JP2008057818A - 空調システムの運転制御方法 - Google Patents

空調システムの運転制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008057818A
JP2008057818A JP2006233314A JP2006233314A JP2008057818A JP 2008057818 A JP2008057818 A JP 2008057818A JP 2006233314 A JP2006233314 A JP 2006233314A JP 2006233314 A JP2006233314 A JP 2006233314A JP 2008057818 A JP2008057818 A JP 2008057818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
priority
air
operation control
conditioning system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006233314A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4905939B2 (ja
Inventor
Ryuichi Nishida
龍一 西田
Shisei Waratani
至誠 藁谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Facilities Inc
Original Assignee
NTT Facilities Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Facilities Inc filed Critical NTT Facilities Inc
Priority to JP2006233314A priority Critical patent/JP4905939B2/ja
Publication of JP2008057818A publication Critical patent/JP2008057818A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4905939B2 publication Critical patent/JP4905939B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】複数の空調機を有する空調ゾーンにおいて、省エネルギー性向上と各空調機の信頼性向上を図ることができる空調システムの運転制御技術を提供する。
【解決手段】まず該当する空調機のKA値を(3)式により演算する(ステップS401)。さらに(1)式により能力係数Rを求める(ステップ402)。次に求めたRの値から、当該空調機の経年等を考慮したCOP特性曲線(R=R(t))を特定する(ステップS403)。さらに、特定COP特性曲線上の室外機周辺温度(To)に対応する点のCOP値(Ct)を求める。この値が当該空調機の運転効率ということになる(ステップS404)。上記ステップの演算を各空調機について行い、COP値の最も高いものを優先空調機として選択する(ステップS405)。このようにして選択した優先空調機に対して運転開始指示、又は出力を上げて運転することを指示する(ステップS406)。
【選択図】図9

Description

本発明は空調システムの運転制御方法に関し、特に、複数の空調機を有する空調ゾーンにおける省エネルギー性向上と各空調機の耐久性・信頼性向上を図ることができる空調システムの運転制御方法に関する。
1つの室内(空調ゾーン)に成績係数(COP)に優劣がある空調機、あるいは冷房方式の異なる空調機(例えば、水冷式と空冷式)が混合して複数設置されることがある。また、同一機種(型式)の空調機のみ設置されている場合であっても、経年等による性能劣化度や室外機の設置条件の違いにより、運転効率が大きく相違することもある。このような場合、運転効率の低い空調機の稼働率が高く、運転効率の高い空調機の稼働率が低い状態が続くと、空調ゾーン全体として省エネ化の要請に反することとなる。
さらに、現在市場に流通する空調機は、定格出力に近い高出力時の運転効率については飛躍的な進歩を遂げている半面、部分負荷特性についてはそれほど考慮されていない。従って、分散空調方式を採用する場においては、高効率出力範囲すなわち高出力範囲で空調機を稼動させることが省エネルギー性向上の鍵となる。
複数系統の空調機を制御する技術に関して、マルチエアコンを複数のグループに分割した複数の系統により、全体のピーク消費電力低減を図る技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。また、複数の圧縮機を備えた空調機について、各圧縮機の運転時間が等しくなるように制御する技術が開示されている(例えば特許文献2参照)。しかし、これらの技術は、いずれも性能、型式、室外機設置条件等が異なる複数の空調機が混合設置される空調ゾーンの運転制御技術に関するものではない。
特開2006−29694号公報 特開平5−10607号公報
