力会社等の外部からの要求に応じて、デマンド信号を発信することとしてもよい。
上記実施形態では、図1に示されるように、デマンド制御装置54が、室内機制御装置52に接続されている場合について説明した。これに限らず、デマンド制御装置54は、室外機制御装置51に接続されていてもよい。
上記実施形態に係る室外機制御装置51、及び室内機制御装置52の機能は、専用のハードウエアによっても、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明の空調装置、空調方法及びプログラムは、室内空間の空調に適している。
10 空調装置
20 室外機
21 熱交換器
22 電動ファン
23 コンプレッサ
24 四方弁
25 膨張弁
30 室内機
31 熱交換器
32 電動ファン
33 温度センサ
51 室外機制御装置
51a CPU
51b 主記憶部
51c 補助記憶部
51d インタフェース
51e,52e バス
52 室内機制御装置
52a CPU
52b 主記憶部
52c 補助記憶部
52d インタフェース
53 リモコン装置
54 デマンド制御装置
60 配管
100 室内空間
105 ユーザ
S1〜S6 推移曲線
空調目標温度
室内温度

Claims (4)

  1. 室内温度Tが、ユーザにより設定された温度Tから乖離している状態から、前記室内温度Tが、前記温度Tに近づくように、空調装置が運転される過程において、
    需要電力(デマンド)が所定の値を超える兆候があると判断した場合に、消費電力を削減する必要性の大きさであるレベルを示す要求レベル情報を含むデマンド信号を出力するデマンド制御手段と、
    記室内温度Tと前記温度Tとの間の温度範囲内で空調目標温度T 設定する温度設定手段と、
    前記空調目標温度T と前記室内温度T との偏差(T −T )に応じた出力で、室内の空調を行う空調手段と、
    前記デマンド信号に含まれる前記要求レベル情報に対応付けられた設定値を設定する設定手段と、を備え、
    前記温度設定手段は、前記デマンド制御手段が前記デマンド信号を出力している場合、前記偏差が閾値以下になる毎に、前記空調目標温度T を前記室内温度T から前記設定値だけ離れた温度に設定しながら、前記室内温度T の変化に追従して、前記空調目標温度T を前記温度T に近づくように設定する、
    調装置。
  2. 前記デマンド信号に含まれる前記要求レベル情報は段階的に規定され、
    前記設定手段は、前記デマンド信号に含まれる前記要求レベル情報に対応付けられた前記設定値を段階的に設定する請求項1に記載の空調装置。
  3. 室内温度Tが、ユーザにより設定された温度Tから乖離している状態から、前記室内温度Tが、前記温度Tに近づくように、空調装置が運転される過程において、
    需要電力(デマンド)が所定の値を超える兆候があると判断した場合に、消費電力を削減する必要性の大きさであるレベルを示す要求レベル情報を含むデマンド信号を出力する工程と、
    記室内温度Tと前記温度Tとの間の温度範囲内で空調目標温度T 設定する工程と、
    前記空調目標温度T と前記室内温度T との偏差(T −T )に応じた出力で、室内の空調を行う工程と、
    前記デマンド信号に含まれる前記要求レベル情報に対応付けられた設定値を設定する工程と、を含み、
    前記空調目標温度T を設定する工程では、前記デマンド信号が出力されている場合、前記偏差が閾値以下になる毎に、前記空調目標温度T を前記室内温度T から前記設定値だけ離れた温度に設定しながら、前記室内温度T の変化に追従して、前記空調目標温度T を前記温度T に近づくように設定する、
    調方法。
  4. 室内温度Tが、ユーザにより設定された温度Tから乖離している状態から、前記室内温度Tが、前記温度Tに近づくように、空調装置が運転される過程において、
    コンピュータに、
    需要電力(デマンド)が所定の値を超える兆候があると判断した場合に、消費電力を削減する必要性の大きさであるレベルを示す要求レベル情報を含むデマンド信号を出力する手順と、
    記室内温度Tと前記温度Tとの間の温度範囲内で空調目標温度T 設定する手順と、
    前記空調目標温度T と前記室内温度T との偏差(T −T )に応じた出力を算出する手順と、
    前記デマンド信号に含まれる前記要求レベル情報に対応付けられた設定値を設定する手順と、を実行させ、
    前記空調目標温度T を設定する手順では、前記デマンド信号が出力されている場合、前記偏差が閾値以下になる毎に、前記空調目標温度T を前記室内温度T から前記設定値だけ離れた温度に設定しながら、前記室内温度T の変化に追従して、前記空調目標温度T を前記温度T に近づくように設定する、
    ログラム。
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