本発明はこのような問題を解決するためのものであって、複数の空調機を有する空調ゾーンにおいて、省エネルギー性向上と各空調機の信頼性向上を図ることができる空調システムの運転制御技術を提供するものである。
本発明は以下の内容をその要旨とする。すなわち、
請求項1の発明は、複数の空調機を有する空調ゾーンにおける空調システム運転制御方法であって、各空調機の運転効率を比較して、優先的に運転すべき優先空調機を予め設定し、優先空調機以外の一の空調機が運転開始温度条件に至ったときに、当該一の空調機に対して運転開始指示せずに、非稼動の優先空調機に対して運転開始を指示、又は、稼動中の優先空調機に対して出力を上げて運転することを指示し(優先運転制御)、その後、当該一の空調機が運転停止温度条件に至ったときは、優先運転制御を解除する、ことを特徴とする。
本発明は、同一空調ゾーンに機種(型式)、設置後経過年数等の異なる複数の空調機が設置されているときに、その時点で運転効率(冷房効率)の最も高い空調機を優先的に運転させることにより、空調ゾーン全体として省エネ性向上を可能とするものである。
この場合、運転効率を、各空調機について室外機熱交換性能劣化度を考慮したCOP特性曲線と、室外機設置場所の温度条件、に基づき求めた当該空調機の運転効率を用いることができる(請求項2)。
一般に、室内定格条件(例えば室温25℃に維持)におけるCOP特性曲線(室外機周辺温度(吸い込み温度)変化に対する)は、室外機熱交換能力係数(R)をパラメータとして図7のように示される。ここに、熱交換能力係数Rは次式で示される。
R=KA(t)/KA(0)・・・・・(1)
(1)式において、KA(0)は新品時のKA値、KA(t)は新品時から時間t経過後のKA値である。これより、(1−R)は新品時から時間t経過後の熱交換器劣化度を表す。また、KA値は以下により求めることができる。すなわち、図8(モリエール線図)を参照して、凝縮器における熱交換量(放熱量)Qcは、
Qc=Gr(h3−h1’)・・・・・(2)
となる。ここに、冷媒循環量Grは、例えば圧縮機周波数の測定により求めることができる。h1’は、冷媒高圧圧力Pcに対応する凝縮温度Tcから過冷却された状態における冷媒エンタルピである。過冷却温度は、冷媒循環量、膨張弁開度により求めることもできるが、近似的に平均過冷却温度(3〜5℃)を用いてもよい。これらより、
KA=Qc/MTD ・・・・・(3)
となる。ここに、MTDは対数平均温度差であり、MTD=(△1−△2)/log(△1/△2)で示される。なお、△1=T1−Tc、△2=T2−Tcである。
さらに、これらの関係から、各空調機の「運転効率」は、図9を参照して以下のステップにより求めることができる。まず該当する空調機のKA値を(3)式により演算する(ステップS401)。さらに(1)式により能力係数Rを求める(ステップ402)。次に、求めたRの値から当該空調機の経年等を考慮したCOP特性曲線(R=R(t))を特定する(ステップS403)(図7参照)。さらに、特定COP特性曲線上の室外機周辺温度(To)に対応する点のCOP値C(t)を求める。この値が当該空調機の運転効率ということになる(ステップS404)。上記ステップの演算を各空調機について行い、COP値の最も高いものを優先空調機として選択する(ステップS405)。このようにして選択した優先空調機に対して運転指示又は出力を上げて運転することを指示する(ステップS406)。
上記において、優先空調機の設定を所定の時間ごと、又は前記優先空調機以外の空調機が運転開始温度条件に至ったときごと、に更新することができる(請求項3)。
室外機熱交換器の劣化は日々進行し、また、室外機設置場所の温度条件は日射条件、周囲の室外機の運転状態等により刻々変化するため、優先空調機の設定を一定期間ごとに行うことにより、最新の情報に基づいて優先空調機の選定が可能となり、省エネルギー効果の一層の向上を図ることができる。
また、このときに用いる値、特に室外機周辺温度は短時間で変動する可能性があるものであるから、過渡的な値を計算に用いることを避けるため、所定時間内(例えば前10分間)の計測値の平均を用いて更新して行くことにより、精度を向上させても良い。
この場合、各空調ゾーンが空調機の負荷率が高負荷でなく、かつ、各空調機の負荷分担に大きな偏りがないときに限り、前記優先運転制御を指示することができる(請求項4)。
空調ゾーン全体の空調負荷が過大のときに優先運転制御を行うと、目的の空調効果が得られない危険性(リスク)がある。本発明では、このようなリスクを回避するため、空調負荷が過大のときは優先運転制御を行わないものである。この判断は、空調機群のその時点における稼働率により行う。例えば、圧縮機稼働率の5割以上で「高負荷状態」と規定したとき、各々の圧縮機の運転状態が、A1:0%、A2:20%、A3:70%、A4:100%である場合には、高負荷であると判定することができる。
さらに、空調ゾーン内の負荷が偏在している場合には、たとえ空調機の顕熱量の総和が空調ゾーン全体の空調負荷に対して充足していても、局所的な高温を抑制できないことが想定され得る。このようなリスクを回避するため、空調ゾーン内の負荷の偏りの有無を圧縮機の稼働率の分散値を算出することにより評価する。例えば、圧縮機稼働率(=(実負荷/定格出力)×100(%))の分散値が2000以上を「負荷偏在状態」と設定したとき、各々の圧縮機の運転状態が、A1:0%、A2:5%、A3:10%、A4:95%、A5:100%である場合には、稼働率の平均値は42%となり、前記負荷率の基準では「高負荷状態」とは判定されないが、分散値は2066となり負荷偏在状態であると判定することができる。
空調負荷過大又は負荷分担偏りの判断は、上述した圧縮機等の稼働率に基づくものに限定されない。例えば、各空調機内部、周囲等の計測温度に基づいて判断することも可能である。
さらに、優先運転制御開始から所定の時間経過後も、前記一の空調機の運転開始温度条件が継続しているときは、前記一の空調機に対しても運転開始又は運転継続指示することができる(請求項5)。
優先空調機のみの運転では負荷を処理できないと判断した場合に、両方の空調機を運転状態とすることにより、高空調負荷への対応を容易とするものである。
さらに、運転開始又は運転継続指示が連続して所定の回数以上発生又は所定の時間以上継続したときは、当該空調機を優先空調機から除外し、かつ、優先運転制御を解除することができる(請求項6)。
これにより、当該優先空調機の運転では対応できないと判断されるときは、優先運転制御を取り止めることができる。
さらに、優先空調機でない空調機と優先空調機が並行運転している場合において、優先空調機が運転解除条件になったときは、運転解除指示を行うべき空調機を適切に選定するために、再度優先空調機の選定を行い、優先順位の低い空調機に対し停止指示を行うことができる(請求項7)。
上述のように、優先空調機の選定は、空調機の型式、室外機の劣化度、及び室外機の吸込み温度をパラメータにしたCOP計算値から行っている。一方、室外機の吸込み温度は、日射条件や、室外機設置場所の気流状況により動的に変化(例えば、近傍の室外機が運転を開始したために温度環境が悪化する等)するため、運転開始時には優先空調機となるべき条件を満たしていた空調機が、運転解除時には優先空調機としての条件を満たしていないことがある。本発明は、不適切な優先空調機による優先運転制御の継続を排除するために、空調負荷の緩和を契機として優先空調機を選定し直すものである。
さらに、一の空調機が運転開始条件に至らないときであっても、空調ゾーン内の特定位置の温度が所定の値を超えたときは、前記優先空調機以外の一又は複数の空調機に対して運転開始指示することができる(請求項8)。
機械室空調等の場合で、特に温度条件の厳しい機器等がある場合に、その対象物を空調(冷却)することができる。
さらに、いずれかの空調機又は当該空調機の所定の構成部の累積運転時間が所定の値を超えたときは、当該優先空調機を優先空調機対象から除外し、新たに優先空調機の設定を行うことができる(請求項9)。
特定の空調機のみが常に優先空調機に選定される状態が続くと、他の空調機と比較して当該空調機の劣化進行が著しくなる。本発明によれば、各空調機の耐用年数平均化を図ることができる。ここに、耐用年数を平均化すべき「所定の構成部」としては、運転時間により磨耗劣化が進行する室内外機のファンや、圧縮機などが挙げられる。
さらに、優先空調機から除外すべき空調機が、前記空調機ゾーン内に設置されている空調機総数に対して所定の割合を超えたときは、優先運転制御を解除することができる(請求項10)。
優先空調機として選定可能な空調機が限定されると、本来の優先空調機の利益である省エネルギー性を十分に奏効できなくなるばかりでなく、却ってエネルギー効率を悪化させてしまうことが考えられるため、このような状況下での優先運転制御を行うことを制限するためのものである。
さらに、優先順位を定めた複数の優先空調機を設定し、優先運転制御開始時は、優先順位が上位の空調機から順次、運転指示するとともに、優先運転制御解除時は、優先順位が下位の空調機から順次、運転停止指示することができる(請求項11)。
優先空調機を複数設定することにより、空調負荷に対応できないリスクの回避及び耐久性・信頼性向上の両立を図ることができる。
上記各発明によれば、室全体の負荷を一部の運転効率の優れた空調機を積極的に稼働させ、当該空調機に定格能力に近い状態で負担させることにより、あるいは効率に劣った空調機への運転指令を消極的にすることにより、空調機群としての省エネルギー性を向上させることが可能となる。
以下、本発明に係る空調機の空水冷運転制御方法の各実施形態について、図1乃至3を参照してさらに詳細に説明する。なお、本発明の範囲は特許請求の範囲記載のものであって、以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。
(第一の実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る空調システム1を示す図である。図2は、優先空調機の選定フローを示す図である。図3は、空調機A1の通常運転制御から優先運転制御への遷移フローを示す図である。図4は、優先空調機A4の優先運転制御からの解除フローを示す図である。図5は、優先空調機選定の概念を示す図である。図10は、制御用コンピュータ3の空調制御部3aの詳細を示すブロック構成図である。
図1を参照して、空調システム1は、空調対象の部屋(ゾーン)2内に4台の空調機A1〜A4を備えている。それぞれの空調機の室内機側には温度センサS1〜S4が、また室外機側には温度センサS5〜S8が接続されており、それぞれの計測温度T1〜T4及びT5〜T8を計測して、運転制御を司る制御用コンピュータ3に送信するように構成されている。
さらに図10を参照して、制御用コンピュータ3の空調制御部3aは図示しないCPU、ROM、RAM等を備え、同図に示す各機能を有する。同図において、A部はデータベースであり、当該データベースを記憶手段として運転効率テーブル21、優先空調機テーブル23、COP特性曲線テーブル25、負荷状態テーブル27、負荷分担状況テーブル29、運転指示回数テーブル31、上限運転時間テーブル33を格納する。なお、ここではデータベースとして例示したが、数値データを体系的に記憶し、読出しが可能であれば足りる。
また、B部は演算処理を行う演算部であり、効率偏差演算手段51、室外機劣化度演算手段53、運転効率演算手段55、負荷率演算手段57、空調負荷分散値演算手段59が設けられている。
さらに、運転指示及び計測データ取得などの他の機能としてC部があり、運転指示手段81、計測温度取得手段83、経過時間計測手段85、累積運転時間取得手段87が設けられている。
各空調機の仕様(機種、性能、設置条件)は表1の通りである。制御用コンピュータ3のデータベースには、機種X及びYに関して、図7と同様の能力係数RをパラメータとしたCOP特性曲線テーブル25が格納されている。
Figure 2008057818
次に、図2をも参照して優先空調機の選定フローについて説明する。まず、i=1として空調機A1の能力係数R1を、上述の(1)式乃至(3)式により求める(ステップS101、S102)。次いで、機種XのCOP特性テーブル及び空調機A1の能力係数R1に基づいて、空調機A1のCOP特性曲線を特定する(ステップS103)。さらに、特定したCOP特性曲線の室外機周辺温度T5に対応する点のCOP値を求める(ステップS104)。この値が空調機A1の運転効率C1となる。この操作を他の空調機についても行う(ステップS105、S106)。結果を図示すると図5のようになる。全ての空調機の運転効率C1乃至C4が定まったら、次に優先空調機の選定を行う(ステップS107)。図7に示すように、ここでは、COP値の最も高いA4が優先空調機として選定されることになる。
(優先運転制御への遷移フロー)
次に、図3を参照して、空調機A1を例に、通常運転制御から優先運転制御への遷移フローについて説明する。初期状態で空調機A1は運転停止状態にあり(ステップS201)、かつ、温度センサS1の温度が優先運転制御開始温度TH以上にあるものとする(ステップS202)。次いで、空調機Aが優先空調機であるか否かが判定される(ステップS203)。該当する場合は空調機Aが優先空調機として選定され、空調機Aに運転開始指示が出される(ステップS209)。該当しない場合は、次に同一空調ゾーンに優先空調機が存在するか否かが判定される(ステップS204)。優先空調機が存在する場合には、その空調機が本制御の対象となる。ここでは、空調機A4がこれに該当するものとする(ステップS205)。
次に、当該ゾーンの負荷状況が正常であるか否かが判定される(ステップS206)。このステップは、室全体の負荷が大きい、あるいは特定箇所に負荷が集中しているときには優先運転を行わないためのものであり、空調機群のその時点における稼働率及び負荷の分散値で判断する。当該ゾーン内が高負荷状態あるいは負荷に大きな偏りがあると判定したときは、優先運転制御は行われず、通常の運転制御となる(ステップS209)。高負荷状態でない判定したときは、次に優先空調機A4が定格能力以上で運転中であるか否かが判定される(ステップS207)。該当する場合は、空調機A4の能力に余裕がないと判定し、空調機A1に運転開始指示が出される(ステップS209)。定格能力以下の場合には、空調機A4に対して運転開始指示、又は出力を上げて運転するよう指示が出される(ステップS208)。以上により、優先運転制御への遷移フローが終了する。
(優先運転制御解除フロー)
次に、図4を参照して、上述の遷移フローに従い優先空調機A4が定格運転を行っている状態からの解除フローについて説明する。定格運転空調機A1は優先空調機A4に運転を譲り、運転待機状態にあるものとする(ステップS301)。初期状態においてj=0とする(ステップS302)。ここに、jは優先空調機の運転のみでは室内温度上昇が続く場合に加算される数字であり、室内設定温度に維持できないリスクや、特定の空調機に優先運転が集中するリスクの回避を図るためのものである(詳細は後述する)。さらに制御インターバルのためのタイマーリセット(τ=0)が行われる(ステップS303)。
優先運転制御により一定時間(τ1)経過後(ステップS304)、温度センサS1の温度T1が運転開始温度THから下がったか否かが判定される(ステップS305)。該当するときは、さらに運転解除温度TL以下になったか否かが判定される(ステップS306)。T1≦TLのときは空調機A4の優先運転制御が解除され(ステップS314)、空調機A1は通常の温度制御に戻る。TH>T1>TLのときは(ステップS306においてNO)、次の制御インターバルまでその状態で運転が行われる。
T1>THのときは、空調機A1に対して運転開始指示が出される(ステップS307)。当該運転指示により空調機A1、空調機A4が並行して運転する状態となり、TH>T1となるまで、この並行運転状態を継続する。並行運転後、TH>T1となった場合、空調機A1と空調機A4のどちらの運転を解除すべきかを判定することになる。まず、リスク回避カウントが加算(j=j+1)される(ステップS308)。次いで、リスク回避回数jが所定の閾値Mを超えたか否かが判定される(ステップS309)。閾値M以下のときは、優先空調機の再選定が行われ(ステップS310)、さらに空調機A4が依然として優先空調機であるか否かが判定される(ステップS311)。空調機A4を優先空調機とすべきでない状態に至っている場合には優先運転制御が解除され、通常の温度制御となる(ステップS314)。ステップS311において空調機A4が再度、優先空調機に選定された場合は、空調機A4に対して運転停止指示が出され(ステップS312)、上述のステップが繰り返し行われる。
ステップS309において閾値Mを超えているときは、空調機A4は空調機A1との関係において優先空調機の対象から除外される(ステップS313)。さらに優先運転制御が解除され、通常の温度制御となる(ステップS314)。
なお、本実施形態では空調機A1に関する優先運転制御を例示したが、空調機A2乃至A4についても独立に同様の優先運転制御を行っている。
また、本実施形態では空調機4台を例に制御する例を示したが、台数はこれに限定されない。
さらに、優先空調機を空調機A4のみとしたが、複数空調機を優先空調機として設定し、これらに優先順位をつけることにより制御する形態とすることもできる。この場合、COP値が一定範囲内にある空調機を同一グループとして扱うこととしてもよい。
(第二の実施形態)
図1は、本発明の他の実施形態に係る空調システム20を示す図である。本実施形態が第一の実施形態に係る空調システム1と異なる点は、空調システム1では温度センサS1〜S4がそれぞれの空調機の近傍に配置されているのに対して、空調システム20では各空調機を代表する温度センサS9が室内の冷房負荷(例えば通信機器類)22近傍に配置されていることである。その他の構成については第一の実施形態と同一であるので、説明を省略する。
制御についても、第一の実施形態では該当センサの温度T1〜T4に基づき図2,3の制御を行っているのに対して、本実施形態では温度センサS9における代表温度T9に基づいて図2,3と同様の制御を行うものである。これにより、通信機器類の温度上昇による故障リスク回避能力をより高めることができる。
本発明は、熱源種類、冷媒種類、空調方式等を問わず、圧縮式空調機を用いる空調システムに広く適用可能である。
第一の実施形態に係る空調システム1を示す図である。 優先空調機の選定フローを示す図である。 空調機A1の通常運転制御から優先運転制御への遷移フローを示す図である。 優先空調機A4の優先運転制御からの解除フローを示す図である。 優先空調機選定の概念を示す図である。 第二の実施形態に係る空調システム20を示す図である。 能力係数RをパラメータとしたCOP特性曲線を示す図である。 KA値を求める原理をモリエール線図(p−h線図)上で示す図である。 空調機の運転効率を求めるステップを示す図である。 制御用コンピュータ3の空調制御部3aの詳細を示すブロック構成図である。
符号の説明
1、20・・・・空調システム
2・・・・同一ゾーン(室内)
3・・・・制御用コンピュータ
22・・・・冷房負荷(通信機器)
A1〜A4・・・・空調機
S1〜S9・・・・温度センサ


Claims (11)

  1. 複数の空調機を有する空調ゾーンにおける空調システム運転制御方法であって、
    各空調機の運転効率を比較して、優先的に運転すべき優先空調機を予め設定するステップと、
    優先空調機以外の一の空調機が運転開始温度条件に至ったときに、当該一の空調機に対して運転開始指示せずに、非稼動の優先空調機に対して運転開始を指示、又は、稼動中の優先空調機に対して出力を上げて運転することを指示、するステップと(以下、優先運転制御という)、
    その後、当該一の空調機が運転停止温度条件に至ったときは優先運転制御を解除するステップと、
    を含むことを特徴とする空調システムの運転制御方法。
  2. 前記運転効率が、各空調機について室外機熱交換性能劣化度を考慮したCOP特性曲線と、室外機設置場所の温度条件と、に基づいて求めた当該空調機の運転効率であることを特徴とする請求項1に記載の空調システムの運転制御方法。
  3. 前記優先空調機の設定を、所定の時間ごと、又は前記優先空調機以外の空調機が運転開始温度条件に至ったときごと、に更新することを特徴とする請求項1又は2に記載の空調システムの運転制御方法。
  4. 各空調機の負荷率が高負荷でなく、かつ、各空調機の負荷分担に偏りがないときに限り、前記優先運転制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3に記載の空調システムの運転制御方法。
  5. 優先運転制御開始から所定の時間経過後も、前記一の空調機の運転開始温度条件が継続しているときは、前記一の空調機に対しても運転開始又は運転継続指示するするステップを含むことを特徴とする請求項1乃至4に記載の空調システムの運転制御方法。
  6. 請求項5において、前記一の空調機に対する運転開始又は運転継続指示が連続して所定の回数以上発生又は所定の時間以上継続したときは、当該空調機を優先空調機から除外し、又は前記一の空調機を優先運転制御対象から除外するとともに、優先運転制御を解除するするステップを含むことを特徴とする空調システムの運転制御方法。
  7. 請求項5において、さらに、前記一の空調機が運転解除条件になったときは、再度優先空調機の選定を行い、優先順位の低い空調機に対し停止指示を行うステップを含むことを特徴とする空調システムの運転制御方法。
  8. 請求項1において、前記一の空調機が運転開始条件に至らないときであっても、空調ゾーン内の特定位置の温度が所定の値を超えたときは、前記優先空調機以外の一又は複数の空調機に対して運転開始指示するステップを含むことを特徴とする空調システムの運転制御方法。
  9. いずれかの空調機又は当該空調機の所定の構成部の累積運転時間が所定の値を超えたときは、当該空調機を優先空調機対象から除外し、新たに優先空調機の設定を行うステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の空調システムの運転制御方法。
  10. 請求項9において、優先空調機から除外すべき空調機が、前記空調機ゾーン内に設置されている空調機総数に対して所定の割合を超えたときは、優先運転制御を解除するステップを含むことを特徴とする空調システムの運転制御方法。
  11. 優先順位を定めた複数の優先空調機を設定し、優先運転制御開始時は、優先順位が上位の空調機から順次、運転指示するとともに、優先運転制御解除時は、優先順位が下位の空調機から順次、運転停止指示するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の空調システムの運転制御方法。


JP2006233314A 2006-08-30 2006-08-30 空調システムの運転制御方法 Active JP4905939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006233314A JP4905939B2 (ja) 2006-08-30 2006-08-30 空調システムの運転制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006233314A JP4905939B2 (ja) 2006-08-30 2006-08-30 空調システムの運転制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008057818A true JP2008057818A (ja) 2008-03-13
JP4905939B2 JP4905939B2 (ja) 2012-03-28

Family

ID=39240786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006233314A Active JP4905939B2 (ja) 2006-08-30 2006-08-30 空調システムの運転制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4905939B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058660A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Hitachi Cable Ltd 冷水循環システム
JP2011064367A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Sumitomo Precision Prod Co Ltd 空調機制御システム
EP2314942A2 (en) 2009-10-21 2011-04-27 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus control device and refrigerating apparatus control device
JP2012193877A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Ntt Facilities Inc 空調機とデータ処理負荷分配の連係制御方法
JP2013137189A (ja) * 2013-02-25 2013-07-11 Mitsubishi Electric Corp 空気調和システム
JP2013221623A (ja) * 2012-04-12 2013-10-28 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
JP2014105888A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Ntt Facilities Inc 空調機
JP2015141014A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 三菱重工業株式会社 空調システム及びその制御方法
WO2016002008A1 (ja) * 2014-07-01 2016-01-07 三菱電機株式会社 空気調和システム
WO2016046948A1 (ja) * 2014-09-25 2016-03-31 三菱電機株式会社 制御装置、熱源機および冷凍サイクルシステム
WO2016199280A1 (ja) * 2015-06-11 2016-12-15 三菱電機株式会社 空気調和システム及び空気調和方法
WO2018163882A1 (ja) * 2017-03-06 2018-09-13 ダイキン工業株式会社 空調システム
WO2018186623A1 (en) * 2017-04-04 2018-10-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Air conditioner and method for controlling the same
JP2021081167A (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 中部電力株式会社 空調機のショートサーキット評価装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59183233A (ja) * 1983-04-04 1984-10-18 Osaka Gas Co Ltd 冷房/暖房装置の制御方式
JPH024146A (ja) * 1988-06-21 1990-01-09 Mitsubishi Electric Corp 空調用電力供給制御装置
JP2003166740A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置
JP2004178156A (ja) * 2002-11-26 2004-06-24 Yokogawa Electric Corp 運転計画決定支援システム
JP2005300016A (ja) * 2004-04-12 2005-10-27 Hitachi Ltd 空気調和システム
JP2006064254A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Ntt Power & Building Facilities Inc 空調機監視システム、および空調機監視方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59183233A (ja) * 1983-04-04 1984-10-18 Osaka Gas Co Ltd 冷房/暖房装置の制御方式
JPH024146A (ja) * 1988-06-21 1990-01-09 Mitsubishi Electric Corp 空調用電力供給制御装置
JP2003166740A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置
JP2004178156A (ja) * 2002-11-26 2004-06-24 Yokogawa Electric Corp 運転計画決定支援システム
JP2005300016A (ja) * 2004-04-12 2005-10-27 Hitachi Ltd 空気調和システム
JP2006064254A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Ntt Power & Building Facilities Inc 空調機監視システム、および空調機監視方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058660A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Hitachi Cable Ltd 冷水循環システム
JP2011064367A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Sumitomo Precision Prod Co Ltd 空調機制御システム
EP2314942A2 (en) 2009-10-21 2011-04-27 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus control device and refrigerating apparatus control device
US8655492B2 (en) 2009-10-21 2014-02-18 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus control device and refrigerating apparatus control device
JP2012193877A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Ntt Facilities Inc 空調機とデータ処理負荷分配の連係制御方法
JP2013221623A (ja) * 2012-04-12 2013-10-28 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
JP2014105888A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Ntt Facilities Inc 空調機
JP2013137189A (ja) * 2013-02-25 2013-07-11 Mitsubishi Electric Corp 空気調和システム
JP2015141014A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 三菱重工業株式会社 空調システム及びその制御方法
WO2015115444A1 (ja) * 2014-01-30 2015-08-06 三菱重工業株式会社 空調システム及びその制御方法
WO2016002008A1 (ja) * 2014-07-01 2016-01-07 三菱電機株式会社 空気調和システム
WO2016046948A1 (ja) * 2014-09-25 2016-03-31 三菱電機株式会社 制御装置、熱源機および冷凍サイクルシステム
WO2016199280A1 (ja) * 2015-06-11 2016-12-15 三菱電機株式会社 空気調和システム及び空気調和方法
WO2018163882A1 (ja) * 2017-03-06 2018-09-13 ダイキン工業株式会社 空調システム
JP2018146171A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 ダイキン工業株式会社 空調システム
WO2018186623A1 (en) * 2017-04-04 2018-10-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Air conditioner and method for controlling the same
CN108758903A (zh) * 2017-04-04 2018-11-06 三星电子株式会社 空调及其控制方法
US10955177B2 (en) 2017-04-04 2021-03-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Air conditioner and method for controlling the same
CN108758903B (zh) * 2017-04-04 2022-03-15 三星电子株式会社 空调及其控制方法
JP2021081167A (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 中部電力株式会社 空調機のショートサーキット評価装置
JP7412146B2 (ja) 2019-11-22 2024-01-12 中部電力株式会社 空調機のショートサーキット評価装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4905939B2 (ja) 2012-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4905939B2 (ja) 空調システムの運転制御方法
JP4980407B2 (ja) 空気調和機の制御装置、冷凍装置の制御装置
JP6072221B2 (ja) 空気調和システム
JP6433598B2 (ja) 空調システム
JP2009020640A (ja) 空調機の選定方法、選定装置および選定プログラム
JP6716238B2 (ja) 冷凍空調装置、制御装置、及びコンピュータプログラム
JP5312286B2 (ja) 空気調和機の制御装置、冷凍装置の制御装置
JP7490831B2 (ja) 空調システムの制御装置、制御方法、制御プログラムおよび空調システム
JP2004219063A (ja) マルチ空気調和機の運転方法
JP4693645B2 (ja) 空調システム
JP6676418B2 (ja) 空調機
JP2014149105A (ja) 空気調和機
EP1677058A2 (en) Method of controlling over-load cooling operation of air conditioner
JP2011144956A (ja) 空気調和機の制御装置
JP6105933B2 (ja) 直膨コイルを使用した空気調和機
JP5452284B2 (ja) 空気調和システム
JP6854896B2 (ja) 空気調和システム、空気調和装置、運転制御方法およびプログラム
JP2007093152A (ja) 空調機システム
JP5062555B2 (ja) 省エネ空調制御システム
JP6982146B2 (ja) 空調システムの制御装置、制御方法、制御プログラムおよび空調システム
JP6189578B2 (ja) 空調機の運転制御方法
JP6716024B2 (ja) 空気調和装置
JP6750980B2 (ja) 空調システムの制御装置、制御方法、制御プログラムおよび空調システム
JP5940608B2 (ja) 熱媒体循環システム
JP2010002081A (ja) 空調機およびその目標特性導出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120105

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4905939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250